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MASERATI History Vol,4123
MASERATI Tipo61 Streamliner 1959
ロードカー「3500GT」の大ヒットによって
何とか財政的にも持ち直したマセラティはプライベーター向けの
レーシングカーの開発にも再び着手します。
(※ワークス活動はロードカー開発に専念するために中止、撤退している)
そしてそこで登場するのが、今回ご紹介する「Tipo61 Streamliner」です。

このモデルの特筆すべく点は、その後のレーシングカーはもちろん
ロードカーにおいてもカウンタックやスーパーセブンなどの
現代のスポーツカーのフレーム構成の常識となった
クロモリパイプを繋ぎ合わせてフレームを造ると言ういわゆる「パイプフレーム」を
初めて採用したことです。
また、そのフレームの様子が鳥カゴのようだったことから
「バードケージ」と称されました。

もちろんこのモデルはそれまでのフレーム構成をもったマシンに比べ
軽量かつ強固なフレーム構造を達成したことにより
そのポテンシャルは非常に高く
また搭載されるエンジンも、大排気量のV8などをあえて避け
オーソドックスな直列4気筒を採用することにより
プライベーターにも扱いやすいことから
高いポテンシャルとメンテナンスの容易さを両立させたことにより
多くのカスタマーから支持されることになりました。




っとまぁ〜4回に分けてショボ〜イ、マセラティ物語??を書いてきましたが
執筆して感じたことは
現在のマセラティ社は単なる(とっては失礼ですが)フェラーリ傘下の車メーカーだったのに対し
当時、いわゆる創世記から1960年くらまいまでのマセラティ黄金期だった頃は
車メーカーというよりも、レーシングカーコンストラクター!
っという色合いが濃かったのでは!っということです。
今で言えば、ダラーラがロードカーも製作・販売するような感じでしょうか!

「そんな事は百も承知!」っというマセラティフリークも多いと思いますが
実際問題、マセラティを知るヒトのなかでも
そんな輝かしい過去よりも
現代のネガティブな印象ばかり語るヒトがあまりに多かったので
ちょっとマセラティ兄弟を不憫に感じ??(余計なお世話か!)
ちょっとエエように書かせてもらいました。

これで巷でも稀に走る??ビドルボ系のマセラティを見ても
「あぁ〜アレ、メッチャ壊れるんやろなぁ〜!!」
っという斜めから覗くような見方から
「おっ、アレも名車450Sのエンジンを受け継いでいるんかぁ〜」
っと、敬意の眼差しで見れるようになれるのではないでしょうか!!
(無理か!)
もし、そうなればあの世で兄弟仲良くやってる??
マセラティ兄弟も浮かばれるんではないでしょうか!


話的にはマセラティ兄弟がオルシにマセラティ社の経営権を譲渡した後
退社し、OSCAを立ち上げ、その後をお話するのが
美しいのでしょうが、それはまた今度お話したいと思います。

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MASERATI Tipo61 Streamlier 1959の主要諸元
シリンダー数&排気量 2890cc 直列4気筒
MAX Power 280PS/7000rpm
Max Speed 290km/h
Weight 750kg
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