子供の時から魔法が使えたという

黒 猫 嬢
くろねこじょう

それから21

Azuki Rossi chefが、
「G.Bが死んだって・・・、
吸血ドラゴンの牙にやられたのか。なんと惨い。」

黒猫嬢が続けて
「G.Bは、私をかばい、ヤツの盾になってくれた・・・」


「G.Bはヤツに噛まれながらも、
その時”今だ!”と、合図をくれたのです。」
「ヤツが憎いけど、急所は外しました。捕獲が目的だから仕方なく・・・」
「いつも一緒に狩りに出掛けた富士の頂上に、G.Bを埋めました。
忠実な相棒でした。」
と言うと、
しばらくは誰も声を発しませんでした。。

「可愛そうなG.B
でも大好きな黒猫嬢を救うことが出来て、本望でしたでしょうよ。」
と、
Tunaby嬢がハンカチで涙を拭いながら言ったのでございます。
Rozeおばさんが泣きながら鼻をすする音が響きました。
Azuki Rossi chefが
「泣き虫コリーが聞いたら、大泣きだぞ。」と言うと、
「ではそろそろコリーの料理を戴きましょう。」
Azuki Rossi chefが、パチンと指を鳴らすと、
テーブル一面にご馳走が並び、良い香りが漂い始めたのでございます。

シェフが、
「ほほう、コリーはまた腕を上げたね。さあ、みなさん戴きましょう。」

「まあ、このラグーソース、美味しいわぁ。コリー・・」

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Ms.Koryu
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