Grimm's Law in Japanese. (つづき:分割)      written by 鳩摩羅童子©            from 2009/07/26      徒温堤湾

• Indian words - 12th verify table  (備忘録) (#2016 〜 )                            <font face="Times New Roman">指定しています。l とI 明確化の為。
Sanskrit and Tamil Dictionaries: www.sanskrit-lexicon.uni-koeln.de...
(Dictionary:= All Dictionaries(325,838 entries) の指定、Maximum Output:= all の指定、でやると良い。)
where: 【日本語】ケルン大学, 【英語】University of Cologne , 【独語】Universität zu Köln,
Comment: Lexicon {歴史混 or 律句詞混} 辞書、用語集、語彙(解釈)(古典語を含む)
, Harvard-Kyoto (HK) convention , タミル文字


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■この表では、言語種別は、S=Sanskrit語(略してSkt.)、T=Tamil語、と略式表記します。
また、表中「ditto」は「同上/ 同左」の意です。
・ 12th は 2012/07/02 開始。
#
English
言語
Indian
meaning
Comment
2016







日本語
 と
世界の言葉
調査

ここは 範囲名 Jtop です。     from 2013/07     アフリカの国の地図   ,, 地球地図 (Google マップ)

【日本語に似ている世界の単語】(後) 空耳アワー 、はっきり言って、探偵ごっこ

本ファイル目玉商品は、↓ (約 100 個検証)
【傍証】 枕詞は、粒がそろっていて、シュメール・アッカド語で説明可能
   |--- 枕詞の皆様は、「空耳アワー大賞 獲得保持者」の方々です。 8888... 。 だって。
      |-- 2022/03 現在、643 個 DB 、を検証中。

cf. 日本語に似ている世界の単語 (前: 〜761) = Grimm's_Law_in_J_11.html
cf. 【日本語似単語大陸分布】 【趣】シュメール語/ 【悪】アッカド語/ 【蛇】ヘブライ語/ トルコ語、日本語似単語詳細を含む。 別Tab = Grimm%27s_Law_in_J_13.html

 これは Webster's Online Dictionary による古い日本語の痕跡を持つ世界各地の現在の言葉の検証一覧表です。
⇒ 但し、2014/01/19 現在 Webster's Online Dictionary のサイトは、Service Unavailable 状態です。
  従って、2014/01/19 現在 出典辞書は、 Google 翻訳 がメインです。

---- これにより、日本語の古代語(上代語)が international であった可能性をご確認下さい。

  そして、望むらくは、何らかの(伝言ゲームの)法則性を見出して欲しい。

(尚、 ピンクの国はアフリカオレンジの国はポリネシア緑は南北米その他の地区は茶色、 で色分けしました。)
[ 内部 html tag: <i>: magenta, <s>: brown, <q>: blue, bold ]


my 感想: 日本語は韓国語とは全然似ていませんが(似ているという人がいますが、語順だけです。単語は全然似ていません。)、他の国とは似ています。地球はつながっています。


〒mokuji
【目次】 ---- 本文の該当箇所への jump は、検索機能 Ctrl+F ボタンで、キーワードをコピペ指定して jump して下さい。
寒い(さむい), 涼しい(すずしい), 怪我(けが), 禿げ(はげ・ハゲ), 痛い(いたい), 転ぶ(ころぶ), 喋る(しゃべる), 散る(ちる), 髪蔓(かつら), くしゃみ・クシャミ, がっかり, 混ぜる(まぜる), 望む(のぞむ), ときめき, はったり, 避ける・避く, 尋ねる, 覈(あなぐ)る, 脆い(もろい), 広い, たまんない,
日本語似トルコ語 --- そっくりでは無いが、似ている痕跡が有る。
日本語は英語より古い かも知れないの傍証
いろは歌、サンスクリット原本サンプル
tongue、 とんがっ てる、舌
タンガ、ソング
Lingerie、ランジェリー、トンガリ
tongue -- language 考
トンガリ → dagger 短剣, danger 危険
母 いろは の いろ、は、shining ?
すめら みこと 考
スバル --- 羊飼いの杖 シュィビール: シュメール語
昴(すばる)星団の形は、羊使いの曲がった杖: シュメール語
スバル と サーベル
スメラ は シャブラ 寺院の役員トップ: シュメール語
御統(みすまる) と 統べる(すべる) は別系統
柴犬 と シェパード と スピッツ とは、同一語源



ここは、 アンカー名 = "makura_top"    ↑Jtop

【傍証】 枕詞は、粒がそろっていて、シュメール・アッカド語で説明可能

この f12 ファイルは、 2012 年に作ったものであるが、
目玉の一つとして、枕詞に関し 約 100 個を調べた結果を載せていたが、
2022/03 現在、未検証枕詞も全て Indo 辞書に載っている可能性が高くなってきたので、
改めて全の枕詞をインド弁チェックし直した。
(正確に言うと、インド辞書にはほぼ必ず載っていた、趣・赤には時々載っていた。)
下記、法則性がある。   --- 枕詞の一覧表を 二次元配列 m(i ,j) ととらえる。
 枕詞 m (i, 0) : 被枕詞・被枕(ひまくら) m(i, j) , where i= 1, 2, ...; j= 1, 2,..
被枕 m(i, j) が地名で無いなら、名詞・動詞・形容詞・副詞等で、該当英単語がある。
ex. 秋の田の(あきのたの)→穂・ほ・秀(ほ)
m(i,0) = 秋の田の(あきのたの), m(i,1) = 穂, m(i,2) = ほ, m(i,3) = 秀(ほ)
その英単語で、インド弁辞書を引くと、発音が m(i, 0) のソックリさんが必ず存在する。
つまり、枕詞は、同音異義語(= 同音語、ホモフォン)の代表選手。
(被枕の英単語で、インド弁辞書を引くと、発音が、被枕のソックリさんも必ず存在する。)
【民】veLLaikkuNTajncampA (= a kind of campa1 ★paddy ) あきのたの (LL 無音)
【賛】abhyucchrita (= raised aloft , elevated ; prominent ; ★excellent through) あきのた
【賛】aJcita (= a. bent, crooked; raised, honoured, ★excellent, extraordinary, beautiful.) あきた
古代日本の政治の支配階級(公家階級)は、多分、少し、よそ者。言語も異なる。
ご先祖様の言語言葉を残すため、空耳アワーの約束事を歌詠みルールに課した。
つまり、配列 m(i) は、古代日本人が子孫に残した、言語のタイムカプセルそのもの。
ex.

浅緑(あさみどり)→糸・野辺

【民】accuppUTTiyizu-ttal (= to pass the ★thread through the loom) あさみどいズ (pp-m)
【賛】azmanta (= 1 n. a fire-place L. ; a ★field L. ; ) あさみど
【賛】abhisampravRt (= Caus. to change (as a ★battle-field. ) あさみらるーダ
My comment: 糸と野辺は、全く無関係。単に対応インド語が、空耳アワーの関係。
つまり、タモリじゃないけど、古代人は、空耳アワーごっこ、の言葉のお遊びをしていた訳。
ご先祖様は、言語能力が高い。かなりの暇人。
-------
ex. m293.

稲筵(いなむしろ)→
強(こは)・川・敷く・しく・頻く【伏見】

強(こは)strong には、コワ、イナムシロのソックリさん在中。
川 river には、カワ、イナムシロさん在中。
敷く mat には、シク、イナムシロさん在中。
頻く(頻繁、反復) repeat には、シク、イナムシロさん在中。
伏見(ふしみ) :地名なので攻め方不明。

cf. 枕詞一覧表  643 個 (枕詞便覧より)--- 掲載サイトが閉鎖すると困るので、全 copy して、保存した。
   |--- 現在 [2022/03/13]、117 個 は、趣/赤/賛/民のいずれかに有った。 03/20: 250 個済。 03/27: 368 個済。
     04/19: 406 個済(= 63%)。
cf. ■おもな枕詞早見表■  22 個。 --- 全部 (【趣】or【赤】or【印(= 賛/民)】)の中の少なくとも 1 つに有った。
cf. 頻出!主要な『枕詞』30語と枕詞213語一覧表|国語 – 短歌・俳句・和歌
cf. 万葉集の部屋/枕詞一覧目次/現在語数 285語 2013年11月
cf. ポリネシア語で解く日本の地名・日本の古典・日本語の語源   in 夢間草廬へようこそ!
   |-- 国語篇(その四) 『万葉集』の枕詞
   |-- 国語篇(その五) 『万葉集』の枕詞(続上) (ア行からサ行まで)
   |-- 国語篇(その六) 『万葉集』の枕詞(続下) (タ行からワ行まで)  ---- その四〜六、計 410 個 収録


以下 検証済一覧 tbl    ↓tbl_last
  --- 155 番以降、tbl 作成を止めた。元の一覧表と、情報量に差が無くなったため、実質廃止。

【趣】シュメール語は、ピンク色。【】アッカド語は、茶色。【賛】サンスクリツト語は、。【民】タミル語は、

大和(やまと)= yamattu ;語源 each 同盟 --- unite/ unity 統一 @英語 (u-y, n-m, t-t)、大きな平和・調和, amity 友好 @英語、 アミーゴ
Re: 大和(やまと)= yamattu ;語源
大和(やまと) = janatA (= community, assemblage of men) @サンスクリット
そらみつ = salimuttu 平和 ; 語源  ---- 遠縁: シャローム shalom ヘブライ語、セーラム(米、地名、タバコ名), silent 乱で無い、平和・静か, serenity セレニティ・平穏, calm
そらみつ = salimatu 同盟 ;語源
敷島の(しきしまの)  sakdnu(m) 平和推進  --- 「そらむ しきしまの」 の短縮形?,,  sukSema (good security, time of peace) @サンスクリット
あきづしま = ahdyis お互いに ;語源 --- accord 調和・合意 @英語 ex. according to  〜によれば、〜に従って
小楯(をだて) = athutu 互いを立てる ;語源  --- each other おだて (e-o, ch-t-d, th-t)
日の本の(ひのもとの) = himmatu(m) 集合体 ;語源  --- community (c-h, mm-n, n-m, t-t) 共同体・地域自治,  harmonize ひのもと (h-h, m-n, n-m, z-t) 和す。
前(まえ)、まほらま・まほろば = mahra/ mahvi、maḫrûmma No.1・最も前・最先端 formost
ちはやぶる = ti-ba-su palhu 恐怖の全面猛攻 ;語源
埒(らち)と不埒 ;語源  cf. 氏(うじ)、内つ(うちつ)、童(わらし)、垂乳根(たらちね)、郎女(いらつめ)、ならず者、不埒(ふらち)、が明かない
神風の(かむかぜの)→ 伊勢・五十鈴 :語源
姓(かばね) = kabA mu
氏(うじ)・内つ(うちつ) = ù-tu-(d)
氏(うじ)/内(うち)≒ house ;語源
たらちね = dliddnu ;語源
ならず者 = nulddnum ;語源
ぬばたま = invisible 語源
ぬばたま = uvAntam 新月 タミル語説 by 田中孝顕氏 の検証
ぬばたま = nubattu(m) 夕方の休憩 アッカド語説 の検証
ぬばたま nubattum = night + m 夜; 語源
ぬばたま = nabhorUpa + -tama 真っ暗 サンスクリット語説 by me
/// night /// ぬばた > ナハト > ノーチェ > ナイト/ノッテ
うばたま ubbutu(m) 阻害・痙攣 ;語源
うばたま urpatu 雲・テント ;語源
ぬばたま ≒ 霧(きり) 語源
あしひきの = ašpuk 山積み ;語源根,, 英語版「as (a) peak アズ・ピーク」
あしびなす ešēbu/ uššubu (= to flourish, 栄華) +なす ;枕詞語源
山(やま) = ùr が ùm に音通 ;語源
山(やま) = ayyumme [= great mountains] ;語源
山(やま) = uḫummu [= mountain] ;語源
草枕 = ĝiš-má-gur 葦船 語源
くさまくら = kussu(m)-maga(r)rum = 船の輿(こし)語源
Re: くさまくら = kussu(m)-maga(r)rum = 船の輿(こし)
英語:まくら migration マイグレイシャン・移民
■蜻蛉 = アキヅ --- ← トルコ語/ アッカド語語源 ağız 言(あぎと)ふ、お口パクパク。アゴ。 ; dragonfly = ヤゴが飛ぶ
蜻蛉 = アキヅ = 竜巻+馬。 語源 ---- dust devil
Pegasus ペガサス = あきづ 語源 ( p 無音)
angelos エンジェル = あきづ 語源 (l 無音)
iginzu [AS IF] = 秋の田の ;語源
秋の田の、はスラブ言語?  --- あきのたの takym chynom (= thus) (t 無音)
枕詞 「たま〜」 の科学的検証
 魂極る (たまきはる)→ 環(たまき)+(ま)はる ---- 時計が回る。1周は60才・還暦
 たまき張る(充実人生・命まっとう) ←アッカド語 damaqu 「たまく・たまき」、たまげる人生 ◎ 100 点
 玉の緒の (たまのおの)→ たわむ (warp) + 糸 (thread)
 玉葛 (たまかづら)→ つる + かづら
 玉櫛笥 (たまくしげ)→ 箱 + 箱
 玉勝間 (たまかつま)→ 箱 + 籠
 玉梓の  (たまづさの)→ 消息 + 梓
 玉襷 (たまだすき)→ 曲がった梁(はり)/畝を掘る + たすき
 玉桙の (たまほこの)→ 約1里 + 桙
 玉釧 (たまくしろ)→ 包帯 (bandage) + 輪(ring)
 玉簾の (たまだれの)→ 綱 + 帯・垂れ(sash)
 玉藻刈る (たまもかる)→ 北風 + かる = strong 【意味:強い】
 玉藻なす (たまもなす)→ 北風 + なす=なぎ・なぐ or 和む(なごむ, = calm)
 玉藻よし (たまもよし)→ 北風 + よし = good
やくもたつ ajakku(m) + 立つ, 高い神殿 ;語源 --- アッカド語
やまのまゆ é-an-na mà-ùr エアンナ+渓谷 ;語源 --- シュメール語
あをによし awīru+良し,良い耕作地 ;語源
 あをによし ahune ra-su 踏み固めた野原 ;語源
 やおによし ahune ra-su 踏み固めた土手 ;語源 -- 八百丹よし
ひさかたの = vault/ jump 語源  最新は、besu qatu(m)
ひさしぶり = 久方ぶり 語源証明
ご無沙汰 = absent 語源
あらたまの = periodic/ alternate/ joy 語源
桃 marmahhu(m) ;語源
ももしきの manman šakānu 役人・宮仕え ;語源
百敷や(ももしきや)namûtu → 古、古き軒端 ;語源
さすたけの sattukku 宮仕え ;語源 → 大宮、君、舎人、皇子
飛鳥(あすか) usukku キジバト ;語源
飛鳥(あすか) asukku/ usukku 縁(へり);語源 ≒ river side
春日(かすが) girseqû 寺院の大私有地 ;語源
まくさかる maqatu(m)-gur  荒廃している+非常に ;語源  ----  荒野(アラノ)
朝露の(あさつゆの)úš → 消(け)、消え、おく、命 ;語源
うたかたの ú-gu(3)...dé →「消え」「消ゆ」「憂き」;語源
アッカド語 ---- uddagiddû(m) うたかたの  --- 西向く侍、対応の月末の暦補整日。
うたかた = 三十日 in 古代歴 --- 月により無い月もある。暦補整日。
あきずばの ahatu-banu(m) →「袖」;語源
くさづつみ kisittu(m)/kasddum →「やまい」;語源
さ丹つらふ(さにつらふ) samtu 赤くなる ;語源 → きみ、いも、もみち、いろ、ひも, さむ・さに・サビ = 赤・鉄
級照るや(しなてるや) sinnatu (= a pair of) ;語源
そらかぞう 602= 3,600 + かぞえる ; 語源  šár + kas7
あおみずら→「依網(よさみ)」; 枕詞語源  みずら結い用青ゴムバント、と、髪の毛乱れ予防帽子ネット
あさがみの/おちがみの ušuggallu (= lion-dragon) ; 枕詞語源 →乱れ、 獅子舞の髪の毛
かぎろい/かげろう gišgirru (= spill) ;語源  (点火用)こより、木片
かるもかく guruš-garaš 猪 ;語源
もみじばの na(m)musisu(m) モバイルの → 「過ぎ」「移り」;枕詞語源
あまざかる emēdu-gur 遠くへ逃避 ; 枕詞語源
あぢさはふ igi...suḫ: to stare with wide-open eyes ('eyes' + 'to pop out').→目・夜昼知らず ;枕詞語源
いわくだす emuqtu (= wise/ clever) エムクツゥ;枕詞語源 (m-w)
うきふねの ḫašiḫamer (= to desire/ wish) ;枕詞語源
かやりびの girigubbu 踏み板、踏み板の釘 ;枕詞語源
ことさえく ka-ta-è šeg-gi (= to utter noisily 騒がしい発音) ;枕詞語源
かしのみの [ku-ru-ul-lim] 単一の束 ;枕詞語源
あかひもの [a-ra-ku ūmū] long-lasting days ;枕詞語源  長がーく続く 日々
うつゆうの hadālu(m)/ haziri (= retreat/ hold back/ go back) ;枕詞語源 ≒ 内気(うちき)
 最新は、シュメール語 u6-di...e 虚木綿(うつゆう)[= 称賛に値する、茫然、心奪われ状態]
ふせやたき ḫa-ḫa-a ša diqāri 鍋のスス ;枕詞語源
まつかえの Marduk マルドゥクの ;枕詞語源 -- 繁栄の神の名
ひなくもり ḫi-mit-tú kamāru 積み重ねられた氷 ;枕詞語源  薄氷
なまよみの nu-ni-iḫ-ma (= to satisfy) 満足させる ;枕詞語源
いそまつの issu + matema (base of forever) 永遠の礎 ;枕詞語源  →「常にいます」
いけみずの i-ka miṣra 外掘り(= 周囲の深い溝); 枕詞語源  →「いい」「そこ」「下」「深き」「つつむ」
あらがきの bar-eg-ga 土手の外側 ;枕詞語源
くさかげの kad gag (= to cluster by keyword) ; 枕詞語源
きみがよの kainimakku + -ya の = 私のお願い(=祝辞・祈願) ; 枕詞語源
にわたずみ Nu-ùḫ-ša-tim 大量の恵み・水 ;枕詞語源  実は、にへさタム
にわたずみ nēbertu samû 浮舟・迷子の横断 ; 枕詞語源 --- 庭田様(にわたさま)
にわにたつ naḫalittu (or /na-aḫ-la-ap-du ša/) 亜麻製の服 ; 枕詞語源
 夏(なつ)系 3つ。
   |-- なつごろも = naḫtu + gulenu = 布 + 衣 → 「かとり(地名)」「うすし」「ひとえ」「たつ」「き」「ひも」「すそ」など
   |-- なつそびく = nasisu (or nazizu) + ひく = 亜麻(の糸)を引く → 「うな」など
   |-- なつびきの = naḫtu + ひく = 布(の糸)を引く → 「いと」
ささがね・ささがに saskallu(m) (= net) @アッカド語 from シュメール語 意味 = (捕獲用)網、蜘蛛の巣、網を使う人
うつせみ・うつそみ  patu šamê 天の端 ,or, išid šamê 水平線
■しらぬひ  silammāḫu (a ceremonial garment/ a woolen garment ) ≒ 白縫、【外来語】しらぬひ ≡ シルク ∵ シルんク/シラぬヒ
桑 = しらぬ、更に、「しらぬひ」 = silk = silンk、の予感がする。
ま草苅る maqtu(m) gal → 荒野、 枕詞語源
春草の pasqis → めづらし 枕詞語源 rare, with difficulty
■夏草の nahasu(m) kia(s)su → 「野」「繁し」「深し」「萎(しな)ゆ」「仮」 枕詞語源 shrink
■秋草の(あきくさの) → 結ぶ [上代の呪術信仰の一つとして、草を結んで幸福を祈るところから。]
【民】accukkaTTi (= 1. one who folds 折る and ties 結ぶ cloth in dyeing, whereby any desired figure is printed 染色する際に布を折り畳んで結び、所望の図形が印刷される; 2. indian country surgeon) あきくさ (c-k)
あさもよし asdtu も良し → 「紀」「城上(きのえ)」 枕詞語源 fort
草づつみ(くさづつみ)→やまひ zezenu (a disease) jB, zezenu (a disease) jB  --- 重複
白山の(しらやまの)→雪・ゆき salagu(m) "to snow" , zananu(m) I "to rain" G (≪/≪, OB also alu) [SUR] also of hail, snow;
朝髪の(あさがみの)→乱る  --- 重複
若草の(わかくさの)→妹・つま・新(にひ)・わか・足結(あゆひ)・思ひつく
白妙の(しろたへの)→衣・袂・ひれ・紐・帯・袖・緒・たすき・月・波路・砂・卯の花・鶴・雲・雪・藤江の浦・かしひ・夕波・夕告げ鳥・浜名・御幣
岩走る(いはばしる)→滝・垂れ・垂水・淡海・初瀬(はせ)・甘南備(かむなび)山
鯨取り(いさなとり)→海・浜・灘・淡海
茜さす(あかねさす)→日・昼・照る・紫・君
春草を(はるくさを)→馬
春の花(はるのはな)→にほふ
御櫛笥の(みくしげの)→ふた
木綿つつみ(ゆふつつみ)→白
御佩刀を(みはかしを)→劔(つるぎ)
紫の(むらさきの)→にほふ・名高・こ
浅茅生の(あさぢふの)→小野
鳥が鳴く(とりがなく)→東(あづま)
春風の(はるかぜの)→音
光る神(ひかるかみ)/雷→なりはた
水渟る(みづたまる)→池
水無し川(みなしがわ)→絶ゆ
鳰鳥の(みほどりの)→潜(かづ)く
八尺鳥(やさかどり)→息づく
木綿四手の(ゆふしでの)→神
つぎねふや→山城
時つ風(ときつかぜ)→吹く・吹飯(ふけひ)
つのさはふ→磐(いは)・磐余(いはれ)・石見(いはみ)
鳥じもの(とりじもの)→浮く・海に浮く・立つ・なづさふ
鳥網張る(となみはる)→坂・坂手
照る月の(てるつきの)→あく・飽かず
夏葛の(なつくずの)→絶えず
撫子が(なでしこが)→花
波雲の(なみぐもの)→うつくし・うつくし妻
風の音の(かぜのとの)→遠し
蚊遣火の(かやりびの)→くゆ・けぶる・煙・した・そこ    --- 牛半部は既出。
枯草掻く(かるもかく)→猪(ゐ)・ゐ    重複
倭文環(しづたまき)→いやしき・数にもあらぬ
白香つく(しらかつく)→木綿(ゆふ)
墨染の(すみぞめの)→鞍馬・くらぶ・ゆふべ・たそがれ
秋の夜の(あきのよの)→長し
白波の(しらなみの)→立つ・よる・打つ・かへる・あらし・浜松・いちしろし・【浜・みなあわ】
咲く花の(さくはなの)→うつろふ
さし柳(さしやなぎ)→根
さ野つ鳥(さのつとり)→雉子(きぎす)
翠鳥の(そにどりの)→青
柃(いちさかき)→実多し
あぢむらの→騒く・通ふ
天飛む(あまだむ)→軽
粗金の(あらがねの)→土
あり衣の(ありきぬの)→宝・三重・さゑさゑ・あり
荒妙の(あらたへの)→藤
磯貝の(いそがひの)→片・片恋
岩渕の(いはぶちの)→こもる


〒tbl_last     ↑ tbl_top


〒 fumei
不明 一覧
磯細し(いすくはし)→鯨

【傍証】 萬葉集古義の校正前の原作者原文の正しさ検証

鹿持雅澄(かもち まさずみ)による改変 『古義』は、シュメール・アッカド語辞書によると、改変前の方がピッタシ・カンカンであることの検証、です。
---- 雅澄はかなり優秀である。やれば分かるが、改変前と意味は殆ど同一であった。スゴイ。 )

■明日者來牟等 云子鹿丹(あすはこむと いふこがに) vs.  明日者來牟等 云愛也子(あすはこむちふ はしきやし)


762. 寒い(さむい) - cold  | sanyii 寒い (cold), jantè 冷めてー (cold with a fever) @Nigeria/ Benin (Abakwariga), suma (cold) @Mali/ Burkina Faso ブルキナファソ(Bamanankan), zima (winter, cold, coldness, wintertime, chill) @Czech Republic (Bohemian)/ @Slovakia/ Hungary (Slovak),, snue (avian infectious coryza, cold, common cold, coryza, fowl coryza) @Denmark/ Germany (Central Danish/ Danish), fwèt 冷えた (cold, chilly, frigid, bleak, all of a sudden) @Caribbean (Creole), feayr 冷える (chilly, cold, cool, frigid, frosty) @UK(Gaelg), Schnupfen (cold, sniff, chill, pick something up, sniff up) @Germany/ Austria (High German), tándha (cold) @Myanmar ミャンマー (Rohingya), zimniy (wintry, bleak, chilly, cold, cool) @Ukrainian, sinä (cold) @Europe (Veps ヴェプス人, 旧ロシア)

c. cold = 凍るだ。cool = 凍る。

763. 涼しい(すずしい) - cool  | fiifììtaa (cool down, fan, prefer, take out) @Nigeria/ Benin (Abakwariga), -sisimya (cool, quench thirst) @Malawi/ Mozambique ( Achawa), sejuk (cool, clement, balmy, mild, cold) @Indonesia/ Java (Bahasa Indonesia), dʺrzʺk 図々しい (arrogant, assuming, audacious, cheeky 生意気, contumelious), chudesen 涼しいな (magnificent, terrific, wonderful, admirable, cool) @Bulgaria/ Greece (Balgarski), jäähdyttää (chill, refrigerate, cool, chilled, refrigerated) @Finland/ Russia (Europe) (Finnish), se sanglacer (cool down, mope, chilling, fret, fretting) @France (Languedocien), šaltas (bleak, chill, chilly, clinical, cold) @Lithuania (Lithuanian)

c. suzIta (very cold or cooling) 【S】サンスクリット語 #1578
c. 涼しい、と、図々しい、は関係があったらしい。ギリシャでは。,,, 元々、気温が涼しい、と、頭が涼しい、との2つの意味アリ。

