たいむりみっと

作:しにを

 
            



「それでは、はじめましょう」
「はい、遠野先輩。では浅上女学院どっきりナイトパーティを……」
「センスがないな」
「うう……」
「そんなこと言っちゃダメだよう、蒼ちゃん。アキラちゃん、続けて」

「はい。ええ、本日は素敵なゲストをお招きしました。
 見つかったらもう社会的に抹殺される危険性を顧みず、塀を乗り越え物陰に
潜み、現れた勇者さま、遠野志貴さんでーす」
「来ないと酷い目にあ、ぐぅ」
「あ、そんなに締めると危険ですよ、遠野先輩。
 せっかく志貴さんに来て頂いたのに、こちらは4人。くんずほぐれつも楽し
いですけど、それだとやはり割を食ってしまう人が出る訳で……。
 やっぱり1対1で可愛がってほしいですよね……、といった訳でゲームを考
えてみました。
 60分間、私たちは志貴さんに順番に可愛がってもらいます」
「あ、それでいいんだ。それなら、まあ……」

「説明はまだですよ、志貴さん。替わりばんこに1人当たり5分ずつ3回、そ
れで志貴さんには、私たち全員をイカせて貰います」
「ちょ、ちょっと待った、何、それ…むぐぅ」
「意義はありませんね。あっても却下ですけど。
 その際に、志貴さんは何をするのも自由です。思う存分腕を振るって下さい。
 志貴さんの超絶技法でイカされた人は、今夜はそれで満足しておしまい。
 残念ながら志貴さんが満足させられなかった人は、その代わり一晩好きなだ
け志貴さんに可愛がってもらえます。
 体中を隈なく舐めまわして貰ったり、穴という穴に何度も挿入して貰ったり、
そして何度も、もう溢れ出すくらいに……、ああ。じゅるり」
「無理だ、そんなの。絶対に死ぬ」
「だったら、頑張って全員イカせなければいけませんね」

「いけませんねって、おまえ、幾ら志貴でも無理じゃ……まあ、いいか。それ
で志貴が全員制覇した場合はどうなるんだ?」
「はい。そうなったら、逆に志貴さんの自由です。
 皆を同時相手にしてハーレム気分に浸るも良し、誰かお気に入りの娘としっ
ぽり、はたまたそのままお家に帰ってもOKです。……残念ですけど」
「いいわね。でも、幾らなんでも5分で交替じゃ難しいんじゃないかしら?」
「ええーッ、ノリノリの時のおにいさん、凄いよー」
「まあ、……そうね」
「納得するな。そんな俺は……」
「妹と、妹の友達、後輩を全てお手つきにしておいて何を仰るやら……。
 でも、少々厳しいのは確かかもしれません。そうですね……、もしも途中で
完了したら、その娘の残りの持ち時間は後に割り振れるようにしましょう。
 例えば、一周目で三人を各5分間でイカせたら、残りの一人は45分使って
良いという事になります」
「あ、それは採用しましょう。志貴さん、良かったですね」

「ねえ、アキラちゃん、おにいさんは何してもいいの?」
「基本的にはOK。体位とかも指示されたら従うようにしましょう。
 他には……、え、お尻? ええと……、無しにしましょう。わたしはOKで
すけど、そのまま口に入れられるのは抵抗あるでしょうしね」 
「了解。で、順番はどうする。3セットだろ、最初に全部決めとくか」
「そうね……、1セット終わる頃に次の順番を決めるのはどうかしら。くじ引
きか何かで。そちらの方が先が読めなくて面白いし。
 その時夢中になっている4人目は参加できないけど、ズルはしないし承知し
て貰ってと言う事で」
「うん、それでいいと思うぞ、遠野」
「わたしも〜」
「わたしもそれでいいと思います」
「俺の意思は……」
「却下」



■くじ引き第1回結果...晶、秋葉、蒼香、羽居■


「わ、一番。いいんですか?」
「くじ引きだし仕方ないわね」
「まあ、あまり順番がどうとかはないしな、前座を頑張って貰おうな、羽居」
「うん、見てるのも楽しそうだしね」

「では、まずは皆で準備しましょう」
「なんだか、皆で裸になるのって恥ずかしいというより、変な感じ」
「あ、お兄さん、食い入るように見てる。嬉しいなあ」
「ああ、何だかんだ言ってもやる気充分だな、まあ、そうでないとな」
「みんな、あちらも準備OKなのね」
「濡れてないところに志貴さんの挿入されたら痛くてダメですもの」

「さてと、では兄さんを脱がしちゃいましょう」
「わあ、もうこんなになってる。うふふふ」
「おい、瀬尾そっち引っ張ってくれ」
「はい。ああ、志貴さんの凄い……」

「タイマーの用意いいわね」
「OK」
「瀬尾は準備いい?」
「いつでも大丈夫です」
「では、スタート」
「はじまりはじまり〜」




◇1人目、瀬尾晶(残り時間:60分)

 さてと、始めだとドキドキするなあ。
 でも、まだ誰も触れていない志貴さんのおちんちん。
 ふふ、熱い。
 もう、少し先っぽに露を滲ませて。
 どうしますか。
 いきなり挿入してがんがんと?

