【８月15日】
　珍しく映画館で映画を見る。原口智生さんの

　今日の購入物は久々に大漁(^^)。長谷川裕一氏（TVチャンピオン「怪獣王決定戦」優勝おめでとうございます）による特撮世界の科学技術解説本第２弾もっとすごい科学で守ります（\1,300、NHK出版）、HM3誌掲載の例の3人の座談会の第3弾にして最終巻絶版（\1,500、音楽専科社）、話題のまんがのCHOKOイグナクロス零号駅（\950、メディアワークス電撃コミックスEX）、河森正治サイバーフォーミュラデザインワークス（\2,300、ムービック）、広末涼子さんの写真集Happy20thBirthday（\680、マガジンハウス）。

　ネットうろうろしてたら、なんとあびゅうきょ氏の個人HPを発見。古い同人誌の通販なんかもしてくれてるみたいなので早速注文せねば。こればかりは倹約なんて言ってられません(^^)。
　最初に氏のまんがを読んだのは高校のとき。「美少女漫画ベスト集成」と題されたコミックサイズの隔月誌プチ･アップルパイ（徳間書店）ででした。プチ・パイ誌は今をときめく大塚英志氏の編集による雑誌で、同じ大塚氏による漫画ブリッコとかなりだぶった作家陣は今考えると超豪華。藤原カムイさん、桜沢エリカさん、星里もちるさん、岡崎京子さん、かがみ・あきらさん・・・。そんななかで、多くは戦争をテーマとし銅版画のような細密な線で描かれたあびゅうきょ氏の作品は、浮いてたんですけど一番印象にのこってました。「木漏れ日をぬけて」「Nikonでグッドバイ」・・・ああいくつかの作品は15年も前なのにタイトルもソラで思い出せます(^^)。
　寡作な方で、ここ15年ででた本は３冊だけ。講談社からでてた快晴旅団（\1,700、モーニングオールカラーコミックブック）が一番メジャーでしょうか。最近はアニメージュのあさりよしとおさんのページにエヴァやリヴァイアス（ネーヤ）のイラストを投稿されてました(^^)。
　HPの日記を読むと、ナショナリストを自認されてるようでちょっとびっくり。作品からはそんな感じはあまり受けない･･･というよりまったく逆の印象をもってたもので。でもまぁ信条的には相容れなくともそれはそれとして作品は面白いですから。「快晴旅団」、久しぶりに読んでみようかな〜。

　スカパー導入以来はじめてのF1、ハンガリーGP。う〜ん、葵徳川三代から続けてF1が見られるなんてちょっと幸せ。11時前には終っちゃうし。これでもう２週に１回月曜日の朝が辛い、ってことはなくなります。ああなんてありがたい。結果の方はハッキネン独走でイマイチでしたが、ラスト20週のシューｖｓデビクルの戦いが緊迫してたので、かなり楽しめました。

　今日の購入物。∀ガンダム３Dブック（\1,714、ホビージャパン）。大体はHJ本誌で見た事有る作例ばかりですけど、∀に関する書籍はなるべく持っておきたいのと、巻末の解説で「月光蝶とDG細胞の関係」とか「白の宮殿は実はスクイード級戦艦（これは画面上では全然気づかなかったな〜）」といった興味深いネタがいくつかあったので、倹約中ながら購入決定(^^)。まぁほかにあきらめた本が数冊あるから「二割減」はまだ守られてる・・・と、自分では納得（＾＾）。

　昨日ころっと書くの忘れてたけど、満遊書店の南高江店のオープンにおじゃま。私はほんとにお祝いに行っただけなんですけど、同僚のディレクターがテレビの取材班を従えてきててちょっとびっくり。「熊本の古本屋市場」というネタでドキュメントを撮っているよう。近日放送予定、おたのしみに。

　昨日購入の本。小花美穂パートナー<2>（\390、集英社 りぼんマスコットC）、さらに徹底的に悲惨な展開になってかなり楽しい(^^)。死体を再生させる研究を続ける謎の施設にとらわれた少年二人（双子）と少女一人。交通事故で死んだ少女の双子の妹はすでに再生人間「０４」に。脱出の方法を探る日々の中、少年の一人も・・・・。いやもう、圧倒的な理不尽の前になすすべないという徹底して悲惨な展開は読んでて・・・楽しいです(^^)。ご本人は過去の有名作のコラボレーション、みたいに謙遜されてるど、いつも人の心の痛いとこついてくるというオバナ節はやっぱオバナさんならではな訳で。前にも書いたけど「こどちゃの次」として大地氏は今僕を作って、一方オバナさんはこのパートナーという、なんかシンクロニシティーが働いているみたいで興味深い・・・。今僕は、もとの世界でまた未来への一歩を、みたいなイメージでまとまりましたけど、こっちは既に主人公４人のうち二人が死体人形だもんな〜、どんな決着をつけてくれるんでしょ。次が最終巻、楽しみです。

