vol.1へBACK
vol.3へGO
【スパイダーマン2/SPIDER-MAN 2 】   ☆☆☆☆★
出演者: トビー・マグワイア、キルスティン・ダンスト、アルフレッド・モリーナ
      ジェームズ・フランコ
 のっけからスリル満点!!あんなにドキドキハラハラしたのは久しぶりです。しかも、アクショ
ンシーンだけに力を入れるのではなく、スパイダーマンとして生きていくことの苦悩や人間とは
どうあるべきかなどストーリーもしっかりしていて、スーパーヒーローではなく等身大の人間とし
て描かれている点にも親近感を覚えます。また、スパイダーマンとエレベーターで乗り合わせて
しまったら・・・ (笑) など、ユーモアのセンスも抜群です。個人的な好みでいうと、やっぱりハッ
ピーエンドの映画っていいですよね。(^_^)
【シュレック2(吹替版)/SHREK 2 】   ☆☆☆☆
声の出演者: 濱田雅功、藤原紀香、山寺宏一、竹中直人
 前作同様ひねりの効いた笑いの連続です。ストーリーが素直じゃないところがこの作品の魅
力なんですが、底辺にあるのは家族愛(真実の愛)だったり友情だったりします。また、「プリテ
ィ・ウーマン」、「マスク・オブ・ゾロ」、「ミッション・インポッシブル」、「フラッシュダンス」等々いろ
んな映画のパロディが盛りだくさんで、違う意味でも楽しめます。大人のためのアニメですね。
 日本語吹替版も違和感なくて面白かったですが、字幕版では長靴をはいたネコをアントニオ・
バンデラス、チャーミング王子をルパート・エベレットが吹替えしているようなので、そちらもぜひ
見てみたいところです。
【テイキング・ライブス/TAKING LIVES 】   ☆☆☆★
出演者: アンジェリーナ・ジョリー、イーサン・ホーク、オリビエ・マルティネス
 アンジェリーナ・ジョリーとイーサン・ホークは熱演ですし、ドキッとして身を乗り出してしまった
シーンもあり、サスペンスとしては見応えがありました。また、あっという間の2時間でしたので、
作品のテンポも良いのだと思います。しかし、最初から犯人がわかってしまうというか、「こいつ
しかいないだろう!!」って感じですので、意外性には欠けます。(一瞬、「えっ?こいつが犯人
じゃなかったの??」と思わせるシーンはありますが。) ですので、けっして悪い作品ではない
のですが、決定打不足の感は否めませんでした。
【コラテラル/COLLATERAL 】   ☆☆☆
出演者: トム・クルーズ、ジェイミー・フォックス、ジェイダ・ピンケット=スミス、マーク・ラファロ
 トム・クルーズ扮する殺し屋ヴィンセントのターゲットは5人。しかし、4人目ぐらいまではけっ
こう単調で、正直なところあまり面白くありませんでした。ところが5人目のターゲットが判明し
たあたりからスリリングに。でもまあ話の展開上仕方ないんでしょうけど、他の人間はすぐ殺さ
れてしまうのに、タクシー運転手マックスがヴィンセントに歯向かい、その結果ヴィンセントは
窮地に立ったにもかかわらず彼を殺さないところにかなり無理があるような・・・。いいように考
えれば、雇い主にすら顔を見せない孤独な殺し屋も、多少なりとも(人間的に)係わりをもった
マックスは殺したくなかったということなのでしょうか??マックス役のジェイミー・フォックスは
こちらが主役じゃないの??と思うぐらい良い味をだしていますが、作品全体の印象としては
緊張感がイマイチ足りないなぁ・・・というのが実感です。
【シークレット・ウインドウ/SECRET WINDOW 】   ☆☆☆
出演者: ジョニー・デップ、ジョン・タトゥーロ、マリア・ベロ、ティモシー・ハットン
 う〜ん、見終わったあと何となく後味の悪さが残ってしまいました。作品の出来云々という以
前に、個人的にこの手の話は苦手です。(原作があるんですから、どんなストーリーか事前に
確認していれば良かったんですが・・・。(^^ゞ ) この作品の印象を一言で表現するとしたら、
「狂気の世界」です。全く内容は違いますが、「危険な情事」を思い出してしまいました。それと、
全くの余談ですが、久しぶりに見たティモシー・ハットンが普通のおじさんになっていて、ちょっ
と残念でした。(笑)
【隠し剣 鬼の爪】   ☆☆☆☆
出演者: 永瀬正敏、松たか子、小澤征悦、高島礼子、緒方拳
 派手さはありませんが、しみじみとしたいい作品です。原作の「隠し剣 鬼の爪」は短編です
ので、同じく藤沢周平の短編「雪明かり」の要素を取り入れたようです。短編ですのでさっそく
原作を読んでみましたが、こんなにあっさりした話をよくあそこまで情緒たっぷりに描いたもの
です。もちろん東北の自然という映像効果や音響効果あってのことなんでしょうが、時代設定
や主人公片桐宗蔵の人物ディテール、身分への拘りや剣を抜くということはどういうことかなど
原作に描かれていない部分の設定はさすがと言わざるを得ません。監督、脚本家に拍手です。
【キャットウーマン/CATWOMAN 】   ☆☆☆
出演者: ハル・ベリー、ベンジャミン・ブラット、シャロン・ストーン
 ハル・ベリーはとっても魅力的なんですが、キャットウーマンの誕生の仕方があまりにも現実
味がなさ過ぎて、素直にその展開を受け入れることができませんでした。現実味がないという
点ではスパイダーマンとかもそうなんですが、やはり生き返るというのがどうも・・・。(苦笑) ま
た、キャットウーマンの動きがいかにもCGという印象が拭えませんので、もう少し自然な感じが
あってもよかったんじゃないかと思います。キャスティングは素敵なのに、作品全体としては中
途半端な印象に終わってしまったのが残念です。
【いま、会いにゆきます】   ☆☆☆☆
出演者: 竹内結子、中村獅童、武井証
 久しぶりの純愛映画です。(たんに私が見てなかっただけ??) 亡くなったはずの妻(母親)
が記憶を失くして再び現れるというのはミラクル(笑)なんですが、でもそこが“ いま、会いにゆ
きます ”なんですよね。もしここで会いに行かなければ違う人生が歩めるかもしれない、でも、
短い人生とわかっていてもこの人の隣にいたい・・・。涙なくしては見れません。もうそれだけで
じゅうぶんなんですが、欲を言えば、山の風景やひまわり畑にもう少し透明感というか深さや広
がりが感じられれば良かったのになぁ・・・と思います。惜しい!!