敦煌空港 砂漠の中をバスで陽関に向かう。
彼方に湖が見えたが、それは蜃気楼だった。
現地の人は「砂漠」を「ゴビ」と「沙漠」の2種類に区別しているそうだ
「ゴビ」
「ゴビ」とはモンゴル語で「木の生えていない所」という意味。砂利の荒れた平坦な大地という地形を表す言葉。
「沙漠」
砂丘のあるところ。写真は「鳴沙山」
「鳴沙山」の夕暮れ。
オアシス「月牙泉」は三日月の形。
お行儀のよいラクダのお尻。(*^^*) 昔の陽関の復元工事中。陽関自体は800年前の洪水で消失した。当時は3万人の住む町で交易の拠点として繁栄していたという。漢詩のイメージから淋しい所を想像していたので意外。西に向かう人はこの陽関の街に滞在して大いに食べ遊び英気を養ったという。現在はそばのオアシスに少数民族が5千人居住。
陽関の石碑。
向こうに広がるのはタクラマカン砂漠。
「西の方陽関を出づれば故人無からん」という句が実感される広大さ。
この詞は「渭城曲」と呼ばれ、今の60歳以上の人は小学校で習い、歌ったそうだ。
「送元二使安西」、「涼州詞」の刻まれた石碑 馬を引いたおばさんや子供が15分千円で乗らないかと誘う。 前漢の時代のものがそのまま残ったのろし台。日干し煉瓦で出来ている。馬は1日100q、ラクダは40qしか進めない。のろしを使えば1600q離れた西安へ、情報を20時間くらいで伝えられたという。 「夜光杯」の工場にて。
便覧などでは左の形の物の写真が載っているが、2千年前は写真真ん中のような形で「樽(zon)」と呼ばれた。杯の2本の棒は、髭を分けるためのもの。手前に口を付けて飲む。
土産用のは2個セットで2000円程度である。二つの杯を合わせるとチーンといい音が鳴る。
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敦煌・西安のアルバム1
 
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