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2001年 6月 4日 (月)


 昨日の夜は咳が止まらず、大変だった。今日はとりあえずエアーズロックまで無事にたどりつかなければ・・・。朝8:00にホテルをチェックアウトし、現地係員の車でシドニー空港へ。シドニーから約3時間でエアーズロックへ到着。とりあえず、第一印象は「何だここは」って感じ。地面は絵の具で塗ったように真っ赤な土で見渡す限り一面の砂漠。まるで別世界にまぎれこんだよう。バスでエアーズロックリゾートへ。ガイドさんの話によると、エアーズロックの正式名称は、”ウルル”。ウルルは先住民アボリジニの聖地であり、アボリジニ固有の土地なのだそうだ。(裁判で正式にそう認められたとのこと。)展望台から”ウルル”を眺める。実際、目のあたりにすると本当に不思議な岩だと実感する。一面、何も無い風景の中に”ウルル”だけが忽然と、しかし雄大に鎮座している。感動というか感激というか何か心の中で震える感覚がする。来てよかった。明日は”ウルル”登山挑戦。体調を取り戻さねば。


      6月 5日 (火)


 朝4:30起床。気温は5℃位で寒い。昨晩は、やはり多少熱があったようでベットは汗でびっしょり。体調は昨日よりは回復したが、少し寒気がする。まず、バスで”ウルル”近くに移動。そこから朝日を浴びる”ウルル”を眺める。次に”ウルル”までバスで移動し、いよいよ、登山に挑戦。まず、這って登るような急斜面を鎖を伝って登る。ちょっと登るだけで息が切れる。体調の悪さも手伝って途中で気分が悪くなりリタイア。残りは妻に託し、1人で先に下りる。くやしいが、しかたがない。妻の話によると、急斜面を登りきった後、さらにデコボコな斜面を鎖なしで登り頂上まで1時間弱の時間を要したそうだ。(本当はアボリジニは聖地である”ウルル”の登山はやめて欲しいのだそうだ。)


 午後はマウントオルガ(正式名称は”カタジュ”)を観光。ここには、”風の谷”という場所があり、宮崎駿監督の風の谷のナウシカのモデルとなった所だそうで、他にも”オオム”のモデルとなった岩などがある。時間の関係で風の谷には行けなかったが、宮崎監督に多くのインスピレーションを与えたのだろう不思議な風景を堪能した。最後に、夕日を浴びる”ウルル”を眺めながらシャンパンを飲み、今日の観光は終了。疲れた・・・。


     6月 6日 (水)


 体調がやっとよくなってきた。昼、12:00頃、エアーズロックリゾートを出発。ケアンズに向かう。約3時間の飛行で、ケアンズ空港に到着。気温は30℃近く。昨日までとはうって変わって常夏の街だ。乾季のこの時期、ほとんど雨は降らないのに今日は朝から雨だったとのこと。嫌な予感・・・。とりあえずホテルにチェックインして一休み。昨日の疲れが抜けてない。晩御飯を食べに2人で街へ。シドニーもエアーズロックも夜になると静かだったのに比べ、この街は観光地らしい賑やかさで気分も最高。結局、9:00過ぎまで街を徘徊してしまった。

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