はむが快適で健康に暮らせるために。
*温度は18℃〜28℃(飼育書によって誤差がある総合するとこうなる)、
この範囲内であったとしても、急激で大幅な温度変化もよくない。
(特に、ベビィが生まれたときは24℃くらいに保つ。毛がないので低温はダメ。)
湿度は40%〜70%(〃)、湿気が嫌い、できる限りからっとしていた方がよい。
*はむは夜行性の生き物。活動する夜間は、きちんと暗くしてあげる。
夜も明るかったり(昼間暗いのもよくない)すると、ホルモンの異常などが起きる。
半日明るくて、半日暗い環境を整える。
*おうち
(水槽型のもの、底とかぶせる部分に分かれるプラスティックのもの、
衣装ケースで手作りのものなどがおすすめ)
床材はできる限り乾いた清潔な状態にしたい。
週に一度は全部交換、毎日一度はぬれた部分、汚れた部分を交換。
広葉樹のもの、紙がおすすめ。
はむの目や鼻、口、頬袋・・・などを傷つけそうなもの、足や爪に絡まりそうなものは避けた方が賢明。
*おうちの中のもの
ごはん入れ、給水ボトル、トイレは毎日洗う。
(たまに、ごはん入れを使わないで、ごはんをあげるのもおもしろいらしいよ。
おうちのあっちこっちにおいて、宝さがしみたいにすると、はむが楽しいらしい。)
回し車や巣箱も汚れたらこまめに洗う。
*おうちとおうちの中のものは、月に一度は全部きれいに洗って熱湯消毒や日光消毒
(すすぎに気をつけて薬品消毒も可、ミルトンなんかが使えるらしい)をする。
*砂のお風呂(兼トイレ)
はむは砂浴びが大好き。うちはトイレと兼用なので、毎日うれしそうに砂浴びをしている。
交換したときに、新しい砂でころころしゃしゃしゃ〜っとやる。おしっこした後はトイレに変わる。
はむは、おしっこで湿った砂を浴びる気にはならない。さらさらのきれいな乾いた砂が大好き。
(2つ置いてみたこともあるけど、はむに使い分けは(当たり前か)できないようだ)
トイレ用の固まる砂は、食べちゃう(食べ物にくっついたり、おしっこの後おしりについたのをなめたり)と、
お腹の中で固まってつまってしまう危険があるので、使わない方が賢明。
(トイレ用の砂で砂浴びはしないみたいだし)
☆なんにしても、はむに危険がありそうなものは、極力排除する。
ペット用品だからと安易に信用しない。
(床材の交換さえこまめにすれば、トイレなんてなくても本当はかまわない。)
*歯・爪は伸びすぎたら切る必要がある。
歯はとりあえず獣医さんに任せる(自分でできるようになることもある)。
歯が折れたり曲がったりする危険があるので、金網を噛んだりしないように注意。
爪は丸まって内側に向かって伸びてきたら伸びすぎ。ベビィはさみなどで(心配なら一度
獣医さんでやってもらって、覚えてこよう)。
*健康チェック
食欲、うんちの様子、おしっこの量、体重、体のさわり心地(ぽこっとしてるものがないかとか)、
毛の様子(はげ、つや、よごれ)、眼・鼻・歯・耳の異常、動き方・・・など、毎日観察する。
少しでも変だなーと思うことがあったら迷わずお医者に行くのが賢明。
*運動
野生の状態ではものすごい運動量らしい。体のしくみがそれに見合ってできているので、
運動できる環境を作ってあげないと肥満になりやすい。回し車が手軽。
お散歩は危険が取り除けるか、定期的にさせてやれるか検討してから。
*食べ物・水
毎日新鮮なものをあげる。
ペットの食べ物は人間の食べ物より規制がゆるいらしい。
原料、保存料、着色料などにも気をつけたい。
主食のペレットはニッパイやオリエンタルのペレットのような、
かわいげのないのの方が自然。 副食の野菜や果物は新鮮なものを
(晩ごはん用のを少し取り分けてあげればいいよね)。
穀物類も人間用のもの(お米に混ぜて炊く雑穀とか)を利用したい。
たんぱく質も豆腐、ゆで卵の白身、ゆで肉など、
人間用のちゃんとしたものを処理すれば安心。
ミルワームは(ちょっとウネウネでなんだけど)はむの楽しみのためにも、
たまーにあげてみる。
一日の食事量は体重の一割程度といわれているが、
ハムの食べる量や体重を観察して調整する。