 え、抱き締め……、ああ、志貴さんの腕の中にいる。
 ン…ふぅ、志貴さんの匂い。
 はい、もうこんなにとろとろなんです。
 えー。
 これならすぐにイッちゃうかと言われてもその……、無理です。
 幾らなんでも…、ひゃん、耳に息かけて舐められてる。
 ああ、志貴さんの声。
 アキラちゃんにお願い?
 待ち時間でひとりエッチして、準備してくれないか?
 ええと……。
 また、今度可愛がってあげるから、ですか。
 お尻もふにゃふにゃになるまで舐めて、皺がのびきるまでアナルに……?
 うーん。
 ああ、こんな耳元でこんな声出されたら、抵抗なんて……。
 これだけでじんわり感じちゃう。
 わかりました。
 その代わり、時間内はきちんと可愛がってくだ……。
 ふぁ……。
 お尻の穴と膣の間が。
 挟まれて、ぷるぷるいっている
 気持ちいいよー。

 あの、志貴さん、舐めていいですか?
 はい、だって新鮮なうちにその……。 
 初めから舐めるなんて珍しいかな。
 精液も、わたしのおつゆもついてないから、かえって変な感じ。
 シャワーも浴びていない生の志貴さんのおちんちん、美味しい。
 舌に少しこそげ落ちるのが、独特の匂いで。
 奥まで入れて、んん……。

 あは、私の唾液でてろてろになってる。
 この後、遠野先輩……。
 わたしの涎で汚された志貴さんのおちんちんが挿入される。
 ああ、なんだかドキドキしますね。
 もっといっぱい塗っといてあげます。
 うふふふ。
 ぴくぴくって動いてますよ、志貴さん。

 ああ、ぞくぞくする。
 ふぁぁあ。
 ちゅぷん……。
 終わりか。じゃあ、イキそうになるまで一人で頑張りますからね、志貴さん。
 


◇2人目、遠野秋葉(残り時間:55分)

 さあ、どうなさいます。
 まあ、いかな兄さんでもこんな条件では無理でしょうね。
 いいですよ、後でたっぷりと可愛がってあげます。
 普段好き放題なさっている分を……、していないとでも?
 それは、私だって、その、嫌とは……、そんな事はどうでもいいです。
 今は例えどんな事をされても、私は……、え、やだ……。
 いきなり、こんな。
 文句言ったら駄目だろって、そんな。
 わかりました。
 もう、キスもしないでいきなりこんな犬みたいに。

 ん、んんんーーッ。
 でも、こんなのも。
 はい、痛くはないです、平気……。
 あ、あ、だからと言ってこんなに。
 乱暴なのも、それは嫌いではないですけど……。
 片足上げて、ああ…そんな格好させられたら。

 やだ。
 言わないで下さい。
 ああ、瀬尾の眼。
 蒼香も、羽居も見てる?
 ああ、本当。
 私、そんないやらしくは……。
 見られてぽたぽたこぼしても説得力が無いって、これは兄さんが激しくて。
 お腹がぎゅってなって、腰が振動で痺れるみたいで。

 でも、見られるのも嫌じゃないだろう?
 ……。
 ……。
 黙ってちゃわからないって、なんでそんな事を……。
 ひゃん、ダメ。
 そんなにめくらないで指を捻じ込むみたいな……。

 言ってみろって。
 そんな、恥ずかしい。
 言わないと止めちゃうって、兄さん、今の自分の立場を……。
 あ……。
 ……。
 わかりました。
 言います、説明しますから、止めないで下さい。

 もう……。
 あ、また、さっきより激しい。
 は、ふぁい……。
 感じてます。
 秋葉は感じています。
 兄さんに、クリ…クリトリスを、まだ小さいままのクリトリスを苛められて
感じています。
 壊れそうなほど腰を打ちつけられて、奥まで貫かれて、いやらしい汁をまき
散らしています。
 言いましたから、少し、ゆるめ…あああッッ。
 ふぅ……。
 え?
 イってはいません。
 イってなんていません。
 じゃあもっと激しくって、ちょっと、兄さ……あんんッ。
 はぁ……。

 もっと深く突っ込んでって……。
 ああ、引っ掛けながら抜いてるよう……、ひあッッ。
 ひゃん、ああ、兄さん、もっと……。
 もっといっぱ……あれ?

