Web Page制作実習

 WWW(World Wide Web)技術はTim Berners-Lee氏によって科学者間の情報交換手段として1990年に提案されました。 その後、当時アメリカの学生だったMarc Andreessen氏と友人がこの技術に注目して、ビジュアルを重視しマウスで操作できるブラウザソフトを開発しました。 Mozaicと呼ばれるこのソフトは無料で公開されたため全世界に広がりインターネットの普及のブレークスルーとなりました。
  WWW技術は従来RFCにより標準化されてきましたが、現在は非営利組織であるWorld Wide Web Consortium(W3C)によって標準化が進められています。 1993年、CERNはWWWを無料でだれにでも開放することを発表しました。 WWW技術の多くはオープンソース・ソフトウェアとして開発されていることも注目に値します。WWWは万人のためのメディアとなっています。この分野の技術は大変進歩が速く、電子商取引と呼ばれる新しい経済分野を生み出しました。ブラウザだけとっても、次々と豊かな表現を目指す技術が取り入れられ、ブラウザ間で互換性のない状態がでてきました。
  W3Cは HTMLの本来の機能に戻るべく、文書の構造はHTMLで、文書の体裁はスタイル・シートで行うことを勧告しました。このスタイル・シートはカスケーディング・スタイル・シート(CSS)と呼ばれます。現在、多くのWebページはこの勧告にそってスタイル・シートを使って制作されています。

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