2004年10月17日。 神奈川県立金沢文庫に行きました。 金沢文庫駅の名前の由来です。
金沢文庫は、元々、 金沢北条氏は鎌倉幕府の執権を受け継ぐ北条氏の分家で、 武蔵の国六浦庄金沢に拠点をおきました。 金沢文庫は学問を好む金沢北条氏が建て、中国や日本の書物や記録が収められていました。 1333年に鎌倉幕府が滅びるとこの家の菩提寺の称名寺が引き継ぎました。 明治30年に伊藤博文が再建しましたが関東大震災で壊れ、昭和5年に神奈川県が再建しました。 今の場所には平成2年に移りました。
金沢文庫駅を降りて海側に15分ほどいった住宅街の中に金沢文庫はありました。
金沢文庫の脇の公園には井戸がありました。
ポンプを動かすと水が出てくる現役でした。
駅側はどうやら裏口で、正面は称名寺側の様です。
但し、称名寺との間にはトンネルがあります。
金沢文庫は基本的には資料館でした。 称名寺の古い絵の復元などがありました。
2階は特別展らしく、仏像がいろいろありました。
木や金属で作ったものではなく、布を重ねて漆で固めたものだそうです。
奈良時代の様式だそうです。
飾ってあった仏涅槃図はいろんな動物が書いてあります。 鎌倉時代のものだそうですが、象が書いてありました。 何だかわからない動物も。 空想画かな。
掲げられた昔の地図を見ると、称名寺は東京湾と内川入江の間にあったようです。
今の京急線は内川入江の上を通ってるのかな。
2階の廊下に大内コレクションと名づけられたカエルが置いてありました。 大内さんがだれだかしらないけど、すごく集めましたね。 なぜか猫が紛れ込んでいました。
金沢文庫を出て、トンネルをくぐると称名寺の境内です。
中央に池があり、赤い橋がかかってきれいです。
渡ろうとしたら、腐朽で危険と書いてあり渡れませんでした。
復旧を待ちたい。
池の石の上には亀がいました。 最初は動かないので像かと思ったら、本物が甲羅干しをしていました。
台風で木がいくつか折れていました。 寺の裏の山は市民の森になっているそうです。 今度行ってみよう。
いい時間だったので海まで出て食事をしました。
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