 時間?
 そ、そうですか。

 ……。 
 ほ、ほら御覧なさい。
 無理と言ったでしょう。
 今の分もしっかりお返ししますから、あと2回、せいぜい頑張る事ですね。

 ほほほ。
 次の蒼香が待っていましてよ、に・い・さ・ん。


 ……危なかったあ。



◇3人目、月姫蒼香(残り時間:50分)

 ねえ、志貴。あたしはまだ、その……。
 あんなに乱暴にされたら、え、そうなの?
 うん、少しは濡れてるかもしれないけど、そんなにじゃないから。
 でも濡れてるんだ、ってあんなの間近で見せられたら。
 あ……。

 んんっ、ちぅぅ、ちゅぷ……ちゅっ。

 な、いきなり唇奪って……。
 え、もう一回?
 うん。
 ……嫌じゃない。
 こう?

 ……。
 ……。
 はあ。
 優しいキス。
 唇が震えて……、はぁ。

 え?
 それはそうだよ、いつもだってこんなにされたら感じるのに、今はみんなに
見られているんだから。
 キスしたらあたしはすぐに素直になる?
 そう…かな?
 そう……かも。

 確かめる為に、もう一回?
 ……して。
 ほら、素直だって笑うな。

 あ…、ちゅぷ……、ちゅっ、んんん……、ちゅぱ、じゅるぅ……。
 はぁ。
 舌が蕩けそう。
 そうだな、あたしは志貴にキスされるとダメになっちゃう。

 うん、耳も感じる。
 ああ、息が。
 くすぐったくて、でもぴりぴりするの。
 ここも……。
 濡れてきたって、耳元でそんな言わないでよ。
 うんん、指まで……。
 まだ本格的にしないで、優しく触れてくれるのが、気持ちいい。
 だって。
 そんなにひっぱちゃ嫌だ。
 全部引っ張って千切れたら、って、そんな小学生みたいじゃないだろ。
 そうだね、小学生はこんなに濡らさないよって、ああ、やっぱり優しくない
じゃ……、ああ、うん。
 触れてちょっと皮を動かすのがいい。
 感じると言うより、むず痒くて……、それが広がるの。
 
 あは、きゃうッ!

 うん、敏感になってるみたい、乳首。
 そんなには勃ってないけど。
 あん。
 少し摘まれると、ここもくすぐったさよりちょっと痺れたみたいで。
 指が何?
 あ……。
 うん、感じてる…と思う。
 
 後で責めてあげるから、自分で弄っていたら?
 嬉しそうに言うな、そん事。
 しないよ。
 しない…もの。

 最後か……、そうだな、キスして欲しい。
 
 ん……ふ、ふぅ…、ひゃらぁ……ちぅぅッ……。

 はあ、うんん。
 待ってる。
 うん、次をね。
 次、がんばるんだな。


 ……あたし、志貴を待ってるから。



◇4人目、三澤羽居(残り時間:45分)

 わーい、お兄さん。
 久しぶりだなあ。
 あれ、どうしたの、変な顔して?
 わたしの体、どこか変かなあ。
 おっぱいが少し大きくなったけど。
 え、言わない方がいい? うん……。
 でもね、お兄さんにさんざん揉まれたからかなって思うんだよ。
 ふふふ。

 わ、おちんちん、秋葉ちゃんと蒼ちゃんのでつやつやしてるね。
 つんつん、てしたら指がぬめっとしてる。
 すっごくいやらしい匂いー、うん、これ大好き。
 それに硬いねー。
 ぴくんてして……。
 ひゃん。

 お兄さん、どうしたの?
 あ、もしかして。
 そうなんだ、もういっぱい出ちゃいそうなんだ。
 ふーん。
 だったら、ねえ、わたしに頂戴。
 うん。
 中でいっぱい出して。
 平気だよ。
 蒼ちゃんがとろとろになってるの見てたら、わたしもこうだから。
 ほら、もうこんなでね、びらびらってした処を指でこうすると、たらあーっ
て、うう、ちょっと恥かしい。
 こうだからいきなり入れられても大丈夫。
 あ、それともお口がいいかなあ。
 熱いのお口いっぱいに広がるのもいいんだよ。
 特に最初のはねー、喉に絡んでね、濃くて大変で、でも、その分飲み込んで
も頭がぼーっとしちゃうの。
 
