天抜きバトルロイヤル・お題その2



※サイトの25万HIT競作企画として、
  【「メイドのお仕事」というタイトルで】
というお題で作品を募ってみました。個性溢れる力作揃いの百花繚乱です。
 ご参加の方々ありがとうございました。


  1.「メイドのお仕事」作:紅茶♪さん

 〜志貴の部屋にて〜

   ・・・昼間
 翡翠「〜♪〜♪(ふきふき)」<窓を拭いてる
 志貴「翡翠ってばあんなに掃除を楽しそうに・・・」

   ・・・夜
 志貴「(ふきふき)・・・意外と楽しいかもしれない」
 翡翠「・・・(恥ずかしがってる)」



  2.「メイドのお仕事」作:西紀貫之さん

 志貴「メイドのお仕事とは何かしっているかね、翡翠くん」
 翡翠「ご主人様の枕にまたがって自慰行為にふけったり、あまつさえ
   尿を飲ませることではないことは確かで御座います」
 志貴「ちぇ〜」



  3−1.「メイドのお仕事・日々これ精進」作:さとりゅんさん

 翡翠「…ふあー」
   控えめながらもあくびを漏らす翡翠。心なしか、目が赤い。
 志貴「……夜遅いんだ。何やってんの?」
 翡翠「…えっと…メイドに求められているものが何か、ということを
    少々研究しております」
   その晩。
 翡翠「…メイドって、奥が深いです、とっても」
   目をらんらんと輝かせ、パソコンの画面に見入る翡翠。
   画面には「琴乃宮『雪』」(水月)。もちろん放尿中。


  3−2.「メイドのお仕事・雪国の犬はおしっこしない」

   雪が積もる中、買出し中の翡翠。
   ふと目をやると、電信柱の側に「カキ氷(レモン味)」が。
 翡翠「…やりますね、雪さん」
   雪とおしっこは切っても切れない仲だったという。



  4.「メイドのお仕事」作:しにを

 志貴「ねえ、翡翠」
 翡翠「はい、志貴さま」
 志貴「……といった事はメイドの仕事に入るのかな?」(耳元で囁く)
 翡翠「はい、承ります。
    でも……、メイドとしてではなくて、その」(真っ赤になって)



  5.「メイドのお仕事 ― 12/24 or 25」作:がんさん  

 志貴「急で悪いんだけどパーティの準備、頼めるかな?」
 翡翠「パーティですか? 今晩であれば喜んで準備いたします。」

 翡翠「ですが、もし明日なのでしたら、志貴さまから命じて頂ければ準備
    いたします。わたしは志貴さまのメイドですから、どんな嫌なことで
    あろうとも、命じて頂きさえすればそれを成し遂げるのが使命であり、
    義務であり、喜びなのです。」

 翡翠「さあ、どちらですか? 今晩ですか? 明日ですか? さあ!」
 琥珀「さあ!」
 秋葉「さあ!」

  (編者註:真祖の姫君の誕生日が12月の……)



  6.「メイドのお仕事 ― お出迎えは欠かせません」作:がんさん

 琥珀「志貴さん、現在“day walker”“executer”の二機と交戦中。押さ
    れています!」
 秋葉「誰か、兄さんの援護に出られる機は!? 護衛機はどうしたの!」
 琥珀「護衛の“MAY”“red-hair”の二機は既に脱落。可動機はわたしの
   “A.M.B.E.R.”と、秋葉さまの“S.Car.Let”だけです!」

 翡翠「HM-02“J.A.D.E.”、 搭乗者・翡翠、発進します!」
 琥珀「翡翠ちゃん、ダメ! JADE は、まだ整備が終わっていないわ。耐
    視線シールドも展開できない今の JADE では、耐えられない!」
 翡翠「でも、姉さんの AMBER や、秋葉さまの SCarLet では、近接格闘戦
    は無理です。残っているのは、わたししか!」

 翡翠「行きます!」
 琥珀「翡翠ちゃーーーーん!」

        :
        :

 有彦「なあ遠野。たかが学校の送り迎えで、人型兵器を動かすってのは、
    メイドの仕事なのかな?」



  7.「メイドのお仕事」作:うづきじんさん

 琥珀「耐えること、ですねー(達観した微笑)」
 翡翠「待つことです(即答)」

 晶 「……はあ(痛ましげに頷いて)」



  8−1.「メイドのお仕事・朝編」作:天戯恭介さん

  質素な部屋…翡翠の部屋である。

  ピ、ピ、ピ、ピ、ピ………ピーーーー!!

