2007年6月11日、 伊豆に行くチャンスがあったので、前から目を付けていた、天然記念物の魚雷を見に行きました。 人工物の天然記念物なんて、なかなかレア物です。
場所は伊豆箱根鉄道駿豆線の韮山駅から西に1kmほどの場所です。 駅を降りて探したけど案内はありません。 西向かって歩くも、案内はありません。 川を渡ってしばらく行くと「グランド入口」というバス停を見つけました。 1日にバスが10本ぐらいのローカルバス停です。 でも、天然記念物の案内はありません。 バス停の先を曲がって、数十メートルまで近づいて、やっとあるのがわかりました。
解説によると、以下の経緯で天然記念物になったそうです。
昭和5年3月10日に忠魂碑建設のため時の海軍より魚雷が下附され附属物とし展示されていました。 昭和5年11月26日に発生した北伊豆地震で、台石が針となって不動点となった魚雷の腹部を削り擦痕を付け、自然の地震計となりました。 天然記録として珍しく昭和9年1月22日に国の天然記念物に指定されました。
魚雷の表面には縦揺れによる縦の傷と、続いて横揺れによる傷が付いていました。 レア物だけど、観光価値はないみたいです。
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