764. 怪我(けが) - injury  | k'uujèèwaa (injury, wound) @Nigeria/ Benin (Abakwariga), kungu (injury, bruise, hole, being bruised, flesh wound) @Nigeria/ Niger/ Chad/ Cameroon/ Nigeria (Kanuri), chaga (sore, wound, injury, fester, ulcer) @Portugal/ Angola (Portuguese), gig (illness, injury, wheat) @Sumerian 3100 BCE - 2500 BCE [絶滅語]

765. 禿げ(はげ・ハゲ) - bald  | pacha (bald) @Australia (Ayapathu), p'ajla (bald) @Bolivia (Bolivian Quechua), falakros (bald, bald-headed, Calvus) @Greece/ Albania (Greek), חריק [ẖ,k][r][y][k] (bald) @Israel (Hebrew), kahlkopfig (baldheaded, bald headed, bald, bald-headed) @Germany/ Austria (High German), bergundul (bald, leafless, bare) @Indonesia/ Java (Indonesian), khô khan (bald, baldly, dryasdust, jejune) @Viet Nam/ China (Jing), pugu (bald, quail) @Philippines (Kapampangan), kichele (bald, bare, clear, naked, plain) @Tanzania, Burundi (Swahili)

c. wig ウィッグ、かつら、実は、ハゲ隠し。 wig ハゲ (w-h, g-g)。

766. 痛い(いたい) - bald  | acı (bitter, suffering, affliction, distress, grief) @Turkey/ Bulgaria (Turkish),,
cf. iTi ( ache, throbbing pain ) @タミル語 #2008

767. 転ぶ(ころぶ) - tumble  | griuvimas 転びます (tumble) @Lithuania (Lithuanian)
768. 喋る(しゃべる) - chat  | jabri (chat, chatter, babble, chattiness, floral pattern) @Forézien, jappillage (chat, chatter, babble, chitchat, gossip) @France (Lyonnais), sohbet (chat, conversation, talk, chats, chitchat) @Turkey/ Bulgaria (Turkish)

769. 散る(ちる) - fall  | @2013/7/16 現在 webster の翻訳部 非公開ガード中?(昔は見れた, bug?)
---- 意図的拒否に見える。数時間前見えたものがもうの翻訳部 "translations" がスキップされている。

770. 髪蔓(かつら) - wig  | Latin 500 BCE - 1700 caliandrum --- translations は辞書不調で見れなかった。
c. 語源由来辞典
c. kRzalA  f. the hair of the head L.  かつら・鬘 @サンスクリット語 #1015

771. くしゃみ・クシャミ - sneeze | हाच्छिउं गर्नु (/Hācchi'uṁ garnu/ sneeze 動詞) ハクション @ネパール語, hapşırma @トルコ語, kýchání クシュン・くしゃみ @チェコ語, pagbahin ハクション@タガログ語(Fillipin), кијам /kijam/ @セルビア語, kuchafya @スワヒリ語, kýchnuť動詞, kýchanie名詞 @スロベニア語, kihanje @クロアチア語, bangkis @インドネシア語, чихании /chikhanii/@ロシア語, čiaudėjimas@リトアニア語, kihanje @ボスニア語, kichania @ポーランド語, кихам/kikham/ @ブルガリア語,
c. kSujjanikA (f. `" causing a sneeze "' ) くしゃみか? @サンスクリット語, kutam (04 sneeze) @タミル語
c. クシャミは北方系、ハクションは南方系。
c. ヘブライ語では無い。シュメー語は不明(sneeze 未登録)
c. 今日は 2014/01/19 です。
c. くしゃみ・くさめ・はくしょんは、クシュンの擬音語・オノパトペ(お名前 + poet[= to make])なので、人類共通。

772. がっかり - disappointed | kırıklığına @トルコ語, ខកចិត្ត /khakchet/ @クメール語(カンボジア), qırıqlığına @アゼルバイジャン語,
c. トルコ語辞典: kırık ---- 1. broken (bozuk); synonyms (v) broke, (adj) tame, torn, busted, imperfect, intermittent, rough, rugged, ruined, uneven, disjointed, incomplete, confused, cracked, crushed; antonyms (adj) constant, unbroken, intact, whole, wild, 2. break (mola); synonyms (v) split, crack, burst, fail, infringe, leak, (n) breach, fracture, pause, rupture, stop, collapse, interruption, respite, suspension; Turkish - English Reference: Webster's Online Dictionary (www.websters-online-dictionary.org) 279 antonyms (v) repair, obey, honor, mend, (n) continuation.

ご参考(Yahoo 日本語の起源・掲示板より): ウソッっぽい?
juo***** 2004/11/06 21:19 >>No. 158 ここは元来、日本語の起源を語るところなので、それとは遠い論議は別のところでやるべきでしょう。低次元の言辞でがっかりです。 「がっかり」はタミル語に由来します。 タミル語enn-amはhope(希望),expectation(期待)という意味です。 このenn-amは次のような変遷を辿ったものです。 *kann-an>*kenn-an>*cenn-an>enn-an この最古形*kann-anは日本語*kanVと対応します。 ガッカリのカリはタミル語car-iの古形*kar-iです。to prostrate(打ちのめす), fall down(落ちる)という意味があります。 以上から、ガッカリの原初形態素はkanu・kariと推定されます。「期待が打ちのめされる」と言ったところでしょう。 このような「好ましくない語」はしばしば頭子音が有声化します。したがって、原始日本語がある程度固まった時点では *ganukariと言っていた可能性があります。この場合、-nuk-の-u-部分は消失し、*gankari>gakkariと促音化したでしょう。促音化した時期は不明ですが、 ガッカリという日本語をこれ以上に明瞭に解釈せしめる他の言語はタミル語以外にはありません。

773. 混ぜる(まぜる) - mix  | kuchanganya かきまぜる @スワヒリ語, ಮಿಶ್ರಣ Miśraṇa @カンナダ語, karıştırmak ( mix, confuse, shuffle, mingle, scramble, blend) かきまぜる @トルコ語, 믹스 /migseu/ or 섞는다 /seokkneunda/ @ハングル, maišyti @リトアニア語(バルト語), मिसळणे /Misaḷaṇē/ @マラーティー語(インド), etc.
c. まぜ、の発音は世界共通。
c. scramble --- การแย่งชิง /Kār yæ̀ng ching/ @タイ語 ----- かきまぜてねー、っだって。 kinyang'anyiro @スワヒリ語 ---- タイ語とそっくり。 タイとアフリカは繋がっている。gegrabbel @オランダ語, geskarrel @アフリカーンス語,

774. 望む(のぞむ) - hope | naděje @チェコ語, matumaini @スワヒリ語, надежда /nadezhda/ @ブルガリア語, nadzieja @ポーランド語, nittama or nittamaw @マルタ語, モンゴル語, ルーマニア語, ロシア語 も、望む系。
c. 英語の hope 希望 (h-k, p-b)

775. ときめき -throb 鼓動する、動悸を打つ、脈打つ、振動する、ズキズキする、ドキドキする、感動する | titremek (shake, tremble, quake, shiver, vibrate, throb) @トルコ, döyünmək (throb, beat)/ zoqquldamaq (shoot, throb) @アゼルバイジャン※

※:アゼルバイジャン語(Azərbaycanca) あるいはアゼリー語は、トルコ語やトルクメン語と同じテュルク諸語の南西語群(オグズ語群(英語版))に属し、アゼルバイジャンの公用語。
イラン北西部にも多くの話者がいる。イランにおいては単にトルコ語と呼ばれることもある。

cf. 日本語とトルコ語の同系性について by フェティ イルマズ カレリ on 2006/12/15
 トルコ語の動詞は、「語幹+介入子音+語尾 (lemek/ lamak/ mek/ mak)」 からなる。日本語の動詞が「語幹+語尾(ル/ム/ク)」からなるのに似ている。
別解
touching  = ときめき = 心の琴線に触れること、 toching すること。
dokunaklı (touching, pathetic, moving, poignant, eloquent, trenchant)@ トルコ, допирање dopiranje @マケドニア, deimladwy (touching, sensitive, impassioned)/ eimladwy (touching, sensitive, impassione) @ウェールズ
2009-10-14 祝福論「やまとことばの語源」・「神話の起源(ときめき)」43
心ときめきするもの
わか−や・ぐ 【若やぐ】  不安の例


ここは、アンカー名 = 776 です。    ↑【目次】  on 2014/09/26    ttttttttt ---- stopper トルコの t
776. まとめ

日本語似トルコ語 --- そっくりでは無いが、似ている痕跡が有る。

<pre>
■[1]
手/dest,【有】dorëTurkey/ Armenia
口/goje, --- これ、昔の Webster's Online dictionary からのもの。最新のトルコ辞書には無い。
--- 【有】アルバニ あった。
Webster's Online dictionary がアルバニアの分類を間違えたみたい。@Turkey (Europe) (Albanian)

イイ迷惑

(mouth は、 ağız あぎとう、おくち。 尚、 gate も、口(くち・がて)である。) ネズミ/mi, =【有】 長い/ngadalte, =【有】@Turkey (Europe) (Albanian) ngadalte (creeping のろのろした, deliberate 慎重な・入念な・熟考した結果の, dilatory 遅れがちな, lingering ぐずぐず, long) 長ったらしい @Turkey (Europe) (Albanian), --- これ、昔の Webster's Online dictionary から のもの。最新のトルコ辞書には無い。 --- 意味が違う。外した方が良い。 毛・髪/qime, =【有】@Turkey (Europe) (Albanian) 燃える/ndrit, 水/vadit,=【有】の v. 鼻/hunde,=【有】 首/qafe, qafe (neck, col, collar, nape, neckband) in Turkey (Europe), もトルコ,アゼルバイジャン,ウズベク に無かった。 【有】アルバニ あった。--- 理屈がわかった。アルバニアは、トルコ系が混じっているのだ。--- でも Turky では無い。 やはり、Webster's Online dictionary がオカシイ。 川/hapi,≠【有】 ■[11] 茎/kercell,--- これは昔の Webster online 辞のもの(今は無い)。 kök (stem)@トルコ/@アゼル by Google 翻訳 ≠【有】 慰(なぐさ)め/ngushellim,@Turkey (Europe) (Albanian) 怪(しるまし)/i stermadh, 舘(むろつみ)/ndertim, 綽(きはやか) /kafi, 未審(いぶか)し/i paparashikueshem,@Turkey (Europe) (Albanian) 役(えだち)/beteje,@Turkey (Europe) (Albanian) 宣(のたま)ふ/njoftim,@Turkey (Europe) (Albanian) 開く/filloj,@Turkey (Europe) (Albanian) 辛苦(たしな)み/tensionoj,@Turkey (Europe) (Albanian) ■[21] 火傷(やけど)/djegje, 決(うつむな)し/azim, 匂(におい)/nuhat,@Turkey (Europe) (Shkip) 禁(いさ)む/yasak, 形(かたち)/kuptoj,@Turkey (Europe) (Albanian) 必ず(へへもかならず)/pa dyshim, 貴なし(あてなし) [高貴]/asil, 娘(いらつめ)/i ri, 籬(まがき)/neqeb, 甕(かめ)/kane,@Turkey (Europe) (Albanian) ■[31] 筒(つつ)/tamtam, 瓫(ほとき)/poce,@Turkey (Europe) (Albanian) 然り(しかり)/sigurisht,@Turkey (Europe) by [sure] =【有】 なひとや/ne kopje te papaster (=in a rough copy),@Turkey (Europe) (Albanian)=【有】[copy, duplicate, imitate]@Turkey (Europe) (Albanian) はばに/pjeper (= melon), キュウリ/kungull, 審(つまびらか)/ jam arbiter,@Turkey (Europe) (Albanian) 忽(いるかせ)/Uyeleri Yoksay, 竟(つひ)に/tek e fundit, @Turkey (Europe) (Albanian) 服(まつろ)ふ/nenshtrohem,@Turkey (Europe) (Albanian) ■[41] 辱(かたじけなく)/gozden dusurmek or gje e turpshme, 再三(しきり)に /sik gorulen, 安忍(いぶり)/i vrazhde, @Turkey (Europe) (Albanian) 吐(たぐり)/tukuruk, 寧(むし)ろ/mjaft, きらぎら(端正)/kalemi, 手悉(ことごと)く/krejtesisht, 竃(かまど)/kaldaje, ■[51] 雷(かみなり)/gjemoj or いかづち/oshetime,@Turkey (Europe) (Albanian) 導く/udheheq, 響(とよも)す/degjohem,@Turkey (Europe) (Albanian) 謗る(そしる)/suclama, 方(みざかり)/i sakte, 答(こた)へ/kthej pergjigje (= answer),@Turkey (Europe) (Albanian) 稲置(いなき)/ i ngarkuar, ■[61] 件(くだり)の/i caktuar,@Turkey (Europe) (Albanian) 隨(まにま)/merrem me,@Turkey (Europe) (Albanian) 殆(ほとほと)に/pothuaj,@Turkey (Europe) (Albanian) 温い(ぬくい)/ngroh, 傍(かたはら)/ketu afer,@Turkey (Europe) (Albanian) 悔(くや)し/keqardhje,@Turkey (Europe) (Albanian) 故(かれ)・何故(なぜなら)/ngase,@Turkey (Europe) (Albanian) 畳(たた)む/palosshme おりたたむ, 畏(かしこ)む/kam frike, 屍(かばね)/kufome,@Turkey (Europe) (Shkip) ■[71] 平(ことむ)け/kuti i rrafshet, 性(ひととなり)/personazh, 膳夫(かしはで)/gatuaj, 勝手/gatim,@Turkey (Europe) (Albanian) 愆(あやまち)/e mete, @Turkey (Europe) (Albanian) しきたり/fiskulture, 次(ついで)/tjeter,@Turkey (Europe) (Albanian) 脱(ぬ)く /heq はぐ, @Turkey (Europe) (Albanian) 直(なほ)す/namuslu, 直(ただ)に/drejt,@Turkey (Europe) (Albanian) ■[81] 軍(いくさ)/asker (= soldier, serviceman, army)[逆転特質], 養(あ)ふ/ha, 豫(かね)て/qe me pare,@Turkey (Europe) (Albanian) 剝ぐ(はぐ)/ heq lekuren, 醜女(しこめ)/cirkin, 波限(なぎさ)/nxjerr ne breg, @Turkey (Europe) (Albanian) →没臭い。インドの方が良い。イキ。 装(よそひ)/veshje,@Turkey (Europe) (Albanian) 低れ(うなだれ)/venitet,@Turkey (Europe) (Albanian) 験(しるし)/shenje,@Turkey (Europe) (Albanian) 掘(ねこじにこ)じて/germoj, ■[91] さがみに咀嚼(かむ)/germis or shpoj me dhembe, or shaka, @Turkey (Europe) (Albanian) 誅(つみな)ふ /denoj,@Turkey (Europe) (Albanian) 有如に(あまひに)/e ngjashme,@Turkey (Europe) (Albanian) 勢(いきほひ)/fuqi,@Turkey (Europe) (Albanian) (火を)燃(とも)す /tronditem,@Turkey (Europe) (Albanian) 殯(もがり)/morg,@Turkey (Europe) (Albanian) 橋(はし)/bashkoj , はしご @Turkey (Europe) (Albanian) 跳る(をどる)/atlama, 庶母(ままも)/mantenute,@Turkey (Europe) (Albanian) 饒(にぎは)ふ/ rregullohem nga gjendja (= prosper) @Turkey (Europe) (Albanian) ■[101] 竿(さを)/shufer, @Turkey (Europe) (Albanian) 窃(ひそか)に/vjedhacak,@Turkey (Europe) (Albanian) 動む(とよむ)/zhurme,@Turkey (Europe) (Albanian) 守る(まもる)/marr masa,@Turkey (Europe) (Albanian) 護る(まぼる)/mbroj, 率(ひき)ゐて/percjell, 誑く(あざむく)/mashtrim, or aldanma,@Turkey (Europe) (Albanian) 憤(いきどほろ)し/i zhgenjyer,@Turkey (Europe) (Albanian) 増える/pjelle, @Turkey (Europe) (Albanian) 流る(ながる)/ngrihet,@Turkey (Europe) (Albanian) ■[111] 足す(たす)/do te thote,@Turkey (Europe) (Albanian) さばめく/shperdoroj, @Turkey (Europe) (Albanian) 別(わきだめ)/vecoj,@Turkey (Europe) (Albanian) 専(たくめ)/tek, キノコ/ kovark, 多(さは)に/shume, @Turkey (Europe) (Albanian) 蓐(しとね)/shtrat,@Turkey (Europe) (Albanian) 穀稼(たなつもの)/dhimitriako,@Turkey (Europe) (Albanian) 幾時(いくばく)/pak,@Turkey (Europe) (Albanian) 春分(きさらぎ)/gece-gunduz esitligi (= equinox), ■[121] 薬(くすり)/barishte kuzhine,@Turkey (Europe) (Albanian) 盟神探湯(くかたち)/karakter denemesi (= ordeal), 免(ゆる)す/i lire, @Turkey (Europe) (Albanian) 当る(あたる)/muadil, 暴虐(あらく さかしまなるわざ/しひわざ)/ashpersi,@Turkey (Europe) (Albanian) 最も(もとも)/me? i shumti,@Turkey (Europe) (Albanian) 補(おきぬ)ふ/rregulloj,@Turkey (Europe) (Albanian) 懶(よそほしみ)す/jo i gatshem,@Turkey (Europe) (Albanian) 施(ほどこ)す/përdorr,@Turkey (Europe) (Albanian) 穀(もみ)/ngacmim,@Turkey (Europe) (Albanian) ■[131] 寇(あたな)ふ/istila etmek(=invade), 擅(ほしきまま)/pushtoj,@Turkey (Europe) (Albanian) 使者(つかひ)/dergoj, @Turkey (Europe) (Albanian) 伝(つた)ふ/tejc̹oj (= transmit),@Turkey (Europe) (Albanian) 苟(いやしく)も/yasak icki ureten, 丁者(よほろ)/popullポポロ,@Turkey (Europe) (Albanian) 退(しりぞ)く/terhiqem,@Turkey (Europe) (Albanian) 滅(ほろ)ぶ/harap olmak, なりはひ/ngritje,@Turkey (Europe) (Albanian) 危し(あやふし)/me ashpersi,@Turkey (Europe) (Albanian) ■[141] 陳(の)ぶ/mbroj,@Turkey (Europe) (Albanian) 傲(もと)う/mendjemadh (= arrogant), @Turkey (Europe) (Albanian) 獄(ひとや)/fut ne burg, @Turkey (Europe) (Albanian) 挟(はさ)む/kafshim, or kesmek,@Turkey (Europe) (Albanian) 来朝(まうけ)り/ngjet,@Turkey (Europe) (Albanian) 角(かど)/kend, @Turkey (Europe) (Albanian) 民(たみ)/tabi, 墓(はか)/pllake varri (= grave) はかば・はかほり,@Turkey (Europe) (Albanian) 種種(くさぐさ)/gjithfare, @Turkey (Europe) (Albanian) 聴(きこしめ)す/kulak asmak, ■[151] 副(すけ)/shtojce, @Turkey (Europe) (Albanian) 籍(なのふみた、ふみた)/fus ne liste, @Turkey (Europe) (Albanian) 嗜(つの)ましむ/dhene se tepermi (= fond) -- =たしなむ, @Turkey (Europe) (Albanian) 鯨(くぢら)/gjuaj balena,@Turkey (Europe) (Albanian) 死(みう)す/ mort,@Turkey (Europe) (Albanian) 秀(すぐれたる)/i shquar,@Turkey (Europe) (Albanian) 幸(いでま)す/vete, or iki 行く, 宿禰(すくね)/shkencetar,@Turkey (Europe) (Albanian) 私(わたくし)/vetiak,@Turkey (Europe) (Albanian) [private] 体不安(あつし)れ/ateş, ■[161] 勤(いそし)む/i zellshem,@Turkey (Europe) (Albanian) 林(はやし)/pyllezoj,@Turkey (Europe) (Albanian) 嘯(うそぶ)く/ pispisk (= whistle)  ぶつぶつ・ぶつくさ、にも見える, 臀呫(となめ)/duzmek, 舐める(なめる)/mund dike,@Turkey (Europe) (Albanian) 飲む(のむ)/nuazyn, 投げる(なげる)/ngec or hedh 放った,@Turkey (Europe) (Albanian) 痛い/acı, 喋る(しゃべる)/sohbet, くしゃみ, ハクション/hapşırma, aksırma ■[171] がっかり/kırıklığına, 混ぜる(まぜる)/karıştırmak かきまぜる, ときめき/titremek or dokunaklı 言(あぎと)ふ/ağız --- お口(おくち) 〜を持つ(をもつ)/almak はったり/hatalı 尋ねる/deşmek 駆ける/kaçmak, 駆けっこ/kaçık 広い/ferah たまんない/tamamen, たまらん/tamamlama ■[181] sadakat gostermek (obey + show) したがった げすたーるめき müşkülpesent  fastidious, picky, exacting, choosy チューシー・難し(むずかしー)・気難しい・カシー, exigent, difficult dere stream, creek, brook, rivulet, run, valley 谷(たに) (r-n), [dərə @アゼルバイジャン語, tal @モンゴル語] 「くぐつ」(= puppet) kukla @トルコ語/ アゼルバイジャン語, qo'g'irchoq @ウズベグ語, хүүхэлдэй /khüükheldei/ @モンゴル語 ( 尚、「くぐつ」はシュメール・アッカド辞書には未登録) c. once は、「かつて」 というよりは、「いにしえ (o-i, n-n, c-s, e-e)」 そのもの。 ago は、過去(かこ)。 antique も「いにしえ考」 c. トルコ語 önce (ago, prior) いにちえeski (old, used, former, ancient, past) 飛鳥(あすか), ex ウズベグ語 muqaddam (ago) 昔の(むかしの), qadimiy (ancient, antique, antediluvian, old-fashioned) 古代の, アゼルバイジャン語 qədim (ancient, old, antique, immemorial) 古代の
c. トルコ語 /before/ önceki before, hereinabove 昔(いむさき)、曾(いむさき) c. トルコ語 /past/ geçe past 嘗て(かつて), アゼルバイジャン語 ötən last, previous, past 以前(いぜん) küme cluster, clamp, pile, mass, group, cloud 雲(くも) しかし、 cloudy は、kapali。 ■雲・曇り特集 シュメール・アッカドには「雲」系は無い。 雲 chmura@ポーランド, küme@トルコ, хмара/khmara/@ウクライナ, gwmwl/ chwmwl@ウェールズ, ghana@サンスクリット, kam@タミル, 曇り chmurny@ポーランド, хмурый/khmuryy/@ロシア, chmarny@ベラルーシ, hämärä@フィンランド, kapali@トルコ, kalný@チェコ, хмарний/khmarnyy/@ウクライナ, cymylog@ウェールズ, keruh@インドネシア, ghanapASaNDa@サンスクリット, kammu-tal@タミル, ポーランド語 = インド・ヨーロッパ祖語西部方言(?紀元前3000年頃)- 球状アンフォラ文化 バルト=スラヴ祖語(英語版)(紀元前3000年頃?紀元前1000年)- 縄目文土器文化、 ウェールズ語 = ケルト語派 --- ケルト祖語(ケルトそご、英: Proto-Celtic)は、 紀元前800年頃に話されていたケルト語派の共通の祖先とされる言語である。 (アイヌ語の雲は、暗い・黒系で、インドネシア等のポリネシア系の感じ。) 氷(こおり・こほり)/kar (= snow, 名詞), qor@ウズベグ語, qar@アゼルバイジャン語(名詞・形容詞) 雪(ゆき)/kar yağmak (= snow 動詞), qar yağmaq@アゼルバイジャン語 浮く(うく) oqizib ketmoq (drift)@ウズベク語 山(やま) arma (rigging, arms, emblem, arming, armorial bearings, crest 峰・山脈)@トルコ or 尾根?, yal (crest, mane, mash)@アゼルバイジャン (l-m), c. 山(やま)、尾根(おね)、畝(うね)
読む(よむ) /yorumlamak 許す(ゆるす) /ayırmak or vermek@トルコ, yol vermək@アゼル, 偶た(たまたま)・ 遇(たまさか) tesadüfen@トルコ/@アゼル/@ウズベク 沖(おき) açık deniz (the open sea, offshore, high seas, the open, offing)  万7-1401; 水霧(みなぎ)らふ沖つ小島に風をいたみ船寄せかねつ心は思(も)へど 垂(しだり)süzülmek (be filtered, distil, distill, drain, filter, float)  万10-1852; 百敷の大宮人のかづらける柳(しだりやなぎ)は見れど飽かぬかも 遣る(やる)  yollamak (send, dispatch, convey, expedite, forward, order away)@トルコ/@アゼル 露(つゆ) çiy@トルコ =dew 100 点, şeh@アゼル 噛む(かむ) kemirmek (gnaw) さがみに çiğnemek (chew, masticate, run over, trample, trample down, crunch) 皮(かは) kabuk (shell, shell, crust, bark, peel, skin) (k 無音) 肌(はだ) post (skin, fur, coat, hide, pelt, fell) (st-d), po'st@ウズベク  万20-4431; 笹が葉のさやく霜夜に七重(ななへ)着(か)る衣に増せる子ろがはも 痛い(いたい) acı (pain, suffering, ache, hurt, sting, gnawing) 畏し(かしこし) korkunç@トルコ, qo'rqinchli@ウズベク (terrible, horrible, awful, scary, horrific, fearful) 惜しむ(おしむ) acımak (pity, pity, hurt, ache, bite, sting) 楽し(たのし) sonuç (result, conclusion, outcome, consequence, consequent, joy) 枯れる(かれる) kurumak (dry, get dry, dry up, desiccate, parch, sear)  万18-4122; 〜植ゑし田も 蒔きし畑も 朝ごとに 凋(しほ)み枯れゆく 厭ふ(いとふ) isteksiz (reluctant, unwilling,)  万17-3904; 梅の花いつは折らじと厭(いと)はねど咲きの盛りは惜しきものなり 嘖ふ(ころふ) çarpmak (multiply, crash, hit, strike, bang, throb)  万11-2527; 誰たれそこの我が屋戸に来呼ぶたらちねの母に嘖(ころ)ばえ物思(も)ふ吾(あれ)を c. 学研全訳古語辞典 (大声で)しかる。◆上代語。 c. 嘖 を 間違えて、嘆 で調べていたら、 throb と言う、そのまんま東、の単語に、 引っ掛かり...。 I'm lucky/ happy. ? 叱責すると嘆くから、つながっている。 c. rebuke, reprehend, reprimand, reproach, は、ころふ似は皆無であった。-- この単語素直でない。 酔っ払い içkinin etkisiyle yapılan (drunken) (シュメール・アッカドには、酔う、系は無い。酒系のみ。インドは、酔う系のみ。) 夕星(ゆふつつ) ulduz (star, asterisk, starlet) (l-h) 万2-0196; 〜夕星(ゆふづつ)の か行きかく行き 大船の たゆたふ見れば 榜ぐ(こぐ) kürek çekmek (oar, go boating, pull oar, scull, row, paddle こぐ cf. 万3-257) 面影(おもかげ) imge (simulacrum) 万4-0602 夕されば物思(も)ひ増さる見し人の言問ふ姿面影にして 親びし(にきびし)、和び(にきび) məhəbbətli (loving, friendly, attached)@アゼル 万13-3270; 〜居らまくの 奥処(おくか)も知らず 親(にき)びにし 吾(あ)が家すらを〜 万3-481; 〜 和(にき)びにし 家ゆも出でて 緑児(みどりこ)の 泣くをも置きて〜 籠(かたま) qazan (pot, boiler, saucepan, kettle, cauldron, copper)@アゼル とり doğru olarak (straight, truly, justly)@トルコ,  dürüst (precisely, correctly, exactly, truly, rightly)@アゼル よろふ yararlı (helpful, useful, beneficial, wholesome, advantageous, good)@トルコ, dolu dolu (good)@トルコ さだかし sadakâtla (truly)@トルコ 掛ける・懸ける(かける) 動詞 girmek (enter, incur, enter into, walk in, walk into, key)@トルコ cengellemek (hook)@トルコ korumak (protect, maintain, preserve, keep, guard, cover)@トルコ kaplamak (cover, veneer, coat, clothe, overlap, crown)@トルコ kapsamak (include, cover, contain, blanket, compass, comprehend) 掛ける、の feeling はトルコが最も近い。【趣】【悪】にはない。【賛】には有るが今一。 暮れ(くれ) gurup (sunset, sundown)
漕ぐ(こぐ) kürek çekmek (oar, go boating, pull oar, scull, row, paddle) 仮の(かりの) kuramsal (theoretical, theoretic, abstract, academic, academical, hypothetical 仮定法) (sal 無音) ◎ 激しい pekiştirmeli (intensive)  ◎ 【形容詞】 外(ほか)、他(ほか) başka (other, another, different, alternative, distinct) başka (except, save, but, saving) 【接続詞】 (〜の)外(ほか)、他(ほか) ◎
坊主(坊主)・帽子(ぼうし) baş (head, top, beginning, chief, knob, heading) @トルコ 坊主(坊主)・帽子(ぼうし) baş (head, top, brain)@アゼルバイジャン 頭(あたま) odam (human, human, man, person, body, head)@ウズベキスタン c. すると、【英】 boss も、坊主ですね。 乾かす(かわかす)動詞 kurutmak (dry, scorch, dehydrate, air, bake, cure) ◎ 乾く(かわく) 形容詞 kurak (arid, dry, droughty, thirsty, rainless) ◎ あぢきなく ağızaalınmaz (tasteless, unpalatable)@アゼルバイジャン 〜さえ、〜さへ sırf (purely, merely, simply, only, exclusively, solely) ◎ 趣/悪/印には皆無 悲しい(かなしい) gam (gamut, scale, grief, woe, sorrow, sol-fa)  ◎ ---- 趣・悪・賛には無い。民、インドネシアにはある。 墓(はか)・墓場(はかば)・墓掘り pllakë varri (grave) @アルバニア(のトルコ系) 嗅ぐ(かぐ) koklamak (= to smell, sniff, nose, nose around, snuff) 芳しい(かぐわしい) kokulu (= fragrant, scented, aromatic, savory, perfumed, odorous) 紅(くれない) kırmızı (= red, red, scarlet, ruddy, ruby, cherry) \\\\\\\\--- Webster’s Turkish . English Thesaurus Dictionary ------------ güç  かたし difficult, hard, arduous, baffling, tricksy stay 5. durdurmak (stop), 6. durmak (cease, halt, stand, stop) 留まる、止まる、泊まる stupid see 1. ahmak, 2. aptal, 3. ak.ls.z (foolish). アホ、アホだ、あきれた swan see kuğu. 鵠(くぐひ) 紀6 [仁徳天皇]:天皇(すめらみこと)、則(すなは)ち皇子(みこ)の鵠(くぐひ)を見て言(あぎと)ふこと得(え)たりと知(しろ) しめして喜(よろこ)びたまふ。 though see gerçi. けれど time see 5. çağ (era) 時(とき) tremendous see 3. şahane. 多(さは)、甚 waist see bel. 腹(はら) [ bel waist; synonyms (n) waistline, shank, middle, belly, blouse, cannon, stem, arch] well see 1. iyi (fine, good, okay) いい・良い ,6. tamamen (absolutely, altogether, entirely) たまんねー, win see 1. kazanmak, 勝つ(かつ) wisdom see 2. akıl (intelligence, mind),3. akıllılık. 明らか(あきらか) wise see 1. akıllı (intelligent), 明(あきら) pile see 3. yığmak (stack), 7. yığın (bulk, mass, stack). ≒山(やま) interior see (inner, inside, internal). 内(うち) trace see 1. iz (track, trail) 跡(あと) to introduce see 1. başlamak (begin, start), 始める(はじめる) to occur see 1. olmak (become, get, happen), 起る(おこる) to prefer see 1. yeğlemek, 良かれ(よかれ)
</pre>
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★ アルタイ諸語 (wikipedia) に記載の「語彙対応比較表」の再検証
古代日本語
kami1(かみ 上), ki1mi1(きみ 君)
kitsaki(きさき 妃)
i(い), usi(うし)
-ti/-ki 氏
yɯmi/yɯ(ゆみ 弓)
saɸi1(さび 錆)
ʦuʣu(すず 錫)
namari(なまり 鉛)
tamu(たむ 手向), tamuk(たむく 手向く)
tʃe>se(せ 背)
kasira(かしら 頭)[9], kaɸo(かほ 顏), kan-("pre-")
a-dʒuma/a-duma(あづま 東)
ini-si(いにし 去にし)
isi(いし 石)
i[ɸ]a / i[ɸ]a[ɸ]o(いは/いはほ 岩/巖) [9], mama("cliff")
nu/no(ぬ/の 野), na(な 奴)
ko[ɸ]ori(こほり 郡), ki2(き 城)[9]
kapi>kaɸi(かひ), kapa>kaɸa(かは 側)
ma-(ま 眞), kara(から "birth, parentage"), makari(まかり "genuine")
ma-(ま-), kakar-(かか- "devolve on, to depend"), -dati(-だち "patriarch"), ukara(うから "tribe"), -ti(-ち "title of honor"), muraji(むらじ 連)
makari(まかり "true,genuine")
sone1(そね "continuous mountain ridge")
take2(たけ 嶽), mure(むれ "mountain"), tara(たら)
jama(やま 山)
su(す 洲), situ("dampness")
ti("road")
pusi(ふし 節), mutsu-(むす- 結-)
ki2/ ke2/ko2(き/け/こ 木)[9], ko2nara(こなら 小楢)
yana-ki2(やなき 揚柳)[9]
no2(の bamboo arrow)[9], si-no(しの 篠)
matu(まつ 松)[9], pusi(ふし 節)[9]
toti(とち 栃)
mi1ra (みら 彌良)[9]
nape2>naɸe2(なへ 苗)[15], ina-ɸo(いなほ 稻穂), mi2(み 實), mame(まめ 豆)
kar-(か- 刈-)[9], kuɸa(くは 鍬)
wono2(をの 斧)
sara(さら 皿)
mi1/mi1du/mi1n-(み/みづ/み- 水)[9]
wi (ゐ 井), ura(うら 浦)
take2(たけ 嶽), tutumi(つつみ 堤)[9], tum-(つ- 積-)
nami1 (なみ 波)[9], nada(なだ 灘)
kaɸa(かは 川) (= river/ lake) 【土】göl (lake) これが kafa に化けた、説 みたい。
wata(わた)[9] (= sea)
usi(うし 牛)[9]
usi (うし 牛), wi (ゐ 亥)[9]
ka(か 鹿)
uma(うま 馬)[9]
kuguɸi1(くぐひ 鵠)[9]
kuma(くま 熊)[9]
tuku(つく 木菟)[16], ʦu(す 巢)
wosagi1/usagi1(をさぎ/うさぎ 兎)[9]
itatʃi(いたち 鼬)[19]
tuno(つの 角)[9]
atʃi(あし 脚)
kuw-(く- 蹴-)[21], ko-yu(こゆ 越ゆ)[22]
kutu〜kuti < *kutui(くち 口)[9], ko2to2(こと 言)
tar-u("trail, hang out") 垂れ
kut-(くち- 朽ち-), kutsar-(くさ- 腐-)
ki1 (き 牙)[9]
ko2ko2ro2[9]/kokori 上代東国方言 (こころ/ここり 心)
yo2ko2(よこ 横), yo2k-(よけ- 避け-)
tani(たに 谷)[9]
kado1(かど 角)
katsa(かさ 笠)
pe1>ɸe1("layer")[9] 重
pe1>ɸe1(いへ 家)[23]
sim-("to frost up"), sayi/seye, zayi/zaye, ("icicle, ice") 霜
kati(かち 褐)
uti(うち), udi (うぢ 氏)
[ɸ]a[ɸ]a(はは 母), oya(おや 親)
ko1(こ 子)[9]
kak-(か- 書-), kuk-(くく- 括-), *kuru-(くる-)
kusiro2("bracelet")[9]
same-(さめ- 冷め-)
tʃuk-(すく 透く), tʃuki(すき 隙)
kapi1>kaɸi1(かひ 峽)[9] 窪み
mi1(み "3")[9]
itu(いつ "5")[9]
nana(なな "7")[9]
to2/to2wo(とを "10")[9]
ma- (まあ-), mata-(また- 全-)
taka-/daka-(たか-/だか- 高)[9]
kata- (かた-) (= rough)
tubura(つぶら 圓ら)[9]
zu("new, present, developing,a gleam"), su-("fresh"), sa-("young")[9]
puka-si>ɸuka-si(ふかし 深し)[9]
pi1ra->ɸi1ra-(ひら- 平ら-), pisi(ひし 菱)[9]
naras-u(ならす 均す), os-u(おす 押す)
kan-("to combine")
kugu-/kaga-(くぐ-/かが- 屈-), kubi(くび 首)
kuro1(くろ K)[9]
sira(しら 白)[9], siram- (しらむ- 白む-)
so2po>so2ɸo(赤土 : "red soil")[9], sabi(さび 錆)
ki2-~ ku-(き/く 黄)[9]
so1ra(そら 空), sumi1re(すみれ 菫) (= blue)
mido(みど ), pa>ɸa(は 葉), tura/tuta(つら/つた 蔦)
wakar-(わか- 分か-)
pur->ɸur-(ふ- 振-)
ir-(い- 入-)[9]
tor-(と- 取-)
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日本語とトルコ語の同系性について」( by フェティ イルマズ カレリ on 2006/12/15)、
 in 〜 Browsing "D300 大学院国際言語文化研究科" by Author カレリ, フェティ イルマズ 〜
にある単語一覧の検証