 (目覚ましラジカセが起動)『翡翠、ボン・バ・イエー♪×2』

  ちゃーラーラー、ちゃーらーらららー♪(アントニオ猪木「炎のファイター」)

 翡翠「しゃっ!!」(気合の声)
  布団に潜ってガサゴソ動いている。
  テーマは盛り上がりへ

 翡翠「行くぞー、1…2…3………だああああああああああああ!!」


  8−2.「メイドのお仕事・朝のお仕事編」

 志貴「ZZZ………」
 翡翠「……………。」(ラジカセを取り出し再生ボタンを押す)

 『七夜、ボン・バ・イエー♪×2』
  ちゃーラーラー、ちゃーらーらららー♪
 (アントニオ猪木「炎のファイター」サンバVer)

 (ガバッと起き出す) 
 志貴「ファイト!!ファイト!!ファイト!!ファイト!!」

 翡翠「おはようございます、志貴様」(いつものように深深とお辞儀する)
 志貴「今日も元気でいこう!!……おはよう翡翠」


  8−3.「メイドのお仕事・朝食編」

 翡翠「今日は私が志貴様の朝ゴハンを作ります…いいですよね、姉さん」
 琥珀「え?ひ、翡翠ちゃん…いいわよ、私が作るから……」
 翡翠「姉さん……」(ズイと琥珀に顔を寄せる)
 琥珀「な、なに…翡翠ちゃん?」(翡翠の迫力に気圧されている)

 翡翠「元気ですかー元気が一番、元気があれば何でも出来る!!」

  鬼気迫る顔で包丁をもつ翡翠
 琥珀「あーー!!志貴様!!翡翠ちゃんがぁ…逃げてぇ!!!!」
 (ダッシュで台所から逃げる)


  8−4.「メイドのお仕事・志貴の登校編」

 志貴「あー…じゃあ…行ってくる」(翡翠からカバン受け取りながら)
 翡翠「行ってらっしゃいませ、志貴様」

 志貴『……うー…気分が悪い…』(翡翠の朝食を食べたから)

 翡翠「志貴様…あの……顔色が優れないようですが……」
 志貴「え?……あ…そんなことないよ!!あははは!!」(作り笑い)
 翡翠「………志貴様、歯を食いしばってください。」
 志貴「え?……あ、」
 翡翠「だっしゃ!!」

  バッチーン!!

 秋葉「何事ですか…って、兄さん!?……」
  翡翠の前で姑に虐められた嫁のようにぶたれた頬を押さえる志貴
 秋葉「翡翠!!兄さんになんてことするの!?」
 翡翠「気合を入れて差しあげたまでです。」
 秋葉「気合って…貴女…兄さん!!兄さんからもなにか言ってやってください!!」
 志貴「……翡翠」
 翡翠「なんでしょう?」

 志貴「……ありがとうございます、翡翠さん!!」(深深とお辞儀する)

 秋葉「そうそう……ありがとう…って…兄さん!?」



  9.「メイドのお仕事・侍女」作:のちさん

 志貴「いつも待たせちゃってごめんね」
 翡翠「いいえ、これが仕事ですから」
 志貴「そんなことはないだろう?」
 翡翠「メイドの和訳は『侍女』です。つまり、待つことも仕事なのです」
 琥珀「そうですよー。それと、『侍らす(はべらす)女』ですからねー」
 志貴「……」
 翡翠「……」



  10.「メイドのお仕事」作:しにを

 翡翠「そうですね、主人であるお方が心地良い気分で過ごされるようにする。
    それも大事な仕事であると思っています」
 志貴「なるほど」
 翡翠「と言われて、この制服を支給されているのですが……」(やや当惑)
 志貴「なるほど」(力強く)



