ドタバタ自作日記その2


3.重大なミス!

  自宅にたどり着いて早速ディスプレイとケースをダンボールから取り出して、ダンボールを捨てに行くついでに
 まだ食べていない昼食を買いに行った。もう15時を過ぎていたので競馬中継を見ながら、遅い昼食を取っていた。

  ふと周りの買ってきたものを見回すと、何か足りない気がする…。よくよく考えたところ
 キーボードとマウスがない!そういえば前のページにもこの2つは一度も出てこなかった。
 これがないとWindowsのインストールはおろかBIOSの設定すらできない。(そもそも使うこともできない)
 もう一度買いに行かなくてはならないが、 まだこの時点でメインレース(青葉賞)がスタートしていなかった
 ので(←テレビを中心に動いてます)、16時になってようやく買いに行くことになった。またアキバに行くのは
 いくらなんでも…ということで、新宿のヨドバシカメラへ向かった。(いつもお世話になってます(^^ゞ)

  キーボードはあまり大きいものを買っても置く場所もないし、余計なボタン(メール・インターネットなど)が
 付いているのは嫌いなので、少し小さめ(キーピッチは従来通り)のキーボードを買った。

  マウスは絶対ホイール付と、(一度使うとホイール無しのマウスは使えませんよ、いやホント)
 光学マウスに目を付けてみたが”名前通り”高額なので、あきらめて普通のホイールマウスを探すことにした。
 手が大きいが故に小さいものはダメなので見本を手にとって探していると、1,980円というえらく安いマウスを
 見つけ、「マウスは消耗品」という自論から他のものに目もくれず買い物かごに入れた。

  これで必要なものは揃ったが、既に所有していたノートパソコンとLAN接続する計画だったので、
 先を見越して100BASE-TX兼用(当時のノート用LANカードは10BASE-T)のLANカードを購入した。
 (ADSLは当時考えていなかったが、先見の明があったとしておこう。)



4.ようやく組み立て

  自宅に帰るともう19時を回っていた。せめて今日中にWindowsのインストールぐらいは終わらせなくてはと、
 早速マザーボードを箱から出してマニュアルを読んでみた。事前に本を買ってある程度勉強していたので、
 大体の意味はわかった。ケースからマザーボード台を外そうとケースを分解してみると、いくら見ても外れる
 様子がない。どうやらマザーボード台が外れないタイプのケースだったようだ。(買った時点では気づかなかった)

  しかたなく先にCPUを取り付けることにした。自作の本を見ながらCPUをソケットに差して固定した、までは
 よかった。次にCPUのコアにシリコングリスを塗るが、自他共に認める不器用なのでどうも均一に塗れない。
 2,3分格闘してこんなもんか、と勝手に見切りを付けてやめてしまった。(これが後に悲劇を招くとは…)
 最後にCPUファンを取り付けるのだが、金具が硬くてなかなかマザーボードに固定できない。ラジオペンチで
 無理矢理押さえつけようとしたら、滑ってマザーボードの基盤に傷を付けてしまった。
 幸い通電部分には傷がなかったので、そのまま無視して進めることにした。(↑よくあるらしい)
 メモリとビデオカードはすんなり終わったが、インジケーター(電源・HDDアクセスランプなど)の端子が
 よくわからない。電源とリセットさえ間違えなければいいや、とこれまたいい加減に先を急いでしまった。

  いよいよ電源を入れる時が来た。恐る恐る電源ボタンを押すと、点いた!BIOSの画面が表示され、
 CPUファンも無事回っているのを確認して電源を落とした。もちろんまだ先は長いが、「こんなことができるなんて
 俺って凄い」と自画自賛していた。マザーボードをケースに固定しようとスタンドナット(ねじ穴が開いているナット)
 をラジオペンチでたった6個取り付けるのに10分以上掛かってしまった。(不器用ですから…)

  次はドライブを搭載するのだが、フロッピーディスクドライブ(以下FDD)にケーブルをつなぐ段になって、見ると
 FDD側のコネクタが2箇所があるので、何も考えず中間の方につないでしまった。ハードディスクドライブも付け
 終わり、今回の目玉(前にも言ったな…)DVD-ROMドライブ(以下DVD)をとりつけて、あとはWindowsの
 インストールを残すのみとなった。この時点で20時半になったので、食事を兼ねて休憩することにした。
 (実は途中からビールを飲みながら作業していた、飲酒組み立ては違法じゃないし←そういう問題か?)

  お腹も膨れたところでWindowsMEのインストールに執りかかった。OEM版なのでCD-ROMブートができるらしい。
 Windowsのインストールは時間が掛かるだけで操作自体はそんなに難しくない…はずだったが、最初の再起動で
 「CD-ROM Boot」と「Hard Disk Boot」の選択画面が出たので、まだ終わっていないからと前者を選択したが
 どうも見覚えがある画面になり、キーボードの種類を問われた時点でやっと間違いに気づいた。(後者が正解)
 おかげで15分ほど余計な時間を食ってしまった。FDDのテストをしようとフロッピーディスクを入れてWindows上で
 開こうとすると、いつまでたっても開かずアクセスランプが付きっぱなしが1分ほど続いた。すぐに電源を落として
 FDDを調べると、先程書いたようにケーブルが中間のコネクタでつないでおり、これがいけなかったらしい。
 後で本を見ると中間のコネクタは現在は使わなくなった”Bドライブ”用とのことだった。

  数々の困難(?)を乗り越えて、ようやく最低限の作業は終了した。時計を見るともう24時目前、残りの作業を
 翌日に持ち越しにして寝ることにした。しかしこの先まだまだ困難を乗り越えなければならないことは、
 当然知る由もなかった。



やっと、運用開始!(その3)へ