0.「意味」 im(i)
1.「味」 aci
2.「哀れ」 avare
3.「字(アザ)」 kaza
4.「在る、有る」 var  ,, シュメール語では、〜「が有る」/ĝal (= be)
5.「仰ぐ」 ovgu
6.「洗う」 ari
7.「ばらばら」 parcaparca
8.「呆(ほう)ける、惚ける、暈(ぼ)ける」 bunamak
9.「乳(チチ)」 cicik
10.「毒」 agu/ ugu/ uku
11.「吹く」 uflemek
12.「がらがらする」 gargarayapmak
13.「原」 hara
14.「膝(ヒザ)」 diz/ tiza
15.「いい」 iyi
16.「家」 ev
17.「黒」 kara
18.「濃い」 koyu
19.「固い」 kati
20.「陰」 golge
21.「待ち伏せ」 puse
22.「斑(まだら)」 madara
23.「実入り(みいり)」 miiri
24.「無し、無い無い」 nas/naynay
25.「織る」 örmek (= spin, fabricate)
26.「お宅」 otag
27.「汁(しる)」 sira
28.「平ら」 tayra
29.「高(たか)」 paha  --- p-f-t の音通はたまにある。 h-k はザラにある。
30.「峠」 tag/ tog
31.「種」 tane
32.「鶴」 turna
33.「上手い、旨い、甘い、美味い」 umay
34.「山」 yama
35.「焼く」 yakma
36.「銭(ぜに)」 zen-
37.「遠近」 -engin  --- engin 1. vast 2. wide (geniş) --- ハズレでは (?)
38.「行儀」 -gorgu  --- 辞書に無い。中国語にも無い。
39.「火山」 -kazan  --- 辞書に無い。
40.「野蛮」 -yaban     --- yabancı = 1. alien 2. foreign 3. stranger 4. outsider 5. unknown 6. unfamiliar i.e. 野蛮人
(しかし、野蛮は、中国語である。 http://www.zdic.net/c/e/109/286694.htm /yě mán/ イェマン)
41.「耄碌(もうろく)」 -moruk  --- 辞書に無い。中国語にも無い。
・形容詞、形容動詞活用 〜い、〜な
・助詞テニヲハの類似性
へ e
の nin
で de (= at)
の im (= of, possession)
〜せずに sizin
〜しました mistim
〜している tedir
断定の、〜だ、〜べ、〜よる(疑問)、〜ね(感想)、--- 完全同一。
・その他の動詞 語幹+語尾
トルコ語の動詞は、「語幹+介入子音+語尾 (lemek/ lamak/ mek/ mak)」 からなる。 日本語の動詞が「語幹+語尾(ル/ム/ク)」からなるのに似ている。
〜る、〜む、〜く、の動詞活用のルーツ。 また、 英語の make が、 do の意を持つ、とも関係 (?)。
「開ける」 açmak (= open)
「暴れる」 abartmak ---- abarmak (= surge, billow, flood, rise --- 海が暴れる、うねる、[人が暴れる、では無い]の意)
「吠える」havlamak
「息まく(いきまく) ikinmak --- 辞書不明。
「切る」 kiymak
「着る」 kiimek
「庇う(かばう)」 kapatmak --- (= 1. close (kapamak), 2. shut (kapamak), 3. cover (ortmek), 4. pen (kalem))
「被る(こうむる)」
「帰る」geri/, kay/ key/ gey
「避ける」 sakınmak (= avoid)
「刺す」 saplamak (= stick/ thrust)
「擦る(さする)、こする、」 surtmek  --- 捜したが、辞書に無い (?)
「取る」 tutmak
「遣る」 yapmak

cf. F爺・小島剛一のブログ : 〜 「トルコ語日本語同系説」は、以下のように、実にお粗末なものです。 〜

---- ↑ 私は、そうは思わない。「トルコ語は、日本語に非常に似ていると思う。」

777. はったり - incorrect | hatalı (incorrect, erroneous, wrong, faulty, false, inaccurate) @トルコ, helytelen (incorrect, wrong, improper, bad, inaccurate, unapt) @ハンガリー,

間違い系は、欧州のみ (?) ---スゴイ規則性分布している。
netochnyy @ロシア, neadevărat @ルーマニア, netinkamas @リトアニア, mendosus @ラテン語, netočni @マケドニア, netačan @ボスニア, niedokładny @ポーランド, mut'eh @ヘブライ語, netochen @ブルガリア, netačno @セルビア, ...

c. ウソはったり。でした。 incorrect = 間違いの、事実に反する、正しくない、間違った、誤った、不正確な、不適当な、不作法な
cf. ハッタリを見抜け(2) 〜ハッタリの歴史〜
- bluff  | хөдөлгөөнгүй /khödölgööngüi/ はったりかまし @モンゴル
c. キリル文字 х は普通 /h/ であり、 /kh/ では無い。
c. Online Mongolian dictionary を探して、発音を確認しようとしたら、モンゴル語発音が出る辞書は、モンゴル語に関して無かった。ボロ。
辞書/英語-モンゴル語 辞書/bluff によると、
худал back translations: lie Transliteration hudal --- 発音は、/hudal/ だって。 Google のキリル文字発音は、イイカゲンです。lie ウソ だって。
cf. モンゴル語オンライン辞書 を見ると、〜グーグル翻訳(2013/12/12追記。文章の翻訳を試みると、まだ、かなり頓珍漢な翻訳になる。使い方に注意)〜、だってヨ。 Google さん、良く見て、反省して下さい。
- lie | худал /khudal/ @モンゴル, hazugság (lie, falsehood, untruth, mendacity) @ハンガリー,

778. 避ける・避く - avoid:
sakınmak (avoid, refrain, abstain, beware, be cautious, forbear) @トルコ, çəkinmək (avoid, refrain, abstain, deviate) @アゼルバイジャン, saihestu @バスク, osgoi (avoid, elude) @ウェールズ, sheachaint @アイルランド, scansare (avoid, escape, shun, sidestep, step aside, move aside) @イタリア
c. 【英】shirk /シャーク/ 責任回避・危険回避, escape 逃げる

779. 尋ねる - inquire |
tiedustella (inquire, ask, ask about, enquire, probe, query) @フィンランド, tudakozodik (inquire) @ハンガリー, dotazovat se (question, enquire, inquire after) @チェコ, dozvedieť sa (learn, know, hear, hear about, inquire, understand) @スロバキア, təhqiq eləmək (enquire) @アゼルバイジャン,
--
トルコ辞書:
deşmek = probe (sonda); synonyms (n) investigation, inquiry, research, plumb, exploration, (v) examine, examination, explore, inspect, fathom, investigate, search, check, inquire, penetrate.
c. 覈(あなぐ)る (= inquire、英語そのまんま東) --- トルコ語が、なんだかんだって言っても、英語には負ける。

780. 脆い(もろい) - brittle  |
merev @ハンガリー, morsch (rotten, decayed, brittle, unsound, ramshackle) @ドイツ, mafraq (brittle, unstable) @アゼルバイジャン,
c. 耄碌(もうろく)は、脆い(もろい) blittle, fragile 由来ではないか、とにらんで、調べたら、アゼルバイジャンが当たり。トルコは無かった。


781. アゼルバイジャン 日本語似 一覧
cf. @ アゼルバイジャン語辞典 ,,,  A Azeri dictionary ,,,, B http://dilmanc.az/en
hæyasızcasına (shamelessly) はずかしーな
hæyasız (shameless) 恥だ
hədələmək (threaten, menace) はったりをかます、脅迫する
olmayan (absent) おるまいに
başlamaq (start, begin, initiate, commence) はじめる (【英】 begin には負ける)
şir (glaze, lion, enamel, lioness) 獅子(しし) = lion
-----
c. 他の単語を、さんざんチェックしましたが、全く似ていませんね。似ているの痕跡も有りませんね。
従って、トルコが日本語に似ているという話は、単語に関しては無いですね。もし似ているものが有ったら、それは、他由来(シュメール語、英語、ヘブライ、サンスクリット、その他、由来)である、多分。

SUMERIAN - TURKISH COMPARISON LIST (WITH 200 CONCEPT GROUP ENGLISH WORDS) .pdf
の200単語を見ると、日本語似の単語は、トルコ語では無くシュメール語であることが良く分かる。  ∵ トルコ語似でない日本語似のシュメール語が沢山ある。
782.    ↑【目次】

日本語は英語より古い かも知れないの傍証

先日 【英】tongue /タン/ を、黙字 g を発音させると、それは日本語に近い単語 「トンガリ」、となり意味も通ることを示した。
柳の下にドジョウが居ないか探してみたら、居た。

これは、英語の世界では発音しない、尾てい骨の様な化石部は、日本語では化石化されていない、ということを示すもので、「日本語の起源は、英語より古い、のどうのこうの」、といえるかも知れません。

以下に結果を示す。この例は、-gh- が黙字になっているほほ全て(?)の単語である。


■ //// 黙字 -gh- の規則性:+っ g/k + り ////
http://www.etymonline.com/index.php?search=gh&searchmode=none&p=7&allowed_in_frame=0

light ひかりだ , bright ひかった  (l-h), (br-h)  ,, あかり (h 無音)
night まっくらだ (n-m)
right みぎだ  (r-m) まこと・誠・真
tight ちっきりだ
weght めかた, おもかった, おもさ (w-m) , (g-m, t-s),
fight ひっかいた (喧嘩で「引っ掻きあい」の取っ組み合いになった)
dough とく (パン生地)/ドウ/ (粉を水で溶く)
eight << oct --- やっつ
sight しかと見た
fright びっくりだ、ひっくり蛙 【びっくり、のルーツは、ひっくり蛙、と判明した(?)。】
c. 私と同じことに気が付いた前任者がいました。
「ひっくり返る」の”ひっくり”とは? (2007/8/22)(2006/8/26) by miestastaniさん
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1312538498
neigh なく (馬のいななき)/ネイ/
neighbor neigh /ネイ/ 馬の鳴声(いななき)が聞こえる距離の隣近所,,, bor/ bour = 場
(また、neigh = near 近い、 near は、n + ear 耳、だって。これ偶然くさく無い。)
high たかい (h-t)
might (may の過去) 誠  = かもしれない、しても良い、
mighty まっことイー、= すごい, ミカド almighty 全知全能の存在, ミコト・ 尊
naught  無効だ、無駄だ、無視だ (n-m),,, 無かった
sigh といき (s-t)  青色吐息
sleigh そり、そりかえってる
slight それっきりだ 軽視、軽蔑
straight 率直だ(そっちょくだ) (r 無音),,, 外無くて (r-n) = 裏が無い
through 通過 (th-t, r 無音 or 長音) /スルー/ ,, 素抜け(すぬけ) (r-n)
though /ゾウ/ 〜だが (th-d)


■おまけ: -gh- /f/ の単語例
cough こふぉ ん  /コフ/
laugh わ らふ /ラーフ/
rough あ らい (gh-f-y)/ラフ/
tough つよい (gh-f-y) /タフ/

cf. 「江戸時代の日本語ではラ行を語頭にできないとありましたがなんでですか?」
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1215997382
 ↑これによると、韓国語は、語頭の r は皆 n に変換 (r-n) 音通、するそうな。
  --- 知りませんでした。

783.  〒783 ここはアンカー名 = 783、です。    ↑【目次】

いろは歌、サンスクリット原本サンプル

記念に投稿します。
いろは歌のサンスクリット原本サンプルを、1時間で捏造(ねつぞう)しました。


いろは歌 (wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%84%E3%82%8D%E3%81%AF%E6%AD%8C
ケルン大学・印度辞書
http://www.sanskrit-lexicon.uni-koeln.de/cgi-bin/tamil/recherche Sanskrit Dictionary for Spoken Sanskrit
http://www.spokensanskrit.de/index.php?script=HK&beginning=0+&tinput=virUpin&trans=Translate&direction=AU


いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす

色はにほへど 散りぬるを
我が世たれぞ 常ならむ
有為の奥山  今日越えて
浅き夢見じ  酔ひもせず (中学教科書)

「匂いたつような色の花も散ってしまう。この世で誰が不変でいられよう。いま現世を超越し、はかない夢をみたり、酔いにふけったりすまい」

----― サンスクリット対応単語 -------------------------
1127 (mwd) virUpin いろはに (..., n-ni) = m. changing various colours "' , a chameleon L.

1155 (mwd) pothita ほへと mfn. hurt , injured , killed , destroyed MBh. R.

85 (mwd) chinnavat ちりぬるを mfn. (pf. p. P.) having cut or cut off. W.

615 (cap) vAkyArtha わかよた m. the meaning or contents of a sentence.

337 (mwd) vAgyuddha わがよた  n. war of words , controversy , vehement 熱狂的な debate or discussion MW.

202 (mwd) tunna つね mfn. struck , goaded , hurt , cut RV. ix , 67 , 19f. AV. &c. ; m. = %{-nnaka} L.

529 (mwd) yuvana (?) ゆいの  m. the moon L.

939 (mwd) AkhyAna  おくやま . telling , communication Pa1n2. Kap. Katha1s. &c. ; the communication of a previous event (in a drama) Sa1h. ; a tale , story , legend S3Br. Nir. Pa1n2. &c.

629 (cap) kevala けふ  , f. {I} (later {A}) exclusive, belonging only to (gen. or dat.); alone, simple, pure, mere; whole, entire, each, all. --- & n. adv. only. {na kevalam} -- {api} not only--but also.