  11.「メイドのお仕事」作:西紀貫之さん

 志貴「しかしよく働くなぁ。メイドの仕事も大変なのに、偉いね、翡翠は」
 翡翠「そんなことはありません。これでも、やらなければならない仕事の
   半分もしてないんですよ?」
 志貴「……そ、そうなの?」
 翡翠「はい。志貴様の歯も磨いて差し上げてもいなければ、着替えや食事
    の手伝いもしていませんし、トイレでさきっちょをつまんで残尿処
    理とかトイレットペーパーで涅槃を綺麗にして差し上げてもいませ
    んから」
 志貴「あ、ああ」
 翡翠「少しずつやっていきますから」
 志貴「…………」
 翡翠「少しずつやっていきますからね」



  12.「メイドのお仕事? ―双子ナビ―」作:権兵衛党さん

 朱鷺恵「送らなくてもいいのに」
 琥珀 「いえいえ仕事ですから」

 志貴 「ついて来なくてもいいけど」
 翡翠 「これも仕事です」

 朱鷺恵「…何度行っても会えないわね?」



 ※以下の連作は、拙作「宴の後で」を読んで頂いた後、ご賞味ください。

  13−1.「メイドのお仕事 ― 宴の後のその宴」作:がんさん

 琥珀「では、わたしから。まずはこういうのを。」
 志貴「くぅ、琥珀さんがこんなのを… 嬉しくて涙が… 涙が…」

 翡翠「あの… 志貴さま、こんなのはどうでしょう?」
 志貴「ひひひひひ翡翠が、そんなことを… (はなじぶー)」
 琥珀「あらあら、志貴さん、大喜びね。」
 翡翠「恥ずかしいです。」

 琥珀「さらに、こちら。」
 翡翠「こういうのはいかがですか?」
 琥珀「大胆に、こーんなのも。」
 翡翠「あの… その…」
 琥珀「………」
 翡翠「………」

   メイドさん二人によるコスプレ着せ替えファッションショーは、まだまだ続く。

 レン(キュピーン!)

   対抗意識を燃やす観客が一匹いた事も、付け加えておこう。


  13−2.「メイドのお仕事 ― 宴の後のその宴のその後」

 秋葉 「………」
 アルク「………」
 シエル「………」
 琥珀 「あはー」
 翡翠 「………」

 レン 「…」

 「「「「「レン(ちゃん)がなぜにメイド服?」」」」」

   志貴が「猫耳メイド」に異常に反応した事を見逃すレンではなかったらしい。

 アルク「あ、耳が四つとも動いてる。」

   芸も細かいのである。


  13−3.「メイドのお仕事 ― 宴の後のその宴のその後の後」

 レン すやすや
 志貴 zzz...

   志貴の膝の上で寝てばかりいるレンにはメイドの仕事は勤まらず、双子が仕事
   にあぶれる心配はなかったらしい。遠野家はおおむね平和である。

 秋葉「猫のくせに… 猫のくせに… 猫に負けた…」
 翡翠「志貴さまに手料理… 志貴さまに手料理… 志貴さまの手料理…」

   料理技能での順位が一つずつ落ちた二人を除いて。



  14.「メイドのお仕事・そんなドラマな」作:古守久万さん

 琥珀「奥様の知らぬ所で旦那様の子を孕んでしまい、しかし旦那様には認知して
    もらえず屋敷を追い出される……」
 翡翠「……姉さん、ドラマの見過ぎです」
 琥珀「そしてその子供がまたメイドとなって屋敷に来て、旦那様と禁断の近親相
    姦……ああっ!」
 翡翠「……(でもちょっとだけそのシチュに燃えるモノを感じている)」



