NYLON DX INDEX Live(index)

 

TATUYA ISHII 2004 CONCERT TOUR
NYLON CLUB SUPER DELUXE

2004. 7.18 東京ベイNKホール

vol.4

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<第二部>
LANDSCAPE
未来 〜まだ見ぬ時よ〜

浪漫飛行
夢の迷い道で


石井さんはサングラスなしで登場。
二部は聴かせる歌中心に構成されていましたが、最初に歌った「LANDSCAPE」はまさに圧巻!
音楽が始まるや、巨大ミラーボールが回りだし、会場中が星を散りばめた巨大なプラネタリウムになる。
自分たちがその中心にすっぽり入ってしまったようで、周囲の壁に映し出される星たちを呆然と見とれておりました。。
ふと我に返ってステージに目をやると、シェルレディの上あたりに月のオブジェが出て神秘的な雰囲気です。

石井さんの声はますます伸びて、アリーナに気持ちよく響いている。

続いて「未来〜まだ見ぬ時よ〜
前の曲で座っていたため、その流れで座ったまま聴いていました。
テンポのある曲なのでスタンディングでもいいかな?と思ったけど、
途中でゾロゾロ立つのも邪魔になるし……と、恐らくみんな同じような考えだったのでは?
腰を浮かす人もなく、ノルときはノル、聴くときは聴く、というライブ慣れした人たちが集まっていた気がします。


佐々木さんのMC。
途中、「えへん!」、とわざとらしく(笑)咳をすると、すかさずMr.シアトルが水を持ってくる。
佐々木さんは飲み干してサンキューと身振りでお礼。
いやはや、何とも芸が細かい^^
そういえば、時々だるそうにほほ杖ついてみたり、タバコまでふかしてましたっけ。(笑)
石井さん、演出細かいわー(笑)。



佐々木さんの曲紹介のあと、夢をテーマにした2曲。
まずは「浪漫飛行」。
この曲歌うときはいつもそうなんだけど、とってもいい顔で歌ってました。
ステージの客席に橋がかかるような、打ち解けたいい雰囲気です。
"自分のライブのために集まってくれたみんなと、また歩いていくよ。"
とでも言っているようで、じーんとしました。

今回のコンサートは、前半かっこいいところを見せ付けて、ホレさせておいて、
その後、人間的な分を見せて相手を引き寄せる──という構成がニクイです(笑)。

ひとつ意地悪なツボは、歌の後半でテッペイちゃんがベストから覗いたシャツを引っ張って直していたところ(爆)。見た目は上がってるように見えなかったんだけど、気持ち悪かったんでしょうかね(笑)。


今度は張り出しからステージへ戻って「夢の迷い道で」を歌う。
曲に入り込んだ熱唱で、ズンズン心に迫ってきます。
《来た来た〜!》 と鳥肌がたったのと同時に、"これでテッペイちゃんも自分のパフォーマンスに満足だろう"と思い、このコンサートの大成功を確信しました。


恋地獄神頼み
我意


再び佐々木さんのDJ。
その間、鳥かごに戻る石井さん、客席に背を向け座りながら、1秒たりともじっとしていない(笑)。
お祭りの屋台で売ってるような玩具の紙笛を上向きに吹くと、
頭から3本角が出たようで、どどっと笑いが起こる。
(↑息を吹き込むと巻いてある紙がぴゅっと伸びるアレ)
《だから! 折角いい曲歌ってんねんから…… 笑。でもそんなア、ナタが大好きヨ^^ 》
とうとう、ハンズのパーティー売り場で売ってるような、
トナカイの角カチューシャをつけて喜んでるし(爆)。

佐々木「次の曲は、最新アルバムから"恋地獄神頼み"そして、──。」

石井さんは早く出て行きたくて仕方がなくて、今にも飛び出さんばかりにしている。
まるで、子犬みたい
。(爆)

