2005年10月14日。 年休とって東京トンネリックスのイベントに行ってきました。 午後に開始で時間があったので、渋谷から初台まで歩いてみました。 渋谷の駅を出て登っていくと、NHKの前に出ます。
NHKの脇の道を進むと、代々木公園に到着です。 平日のためか、人手がまばらで、公園の隅はブルーシートに占拠され、都会の中なのになぜか寂しい感じの公園でした。 公園の一角に日本航空発始之地記念碑が立っていました。 昔ここは代々木錬兵場だったそうで、1920年(明治43年12月19日)に 徳川好敏陸軍大佐がアンリフォルマン式複葉機で4分間、距離3000m、高度70mの飛行に成功したとの事です。
代々木公園の反対側、参宮橋側に出て、小田急線の踏切を渡り、1山越えると山手通りに出ました。
そこは首都高速道路の建設現場で、東京トンネリックスの会場はそのすぐ近くでした。
といっても時間は早すぎたので、初台駅まで行き吉野家でお昼を食べました。
初台の駅付近には台車の様な形の変わった車と、それに積まれた巨大な鉄のブロックが置いてありました。
台車の高さはそれほどでもないのですが(人の高さより低いぐらい)、タイヤの数が多く、
しかも自由自在に独立に動けるようでした。
初台の駅前の甲州街道の上には、首都高速道路4号新宿線が通っていて、どうやら、建設中の地下の高速道路と初台で接続するようです。 このため、地下から上空へ道を作り、狭い初台の駅前にジャンクションを作るようです。 16日の早朝に道路の封鎖が予告されていたので、多分、鉄のブロックはそれに使うのでしょう。 既に4号新宿線にはジャンクション追加のための柱が立っていましたが、土地がない所に後付で柱を建てたためか、 柱の形状が複雑で強引な印象を受けました。
トンネリックスの会場は、一般受付と報道受付がありました。
新聞とかに出ていたので、報道陣も多いようでした。
受付では既に番号を振った名簿があり、101番の番号シールを渡されました。
これは後でヘルメットに貼っていて、工事現場の出入りの確認に使っているようでした。
ヘルメット、軍手、パンフレット、手ぬぐい等をもらうと、既に人は集っていて、順次地下への階段を下りていきました。
急な階段を降りて降りて降りまくると、2つのトンネルが見えました。 外回りは白トンネル、内回りは黒トンネルと書かれて、工事は別の業者が行っている様でした。 円形のトンネルは鉄骨がむき出しで、工事用のレールが何本も敷かれて、工事用の渡し板の隙間からは下が覗けました。 ファッションショーの会場は黒トンネル側でした。 手すりに番号札が貼ってあり、101番の場所でみる事になりました。
会場ではガンガン、ジージーと工事音がしていました。
こんな時に工事は変なので、効果音だったようです。
周りを見渡すとYシャツ姿の人も多く、午後休んで来ていた様です。
大分待って、13時半を過ぎた頃に、ライトが消えて、ファッションショーは突然始まりました。 1人づつ間隔を明けて、ファッショナブルな作業着で姿が歩いてきました。 明るい色の作業着は暗闇で見えやすく、トンネル作業にはいいかもしれません。 半袖と言うか、ランニングシャツぐらい腕が露出している作業着もありました。 フードを被ったものもありました。 工事現場でカラフルな作業着があると、イメージが変わるかもしれないですね。 最後に20人ぐらいの全員で歩いて、ファッションショーは終わりました。 時間にして15分弱ぐらいでしょうか。
隣の白トンネルでは展示がしてありました。
首都高の工事で使う装置や、工事方法などの展示です。
工事で使う鉄筋を切った物が置いてありました。
持ってみるとずっしりと重かったです。
初台ジャンクションの工事の展示を見ると、やはり難しい工事なんだなぁと思いました。 その他に、空気浄化の装置とか、トンネル工事方法の展示とか面白かったです。
見終わって地上に出てきたら、軍手はもらえて、その上、ペットボトルの水までくれました。
かなり汗をかいていたので、ありがたかったです。
Presented by Ishida So |