  15−1.「メイドのお仕事 ― ぷろだくてぃぶ」作:がんさん
  ※ 以下、古守久万 さんの「そんなドラマな」から分岐

 琥珀 「そしてその子供がまたメイドとなって屋敷に来て、奥様の子供の異
     母兄と禁断の近親相姦…… イイ!」 
 
 秋葉 「どうせなら、正妻の子供が妹で、メイドの子供が異母兄で、そして
     二人は…… イイ!」
 
 翡翠 「そして二人は駆け落ちし、小さな街で一家四人の幸せな家庭を……
     イイ!」

 啓子 「夫も子供もあるメイドが、自分が乳母を務めたぼっちゃまの子供を
     妊娠…… イイ!」

 晶  「不妊症の奥様の代わりに、奥様に信頼された若いメイドが子供を産
     むの。日に日に大きくなるメイドのお腹と胸を見つめる奥様のまなざ
     しが… イイ!」

 アルク「一族が死に絶え、朽ちた館の中で、不老不死のメイドとその息子が、
     旦那様の想い出に浸って過ごす… イイ!」

 青朱一「「「年上のメイドが、ぼっちゃまの性の手ほどきなんかしちゃって、
     妊娠したのが大旦那様にばれて折檻されそうになったところを、ぼっ
     ちゃまが必死にかばってくれて… イイ!」」」

 シエル「とにかく…… イイ!」
 
 さつき「イイ!」
 蒼香 「イイ!」
 羽居 「イイ!」

 ななこ「マスター以外なら、誰でもイイ!」


  15−2.「メイドのお仕事 ― 絶対服従?」

 志貴 「悪の組織の戦闘員じゃないんだからさ…」
 シエル「イイ!」
 志貴 「先輩は、実際そうなのかもしれないけどさ…」
 シエル「イイ!」

 
  15−3.「メイドのお仕事 ― 制服着用義務」

 志貴 「ところで、先輩のその妙にふとももが見えるメイド服は、『フレン
     チスタイル』っていうの?」
 シエル「イイ!」


  15−4.「メイドのお仕事 ― 責任分担」

 レン(メイドが子供を産んでくれるなら、子供を産めないものが妻になっ
    ても…… イイ?)



  16.「世間知らず?」作:のちさん

 秋葉「それじゃ、琥珀はこっちをね」
 琥珀「はい、かしこまりました」
 志貴「それって、遠野家の経理書類だよな。そういうのも琥珀さんの仕事なのか?」
 琥珀「そうですよ?」
 秋葉「当然じゃないですか?」
 志貴「……メイドって、そういうもんだったけ?」
 秋葉「え?」
 琥珀「……」


  17.「西洋と東洋の違い」作:のちさん

 志貴 「先輩のところではメイドってけっこういるんだよね」
 シエル「貴族社会ですからねえ、一般的に認められた職業ですよ?」
 志貴 「ふーん、日本では考えられないなあ」
 シエル「でも、日本とはちょっと違うかもしれませんね」
 志貴 「そうなの?」
 シエル「……少なくとも遠野家を見ている限りでは、ですけどね」
 志貴 「……なるほど」


  18.「違和感」作:のちさん

 志貴「琥珀さんは、メイド、なんだよね」
 琥珀「はい、そうですよ?」
 志貴「うん、分かっているんだけどね」
 琥珀「それがなにか?」
 志貴「うん……」



  19.「業務内容」作:のちさん

 琥珀「はい、志貴さん。お薬です」
 志貴「いつもすいません、琥珀さん」
 琥珀「気にしないで下さい。これもお仕事ですから」
 志貴「薬を盛るのも?」
 琥珀「薬を盛るのも」
 志貴「……少しは否定して下さい」
 琥珀「うふふ」



  20.「メイドのお仕事 ― 翡翠、メイドを語る」作:がんさん

 翡翠「イドの仕事はその主人が求めるものにより…」
 翡翠「ろいろとございます。わたしの場合ですと…」
 翡翠「ア以外から侵入しようとする者の撃退とか…」
 翡翠「んで差し上げたり、のませて差し上げたり…」
 翡翠「食事の用意をできないのは残念なのですが…」
 翡翠「ものお世話は当然一任していただきますし…」
 翡翠「かいを恐れずに一言で申し上げるとすれば…」
 翡翠「もに生涯を送り、ともに幸せになる事かと…」



