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子供の時から魔法が使えたという  くろねこじょう |
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それから11（02/08/26） 今朝はまだ明けきらないころ、 窓をトントンたたく音がして目が覚めました。 黒猫嬢の手紙をくわえたMaojanでした。 いつも元気なMaojanですが、息を切らしています。 急ぎの手紙を休まず届けてくれたようです。 大好きなチョコレートを口の中に放り込んで、 私のベッドに入れてやりました。 Maojanの様子に気を取られながら、急いで封を開けたのです。 入っている写真を見て、思わず落としてしまいました。 指を食いちぎられるかと思ったのでございます。 そこには吸血ドラゴンらしき生き物が写っておりました。 もちろん写真ですから、こちらへ出てくることはございませんが、 何せ動いておりますから、気味の悪いものでございます。 黒猫嬢様は由緒ある魔女に指令を出して、 このドラゴンを捕獲するチームを組んでいるようでございますわ。 早く捕まえて、ヒマラヤの山奥にでも連れて行って欲しいものでございます。 とにかく由緒ある魔女様達が立ち上がってくださったのですから もう安心でございましょう。 そうしているうちに、Maojanが目を覚ましましたから、 背中に大きなドラゴンフルーツを背負わせて戻しました。 もちろんこれは美味しい果物ですわ。
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