廃線を復活させて延伸した可部線の終着駅、あき亀山の駅舎
 一旦廃止された鉄路を復活させて延伸開業を実現したことで大きな話題を呼んだ可部線。その延伸区間の終着駅となっているのが、あき亀山である。

 安佐北区の市街地を抜けて急にローカルな風景に変貌した路線の先に綺麗に整備された駅構内、あき亀山は県営住宅の跡地に造成されたこともあって、1面2線の狭いホームの他にも数本の側線が設けられている。

 開業したばかりのため、今のところ駅前はロータリーしかないが、将来的には病院が建設される計画が持ち上がっており、病院完成後の駅の使われ方が注目される。

 延伸開業の終着駅で、青春18きっぷシーズンということもあり、乗りつぶして駅舎の撮影をするファンもちらほら確認することができた。また、あき亀山の先からは三段峡方面へと廃線の跡が伸びているが、駅との間は道路で遮られている。地元住民の熱意によって、あき亀山まで廃線を復活させたものの、そこから先へと再び線路を伸ばすのは難しいと感じた。

                                                      (2017.3.25)

あき亀山のエンドレール。廃線を復活したといっても、これはほんの一部分だけである。
あき亀山は団地の跡地を利用しただけに広い構内をもつ
Aki-Kameyama
あき亀山から三段峡方面へ伸びる廃線跡。ここから伸びることはなさそうだ。
あき亀山の駅入口。きれいな駅舎でも通路を見ると無人駅であることが分かる。


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あき亀山