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蔵王 地図

こけし館全景 2004年10月23日。 初めて大学の研究室の同窓会があり、宮城県の秋保温泉に行きました。 秋保には夕方に着けばいいのだけど、せっかくだから観光に行きました。 朝5時に起きて、仙台まで電車で行きます。 横浜駅でJRホームに行ったら、寝台車の銀河が停まっていました。 土日切符は特急の自由席はOKだから、乗れるかと思ったら、乗れませんと放送していました。 残念。 東京からは「はやて271号」、全席指定。 全席指定だと、電車に飛び乗れないから不便です。 臨時電車なので空いているかと思ったら、結構混んでいました。 駅で弁当を買い、出発までの時間に食べました。 温かかったけど、明らかに冷凍食品でした。 お金をおろすのを忘れて、仙台駅の地方銀行のATMで手数料を払っておろしました。

大きなこけし 宮城交通の定期観光バスの蔵王かもしか号。 東北自動車道に乗ったら、バスのガイドさんが、みんなに質問しました。 「東北自動車道、東京と青森の間の中間点はどこでしょう。」 わからない人のためのヒントは、 「東京から500台、青森から500台、同時に車が出発しました。 出会うのはどこでしょう?」 小学校のころ聞いたクイズです。

最初に停まったのはJAの直売所でのトイレ休憩。 おみやげにリンゴを1個くれました(バスの中で食べてしまいました)。

達磨の様なこけし 次に停まったのは「こけし館」です。 入口におおきなこけしが立っています。 はとバスも停まっていました。 こけしは、東北地方が発祥の木彫りの人形で、木形子(きぼこ)が音読みでこけしになったそうです。 特長によって全部で11系統のこけしがあるそうで、こけし館にはそんなこけしが並んでしました。 こけしが並んでる姿はちょっと不気味です。 達磨みたいなこけしもありました。 正直、こけしに興味はないです。

こけし館を出るとバスはエコーラインを通って、蔵王刈田岳山頂に向かいます。 途中の蔵王の中腹辺りは紅葉の見頃でした。 紅葉と言っても、モミジと他の広葉樹がまざっているので、赤と黄色の模様です。 近くで見ると、赤くなったモミジはきれいです。

不動明王 中腹あたりに不動明王の像がたっていました。 石像だと思いますが、後ろの炎が赤く塗られていました。 剣は下に向けてあり、平和の時代、話し合いでトラブルを解決する市勢だそうです。

エコーラインは途中から、左右にクネクネ登っていきます。 これだけクネクネしている道も珍しいらしいです。 上に行くほど葉は落ち、冬景色になって行きました。 木々は積雪や強風の繰返しで、寝たり、片方だけに枝が伸びたりしています。

天気はよく空気は澄んでいて、太平洋まできれいに見えました。 エコーラインの先にある、蔵王のお釜のすぐ近くまで行ける蔵王ハイラインは、 観光バスを運営している宮城交通が作った物です。 ここまでするとはさすがです。

刈田岳山頂風景 山頂はマイナス3度で、10mの風です。 年に数回しか見れないという、めずらしい霧氷が出ていました。 湿気を含んだ空気が木や枝に当たり、氷になったものではないかと思います。 風上に向かって氷が成長していました。 バスを降りると、風が強く、とても寒く、カメラを持つ手が震えました。

運良く到着の数分前に霧が晴れたそうで、蔵王のお釜がきれいに見えました。 昼食はお釜にちなんで、お釜定食(1050円)です。 料金は観光バス代に含まれています。 山菜がたっぷり入っていて、なかなかいいランチでした。 高山で沸点が低いので、味噌汁が冷たいとか、ご飯が硬いとからしいのですが、 気になりませんでした。 同じバスのオヤジ達は昼から酒が入っていました。 子供連れが何組かいました。 やっぱり食事はたいへんそうです。 1人で来ていたのは私だけみたいです。

蔵王のお釜 食事で一息ついて、刈田岳山頂まで歩きました。 山頂には神社がありました。 冷たい強風で氷っていました。 寒いので、おまもりだけ買って、さっさと降りました。 何日もしないうちにここも雪景色になりそうです。

レストランに戻って自動販売機を見ると、山の上価格で缶ジュースが10円増しでした。 寒いので揚げ餅を勝って食べました。 期待したほど熱くなくてがっかりしました。

蔵王の紅葉 バスに戻ると、次は駒草平で停まりました。 ここからは不帰の滝と振子滝が見えます。 バスガイドさんが強風の中でいっしょうけんめい説明していました。 そのプロ根性がGOODです。 寒かったので、写真を撮ってさっさとバスに戻りました。 急いで撮ったのでブレていました。 みんな寒くて早く戻ってきたので、バスは予定より15分も早く出発しました。