  21.「メイドのお仕事 ― 琥珀、メイドを語る」作:がんさん

 琥珀「イドの仕事はその主人を上手く操る事です…」
 琥珀「ケナイことをする際には見つからないよう…」
 琥珀「こに主人が居るのかきっちり押さえておく…」
 琥珀「り物は車がいいですね。位置特定が楽です…」
 琥珀「食事の用意まで任されればもうしめたもの…」
 琥珀「んらいを盾に罠をきっちり仕掛けましょう…」
 琥珀「かいを利用してこちらのペースに引き込み…」
 琥珀「もに生涯を送ると思わせておくのが肝かと…」
 


  22.「メイドのお仕事」作:西紀貫之さん

 志貴「しかし、メイドのお仕事って、基本は何なんだろう」
 翡翠「基本はやっぱり、雇い主のご主人様のために働く事でしょう」
 志貴「というと……秋葉か。秋葉が翡翠に俺の世話を頼んでいるから、翡翠
    は俺に尽くしてくれるの?」
 翡翠「本来ならばそうでしょう。しかし私が志貴さまにお仕えしてるのは、
    好きだからですよ?」
 志貴「う、うん」
 翡翠「そういう意味では、わたしはメイドではないのかもしれません」
 志貴「……」
 翡翠「一生離しませんから」
 志貴「うん」
 翡翠「一生離しませんからね」



  23.「メイドのお仕事 ― 志貴さまを伝言です」作:がんさん

    Telll... ガチャ
 翡翠「はい、遠野です。主人はただいま手が離せませんので、代わりに私、
    翡翠が要件を承ります。発信音の後にメッセージをどうぞ。ぴー。」
   『ガチャ』

     :
     :

 志貴「俺が風呂に入っている間、電話とかあった?」作:がんさん
 翡翠「いえ、何も。」
 志貴(なぜに、目をそらす?)


  24.「メイドのお仕事 ― ………」作:がんさん

    Telll... Telll... ガチャ
 有彦『よー、遠野。』
 レン(しきは、いまいないの)
 有彦『悪いんだけど、ウチの駄馬、二三日預かってくんねぇかなぁ?』
 レン(もう少ししたら、しきから電話するから待って…)
 有彦『これからそっちに行かせるから、じゃな。』
 レン(しきは…)
   『ガチャ』

     :
     :

 志貴「なぜ、レンがメイド服着てるのかよくわからないけど…」
 志貴「俺が風呂に入っている間、電話とかあった?」
 レン(………)
 志貴(なぜに、上目遣い&涙目&服にしがみつき?)


  25.「メイドのお仕事 ― いたずら電話は『即・断』だよっ」

    Telll... Telll... Telll... ガチャ
 秋葉『兄さん? 明日のデート…』
    ガチャ

     :
     :

 志貴「なぜ、都古ちゃんまでメイド服着てるのかよくわからないけど…」
 志貴「俺が風呂に入っている間、電話とかあった?」
 都古「――――― (じーーーーーっ)」
 志貴(なぜに、上目遣い&涙目?)
 都古「――――――― (じーーーーーーーっ)」
 志貴(睨んでるし、睨んでるし、睨んでるし)
 都古「――――――――― (じーーーーーーーーーっ)」


  26.「メイドのお仕事 ― 手早く短めに」作:がんさん

    Te ガチャ
 シオン「志貴は入浴中です。すみませんが、またかけなおし…」
 琥珀 『あはー、志貴さんったら、こんなまっ昼間っからお風呂ですか。も
     う、お盛んなんですからっ。』

      :
      :

 志貴 「シオンがメイド服を着ているのについてはもう追求しないけど…」
 志貴 「俺が風呂に入っている間、電話とかあった?」
 シオン「………」
 志貴 (なぜに、顔真っ赤?)
 シオン の… の… の… の…
 志貴 (伏せ目&指で「の」の字?)