　そしてもう1冊は、こんな本が出てるの知らなくて、ビーケーワンでふらふら検索してたらヒットして速攻注文した富野由悠季ターンエーの癒し（\1,900、角川春樹事務所）。∀を終えた富野氏の、ここ一年ほどの心の動きを綴ったエッセイです。・・・なんでもっと各アニメ雑誌とかこの本取り上げないのかしら？オンライン書店がなければ見逃すところでした。
　詳細はおいときますが、氏が番組づくりの中で何を考えながら作業をしているか、若いスタッフを、両親を、家族をどう見ているか、鬱病だった数年間何を考えていたか、いろいろ語られてて興味深いです。ただ、エッセイなんだけどそこは富野氏のこと、かなり根っから役者と言うか芸人と言うか、様々な事象（アニメに関わることに限らず）についていろいろぶちかましてくれるんですが、どこまでがほんとうの富野氏の考えなのか、それとも富野由悠季という虚像を演じるために紡ぎ出されたに過ぎない言葉なのか、読んでてだんだん判別がつかなくなってきて・・・(^^)。ほんと、いかにもトミノ！という1冊。

＜ネタバレ注意！〜∀ガンダム未見の方は読まないでね(^^)＞
　中身について一つだけ。あのラストシーン、いろいろ議論されてますが、富野氏はディアナさまの命は非常に残り少ないとしているみたい。ああ〜やっぱりそうなのか〜。ちょっと切ないですね。

　も一つ立ち読みネタ。どっからでてるのか確認しそこなったけどラブひな（TV）のムックも早速店頭に。ストーリー紹介とかスタッフ対談・インタビューなど手堅い作りなんだけど、どうして肝心の葉月九ロウ氏へのインタビューがないかな〜？(^^)。いえもう今更どうでもいいって言えばいいんですけど（既にオンエアも見てないし）、なんとなく気になっちゃって。

　実はもう２冊買ったものがあるんですけど未読なのでまたあした。とりあえず「通常より２割減」のレベルはまだ維持しております。

　７月新番も概ね数話が経過して、大勢が見えてきた様子。私としては今のところ、タイトルといい音楽といいややかぶってる感じもありますがwowowの２作品、StrangeDawnとBRIGADOONまりんとメランをビデオでの保存番組としています。どちらもこれからだんだんとお話が重くなってゆくと聞いてますので、その辺どう見せるかが今後の楽しみ。今僕、リヴァイアスと重い話を正攻法で描く番組が最近いくつかあったので、そっちとの差別化をどう果たすかと言う面でも。
　・・・・などという以前に、「まりんちゃんかわいい〜！」とか「おお、また清水香里嬢いい演技しとるな〜」とかいう次元でも十分楽しませてもらってますので、いまんとこ全く文句はございません。どちらも是非このまま、楽しませてくれると嬉しいです。

　氷川竜介世紀末アニメ熱論（キネマ旬報社）を読了。ちょうど私より10年上の氷川さん。今のファンダムの原形、そしてアニメ情報雑誌の原形は自分（と同世代の仲間達）が作ったという自負が、言葉の端々から感じられて力強いです。
　この世代（とひと括りにしちゃいけないんでしょうけど）の方々、氷川さんとか池田憲章さんとか小牧雅伸さんとかの文章って、どれもその作品を「見てみたいと思わせる」ところに特徴があります。この本でも「肯定文でアニメを語ろう」と提唱されてる通り、多少難がある作品でも思いっきり誉めまくってます。それはいいことなのかどうかについては議論あるでしょうけど、私はこの方々の文って好き。建設的だし。貴重な時間と金かけて見た作品はやっぱり「ここがよかった・こういう楽しみ方もあるぞ」と言ってもらったほうが嬉しいし(^^)。見るに値しないものには、なにも言わなければいいのですから。あえて「難点を挙げる」という行為をしなくても、いいものは自然に残っていくでしょうし・・・。わたしもこの日記ではなるべくその方向でいくつもりです。
　まぁもっとも池田さんが激賞してたのをそれではと見てみたら、あんまり面白くなかったってこともありましたけどね(^^)。それはそれで、ということで。

　・・・・問題はペンライトを買い忘れたので、外に出たら折角の星座盤がさっぱり見えなかった事でした(^^)。あ〜あ。

　いまのところ電波峡のスカイパーフェクTV!は仮契約状態で、全部のチャンネルが見られます。はやいとこチャンネル選んで本契約しないといけないのですけど、どうも数が多すぎてすべての中身を把握できないでいます。本屋から番組表買ってきても書式がDIRECとは違うわパックもスカイとパーフェクと両方あってややこしいわ・・・。明日一日、もう少し勉強です。