■サンスクリット語、 one to one mapping 結果。

 すべての色付くものは皆、傷つき、やがては散ってしまう、
 熱の籠った論争も、やがては消える、
 月の物語(= おとぎ話)など、 きっぱり卒業し、
 はかない夢をみたり、酔いにふけったりすまい

★My コメント:
内容が暗すぎますね。
イロハ歌の単語のサンスクリット語単語捜しは、そんなに難しくありませんでした。
中学生でも可能。
サンスクリット語の発音と日本語の関係を理解していれば、
エイッヤっ、(気合い、っだ)とやれば、1時間で出来ます (?) 。無理?
(自慢じゃないが、ケルン大辞書とのニラメッコは、私は、年期がいってます。)

良く分かりませんが、サンスクリット語のこの分に似た(有名な)原文があるのかも知れません。
そんな予感がします。
------------------------
続き、です。
最終行を下記に置換して下さい(前回、手抜きしていましたので。)。
157 (mwd) asakRtsamAdhimAdhi  あさきゆめみじ  m. repeated meditation (Buddh).
正確発音:アサカーツァマーディマーディ
   (意味的には、深い瞑想、であるが、日本人の耳には「浅き夢見じ」と聞こえた(?)。
    本当なら、少し、笑ってしまいますネ。)
268 (cap) vipanna   よひも  a. turned out bad, gone wrong, failed; wretched, ruined, lost 迷う、酔う dead; abstr. {-tA} f.
5 (mwd) yauvanadazA 酔いもせず f. the period of youth ib.
277 (mwd) vipAna   よひも  n. drinking up 飲み干す VS.

あさきゆめみし ゑひもせす
瞑想修行に励み、迷いもせず

-----------------

復習。
いろはにほへと ちりぬるを
わかよたれそ つねならむ
うゐのおくやま けふこえて
あさきゆめみし ゑひもせす

<サンスクリット原本>
 すべての色付くものは皆、傷つき、やがては散ってしまう、
 熱の籠った論争も、やがては消える、
 月の物語(= おとぎ話)など、 きっぱり卒業し、
 瞑想修行に励み、迷いもせず

コメント:
いろはに --- 色んな色に変わるもの
ほへと ----- hurt /ハート/ 傷つく

本場では、「いろは、にほへど」とは切らず、「いろはに、ほへと」と素直に切る、のが、由緒正しい。

〒784.    ↑【目次】

tongue、 とんがっ てる、舌

ご無沙汰です。
教育的、妄想です。 ---日本語からだと説明可能。 why? 日本語の起源は、だいぶ古い??、とか。


【英】tongue /タン/ 舌(した)、は、【日】尖がっ(トンガッ) てる、突く(つく) (n 無音)、告げる(つげる)
と似ています。
▼グ★グルで、"tongue" で検索し、 image の画像を見て下さい。
(Yahoo! textream は、グ★グル へのlink を制限していて link を張れない。
http://searchdesk.com/
の グ★グルで、手入力して下さい。疲れます。)
■変化1: t-l 音通。
lingua /リンガ/  舌 、喋る、言語
▼グ★グルで、"lingua" で検索し、 image の画像を見て下さい。

■変化2:インドのリンガ  ---- ★根
http://kotobank.jp/word/%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AC
▼グ★グルで、"インド リンガ" で検索し、 image の画像を見て下さい。

Link:
http://www.etymonline.com/index.php?allowed_in_frame=0&search=tongue&searchmode=none
-------------------
トンガリの親戚縁者

チンコ  (to-chi, n-n, gue-qo)
棘(とげ)(n 無音), 【英】thorn /ソーン/ (to-thor, n-n, gue 無音)

も親戚。
-------------------------

タンガ、ソング

パンツ下着の名前
女性下着なのに、実は、チンコ由来、の名前でした。
多分、世の中の人は、気が付いていない。


タンガ tanga ---- 多分、チンコ隠しが原意
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%82%AC

ソング thong ---- thorn 棘, tangue 舌, チンコ, 突起 (n 無音) と同源
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%82%B0_(%E4%B8%8B%E7%9D%80)
http://www.etymonline.com/index.php?allowed_in_frame=0&search=thong&searchmode=none

補:
棘(トゲ)、チクチク、突く(つく)、突起、 トンガリ


G-string = Groin /グローイン/ 股間 + string /ストリング/ 紐(ヒモ)
------------------------------

Lingerie、ランジェリー、トンガリ

ランジェリーは、スペリングは仏語であり、リンゲリエと綴る(つづる)。

つまり、lingerie

語源は、linen /リネン/  亜麻(アマ)
とある。
https://www.princeton.edu/~achaney/tmve/wiki100k/docs/Lingerie.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Lingerie
http://www.etymonline.com/index.php?allowed_in_frame=0&search=linen&searchmode=none
--- Originally introduced in English as a euphemism for scandalous under-linen. ----
-- 訳:そもそもは、スキャンダラスな木綿製下着に対する婉曲表現として、英語に導入された。--

lingerie の語源は、表向きは linen 由来かも知れないが、意味的には、
インドのリンガ(★根)に近く、(l-t) 音通で、 tingerie トンガリエ 状態を催す ような女性下着を意図していた。

つまり、ランジェリー、とは、その名前を聞くと、男性は、あそこが、 トンガリエ状態になってしまうような、そんなスキャンダラスな下着、なんだってこと。

つまり、ランジェリー、タンガ、ソング、という女性下着に関係する名前は、 「トンガリ」あるいは「チンコ」由来なのです。


補:(l-t) or (r-t) 音通は、
lmn 内で音通、rst 内で音通、lnm/ rst 間で音通、 中の一つの代表的な例である。 (r-n) も有名。
-----------

tongue -- language 考

tongue 舌、 舌が動くと、 言葉が生まれる
舌が動くは、 lick (ベロで)なめる、つつく (touching)、 (t-l) 音通発生。

ちなみに、唇(くちびる)も lip で、 l(エル) 系である。

従って、 tongue - language の関係は、
tongue - licking - language

と、とらえるのが、少し自然である。

インドのリンガも、★根、だけでなく、ヨ−ニ 女★器
とペアで理解すべきである。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%B4%E3%82%A1

まとめると、
トンガリ → つつく → リック → リンゲ → ラングェッジ
トンガリ → リック → リンゲ → ランジェリー

language と lingerie は親戚関係。

lick  の語源辞典
http://www.etymonline.com/index.php?allowed_in_frame=0&search=lick&searchmode=none

↑この下の方に、cunnilingus というのがある。
cunnilingus 【名】《性》クんニリングス、外陰舐啜、舐陰
の、リングス、が、リンゲ、である。
cf. 臀呫 【となめ】
トンボの雌雄が交尾して、互いに尾をくわえ合い、輪になって飛ぶこと。「蜻蛉(あきつ)の―の如くにあるかな」〈神武紀〉
cunnilingus (n.) 【Look up cunnilingus at Dictionary.com】
1887, from Latin cunnus "vulva" (see cunt) + lingere "to lick" (see lick (v.)). The Latin properly would mean "one who licks a vulva," but it is used in English in reference to the action, not the actor. The verb ought to be *cunnilingue.
Cunnilingus was a very familiar manifestation in classical times; ... it tends to be especially prevalent at all periods of high civilization. [Havelock Ellis, 1905]

文化程度が高い社会ほど、普及している。だって。本当かな?。外人って、スケベですね。

cf. vulva/ valve(弁・バルブ) の変化 bulge /バルジ/ 膨張・膨らみ、(男★器)勃起(ぼっき) (b-b, l 無音, g-k)

■コメント
ラングェッジという単語は、lick/ licking と親戚だ。は言い易いが、
クんニリングスのリングスと親戚だとは、英語の先生としては、チト、生徒に教え難い。
ラングェッジと、ランジェリー、が親戚だは、教えられると思う。
----------------------

トンガリ → dagger 短剣, danger 危険

英語のお勉強を続ける。
日本語の起源の勉強から、 dagger と danger と、の親戚関係を説明できる。

多分、英語の先生の硬直した頭脳からは、発想さえ出てこない。

■ dagger /ダガー/ 短剣、†(短剣符)、トンガリ、突きー、突起 (d-t, g-k)
世界分布 from Google 翻訳機
@ハングル
??タンゴm ---短剣
??タンド --- 短刀
Aベトナム
dao g?m = dagger, knife, creese, poniard  短剣
Bインドネシア
tanda salib = dagger, obelisk オベリスク・方尖塔, obelus  短刀
Cフランス
la dague = dagger, spike 突起
Dフィンランド
tikari = dagger, stiletto, dirk  ト(ン)ガリ
Eノルウェー
dolk = dagger ---つるぎ
Fネパール
???? ?aigara --- ト(ン)ガリ
Gトルコ
kama = wedge, dagger, cotter, fid, spline, stiletto  鎌(かま) or 剣(けん)
Hクロアチア
kama = dagger, dirk, poniard  鎌
Iアルバニア
kame = dagger, spike, dirk, poniard, whinger  鎌

■ danger /デインジャー/  危険【名詞】、  トンガリな状況にある、 (d-t, n-n, g-g, r-ri)   dangerous /デインジャラス/ 危険な【形容詞】、  トンガリ有る

http://www.etymonline.com/index.php?allowed_in_frame=0&search=danger&searchmode=none
意味的には、トンガッテる、ちょっと優位、目立っている、と、先が尖っていて、危ない。の2様アリ 。
danger (n.) 【Look up danger at Dictionary.com】
mid-13c., "power of a lord or master, jurisdiction," from Anglo-French daunger, Old French dangier "power, power to harm, mastery, authority, control" (12c., Modern French danger), alteration (due to assoc. with damnum) of dongier, from Vulgar Latin *dominarium "power of a lord," from Latin dominus "lord, master" (see domain).

Modern sense of "risk, peril" (from being in the control of someone or something else) evolved first in French and was in English late 14c. Replaced Old English pleoh; in early Middle English this sense is found in peril.

領主の権力。harm(損害)も可の権力。---→ 安心できない状況。
ヘタにさわると痛い目に合う様な、そんな権力。が、原意らしい。


785.    ↑【目次】

母 いろは の いろ、は、shining ?

今は、西暦 +2014 年ですが、西暦 -2014 年、より古い言葉の辞書が存在します。
それは、シュメール語の辞書です。

http://www.sumerian.org/sumerian.pdf
http://psd.museum.upenn.edu/epsd/nepsd-frame.html
(尚、最初の pdf の辞書は、大き過ぎて、 IE では開けません。Google Chrome では開けます)

これによると、 lady の結果の中の日本語似のもの次です。
・かーちゃん、かーさん
ga?an: lady, mistress; queen (cf., ga-?a-an) (Emesal dialect word, in which nin becomes ?an).
・おかん
ugunu, ugun[GA?AN]: lady, mistress, ruler; ointment 軟膏, application 応用.
・ママ、かーさん、かーちゃん
nin [LADY] (1467x: ED IIIb, Old Akkadian, Lagash II, Ur III, Early Old Babylonian, Old Babylonian, unknown) wr. nin; ga-?a-an; ga-?a2-an; ka-?a-an "lady;
・おんな
innin [LADY] (89x: Old Babylonian) wr. in-nin; in-nin9 "lady"
・おかん、おかみ、おかま
ugunu [LADY] wr. ugunu2 "lady; mistress, proprietress (of) 〔女性の〕経営者、〔旅館の〕おかみ" Akk. b?ltu

----------
cf. Google 翻訳機:
https://translate.google.co.jp/#en/tr/lady
ポーランド ukochana = sweetheart, truelove, sweetie, sweety, lady おかっちゃん
トルコ kad?n = woman, female, lady, lady's, petticoat かーちゃん
アゼルバイジャン qad?n = lady かーちゃん
---------------

さてさて、それでは、父(チチ)、母(ハハ)
は、例えば
【英】 dad/ daddy 父(チチ, トット、てて)、 (d-t, d-t)
等。
-------------------
しかし、国語辞典をみると、父(かぞ)◆上代は「かそ」。
と言うのも有る。
ポーランド
ojciec = father, dad, daddy, papa, pater おやじ
ポルトガル
a causa = cause, sake, motive, reason, mover, parent かぞ、かそ
バスク 
gurasoa, guraso =  parent かぞ、かそ
スペイン
la causa = cause, case, reason, ground, the cause, parent かぞ、かそ

かぞ‐いろは【▽父▽母】
《古くは「かそいろは」》父と母。両親。かぞいろ。
「―何(いか)に哀れと思ふらん、三年(みとせ)になりぬ足立たずして」〈太平記・二五〉


そこで質問、いろは、の、いろ、って何ですか?。
・ (C) ポリネシア語で解く日本の地名・日本の古典・日本語の語源、夢間草廬
http://www.iris.dti.ne.jp/~muken/zaturaku05.htm#302%e3%81%84%e3%82%8d%e3%81%9b
(my 感想:ウソっぽい)
・ (C) 古典研究サイト『埋れ木』by 田中孝顕
http://www.umoregi.com/koten/jiten/index.html?ch=%E3%81%84
(引用:いろ ?--- (接頭)「家」または「親愛」の意味を添え加えて、肉親を呼ぶのに用いる語。いろは(母)。いろせ(兄)。いろね(姉)。いろと(弟)。いろも(妹)など。 )

しかし、dear, lovely で Google 翻訳機を引いても、「いろ」は見つからなかった。

■My 小結論: 「いろ」 = dear 説、は誤り (?)。

新しい説を提出します。
シュメール辞書の中に必ずあるハス、との信念のもと、「いろ」を発音から逆引きしたら、有った。
それは、次。

@ iri [HIGH] : wr. i-ri "(to be) high" Akk. ?aqum

★注目 ? A ila, ili, il: n., carrier.
v., to lift, carry; to deliver; to bring; to endure; to support; to carry forward (in accounting); to be high; to shine (il-i in maru [文献 maru では、il-i  表現]).

B uru2,5,18: n., devastating flood; thunderstorm.
adj., high, deep

★小結論:「いろ」 = 高い (high)、輝いている (shine)。 ---  輝いている (shine) ?、何が?、色 (color) が、---- 意味も、合っているネ。

c. 「埋もれ木」の下記サンプルは、理解に苦しむ。
いろせ :(名)兄または弟。また、きょうだい。古事記、上「あは天照大御神のいろせなり」(弟)同

---- あは、〜なり。って、自分の事を、敬称呼びしていることになる。
少しオカシイと思うが。速須佐之男命がアホなのか?。作者がアホなのか?。それとも、用法としては、正しいのか。
御母堂、慈母、厳父、尊父の、厳、尊  等が、色(いろ) shining なのだ、きっと。
愚息
英語
illuminate −−−色 、光を発する.母(いろは) --- 同一発信源
erotic −−−色

-------------------------------------
補足、です。
奈良時代までの兄弟姉妹の表現方法(オロモルフ)
http://www.asahi-net.or.jp/~xx8f-ishr/kyuoudai.htm

の■■■ 母親違いの兄弟姉妹の呼称 ■■■を見ると、
◎「いろ」のつく言葉
 上代においては、同母であるかないかが特別重要でしたから、同母を表すのに「いろ」という言葉を使っていました。

つまり、血の色が濃い、同母の兄弟姉妹の接頭辞。
(それじゃ、父親が違っても母親が同じ「異父兄弟姉妹」なら、やはり、いろ〜、扱吸い?。)
(腹違い、という言葉の腹とは、母親の腹、だから腹違いで無い兄弟姉妹、を、いろ〜、と言う訳(?)。)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%84%E5%BC%9F%E5%A7%89%E5%A6%B9

つまり、血に、母親色が混じっている、兄弟姉妹同士を「いろ〜」と言う。--- 多分。


質問:「いろ」の当て字に、「色」を使用した例は、記紀には無いのでしょうか?。何故ですか?。

786. 舞う(まう) - dance | nhảy (dance, hop, leap, lope, pulsate, pulse) @ベトナム, mĭu @中国
c. 中国語の「舞」 /wǔ / は (w-m) 音通する。

787.    ↑【目次】

すめら みこと 考

妄想です。

@ ミカド or ミコト -- almighty : ☜ これ大きい !!!
英語の黙字 -gh- の英単語, mighty /マイティ/ の連想で、 almighty /オールマイティ/ 全知全能、
という単語が有るのですが、これは、 ミカド、尊(みこと)、ではないかと妄想しています。
http://www.etymonline.com/index.php?term=might&allowed_in_frame=0

c. might /マイト/ は、 mega /メガ/ 巨大な、等とも親戚です。
cf. Mighty Man ミコティ マン

A すめら --- 御統(みすまる):
すめら、は、御統(みすまる) [= 連珠]  のヘブライ語
מִשְׁמָר /mish'mar/ or שׁוֹמֵר /shomer/ = guard [名詞] --- ミシュマル、ショメ−ル の「お守り」のネックレス・連珠の変化、ではではないかと妄想しています。

つまり、「スメラミコト」とは、(連珠を束ね、) 統めら(統治する)する全知全能者、という意味。

「統べら」は、「統めら」と音通する。この「め」が、エ列乙類 or エ列甲類のどちらかなんて私は知らない。
http://www.doitinhebrew.com/Translate/default.aspx?hist=1&s=1&l1=en&l2=iw&txt=guard

----------------
資1:天皇 (wikipedia) 脚注-3, 『岩波 古語辞典』は、〜
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E7%9A%87#cite_note-3
資2:スメラミコトの真意とは| 日本とユダヤのハーモニー
http://www.historyjp.com/article.asp?kiji=54
資3:〜すめらについては、「統べら(統治する)」とおなじ意味というのが通説でしたが、上代特殊仮名遣いから判断して、「統べ」のベはエ列乙類、「すめ」のメはエ列甲類であって、甲乙が一致しないという疑問が提出されました。〜
http://www-cc.gakushuin.ac.jp/~ori-www/suwa-f03/suwa28.htm

788.    ↑【目次】

スバル --- 羊飼いの杖 シュィビール: シュメール語

>>No. 22665
> свело スヴェラ
> свел スヴェル
> 意味:統率する、先頭に立つ、リ━ダ━シップをとる
→ このロシア語は、シュメール語辞書にもありました ( "lead" 又は、 "to lead" で検索)。
ĝiššibir, sibir: n., shepherd's staff ending in a curved end, i.e., a crook; also such a staff used by a god or king as a scepter (sipad; šuba, 'shepherd', + re7, 'to lead; to bear').
adj., slanted, crooked.

訳:ĝiššibir シュィビール, sibir シビール:
[名詞] 端が湾曲している羊飼いの杖。すなわち、クルーク/クルック: また、そのような杖は神や王の統治権の象徴(セプター)として使用される。
【語分解】 --- (sipad; šuba,「shepherd 羊飼い・シェパード, (人々を)導く」 + re7 「to lead 導く; to bear 子を産む・耐える」)。
[形容詞] 傾いた、湾曲した。

補足: 語頭左上の ĝiš マークは、限定詞というもので、シュメール語の分類マークで、この場合、ĝiš = wood, tool; の意である。シュメール語の楔形文字の単語(名詞?)には、この手の分類マークの印が付加されている。 )

杖の写真サンプル: 枢機卿の杖

統べる(すべる)のルーツ。但し、発音は、統まる(すまる)では無い。
「統べる」は、「シェパード」と遠縁関係、も判明。(「シェパー」の音は、「すべ」、に通じる。)

c. ヘブライ語辞書では、 lead で 「統べる/統まる」系は、無かった。サンスクリット語にも無かった。
cf. シュメール語辞書 (p67)
http://www.sumerian.org/sumerian.pdf
c. 尚、シュメール語辞書には、guard, protect で 「御統(みすまる)」 系は無かった。

■おまけ --- ミコト の追加補足
英語の mighty マイティ = great power, able to
これの語源は、mahat, マハトマ・ガンジーのマハト = great。である。当然、サンスクリット語にある。

シュメール語辞書(p118, p124) にも、次が有る。
mah̺-bi: adv., powerfully 強烈に ('great' + adverbial force suffix)
nam-mah̺...dug4/du11/e: to exalt 賛美する ('greatness' + 'to effect')

c. シュメール語、ペンシルバニア辞書 --- これによると、アッカド発音は完全に「スバル」似。
šibir [STAFF] (40x: Old Babylonian) wr. šibir; šibir2 "shepherd's staff; sceptre" Akk. šibirru スバル

gam [CROOK] (33x: Lagash II, Ur III, Early Old Babylonian, Old Babylonian) wr. ĝeškab; ĝešgam3; ĝešKIN "shepherd's crook, bent stick; haft 〔工具や武具の〕柄, hilt 〔道具・武器などの〕柄" Akk. gamlu; šikru

[ gam: n., decline, incline; death; depth (cf., gúr). v., to bend, curve; to bow down, kneel 〜に対してひざまづく (for someone 人: dative 与格; direction 方向: terminative 目標・終点); to shrivel 縮む; to succumb 屈服する・負ける・圧倒される (like a circle + to be). ] 屈む(かがむ),,,, --- 拝む(おがむ)も含まれる(?)

ご存じない人がいるかも知れませんので、補足しておきます。

シェパードとは、英語で「羊飼い」のことですが、羊飼い用の犬の種類の名前でもあります。
ジャーマン・シェパード・ドッグ

c. shepherd は、シェファード、とは発音しないようです。
sheep 羊 + herd 〔動物の群れを〕集める、追いやる、連れて行く、
だから、だって。
ということは、統べる(すべる)の「すべ」は、sheep シープ・羊のことか。シープ→スベ。
shepherd

「羊を束ねる者」が「シェパード」、それが訛って、「スメラ」。

herd /hə́ːrd/、ハード、って、名詞で「群れ」アホの群れ、って意味もあるね。

789.

昴(すばる)星団の形は、羊使いの曲がった杖: シュメール語


妄想です。

北斗七星は、北極星と柄杓(ししゃく)の形をしている。
北斗七星

が、
すばる星団の形は、なんとなく(/明らかに)、(?形の)先の曲がった棒に見える。
枢機卿の杖    Crosier 司教杖(しきょうじょう)  --- crook の変化 spelling

プレアデス星団 Pleiades
を比較して下さい。

cardinal_justin Pleiades
----- そっくりではおまへんか。違いますか?。

----- そうなんです、昴星団の形は、羊飼いの先の曲がった杖の「すべら」の象徴なんです。


cf. スバル360 の会社の富士重工業のマーク
見てほしい、知ってほしい・・・星の魅力/素晴らしきスバル
cf. 漢字の成り立ち 卯・貿, 二十八宿 (真西), 中国辞書
--- 昴の漢字は、星+卯(う・うさぎ)で、 Question Mark ?、に対する当て字が、卯では無いですか?。
cf. "Pleiades, Question Mark"    by Google; ---
1, The origins of the Question Mark is from the shape of the Pleiades star cluster.
2. IOM November 2007: M45 The Pleiades; --- Everyone knows the question mark shaped open cluster in the sky that is the Pleiades in the constellation Taurus. --- by ニューフォレスト天文台
cf. 昴(すばる)の漢字の成り立ちを教えて下さい。なぜ日+卯?
cf. 「昴」と「昂」は語源が一緒ですか?  --- 難解、しかも、ウソッポイ。
cf. すばる(プレアデス星団)と月と日本人の魂の関わり!

790.

スバル と サーベル

No.22682
サーベル と 統べる(すべる)
asi*****
2014/09/30 16:00
0 0 >>>No. 22681
またまた妄想です。

実家に、親父の陸軍の時の軍刀の「サーベル」があるんですが、
これって、指揮刀で、切れる刃は、先っぽだけで、
用途は、刀ではなく、指揮・統制のみ、が実目的です。

形と、名前と、目的が、羊飼いの杖、の「スバル」、に似ていますね。
これは、偶然では無い、と思う。


〜 サーベル(オランダ語: sabel)は、ヨーロッパの片刃の刀である。
セーバー・セイバー(英語: sabre, saber)、サーブル(フランス語: sabre)とも。ポルトガル語のサブレ(Sabre)に由来。 〜
cf. サーベル (wikipedia)

791.

スメラ は シャブラ 寺院の役員トップ: シュメール語

シュメール辞書を "gather" で検索したら、
http://www.sumerian.org/sumerian.pdf

@ šabra, šapra [PA.AL]: temple administrator; commissioner (šab, 'to gather up', + ru, 'to give')
[ŠABRA archaic frequency: 1].
訳:/シャブラ/, /シャプラ/---- 寺院の管理者、コミッショナー(理事・長官) → 【日】スメラ

A šu...su-ub: to gather up; to collect; to scrape together ('hands' + 'to suck').
訳:/シュ...スウブ/---- 吸い集める、呼び集める、かき集める  → 【日】統ぶ(すぶ)

つまり、@だとすると、「スメラ」は、「寺院の役員トップ」のこと(意味もすこぶる限定されている)。

792.