佐々木「それでは2曲続けてどうぞ。」

"それ! 待ってました!"とばかり、飛び出したのはいいけど、頭にトナカイつけたまんま!(大爆)
慌てて戻って、カチューシャを取ってあたふたとステージへ。

もう可笑しいやら、可愛いやらで、会場は大爆笑でした。


「恋地獄神頼み」は名古屋DELUXE 以来。
名古屋と同様、ダンサーは素肌にジャケット羽織って登場。
ここの記憶があまりないのはどうしてでしょう?
名古屋で一緒したサヤカ嬢じゃないけれど、私も谷口さんの腹筋に見とれていたからかも知れません(爆)。

そして、二部の締めくくりは「我意」。今回の選曲はおいし過ぎです。
夢中で踊っていたためこの曲もあんまり細かいことを覚えていなかったりして……(苦笑)
ひとつ 《おおっ!》 と思ったのは、この曲で裏声出していたことでしょう。
曲の終わりの、確かフェイクのところだったと思うのですが、とても綺麗な高音でした。


メンバーが退場し、場内が暗くなるとあちこちでピーストルの光が揺れ始める。
「そういえば、まだピーストルが登場してないよね。」
などと、隣の人と話をしつつ、カバンを探ってピーストルを取り出す。
DELUXEでは持たなかったけど、最後とあって重たいのにわざわざ持ってきましたがな(笑)。
みんなが手に手にピーストルを持って左右に振り始める。
手拍子はしたいし、ピーストルは振りたいし、で結構忙しいのです(笑)。
あまりにもみんなが揃っているし、前日に来ていた人も多いハズだから、
もしかしたらアンコールは?????^^


- ENCORE -
コ・ウ・カ・イ
HIP SHAKE
壮絶夜酒舞家

佐々木さんが登場して、メンバーを紹介しつつ呼び込んでいく。
そして、最後に特別ゲストがいるとのこと。


《むむむ、誰?》

「では紹介しましょう。笠木 健一さんです!!」

階段の上、シェルレディのオブジェ前に現れたのは、
白タキシード、真っ黒のサングラス姿の彼でした!
笠木さん登場のテーマもそのままに、Qカットを再現!(爆)
会場は大喝采。

歌うのはもちろんこれしかない。「コ・ウ・カ・イ」
やっとピーストルが役にたったわ^^
スタンドから見た眺めは最高だったとか。
今回のコンサートはスタンドからの方が会場全体のノリや一体感がよく感じられたみたい。

この曲のツボは♪かたくなにこ〜の胸か〜ら〜〜♪で
ダンサーと一緒に胸元に手をやる仕草。 う〜ん、Sexyです!(爆)

そして、畳み掛けるように「HIP SHAKE
DELUXEで変更された振りも元に戻っていた。
個人的にはどっちでもOKだったけど、ファンの要望が取り入れられてよかった^^
♪HIP SHAKE!チャラリラリラリラ♪のところの口を尖らせた表情も健在でした^^

もちろん客席だって負けてません。元に戻った振りでバシッと揃って踊りまくっている。
お互いの盛り上がりを感じつつ、相乗効果でグングン高まっていくテンション。
久しぶりのこの感覚──、そりゃもう、これこそライブの醍醐味ってモンでしょう。

余談ですが、途中、コール&レスか何かのとき、《あれ、マイクのハウリング?》 と思ったのですが、
演奏が消えハウリングと思ったものの正体が、《自分たちの"ヒューヒュー"やったん!?》 と、気付いて鳥肌が立ちました。

さて、これで締めかと思いきや、まだまだ終わりではなかった!
"ヒューヒュー"という歓声がこだまする中、とどめとばかりに「ソーゼツ」へとなだれ込む。
間奏終わったところで、シュパッ
〜〜と銀テープが飛んできて客席は大喜び。
《こんなん久しぶり〜:嬉》

それにしてもテッペイちゃん、一体どこにそんな体力温存していたの?!
ジャンプもしっかりしてるし、動きにも切れがある。
ワンワンのところは寝っ転がってやってるし
……(笑)。
意識して頑張ってるっていうのでなく、無我夢中でやってるって感じです。
客も客で、一緒にジャンプするところなんざぁ、ヒューヒュー言いながら物凄いノリで応じている。
熱狂的な渦の中で、何ともいえない幸福感を感じましたが、
おそらくそれはテッペイちゃんも同じだったことでしょう。




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