 どっちがいい?
 ええとねー、わたしはやっぱりぎゅってして貰っていっぱい出してくれたら
嬉しいなあ。
 うん。
 わかった。じゃあ、どうすればいいのかな。
 ええと、これは……、たいめんざいとか言うヤツだね。
 じゃあ、お兄さん、もう動くだけで辛そうだから、わたしが乗るね。
 ゆっくり入れるから、ちょっと我慢しててね。
 あ……。
 すごく硬い。
 入っていく。
 まだ、入るよ。
 あ、ああ……、もう、無理。
 いっぱい入ってる……。

 ね、背中撫でて。
 気持ちいいの。
 お兄さんは、わたしの胸どう?
 柔らかい?
 ね、ねえ……、そうなんだ。もっとぎゅっとしちゃう。
 どうかなあ。
 うん、勃っちゃってる、先っぽ。
 もっと擦ったら、よくわかるでしょ。
 ああ、わたしも感じてる。
 ぴりぴりするよ。気持ちいい。

 すぐにもしゃせーしそうだったのに何で平気なの?
 もったいない?
 ふーん?
 どうせなら羽居ちゃんにも気持よくなって欲しい?
 あ、嬉しいなあ。やっぱりお兄さん優しいから、好き。

 あ、揺らし始めた。
 ひゃうん、天井のところ当たると、わた…、ひゃうんん。
 だって……、足と手でしがみつかないと飛んじゃいそうなんだもん。
 ああ、ひゃあ、んんッッ。
 気持ちいい。
 はぁ。ああんッッ。
 え……、ふんぅ?
 そんなに締めないでって言われてもわからないよ。

 あ、下からそんなに強く。
 もっと奥に入ってるよ。
 あ、もっと大きくなってる。
 
 出したの?
 あ、わかるよ。
 出てる。
 お腹の中に広がっている。
 お兄さんのがわたしの中で暴れているよ。

 ごめんね、ってどうして?
 自分だけ気持ち良くなっちゃってって、いいよー。
 だって、わたしの時に出してくれて嬉しいもの。
 ほら、秋葉ちゃんだって羨ましそうな顔してるよ。
 その代わり、わたしの事も後でおかしくなるまで可愛がってくれるんだよね?
 うん、それならおあいこだものね。

 そっと抜いてね。
 ううん、もう平気。
 ただ、次までこのままで待っているから、外に出したくないの。
 ここにせーえき入れたまま待つの。
 ちょっぴりこぼれたら舐めちゃおうかな。
 うふふ、痺れるみたい。
  
 


■くじ引き第2回結果...秋葉、晶、羽居、蒼香■


「遠野先輩の次かあ、うん、見ながら高めておきますから、志貴さん」
「ふうん、遠野とアキラで入れ替え、そしてあたしと羽居でか」
「うーん、脱落者がいない方が有利だけど、物足りないのも確かね……」


◇5人目、遠野秋葉(残り時間:40分)

 もう、羽居の中で出してしまうなんて……。
 私まで待ってくださればよかったのに。
 ああ、いやらしい匂い。
 いいです、拭わないで下さい。
 どろどろで、こんなになって……、ああ、兄さんのいやらしい匂いだわ。
 はぁ……。

 舐めますね、兄さん。
 指がにちゃにちゃ。
 そうですよね、こんなに濡らしてるんですもの。
 これは、羽居の愛液。
 すこし白みがかって兄さんのと混ざっている。
 これは兄さんの精液。
 白いドロドロの塊みたいなのと、水っぽい汁。
 どうですか、兄さん。
 こんなのを舐めている秋葉は?
 兄と自分の友達の性交の跡を舐め清めている妹は?
 
 返事がありませんね。
 でも、ここは正直ですよ。
 ただ、これは舌に反応しただけでは無いですね?
 私が舐めているから感じているんですよね?
 ふふ、嬉しいです、兄さん。
 んん……、ふぅ。 

 おお、兄さんのペニス。
 こんなに大きくして、こんなに硬くして。
 ねえ、兄さん。兄さんは私のを……。
 はい、丸見えです。
 さっき兄さんに手荒にされて、ぐちゃぐちゃに乱れています。
 いやらしい……、そうですか?
 でも、綺麗だ?
 あは、兄さん……、咥えますね。
 美味しい。
 ほら、カリ首を唇でちろちろ擦ってあげますから、兄さんも。
 あ、ふぅ。
 そんなに強く吸って。
 そんなに私の滴らせるの、美味しいですか。うふふ。
 ああ、びらびらを唇で……はぁぁ。 
 イイです。
 私も……、では、本格的におしゃぶりしますよ。
 私の喉がどんなに気持ちいいか思い出させて上げます。
 んんんん……。

