2004年7月19日。 海の日という事で、海関係の施設の一般公開が目白押しです。 東京湾海上交通センターは東京湾を出入りする船、特に1万トン以上の船の交通整理をしている所だそうです。 東京湾で最も狭いのは観音崎近辺だからだと思いますが、航路のよく見える観音崎に東京湾海上交通センターがあります。 入口の門に、本日一般公開と大きく出ていました。
門を入るとトンネルがあります。
トンネルには『トンネル内は落盤の危険がありますので関係者以外の方は通行を禁止しています』と書かれています。
ツッコミを入れたくなりますが、この日は通っていいみたいでした。
トンネルは多分、第二次世界大戦前に日本軍が作ったものだと思います。
トンネルの天井はレンガの部分が多いですが、壁は地層がほとんどそのまま見えます。
ところどころ横穴があります。
壁と戸があって中はわかりませんが、昔の倉庫かなんかでしょう。
トンネルを抜けると高射砲の砲台跡が3つあります。
戦後そのままになっているみたいですね。
その先に目指す東京湾海上交通センターがあります。
門からの道は車のためですが、
歩いていくならば、観音崎のバス停から歩道を登って行くほうが簡単です。
入口でいろんなものがもらえました。
子供が喜ぶかなと思って、灯台のペーパークラフトをもらいました。
これは家に帰ってから苦労する事になりました。
記念写真まで撮ってくれました。
海の日でも船の出入りはあります。
東京湾海上交通センターは、お仕事中のところを公開になっていました。
聞いていると無線でのやりとりは、英語が入ったりしてけっこう大変。
聞いた話では、航路が狭いので大型船は縦に順番に並べてるのだそうです。
海上を通ってるのを見てると、船はみんな小さく見えますが、実際はかなり大きいそうです。
釣り船がいっぱいいるし、大型船が通れない浅瀬や、海苔の養殖場など、
東京湾は交通の大変なところみたいです。
東京湾のあっちこっちにレーダーや監視カメラなどがあり、
船の位置や移動方向のチェックをして、衝突しないか監視しているそうです。
レーダーでは漁船ぐらいまで見えるそうです。
航路がわからずに外れたり、正しく信号を出さずにいたり、
居眠りなのか、航路が曲がっているのにまっすぐ進んだり、いろいろあるそうです。
大型船は事前に登録されていたり、船名の信号を出しているそうですが、
小型船はわからないので監視カメラで船を見て船名を調べて連絡するそうです。
無線機は船によって違うため、いろいろだそうです。
たまに無線で呼出せない船は、監視艇が近くに行って注意するそうです。
屋上はいい景色です。
すごく景色がいいから気持ちいいです。
空気の澄んだ冬に見たいですね。
普段でもはいれるのかな?
第三海堡の撤去工事が見えました。
もうまもなく何も見えなくなってしまうのでしょう。
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