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読 書 日 記

(不定期日記です)


1月3日

年末は何かと気ぜわしくて書けなかったので新年になってしまった。おまけにたいして読んでないし・・・(汗) また今年も未読本がふえるかも(^^;;
最近読んだ本。野尻抱介「ヴェイスの盲点」、オースン・スコット・カード「シャドウ・オブ・ヘゲモン(上下)」、ロイス・マクマスター・ビジョルド「遺伝子の宿命」。

感想。「ヴェイスの盲点」、絶版だったので長いこと捜し続けていた幻のクレギオンシリーズの第一巻。もとはライトノベルとして出版されていたので、さらさらとたいへん読みやすい。しかし中身はどうしてどうして、正統派の本格SF。設定が途中で読めてしまったのを除けば、満足のいく作品。ないものねだりを承知で言えば、もうちょっとボリュームがあるとなお良かった。今後の刊行に期待大。
「シャドウ・オブ・ヘゲモン(上下)」、前作にあたる「エンダーズ・シャドウ」の続きだそうだが、カードの作品としては読後感が薄い。これは物語には一応の結末はついているものの、主人公ビーンにとってはそうではないからだろう。もちろんその後の運命が書かれた次回作があるそうなので、期待は次回作に持ちこし。
「遺伝子の宿命」、ヴォルコシガンものだけど今回の主人公はマイルズではなくエリ・クィン。初期に書かれた作品ということもあるのだろうが、やはりマイルズが出ていないと小粒な感じ。ただし女流作家らしい皮肉がこめられた惑星アトスの設定には思わずニヤリ。


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Diary

 2003年

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