弥七沢ノ頭956m ’6/04/16(日) 弱い雨→曇り→晴れ 4名 Kさん、Sさん、Yさん、しんご
指導標は全く無い領域です。 踏み跡も薄く、複雑な地形なので地図読みが必要です。
痩せ尾根、急登かなり険しい所あります。迷ったらその日のうちに帰れなくなる可能性があります。
土曜日は、まあまあの天気だったのだが、交通安全週間の終了日だった為、町会のテント撤収をしなくてはならず、
日曜日の降雨確立が60→80→70%と芳しくなかったのだが、9時に3mm、12時に1mmの降雨量と予測し、
午後は止むと見て決行。
新松田8:10発西丹沢行きバスは、ざっと25,6名の乗車で空席あり。
この時期にしては珍しく少ないなどといっている声がしたが、小雨が降っているのだから当然だ。
浅瀬入口か細川橋で10名ほど降りたあと、・669を経て屏風岩山に向かう十数名がハイツ・アンド・ヴィラ中川で降りると、
車内は我々4名のみになった。
9:16 箒沢で下車。1100円。 小雨はカッパを着ないで済む程度だ。
道路の右側がコテージキャンプ場の駐車場。その右を下って行き吊橋で対岸に渡る。
右に下って行くと林道は小さな沢を渡り左折して上がっていく。
ゲートと管理棟があり、その先100mほどで左にカーブする手前辺りで、右の尾根に取り付く薄い踏み跡が見える。
9:33 身支度を終え取付く。金網沿いの藪っぽい所は直ぐに終わり、痩せ尾根の急登になる。
薄いピンク色のミツバツツジが綺麗だ。 あるとしても鹿の足跡しか踏み跡は無い。
10:30 ・762の長い頂稜の端に着く。この先、テープが幾つかある。
これは、中川温泉の北の・604の方への分岐を示すものなのだろうか。
10:33 どうやら此処が ・762らしい。直ぐ先の一段下がった所から左(南西)に薄い道形が見える。
コンパスで方向を定めて歩き出す。
頂稜の端で尾根が二分する所では、左の弥七沢ノ頭との鞍部を目指す。(道なりだと、右に誤って進みがちと思われる。)
鞍部の先で振り返ると箒沢の集落の全貌が見える。
急登では鹿の足跡があったので、これを少し追って上がったりした。
さすがに鹿も直登をせず、ジグザグに上がっている。
山頂に近くなると少し道形がみえるようになり、赤テープになにやら書いた私標などもあった。
この大きな石は、こちらに下る場合の目印になるかな。
弥七沢ノ頭の広い山頂。なかなか良い感じである。
11:42太い倒木の上にシートを敷き、腰掛けて昼食。12:22
南に向かって出発する。10分ほどで、ちょっと足場の悪い下りがあった。
行く手の方向を見定める必要のある箇所が幾つかあって意外に時間がかかる。
13:34 ようやく・845に着く。
13:44 大杉山の肩に着く。 三角点はここから100m南だ。
馬草山への鞍部に降りる枝尾根へのルートを見つけるのは、なかなか難しいのだ。
大杉山 861.1m三角点で、Kさん、Sさんが標石がまさしく南を向いているのを確認。
標石の上の十字の溝の上にステッキをかざし、進むべき西に向ける。
その方向にある出来るだけ遠くの樹を目標に 、西に植林の中を約100m進む。
約2ヶ月前、2月11日に来た時には無かった、道形がうっすらとついている感じだ。
正面に、ヤブの生えた沢の源頭部が見えたので、少し左に回り込んで、コンパスの西を確かめながら下る。
少しずつ恐る恐る下って行くと、急坂の先に左の浅い谷の植林地の右側に細尾根が見つかる。その右は深い崖で沢だ。
OK、これが目標の枝尾根だ。
枝尾根を下って行くと、左の沢の方に桜とミツマタの群落が見えた。
謎の小石のケルンのある小ピークは通り過ぎる。
ケルンは左の棚沢をツメテ上がって来た沢屋さんの記念碑らしい。
右は崖だから、ここの左の枝尾根を下ってしまうハイカーが多かったと思うが、登り返して来る以外に手がない道だ。
3.40m先の水源の森林048の標柱のある小ピーク。
ここで左折して細い尾根を下る。 (大杉山〜鞍部にかけての4倍図は こちら 20kb )
右手の広い斜面の中に黄色や白のテープが見えるが、そちらは先が崖になっているから踏み込んではいけない。
1月31日の17名道迷い騒ぎの後に付けられた数多くのピンクテープは大分色が薄れている。
急傾斜でロープの張られた所があるが、今日の状況では、頼らなくても下れる。
2本目のロープの終わった所から先を右前方に進む。(3本目のロープを降りた所から右進んでも良い。)
赤帽をかぶった水源の森林044の白い標柱が見える方に行くのだ。
(尾根をそのまま直進すると険しい下りで3本目のループがある。それを降りて右折してもよい。
三本目のロープを降りて左は深く抉れた沢であるから、一つ手前の小ピークから左に下った棚沢の上部から此処には来れない。)
以前、崖から落ちた人があったそうだから、あまり右に寄らないほうが良い。
右の崖縁に立つ樹に黄色テープが巻かれているので、途中の斜面の黄色テープもハイカーのつけた物ではないようだ。
無事に正しい方向に進めば、馬草山との鞍部の道になる。
この先ミツマタの群落がそこかしこにある。
馬草山の右肩を廻り込んだ所から、ミツマタの群落の中を直登して尾根の上に乗り右の山頂に向かう。
馬草山のテープの文字は赤い色のものに変わっていた。
馬草山山頂からは、ミツマタの群落の中を通って踏み跡の無い所から作業道に合流し、左に下った。
15:35 最後に小沢を越えて鹿柵の扉を抜けて蒼の山荘オートキャンプ場に無事降り立つ。
タクシーを呼び、谷峨駅へ。4010円。
新松田8:10⇒箒沢9:16→向沢堰堤9:33→10:33・762→11:42弥七沢ノ頭12:22→
13:34 ・845→13:44 大杉山13:58→15:02馬草山→15:35蒼の山荘オートキャンプ場
本日の歩数 16200歩 ルートは こちら 90kb
2006年2月11日の
玄倉→戸沢ノ頭→大杉山→馬草山→中川温泉の記事は こちら
2004/04/01の
中川橋-戸沢ノ頭880m-・大杉山861.m-ヤブ沢ノ頭1210mの記事は こちら