  27.「メイドのお仕事 ― もっとメイドさん真面目にヤレ♪」作:がんさん

     Telll... Telll... ガチャ
 シエル『あ、遠野くんですか? シエルですが…』
 アルク「あー、私だ。いけすかない、お前の上司だ。」

    シエル反転!

      :
      :

 志貴 「アルクェイドが着ているぼろぼろのメイド服は後で弁償してもらう
     として…」
 アルク「………」(正座中。)
 志貴 「俺が風呂に入っている間に、電話とかあったわけね?」
 シエル「………」(正座で反省中。)
 志貴 (メイドが電話応対して、なぜに館半壊?)

   # これに限り,アルクの台詞は,折笠愛さんでよろしく.



  28.「メイドのお仕事・そう言われると」作:のちさん

 一子「掃除、洗濯、料理か。……うちに泊まる時の有間の仕事だな」
 秋葉「なっ!?」
 志貴「……泊めてもらう者の礼儀というか、その……」
 一子「……夜のご奉仕っていうのも、そういえば……」(顔が青ざめていく志貴)
 秋葉「……兄さん……ちょっと……あとで……お話しが……」
 志貴「……はい……」



  29.「メイドのお仕事・類別」作:のちさん

 志貴「こっちが秋葉、アルクェイド、一子さん、先生」
 志貴「で、こっちが俺、有彦、翡翠、琥珀さん、先輩、弓塚さんかな?」
 翡翠「何をなさっているのですか?」
 志貴「うん、翡翠の仕事をね……」
 翡翠「?」
 志貴「されるのが似合うか、似合わないかを分けてたんだ」
 琥珀「たんに生活臭の問題じゃないですかねー」



  30.「メイドのお仕事・認識の差異」作:のちさん

 翡翠「主の意向に背くことになっても、主のために働くことです」
 琥珀「主人の言葉は絶対です」
 志貴「……」
 琥珀「……」



  31.「メイドのお仕事・想像してみて下さい(1)」作:のちさん

 翡翠 「……志貴さま付きのメイドはわたしだけです」
 秋葉 「……」
 琥珀 「……」
 アルク「……」
 シエル「……」



  32.「メイドのお仕事・想像してみて下さい(2)」作:のちさん

 琥珀「……わたしは秋葉さま付きのメイドですから」
 秋葉「……」



  33.「メイドのお仕事」作:しにを

 アルク「たらったー♪ 旦那様、待って下さい」
 志貴 「なんでメイド服? なのは置いておいて、何だ?」
 アルク「お弁当作った、じゃなくて作りました。ほらほら、見て」
 志貴 「……何だ、これ?」
 アルク「おにぎり。これが鮭でね、これがタラコでね……」
 志貴 「何とはなく雪玉の芯を思い出すな」
 アルク「だって崩れるんだもの」



  34.「メイドのお仕事」作:もとはるさん

 志貴「なあ秋葉、もしも遠野の当主という立場になかったら、就きたい職業とか
    あるかい?」
 秋葉「いいえ。考えたことさえありませんわ」
 志貴「えっ?…ううん…じゃあ、小さい頃に憧れていた職業とかは?ほら」
 秋葉「そうですね。兄さんがどうしても挙げろと、そうおっしゃるのなら…
   (右を見て、左を見て、二人きりなのを確認してから)
    兄さんのメ、メぃ……い、いえ、なんでもありませんわ!
    どうせ私が言った職業の服を着せて…とか考えてらっしゃるんでしょう!」
   (別室で盗聴器をモニターしながら)
 琥珀「あはー。御主人さまのご要望を叶えて差し上げる、それがメイドたる者の
    務めですよねぇ」



  35.「メイドのお仕事 ― 一般的な呼び方」作:がんさん

   メイドになったつもりで、仕える相手を呼んでみてください。

 琥珀「『旦那さま』」
 翡翠「『ご主人様』」
 レン(『ますたー』)

