天国に一番近い男〜2時間スペシャル〜


セリフチェック:由里子   
想い出の名シーン
 シーン1〜6
 その他のシーン: シーン7〜14 シーン15〜ラスト
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★シーン1★ 〜MONOカンパニーオフィス内〜
 四郎  (電話で)「はい、MONOカンパニーですが・・・はい、いつもお世話になっています。はい・・・そうですか。分かりました。よろしくお願いします・・・。失礼します。」  
 サトル (四郎の方にやってきて) 「四郎君、会議室に集合な!」
 麻人  「あれ?大和田部長は?」
 サトル 「部長じゃなくて、課長だろ?!」

★シーン2★ 〜会議室〜
結城社長から通販雑誌の廃刊の危機を告げられ、皆そう然としている。 
 小春  「それじゃあ、みんなバラバラに?!」
 麻人  「せっかくここまでやってきたのに。サトルさん!」
深刻そうな表情のサトルの顔のアップ。(セリフはなし)

★シーン3★ 〜テロップで 1999年9月22日 水曜日 〜
MONOカンパニーオフィス内。四郎と天童が、社員のみんなにヒカルを紹介する。うつむきがちなヒカル。そこへ大和田が入ってきて、テレビのスイッチを入れると、「ザ・ビック対談!」の番組 がちょうどオンエア中で、アメリカのマイクロ・プラネット社のリック社長と一緒に、結城社長も出演している。(サトルが部屋に入ってきながら)  
 サトル 「大学の時の友達が、テレビ局にいるんですよ。
でも大変でしたよ。お父様をゲストにねじ込むの・・・。」  
 大和田  「さすが、サトルぼっちゃまだ! もう社長交代した方がいいですね !」
 サトル 「でも、こんな事で契約取れれば楽なんですけど・・・。」          
結城社長と同じく番組に出演している通販レディースの社長 の春子、専務の夏子、常務の秋子が紹介され、3姉妹は突然着ていた服を脱ぎ、水着姿となり、場はおおいに盛り上がる。プラネット社の商品「ミスタートランスレーター」の独占販 売権は、断然通販レディース側が有利に。
 鮫島  「もっていかれたなァ。」
 麻人  「ああこれで廃刊決定だ!」          
結城社長が突然「うちも水泳はすごいですよ!」と言った事 が発端で、通販レディースチームと、自由型200メートルリレーで、 販売権を賭けて対戦する事になる。

★シーン4★ 〜MONOカンパニー社長室〜
 結城社長 「すまん!このとおりだ。」(頭を下げる)
ソファーには、鮫島、サトル、麻人、四郎の4人が黒いビキニの水着姿で座っている。ロンパン姿の大和田が社長に近ずき・・・  
 大和田  「社長、柔道の時は奇跡なんですよ! あんな事はもう起きないの。分かるー?! ねえ?」
 結城社長  「うるさい!!」
 大和田  「逆ギレはいりやがった、、、、。」
 鮫島  「もううちはどっちにしたって廃刊なんでしょ?!」
 麻人  「でも、社長の気持ち分かるなあ。最後の意地だけ見せたかったんでし ょ?社長?!」  
 結城社長  「いや、本気で勝って欲しいんだ。」
 麻人  「ばかじゃないの?!」  
 サトル 「そんな人の父親つかまえて、、、。」
 結城社長  「サトルは分かってくれるよね?!」
 サトル 「ばかじゃないの?!」
 結城社長  「サ、サトル?!」
 四郎  「水泳大会で負けたら、即廃刊。笑顔取り戻せなかったら、即死亡か・・・。」
 麻人  「なにブツブツ言ってんの、四郎?」
 四郎 「ん? いえ、いや・・・。」
 結城社長  「中津川君は、どうだい? 水泳の経験は?」
 麻人  「僕? 僕は中学迄やってたんで、少しは・・・。」  
 結城社長  「おっ! そう!」
 大和田  「なんだァ俺だけかと思って黙ってたけど、社長!実は私もですね・・・。」  
 結城社長  「サトルも高校の記録持ってたよね?!」
 サトル 「はい、でも最近はやっていないんで・・・。」
 鮫島 「ああ、そうなんだ・・・。」
 結城社長 「ああ、そうなんだって、で、まさか君?!」  
 鮫島 「ああ、俺も栃木のトビウオってね」  
 一同 「ええー!」 皆期待を込めたように  
 鮫島  「言われそうになった・・・。」 一同がっくりする。
 結城社長  「え? どっちなんだよ!! 君は!!ホントにもう微妙だねェ。・・・あらァいい体してるわ。甘粕君、」
 四郎  「はい?」
 結城社長  「君はどうだい?」
 四郎  「いや、僕は福岡ですから・・・。」
 麻人  「イヤッ、そうだよ! 四郎福岡じゃん!」
 四郎  「海があって・・・」
 麻人  「うお!」  
 サトル 「そりゃ、すごいな。」 2人同時に喋る
 四郎  「毎日・・・」
 一同  「うお!」
 四郎  「見ていましたよ。水泳部の練習は。」 一同がっくり
 大和田  「見てないでやれよ!今日の日のために!」
ドアをノックする音。女性社員が入ってきて、男子社員の水着姿を見て、ちょっとふき出 しながら  
 女性社員  「失礼します、社長。 あの・・・君島社長達が・・・。」

★シーン5★ 〜MONOカンパニーオフィス内〜
君島3姉妹が帰った後で、赤と白のトレーニングウェア姿の4人と大和田に向かって  
 結城社長  「水泳部! ちょっと集まれ!」
 大和田  「なんだよ?水泳部って」       
 結城社長  社長、パンパンと手をたたいて「早くしろ!今からな、合宿に行かしてやる!」
 大和田  「なんだ?行かしてやるって?!」
 結城社長  「うるさい!つべこべ言わずに行ってこいよ! えッ!それじゃあみんな仕事に戻ろう。」  

★シーン6★ 〜セミの鳴く声。合宿先のプールへと向かう四郎と大和田。小学校のグランドを歩きながら 〜
 四郎  「え?」
 大和田  「なんだよ!合宿って小学校のプールかよ!何考えてんだよ、あのタコ社長!!」
 四郎  「泊まるのは近くの保養所です。」
 大和田  「絶対偉くなって、いつか結城に靴舐めさせてやる!フン!おい!!」  
 四郎  「はい?」
 大和田  「トレーニングだ!!」
 四郎  「あ、はい!」       
突然、プールの方から誰かの飛び込む音が聞こえてくる。慌てて音のする方へと行ってみると、そこには1人で練習をしているサトルの姿。1人で黙々と泳ぐサトルを見て  
 四郎  「サトルさん、、、。」
 大和田  「えらいなあ。」  
 四郎  「ええ。」
 大和田  「よし、俺もがんばるぞー!サトルぼっちゃん!!」
金網のフェンスをよじ昇ろうとする  
 四郎  「課長!」
 大和田  「ムリだな。」
昇るのをやめ、1人でプールの方へと駆け出す。 2人に気ずき、泳ぐのを止めるサトル。
 サトル 「四郎くん!」
 四郎  「あ、あのサトルさん、あさっての試合、絶対勝ちましょうね!」
サトルつけていた水中メガメをはずしながら  
 サトル 「みんなは?」
 四郎  「あとから来ます。ヒカルちゃんも準備して来るって言ってました。」     
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