 じゅぷ……、ちゅぷッ……んふぅ…ふ……ぴちゃ。

 っふ。
 素敵。
 こうしてると、何もかもどうでもよくなる。
 兄さんのペニス。
 兄さんのペニス。
 兄さんの……。

 え、なによ。
 邪魔しないで。
 終わり、え……、ああ、仕方ないわね。
 ちゅぷん。
 
 

◇6人目、瀬尾晶(残り時間:35分)

 志貴さ…ん……。
 うん…。
 見て……くだ…さ…い……。
 
 挿入られたら、それだけでイっちゃいそうだから。
 今は志貴さんのより……。
 はい、弄って舐めて欲しいんです。

 ああ、こんなにくっつきそうなほど間近に見られている。
 志貴さんが触っている。
 あそこに息がかかっているよう。
 どう……、ですか?
 遠野先輩のと比べているんでしょう?
 わたしのは、まだ子供っぽいけど……ひゃう…、あ、可愛いって言って貰っ
ちゃった。
 あんん、あそこにキスされてる。
  
 ひっ、ふ……、軽くトビそうになっちゃった。
 このままでも、イッちゃいます。
 ああ、舐めてる。
 志貴さんが、わたしのいやらしいお汁を舐め啜っている。
 少し弱めにしてくれているから、気持よさだけ続いている。
 でもだんだん……。
 高まっていく。

 ふぁ、舌が突付いた。
 こんな処、出ちゃいますよ、志貴さん。
 あ、今度は……、ふうんん。
 志貴さんの唇、舌、優しい。

 ひゃん。
 そんな処……ああ。
 止めないで下さい。
 そのまま。
 はい。
 感じます。
 皮の上から根本にもっと……。
 ひゃ…いい……、い…く……よぅ……。
 あ、もうダメ。
 待ってる。
 わたし、志貴さんの…待ってる。
 
 あ、唇が。 
 そして。
 噛……イく。
 イっちゃう……。
 ふぁ、ああ…あああァァァッッ!!

 気持ち…い…い……んん…………。
 

 ……。
 ああ。
 イっちゃった。

 志貴さんの顔、べたべたにしちゃった。

 ああ、幸せです。
 ふふ、あれ、志貴さんもそんなにして。
 あはは。
 じゃあ、わたしが……。
 こんなにはちきれそうにして可哀想ですもの。
 はい。
 お口で……。

 ん、んんん……。
 口の中に匂いが広がって。
 あ、舌に滲んで……。

 さっきのわたしみたいに甘噛み。
 先端を噛んでますよ。
 志貴さん、可愛い。

 もう、一度。
 あむっひゃあッッ。
 出てる。
 あ、凄い。
 んん、また……、イキそう。

 また……、あ、ああンン。イくぅ……。
 こんな……、はぁぁ……。

 志貴さんのあたたかいミルク。
 美味しい……。



◇7人目、三澤羽居(残り時間:30分)

 アキラちゃん、あんなにとろとろ。
 でもねえ、わたしも凄いよー。
 うん、さっきのそのまま。
 お腹に出して貰ったのがそのままだと思うと、それだけで気持ちいいの。
 ちょっとだけ指で触ってたし。
 腰がそれだけでぴくんて動くの。
 お兄さんが入ってた感じが残ってるし。
 出した時のね、あの……、うーん言葉にし難いけど、あれがね思い出されて、
また体が蕩けちゃうんだ。

 もう、これだけで充分なくらいだけど、それだとダメなんだよね。
 じゃあね、今度はこっちを可愛がって。
 うん、もっともっと大きくなるくらいして。
 
 うんん。 
 胸はね、少し痛いんだけど……、こうやって揉まれるとね、やっぱり気持ち
いいの。
 自分でしてもすひしじーんて来るけど、お兄さんにされると全然違うの。
 こうやって形変えたり、ぎゅって潰されたり、何されるかわからないもの。
 あ、指が食い込んでる。
 痛いけど、やっぱり気持ちいい。
 先っちょが掌に当たるのもきもちいいの。
 さっきから意地悪して触ってくれないから。
 これだけでも感じちゃう。

 強く引っ張ったらどうなる?
 知ってるでしょ、いつもするもの。
 うん。
 して、お願い。
 あ、ああ、あああッッ。
 延びちゃうよう、そんなに。
 あん。
 少しじんじんしてたから、そうやって優しくされると凄くいいの。
 
 お、舐めるの?
 うん。
 ふ、うう。
 赤ちゃんみたい。
 違うよね。
 赤ちゃんはそんなに舌でいやらしくしないもの。
 それに噛んだりもしないよね。

 ああ、胸またそんなに強く揉んで。
 うん、平気。
 もっとして。
 わたしね、秋葉ちゃんやアキラちゃんみたいに、いろいろ変わった事してお
兄さんを喜ばせてあげられないから。
 うん、憶えてきたけど、やっぱり違うでしょ?
 だからね、お兄さんが胸で喜んでくれると嬉しいの。
 これは、わたしだけだもの。
 たからね、もっともっとおっぱいでお兄さん満足させてあげたいんだ。
 えへへ。
 うん、それにわたし胸で凄く感じちゃうから。
 だから、おっぱいをこうされるの大好き。

