出演者：　レオナルド・ディカプリオ、ジャイモン・フンスー、ジェニファー・コネリー

　ＴＶで流れていた予告編を見ていた時には、幻のダイヤを巡っての追いつ追われつのサスペ
ンスだとばかり思っていたんですが、見てみると全然違いました。作品の中に描かれていたの
は“内戦”です。反政府組織はダイヤを密輸し、その利益で武器を買っています。そしてその武
器で村々を襲い・・・。反政府組織に村を襲われ、家族と離れ離れになってしまったソロモンの
「どうしてアフリカ人同士が殺しあわなければいけないんだ・・・。」という言葉に何の解決策も見
出せない無力感でいっぱいになります。アフリカの雄大な自然と裏腹な虐殺・・・、思わず目を背
けたくなりますが、それに目をつぶっていてはいけないんだ・・・と思わずにいられません。

出演者：　ヒュー・グラント、ドリュー・バリモア、ヘイリー・ベネット、クリステン・ジョンストン

　ヒュー・グラントもよくここまでやるよなぁ！！っていう印象は拭えませんし(笑）、ストーリーは
ほんとベタなんですが、こういう映画って好きなんですよねぇ！！　結末はハッピーエンドと決ま
っているので、安心して見れます。(^_^)　ストーリーそのものはもうあと二捻りほど欲しいところ
ですが(笑）、キャスティングはＧＯＯＤ！　ヒュー・グラントは落ちぶれた歌手とは思えないほど
イケてますし（でも、歌はダメかな？！(笑））、ドリュー・バリモアもほんとキュートで、純粋なヒロ
インを可愛く演じています。

出演者：　ヘレン・ミレン、マイケル・シーン、ジェイムズ・クロムウェル、アレックス・ジェニングス

　もしエリザベス女王ご自身がこの映画をご覧になったら、どう思われるのでしょう？？　あの一
週間はそんなに生易しいものじゃなかったわよ！とおっしゃられるのでしょうか？？(笑）　ダイア
ナ元皇太子妃の突然の死。哀悼の気持ちよりも衝撃、困惑というのが正直なところだったので
しょうね。祖母としては、突然母親を失った幼い孫を世論やマスコミからどう守るのか、女王とし
ては、未来の国王の母でありながら民間人である女性の死をどう扱うことが国益に叶っている
のか、本当に難しい立場であったろうことが察せられます。一人の人間（女性）でありながら、国
家元首であることを優先させなければならない苦悩・・・、我々一般人には永久に理解できない
のかもしれません。

出演者：　ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、アドリアナ・バラッザ、ガエル・ガルシア・ベルナル
　　　　　　役所広司、菊池凛子、ブブケ・アイト・エル・カイド、サイード・タルカーニ

　言葉の壁、人種の壁、家族であってもすれ違う心・・・、そういったことを描きたかったんだろう
なぁ・・・ってことはわかるんですが、これといって感じることもなく見終わってしまいました。あまり
にも自分の世界とかけ離れていて、イマイチ実感が湧かないというか・・・。それに、今の日本っ
て外国人から見ればあんな感じなのでしょうか？？　菊池凛子のアカデミー賞ノミネートというこ
とで話題になりましたが、見終わった後の感想としては、無理に日本の話を入れなくても良かっ
たのに・・・としか思えませんでした。モロッコとの繋がりもかなりこじつけでしたしね。(笑）　暗そ
うな作品だなぁ・・・とは思いつつ、役所広司＆菊池凛子にちょっぴり期待もしていたので、な〜
んかなぁ・・・って感じでした。(苦笑）

出演者：　トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコ、トファー・グレイス
　　　　　　トーマス・ヘイデン・チャーチ

　「２」と同様スパイダーマンの人間性に焦点を当てたストーリーになっていて、期待を裏切らな
い出来でした。ヒーローじゃなくても、自分が順調な時って周りの気持ちが見えなくなってしまう
ことってありますもんね。今まで全く冴えなかったのがＮＹ市民のヒーローとなり、憧れの女性と
も恋人になれて、浮かれるな！ってほうが無理かもしれません。全然似合っていないんですが、
調子に乗ったスパイダーマンは一見の価値ありです。(笑）　ピーター（ハリーやＭＪもかな？！）
も本当に大切なものに気づくまでに数々の過ちを犯してしまうのですが、それらを乗り越えた主
人公達の成長も感じられるストーリーになっています。人気シリーズですので、また続編が作ら
れるのかもしれませんが、一区切りついた感じの結末です。

出演者：　国分太一　香里奈、森永悠希、松重豊、伊東四朗、八千草薫

　「しゃべれども　しゃべれども　気持ちを伝えられず・・・」　自分の本当の気持ちを伝えたいけ
ど言葉がみつからない。普段は何気なく話しているけれども、肝心なことが言えない。誰にも思
い当たることありますよね。そんな身近な想いがテーマですし、東京下町の風景も優しくて、見
ていてホッとできる作品です。ただ、笑いをとろうとしてとりきれていないのがちょっと残念。セリ
フは悪くないんだけど、関西弁の少年役の話の間が悪い時があって、やっぱり関西出身の監
督じゃないから仕方ないか・・・という感じです。（もちろん、彼もいい演技してるんですよ！）

出演者：　ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、ジェフリー・ラッシュ
　　　　　　ビル・ナイ、チョウ・ユンファ、ナオミ・ハリス、トム・ホランダー

　前作公開から約１年、おおまかなストーリーは覚えているつもりでしたが、始まって早々裏切
りの連続で何が何だか・・・。(笑）　連続モノだから仕方ないんでしょうが、とにかく唐突に話が
始まり、たくさんの人が入り乱れてどんどん話が進んで行きますので、もう少し前回のおさらい
があれば・・・という感じです。前作を見た時は、「１」のストーリーをうまく取り込んでいてよく出
来た脚本だなぁ！と思ったんですが、今回はちょっと期待はずれでした。また、ラストも意外性
はあったものの、ハッピーエンドとは言いがたいのもイマイチの理由かもしれません。

声の出演者：　マイク・マイヤーズ、エディ・マーフィ、キャメロン・ディアス、アントニオ・バンデラス、
　　　　　　　　　ルパート・エヴェレット、ジャスティン・ティンバーレイク

　やっぱり３作目ともなるとネタギレなんでしょうか？！　「シュレック」といえばシュールな笑いが
魅力だと思うのですが、今回はどちらかといえばストーリー重視で、笑いの要素はあちこちに散
りばめられてはいるものの、全体の印象としてはパンチ不足です。ストーリーに意外性もないで
すしね。ストーリーそのものはやはり大人向けで、どうしてシュレックが王位につこうとしなかった
のか、フィオナ姫から妊娠を告げられ、言葉では喜んだものの、どうして夢でうなされるのかなど、
根底の部分は大人でないと理解できないストーリーになっているあたりはやはり「シュレック」ら
しいと言えるのでしょうか？！