【ファンタスティック・フォー 超能力ユニット/FANTASTIC FOUR 】   ☆☆☆★
出演者: ヨアン・グリフィズ、ジェシカ・アルバ、クリス・エヴァンス、マイケル・チクリス、
      ジュリアン・マクマホン
 ヒーローものの王道です。「Mr.インクレティブル」を実写版にしたらこんな感じなんでしょうね。
っていうか、実際は「Mr.インクレティブル」の方がこの作品の原作のアイデアを拝借している
んですが。(笑) ヒーローもののお約束であるめでたしめでたしで終わっているものの、結局、
不慮の事故とはいえ不思議な能力を身につけてしまったということを(自分自身が)受け入れる
というところで終わっているので、どうしてもこれからの作品のプロローグという感じがして、ちょ
っとパンチに欠ける気がします。また、ユーモアの要素が少ないのも残念です。予告編を見て少
し期待し過ぎちゃったかしら?!
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【蝉しぐれ】   ☆☆☆★
出演者: 市川染五郎、木村佳乃、緒方拳、ふかわりょう、今田耕司
 すごく日本の風景(自然)にこだわって作ったんだろうなぁ・・・と感じさせる作品です。また自然
意外にも、殺陣のシーンなど、血飛沫がちょっとオーバーな印象は受けるものの、剣の名人で
あっても初めて人を切る時の恐怖感など、細かいところまでこだわって作っていることが感じら
れます。しかし、強調したいシーンに時間を割いているからか(笑)、全体的に説明不足のままス
トーリーが進んでしまっている印象をうけてしまいました。たぶん、原作を読んでいれば(ストー
リーを知っているので)気にならないんでしょうが、観客全てが原作を読んでいるとは限らない訳
で・・・。そんなことを考えながら見ていたせいか(?)、もう一つ感情移入できないまま見終わっ
てしまったのが残念です。
【まだまだあぶない刑事】   ☆☆☆★
出演者: 舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオル、原沙知絵
 “ダンディ鷹山”&“セクシィ大下”が帰ってきました!!このシリーズがテレビに登場してはや
20年。しか〜し、この二人の格好良さは全然変わらないのです。若手刑事に走りで負けたり、
40肩(50肩?)など年齢を感じさせるギャグも織り交ぜてはいますが、(ギャグも含めて)やっ
ぱり変わってないよなぁ・・・と思うのは、私も同じように歳をとったからでしょうか?!(笑) 懐か
しさからか、ご都合主義の展開にも、まあこのシリーズだから・・・と許せてしまいます。(^^ゞ た
だ、ほとんど内輪ウケのノリでつくられている作品ですので、このシリーズをよく知っている人間
にはとても懐かしいし、面白いんですが、全く知らない人からすると、すご〜くつまらない作品の
ような気もします。(笑)
【ステルス/STEALTH 】   ☆☆☆☆
出演者: ジョシュ・ルーカス、ジェシカ・ビール、ジェイミー・フォックス、サム・シェパード
 いい意味で予想を裏切ってくれた作品です。無人戦闘機の暴走と聞いて、ありきたりの人口
知能VS人間の対決で、結局は人間が勝つんだろうなぁ・・・と思っていたら、途中から意外な方
向に話は進んでいきます。ただし、ラストは「出来すぎだよ〜!!」と思ってしまいましたが。(笑)
飛行中のスピード感も抜群ですし、テンポよく話が進んで行くので、2時間飽きることはありませ
ん。また、“エディ”が(煮え切らない)上司との無線を勝手に切って、「もうじゅうぶんでしょう。」
という人間顔負けの粋な科白が飛び出したり、遠まわしにしか自分の気持ちを伝えられないベ
ンに「(微笑みながら)愛してるって言えば!」とかる〜く言ってのけるカーラなど、戦闘シーン以
外も楽しめます。ただ、唯一残念だったのは、役柄上仕方ないんですが、サム・シェパードが格
好良くなかったことなんですよね〜。(笑)
【イン・ハー・シューズ/IN HER SHOES 】   ☆☆☆☆
