パリ・ロンドンの旅
5/3 今日は郊外まで遠出するので、早起き。
朝食は昨日スーパーで買っておいた、
サンドイッチ、クロワッサン、牛乳、ジュースなどで済ませる。
7:15にホテルを出発。メトロ14号で2つ目のサンラザールで下車。
ここで、SNCFのルーアン迄の往復切符を買おうと、切符売り場を捜す。
ホームに出るところの通路にある目立つ切符売り場は、
短距離専用らしく売ってくれない。
長距離専用の切符売り場はその通路の端っこに入口があった。
中はとても広い売り場で、窓口が10ヶ所以上あった。
あらかじめ、フランス語で書いておいたメモを渡すと、ちゃんと買えた。
ルーアンまで往復36EUR.カード払い可。
8:16発のルーアン行きは17番線から出る。
乗る前に切符をガッチャンと刻印機に通しておいた。
ホームの電光掲示板が壊れているので、どこから発車するのか少しわかり辛かった。
サンラザール駅は、モネがよく描いたそのままの雰囲気。
まずモネの家と庭園のあるジヴェルニーに向かうのだが、
その下車駅のヴェルノンに停まる列車が午前中はこれ1本なので、
同じ目的と思われる観光客がたくさんいた。
9:04にヴェルノン駅に到着。
ジヴェルニー村行きのバスは駅前から、
列車到着に合わせて出発するとの話だったが、
列車から降りた乗客の殆どがぞろぞろ同じ方向に歩いて行くのですぐわかった。
バス料金は往復で3EUR.15分くらいかかってジヴェルニー村の駐車場に到着。
この時に戻りのバス時刻を確認すべきだった。後で大変なことに・・・。
バス停から徒歩10分でモネの家に到着。
入場料は、家&庭で5.5ユーロ。
中に入るといきなり巨大なおみやげショップ。続いてお庭に出る。
右側におうち。奥に有名な蓮池がある。
お庭は地下道を隔てて2ヶ所に別れてた。
庭園も蓮池も様々なお花で溢れていて素晴らしかった。
開園とほぼ同時に入ったので、最初の頃は空いていたが、
後から団体さんが次々に到着する。もうすごい混雑状態。
帰りに充実のおみやげコーナーでたくさんお買い物。
ヴェルノン行きのバスは、また列車に合わせて、
12:15出発とヴェルノン村のHPに出てたので、
早めのお昼をモネの家の前の売店で買って食べることにする。
本当は、すぐ近くのアメリカン美術館のレストランで食べようと思ってたが、
営業が12時〜と言われ断念。
売店は、パン・ショコラ、ハム入りバゲット、スプライトで、11EURとかなり観光地価格。
そろそろバスの時間とバス停に行くが、誰もいない。
ここでおかしいと気付くべきだった。
朝2台目のバスを増便するほど列車から乗り換えた観光客が、どこに消えたのか?
同じように待つ日本人の女性2人にも聞かれるが、HPには載ってるしな〜。
結局12:20を過ぎてもバスは来なかった。
仕方なく、通りかかった係員に尋ねると、
「それは古い時刻表だよ、新しいのはこれ」と言われる。
が〜ん!バスは11:25発と次に来るのは14:30だ。
朝の人々は11:25のバスでヴェルノンに帰ったに違いない。
まずい。非常事態だ。
うちはこの後ルーアンに行きたいのだ。
14:30のバスじゃとても遅過ぎる。
第一こんなに小さな村であと2時間も何をするのか?!
係員に聞くと「インフォメーションでタクシーを呼んで貰ったら?」との提案。
ではそうしましょっと日本人女性2人にも声をかけて、
インフォメーションに急ぐ。
しかし、インフォメーションでは公衆電話の場所を教えてくれるだけで、
タクシーは呼んで貰えない。
おまけにその公衆電話はフランスのテレカ専用で、
テレカを持ってない私らは使用不可。
ここで、日本人女性2人が「私たちは14:30のバスまで待ちますから」と出て行った。
仕方ない、さっきの売店かカフェで電話を借りるしかないか。
モネの庭園まで戻ると、近くにホテルの看板を見つける。
ホテルならタクシーを呼んでくれるかもと行ってみることにした。
この時すでに時間は12:35過ぎ。
タクシーを呼べても時間が足りないかもしれない。
乗りたい列車のヴェルノン発は12:51…これをのがすと次は15:09まで無い。
ひんたはすでに諦めモード。
でも何とかしたい私が奇跡を起こす。
ホテルに行きかけた時、お客を乗せたタクシーが目の前を通り過ぎたのを発見。
すぐに後を追いかける。絶対、モネの家で降りるに違いない。
全速力で走って行くと、
ちょうどお客さんをモネの家の前の駐車場で降ろしてるところだった。
運転手のおじさんと交渉の結果、駅まで行ってくれることになった。
後からやって来たひんたを急いで呼んで、タクシーは出発。
このとき時間は、12:40と出発まであと10分しか時間が無い。
行きにバスで15分かかったのに間に合うのか?
一応12:51のに乗りたい旨おじさんには言ってある。
途中、国道の道端で立ってた老夫婦を乗せてあげる。
この夫婦もほぼ同じ時間に発車するパリ行きに乗るらしい。
「停まってくれてありがとう」と感謝された。
バスが通れない狭い道をくねくね通って、12:49に駅に到着。
老夫婦が同乗したので、運賃の半分を運転手のおじさんは返してくれたが、チップであげた。
駅の向かい側ホームまでまた走る。こんな時改札がないのは便利。
ホームに着いたと同時に列車がやって来た。
いつもよく遅れるSNCFのくせに、こんな時は何故か定刻。
ともかく列車に無事に乗れた。
滑り込みセーフである。良かった!
でも、皆が乗った(と思われる)11:25のバスでこのヴェルノン駅に到着したとしても、
乗れるのはこの時間の列車なのだ。(田舎なので本数が少ない)
結局朝の人々はこのヴェルノンで1時間以上を過ごすことになったはず。
まぁ、ジヴェルニーよりはお店も多いから、ランチでもしてたのかな?
古い情報には本当に注意が必要!
「この列車に乗ってることが不思議だね」とひんた。いいえ、私が頑張ったからです。
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