2007年1月14日の早朝、子供をたたき起こして、おんべ焼きに行きました。 毎年1月の中旬ぐらいに行われる正月のお飾りなどを燃やす行事です。 地方によっては「とんど」「どんど」「どんだら焼き」「どんどろ祭り」「左義長(さぎちょう)」 「さいとう焼き」「ほっけんぎょう」「三九郎焼き」「ほちょじ」「ほじょり」「ほうじょり」など言うそうです。 本当は1月7日予定だった様ですが、強風のため1週間の延期になりました。 14日は風も穏やかでした。
6時過ぎに到着すると主に竹で円錐状に組んだ櫓が野比海岸に出来ていました。 既に待つ人も何人かいました。 小学校の放送部が取材に来ていて、子供がインタビューされていました。 朝の6時はかなり暗いですが、待っているとだんだん空が白み始めてきました。 ミカンや甘酒やお神酒の振る舞いがありました。 暖かい甘酒は助かりました。
野比海岸から三浦海岸にかけて、4箇所ほどでどんど焼きが行われます。
海岸を見てると、最初に三浦海岸の方で火が上がりました。
大きな火なので、遠方からもよく見えます。
6時半になると野比海岸でも点火です。
最初に出席者をお払いして回り、藁に火をつけて、それで櫓の周りに火をつけて周ります。
燃えやすいものばかりなので、火は一気に燃えて広がりました。
竹の燃えるバチバチといった音がかなりうるさくなりました。
だいたいみんな5mぐらい離れてみてるのですが、それでも火の熱さを感じられました。
火の勢いで、塔の上のほうは崩れました。
その勢いで、上のほうについていた達磨が火がついたまま飛ばされました。
6時50分ぐらいになると日の出になりました。
房総半島に雲がかかっていたので、太陽が昇っているのははっきりはわかりませんでしたが、
いちを日が差しました。
7時ぐらいになると、火の勢いが衰えてきました。
この頃になると、竹の先に餅をつるして、焼く準備が始まります。
長い竹を持っているのは大変なので、たいてい3本の竹を束ねた支持台を途中に置いていました。
金網をつるすタイプと、餅を針金で結んで焼くタイプとがあります。
するめを焼いている人もいました。
火をスコップですくって、別の場所で焼いている人もいました。
子供が「やりたい」と言ったけど、残念ながら餅は用意していなかったので、家に帰りました。
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