 ひゃん。 
 いきなり、そこ触っちゃダメだよ。
 ……うん。
 おっぱいいっぱい弄って貰ったから、そんなになっちゃったの。
 え?
 あ、本当だ。
 こんなに中から溢れてる、お兄さんとわたしの……。

 うんん。
 かき混ぜないで……。
 あ、でも。
 ひゃああ。
 胸とあそこ同時だと何だかわからないの。

 イキそうな顔……、そうなの?
 うん。
 わかった、こう?
 やだ、こんなに足を開いて、ああん、全部こぼれちゃう。
 お尻の穴にこぼれてむずむずする。
 え、胸と……ああん、気持ちいい。
 あそこと…や、やだ……お尻は……、感じる、感じるよう。
 
 え、ああん。
 イク。
 お兄さん、あ、、これ、ああああ、あんんんんッッッ!!
 
 んん……。
 ああ、足までべとべとだ。
 もう……、お兄さんの…………、うん、おかしくされちゃった。へへ。
 


◇8人目、月姫蒼香(残り時間:25分)

 けっこう疲れているな。
 放心状態だぞ。
 平気か?
 そう、無理するなって。
 いいよ、いいって、そんなにまで……。
 あたしはそんなには、いつでも発情している訳じゃないから。
 遠野と一緒にするな。
 
 え、……殴るぞ。
 あれは、志貴が……、その……。
 それはおねだりしたし、嫌いじゃないけど……。
 照れて可愛いって、うるさい。
 ……そんなに、顔赤い?
 やだなあ。
 そこが可愛いって、冗談なら冗談らしく……本気なの?
 う、うう。

 俺は蒼香の事好きだけどなあって、こんな時に。
 ……。
 わかったよ。
 可愛がってくれるんだろ。
 あたしだって……嬉しいよ、うん。

 そうだな、じゃあ志貴はそのまま座ってて。
 私が、こうして、うん。
 そして抱っこして。
 この形、好きなんだ。
 だって顔見えるし、全身を包まれているみたいだし。
 だから……、さっき、羽居が羨ましくて。 
 うん、志貴を強く感じるよ。

 しかし、なんだかんだいって元気だな。
 いつもより弱々しかったのに。
 入れている間に大きくなってきた。
 え?
 ふうん、そんなものなの?

 あ、また大きくなってないか?
 違うよ、何もしてない。
 うねうねって、自分ではわからないよ。
 気持ちいいのなら、まあ、誉められて嫌な気はしないし。
 もっと動いた方がいい?
 じゃあ、少しこのままでいるよ。
 なら、キスして欲しい。
 それなら、平気だろ?
 うん。
  
 んんッッ…あぁ……、ひゃだ……ひゃ……、はぁ、はぁ。

 ふふ、アキラの味がした。
 それは……、わかるよ。

 え?
 えーと、いいけど。
 普通、あたしに出したのならともかく、そんな汚れた指舐めさせるか?
 秋葉は喜んでしゃぶる?
 あんなのと一緒にするな。
 いや、それは……、それは、遠野のあそこから流れたの舐めたりするけど。
 嫌いじゃ……ないけど。
 わかったよ。
 ほら。
 
 んんッふ……、ぴちゃ…んくぅ…ちゃぷ、ちゃ……んんふぅ……。

 はぁ。
 今度は志貴と羽居の味だった。
 
 え、いいよ、少し回復したぐらいなら、無理しなくてもいいだろ?
 どうせ次は今までの倍あるんだからさ。
 
 このまま、少しだけ体をゆすってくれれば。
 気持ちいい。
 うん。
 好き。

 じゃあ、最後はもっと楽しませてくれ。
 わかった、期待してる。
 あーあ、糸引いてる……。




■くじ引き第3回結果...蒼香、秋葉■


「蒼ちゃん、続けてだね」
「いいですね、熱が冷めないうちにそのまま……」
「ふふふ、やはり真打は最後に登場ね」


◇9人目、月姫蒼香(残り時間:20分)

 なんだ、そのままあたしなのか。
 だったら離れなくてもよかったかな。

 さてと、どうしようか。
 さっきに比べればゆっくりできるから。
 え、そこに寝ればいいの?
 うん、じゃあ。
 こう?

