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Kalapana 1978.1.23 中野サンプラザ
この頃、サーフ・ロックなんて言葉があった。湘南あたりのサーファーが聞いていたのがはじまりで、次第に普通の人達に広まる。
流行に左右されず自分のライフスタイルにあった音楽を選ぶなんて、とっても素敵なこと。
カラパナもそんなサーファーたちに発見されたハワイのバンドだ。アメリカンロックをベースにファンク、ジャズそしてハワイのトラディショナル・ミュージックをmixしたサウンドは夏のビーチにぴったり。ヴォーカルハーモニーも素晴らしい。
この78年の初来日公演の一部が、後にリリースされた"In Concert"にも収録されている。
Billy Joel 1978.4.28 中野サンプラザ
78年のビリー・ジェエルの初来日公演。まだ日本ではブレイク直前で、東京と大阪だけ、それも各一日2回の全4公演のみ。
それでも多くのファンが来場。このチケットは立ち見、僕らは通路に座って見ていた。
前年に発表した"The Stranger"からのナンバーを中心に彼のベスト的な選曲。"Just The Way You Are"は今聞いても素直にいいと思える名曲。
このチケットは当日券なんだけど前売りはもっとデザインされてたのかな。
次の年79年に再来日した時は武道館でした。
The Crusaders 1978.3.16 中野サンプラザ
78年のアルバム"Images"のツアー。
ダイナミックなアプローチで洗練された"Free AS The Wind"と大ヒット・アルバム"Street Life"の間のこのアルバムは、地味な印象であまり評価されていない。
ラリー・カールトンに代わってビリー・ロジャースを加えた当時のクルセイダースのバンド形態としては最後のアルバムでありツアーでした。
The Brothers Johnson
1978.5.8 中野サンプラザ
クィンシー・プロデュースの完璧なレコードを聞かされていたファンとしては、ツアー・バンドとの演奏力の落差を感じざるをえないでしょう。
まぁ、あのメンツとくらべる方が酷というものだけど。
しかし、ルイス・ジョンソンのチョッパー・ベースは強力だった。
ものすごいテンションで観客を引っ張っていく。サンプラザはディスコ状態になってしまった。
全体がいわゆるソウルのショー的な流れで、こういうコンサートは僕は初めてだった。そういう意味でも行ってよかった。
Earl Klugh 1978.5.21 中野サンプラザ
アコースティック・ギター奏者、アール・クルーのコンサート。
アルバムはたしか“Heart Strings"の頃だと思う。最初の2枚は新鮮だったが、だんだんイージー・リスニング的になってきて、ヘンに落ち着いてしまった。
コンサートも可もなく不可もないといった感じ。この種の音楽は小さいスペースで聞くべきなんじゃないかな。日本ではいろんな事情があってできないのかもしれないが、そうするとだいぶ印象もかわってくるはず。
渡辺貞夫 1978.6.26 厚生年金
当時はTVコマーシャルにも出演していて、ナベサダさんは日本一有名なジャズメンなのではないでしょうか。
コンサートもその笑顔のようなアット・ホームな雰囲気の楽しいものだった。
そういえば、そのころFM東京で「マイ・ディア・ライフ」というナベサダさんの番組があって毎回スタジオ・ライブを放送していた。いま思えば、なんとも贅沢な番組。
Bob James 1978.7.23 厚生年金会館
ピアニスト、ボブ・ジェームスの78年のコンサート。
ピアニストでありながら彼の楽曲は他の楽器を前面にだしていて、特にフルートやフリューゲルホーンのアンサンブルは絶品。
そんなアレンジのセンスは数多いセッション、あるいはクインシーの影響によるものだろう。
最近はサンプリングネタに使われることが多く、新しいところではニュー・エディションの復活シングルがそう。
Ramsey Lewis & Noel Pointer
1978.9.4 厚生年金会館
ヴァイオリン奏者のノエル・ポインターとファンキー・ピアニストのラムゼイ・ルイスのジョイントという、今思えば変な組み合わせ。
一部がノエル・ポインター。新人らしくフレッシュなパフォーマンス。
そして、ラムゼイ・ルイスがトリオで登場。 豪華な顔ぶれのレコードを作っているので、それを期待した観客が多かったのでは。トリオというスタイルは以前から彼のスタイルであり、その後もそうだった。そのへんを理解していればもっと楽しめたのだろう。今のリスナーのほうが楽しんで聞きそうだ。
New York All Stars
1978.9.18 後楽園ホール
ファンにとっては夢のようなライブが実現した。ニューヨークの凄腕ミュージシャンの共演だ。レコードでしか聞いたことのない人達ばっかりなので、もう居るだけで感激。もちろん演奏はすごすぎ。
メンツは
ヴァイブ &リーダー:マイク・マエニエリ
ドラムス:スティーブ・ガッド
ベース:アンソニー・ジャクソン
ギター:スティーブ・カーン
ピアノ:リチャード・ティー
トランペット:ランディ・ブレッカー
サックス:マイケル・ブレッカー & デビッド・サンボーン
パーカッション:ラルフ・マクドナルド
キーボード:深町純
(記憶に自身がないのでまちがいがあるかも)
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