2.地盤改良工事

前のページ Top HatでGO!のトップへ さくポテのトップへ 次のページ


■2002年1月19日(土曜日)、晴れ

朝8時ごろから地盤改良工事が始まりました。ユンボが搬入され、敷地を掘り返して地盤改良材を混ぜ込むという作業です。作業担当者は3名でした。
地盤改良材は「ユースタビラースーパーS1」というもの。三菱マテリアルのホームページによると、一般名称は「粉塵抑制型・低発塵型・無発塵型セメント系固化材」だそうで、「軟弱でそのままでは種々の用途に適さない土を、土の強さ、安定性、耐久性を向上させることを目的に使用する地盤改良用セメント」「施工時の粉塵発生が抑制できる固化材」だそうです。
最後に一面に水をまき、道路などを清掃してすべての工事が終了したのは午後5時頃でした。

地盤改良材の入った巨大な袋をユンボで吊り上げて搬入しています。地盤改良材は「ユースタビラースーパーS1」です。

まるで巨大な饅頭が積まれているようです。どうやって中身を出すのかと思っていたら・・・

一袋ずつ運び入れ、一人が袋の三面の下部をカッターで切り開きます。

そのまま持ち上げればOKです。合理的ですね。なるほど入れたところから出さなければならないということはないわけで、ちょっとしたコロンブスの卵?

こうして地盤改良材が次々に敷地にまかれます。

地盤改良材を土と混合し、よく混ぜ合わせます。

全体に土壌への混ぜ込みが完了したら、機械(何と言うんでしょうか)でよく突き固めます。

突き固めた後で、スウェーデン式サウンディング試験をやっていました。改良材を入れた直後に行うんですね。

最後に全面に水を掛けて作業終了です。
監督さんの話では明日にはほとんど固まってしまうそうですが、だいたい2〜3日の養生期間をおくようにしているとのことです。

■地盤調査について

下の画像は地盤改良前に旭化成ホームズが行った「スウェーデン式サウンディング試験」による我家の敷地調査報告書の一部です。

←クリックすると別ウィンドウで拡大画像が開きます。
調査は敷地の隅4カ所で行いましたが、そのうち1カ所については途中で石のような障害物に当たったため、その近辺2カ所を追加し合計6カ所で行われました。深さはそれぞれのポイントで16mまで行っています(画像は10mまでですが、2ページ目に続いています)。宅地の場合、調査ポイントは最低3カ所以上、深さは10m程度のようなので、それに比較すると丁寧な調査といえましょう。
結果はごらんのとおりで、グラフが右に行くほど地盤が固いことを意味します。前の建物の基礎を掘り返したためか地下1m程度まで軟弱で、その下は比較的しっかりした地盤だそうです。
この結果から、地盤補強工事をASWパイル工法からAHA工法(今回行った地盤改良工事による強化)へ変更することになり、費用も25万円ほど安くすることができました。

 


前のページ Top HatでGO!のトップへ さくポテのトップへ 次のページ