万華鏡美術館 山を下る頃になると寒さと疲れからか、寝ている人がいっぱいいました。

やがてバスは秋保温泉に近づき、万華鏡美術館に着きました。 万華鏡と言えば、お土産屋で良くっ売っている、 覗き込むと3枚の鏡で無限に広がる模様を見れるのが普通です。 これは分類で言うと、3面式のチャンバー式になるようです。 ここではいろんなものがありました。

万華鏡 3枚ではなく、小さな角度をつけた2枚の鏡で出来ていて、 いるものを2面式と言うそうです。 覗き込むと円形の模様が見れます。 鏡の先についているチャンバーに液体を密封し、 ガラス片などがゆっくり移動するようにしたのを 液体チャンバー式というそうです。 先端にレンズをつけて、外の景色を見れるようにしたものを 遠華鏡というそうです。 外見のデザインもいろいろあり、装飾性を重視したものも数多くありました。

万華鏡 万華鏡美術館を出るとすぐに秋保温泉に着きました。 私はここで下車し、宿に向かいました。 バスは仙台まで行きます。

松島 地図

鐘島小藻根島の長命穴仁王島陰田島

同窓会で飲んだ翌朝、最初は平泉にでも行こうかと思ったのですが、 土日切符で行けないのであきらめました。 松島に行く人がいたので、一緒に行きました。

秋保からバスで仙台駅に出て、仙石線で松島海岸に向かいます。 駅前で遊覧船の案内が出ていたので、つい買ってしまいましたが、 ほかにも遊覧船がいっぱいあるようです。 桟橋に着くと、まもなく船は出発しました。

船から見る松島の島々は、堆積岩の上に松の木が生えて、いかにも松島の風景です。 いろいろな形の島があり見事です。 鐘島は4つの穴が空いていました。 小藻根島の先端には穴が開いていて、ここをくぐると寿命が伸びるそうです。 残念ながら遊覧船では大きすぎてくぐれません。

牡蠣と海苔の養殖火力発電所

松島はきれいなだけではありませんでした。 奥には3本煙突の火力発電所が建っていました。 海面のほとんどは、海苔と牡蠣の養殖をしていて、 浦戸桂島と浦戸野々島の間には送電線が張ってありました。 船の後ろではパン投げをしていて、カモメやトンビが飛んでいました。

五大堂 船を下りて、五大堂と瑞巌寺を見に行きました。 五大堂は瑞巌寺の離れみたいなものらしく、 海に突き出た岩(島)の上に立つ建物です。

猿の彫刻 周りは十二支の動物が彫ってありました。 五大堂までは3つほど橋を渡って行きます。 そのうち2つは、床に隙間が空いています。 気を引き締めるためだそうです。

瑞巌寺本堂 瑞巌寺に入ると、背の高い松の木が立ち並び、気持ちのいいところでした。 右手側は凝灰岩をくりぬいた穴や、仏様がいくつもあり、ちょっと異様な雰囲気です。 本堂はまともでした。

参道瑞巌寺洞窟遺跡群 

松島を後にして、仙台のこむらさきに寄って、天下一品ラーメンを食べました。 ここのラーメンは汁がどろっとした独特の汁で、これがとても美味しいです。 お土産も買って帰りました。

仙台から東京まで はやては座席がいっぱいだったので、MAXの自由席で 帰ることにしました。 指定席は満席でしたが、自由席はガラガラでした。 1号車の1階の1番前の席は、誰も来ないので、東京まで足を伸ばして座ってられました。 こういう日に指定席に乗る人は、自由席のゆったりさに気づいていないみたいです。

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費用

項目 金額
宿代(前払い) 17,000円
JR土日切符 18,000円
タクシー(→京急久里浜駅) 1,140円
京急線(京急久里浜→横浜) 410円
弁当(シーフードジャンバラヤ弁当) 680円
ATM引き出し手数料 210円
定期観光バス、蔵王かもしか号 5,900円
交通安全お守り3個 1,200円
あげもち 200円
お土産(遠華鏡) 3,600円
バス(秋保→仙台駅) 780円
ティッシュ 68円
飲み物 140円
松島湾遊覧船 1,400円
遊覧船2階席 600円
瑞巌寺拝観料 700円
天下一品ラーメン(肉多め) 900円
お土産ラーメン×2 2,100円
地下鉄(勾当台公園→仙台駅) 200円
会社へのお土産 2,940円
近所へのお土産 3,000円
京急線(横浜→京急久里浜) 410円
合計 61,578円

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Presented by Ishida So