 え、やだ、ちょっと、おい。
 腰をもちあげるなって。
 やだ、こんな恥かしい格好。
 もう……、自分のをこんな近くで。
 濡れてるよ。
 悪かったな。
 馬鹿、広げるな。
 あ、ああん。

 ん…、舐めてる……。
 志貴の舌。
 もう、ぴちゃぴちゃ言う音が恥かしい。
 うう、恥かしいと思うともっと溢れそうになって……。
 全部、飲んであげる?
 好きにしろ……。
 やだ、噛むな。
 やん、ああ、引っ張っちゃやだぁ。

 好きにしろって言った?
 うるさい。
 ……。
 わかったよ、文句言っちゃいけないんだよな。
 そうそうって。
 でも……、もう少し弱くして?
 うん、お願い…、ふぁ、気持ちいい。
 はぁ、あん……。

 言われなくても見えるよ。
 うん、硬くなってる。
 これなら、触られても……、ひゃうう、へ、いき。
 ああ、指が、転がされると堪らない。
 あん。
 舌、え、ひんん……。
 なんでそんな処、嬉しそうに舐めるの?
 慣れたから、気持ち悪くはないけど……。
 肛門舐められるの直接見せられると……、その……。
 文句じゃないから、舐めたければ好きにしていいよ。

 え、手?
 わ、ああ、こんなに熱い。
 やり難いけど……、うん、こう?
 もっと動かした方がいい?
 そう……、気持ちいいんだ。
 ふふ。
 なら、もっとする。
 あ、ぴくんてしてる。
 
 あんん、舌そんなに入れるなら、お返し。
 ほら、先っぽを。
 ぬるぬるとしている処を、指先で。
 あ、腰引くなよ。
 もっと苛めて……、やだ、ダメ、そこは開かないで。
 やだ、見ないで、そっちは嫌なんだってば。
 もう……。
 ずるい、そんなの……。
 志貴は意地悪なんだから。

 わかったよ、お互い様でいいよ。
 うん……。
 何?
 そろそろ、ね。
 う、うん。
 あたしも……、入れて欲しい。
 素直だなって、見てわかるだろ。
 こんなにひくひくしてるんだから。
 志貴の…欲しいよ。

 あ……。
 そのまま?
 いいけど。
 丸見えだね。
 あ、い、いいよ。
 んん……。
 入っていく。
 あたしの中……、志貴のが入っていく。

 ああ、凄い。
 さんざん舐められて、ふにゃふにゃになったのが、捲き込まれているのがわ
かる……、んふぅ。
 志貴のがあたしの広げながら、擦ってる。
 大きい。
 こうやってるとなおさら串刺しにされてるみたい。

 そうだな、小柄だから。
 ごめん、きつくて……、え、誉めてるの?
 そうなの?
 なら……、嬉しいかな。
 そうだよ、志貴しか知らないから、あたしはわからないよ。
 それは比較対象が多いだろうねえ、あんたは。
 え、ええと……、照れる事言うな。
 だいたい、周りに他の女いて平気なのか、そんな……。
 はいはい、みんなそれぞれ良いのね、まあ、本気で言ってるのはわかるよ。
 余計始末に悪い気がするけど……。

 全部入れられても平気になったね。
 こうやって広げられると恥かしいけど、少し楽なのかな。
 うん、前より志貴を感じられるようになったよ。
 いいよ、動いて……。

 あ、ああん……。
 はぁ……、あ……。

 え?
 うん、感じてる。
 出入りするのっていやらしいなあって思って。
 それに、志貴の顔が。
 余裕なくなったりするのが、可愛い。
 だって、可愛いものは可愛いんだよ。
 ふん、それは全部志貴が開発したんだろ、自業自得……。

 や、ああん。
 やだ、そんなに急に……。
 あ、あああ…、んん……。
 はぁ、もっと…違う……、もっとよわ…く……。
 ふぅん……。

 もう、はぁ…はぁ……。
 なんだかんだ言って強引なんだか……え?
 ふーん。
 ペース崩して、もう限界なんだ。
 へえー。
  
 いいよ。
 我慢しなくて。
 どっちみち、あたしが勝っても無茶はいわないから。
 それより……。
 欲しいんだ。
 ……うん、志貴の欲しい。
 志貴のいっぱい、あたしのお腹に。
 だから、ね?

