写真 写真京都散策日記トップへ戻る

2001年 10月27日 (土)


イノダコーヒー


 朝、6:00に起床、さっさと支度を済ませホテルを出発。まず、朝食を済ませるため、7:00から営業している「イノダコーヒー」へ。ちょっと気合が入り過ぎ、店に着いたのは7時10分前。店の前で待っていると7:00ちょうどに店員さんが暖簾を出しに出てきたので、一番乗りだと思って店の中へ。すると店内には常連さんとおぼしきお客さんが十数人、すでに食事をしていた。開店前からお客さんがいるってどういうこと?朝食を済ませると、まず、金閣寺に向かう。昨日、渋滞でひどい目にあった教訓を生かし、まず、烏丸御池駅から地下鉄で北大路駅へ。そこから、バスに乗り換えて金閣寺を目指す。


竜安寺


 金閣寺近くのバス停に到着したのが、8:20位。金閣寺の拝観は9:00からなので、まだ40分は待たなければならない。またまた気合が空回り。とりあえず、参門まで行こうかと入り口に近づいていくとガードマンの人が竜安寺なら8:00からお参りできると教えてくれた。元々、金閣寺の次に竜安寺に行く予定だったので、予定を変更してきぬかけの路を歩いて先に竜安寺へ向かう。途中、立命館大学の横を通り、20分位で竜安寺へ到着。ここは、以前、TVのCMで放映された石庭があり、この旅での妻の第一目的の場所。敷地内は朝早いこともあって、観光客は少なく静か。ゆっくり歩いて、石庭へ。石庭を見た第一印象は「えっ、これだけ」って感じ。でも、不思議なことにいくら見てても飽きないんですよこれが。極端なことを言えば、砂の上にいくつかの岩が配置されているだけなんだけど、その風景が心の中にすっと入って来て、なんとも心地よい気持ちにさせてくれるのです。そんな気分に浸っていると、突然どやどやと修学旅行の学生が入ってくる。静かに風景を楽しむ雰囲気ではなくなってしまったので、金閣寺へ戻ることにする。(拝観料:¥500)


金閣寺(鹿苑寺)


 少々歩き疲れたので、バスで金閣寺へ戻る。参門までの路の周りは、やっと紅葉がはじまったといったところ。まず、鏡湖池の対岸から金閣(山荘北山殿)を眺める。昨日の銀閣とは違い、荘厳としたその姿(京都散策日記トップページ右側の写真)はイメージ通りのもの。鏡湖池にその黄金の姿を映した風景は美しい。そのまま、金閣の近くへ行ったが、やはり、こういうものは遠くで見る方がいい。その後、少し庭園を散策し、バスで京福北野線の北野白梅町駅へ向かう。(拝観料:¥400)


嵐山・嵯峨野


 単線・一両編成の京福北野線に乗り、嵐山を目指す。嵐山・嵯峨野は私の今回の旅行の第一目的の場所。嵐山駅まで約20分。嵐山駅前は、お土産屋やお食事処が並び、観光地の賑わい。中にはジャニーズショップなど修学旅行の学生をねらった嵐山と全然関係のないお店もあった。自分の中では、もっと静かでのどかな場所を想像していたので、ちょっとがっかりした。


 まだ、お昼には早いので、とりあえず、天竜寺へ。このお寺の曹源池庭園は、池を中心に岩や木々が配置されとても美しい。拝観料は庭園のみ(¥500)と庭園および堂内の見学(¥600)の2種類があるのだが、よく知らずに庭園のみの拝観としてしまったので、堂内は見学できなかった。堂内には、天井に雲龍図が描かれているらしいが、見たかったな。しかし、遊園地じゃないんだから、セット券みたいなのはやめて欲しいよな・・・。


 昼ご飯のために渡月橋を渡って、日本料理屋「華洛」へ。妻は渡月橋がイメージと違ったのが気に入らなかったようだ。たしかに、こんな新しい橋だとは思わなかった。架け替えられたのかな〜。昼食は湯豆腐御膳を食べた。なんとなく、いつもの豆腐とは食感が違うような気はする。どう違うかと言われても答えられないのだけれど・・・。


 その後、嵯峨野を”野宮神社→常寂光寺→二尊院→化野念仏寺→天覚寺”と巡る。野宮神社は源氏物語に登場する場所として有名、二尊院には坂東妻三郎(田村正和の父親)のお墓があり、念仏寺の石塔・石仏群はちょっと怖かった。普段、こんなに歩くことは滅多にないので足が痛くて困った。時間はまだ、3:00頃だが、朝も早かったので早めに戻ることにした。


一澤帆布


 妻が、「一澤帆布」に行きたいというので、JR山陰線と地下鉄を乗り継ぎ、東山駅へ。一澤帆布は布カバンのお店で、日曜以外の5:00までしか開いていない。店の前まで来ると、なんと全品売り切れということで営業時間内であるにもかかわらず閉店していた。妻はがっかり。パンフレットだけ頂きホテルへ戻った。


先斗町


 今日の夕食は、先斗町の鳥料理屋「石庵」に行こうと決めていたが、お店に行くと予約客以外はダメとのこと。しかし、先斗町っていうと、なんとなく芸者や舞妓さんというイメージでいたが、実際は居酒屋などが軒を連ねる繁華街。土曜の夜ということもあり、どこもいっぱい。予約をとっておかなかった自分の甘さに自己嫌悪。


串くら本店


 途方に暮れていると、突然、もう一軒ガイドブックでチェックしていた串焼き屋を思い出す。地下鉄で、烏丸御池まで戻り「炭火串焼き 串くら本店」へ。恐る恐る扉を開けると、今はいっぱいだが30分位まてば入れるとのこと。天の助け。このお店、店員の態度も素晴らしく、もちろん料理もとってもおいしく最高。


 なんとか、夕食も済ませ2日目も無事終了。明日はついに最終日だ。

前ページ  次ページ