御統(みすまる) と 統べる(すべる) は別系統

御統(みすまる)は to guard/ to protect の ヘブライ語。
統べる(すべる)は to lead の シュメール語。
どう調べても、同源ではない。「すまる」と「すべる」は、似ているが別系統である。「みすまる」に「御統」の漢字を割り当てたのは、間違いだと思う。
「みすまる」は、「お守り(おまもり)」の系統であり、「まる」=「まもる」に重点がある。シュメール語では、
mur, ur5 [H̺AR]: n., lungs; liver; fodder for fattening; lattice, grate (mu7,'to shout'/mud6, mú, 'to sing; to blow' + úr, 'root, base'). v., to surround; to guard; to shout; to grind, mill.
むる/まる → まむる → まもる。 の流れの系統である。
ヘブライ語の、mish'mar, shamar は、シュメール語の mur の前に、mish', sha が付加された形である。mish', sha  受け身の名詞系の語頭修飾詞?「〜してくれる物」つまり、「守ってくれる物」の意。

日本語は、何系統かの言葉が混ざっていますね、出雲は何派?、禰宜(ねぎ) leader は、ヘブライ派である。シュメール派では無い。尊(みこと)もヘブライ派。スバルは、シュメール派。スメラはシュメール派(スベラ、導く人)あるいは、ヘブライ派(スメラ、守る人)。。みすまる(お守り)はヘブライ派。
スバルと、禰宜は、どちらが古いか?。多分、スバル。∵昴はシュメール、禰宜はヘブライ。ヘブライの方がシュメールより新しい。
予感:
・ スバルは、統べる→統ばる、シュメール語由来で古い。
・スメラミコトは、御統(みすまる)、ヘブライ語由来で、新しい。----御統も、本当はシュメールの統べる(すべる)由来なのだが、単語としては新興勢力者のヘブライ語発音が採用された。

つまり、スメラミコトさんは、ヘブライ語系民族の人。スバルは、それより前に日本にいたシュメール語系民族の人の言葉。
つまり、同じ単語が、途中から変わっているので、日本には元々シュメール由来系の人がいたが、その後、ヘブライ語系の人が来て、発音の多様性が増えた。ヘブライ語系の言葉は新興勢力のお偉いさんの言葉である。多分。

■ 正確に言うと、ヘブライ語はゴミである。本命では無い。本命はアッカド語が母体である。ヘブライ語は単なるアッカド語の末裔である。ヘブライ語の日本語似の単語の少なさから見て、ヘブライ語は無視して良い。
アッカド語 semeru "ring" M/NB [HAR] in chain, fetter; as ornament; -* simirtu; sawirum
simirtu (a ring on the plough) jB lex.; -≫ semeru
sabirru -* sawirum
sameru - ≫ sawirum
sawiranu ~ "ring-shaped"- jB; < sawirum
sawirum, sawarum, OB often seliwerum, selilameru, NA slsabirru f. "ring" OA, NA, O/jB [HAR] "tore" for hand, foot; of silver, gold, copper, also as PN; > sawiranu; suwwurum; -* semeru
sewerum - ≫ sawirum
simeru - ≫ Sawirum; Simru
simiru - ≫ Sawirum; Simru
siwerum - ≫ sawirum
suwwurum D "to encircle" Mari; DRtn; < sawirum denom.
sabirru - ≫ sawirum

793. 広い - wide | ferah 1. spacious; synonyms (adj) roomy, broad, extensive, large, ample, wide, capacious, commodious, vast, comprehensive, big, expansive, extended, liberal, open; antonyms (adj) cramped, narrow, 2. wide (geniş); synonyms (adj) spacious, expanded, full, sweeping, deep, thick, blanket, tolerant, general, huge, cavernous, copious, (adv) far, widely, astray; antonyms (adj) thin, restricted. @トルコ
c. シュメール語にもある。
794.たまんない  | tamamen 1. altogether; synonyms (adv) absolutely, all, wholly, completely, entirely, perfectly, purely, simply, totally, ensemble, fully, utterly, generally, quite, thoroughly; antonym (adv) partly, 2. absolutely; synonyms (adv) surely, categorically, dead, decidedly, definitely, exactly, just, precisely, very, truly, altogether, clearly, (int) positively, certainly, (adj) really; antonyms (adv) partially, doubtfully, 3. entirely; synonyms (adv) clean, solely, bodily, alone, exclusively, only, right, extremely, whole, 4. fully; synonyms (adv) downright, enough, amply, full, well, abundantly, adequately, considerably, favorably, carefully, outright, sufficiently, advantageously, (adj) complete, effectually; antonym (adv) superficially, 5. exactly (aynen, tam); synonyms (adv) correctly, sharp, accurately, closely, directly, punctually, rightly, barely, due, minutely, literally, plumb, smack, straight, strictly; antonyms (adv) approximately, inaccurately, (prep) about, 6. wholly; synonym (adv) unreservedly, 7. quite; synonyms (adv) sheer, even, fairly, rather, stark, awfully, far, pretty, somewhat, clear, comparatively, reasonably, moderately, 8. perfectly; synonym (adv) flawlessly; antonyms (adv) badly, imperfectly, 9. completely; synonyms (adv) roundly, finally, deeply, hollow, (adj) out, throughout; antonym (adv) hardly, 10. dead (olmu., olu); synonyms (adj) dull, lifeless, cold, defunct, inanimate, absolute, breathless, deceased, extinct, fallen, flat, gone, idle, numb, vapid; antonyms (adj) alive, animate, (n) living, 11. off (kapal.); synonyms (adv) by, forth, beyond, over, aside, abreast, (adj) away, bad, putrid, remote,down, rotten, wide, cancelled, (int) begone; antonyms (adj) fresh, on, 12. all (butun, hepsi, tum); synonyms (adv) apiece, (adj) universal, each, every, gross, entire, (n) aggregate, entirety, everything, sum, total, (det) any; antonyms (pron) none, (det) some, 13. wide (geni.); synonyms (adj) broad, spacious, roomy, comprehensive, extensive, large, ample, vast, capacious, expanded, extended, open, sweeping, big, deep; antonyms (adj) narrow, thin, restricted, 14. well (iyi); synonyms (adv) easily, good, (adj) healthy, fit, shaft, sound, robust, hale, happy, hearty, (n) fountain, spring, pit, fountainhead, (v) gush; antonyms (adv) ill, poorly, (adj) sick, unwell, dying, nauseous. @トルコ , アゼルバイジャンもほぼ同じ

たまらん
tamamlama 1. completion; synonyms (n) close, accomplishment, achievement, attainment, consummation, finish, closing, conclusion, ending, fulfillment, performance, complement, end, execution, perfection; antonym (n) start, 2. perfection (mukemmellik); synonyms (n) excellence, ideal, maturity, paragon, completeness, completion, crown, development, flawlessness, ripeness, integrity, complete, perfect, idol, prime; antonym (n) imperfection, 3. finishing; synonyms (adj) last, final, ultimate, (n) coating. @トルコ , アゼルバイジャンもほぼ同じ

c. 「たまんない」は、 喜怒哀楽の色々な状況の「もう最高」「もう最低」「もう我慢できない」の feeling だと思うが、上記トルコ語の定義は、良く対応していると思う。

c. My 感想: I've never had this good. 直訳: このイイ感じ、かつて経験したことが無い。

= こんなの生まれて初めてだ、最高気分。たまんない。

794_1     ↑【目次】

柴犬 と シェパード と スピッツ とは、同一語源

cf. 柴犬の歴史
http://www.myv.ne.jp/shiba121/rekishi.htm
柴犬の「シバ」と、羊飼いの shepherad シェパードの「シェパ」、spitz スピッツの「スピッ」、って 似ていますよね。

シュメール語辞書に、
sipad, sibad, sipa; šuba; sub2,3: n., shepherd; keeper [SIPA archaic frequency: 4].
v., to pasture 放牧する, tend 気を配る・〜の面倒を見る (si, 'to keep in order', + bad, 'to let out', or pad, 'to find').

とあります。 つまり、「SIPA」 シパ → シバ、は見張り犬・番犬を指します。
柴犬とシェパードは、多分、同一語源だと思います。また、スピッツもおそらく同源です。
警察犬のシェパードは大型犬ですが、あれは品種改良の結果です。
狩猟犬としては、もっと小型で機敏な方が向く。

つまり、柴犬を日本に持ち込んだ部族は、多分大陸系の部族です。

尚、シュメール語では、i と u は音通します。
šuba とも発音するとなっています。これは、羊飼いのスバル、のスバ、に対応します。

つまり、日本語の「スバル」と「柴犬」と sheep 羊、は、実は親戚単語です。

ちなみに、シュメール語の犬は、「ウル」である。ウル → イヌ、も一応少し似ている。 (r-n) 音通は、良く有る。
ur: n., dog; carnivorous beast; servant; young man, warrior; enemy (cf., téš) [UR archaic frequency: 114; concatenation of 3 sign variants].
v., to tremble.
adj., humble. 犬(いぬ) (u-i, r-n)


- shepherd | çoban /choban/ (shepherd, herdsman, sheepman, cowman, grazier, shieling) @トルコ/ アゼルバイジャン語/ アルバニア, cìobair (shepherd, a person who tends sheep) @スコットランド・ゲール語, Schäfer (shepherd) @ドイツ, чабан /chaban/ @ロシア/ ウクライナ, cioban @ルーマニア, čobanin (cowherd, shepherd) @ボスニア/ クロアチア, чобанин /chobanin/ (shepherd, cowherd) @セルビア, schaapherder (shepherd) @オランダ,

- dog | inja (dog) @ズールー語(アフリカ)

■証拠
スピッツ Spitz の wikipedia を見ていると、

-起源-
スピッツ型の犬の正確な起源は不明であるが、現時点では北極圏やシベリアに多くが由来しているとみなされている。
オオカミと、それと良く似たスピッツ型の犬との中間の過度的な段階を示す考古学的証拠は見つかっていない。
骨格的にはオオカミとスピッツ型の先祖の交配は恐らく5000年以上前だと考えるのが妥当である。
最近の犬の交配の遺伝子の検証では、多くのスピッツ型はオオカミのグループに最も近かく、犬の中でも最も古いタイプであると推定されている。

-移住・移民-
スイスで見つかった約2000年前の骨格の出土品は、スピッツ型の犬が中央ヨーロッバに既に数千年居住していることを示す。
これらの犬は、ジャーマン・スピッツの様なヨーロッパのスピッツ型の犬の先祖であることはほぼ確かである。
また、多くのスピッツ型の犬はシベリアやモンゴルへ移住した。
数百年に渡り、これらの犬の多くは、人の手により日本へも移動させられた、恐らく満州経由で。

これらのアジアのスピッツ型の犬は、中国のチャウチャウや日本の秋田犬の品種の御先祖である。


スピッツ Spitz という名前について。
スピッツとは、犬のタイプ名で、犬の spitz の名称は、スピッツの鼻が、鋭く突き出ている、というドイツ語 spitz (= pointed, sharp) に由来する。

多分ドイツ人は、その手の犬のことを大昔から spitz と呼んでいたんです。
日本語の「柴犬」は「スピッツ犬」の訛り・なれの果て、です。多分。

なぜなら、柴犬を日本に持ち込んだ、古代の外国人のオッチャンが、その犬のことを「スピッツ」と呼んでいたんです。---- ただ、それだけです。
--------------------
柴犬の先祖は縄紋犬?(No.57)  藤井寺市・小さくてもキラリと光るまち

日本犬はどこから来たのか(No.58)

縄紋時代末期の日本列島内の人口を75000人、
7世紀初めの人口を文献資料から約540万人と仮定し

→ この数字本当なの?。
7万5千人の言語文化なんて、ゴミ、ではおまへんか。
(地名以外の名前で、生き残ったものなんか有るの?、と質問したくなるネ。)

弥生時代の遺跡の調査で見つかる犬の骨は、バラバラになったものが多いのです。
→ オモシロイ。
---------------
スピッツという名称は、少なくとも 西暦1450 年の文献に登場する。

(西洋の語源辞典等の検証年代は、1450 は未だ、ましな方である。日本人の感覚から見ると、1000年ずれている。しかし、存在しないんだからしょうがない。
1450 年とは日本で言うと室町時代である、450 年の間違いなんじゃないの、と言いたいが、西洋さんは資料が不在なのである。遅れていると思う。)

ポメラニアンもスピッツ系だそうな。犬そり用の犬だそうな?----本当?。

German Spitz (Klein) ドイツ・スピッツ(クライン)

Origin 起源

The German Spitz is thought to be descended from the Northern sled and herding dogs which arrived in Europe with the Vikings.
ドイツ・スピッツはヴァイキングと共にヨーロッパにやってきた北方の犬そりや牧畜用の犬の子孫、だと考えられている。

Spitz dogs are referred to in German literature as early as 1450 and by the 1700s were well known.
スピッツ犬は、1450年代初頭からドイツ文学作品上に言及され、1700年代には良く知られた名前である。

The smaller representative of the breed (klein) was much favoured by Queen Victoria and they became very fashionable until their numbers declined during World War I when all things associated with Germany were rejected.
クライン品種の中の小さな方の代表的なものは、ビクトリア女王に寵愛され、第一次世界大戦までは非常にファショナブルな犬になりました。しかし、ドイツに関係するすべてのものが拒否された戦争を期にブームは去りました。

It is from the klein Spitz that the Pomeranian, which is now a different breed with its own Standard, was developed.
そのクライン・スピッツからポメラニアンが生まれました、しかし現在のものは当時の標準の品種とは少し異なるものから開発されたものです。

The breed still is not numerous, but its popularity is increasing as its happy, equable disposition and its suitability as a household pet become more widely known.
品種は未だ多くは無いが、その可愛らしさと穏やかな気性と、その家庭内ペットとしての適正さが幅広く知られるようになり、その人口は増加中である。

The code of ethics of breed fanciers forbids breeding between the klein and mittel.
品種愛好家の倫理規定では、クライン(小型)とミッテル(中間型)との繁殖を禁じている。
-------------
No.22880
>>No. 22867
さてさて、柴犬の shepherd 説確認の為、Google 翻訳で shepherd の各国の発音分布を確認したら、面白いことが分かりました。

スラブ系の国では、チョバン、チャバン、チオバン、チォバニン ----- みんな、柴ん、で、n で終わっています。多分これは、「柴いぬ」の発音のルーツです。

つまり、犬(いぬ)の単語の起源を暗示しています。

例えば、ルーマニア語で dog を引くと、
caine (dog, brute, hound, beast, doggie, bow-bow) @ルーマニア
ですが、発音を聞いてみて下さい。
https://translate.google.co.jp/#en/ro/dog
↑のページを開き、caine が表示されている右枠の中のスピカーのマークをクリックし、音を聞いてみて下さい。
ケイネ、または、ケ・イヌ。に聞こえます。----- これが、イヌ、のルーツかも。

英語の canine /ケイナイン/ 犬、対応です。
http://eow.alc.co.jp/search?q=canine&ref=wl http://www.etymonline.com/index.php?allowed_in_frame=0&search=canine&searchmode=none
〜Sanskrit svan-, Avestan アヴェスター語 spa, Russian sobaka (apparently from an Iranian source, such as Median spaka), 〜
---- sva/ spa が、ここでも出てきてますね。

hund  (dog) @ノルウェー
https://translate.google.co.jp/#en/no/dog
--- これも、イヤホーンの音が、100% イヌに聞こえますね。 h が 弱くて無音化してますね。オモシロイ。
(同じつづりの Hund でもドイツ語発音では、フント に聞こえますね)
https://translate.google.co.jp/#en/de/dog
---- ノルウェーだけが、発音がオカシイですね。他の国の、hunt 発音は皆 フント。デンマークは、中間発音。つづりどおりに発音しないのは、止めて欲しい。ノルウェーには、つづりとは違う日本語に単語がもっと有るかもしれない。

---------------------
No.22899
>>>No. 22867
柴犬の wikipedia の中に、

ファイル:Phylogenetic tree of ancient dog breeds.png

中国には shar-pei (シャー・ペイ) いう闘犬がいる。という図がある。
Phylogenetic tree of ancient dog breed (古代犬種の系統樹)

これは、柴犬と近い親戚関係にある。そして、shar-pei の語源を調べたら、不明だって。

shar-pei  --- Etymology[edit] ---
This definition is lacking an etymology or has an incomplete etymology. You can help Wiktionary by giving it a proper etymology.

--------------------
shar-pei の語源は不完全である。あなたは適切な語源をそれに与えることによって Wiktionary を助けることができる。

-------
■ 私が、助けてあげましょう。
シュメール語辞書
sipad, sibad, sipa; šuba; sub2,3: n., shepherd; keeper [SIPA archaic frequency: 4].
v., to pasture 放牧する, tend 気を配る・〜の面倒を見る (si, 'to keep in order', + bad, 'to let out', or pad, 'to find').

の sipa の末裔です。 そのまんま東、でおます。
---------------------
No.22882
>>No. 22880
>http://www.etymonline.com/index.php?allowed_in_frame=0&search=canine&searchmode=none
>〜Sanskrit svan-, Avestan アヴェスター語 spa, Russian sobaka (apparently from an Iranian >source, such as Median メディア語 spaka), 〜

dog で sobaka 似の国は、以下 (by Google 翻訳)。
ソバカ は、柴犬のシバケ(ン)似。
-----------
собака /サバーカ/ (dog, hound, pooch, bowwow, at) @ロシア/ウクライナ
sąvara (leaf, hinge, staple, cramp, clip, dog) @リトアニア
сабака /サバカ/ (dog) @ベラルーシ
svorka /スヴォーカ/ (clip, staple, paper clip, pin, brace, dog) @チェコ
----------

少なくとも、ロシア語で「犬」の第一番目の単語は、「sobaka」であり、
この「サバーカ」が「柴犬(しばけん)」に伝搬された、と考えるは自然である。

もし、大昔、ロシア系のオッチャンが、日本に貿易・狩り等で日本に来ていて、犬を連れていたら、犬を「サバーカ」と呼んでおり、そこにいた日本人も、その種類の犬を当然「サバーカ」と呼んでいたに違いない。

尚、イラン系の Median メディア語とは、シュメールのバビロンの右隣りの国で、シュメール語の影響をもろ受けている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E7%8E%8B%E5%9B%BD

また、ロシア語の「サバーカ」の発音は、現在のものであり、大昔は、シュメール語の shepherd の sipad, sibad, sipa; šuba; sub2,3 似の「シバ」に近いものであったと思う。

■小まとめ
「柴犬」の名前が由緒正しく、古代から受け継がれていたとすると、その名前は、大陸系の名前であり、例えば、ロシア系の人が介入している。また、シュメール語の sipa も関与している。
---------
собака の発音は、アクセントの無い /o/ は、/a/ となるそうで、/ソバカ/では無く、 /サバーカ/ が正しいようです。
すみませんでした。∵ロシア語新米なもんで。

http://www.jolco.com/pages/nyumon/word.html#anchor8

--- ↑の中の日本語似の単語 , 日: 露 ----
酒: サーケ сакэ
ワカメ: ヴァカメ вакамэ
イワシ: イヴァシー
(チハアキアーンスカヤ サルヂーナ)
cf. ロシア語のイヴァシー (иваси) も日本語からの借用である from イワシ - Wikipedia
иваси
(тихоокеанская сардина)
スケトウダラ: ミンターイ минтай  ---- 明太子が子供?
イクラ: クラースナヤ イクラー красная икра
-----------------
No.22886
>>No. 22883
> スケトウダラ: ミンターイ минтай  ---- 明太子が子供?

メンタイコの語源について  (WWWは www に変えて。∵ 投稿されるが1分後消される)
http://WWW.shochian.com/mentai.htm

「李朝太祖の時代に咸鏡道明川の漁夫太某が、延縄で珍魚を釣り、その名がわからぬので、郡主に持ち行き相談したところ、明川の明と漁夫の姓の太とを合わせて、明太魚と名じた。」

李朝太祖 (李氏朝鮮の創始者にして初代国王)在位期間 1392年-1398年
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%8E%E6%88%90%E6%A1%82

スケソウダラ・スケトウダラは珍魚では無く、大昔から獲れた安物魚である。この説はウソッぽい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%88%E3%82%A6%E3%83%80%E3%83%A9


ロシア語由来の方が信憑性がある。但し、明太子の漢字は朝鮮由来でも良い。
----------------
No.22890
>>No. 22888
>お前、私が既に紹介したものまで、パクリ小僧するのか?

------
そうですか、知りませんでした。それじゃ、そのミハイルさん説の検証です。

pollack/pollock 調査

pollack (n.)
sea fish, c.1600, pollock, alteration of Scottish podlok, of unknown origin, perhaps from poll (n.) "head." Possibly the alteration is by influence of Pollack "Polish person ポーランドの人/つやのある人."

минтай/минтая mintay/mintaya  ミンタイ/ミンタヤ @ロシア/ウクライナ
mangaigh or mangach マンガイグ or マンガチ @アイルランド

多分、ミンタイのタイの部分が、タラに訛った。
アイルランドでもメンタイに近い名前のマン〜、なので、朝鮮説は没だと思う。(?)


------------------------
No.22895
Re: 柴犬とシェパードは、同一語源?
by ミハイル
2014/10/20 14:59
>>No. 22894 собакаは、собачка とも言う。
ка、чкаには、愛称語尾であり、語幹 собが 犬。
собачкаは、ワンちゃん的な感じ。
----------------------
No.22900
2014/10/21 13:09
>>No. 22899
http://en.wiktionary.org/wiki/shar-pei
のシャー・ペイの闘犬としての意味合いは、
「スメラミコト」の戦う人、の意のイメージと通じるところがある。

尚、シャー・ペイの発音は、sipa よりは、šuba 似である。

つまり、この闘犬の写真は、
スメラの ?uba 由来説 の確証の写真にもなっていると思う。

http://en.wikipedia.org/wiki/Shar_Pei
の写真も面白い。(半ブルドックですが)
--------------------
No.22901
Re: 柴犬とシェパードは、同一語源?
by ミハイル
2014/10/21 14:01
>>No. 22900
柴くぞ!
柴刈してこい!

shrub、低木、灌木、薮

この語彙が 柴

語源には、倒す、飲む の意味があり、そのスラブ語彙は、сшибав、сшибать

シバフ、シバーチ

茶をしばく、関西弁で茶を飲む

しばき倒す、ノックダウンさす

芝生
----------------------

No.22903
Re: 柴犬とシェパードは、同一語源? しばく 1/2
asi*****
2014/10/21 23:01
>>No. 22901
@「しばく」
http://www.weblio.jp/content/%E3%81%97%E3%81%B0%E3%81%8F
http://ejje.weblio.jp/content/%E3%81%97%E3%81%B0%E3%81%8F
= to strike (with a stick, whip, etc.)
A「どつく」は一発殴る。で「しばく」がボッコボコに殴る。で「いてこます」は相手が本気で泣きを入れるまでボッコボコにする。
http://twitmemo.jugem.jp/?eid=2349
-----------
「しばく」は半分ヤクザ言葉で、関東では使わない。
ヤーさん言葉なので、多分、古い言葉で、本当は由緒正しい言葉、の予感がする。
しかし、三省堂の古語辞典には載っていなかった。
棒で徹底的に叩く、ので、羊飼いの杖の「スバル」で、相手を征服すし、ひれ伏させる、イメージがする。

šibir [STAFF] (40x: Old Babylonian) wr. šibir; šibir2 "shepherd's staff; sceptre" Akk. šibirru
---- スバル。
gam [CROOK] (33x: Lagash II, Ur III, Early Old Babylonian, Old Babylonian) wr. ĝeškab; ĝešgam3; ĝešKIN "shepherd's crook, bent stick; haft, hilt" Akk. gamlu; šikru
--- 屈む(かがむ)、----→ 拝む(おがむ)

B cane 鞭打ち  「しばく」似 捜し。

sopalamak ソパラマク (cudgel, beat with a stick, birch, bludgeon, cane, club) @トルコ
sopa ソパ (stick, bat, rod, cudgel, club, cane) @トルコ
spieķis スピーキス (spoke, walking stick, rung, crook, stick, cane) @ラトビア
chibata チバタ (whip, cane, switch) @ポルトガル
Spazierstock スパツィールストック (walking stick, cane) @ドイツ
spatserkapp スバツェールカップ (cane) @スウェーデン
-------------
(1/2) からの続き

C whip の動詞 〜をむちで打つ、激しく打つ、打ち負かす、たたきのめす[潰す]、せっかんをする

swingan (..., whip, ...) @古英語
švih (panache, swing, swipe, whip) @チェコ語
sabaid  (fight) @スコットランド・ゲール語  ----- しばいた
suwezzi (push) @ヒッタイト語
https://glosbe.com/all-languages
----- 上の4つは、↑この辞書による結果。 以下は、Google 翻訳の結果。

сшивать シバッチ через チェレズ крайクライ (oversew, overcast, whip, whipstitch) @ロシア
saputot (whip, froth) @ラトビア
sawwat (beat, whip) @マルタ ---- swat 〜をピシャリと打つ[たたく]の親戚
चाबूक /Cābūka/ チャーブーカ (whip, scourge 〜をむち打つ) @マラーティー語(インド西部, 印欧語属)
চাবুক /Cābuka/ チャーブカ (scourge, strap, whip, cane, lash, knout) @ベンガル語
шибам с камшик シュイバム・ス・カムシュイク (whip, horsewhip) @ブルガリア
siepata (intercept, snatch, kidnap, snag, grab, whip) @フィンランド
çırpmak (whisk, clap, beat, whip, whip up, stir up) @トルコ

சவுக்கை /Cavukkai/ サブッカイ (whip) @タミル語  ---- タミル語の C の音価は S である。
śiphā シプハー (f. a lash or stroke with a whip or rod) @サンスクリット [ from ケルン大辞書]
http://www.sanskritdictionary.com/?q=whip&lang=en&iencoding=iast&action=Search

ตวัด /Twạd/ (whip) @タイ語
šibať (whip, lash, lace, be off one's rocker) @スロバキア
sobre coser (whip) @スペイン語
thwebula (whip, paralyze, hypnotize) @ズールー語(南アフリカ共和国)
spoa (whip, lather, wallop, shellac) @スウェーデン
ચાબુક મારવો /Cābuka māravō/ (Whip Up) @グラジャト語(インド西部、印欧語属)
chwipiai (whip) @ウェールズ ---- ゲール語系
sbattere (beat, slam, whisk, bang, whip, flap) @イタリア  ---- しばったーれ(?)似
sla med svipu (whip) @アイスランド

■小結論
Cの結果から、「しばいた、ろか」は由緒正しい古代国際語であることが証明された (?)。
少なくとも、印欧各国共通である。
ルーツは、

・シュメール語の šibir シュイビール 意味:羊飼いの杖
・サンスクリット語の śiphā シプハー 意味:鞭や竿で激しく叩く

に痕跡が有る。

★★ まとめ ★★
つまり、スバル、統べる(すべる)、御統(みすまる)、スメラミコト、柴犬、シェパード、スピッツ、しばいたろか(しばく)、は全て、「羊飼いの杖」つながりの同源語彙である。
-------------------
今思うに、
むかしむかし、〜 おじいさんは、山に、柴刈りに行きました。 〜

