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エアコン修理(R12仕様)その2

05年の修理後しばらくは快調だったエアコンですが…その年の秋にはガス漏れを起こしました。不具合箇所はクーラーコンデンサです。
そしてディーラーに入庫し、保証の範囲内で補修しましたがやはりダメでした。原因は後述の通りです…
ですから思い切って大々的にオペることにしました…
060728_01.jpg 今回修理をお願いしたのは彩の国の熊谷市にある「中村電池」さんです。
Webでググった際にヒットしたので、どんなもんだろうと熟読してしまいました。
サイト内はごく普通(変にウデを自慢したりする部分がない、という意味です)でしたが、とても気になり直電してしまいました。
対応された方の丁寧な説明を聞き、ここに入庫しようと思いました。
今回の修理は「延命」ではなく「根治」です。
だからウデ前を気にしました。

デンソー指定代理店ですし、電気屋さんだからディーラーのような適当な説明・対応はないだろうと期待しての入庫です。
060728_02.jpg(別ウインドウで拡大表示) 見積もりの結果、いろんな部分が逝ってました(笑)

・クーラーコンデンサの接続部分からガス漏れ
・エバポレーターからガス漏れ
・エキスパンションバルブ死亡
・プレッシャースイッチ死亡
・低圧ホースと高圧ホースがヤバい
・レシーバータンクがダメ

…つまり配管と前回の修理部位以外はほぼ死亡!という結果でした。
これは交換した部品です。

(拡大写真あり・別ウインドウで表示・画像をクリックしてください)
060728_03.jpg(別ウインドウで拡大表示) これは修理後のクーラーコンデンサのレシーバータンク側接続部分です。
何でも前回の修理の際に、パッキンをとるために無理してマイナスドライバーでこじったような痕があり、それが致命傷とのことでした。
直し方は…匠の技らしく、詳しくは教えてもらえませんでした(笑)

(拡大写真あり・別ウインドウで表示・画像をクリックしてください)
060728_04.jpg(別ウインドウで拡大表示) エキスパンションバルブは助手席側にあります。
エバポレーターへ送る冷媒の圧力を調整する部品です。
デンソー製のエアコンの場合、レシーバータンクでの除湿能力により、寿命が左右されるとのことです。
今回の場合、冷却サイクル内に湿気が入り込み、ダメになったそうです。

(拡大写真あり・別ウインドウで表示・画像をクリックしてください)
前回の指摘どおり、クーラーコンデンサに端を発した不具合でしたが、その内容は想像とは違ったものでした。
クーラーコンデンサの口金にあるパッキンをはずす際の傷が原因でガス漏れし、その後に湿気が入り込み各部位をだめにしていったようです。そして経年劣化による消耗も駄目押ししたようです。

修理担当の方がおっしゃるには、81のクーラーコンデンサは丈夫だそうです。ただ交換の際にこういったトラブルやパッキンの不良があれば、接続部分から漏れるそうです。

またカーエアコンの低圧側・高圧側ホースは、車体からの振動の影響を考えてゴムホースにしているそうです。しかし金属パイプとの接続部分はカシメているので、その部位からの漏れが経年とともに発生するそうです。81なら(これまで未交換でしたら)たぶんヤバいです。
どうせガスを抜いて真空引きしてもらい、再充填してもらうなら、ある程度部品交換(or補修)したほうがいいと思います。

あとガス補充後にガス漏れを起こしたクルマに、ガスだけ充填は絶対だめです!コンプレッサーの潤滑油が一緒に抜けていますので、悲しい結末が待ってます。R12が残っているところに代替フロンの充填もよくないです。

ついでにもうひとつ、ガスリークストップ剤の充填は、最悪の結果を引き起こします。配管内で結晶化したリークストップ剤が、エキスパンションバルブなどを攻撃するためです。そして修理のために多額の費用を要するようです…
今回の修理をお願いした中村電池さんは、ここにリンクを貼らせていただきました(無断ですが…)
無断転載禁止!
http://www5d.biglobe.ne.jp/~pandarld/
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