26. 中間確認

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■2002年3月23日(土曜日)


中央が私、その右隣のスーツ姿の方が営業のKさんです。手前で手を上げているのは父です。

 

午後1時半から中間確認がありました。図面、メジャー、デジカメ、それに持ち込みで取り付けてもらう浄水器用の分岐水栓を抱えて現場へ。この日は桜は満開だというのに雨模様で大変寒い日でした。

本日の参加者は、旭化成ホームズ上野営業所の監督Aさん、工事担当の太平ホームさんから2名、そして久しぶりにお顔を拝見した営業担当のKさん、設計のHさん、そしてインテリア・アドバイザー(IA)のEさんも来てくださいました。さらにガス・水道配管、エアコン・マルチメディア配線、外構工事の担当業者さんからそれぞれ1名。当方からは私と妻、そして1階の確認には父と母も顔を見せ総勢10名以上の大人数での確認作業となりました。

確認項目は多岐にわたり、確認箇所を全部ご紹介するのは難しいのですが、最後にAさんが作成し、私が確認のサインをして写しをいただいた「中間確認時記録書」には、以下の19のチェック項目が記載されています。確認はおおよそこれらの項目について行われました。

(内部設備の確認)

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9
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11

スイッチ・コンセントの位置
照明器具の取付位置
インターホン位置
分電盤の位置と規格
電話・TVの位置(ホームテレホン、BS)
給水・給湯の位置
排水位置
ガスコンセント・ガスカランの位置
給湯器コントローラ位置
オプション設備器具
壁・天井補強位置

(用外・外構の確認)

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電気引込ルートとメーター位置
ガスメーター位置
排水経路
外構工事

(説明・アドバイス)

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19

特別要望事項
中間金御入金について
追加変更工事について
完成予定とお引っ越し準備について

・配管工事の確認


一カ所ずつ図面と照らし合わせながら確認していきます。

 

まずは配管工事担当の方と、キッチン、給湯器および給湯器用コントローラーの取付位置、外部水栓の位置、ガスコンセントの取付位置などについて、全フロアをひととおり回ってチェックです。営業さん、IAさんらも一緒に移動して回り、その場でいろいろ検討してくれたりアドバイスをいただきました。
この段階での変更は、2階キッチンの給湯器コントローラーの位置をキッチンカウンターの正面の壁からシンク横の壁に変更してもらったこと、トイレの確認のついでにタオルハンガーの位置を左から右へ変更してもらったことくらいです。
給湯器コントローラーはキッチンカウンターの正面にあった方が視認性はいいと思いますが、操作がキッチンカウンター越しになることや、キッチン上に棚や物を置く可能性ことなどを考慮して変更してもらいました。

またこの際、卓上型浄水器(シーガルフォー)のための分岐水栓を業者の方に渡し、取り付けをお願いしました。妻のたっての希望で、シーガルフォーはカタログハウスから取り寄せる予定ですが、松下製システムキッチンのハンドスプレー水栓に適合する分岐水栓がよくわからず、また品番が判明してからも入手するのに苦労しました。
カタログハウスを始め松下電工の本社やシーガルフォーの輸入元などあちこち電話をかけまくったり、IAのEさんから教えていただいた品番を頼りに近所のホームセンターで問い合わてもわからなかったりと、次々とたらい回しにされ妻は半分キレかかったこともありました。半ばあきらめかけたりもしましたが、やっとインターネット通販で手に入れることができたという“いわく付き”のものです(Eさん、その節はご苦労いただきありがとうございました)。
そんなことがあったので、担当業者さんが「わかりました。これはこちらでお預かりしておきます」と快く引き受けてくださったときは妻も私も「ホッ」。あとは無事取り付けが成功するのを信じて待つだけです。

・エアコン取付位置の確認

続いてエアコンの取付位置やマルチメディア配線について、担当の方と確認して再度各階を回りました。エアコンの取付位置については問題なし。我が家では1階に2台、2階に3台、3階(トップハット)に1台の合計6台のエアコンが設置される予定です。このうち5台はヘーベルを通じての新規購入品、1台は現在の住居で使用している比較的新しいものを「施主支給品」として取り付けてもらう予定です。


中央はIAのEさん、右端の背広姿は設計のHさんです。Eさんのてきぱきした指摘が頼もしい。

 