 志貴「仕事の内容がそれぞれ違う気がするよな。なんとなく。」



  36.「メイドの仕事 ― 逸般的な呼び方」作:がんさん

   メイドになったつもりで、仕える相手を呼んでみてください。

 アルク「『ごしゅじんさまぁ(はぁと)』」
 シエル「『ぼっちゃま?』」
 秋葉 「『あ・な・た』」

 志貴 「仕事の内容を誤解している気がするよな。なんとなく。」



  37.「メイドのお仕事 ― 一犯的な呼び方」作:がんさん

   メイドになったつもりで、仕える相手を呼んでみてください。

 シオン「『あんっ… いけません、ご主人さまったら』」
 おーる「………」

 シオン「と言うと、志貴は大いに喜んでくれましたが?」


 
  38−1.「メイドのお仕事・恋する乙女なメイドさん」作:月影さん

 翡翠 「主の行動を正確に把握しておくことも、メイドの大事な務めです。」
 さつき「任せて!すっごい自信ある!!」
 翡翠 「…主が何を求めているのか、常に理解するよう努めます。」
 さつき「あぁ、志貴君、今何考えてるんだろ、…私のことだったら嬉しいの
    にな。(うっとり)」
 翡翠 「ストーカーと妄想をしろとは申していません。」
 さつき「あぁ!志貴君!!私が欲しいだなんて…そんな!!(くねくね)」
 翡翠 「………。」


  38−2.「メイドのお仕事・十分後」作:月影さん

 さつき「あぁ!志貴君!ううん、ご主人様!私もうイッちゃうよー!!」
    (妄想大暴走)
 翡翠 「………。」
 さつき「はぁはぁ、…あ、翡翠さん、私メイドの素質十分ですか?」
 翡翠 「私の口から申し上げるのは憚られますが、…皆無です。」
 さつき「え?…あの、何か怒ってます?」



  39.「メイドのお仕事・ロマンチスト」作:月影さん

 シエル「日本ではどうしてあんなに〈メイドさん〉がウケるんでしょうね。」
 志貴 「せ…先輩?」
 シエル「そう、その〈先輩〉や〈眼鏡っ娘〉ですら霞んでしまうんですよ!
     夜のお仕事なんてあるわけないですし、そもそも実際に雇うなんて
     まず無理なのに…!」
 志貴 「先輩、…それでも漢は夢に生きるものなんですよ。」(七夜の表情
     になりながら)



  40.「メイドのお仕事・蛇足」作:月影さん

 シエル「メイドさん…、そんなにいいものなんでしょうか、先輩や眼鏡っ娘
     の方が現実的じゃないですか…。」
 セブン「違いますよ、マスターには〈アナル〉やら〈カレー〉やら余計なも
     のが付いてるから駄目なんです。」
 シエル「フ...フフッ、セブン、あなたにも随分余計な機能を付けてしま
     ったようですね。」
 セブン「あ、あの、マスター…?」
 シエル「2度とそんな減らず口を叩けなくしてあげます!」



  41−1.「メイドの仕事・箱入り」作:月影さん

  メイド姿のななこ。
 ななこ「マスターの話ではメイドが人気があるそうなので、私も有彦さんの
     メイドになってみようと思います。」
 有彦 「そうか…、で、お前何か出来んのか?」
 ななこ「何も出来ませんよ?え、何かするものなんですか…?」
 有彦 「………この駄馬。」


  41−2.「メイドのお仕事・鹿はいないが所詮〈馬〉」作:月影さん

 ななこ「有彦さん、私メイドの仕事について調べてきましたよ、これでバッ
     チリです。」
 有彦 「んで、…お前でも出来そうな仕事はあったか?」
 ななこ「あるわけないじゃないですか、嫌ですねー、有彦さん。」
 有彦 「………。」
 ななこ「え?…あの??」


  41−3.「メイドのお仕事・無知と悪戯」作:月影さん

 ななこ「有彦さん、ありました!私でも出来そうな仕事!一子さんが教えて
     くれましたよ。」
 有彦 「そうか、良かったな、少しでも家事が減るのは俺も歓迎だ、そんじ
     ゃ早速やってくれよ。」
 ななこ「え?まだお昼なのに...今からですか?有彦さんも好きですねー、
     ……エッチ。」(最後はちょっと赤面しつつ)
 有彦 (姉貴、何を教えた…。)

