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【ターミナル/THE TERMINAL 】   ☆☆☆☆
出演者: トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、スタンリー・トゥッチ
      クマール・パラーナ
 やっぱりトム・ハンクスとスピルバーグはすごいと言わざるをえません。予告でストーリー展開
が読めてしまっていたので、正直なところ楽しめるかどうかちょっと不安な気持ちで見に行った
んですが、笑いあり、感動ありで、スピルバーグらしい暖かい作品に仕上がっていました。トム・
ハンクス演じるビクターが米国に入国するシーンはちょっと話が出来すぎな感じですが、そこが
スピルバーグらしさなのかもしれません。また、グプタ役のクマール・パラーナが本当にいい味
をだしていて、この映画を楽しめたのも彼のおかげと言っても過言ではありません。もし、いつ
かJFK空港に行く機会に恵まれた時には、67番ゲートを探してみたいと思います。(笑)
【エイリアンVS.プレデター/ALIEN VS.PREDATOR 】   ☆☆☆
出演者: サナ・レイサン、ラウル・ボヴァ、ランス・ヘンリクセン
 けっこう期待して見にいったんですが、なんじゃこりゃ(笑)でした。ハラハラドキドキ感はありま
すし、エイリアンとプレデターが出会うまではなかなかよく出来ていたと思います。しかし、あっけ
なく片方の優勢になっちゃいますし、後半の展開は嘘でしょう?と言いたい。この映画のコピー
「どちらが勝っても・・・人類に未来はない」は看板に偽りありです。(笑) でもまあ、この映画が
作られたと知った時からの疑問、エイリアンとプレデターのどちらが強いのかの答えがわかった
のでよしとしましょう。
【マイ・ボディガード/MAN ON FIRE 】   ☆☆☆★
出演者: デンゼル・ワシントン、ダコタ・ファニング、ラダ・ミッチェル、レイチェル・ティコティン
 もっと泣かせる作品かと思っていたんですが、案外淡々と見終わってしまいました。ストーリー
に問題があった訳ではないんですが、なんとなく結末が予測されたからでしょうか?!(原作で
は違う結末のようなのですが。) ダコタ・ファニングは彼女しかいないっていうぐらい適役でした
し、最近ちょっと年を感じさせていたデンゼル・ワシントンも久しぶりに若々しく見れたんですけ
どねぇ・・・。この作品はR−15指定を受けていますが、このような誘拐がけっして映画の中だ
けの話ではなく、現実に多発している国や地域があるということが何よりも残念です。
【Mr.インクレディブル(吹替版)/THE INCREDIBLES 】   ☆☆☆☆
 技術的な問題もあるでしょうけど、できれば実写版でやって欲しかったですね。その方がより
親近感あったと思います。ヒーローであった自分(過去の栄光)が忘れられず、リストラされたこ
とも言えずに家族に隠れてヒーローごっこで自分をごまかしているお父さん・・・、世の中にヒー
ローと言えるお父さんは少ないでしょうけど、こういうお父さんっていませんか? また、奥さん
の悩みや子供達のジレンマもごくごく一般的な家庭にある問題です。(悩みの原因が特殊能力
というところが非現実的なんですが。(笑) ) ありきたりと言えばありきたりなんですが、やはり
家族(夫婦、親子)の素晴らしさを感じられる作品です。
声の出演者: 三浦友和、黒木瞳、綾瀬はるか、海鋒拓也、宮迫博之
【カンフーハッスル/KUNG FU HUSTLE (功夫) 】   ☆☆☆★
 ただただ笑える作品かと思って見に行ったんですが、ちゃんとストーリーありました。(笑) もち
ろん笑いもあるんですが、どちらかというとアクション色の強い作品でした。(タイトルがカンフー
なんですから、当たり前といえば当たり前なんですが。(^^ゞ ) CGを駆使していますので、あり
えない〜!!っていう技のオンパレードなんですが、脇をカンフー映画の達人で固めています
し、戦うことを封じていたカンフーの達人達が自分や一緒に生活している隣人達のために立ち
上がるというストーリーも、昔ながらのカンフー映画の王道と言えるのかもしれません。ただ、
アクションシーンには残忍なところもあり、大人の私でさえ目をそむけたくなるほどですから、小
さなお子さんにはおすすめできません。
出演者: チャウ・シンチー、ブルース・リャン、ユン・ワー、ユン・チウ
【オーシャンズ12/OCEAN'S TWELVE 】   ☆☆☆
出演者: ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
 出演者が悪ノリして作った、そんな作品でしたね。(笑) ジュリア・ロバーツ扮するテスがジュ
リア・ロバーツの偽者に扮するところは、昔「キャノンボール」でロジャー・ムーアがジェームス・
ボンドに憧れる大富豪の役を演じていたのを思い出しましたし、ナイトフォックスが博物館のレ
ーザー光線をくぐり抜けるシーンは「エントラップメント」のパロディでしょうか?!ブルース・ウイ
ルスがタイミング良く登場したのにいたっては、「ちょっとやリ過ぎじゃないの〜??」って感じ
でした。(笑) ストーリー展開が早いわりに、これといった仕掛けもなく、オチも中途半端だった
のが残念です。ヨーロッパ(アムステルダム、コモ湖、ローマ)の景色と豪華キャストに★1個分
プレゼントです。
【きみに読む物語/THE NOTEBOOK 】   ☆☆☆☆
出演者: ジェームズ・ガーナー、ジーナ・ローランズ、ライアン・ゴズリング
      レイチェル・マクアダムス
 こんなに一途に愛されたら女冥利につきるってもんです。映像のメインは二人の青春時代で
すが、奇跡を信じて優しくアリー(ジーナ)に接するノア(ジェームズ)がとっても素敵です。ラスト
は悲しい結末でしたが、二人には望みどおりの終焉でした。奇跡は起きたといってもいいのか
もしれません。若い二人も熱演なんですが、やっぱりジーナ・ローランズの存在感とジェームズ・
ガーナーの包容力を感じさせる演技が印象に残ります。また、チョイ役でしたがサム・シェパー
ドも惚れてしまいそうなぐらい(笑)素敵でした。
【ボーン・スプレマシー/ THE BOURNE SUPREMACY 】   ☆☆☆☆
出演者: マット・デイモン、カール・アーバン、ジョアン・アレン、ブライアン・コックス
 前作「ボーン・アイデンティティー」でもカーチェイスは見ごたえありましたが、さらにパワーアッ
プしていて、ついていくのに必死でした。(笑) また、CIA&警察の追跡をかわすシーンもスリル
満点で良くできています。とにかくスピード感に溢れた作品です。ただ、主人公が断片的に思い
出す暗い過去や、自分の名前すら思い出せずに苦しんでいるという設定上、全体的にくら〜い
雰囲気なので、アクション映画ならではの爽快感を感じるのは難しいかもしれません。最後に
主人公の本名が判明するあたり、続編を意識してのことでしょうか?!
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