の「柴(しば)」は、木の小枝の意味だから、杖(つえ)と親戚で、意味も、音も、 シュメールの sipa 羊飼いの杖、の痕跡を残していますね。
---------------------
No.22931
Re: 柴犬とシェパードは、同一語源? しばく 2/2
2014/10/23 01:50
>>No. 22905
■ 日本語「しばく」と 対応英語(基本英単語でした)

英語の switch スイッチ、は、切り替える、以外に、〔小枝で〕むち打つこと、の意がある。
「w を v 化」すると、日本語になる。

@ switch スイッチ ---「しばいた、る」、にも見える。
http://eow.alc.co.jp/search?q=switch
A swish スイッシュ 棒、むち、むち打ち  --- 「しばき」に見える
http://eow.alc.co.jp/search?q=swish
B swipe スワイプ 強打する  --- 「しばく」
http://eow.alc.co.jp/search?q=swipe
C swat スワット、〜をピシャリと打つ[たたく]---「しばいた」 SWAT: 特別機動隊
http://eow.alc.co.jp/search?q=swat
---------------------------
No.22933
Re: 柴犬とシェパードは、同一語源? しばく 2/2
2014/10/23 14:29
>>No. 22905
★★「しっぺ」も、「しばく」の親戚。しばく、は、 spank スパンク(お尻ぺんぺん)。★★

■ 柴 調査
twig トゥイグ = a slender woody shoot growing from a branch or stem of a tree or shrub 低木.
同義語: stick, sprig 小枝(柴の子), shoot, stem, branchlet
(トゥイグ --- 「しば子」 (t-s, w-v))

cubuq チュブク (twig) @アゼルバイジャン語 --- 「しば子」→ 「しば」
spo スポー (rod, twig, cane, switch, whip) @スウェーデン語
Zweig ツヴァイグ (branch, twig, sprig, bough, spray) @ドイツ語  「つばい子」→「しば」
maden arama cubu?u 〜チュブグ (dipping rod, dowsing-rod, twig) @トルコ語
žabas ツァバス  (twig, switch) @リトアニア語


■ 相似性、階層

sheep シープ 羊
shrub シュルブ 低木(ていぼく)・灌木(かんぼく) ---「柴(しば)」 (r 無音)

sheep シープ、 sheep の複数形(単複同形)
bush ブッシュ shrub がビッシリ状態、藪(やぶ)

スバル【シュメール語※】 羊飼いの sheep を御する先の曲がった杖  ---- 統べる(すべる)、昴(スバル)
shepherd シェパード 羊飼い  ---- spitz 【独】スピッツ、柴犬(しばいぬ・しばけん)

羊飼いの杖の役割 = 導く (=to lead) ---- スメラミコト
         = 道を正す、罰する鞭、守る ---- 悪いことをしたら、「しっぺ」、「しばき」、御統(みすまる)
(この結果から、スメラには、守る・闘う・勇ましいの意も必然的に伴う。
 また、ミコト・尊は、 mighty マイティ・全知全能のスーパーマン。 )

sprig スプリグ 《植物》〔折り取られた〕小枝、 shrub の子  ---- 「柴の子」→ 柴
twig トゥイグ 小枝 ---- 「柴子」 (t-s, w-v)
switch スイッチ・枝や(むち)をon/off 反復 ---- しばいた・る (w-v) → しばく
spank スパンク (お仕置きとして尻を)叩く --- 「ン」を取ると。もろ「すぱく」≒「しばく」

※ シュメー語の単語
@ sipad, sibad, sipa; šuba; sub2,3: n., shepherd; keeper [SIPA archaic frequency: 4].
v., to pasture 放牧する, tend 気遣う (si, 'to keep in order', + bad, 'to let out', or pad, 'to find').
説明:šuba この語が、統べる(すべる)の「すべ」のルーツ。また、sipad シェパード、スピッツのルーツ。また、sipa 柴犬のルーツ。

A [ĝiš]šibir, sibir: n., shepherd's staff ending in a curved end, i.e., a crook; also such a staff used by a god or king as a scepter (sipad; ?uba, 'shepherd', + re7 , 'to lead; to bear').
adj., slanted, crooked.
注:[ĝiš] は限定詞・分類詞で、ĝiš  = tool の意。
説明:この語が「スバル」のルーツ。 crook クルックとは、先がクッルッと曲がった?マーク型の杖。神や王の象徴。
また、指導のための木の枝の意味で、柴(しば)のルーツにもなった。「しばく」もこの末裔。

m1.    ↑枕詞傍証

大和(やまと)= yamattu ;語源 --- unite @英語

(日本語の起源, No.23236, 2014/12/04 06:31)
可能性の話です。

氏(うじ)がシュメール語、姓(かばね)がアッカド語、なら、ヤマトもそうだろうと yamato を探したら、y... の単語は、シュメール語辞書には無かった、しかし、アッカド語には有った。(しかし、シカゴ大辞書には y行は無かった。 j行にあった。)

@ yamattu やまっつ, NA yamuttu やむっつ "each 各々, any one 誰でも" M/NA
(yāmutti (ia-mut-ti) = 1. one by one (AV) 一つずつ --- from 別辞書 )

シカゴ大 fule [I/J] p322
jamutu (jamatu) pron.; each; MA, NA; jamatu in MA.
a) in gen.: the king says to them (the officials of the court), ia-ma-tu [piḫ]assu lula'il
b) referring to a substantive: mā LÚ.GAL.MEŠ-šu ia-mu-tú ana libbi mātišu ittalak = each of his officers went home

A yalutum やるつむ "alliance アライアンス・技術提携" Mari; < ayyalu II
A' ayyalu II ~ "ally アライ・〈条約で〉国と同盟する" j/NB; > yalutum

つまり、連合国家の意味合いを持つ。名は体を表す、の典型だと思う (?)。
つまり、大和は、「和を以て尊しとする」の聖徳太子の言葉に対応。
(@とAは、異なる単語てあるが、日本では、l と m は、音通して、同一視された可能性もある。)

大和  (wikipedia)
信念は山をも動かすとヤマーキッチャン 詩と写真(旧題名:外国語散策)

m1re.    ↑枕詞傍証

Re: 大和(やまと)= yamattu ;語源

(日本語の起源, No.23237, 2014/12/04 08:01)
>>No. 23236
追加
大和 (wikipedia) 内の「その他」の中に、
・『日本書紀』の記述では、神武東征前に、この国々の中心となるだろうとして、「内つ国」と表記し、大和成立以前では「内つ国」と呼称されていた。
と書いてあります。
この「内つ国(うちつくに)」は、シュメール語の 氏(うじ)、内(うち)のルーツ
ù-tu-(d): to give birth; to create ('to lie down' + 'to create'; cf., tud).
の ù-tu-d 、そのものです。つまり、「内つ国」とは、「血縁一族のみ」の国とも読めます、
それが、東征後に、国名を「ヤマト」に変えた、と言っています。
つまり、「血縁外」の国も取り込んで。「ヤマト」と呼ぶようにしたという意味です。
つまり、「ヤマト」は、血縁外もグループに入れた、つまり、連合国とした、と言うことです。
つまり、 alliance アライアンスしたということです。
従って、
yalutum やるつむ "alliance アライアンス・技術提携" Mari; < ayyalu II
は、「ヤマト」の名前と関係しています。多分。

また、ù-tu-(d) は、アッカド語では (w)aladu(m) に変わっています。そして、この単語は、たらちね、いらつめ、わらじ、のルーツでした。
'ladu' の部分は、英語の 'to lie down' = 'to lay/be laid' に近い。 lay レイ、には、横になる、以外に「(鳥、虫が)卵を産む」、「セックスする」いう意味が有ります。
尚、aladu の語感は、 alliance の動詞の ally/ allied にも近いです。
しかし、ally と lay は無関係の様です。

まあ、「たらちね」がなんとなく、異国風的な音感を持っているのは、それなりの理由が有ったということです。

m2.    ↑枕詞傍証

大和(やまと) janatA (= community) @サンスクリット語

(mwd) janatA (%{-na4-}) f. (Pa1n2. 4-2 , 43) a number of men , assemblage of people , community , subjects , mankind AV. v , 18 , 12 TS. ii TBr. i f. AitBr. VarBr2S. Sis3. &c. ; generation W.

(cap) janatA f. assemblage of men, community, people, subjects, mankind.

c. community は、日本(ひのもと) (c-h, mm-n, n-m, ty-t) にもなる。

m3.    ↑枕詞傍証

そらみつ = salimuttu 平和 ; 語源

( 日本語の起源,No.23289,2014/12/10 22:38 )
>>No. 23236
--------- 「silim[DI]」 or 「salimuttu」 原意は、「空」は全く関与しない。
No.23236 で、私は、大和(やまと)は,アッカド語の 「yamattu 各々、連合」由来かも知れないと言った。

「そらみつ」もアッカド語 (salimuttu) あるいはシュメール語 (silim[DI]) に有った。
意味は、「平和」あるいは「繁栄」。
シュメール語のあいさつ言葉だったという説もある。意味はハングルの「アニハセヨ・安寧」相当。or 英語の「God bless you! 幸あれ」相当。

--- もしこれが本当だとすると、日本書紀の、『日本書紀』の神武紀に「大空から見て、よい国だと選びさだめた日本の国」という意で「虚空見(そらみつ)日本(やまと)の國(くに)と曰(い)ふ。」 の話は、完全な作り話と言うことになる (?)。

c. 以前、ミハイル氏が「そらみつ」のロシア語解釈を提示していましたが、この掲示板の検索機能が★★くて確認できません。
比較のためにもう一度提示してくれませんか。

●シュメール語
silim[DI]: to be/make in good shape, healthy, complete (usually considered Akk. loanword, root means 'peace' in 18 of 21 Semitic languages, but Sumerians used word in greeting and root not in Orel & Stolbova's Hamito-Semitic Etymological Dictionary; cf., sil5, 'pleasure, joy', + lum, 'to grow luxuriantly').

訳:容姿端麗、健康、完全(通常アッカド語からの借用語と考えられている。原意は、「ピース・平和」である。セム語系 21 言語の内 18 言語で使用されている。しかし、Orel & Stolbova's Hamito-Semitic Etymological Dictionary では、シュメール人は挨拶の言葉の中でこの語を使用し、シュメール語がルーツだと言っている。
cf. 意味は「sil5 喜び+lum 豊かに繁る」)

sil5,6: pleasure, joy, bliss 至福 (si,'to stand up like a horn 角の様に立ち上がる', and si,'to fill 満たす', + ul, 'joy, pleasure 喜び').

lum: n., fertilizer 肥料, manure; cloud .
v., to be satiated 満足する, full 一杯; to soften, soak; to grow luxuriantly 豊かに繁る; to be fertile 肥沃な, productive 生産的; to make productive; to bear fruit 実る(abundance 豊富 + grass, plant + to be, behave 成る).

シュメール語
silim...dug4/du11/di/e: to greet, say "Hello" ('health' + 'to speak').

c. 大和(やまと)が「和を以て尊しとす」と同じように、「そらみつ」も「平和が一番」と言っているのです。
c. @インドネシア語/@マレー語、の あいさつ言葉 --- シュメール・アッカドとポリネシアは、通々(スンダランド ?)。
Selamat pagi おはよう、Selamat siang/tengahari こんにちは (3時頃まで)、Selamat sore/petang こんにちは (3時から夜)、Selamat malam こんばんは、Selamat jalan さようなら
C. 世界の言葉でこんにちはによると、ヘブライ語の
シャローム shalom שלום
も、「そらみつ」似ですね。辞書で引いたら意味は「peace 平和」だそうな。

●アッカド語 salamu(m) II "to be(come) healthy 健康的, intact 無傷" [SILIM(=DI); NB Gl] G (//;', OAkk, Mari also a/a) 1. of people, lands★ etc. "be(come) healthy, well"; freq. in PNs; "have success etc. 大願成就" in commerce, in law; OB of woman "be safely delivered (of) 安産" child (=acc); of people, caravans, ships, tablets "get to destination safely 交通安全" 2. of sum of money 商売繁盛, tablet, part of body, liver "be complete, perfect"; of life, temple "remain intact" 3. of spell 呪い・祈願, sheep-shearing, work, house 家内安全, rites "be completed, finished"; of event "come to pass" 4. MA, NB "be satisfied with, be paid off in full with" 5. of omen "be favourable 大吉" 6. Ug. stat. "is at peace 心穏やかに" (for saldmu II) D "keep well, intact; pay off in full", of god sustaining persons, esp. in PNs; "give well-being" of house, city, land; "look after well"; "keep in order, administer"; "heal, improve"; "deliver safely, in good order"; "hand over, pay in full"; "meet (claim) in full, make restitution 回復"; "complete, carry out in full" responsibilities, commands; "make ready, finish"; "complete, reach end of a period of time Dtn astr. unci. Dt Mari "be entrusted 信頼獲得, commissioned"? Dtt NA pass, of D ?; >salmul.ll; salimtu, salmis, salmutu, salimuttu ★; sulmu, sulmdnis, sulmdnu, sulmdnutu; saldmu I; sallamu; sullumu, sullumtu; sulummu; naslamtu; taslimtu; musallimu; musallimdnu; -* salamtu; salummu; taslamtu

c. 上記のアッカド語の定義は、神社の御利益(ごりやく)の内容のオンパレードでおます。
c. タバコの名「セーラムウィンストン・セーラム(Winston-Salem)は、アメリカ合衆国ノースカロライナ州中北部に位置する都市。同州フォーサイス郡の郡庁所在地である。
選ばれた町が故ツィンツェンドルフ伯爵により選ばれていたセーラム(ヘブライ語で『平和』を意味するShalomから)と名付けられた。
m4.    ↑枕詞傍証

そらみつ = salimatu 同盟 ;語源

(日本語の起源, No.23320, 2014/12/12 01:45 )
>>No. 23289
別解です。
シカゴ大の(詳細)アッカド語辞典によると、コンサイス辞典とは異なり、salimuttu は、salimatu で、しかも、何故か、定義も大きく異なっていた。

コンサイス辞書では、神社の御利益(ごりやく)の内容の如き定義だったが、
シカゴ大辞書では、ally, alliance 同盟・提携、と定義されていた。
---- 増々、ヤマトが連合国家であることを裏付ける定義である。
(大きく見ると、同盟の目的は、平和、で自然と前の解と結びつく。)

シカゴ大辞書 Volume 15, S --- P99;
salimatu (salmatu, salimeti) s. pl.; ally, alliance 同盟, friendship 友情; OB, Mari; cf. salamu v. 〜

P89;
salamu (salamu) v.; 1. to become reconciled, to make peace, to be friendly disposition, 2. sullumu to bring about peace (between countries), reconciliation; from OB on 〜 cf. musallimu, 〜, salimatu, 〜

c. 謐(しづま)る serene (s-s, r-t-z, n-m) 紀5 ex. 是(ここ)に、疫病(えのやまひ)始めて息(や)みて、国内(くにのうち)漸(やうやく)に謐(しづま)りぬ。
---- silent 乱で無い、平和・静か, serenity セレニティ ≒ そらみつ・平穏, calm

m5.    ↑枕詞傍証

敷島の(しきしまの)  sakdnu(m) 平和推進
 --- 「そらむ しきしまの」 の簡略形 or 単独では 「思いやり」 の意

【補】:敷島の(しきしまの)→ 大和、の枕詞も、「平和」あるいは「同盟」関係の言葉だと予想されます。
(ex. sakdnu(m) って、敷島 に似ている (?)。)

サンプル  アッカド語 salimu(rn), silimu; pi. f. "peace, amity 友好・親善(関係)" Bab., M/NA [SILIM] 5. sakdnu(m) ★, epesu(m) "to make peace 平和推進"; "peace (mission 使命, overture 提案)"; ina s. "in peace"; ana s. "for (making) peace"; NA s. kissati "world peace"; OB salimdtum "(words of) peace"; bel s. "one at peace with" s.o., "ally 同盟"; "peace" with god, esp. 5. rasu "to acquire divine pardon"; < salamu II; -≫ salmu II; sulmu 4

c. 5. って何だ。辞書の見方がよく分からない。sakdnu(m) と言う動詞はもっと一般的な意味にも取れる。1. 〜 4. が無いのに 5. はオカシイ。後ろにも 5. がある。sakdnu(m) は普通単独では使用しない。何か抜けているような気がする。

sukunnu(m), sukunnum, OAkk sukunnd'um l.OAkk, OB "estimated yield 推定生産量; cultivation agreement 開墾同意" [GAR.RA; NIG.GAR(.RA)] of dates; + sakdnu(m) ★; of grain 2. M/jB "blasphemy 神への冒とく, false accusation 偽りの告発" [NIG.GAR] against god, man; < sakdmi

epesum I "action, behaviour" OB e. damqum "good behaviour 善行"; < epesu II infin.

salimu(m), sillmu; pi. f. "peace, amity" Bab., M/NA [SILIM] s. sakdnu(m), epesu(m) "to make peace"; "peace (mission, overture)"; ina s. "in peace"; ana s. "for (making) peace"; NA s. kissati "world peace"; OB sallmdtum "(words of) peace"; bel s. "one at peace with" s.o.. "ally"; "peace" with god, esp. 5. rasu "to acquire divine pardon"; < saldmu II; ; — ♦ salmu II: sulmu 4

c. この辞書。バカなんだ。 salimu(rn)は、salimu(m) の転記ミス。 5. sakdnu(m) は s. sakdnu(m) の転記ミスなんだ。そして、転記ミスをワザと教訓として保存しているんだ。--- 後ろの 5. も s. じゃないのか?。信用できないネ。アホ辞書 (?)。

-----------
アッカド語 ---- アッカドでも挨拶。 意味的には、そらみつ = sunshine で良い。
また、「そらむ しきしまの」 が、「しきしまの」 に短縮された可能性がある。

sulmu(m) "completeness 完璧; well-being 良好" [SILIM (=DI)] 1. "completeness, intact state 無傷" 2. "well- being, health, safety 安全" esp. in letter-headings 3. "greeting, good wishes (for well-being)"; MB, NA "greeting ceremony 挨拶儀式" for king; "message of greeting 挨拶言葉" 4. Ug., NB "peace 平和" (-≫ salimu) 5. "setting 〔月や太陽が〕沈むこと" of sun; "fall 崩壊" of dynasty 王朝 etc. (< saldmu I 4) 6. om. - "bubble 泡" 7. ext. (a crease on the sheep's liver); < saldmu II; > sulmdnu, sulmdnis, sulmanutu

単独だと、「思いやり」
sakdnum — » also sakanu

sakanu 1. Am. G (pret. /) "to see to, care for 〜を大事に思う、〜のことを思いやりを持って考える"
2. Mari D "to settle 定住する, keep settled" people; < W.Sem.

m6.    ↑枕詞傍証

あきづしま = ahdyis お互いに ;語源

>>No. 23236
秋津洲(あきづしま)→ 大和(やまと)の枕詞

●アッカド語 --- あきづ
aha'is, ahdyis "each other お互いに, one another" Ass. as obj., NA a. sabdtu "to join forces 協力する"; istulitti a. "together"; urki a. "one after the other 交互に"; ana a. "one another, together 一緒に"; < ahu I; > ahis; ? ≫ ahdmis

【復習】--- 大和に掛かる枕詞は全て「和」+「同盟」の精神で統一されている。
・大和(やまと) アッカド語
yamattu やまっつ, NA yamuttu やむっつ "each 各々, any one 誰でも" M/NA
・内つ国(うちつくに) シュメール語
u-tu-(d): to give birth; to create ('to lie down' + 'to create'; cf., tud).
・そらみつ アッカド語
salimatu (salmatu, salimeti) s. pl.; ally, alliance 同盟, friendship 友情; OB, Mari; cf. salamu v. 〜
・敷島の(しきしまの) アッカド語
sakdnu(m) "to make peace 平和推進" ---- 多分ハズレ。四季、の方がマシ(?)

m6_7    ↑枕詞傍証

小楯(をだて) = athutu 互いを立てる ;語源

( 日本語の起源, No.23322, 2014/12/12 14:49 )
>>No. 23321
大和(やまと)に掛かる枕詞が未だ無いか捜したら、「小楯(をだて)」が残っていた。
そこで、辞書を「each」で検索すると、やはり有った※。
--- Policy が しっかりしているので、探すのは簡単でした。

●アッカド語
athutu(m) "partnership パートナーシップ" OB, Am.; a. sakdnum 敷島 "to establish partnership, brotherly relations 兄弟関係" with s.o.; a. rdmu "to wish partnership" with s.o.; ana a. lequm "to accept in partnership (through marriage)"; < atM abstr.

↑↑
*ahu(m) II G not attested Gt OA, Am. "to fraternize 〔敵などと〕親しく交わる, become brothers 兄弟になる" St "pair off with", M/jB of stars, features in extispicy "stand opposite each other お互いを立てる※"; of enemies "join forces 協力する, conspire 共謀する" N MB(Alal.) "fraternize"; <ahu\ denom.; > athu, athutu ★; sutdhu

m7.    ↑枕詞傍証

日の本の(ひのもとの) = himmatu(m) 集合体 ;語源

( 日本語の起源, No.23323, 2014/12/12 20:12 )
>>No. 23321
「日の本の(ひのもとの)」も、大和の枕詞。 each other の policy に合致するものはこれ。
つまり、 united --- 統一国家, ex. USA = United Sate of America アメリカ合衆国、 UK = United Kingdom。
unite ヤマト (u-y, n-m, t-t)。
(gather 集める -- together 一緒、の親戚)
hinomoto も yamato も、同源。h-silent とすると、イノモト --- イヤマト、になる。

●アッカド語
himmatu(m) "collected materials 収集品, collection 集合体" O/jB; OB pi. "accumulated possessions 蓄積所有権"; jB "collection" of laws 法律, divine attributes 神の属性 "matter blown together" by storm; "(accumulation of) rubbish ごみ"; OB mng. unci, of ship's load; < hamdmu

●シカゴ大辞書
himmatu s.; (1) (collected) sweepings 掃除・クズ, refuse くず, (2) collection (of laws, etc.), (3) hoard(?) 蓄積・宝庫; from OB on 〜
--- (2) の用例サンプル:
sati hi-im-ma-at aummi u misari = word lists (and) collections of laws and statutes.
hi-im-mat par[si] ugdammirsi = he gave her the complete collection of parsu.

参考 [他の候補] --- 下記は、容認可能であるが、一応没とする。
hummutu II "very hot" j/NB of fate ?; "parched"? of field; < hamdtu III

hammutu, NA ha'utu "function of family head 家長・戸主" j/NB, NA esp. bit h. "family head's room" [NB E.UR4.UR4]; < hammu I

c. community 日の本 (c-h, mm-n, n-m, ty-to) @英語
c. /community/
cymunedau ちのもと community @ウェールズ語
gymunedau キノモト community @ウェールズ語

m8.    ↑枕詞傍証

ちはやぶる = ti-ba-šú palḫu 恐怖の全面猛攻 ;語源

( No.23270, 2014/12/10 11:37 )
シカゴ大アッカド語辞書の用例からの suggestion

「ちはやぶる」は、「ぶる(= 恐怖の)」っとする様な「ちはや(猛攻)」と言うアッカド語です。
神や宇治、に掛かる(∵悪を退治する、夜明け・起源、嵐)。
(名詞+形容詞、or 、名詞+動詞(怖がらせる)、の語順)

「や」の部分は、「šú」= cover が「ya」に化けた模様。従って、「ちはや」は、「全面猛攻」の意です。「猛」の意の中に全面も、含まれるので、訳としては「猛攻」でも良い。「ちは・や」だが、意味的には「ち・はや」も良いと思うので、余り細かいことは言わない。

■A Consice Dictionary Akkadian (by Black, J & el)

tibu(m), tebu(m) "arousal 性的興奮, attack 攻撃" Bab. [ZI(.GA); Susa KUR] "onslaught 〔圧倒的な〕猛攻" in battle; "uprising 反乱" against state; "attack" of animal; "onset 襲撃・攻撃" of wind 風, storm 嵐; t. ser(t)i "dawn 夜明け・幕開け"; t. iltdni, Huri "place from which the north, south wind rises"; t. saddu "rising of north-east wind" (a feature of liver); "appearance, occurrence" of g(xxl, evil; "jerk 引き付け, twitch けいれん" of part of body: "projection" on liver; < tebu tibti — ► tebu

palhu(m) "fearful 恐ろしい・ものすごい・恐怖の" Bab., NA 1. "frightful, causing fear", of snake, cry; palham zimi "of fearsome appearance" 2. "frightened; reverent"; < paldhu

palahu(m) "to fear 恐れる, revere 崇敬[崇拝・尊敬]する" 〜 > palhu

●シュメール語
zi-ga(-àm): torn out, extracted, deducted, expended; risen up ('to tear out; to rise up' + nominative).

te, de4; ti: v., to approach, meet (someone: dative); to attack, assault; to be frightened (alternating class, hamtu stem; cf., te-ĝe26;).

