えいが　ｖｏｌ１２

出演者：　アントニオ・バンデラス、アルフレ・ウッダード、ロブ・ブラウン、ヤヤ・ダコスタ
　　　　　　ローレン・コリンズ、カティア・ヴァーシラス

　アントニオ・バンデラス主演で、“先生、世界一の社交ダンサー。生徒、誰もが見放す落ちこ
ぼれ。”のコピーから、てっきりダンス教師と生徒とのラブロマンスだと思って見にいったんです
が、全然違いました。(笑）　ストーリーは「シャル・ウィ・ダンス？」に「とび出せ青春」（ちょっと古
過ぎ？？(笑））をミックスした感じです。ですので、先の展開がなんとなく読めてしまうんですが、
一貫して前向きに生きることの大切さや希望を持つことの大切さを教える主人公ピエール・デュ
レインの無償の善意（熱意？）には考えさせられるものがあります。それに、なんと言ってもアン
トニオ・バンデラスが格好いい！！　ほんと惚れ惚れしてしまいます。

出演者：　ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、マイケル・ガンボン、
　　　　　　イメルダ・ストーントン

　全編くら～いムードでいっぱいです。まあ、ヴォルデモートが復活したので仕方ないんでしょう
が、第１話にあったような明るさは微塵もありません。また、主人公達が成長しているせいでしょ
うか、ストーリーそのものも子供向けから大人向けに変わってきているように思います。とくに今
回ハリーは苦悩でいっぱいっていう感じで、ロンやハーマイオニーとも一歩距離を置いてしまい、
一人で苦しんでしまいます。前作といい、個人的にはちょっと？？？な展開になってきているの
ですが、でもやっぱり次作も見ちゃうんでしょうねぇ・・・。(苦笑）

　このシリーズにはやっぱりラスベガスが似合いますね！　この作品を見ているとラスベガスに
行きたくなるから不思議です。ストーリーは前作ほどではないにしろ、とにかく展開が早くて目が
離せません。二重にターゲットがあるからかしら？！　ちょっと忙しすぎる気もしますが、しっかり
タネ明かしもしてくれていますので、前作のようにいったいどういうこと？？な～んてことはありま
せんので、ご安心を！　しかし、舞台が１作目と同じですので、あっと驚くようなこともない・・・。
シリーズモノの難しいところですね。　

　ハラハラ、ドキドキ、先の読めない展開にどんどん引き込まれていきます。前作は何となくプロ
ローグだけに終わってしまったという感じで物足りなさを感じましたが、シルバーサーファーのパ
ワーがすご過ぎるからか、飽きることなく楽しめます。しかし、ラストに中国をもってきたのはいい
ものの、日本とごっちゃになってない？？(笑）　それと、予想は出来たものの、ラストが安直とい
うか、ヒーローものにありがちな結末だったのはいたしかたないのでしょうか・・・。(笑）

　料理は美味しそう、音楽も素晴らしい、なのにどうして主人公キャサリン・ゼタ＝ジョーンズの
相手役がイケメンじゃないんでしょう？？(笑）　まあ、役どころからいえば親しみやすいイメージ
が必要だったんでしょうけど、それにしても他に誰かいなかったんでしょうか？？(笑）　作品じた
いも、リメイクものだけあってうまくまとまっている気がしますが、イマイチ共感できない・・・。キャ
サリン・ゼタ＝ジョーンズも好きな女優さんなんですけど、彼女が主人公のように生きるのに不
器用なタイプには見えないのもその一因でしょうか？？

　ついに“トレッドストーン”計画のバージョンアップ版“ブラックブライアー”計画まで登場しちゃい
ました。前作でアボットが死んでしまったので、新たな悪役を作らないといけませんしねぇ。(笑）
とまあ、ストーリーそのものにはちょっと無理が感じられるんですが、カーチェイスを含めアクショ
ンシーンは益々バージョンアップしていて見応え十分です。それに派手なアクションだけでなく、
モロッコのタンジールでの展開はスリル満点で手に汗握りましたし、ラストも１作目のオープニン
グを意識した（？）つくりになっていて、シリーズファンにはまずまずの完結篇だったのではない
でしょうか。

出演者：　ニコラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー、ジャスティン・バーサ、ジョン・ボイト、
　　　　　　ヘレン・ミレン、エド・ハリス

　前作と同様、話の糸口がかなり強引です。そして話の展開もちょっとありえなさ過ぎです(笑）。
それでも前作はそれなりにハラハラドキドキ感もあり、話のスピード感もあったように思うのです
が、今回は単に舞台が転々とするだけでこれといった盛り上がりもなく、ラストもお約束の終わ
り方でした。前作にも感じたことですが、アメリカ合衆国の歴史についての知識があれば、違っ
た視点で楽しめる作品かもしれません。

出演者：　ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ、デイヴィッド・ストラザーン、レイチェル・ワイス、
　　　　　　ナタリー・ポートマン

　決してストーリーが悪いという訳ではないんですが、どちらかといえば映像美と音楽を楽しむ
作品です。すご～く苦労したと思われるキスシーンはとってもロマンチック！　さすがウォン・カー
ウァイ監督です。肝心のストーリーは全編センチメンタルで、ただ相手のことが好き、愛してる
というだけじゃあうまくいかない、お互いの気持ちの歯車なんだよなぁ・・・ということがそこはか
とな～く漂っています。失恋直後に一人で観るにはお奨めの作品です。