エアコンについては量販店価格とヘーベルの見積もりを比較してその差額に驚かれる方もいらっしゃるようです。たしかに本体価格を比較すれば家電量販店の方がずっと安く、台数を考えると合計の差額は結構な金額になるため、本体に関しては量販店で購入したいと考えるのは無理のない心情だと思います。
しかし、エアコンは本体だけで考えることはできず、メーカーや機種によって配管の仕様も異なるなど、本体と取り付け工事は一体として考える必要があり、本体を外部で購入した場合は工事も外部業者に委託する必要があります。でないと品質を保証することができないというヘーベルの姿勢は正しいと思います。
また取り付けにあたってはヘーベル板に穴を開けなければなりませんし、隠蔽配管を行うためには天井裏や壁工事との調整をはからなければなりません。量販店を通して工事までを依頼した場合、施工者がヘーベルの躯体を熟知しているとは限らず、不安があります。聞くところによるとヘーベル板の中の鉄筋を切断してしまったりする例もあるようで、これではせっかくの強度が低下してしまいます。

我が家でも当初は量販店価格と比較もしましたが、こうしたことを考慮した結果、最終的にはヘーベルにお願いすることにしました。差額は長期ローンの中に組み入れればそれほどの負担にはなりませんし、安心料として割り切ることにしました。将来的なサポートについても一体として対応してもらえるので、責任の所在を巡ってトラブルになったりする心配を回避できる可能性が高くなります。

・テレビ、電話、LANの確認

我が家の一帯は東京タワー方向に建つマンションの影になるため、地上波はケーブルテレビで供給されています。当面CSも見ないので、屋上にはBSアンテナだけを設置し、情報分電盤でCATVと混合して各部屋へ配信する予定でした。
しかし最近は110°CSが始まるなど今後数年間はテレビメディアを巡る環境が大きな変動が想定され、中間確認時に検討したところ、後から追加することも困難ということなので、その場の判断で、2階のリビング1カ所だけCS用の配線を追加してもらうように急遽変更をお願いしました。ちなみに110°CSの場合は、BS/BSデジタルや地上波と混合して1本の同軸で供給することが可能なようですが、今後どのような必要が生じるかわからないため、予算が許すならば準備だけはしておいた方が安心です。

また、マルチメディア・コンセントについては、家具の配置を考慮して何カ所か位置を変更しました。なお、当家のLAN配線計画はヘーベルの「マルチメディア先行配線システム」を若干変更してもらっています。詳細につきましては後日改めて説明させていただきます。

・照明、照明スイッチ、コンセント、その他建具類の確認


トップハットの天井は左右の梁を避ける形で梁の外側に斜め天井用のダウンライトを取り付けることになりました。

 

続いて旭化成ホームズのA監督さんとの確認です。このチェックでは図面からかなり多くの変更が発生しました。ざっとあげると、
・一部ACコンセントの位置、高さ変更
・室内物干し金物の取付位置決め、1階の室内物干し金物をロングタイプに変更
・廊下照明(ダウンライト)を人感センサー付に変更、これに伴いスイッチの配線を変更
・トイレの照明スイッチを消し遅れ機能付きに変更(消灯後しばらくしてから換気扇が止まる)
・1階階段下物入れの天井仕上げを取りやめ(階段裏の鉄部が露出した状態に)
・ウォークイン・クローゼット内の棚とパイプ高さの変更
・インターホン親機位置、インターコールシステムの取付位置変更

などなど。

それぞれ具体的な間仕切りの位置や動線を考慮しながら検討、決定していくのですが、なかなか骨の折れる作業でした。なかには図面上では距離があるように見えるので三路スイッチにしようとしていたところが、実際には両手を広げれば届いてしまうような距離であることがわかり、単独のスイッチに変更したところもありました。図面だけではなかなかわからないものです。

1階廊下の天井には中央に配水管が走っています。ダウンライトとの干渉が心配されましたが、必要埋込高100mmなので干渉しないことがわかりました。

ダウンライトの取り付けには天井に埋める高さが必要なため、梁やパイプとの干渉も考慮に入れなければならず、神経を使います。こんな時にはIAのEさんが「そこのダウンライトは埋込高100ミリです」などと間髪を入れずフォローしてくれ、とても頼もしかったです。結果的には梁と干渉して取り付けに困る箇所はありませんでした。

また、ガスコンセントのある部屋には必ず換気口が必要ですが、1階の1室に設置されていないことに気が付き、急遽換気口の穴を開けることになるというハプニングもありました。

・外構工事の確認


路上に色見本を並べて外構の打ち合わせです。

 

確認作業がひととおり終了した後、監督さんは変更箇所を記録した「中間確認時記録書」の作成にかかりました。この時間を使って外構工事の担当業者さんと外構の打ち合わせです。設計の確認と、色見本を見ながら駐車スペースに施工するインターロッキングの色選択を行いました。

最後に「中間確認時記録書」にサインをして完了です。営業さんから「外壁の目地シーリングも確認しますか」と聞かれたのですが、雨で足場が危険なこともあり、ヘーベルの社内検査の結果を信じることにしてやめることにしました。

 

2階天井裏断熱材用のグラスウールと1階床断熱材用の12mmネオマフォームです。1階床の断熱材にネオマフォームが使用されるようになったのは今年に入ってからだそうです。


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