しの・なお通信 (ご本人からのメッセージ集)



2004年 6月12日

私の大好きなもの。それはパン。
お店のパンもおいしいけれど、やっぱり自分で焼くパンは最高においしい!そんなわけで、今も天然酵母のパン教室とNYスタイルのパン教室に通っています。

実は私はパン教室にもかなりこだわりがあって、いくつものパン教室に通ったり体験参加したりして「ここだ!」と選んだのがこの2つのお教室。正直言って手作りでもなかなか本当のパンの美味しさを教えてくれるお教室って少ないんです。こんな忙しい世の中のせいか、味よりも「手軽、簡単、短時間に焼けるパン」みたいなのがどうも受けるようで、それはそれでいいんだけれど、私としてはどうせ手作りするならお店では決して買えない美味しいパンを焼きたい!って思っていたんですね。

で、残ったのが今通っている2つのお教室。どちらのお教室も先生が本当にパンが好きで、パンを焼くこと、焼く時間をすごく大切にしている。だから時間もそれなりにかかるけれど、焼きあがったパンは本当においしい。それに行くだびに本当に大切にしなければならないものを再確認させてくれる貴重な時間を過ごせるお教室なのです。

パンって本当に不思議。
同じ人が同じ材料で同じ方法で同じ環境で焼いても毎回パンの味や出来って違うんです。つまり同じパンは2度と焼けないということ。その時その時に焼けるパンが唯一であって、もう一生かけてもそのパンと全く同じパンにはめぐり会うことが出来ない。なーんて言うと大げさだけれど、だからこそ焼きあがったパンは多少失敗してもなんだかとってもいとおしいんですよね〜。よくパンって我が子のようだって言うけれど確かにそうかもしれません。

気持ちを込めて丁寧にゆったりとした優しい気持ちで焼いたパンはとてもおいしい。逆に焦ったりイライラしたり落ち込んだ気持ちのときのパンはあまりおいしくないんですよね・・・。
だから人間もきっと同じ。
私も明日花の為にいつもゆったりゆっくり優しい気持ちでいようと、毎回パンを焼くたびに気持ちを新たにするのでした。


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「しのなお通信」2004年 6月 4日号


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