 一子 「なに、ほんのサービスだよ。」


  41−4.「メイドのお仕事・無知と鞭」作:月影さん

 有彦 「なんだ…それは?」
 ななこ「鞭ですよ?メイドはお仕置きされるのも仕事なんだって有彦さんの
     持ってる本に書いてありましたから。」
 有彦 「お前いつの間に!…いや、それよりお前、これはジョッキーが使う
     ヤツだぞ。」
 ななこ「平気ですよ、マスターの改造に比べたらこれで叩かれるくらい何で
     もありません。」
 有彦(ななこ、お前苦労してんだな…。)


  41−5.「メイドのお仕事・愛?」作:月影さん

 有彦 「ななこ、お前もうメイドになんのは諦めろ。」
 ななこ「どうしてですか?」
 有彦 「あー、えーと、そーだな、…いや、俺はお前がいてくれるだけで十
     分なんだよ。」
 ななこ「有彦さん、そこまで私のことを…。」
 有彦 (こうでも言わなきゃ止めそうにねーしな。)


  41−6.「メイドのお仕事・おまけ」作:月影さん

 志貴 「有彦、おめでとう。」
 シエル「不束な子ですけど、よろしく頼みますね。」
 一子 「甥でも姪でもいいぞ、早く見せろよ。」
   花嫁姿のななこ。
 ななこ「有彦さん、幸せにして下さいね。」(満面の笑み)

 有彦 「うおぉぉぉぉ!!!」
   汗だく&酷い形相で布団から起き上がり、辺りを見回す。
   ななこは幸せそうに寝ていて、ベランダには黒猫。
 レン 「ニャン。」



  42.「メイドのお仕事」作:しにを

 晶 「わたしも志貴さんにご飯作ってあげたり、お部屋掃除したりしたいです」
 志貴「アキラちゃんのメイド服姿か……。
    可愛いだろうけど、さすがに無理だね。秋葉に何言われるかわからない」
 晶 「そ、そうですね(そうじゃなくて、お嫁さんなんだけど……)」



  43.「メイドのお仕事」作:しにを

 秋葉 「どうなさったんです、ぼんやりとして?」(冷笑混じりに)
 シエル「あ、ちょっとですね、翡翠さんと琥珀さんの事を考えて……」
 秋葉 「何か二人が粗相でも?」
 シエル「いえいえ、違います。
     わたしもこの家に仕えて、遠野くんの傍にいてあれこれとお世話をした
     り、美味しいものを作っていっぱい食べて貰ったり、病気の時なんかに
     看病したり、それで時にはお褒めの言葉貰ったり……、そんなのいいな
     あって。変な事言ってますね、わたし」
 秋葉 「いえ……」(何だか親近感を漲らせたような表情)



  44.「メイドのお仕事」作:しにを

 琥珀「そうですねえ、翡翠ちゃんは他の仕事をしっかりとやって数少ない欠点を
    消し去るタイプで、わたしは特技を伸ばして欠点を挽回するタイプですね。
    似てるようで微妙に違うんです。
    それと、特技って料理の事ですから、変な事を考えたらダメですからね、
    よろしいですか、志貴さん?」



  45.「メイドのお仕事」作:しにを

 シオン「おはようございます」
 志貴 「おはよう、シ……、な、なんだい、その格好?」
 シオン「ここで世話になる以上、何らかの代償を払うべきであろう。  
     幸い、この屋敷の全域を琥珀と翡翠でカバーするのは無理だし、やる事
     はいろいろある。その際に、メイド服とやらを着るのは何もおかしくは
     あるまい?」
 志貴 「まあ、そうだけど……、でも……」
 シオン「それにここで得た情報から分析すると、このコスチュームは志貴に好ま
     しいという感情を抱かせる筈だが?」
 志貴 「え……」
 シオン「違うのか? それとも私には似合わないだろうか?」
 志貴 「いえ、気に入りました」
 シオン「よろしい。では、仕事に戻るので失礼する」(どこか満足そう)



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