■The Assyrian Dictionary of the Oriental Institute of the University of Chicago (CAD)
シカゴ大辞書、部分転記
tibu 1. attack, uprising, 2. claim, 3. rising of the wind, daybreak, 〜
a) onset of battle 戦いの襲撃, onrush of arms 武器の突進
1' with [tahazu], [kakku], etc. 〜
2' of gods: (Ninurta)
用例サンプル (file name = cad_t.pdf, p386)
Maqlu U 7; the fierce [gallû]-demons [ti-ba-šú palḫu] fear his (Ninurta's) onslaught 訳:どう猛な [gallû ガルー]-の悪魔は、Ninurta の圧倒的な猛攻を恐れている [ti-ba-šú palḫu ちはやぶる]。
c.  この例文は、palhu を動詞としている例。日本語の「ちはやぶる」は、palhu を形容詞化して、全体を名詞化した模様。
su の意味は、シュメール語辞書によると、次。covered と形容詞化して、「全面」とでも訳すとする。
【趣】 šúš/šú, 'to cover' 覆う

補:千早城 の名前は、このアッカド語の定義に合っている。

【賛】 (mwd) sabhaya  mf(%{A})n. fearful , apprehensive (%{am} ind.) Ka1v. Katha1s. &c. ; riskful , dangerous Lalit. ちはや (s-t) ◎


m9.    ↑枕詞傍証

埒(らち)と不埒 ;語源

---- らちがあかない = レースの勝負の結果が不明、なこと。

「埒(らち)が明かない」と「不埒(ふらち)」の埒(らち)は、違うと思う。

埒(らち)は、race レース・競争 由来、--- = rush と同源
不埒(ふらち)は、 race 種族・人種 由来だと思う。 ---- = root と少し関係。

つまり、「埒が明かない」は周回コースをぐるぐる回っていて、切りが無い、の意だ。
(囲いを外すと、「埒があく」---- ウソでしょ。囲いを外しても、決着が付かないものは、付かない。)
不埒は、人種---人道、一族の品性、に反するの意て、たらちね、の「らち」と同源。

シュメール語 ù-tu-(d)
アッカド語 (w)aladu(m)::
【variation】lidu, liddnu, littu I; lillidu; nulddnum, nulddnutum; waldum; wildum, ilittu; wdlidum, dliddnu, wdlittum, dlittis, dlidutu; muSdlittu; tdlittu; ulddu
日本語    氏(うじ)、内つ(うちつ)、童(わらし)、垂乳根(たらちね)、郎女(いらつめ)、ならず者、不埒(ふらち)
英語 house [casa]
birth, blood, origin, pregnant, parturition, progenitor, breed, brood deliver
race 種族, root, wild

ummu(m) dlittu = "natural mother" 実母・生みの母・うみのたらち
abu(m) (w)alidu(m) = of biological father 生物学上の父親の .

(w)alidu(m); NA f.(= feminine 【文法】女性(形)) also dli(s)su "one who begets/begot; progenitor" Bab. esp. abu(m) w. of biological father, jB Id dlidu "sterile";
と、あるので、たらち、の「た」は、「女性の」の意、かも知れない。

■リンク 黒田正子『京都語源案内』から 「埒があく」-- 京都の上賀茂神社
今日のお題「埒と不埒」その1&
競馬場
6. 「埒が明かない(埒が明く)」という慣用句における「埒」も馬場の周囲に設置する柵を意味するがこの慣用句の由来は、馬場の内側が馬群で混み合った時に「埒が開かない」と言われるものではないとされている。(漢字の違いに注意されたい)
語源由来辞典 「らちが明かない」

/// race /// Google 翻訳 --- らち
раса /ras/ (race, stock) @ロシア語/ (+ kind) @ブルガリア語
род /rod/ (genus, kind, race, generation, sort, gender) @ロシア語/ (+ family, species) @ブルガリア語
rasa (race, breed【生物】(動植物の)種族, variety, brood 同腹・種族, stock) @ポーランド語/@クロアチア語
ród (kin, brood, stem, race, house, lineage) @ポーランド語
rod (gender, kind, genus, race, sex, harvest) @クロアチア語
razza @マルタ語/ (+ breed, kind, sort, ray, skate) @イタリア語
raça (race, breed, strain, nation, brood, flesh) @ポルトガル語/@カタロニア語
জাতি /Jāti/ (race, nation, people, folk, origin, kind) @ベンガル語/(+ caste, species, clan) @ヒンディー語
রেস /Rēsa/ @ベンガル語/@ヒンディー語
רִיצָה /Ri-tzah/ (running ★, run, race, rush, sprint) @ヘブライ語
race (race, breed, people, strain) @フランス語
raz ★@フランス語
rotu (race, breed, blood) @フィンランド語
arraza @バスク語
yarış /yarish/ (race, racing, run) @トルコ語
rod (genus, gender, kin, family, house, race) @スロバキア語
raza (race, breed, colorcast) @スペイン語/@ガリシア語
ράτσα /rátsa/(breed, race) @ギリシャ語

アッカド語
rahasu(m) I "to flood; wash" G [RA] 1. (('/(') of Adad "flood" field etc.; stat. of part of liver "is submerged"; transf. of god, demon, king "overwhelm" land etc.; of person "rush", of horse "race" 馬の競争〜

restu(m); pi. resetu, NA rlsdti "beginning 起源; point; prime" [SAG] 1. OB "beginning" of month; "first instalment" of rent 2. "top", "peak" of mountain, "head" of bed 3. "prime quality" of oil, OA as subst., also pi. 4. NA, NB pi. [SAG.MES] "first-fruits 7 " as offering 5. of deity ana risiti sakdnu/susu ~ "to exalt"? king etc. 6. atmu reseti "human race"人種 (mng. unci.);

中国語
埒 /lie/, /lyut3/, /lod5/ (enclosure 囲い, dike 堤防・障壁・土手・あぜ, embankment 盛り土) @中国語

英語 race 語源 cf. race(n.1), race(n.2)
m10.    ↑枕詞傍証

神風の(かむかぜの)→ 伊勢・五十鈴 :語源

( No.23216/23217, 2014/11/29 16:50 )
「伊勢」の枕詞の「神風の(かむかぜの)」は、アッカド語辞典で "shrine" を検索するだけで 関係単語が全て見つかります。

つまり、
かむかぜの = 神社の中の最も奥の神社  ---- それが、伊勢
補:名詞+形容詞、形式

■ A Consice Dictionary Akkadian (by Black, J & el)
kissu(m) 風(かぜ)= "shrine 神社" [ITIMA] as residence of deity 神の住居; M/NA also designation of (holy) city 聖なる都市の称号
--
kummu(m) 神(かむ)I = "cella 神像安置所, shrine" [AGRUN] " innermost room 最も奥の部屋" of shrine, also of house, palace; in general 一般に、"shrine, temple 寺"; also term.-adv. kummis
--
essu 五十鈴(いすゞ)II, esu 伊勢(いせ)= "shrine" jB lex.; < Sum.

注:
Logographic 表語文字 writings of a word, usually borrowed from Sumerian, are shown in small Roman capitals between square brackets, thus [UDU]. 鍵括弧[...] 内は、借用したシュメール語を示す。

■ Sumerian Lexicon Version 3.0 (by John A. Halloran)
itima, itim, idi: cella, chapel 礼拝堂.
--
agrun: inner sanctuary 内部聖域.
--
èš: shrine .

c. 「エッサ、エッサ」が、ヘブライ語、とか、ハングル、とかとも言われていますが、 元は、シュメール・アッカド語です。多分。
●リンク --- 誰でも確認できます。下記辞書は public open です。 https://archive.org/stream/AConsiceDictionaryAkkadian/CDA_w_corr_djvu.txt
http://www.sumerian.org/sumerian.pdf

c. この対応は、ちょっと普通じゃない。--- まるで、アッカド語を話す人が日本に居たかの様である。

m11.    ↑枕詞傍証

姓(かばね) = kabA mu

氏(うじ)が、シュメール語の「一族・血族」だったので、
姓(かばね)もあるだろうと、捜したら、アッカド語に有った。シュメール語には無かった。

@ kabA -* also kabutu; kubbu I.II

@' kabtu(m); f. kabittu(m) "heavy; important" [DUGUD; IDIM in PNs] 1. of stone, metal "heavy"; of garment; tribute, booty; transf. "grave, serious" of wound, illness; sin, punishment, quarrel; of mist, cloud
2. "important 重要な, honoured 名誉な"; as subst. "important person 重要人物, VIP"; sumu(m) k.※ "respected 尊敬すべき, famous name 有名な名前"; of divine order 神の秩序, pronouncement 公告;

つまり、VIP(= Very Important Person) 最重要人物、だって。

@'' kubbu II, NB hubbu "to sew 縫う" M/NB, NA: birma k. "sew" s.th. with (= ace.) coloured thread 色つき糸で物を縫う; NB "sew" s.th. "on"; > kubbu I: kabbd'um; mukabbu

※  --- - surname
sumu(m), jB occas. semu, NB also su'u; pi. m., also -dnu; NA pi. also f. "name; son; line of text" [MU] 1. "name" of person; s. satru "written name" in inscription; of statue, building, mountain; "word for" stone, plant etc.; kunuk, aban s.-ya "seal, stone with my name"
2. "(good) name, repute, fame"; s. sakanu(m) "to establish reputation"; .f. tabu, damqu etc. "good repute" 3. idiomatic usages: ana sum(i) ?* assum "on account of; mimma sumsu

つまり、姓(かばね)とは、公布された名誉名。色つき糸で付けた勲章のような名前。

シュメール語の name
mu: n., name; word; year; line on a tablet, entry; oath (cf., ĝu10) [MU archaic frequency: 99]. v., to name, speak (cf., mug). prep., because. conjugation prefix, suggests involvement by speaker, used especially before dative infixes, preferred for animate and agentive subjects.
m12.    ↑枕詞傍証

氏(うじ)・内つ(うちつ) = ù-tu-(d)

シュメール語
ù-tu-(d): to give birth 生む・産む; to create ('to lie down' + 'to create'; cf., tud).
ù: n./v., sleep.

m12.5.    ↑枕詞傍証

氏(うじ)/内(うち)≒ house ;語源

ù-tu-(d): to give birth; to create ('to lie down' + 'to create'; cf., tud).
のシュメール語は、
日本語の「氏(うじ)/内(うち)」に伝承されました。
それでは英語では、何でしょう。

答え: house ハウス (u-hou, tu-se)
英和辞典 house 1.〈建物としての〉家、住宅、家屋 2. 家族、家庭、所帯 3. 一家、一族 〜

/// house /// --- うち
aedis (Temple, shrine, room, household, House, tomb) @ラテン語
oddział (branch, department, squad, posse, force, house) @ポーランド語
indlu (house, room, apartment, hut 小屋, building, tribe) @ズールー語
etxe (home, house, household) @バスク語
ផ្ទះ /phteah/ @クメール語(カンボジア)
yurt (dorm, dormitory, hostel, home, dig, house) @トルコ語
vaja (shed, house, hut, lean-to) @フィンランド語
வீட்டில் /Vīṭṭil/ @タミル語
haz (house, housing, shell, chamber) @ハンガリー語
hiša @スロベニア語
הויז /Hwyz/ @イディッシュ語
hus @ノルウェー語/@デンマーク語/@スウェーデン語
hús @アイスランド語
huis (house, home, premises, place, family) @オランダ語

c. 日本語は、孤立語だ、なんて言っている学者のお頭は、パーだ。
-------------------------------
Come on-a My House = おうちへおいでよ

ぼんくらには分かるまいが、house は、誰が何と言おうが「おうち」だ。

43:47 物 ---- 暇人ならば、ご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=fd_sRAxI1go&feature=youtu.be

ここは アンカー名 = "talachine" です。

たらちね = dliddnu ;語源

「たらちね」は、100% アッカド語由来です。
意味は、「生みの親」です。何故なら、辞書にそう書いてあります。

しかし、辞書が難しすぎて、それ以上の事は私の能力では調べられません。
どなたか、調べて、「垂乳根」の当て字を正して下さい。
@ ummu(m) あま、産む I f. "mother" [AMA] 1. of humans, u. dlittu たらち "natural mother 生みの母、実母"; ummi ummi "grandmother"; transf. OA ummi atti "you are (as) my mother", Bab. of goddess u. bdniti "the mother who created me" etc. 2. of animals; u. me (a dragonfly) やんま ?. transf., of source or origin, OA u. tuppim "original document"?; OB tuppi ummatim "document of original (fields)"?; NB u. A.SA.MES "original deed of property"; NA, NB (accounting term, phps.) "total credits"?; of
補: u. って、何だ。略字 ummu(m) のことか?。--- yes.

A (w)alidu(m) うぁりちね ; NA f. also dli(s)su "one who begets/begot 子を設ける; progenitor 開祖" Bab. esp. abu(m) w. of biological father, jB Id dlidu "sterile"; < walddum; わるちね> dlidutu たらつつ; wdlittum ゥたりちね

(w)alittu(m) ゥありちね, j/NB also mdlittu "one who gives/has given/is about to give birth" Bab. [U.TU; TU] 1. of woman, animal, bird etc.; "fertile"? of reeds 2. "(mother) who bore" e.g. dlittani "(the mother) who bore us" 3. Id dlittu "barren woman"; < wdlidum; > dlittis

B (w)aladu(m)うぁらちね, M/NA ulddu, NB also malddu "to give birth (to)" [U.TU; occas. TU] G (ali) 1. of woman, cow etc. "give birth to" 2. less freq. of male "beget, engender 繁殖させる" 3. transf. "produce, create" Gtn iter, of G [U.TU.ME5] D 1. "give birth to, beget" esp. with pi. obj. 2. "produce, create" 3. "act as midwife 産婆" for mother, child Dt pass, of D "be begotten" S caus. of G N pass, of G children mala waldu u iwwalladu "as many as are or shall be bom ボム、って何?"; > lidu, liddnu, littu I; lillidu; nulddnum, nulddnutum; waldum; wildum, ilittu; wdlidum, dliddnu たらちね, wdlittum, dlittis, dlidutu; muSdlittu; tdlittu; ulddu

--- これは、u-ta の変化、オラんち、ワラんち/わたしんち/わたし、のルーツ。

補足:シュメール語
ù-tu-(d): to give birth; to create ('to lie down' + 'to create'; cf., tud).
ù: n./v., sleep.
c. bom は、バカ辞書のスペルミス born のこと。

垂乳根、は、次のアッカド語動詞とも関係する。 発音が少し異なる。
taradu(m) "to send off, despatch 送り出す; send away" G (a/u) [SAR] person, vehicle, ship; "drive away" person, enemy, demon, illness etc. Gtn iter, of G D "drive, chase away" men, animals, demons Dt pass, of D OAkk N pass, of G; > tardu, tardis, tardutu; tarldum, taridutu; たらち ◎

m13.    ↑枕詞傍証

ならず者 = nulddnum ;語源

日本語の起源, No.23243, 2014/12/05 06:01

シュメール語の[U.TU;] 氏(うじ)のアッカド語対応 (w)aladu(m) あらつ、の変化の中に nulddnum ぬらつぬむ、と言うのがあるのですが、これは「ならず者」の様です。
つまり、一族の人種の中の形態として、わ・あらつ = 童(わらじ)、い・あらつ = 郎女(いらつめ)、た・あらつ = 垂乳根(たらちね)、と、同格レベルで、ぬ・あらつ = ならず・もの、がある様です。---- 一族の中の半端者を指す(?)。

nulddnum (a local ruler 地方支配者) OB(N.Mes.); < walddum
---- この定義によると、地方の支配者を「ならつ者・ならず者」と呼んだ様だ。当初は、悪い意味は無かった(?)。でも一種の差別語である(?)。
日本で、半端者の意に変化したのかも知れない。

ならず者 (wijipedia), ならず者 - 語源由来辞典

--- アッカド語が由来だとすると、語源は「成らず者」では無く「ならつ者」である (?)。

m14.    ↑枕詞傍証

ぬばたま = invisible 語源

「ぬばたま」には色々な説があるが、invisible が最も根源的で、他の説も説明可能。

★★ 仮説:「ぬばたま」 は、「invisible」 に1対1対応する。★★

理由:私には、ぬば、の「ば」が visible の vi に見える。「ぬ」が no に見える。
■Google 翻訳 による 世界の言葉発音似、検証。

/// invisible ///
невидимый /nevidimyy/ @ロシア語  ★近い
невидимий /nevydymyy/ (invisible, unseen, sightless, blind, viewless) @ウクライナ語
невидливи /nevidlivi/ @マケドニア語
невидим /nevidim/ @ブルガリア語 ★100点あげる
невидљив /nevidljiv/ @セルビア語 ※ボスニア語と同発音
нябачны /niabačny/ @ベラルーシ語
nevăzut (unseen, invisible, scarce, viewless) @ルーマニア語
nepastebimas (invisible, inconspicuous, imperceptible, undistinguished, insensible, indistinguishable) @リトアニア語
nevidljiv @ボスニア語/ @クロアチア語 ※
niewidomy (blind, invisible, sightless) @ポーランド語 ★近い
neviditelný @チェコ語
neviditeľný (invisible, unseen, viewless, obscure, smudged) @スロバキア語
neviden @スロベニア語  ★100点あげる
nevidebla @エスペラント語
nähtamatu @エストニア語


シュメール語でも成立。
bar-tam...(ak): to choose ('to open; to see; to select' + 'polished, shiny' [ + 'to do']). nu: n., image, likeness, picture, figurine, statue [NU archaic frequency: 101].
adj. & adv., no, not; without; negative.
pron., a pronominal prefix in a compound noun describing a person; or a phonetic writing for lu.
複合語 nu-bar-tam = not to see --- = invisible

アッカド語
(w)apu(m), OAkk wapd'um "to be(come) visible, appear" G (pret. ipi) "appear, become visible" M/jB D 1. "make visible" 2. MA stat. "is (legally) publicized"? S "make manifest, appear", "produce, create"; "make clear, dis- play"; "make glorious" kingship, name, deeds etc. Stn iter, of § St pass, of S; > supu, supis

メモ:今日は「ぬばたま解明」の記念すべき日です。 --- 2014/11/02


Re
「ぬばたまの」・起源としての枕詞 10
にある万葉集の歌を、「むばたま=見えない」と解釈して読んでみると、ほぼ完全に読める。 しかも、普通の読み方以上に状況が見えてくる。これらの歌を作った人は「むばたま=見えない」 を意識していた様に思う (?)。

例えば、
・その夜の梅を た忘れて --- 梅の木が、暗すぎて、見えなかったから...
・黒髪変はりて白髪(しらけ)ても --- このお婆さんは、多分、目も弱っている...
・夜(よ)渡る月に競いあ --- 月が無くなると、夜道も見えなくなるから....
・われを還すな 路の長道 --- 見えない夜道はイヤだ...
・夜の夢にを継ぎて見えこそ --- 見えない(= 会えない)ので...
・夜霧の立ちて --- 霧が多くて、視界が悪い....
・夢にも見えず --- 見えず、づくめの歌...

みなさんも、ちょっと考えてみて下さい。一味違った読み方が出来る。たまたまか(?)。

--------------------
古代の一日と「ぬばたまの夜」 (前篇) , (後篇)

m15.    ↑枕詞傍証

ぬばたま = uvAntam 新月 タミル語説 by 田中孝顕氏

検証 ケルン大辞書
uvAntam * 1. new moon, conjunction of sun and moon; 2. full moon, opposition of sun and moon


(otl) uvA 01 1. full moon; 2. new moon
(otl) uvAmati full moon
(cap) tam, tAmyati ({-te}), pp. {tAnta3} become dark, dull, or stiff; [[,]] faint away, be exhausted, lauguish, perish (also impers. w. acc. of subj.). --{A, ud}, & {sam} languish, be perplexed. {pra} be out of breath, be exhausted, languish. -- Cf. {a3vatAnta, nitAnta}.
(otl) Ur 03 1. going, riding; 2. village, town, city; 3. place; 4. resident population; 5. halo 《気象》〔太陽や月の周りの〕暈、ハロー、光背 round the sun or moon
(mwd) U 3 mfn. (%{av} Pa1n2. 6-4 , 20) , helping , protecting L. ; (%{Us}) m. the moon L. ; N. of S3iva L.
(otl) uTu 03* star
(otl) vAL 01 1. lustre, light, splendour; 2. brightness; 3. fame; 4. sharpness, fineness; 5. killing; 6. cruelty; 7. sword, scimitar; 8. saw; 9. plough; 10. ploughshare; 11. scissors


m15.5.    ↑枕詞傍証

ぬばたま = nubattu(m) 夕方の休憩 アッカド語説

検証
アッカド語
nubattu(m) "evening (rest) 夕方の休憩" Bab., M(= Middle-)/NA(=Neo-Assyrian) 1. as- time of day, nubattam "in the evening"; "eve of a festival 祭の日前夜; vigil ceremonies 徹夜祭"※ 2. "evening meal", MA "evening offering" 3. "(over)night stop (-ping place) 夜間中断の場所", n. sakdnu, NB(=Neo-Babylonian) bdtu "to halt for the night 夜間停止する"; MB, NB in PN(= personal name); NB also plural. nubattdtu meaning uncert.; < bidtum

nubatum mng. unkn. OB

※アッカド語は BC2500〜AD100 迄バビロニアで話されていた。
従って、キリストの復活際も既に存在している。
つまり、キリストが磔(はりつけ)になり、三日後に復活した、
その前日を、完全暗黒日の意味で「ぬばたま」と呼んだ。

アッカド語は歴史・地理的に次のように区分される:[1]
OA: 紀元前2500年ごろ-紀元前1950年ごろ 古アッカド語
OB: 紀元前1950年ごろ-紀元前1530年ごろ 古バビロニア語(南部)/古アッシリア語(北部)
MB: 紀元前1530年ごろ-紀元前1000年ごろ 中期バビロニア語(南部)/中期アッシリア語(北部)
NB: 紀元前1000年ごろ-紀元前600年ごろ 新バビロニア語(南部)/新アッシリア語(北部)
Late Babylonian: 紀元前600年ごろ-紀元後100年ごろ 後期バビロニア語
長い  復活祭は、おかしくない。

---上記からの シュメール語類推
「ば」= bright, light 光・星の光

bun(2), bu(7): n., lamp, light; blister; bag-type of bellows; rebellion (hollow container + nu11, 'lamp' ?).
v., to be swollen; to blow; to shine brightly (cf., bul, 'to blow; to ignite').
bar6,7: v., to shine, be bright; to break (of the day) (cf., bar, 'to expose', which refers here to the sun; and cf., ara4, 'to shine; to blaze').
adj., white.

not + be bright + to make = nu-bar-dam
------------------

u4-te(-en): evening ('daylight' + 'to extinguish, cool down').
u4-te(-na): morning ('daylight' + 'to approach').

mul: n., star; constellation; planet; meteor流れ星 (ĝi6/mi, 'night', + ul, 'star, ornament') [MUL archaic frequency: 6].
v., to (let) sparkle, shine, glow.

mul-bar6,7 -te(-en) 光る星+'to extinguish, cool down' = 光る星が消滅する

to extinguish の用例。
u4-te(-en): evening ('daylight' + 'to extinguish, cool down').
á-u4-te-en: in the evening ('side' + 'daylight' + 'to extinguish, cool down').
izi...te-en: to extinguish or calm a fire ('fire' + 'to calm, extinguish').
ní...te(-en): to rest; to calm down; to cool ('fear; body' + ten, 'to extinguish, allay, cool down').

gidim6, gidi6: eclipsed, darkened (gíg/gi6, 'black', + dím, 'to make').

m16.    ↑枕詞傍証

ぬばたま nubattum = night + m 夜; 語源

日本語の起源, No.23339  2014/12/19 15:55

「ぬばたま」= アッカド語の「nubattum」由来説、において、通常 「nubattum = evening」
と解されるが、語源的には「nubattum = night」。綴りと発音が継承。i.e. ぬばた = なはと。

シカゴ大辞書
@file [N2] p307
nubattu A (nabattu?) s.; 1. evening, evening time, 2. bivouac ビバーク[野営・露営]する, overnight stay, 3. eve of a feast, evening ceremonies; from OA(?), OB on; cf. bâtu

用例: nu-bat-tum la tabâta = he must not stay overnight
【解説】:英語の「night 夜 (n-n, b-gh, t-t)」、日本語の「ぬばたま (+m)」に化けた。
尚、nu- は、「寝る」のシュメール・アッカド語。また、mi, me は、シュメール語の night, black/ dark。
つまり、「ぬばたま」は、「ぬばた (= night)」+「ま」、である。つまり、夜の暗闇。
「ま」は状態活用接尾辞で、無くとも良い。

Afile [B] p169
bâtu = 1. to stay overnight, spent the night, to delay, 2. U to spend several nights, 3. V to keep overnight
ibit, ibât, ibiat, ibiad, pl. ibiddu
【解説】:英語の「bed ベッド・横になる」のルーツ。

●おまけ ---- 紛らわしい、関連アッカド語。まばゆい・まぶしい @file [N1] p22
nabaṭu v.; 1. to shine brightly, to become bright, 2. nubbuṭu to make resplendent キラキラ輝く、
用例 nu-ub-bu-ṭi まぶしい, na-ba-ṭu-um なばちゅむ

m17.    ↑枕詞傍証

nabhorUpa + -tama 真っ暗 サンスクリット語説 by me

on 2017/10/05
【賛】nabhorUpa (= a. dark (lit. cloud-) coloured.) ぬばルーパ
【賛】tama (= 2 an affix forming the superl. degree of adjectives 形容詞最上級語尾 and rarely of substantives 《文法》名詞の、名詞的な (%{ka4Nva-} , &c.) Sus3r. ; mfn. most desired Kir.; (%{Am}) , added (in older language) to adverbs and (in later language) to verbs , intensifying their meaning ; ind. in a high degree , much Naish.) たま
c. つまり、「最高のぬば、真っ暗」。rUpa は色。

m17.5.    ↑枕詞傍証

/// night /// ぬばた > ナハト > ノーチェ > ナイト/ノッテ

日本語の起源, No.23341, 2014/12/20 18:58

noapte (night, evening, darkness) @ルーマニア語★ 近い
невежество /nevezhestvo/ (ignorance, night) @ブルガリア語★ 近い
Nacht- ナハト (night, overnight, nightly, nocturnal) @ドイツ語/@オランダ語
νύχτα /nýchta/ ニヒタ (night, night time) @ギリシャ語
n'abalị @イボ語
mbrëmje (evening, night, even, get-together, eventide, soiree) @アルバニア語
noche @スペイン語
ночь /noch'/ @ロシア語
noite @ポルトガル語/@ガリシア語
noć @ボスニア語/@クロアチア語
ноћ /noć/ @セルビア語
noč @スロベニア語
ноч /noč/ @ベラルーシ語
nuit @フランス語
natt @ノルウェー語/@スウェーデン語
natë @アルバニア語
nat @デンマーク語
notte @イタリア語
nótt @アイスランド語


yö 夜 (night, nighttime) @フィンランド語
ilta (evening, night, even) @フィンランド語
យប់ /yb/ 夕べ @クメール語 --- ★eve イヴ は、夕べ(ゆうべ)なんだ。★
abali @イボ語
tma (dark, darkness, night, gloom) @チェコ語
gau @バスク語  ★シュメール語の gi の痕跡。

