2004年5月30日、剱崎の関東ふれあいの道を歩いてきました。 梅雨前の貴重な晴れ、気温も30度を越え、5月としては記録的な真夏の天気でした。 磯を歩くのにはちょっと暑かったけど、波は普通でよかったです。
剱崎の名の起りは、徳川時代の萬治年間であるといわれています。 徳川幕府の材木を積んだ五百石船が、この沖で暴風のために難破し、 木材もろとも船は海底に沈みました。 そこで海難神社の神主が海に剣を投じて竜神の怒りを静めてもらおうと祈ると、 すぐに風波が静まり、沈んだ官の木材がことごとく浮び出たそうです。 これによりこの地を剱崎というようになったと伝えられています。
位置:北緯35度08分29秒、東経189度40分38秒 光り方:30秒毎に白光を2閃光と緑光1閃光(複合群白緑互光) 光の強さ:48万カンデラ 光の届く距離:17.5海里(約32キロメートル) 高さ:地上から灯台頂部17メートル、水面から灯火約41メートル |
剱崎へは、京急の三浦海岸駅からバスで行きます。 剱崎バス停で降り、岬の先端に向かっていくと、剱崎燈台があります。 剱崎燈台は、1871年(明治4年)に設置したもので、 房総半島の洲崎燈台と対で東京湾の入口を示します。 震災で破損後大正15年に再建されました。 近くから灯台を見上げると、複数のレンズがあるのがわかります。 陸側に窓が開いていないので、海側にだけ光が出るようです。 無人灯台で、残念ながら内部の見学はできませんでした。
剱崎燈台の脇を海岸に下りていくと、関東ふれあいの道です。
道と名が付いていても、きちんとした道ではなく、海岸沿いを、
通りにくいところだけ、少し削ったり橋を架けたりした、なんとか歩ける、という道です。
付近に店もなく、気楽に歩きに行く所ではなさそうです。
ハイキングに来てる人より、釣りに来てる人の方が多そうです。
海岸はどとらかといえば、砂浜より岩場が多く、しかも地層がよくわかる、つまり隆起海岸です。
広くて平らな岩場も多いので、バーベキューなどしていてもおかしくないのですが、
あまりにも不便なところ(わかりにくい所)すぎるのか、
それとも禁止されているのか誰もいませんでした。
こんな所を子供連れ(2才、5才、8才)で歩きました。
ちょっと無茶だったかもしれません。
日差しが強いのですが、所々に海岸洞窟があり、その日陰で休みながら歩きました。
途中で、地元の方が海草を干していました。
多分天草だと思います。
岬を2つ周ったあたりで、江奈湾に着きました。
歩いて城ヶ島辺りまで行きたかったけど、さすがに2才児には限界で、ここでバスに乗って帰る事にしました。
江奈湾沿いに、尖がった屋根の、妙に目立つ家が建っています。
子供に言わせると、ヨーロッパのお城、です。
ランドマークですね。
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