1996年5月5日 日御碕(島根県大社町)
山陰地方のフタ≠フような島根半島の西の端、日御碕。曇天であったが白い石造りの灯台は美しく空に向かって伸びていた。青空が背景ならさぞかし美しいことであろう。

岬や灯台は好きだが、実は高所恐怖症。地面からの高さが日本一という日御碕にはあまり思い出や記憶はないが、下を見ないようにひたすら遠くに目をやっていたことは覚えている。
1996年12月24日 大間崎(青森県大間町)
本州最北端の大間崎。大間といえばマグロだが、岬探訪家としてはやはり大間崎。海上の小島に浮かぶ、白黒の縞模様の灯台が印象的。天候は悪く、近いはずの北海道は見えなかった。

風が冷たく、凍えるような寒さだった。11ヵ月前に訪れた竜飛崎との違いは海面からの高さぐらいで、他は竜飛崎探訪の再現のようであった。
1996年12月22日 艫作崎(青森県深浦町)
懲りもせず、再び真冬の東北の岬へ。艫作崎はその名を黄金崎とも言うようだが、麓に海中温泉の不老不死温泉がある。さすがに冬はと思ったが、入湯している人はいた(じっとは見ていない)。

竜飛崎や入道崎のときと同様の曇天の空と日本海、そして冷たい強風。独特の寂寥感が胸を打つ。艫作崎灯台はその中心にあり、冬の寒さにじっと耐えて立っているように見えた。
1997年5月4日 足摺岬(高知県土佐清水市)
ゴールデンウィークの真っ只中で観光客で混雑していた。前年の冬に訪れた東北の岬の数々とは明らかに雰囲気が違っていたのは言うまでもない。

遮るものがない太平洋の大海原と、絶え間なく迫る荒波を浴び続ける断崖絶壁に誇らしげに立つ灯台とのコンビネーションが、これぞ岬だ!と実感させてくれた。
1997年5月5日 室戸岬(高知県室戸市)
前日に訪問した足摺岬と対を為す四国の突端の岬。高知駅から延々とバスに揺られてたどり着いた。足摺岬と異なり、海岸を散策できたが、灯台は海岸の背後に聳える山の中腹にあった。

この日は時間の都合もあり灯台は眺めるだけだったが、3年続けて5月5日に岬探訪。くしくも同行者のEさんの誕生日と重なり(それが良いのか悪いかは別として)、5月5日は岬の日となった。
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