クチナシの挿し木
クチナシはアカネ科の庭木で、6月から7月頃にかけて甘い香りのする白い花を咲かせ、実は栗きんとんなどで色付けに使われる。園芸店やホームセンターに行くと鉢植えで売っていたりする。
このクチナシ、枝を土に挿す「挿し木」で容易に殖やす事ができる。
もしクチナシの枝を手に入れたら、試して下さい。ただし、公共や他人の庭に植栽されているものを黙って採ってきてはダメですよ。
<方法>
- 挿し木の時期は梅雨時期か梅雨明け頃。
- 花のついた枝は失敗するので、葉っぱの伸びた今年の枝を選ぶ。
- 挿し穂(枝)は先端長さ5cmから10センチ程度の長さ(節にして2、3節程度)にする。節が短いものは長さを優先。
- 根っこは節の部分から出るので、土に挿す方は節の下に切り口があるようにする。
- 下の節についている葉は、はさみで切る。残りの節の葉は先端から半分を切る。(小さい場合は切らない)
- 土は、バーミキュライトを使うといい。(ホームセンターに売っている金色のような土で、保水性が高い)
- 中深鉢に半分くらい土を入れて、挿し穂を挿す。
- 日陰で、毎日水を与える。
- 1ヶ月して芽が伸びてきたら挿し木成功なので、挿し木から2、3ヶ月位で鉢に植え替え。