出演者: キャメロン・ディアス、トニ・コレット、シャーリー・マクレーン、マーク・フォイアスタイン
 宣伝ではキャメロン・ディアス演じるマギーの成長物語みたいな印象がありますが、けっして
マギー一人の物語ではなく、マギーの姉ローズの成長物語でもあります。(登場シーンも五分
五分と言っていいぐらいです。) 本当はハーレークィーンロマンスを愛読書にするぐらいロマン
スに憧れているのに、容貌に自信がないため仕事に没頭している姉ローズの方がどちらかと
いうとコンプレックスは強いような気がします。なのに妹は抜群の容貌で男を手玉に取りながら
自堕落に生きている・・・。怒り、あきれはてつつも気になって仕方がない。そんなローズをトニ・
コレットがさらりと演じています。キャメロン・ディアスもラストの後姿がとってもキュートで印象に
残りますし、シャーリー・マクレーンにいたってはさすがの存在感です。涙、涙の姉妹愛の物語
かと思いきや、けっこうすっきりした仕上がりになっています。
【エリザベスタウン/ELIZABETHTOWN 】   ☆☆☆☆
出演者: オーランド・ブルーム、キルスティン・ダンスト、スーザン・サランドン
 見終わった後、久しぶりに余韻に浸りたいと思った作品でした。出来ることならそのままもう
一回見直したかったです。自分の生活を犠牲にして懸けていた仕事に挫折し、恋人にも振られ、
最悪の状態に陥っていた一人の青年が、父親の死をきっかけに、父の故郷でのふれあいや
キルスティン・ダンストン扮するクレアとの出会いの中で立ち直っていくというほんと何の変哲も
ないストーリーなんですが、見終わった後、何となく清々しい気持ちになれる作品です。個人的
には、ケンタッキーからオレゴンまで(実際はネブラスカまで)父親の遺灰と一緒に旅するシーン
がとても好きです。ほとんど台詞はなく、音楽と映像だけなんですが、アメリカ中西部の景色が
とても心に沁みます。たまにはこんな旅もいいかも?!
【ハリー・ポッターと炎のゴブレット/ HARRY POTTER AND THE GOBLET OF FIRE 】   
☆☆☆☆
出演者: ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、ブレンダン・グリーソン
 このシリーズもいよいよ佳境に入ってきた〜!!って感じです。でも、お子ちゃま向けの作品
だったはずなのに、こんな展開でいいの??敢えて犠牲者を出す必要はなかったのでは?!
というのが、見終わった時の感想です。また、2つ目の課題も非人間的というか・・・、もちろん
ダンブルドア校長のことですから抜かりはないんでしょうが、なんか間違っている気がします。
この作品で唯一(?)心が和むのは舞踏会へのくだりなんですが、ロンくん鈍すぎです。(笑)
ハリーのほうがまだしも自分の気持ちに正直ですが、こちらはついてなかったというしかありま
せん。ガンバレ、ハリー!!(笑) 次回作ではもっとロマンスに花が咲くのを期待します。
【Mr.&Mrs.スミス/Mr..&Mrs. SMITH 】   ☆☆☆★
出演者: ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー
 単なるアクションものではなく、テーマを “結婚とは?!” “夫婦とは?!”というところにもっ
てきたところは買えるんですが、家を爆発させたり(って二人がした訳ではありませんが!)、白
昼堂々のカーチェイスや撃ち合いはまずいでしょって言いたい。(笑) 組織から狙われるだけ
じゃなく、警察からも狙われて当たり前なのに、一切警察はでてきません。う〜ん、ご都合主義
ですね〜。(苦笑) しかしまあ、ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの魅力は満載ですので、
二人を見るための映画と思えば悪くないかも・・・。
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