　休みでしたが夕方から会合があったので少し早めに街へ。ここ数日本屋とか行ってなかったのでここぞとばかりにいろいろ買う。
　まずCD、映画もそこそこいい出来だったし、なんつってもひさびさのCHAKAさんだし、ってことで劇さく２の主題歌明日へのメロディー（\1,020、ビクターエンタテインメント）。いい曲だな〜と４月の放送開始からずっと思ってたんですけどCD発売は随分遅くなってしまったドキドキ・伝説魔法陣グルグルのED、Spoon西の空へ（\1,260、ガレリアレコーズ）。番組の方はなんとなく終了してしまったニアのサントラNieA's Loco（\3,050、パイオニアLDC）。これ出てるのにも少し早く気づいてたらこないだ作った番組（「山崎くん」）のBGMに使ったのに〜。おしかった。
　本関係はまだちゃんと読んでないのでタイトルのみ。清涼院流水トップラン<3>（\457、幻冬舎 幻冬舎文庫）、高田慎一郎シリウスの痕<2>（\560、角川書店 Comics A）、OKAMA CAT'S WORLD（\960、角川書店ドラゴンC）、ニュータイプのムック無限のリヴァイアス えがかれたあした（\1,500、角川書店）、HJのムックガレージキットカタログ2000（\1,143、ホビージャパン）、なんか良くわかんないけど表紙の空母キティーホークの空撮がえらく綺麗だったのでついかっちゃった艦船誌J Shipsの創刊号（\1,143、イカロス出版）。

　さて時間より早く街に出た主目的は、鶴屋ギャラリーであってる展覧会を見る事でした。牧野宗則・風鈴丸親子版画展。2,3日前のNHKのニュースでちらっと画面に出た作品がえらく魅力的だったので。行ってみるとかなり空いてて・・・というか会場はおじさんと、私と同じ年くらいの女性だけ。・・・ってこのお二方が作者本人だったのでお客は私だけかい！
　で、作品。お父さんの牧野さんは、古典的な浮世絵をベースに発展された、木版画の風景画。お客が私ひとりということで、木版画によるグラデーションの技法などについてご本人に詳しく解説していただきました。娘さんの風鈴丸さんは、少年や少女をモチーフとした、なんというか・・心象風景画、みたいな。多大部分の作品に詩が付けてあって、一見326風だったりもしますけど、中身は全然違ってあんな説教くさいもんじゃなくて、心休まる、すてきなものばかり。描かれた少年少女達の、目線と言うか、目の持つ力が印象的です。展示されてる作品のなかには、どこかで見たことあるものも有りました。やっぱりかなり有名な方だったみたい。う〜ん美術界にはそれほど詳しくないもので・・・。興味の有る方はご本人のHPをどうぞ。
　こちらもご本人からいろいろ解説してもらっちゃいました。版数のこと、モチーフのこと、その他いろいろ。とても活発な感じの女性で、私の方はただはぁはぁと聞き入るばかり(^^)。いや流石ご自分の仕事に自信をお持ちの方はかっこいいです。
　でですね。一枚とても気に入っちゃって、どうしても欲しくなった作品がありまして、ちょっと高かったけど買っちゃったですよ。風鈴丸オーロラ夜話（\85,000）。青・黄・緑のオーロラの下、少女がひとりこちらを見つめている、という絵柄。版画ですからもちろんこれがワンアンドオンリーではないのですけど、どうしても「本物」が一枚ほしくなっちゃって。ああもう衝動買いもいいとこだぁ！
　ついでにTシャツ（\3,500）とかまで買っちゃって。もちろん画集も。牧野宗則木版画自選集（・・・・あれ？これ値段書いてないぞ〜。多分\2,500くらい、山下画廊）、風鈴丸木版画作品集なんというしあわせ（\2,800、阿部出版）。どっちもサインもらっちゃいました〜。うれし〜。

　この展覧会、８日（火）まで、鶴屋の８階であってます。アニメーションとかまんががお好きな方には、気に入ってもらえると思われる作品がたくさんあります。上記の画集を買うためだけにでも行く価値有り。入場無料ですから是非どうぞ。おすすめ。多分会期中はご本人もいらっしゃると思いますよ〜。

　大体こんなとこかな〜。ビーケーワンは手軽に注文できちゃうもんだからついつい買いすぎてしまう・・・。でも店頭にはもう何年も並んでない本が検索一発でぞろぞろと出てきちゃうんで、やめられません。

　それと。ついにうちのＣＳデジタルがスカイパーフェクＴＶ!に変更になりました。AT-Xが見られなくなるのはちょっと辛いですけど、いま現在レギュラーで視聴してたのはメダロット魂だけだったし、どうせあと１ヶ月もすればスカパーに引っ越してくるはずなので、えいやっと変えちゃいました。
　以前は画質が良くないとかEPGのレスポンスに問題があるとかいろいろ言われてましたが、とりあえず問題ないレベルだったのでちょっと安心。不満といえばまんが専門チャンネルANIMAXが、延々局ロゴをスーパーしつづけててちょっと目触りかな、ってことくらい。

　ＢＢＳへの書き込みくださった皆様、ありがとうございます。お返事送れてますです。ごめんなさい。