 好きに動いていいよ。
 
 あん。
 あ、いい。
 なんだか、変な所が擦られて……、凄く気持ちいい。
 あ、ああん……、何……?
 あたしまで……。
 なんで、こんな……。

 いいや、もう……。
 ねえ、志貴、キスして。
 うん……、ふぅ、んんんッ。
 あたしもダメみたい。
 気持よくて、あ、勝手に腰が動いてる。
 え、ぎゅっい締め付けてる?
 そうなのかな。
 でも、志貴のも出し入れしながら、びくんてなってて……。

 ふわぁ、もう、もう…あたし……。 
 あ、出てる。
 広がってる。
 志貴のが、いっぱい。

 ね、そのまま。
 もう少しだけ、お願い。
 突いて。
 あ、ダメ。

 あ、ああ……、あうっ、ああ、いいっ、い…ああッッ……。
 
 ふ…ぅ……んん。
 はぁ。
 ……。
 イっちゃった。
 どうせなら、最後まで我慢したかったけど。
 ダメだったな。
 志貴にそんなにして貰って、お腹に出されたらそれだけでイッちゃう。
 あんなに疲れた顔してたのに急に元気になってさ。
 それに、あたしで気持ち良くなった顔して……、ずるいよ。
 まだ交替まで時間余ってる。
 もう少し、時間まで抱いててくれる?
 ありがとう。
 
 うん、幸せ。
 可愛がってもらうのも、むちゃくちゃにされるのも、息も出来ないくらい突
かれて何度も何度もイカされるのもいいけど。
 こうしているのも好き。
 気持ちいいというのとは少し違うけど、そうだな、やっぱり胸がいっぱいに
なるほど幸せ。

 うるさいな、あたしだって女の……、真顔で可愛いとか急に言わないで…ん
んん、ちゅっ……、あ、んんんッ

 うん……、やっぱり志貴に抱かれて幸せ。
 志貴も?
 嬉しい……。



◇10人目、遠野秋葉(残り時間:10分)

 さあ、お待たせしました。
 兄さん。
 残り10分。
 私を満足させられますか。
 さっきは……でしたけど、自分を取り戻しましたから。
 ちょっとやちょっとの事では参りませんよ。 
 目先の快楽より、先の……。

 あの……。
 兄さん……。

 どうなさったんです、そんな座り込んで。
 まったりして、満ち足りたような顔。
 あの、私の番……。

 え。
 なんですって。
 ちょっと、何を言っているんです。
 冗談は……。
 え、ええっ?

 もう無理って。
 あの、そんな真顔で。

 もう、こうなったら。
 ……。
 ……。
 ……。
 ちょっと兄さん。
 これ、兄さんってば。

 全然、反応しないじゃ無いですか。

 好きにしろって……。
 そんな事言われてもこんなのでは。
 こんなに縮んじゃって、何してもダメじゃないですか。

 何、思い出し笑いしているんです。
 一人で幸せそうな顔しないで下さい。
 もう、お腹いっぱいって。

 え、無理させるなって。
 何言っているのよ、蒼香。
 あなたはいいでしょうよ。
 あんなに兄さんに可愛がって貰って……。

 うん、あたしはもうイカされたから満足って、何よ、それ。
 羽居、あなたも何か……、お兄さん苛めちゃダメだよって何、満ち足りた表
情しているのよ。
 瀬尾、あなた兄さんに口に……、まだしゃぶってる。
 何、慌てて飲み込んでいるのよ。

 なんなのよ、みんな。
 信じられない。
 兄さん。
 私は、まだ、イッていないんですよ。
 これなら我慢なんかしないで。

 もう、疲れたから眠るって、ちょっと……。

 ああ、もう……。
 兄さんの、
 兄さんの、
 兄さんのバカァァァァァッッッッッ!!!
 





◇勝者:遠野秋葉

「おめでとうございます、遠野先輩」
「よかったねえ、秋葉ちゃん」
「めでたし、めでたし」
「では、お開きと言う事で……」
「おやすみ〜」
「ああ、おやすみ」

「……」



 慟哭の少女と、太平楽に眠っている兄を残して……、《おしまい》




 





―――あとがき

 こちらの作品はサイトの50万ヒット記念の企画作品で、過去作品の改変と
いったテーマでリクエスト頂いて書いたものの一つになります。
 出題者は、脇役マスターの権兵衛党さん。
 リク内容は「60分以内に志貴『が』四人『を』イカさないといけない『か
うんとだうん』」でした。

 志貴ではありませんが、無理でしょう、そんなの。
 1回5分。それで、最悪30分の中断。
 志貴視点で、だんだんと疲弊していく様を描く方法もありましたが、そんな
の書きたくない……、で、こんな感じに。

 方針が決まってからは、こういう「お馬鹿さんね、フフフ」と言った作品は
ストレスなく書けましたけど、どうなんだろう、出来具合は?

 ともあれ、焼き直し作品ですが、お読み頂き、ありがとうございました。

 ※元作品は、こちら。 併せて御読みになるのも一興かと。


  by しにを(2003/6/7)



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