■結論:
日本語の「ぬばた」は英語の「night ナイト」の御本家のアッカド語 nubattu をそのまま残す、世界でも貴重な言葉です。

m18.    ↑枕詞傍証

うばたま ubbutu(m) 阻害・痙攣 ;語源

日本語の起源, No.23336, 2014/12/17 13:48

アッカド語の「ぬばたま」の【別解】である。
結果的には、unable to see アンネイブル・ツー・シー、の音感とフィーリングに近い。うば・た・まー。

つまり、意味的には、身体感覚機能が痙攣(けいれん)し、機能しない状態を、「うばたま」と言う。
Eclipse 月食、も、一種の「さしこみ」状態である。太陽と月が妨害し合って、さしこみ状態。

●シカゴ大アッカド語辞典 file-[U/W] p14, file-[E] p14
@ ebēṭu v.; 1. to be tied 束縛される, girt 身構える, 2. to have cramps 痙攣・さしこみ, 3. ubbutu to cause cramps; from OA, OB on;

2. to have cramps ---- a) said of internal abdominal muscles:
|-- b) said of other muscles:
3. ubbutu ---- a) to cause cramps:
|-- b) obscure:
用例サンプル
ša uṣrti ša ina qātika e-bi-it-ma la taturra la tasaḫḫara
= on account of(?) the drawing which is in your hand, get cramp(?), do not come back, do not return!
勘定計算最中に手が痙攣してしまって、戻らない。


A ubbutu A s.; famine 飢饉; SB, NA, NB; cf. ebēṭu.
用例サンプル
[...GÁ]L-ma TUR ub-bu-tu [GAR] ---- rechberg-Halton Lunar Eclipse 月食 Tablets 281 〜
ŠE ina māti ihalliq ub-bu-tum ina māti ibašši šīr awīlūti in-na-k[al]
= grain will disappear from the land and there be famine in the land, human flesh will be eaten
地上から穀物は消え失せ、飢饉が起きる、だから人肉が食されるだろう。

●コンサイス辞書 by Black
B ubbutu(m) III ~ "encumbered 〔動作などを〕邪魔する・阻害する・妨げる by dcbl'7 O/MU; esp. Nuzi, of a class of person; OB lex., MH uk PN ?; < ebetu H; -► u. IV

m19.    ↑枕詞傍証

うばたま urpatu 雲・テント ;語源

日本語の起源, No.23337, 2014/12/17 21:53

アッカド語の「ぬばたま」の【別解】である。
シカゴ大 file-[U/W] p236
曇る、雲行きが怪しくなる、怒る、真っ暗状態になる、の意の様だ。
(これは、ヨーロッパで fog 霧(きり)のことを現在でも「ぬばたま」と呼んでいることに対応。五里霧中。)
urpatu A (urpetu) s. fem.; cloud
用例サンプル
īlâmma ištu išid šamê ur-pa-tum salimtu Adad ina libbiša irtammamma
= a black cloud※ rose up from the horizon, Adad rumbling 騒ぎを起こす within it.
※ ur-pa-tum salimtu 「うばたま そらみつ」が何故 black cloud なのかの理屈が分かりません。
「そらみつ」は good condition, peace の意である。cloud とペアになると、曇る、様だ。

urpatu B (erpatu, ḫurpatu, ḫurappatu, ḫuruppatu) s. fem.; tent, canopy 天蓋(てんがい)
用例サンプル
nakru ana ur-pa-te-ia5 išāta inaddi ur-pa-tum maṣallu
= the enemy will set fire to my tents, (explanation:) "tent" means "sleeping place"

m20.    ↑枕詞傍証

ぬばたま ≒ 霧(きり) 語源

日本語の起源, No.23215, 2014/11/29 05:35

「ぬばたま」は、fog 霧(きり)、の可能性もあることを示します。

fog とは、気象庁の定義によると、視界 1km 以下の濃霧、とのこと。
つまり、「五里霧中」、とは、「ぬばたま」の中にいること (?)。
(invisible も「ぬばたま」でしたが、 fog や nebulous もその遠縁。)

■ Google 翻訳の結果
/// fog /// 霧(きり)
+++ ぬばたま、ぬば
nebula (fog, haze, cloud, mist, vapor, smoke) @ラテン語
névoa (mist, fog, haze, cloud, blur, damp) @ポルトガル語
Nebel (fog, mist, nebula, smoke, haze, smog) @ドイツ語
niebla (fog, mist) @スペイン語
néboa @ガリシア語
nevel (mist, haze, fog) @オランダ語 --- オランダ語には、たま、まっくら、もある。
nebulo @エスペラント語
niwl (fog, mist, haze) @ウェールズ語
נעפּל /Nʻṗl/ (fog, mist) @イディッシュ語
nebbia @イタリア語
mbuloj me mjegull (v. befog, fog) @アルバニア語
អ័ព្ទ /ap/ @クメール語(カンボジア語)
nuvuja (cloud, fog) @イヌクティトゥト語(エスキモーのイヌイット語) from 別辞書
+++ たま
туман /tuman/ (fog, mist, haze, smoke, exhalation, brume) @ロシア語/@ベラルーシ語/@ウクライナ語
zamagliti (v. blur, dim, befog, fog, mist) @ボスニア語/@クロアチア語
duman (smoke, fume, mist, fog) @トルコ語/@アゼルバイジャン語
Dunst (haze, mist, vapor, fog, steam, smell) @ドイツ語
dimma (fog, mist, haze, brume, vapour, vapor) @スウェーデン語
damp (vapor, steam, fume, vapour, smoke, fog) @オランダ語
+++ まっくら、まっくろ
мгла /mgla/ (haze, mist, fog, brume) @ロシア語/@ウクライナ語
negură (mist, haze, fog, host, film) @ルーマニア語
migla (mist, haze, blur, fog, vapour, vapor) @リトアニア語/@ラトビア語
мъгла /mŭgla/ (fog, vapour, brume, exhalation, mirk, murk) @ブルガリア語
магла /magla/ (fog, mist) @マケドニア語/@ボスニア語/@セルビア語/@クロアチア語
mgła @ポーランド語
megla @スロベニア語
nagras @オランダ語

/// nebulous ///  不透明な、不明瞭な、漠然とした
νεφελώδης /nefeló̱di̱s/ (cloudy, overcast, nebulous, steamy, nubilous) @ギリシャ語
невиразний /nevyraznyy/ (dim, obscure, vague, inexpressive, indistinct, nebulous) @ウクライナ語
небулозен /nebulozen/ @マケドニア語
небулозан /nebulozan/ @セルビア語
nebulozan (vague, nebulous) @ボスニア語/@クロアチア語
maglovit (foggy, misty, hazy, nebulous, vague) @ボスニア語
облачен /oblachen/ (cloudy, overcast, nebulous) @ブルガリア語

● ご参考
/// eclipse /// 【天文】食、日食、月食
aptemimas (obscuration, darkening, eclipse) @リトアニア語
aptumsums @ラトビア語
затемнувањето /zatemnuvanjeto/ @マケドニア語
úpadok (decline, bankruptcy, decay, declension, come-down, eclipse) @スロバキア語

m21.    ↑枕詞傍証

あしひきの = ašpuk 山積み ;語源

「山」の枕詞「あしひきの」は、アッカド語に有った。
世界で最も詳しいアッカド語の辞書である、シカゴ大辞書の[U/W]の .pdf file を "puk" で検索したら、 p145 (abs. p177) の b' に、次の用例を見つけた。

umu s. day 〜の中の用例に、 En. el. Y 108; ana aḫ-rat UD.MEŠ (ver. u4-me) lu ašpuk = I piled up (earth from a defeated 敗戦した city) for eternity 未来永劫に
(私は きたない色の UD.MEŠ の町を永久に 山積み状態 にした。 [大文字の UD.MEŠ って何だ。earth ってどれだ。u4-me って何だ。])

--- 「ašpuk」 あしひき だって。--- 消去法から攻めると、この意味は「piled up 山盛りした・積み上げた」 である。
つまり、「あしひきの」は、アッカド語の「to heap up, pile up」の動詞 sapaku(m) や sapku(m) の変化形である。

【補足: 単語の意味;
ana = I 私, an (as-s... etc.) "to, for" ,

ahratas = "for ever after 以後永遠に",

lu — ► kardnu 4; le'u; Il'um I , karananu "wine-coloured" jB lex.; < kardnu きたねー色,

sapaku(m) "to heap up 盛る・積み上げる; pour on" [DUB; once LAL] G (alu) earth, (of gods) the mountains; stat. of clouds "are piled up ★"; grain etc.; seed, transf. of gods, also in PNs; "pour" liquids, molten metal; OA "invest" capital Gtn iter, of G "pour repeatedly, in various places" e.g. precious substances in rit. Gt OA "put on deposit, in store" metal, textiles etc. D as G "pile up 山積する" corpses, mountains ▲, grain; "pour" oil, "cast" bronze S caus. of G N pass, of G; of subjects "be prostrated 〔謙虚または崇敬の表れとして我が身を〕ひざまずかせる、ひれ伏させる"; of invalid's limbs 不良な四肢 "be limp チンバ" Ntn [DUB.MES; DUB.DUB ?] iter, of N;
> sapku; sipku I, sipiktum, sipkdtu, sipkiitum; supku; sapiku; ispiku ★★※; musappiktu; naspaku, naspaktu, naspakutu; supukku sapal ? ? saplu II


ispiku(m), ispikku "stores (of crops); grain-bin" OAkk, O/jB [i.DUB] usu. pi.; bit i. "store- house"; < sapdku
--- i + sapdku = 「家 + 倉庫・格納」カモ

sapiku; pi. f. 'piling up' M/NB "deposit" of grain; of river silt; < sapdku

sapku(m) "heaped up, poured out" O/jB "banked up" of earth; of cloud; Am., jB "cast" of metal objects; < sapdku


■正式調査依頼
ašpuk の 先頭の a って何ですか?。
アッカド語の専門の方、教えて下さい。

答え: a は次のシュメール語。i.e. ašpuk = á + sapiku = 山積みの辺・山積みの縁(へり) ≒ 山積みの形 凸の形
áḫi, aḫ5, á: arm; wing; horn; side 辺; strength; work performance; wages; moment. [A2 archaic frequency:3]

--- ašpuk の正体は、私の能力では、未だ不明ですが、アッカド語の用例に存在していることは事実。後は専門家に任せます。よろしく。

■おまけ: ---- 「あしひきの」の英語版は、「as (a) peak アズ・ピーク」だんべ。
あしひきの = ašpuk 山積み ;語源
の、 a の接頭辞が、英語の as だとすると,アッカド語の「ašpuk」は、
as a peak = 山頂の様な、になり、英語でも分かりやすい。

sapaku(m) = "to heap up", " to pile up"
であるから、「as (a) peak アズ・ピーク」 は、まんざらハズレでは無い。
c. 「足引きの」の解釈は、ハズレでは無い。アッカド人も同音異義語として認識していたことが分かる。

■みづくきの(水茎の) シュメール語 = 山の姿をした   名詞 + 形容詞 の語形。 つまり、山型の・山形の
[ muš2,3: n., face, appearance, aspect; diadem; a city's irrigated, cultivated territory; surface (mu10, 'female', + áš, 'to desire') [MUŠ3 archaic frequency: 284; concatenates 2 sign variants].
v., to glisten, shine. ] みづ
[ kur-gal: great mountain - a metaphor for temples and for Sumer as a place where earth and sky meet ('mountain' + 'big'). ] くきの
古語辞典
みづくき−の 【水茎の】
分類枕詞
@同音の繰り返しから「水城(みづき)」にかかる。
出典万葉集 九六八
「みづくきの水城の上に」
[訳] 水城(=大宰府を守るための水ぼり)のほとりに。
A「岡(をか)」にかかる。かかる理由は未詳。「みづくきの岡」
参考中古以後、「みづくき」を筆の意にとり、「水茎の跡」で筆跡の意としたところから、「跡」「流れ」「行方も知らず」などにかかる枕詞(まくらことば)のようにも用いられた。
c. あしひきの、「山積みの姿」と同じ発想。
c. 久我(くが) --- 陸(= land) の古語、と同源。
------
ašpuk の用例はシカゴ大の辞書に、ウジョウジョあるね。
in cad_a1.pdf , p194; b) 〜 ana ah-rat une lu ašpuk --- I gathered up its (the conquered city's) earth, and made a heap of it at the gate of my city, Assur, 〜
in cad_a2.pdf , p457; b) 〜 ... ašpuk  I piled up that entire emplacement with brocks.
c. Google 検索したら有った。--- でも、参考になるかは不明。
http://oracc.museum.upenn.edu/dccmt/cbd/akk-x-oldbab/akk-x-oldbab.x009662.html
heap up
c. 山は、現在 トルコ語が一番近いが、トルコ語で pile を引いたら、山積み、が出るか調べたら無かった。しかし、次が有った。
yığın 1. mass; synonyms (adj) block, (n) bulk, heap, crowd, cluster, pile, 八雲。

c. 差別用語は文化だ。 limp 跛(チンバ)(l-t, m-m, p-b) は、洋の東西を問わず、チンバだ。差別用語を控えるのは良いが、枯渇させてはいけない。文化として継承する必要がある。

c. 2018/01 追加  --- タミル語
【民】uyarnilam (= 1. world of the gods, lit., the higher regions 高い領域・神の世界; 2. mound 〔土や石などを積み上げた〕盛り土、土手、土塁, hillock 小丘, high land 高地; 3. upper storey in a building 建物の上の階) やまの
【民】uyarpu (= 1. height, loftiness, elevation; 2. mound, rising ground, hillock; 3. greatness, excellent) やま (p-m)

cf. f6#1056  あしびきの  【枕詞】【賛】 azvakarNa    あしびきの 【古語】
m. the ear of a horse 馬の耳 Ka1tyS3r. ; (mfn.) `" resembling the ear of a horse 馬の耳に似ていることから"' , said of a particular fracture of the bones 特に骨の欠片(の突起)を指す Sus3r. [115,1] ; (%{as}) ; m. the tree Vatica Robusta (so called from the shape of its leaves 葉の形状からそう呼ばれる) R. Sus3r. ; N. of a mountain Buddh 山の名前.

c. az = あたかも → あし、va = 馬()→ 、karNa = 耳(イヤ) → かるなきの
つまり、「あしびきの」とは、馬の耳の様に(鋭く)尖った、山や山々・峰、の意味で す。
c. あずヴぁかるな → あすヴぃきるな → あしびきの (ほぼ orinal そのまんま、の音)
c. あしひき・の=あしびきの【足引きの】[古][枕詞]「山」「峰」などにかかる

cf. 難解日本語のアイヌ語による解明 ----『足が片足でビッコの不具の・・・』だって。ビッコの人の歩く際の 頭や肩の上下の揺れ方具合が山並みを描く様に見える、という論理??。← 正しいのかも知れませんが、エレガントさに欠けると思います。
(想像を逞しくすると、馬酔木の草を食べた馬がその毒に当たり、片足が麻痺してビッコを引いている。不具ではなく、痺れで、チンバ状態の歩き方になている 様。を指すのかも知れません。)

--- あしびきの、と、嵐、との関係は、山から吹き下ろす風・木枯らし・嵐、あるいは、鋭く尖った風の意です。そもそも、嵐という漢字は、上に山が付い ています。

c. 馬酔木【あしび】〈季・春〉[植物]あせびの古名。 cf. Vatica  の葉と形も似ています。馬酔木に馬が入っているのも、偶然でしょうか?。

---- 小結論:「あしびきの」、「あしび」、共に印度のご先祖は、サンスクリット語の azvakarNa (or azvakarNaka) である。  on 2009/12/29  鳩摩羅童子©

c. 馬の耳に念仏。馬耳東風。にも馬の耳が入っています。

cf. cf. 教育漢字 山 サン、セン、やま mountain   f17_1#n.571
【賛】azvakarNa (= m. the ear of a horse Ka1tyS3r. ; (mfn.) `" resembling the ear of a horse 馬の耳に似ている"' , said of a particular fracture of the bones 骨の欠片 Sus3r.; (%{as}) ; m. the tree Vatica Robusta (so called from the shape of its leaves) R. ; N. of a ★mountain Buddh.) あしびきの
【賛】adribhid (= mfn. splitting ★mountains or clouds 山や雲の分裂 RV.) あしびった、あしびきだ
【羌】vudɑ vbbu (= ★mountain pass 山道) あしびき (b-k)

★「あしひきの/あしびきの」サンスクリット語 on 2019/06/24
【ラジオ文芸館】 「足引山異聞(あしびきやま・いぶん)」 阿刀田 高(あとうだ・たかし)作 朗読:山下俊文アナウンサー。なだらかな山の裾野...、とか、言っていた。(?) 忘。。 slope, hill で攻めたら、ズバリ hill に有った。
c. 阿刀田が言っている「足引山」が日本のどこにあるか web で探したが、不明。
【賛】adhobhUmi (= f. lower ground ; land at the foot of a hill 丘の麓の地域.) あしびきの (h-k)
【賛】vizRGga (= mfn. deprived of a horn or horns 角を奪われた Hariv. ; peakless 山頂ナシ, deprived of a peak (said of a hill 丘) MBh.) あつぁーぎ、あしひき
c. hill の所で「やま」を探したら、有った。
【民】van2am (= 01 1. forest 森; 2. pleasure-grove, grotto about a town; 3. cremation ground; 4. water; 5. waterfall; 6. abode, residence; 7. way; 8. holy basil; 9. ant-hill)
【民】veRpu (= 1. mountain 山, hill; 2. foothill; spur) 山 (p-m)
★小学校教育漢字で、「登る」を調べていたら、climb は半分ハズレで、ascend がアタリと判明。そしたら「あしひきの」を発見。 on 2019/07/14。 上の、 hill と同源。
【賛】adhirohaNa (= n. act of ascending or mounting or rising above ; (%{I}) f. a ladder , flight of steps L.) あしひきの (h-k)
【賛】Urdhvaga (= a. going upwards, ascending.) あしひき
c. すると、「山」は、同じ ascend の所から、下記となる。
【賛】vyavaruh (= P. A1. %{-rohati} , %{-te} , to ascend , mount , get upon (acc.) MBh.: Caus. %{-ropayati} (Pass. %{-ropyate} ; p.p. %{-ropita}) , to displace , remove , deprive of (abl.) MBh. ) やま

m21.5.    ↑枕詞傍証

あしびなす ešēbu/ uššubu (= to flourish, 栄華) +なす ;枕詞語源

あしびなす → 「栄ゆ」
 ・「馬酔木の花のように咲き栄えること」から。
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-1.html#a-gyou
第七巻 : 馬酔木なす栄えし君が掘りし井の
万葉の植物 あしび を詠んだ歌

c. 栄華 から flourish で攻めたら、即、見つかった。


Black コンサイス・アッカド語辞書
esebu "to flourish" M/jB G (;'/;') of plants; Ug. transf., of house D lex. fact, of G ? N lex. Ntn (Gtn ?) lex.; > ussuhu (誤字、正しくは ussubu)

ussubu "productive" of lament, prayer? jB; < esebu

シカゴ大辞書
ešēbu v.; 1. to grow luxuriantly 豊かに, 2. uššubu to make grow luxuriantly;
uššubu adj.; abundant, luxuriant 〔植物が〕青々と茂った、繁茂した; SB; cf. ešēbu --- 用例 〜 fruitful,
【賛】viTapa (= ; for 1. %{viTa-pa} see under %{viTa}) , the young branch of a tree or creeper , twig , sprout , shoot , bough MBh. ; a bush , ★shrub 低木, cluster , thicket , tuft ib. ; ) ★あしび★
【民】viTapam (= 02 1. branch of a tree; 2. bush, ★shrub, thicket; 3. pillar; 4. shoot, sprout; 5. expansion, spreading) ★あしび★の
m22.    ↑枕詞傍証

山(やま) = ùr が ùm に音通 ;語源

日本語の起源, No.23327, 2014/12/16 00:08
関連

山は、シュメール語の ùr ウル が ùm ウマ・ヤマ に訛った(なまった)ものである。多分。
[r は、m/n の鼻音に良く音通(おんつう)する。 また、u は ya に良く音通する。]

●ùr: roof 屋根; entrance 入口; mountain pass 山道; beam 梁(はり), rafter 屋根の垂木 (cf., ur(2,3,4)).

●gurum[GAM]: n., heap 山盛り, pile 積み重ね; arched beam 湾曲した梁(はり); bending 曲がり.
v., to be bent 曲がる; to subdue 抑制する.
(この単語も関係者である。gurum の um は、 ur からの音通である。gurum は、クルガン、や、鎌(かま)等と関係している。)

【補】ùr の音通は、「山」のみに留まらず、下記関連日本語の元でもある。
ùr ==>> ùn/ ùm : 屋根(やね)、山(やま)、弓(ゆみ)、尾根(おね)、畝・畦(うね)、峰(みね)
 (山、凸∩、を90゜回転すると、弓、⊂、になる。)

【補2】シュメール語では、kur クルは、クルクル回る、丸い、の意である。gur も kur の変化である。
英語の circle サークルの、cir, cle は両方とも kur の痕跡。 car カー・自動車も kur の痕跡。
鎌(かま)、刈る(かる)も kur の痕跡。湾曲した道具である。クルガンのお墓は、丸い形の山である。

●gur, kùr: n., reed basket 葦の籠; measure of capacity - Biblical kor (= 300 sìla in Old Akkadian and Neo-Sumerian periods; = 144 sìla in Old Sumerian Girsu/Lagash; in admin. texts = 2 bariga) (circle + to reap; to send).
v., to make a circular motion 回転運動する; to come back 戻る; to return; to give back; to protest, contradict; to reject evidence (in a legal case); to turn away from (object has ablative -ta); to wipe off 拭き取る.

●gúr: n., sphere 球; circle 円, ring 輪・リング; loop ループ; hoop たが (circle + ur, 'to surround').
v., to bow down おじぎをする, submit 従う; to curb 曲げる, subdue 屈服; to die (cf., gam)
m23.    ↑枕詞傍証

山(やま) = ayyumme [= great mountains] ;語源

日本語の起源, No.23332, 2014/12/16 21:03

>>No. 23327
この資料は、「山(やま) = ur が um に音通」の検証支援資料です。

アッカド語のシカゴ大辞書の用例の "mountain" 検索で見つけた。
八千代にの八(ヤ)や、弥(いや)の修飾、の用法。

ajumma ヤマ(= someone, somthing) で、用例のほぼ一番の代表例に、great mountains、が挙げられていた。
つまり、「何かすごいもの」の No.1 が、山(やま)。

●シカゴ大辞 [A1] file in p237.
ajumma (ja'umma, fem. ajitumma) indefinite pron.; someone, somthing; from OB on; wr. IA-um-ma 〜 ; cf. aj interr. mu-um-mu = IA-u-[um-ma] Malku V 95.
a) with a substantive [文法]名詞の
用例サンプル
1' 〜
2' in hist. and kudurru クドゥル石彫品 texts:
〜 IA-um-ma 〜 = great mountains,
〜 LA-um-ma 〜 = high mountains,

●コンサイス辞(この辞書の発音記号は、シカゴ大と異なる。) ayyumma, MB, NA also ya'umma; f. ayyitumma; pi. ayyutumma "any; anyone"; as
adj. sarrum a. "any king"; as subst. "anyone"; MB a. sa "anyone who"; < ayyu + -ma

ayyumme; pi. ayyuttimme "anyone" Am., Nuzi, Bogh. for ayyumma; < ayyu + -me II

m24.    ↑枕詞傍証

山(やま) = uḫummu [= mountain] ;語源

日本語の起源, No.23334, 2014/12/16 23:43

>>No. 23327
この資料は、「山(やま) = ur が um に音通」の検証支援資料です。

アッカド語のシカゴ大辞書の用例の "mountain" 検索で見つけた。
file [U/W] p50
uḫummu s.; mountain; SB; pl. uḫummu, uḫummatu; cf. uḫummis
発音用例サンプル: u-ḫu-me (ver. -mu), u-ḫu-m[u] (var. u4-ḫu-um)

c. この資料は、 屋根 [= roof] のシュメール語 ur が um に音通、の検証も兼ねる。
(尾根(おね)の検証も兼ねる。)
尚 roof の変化としては、file [U]の下では、下記が有った。
uri, uru, uratu,u-ri-i[m], u-ri-im, u-ru, LUGAL.UR.RA = "lord of the roof"

--- UR.RA ウルラ、としつこく発音されると逆に、ヤネ、の音に近くなる?。そんな気がする。
また、〜の、の様な助詞の「の」等が付くと、r の音は弱くなると思う。一種の「リエゾン現象」。

m25.    ↑枕詞傍証
アンカー名 = "kusamakura"

草枕 = ĝiš-má-gur 葦船 語源

日本語の起源, No.23182 ,2014/11/24 01:19

「くさまくら」似のシュメール語の再調査の結果です。

「くさまくら」は、草で作った枕、でも、ムシロ/マット、でも無く、「葦で作った大型ボート」でした (?)。
彼らは、この船に乗って、旅に出た、そして、大海を渡ったのです。多分。
旅行の代名詞。しかし、日本では、「草枕」に化け、音のみ伝承。原意は全て忘れ去られた。
(くさまくら似 のシュメール語の中で最も素直な解です、多分。)


※: 実際には、枕、も、ムシロ/マット、も正しかった。「くさまくら」は、「魔法の絨毯」を含む乗り物全般を指す。
---- 後で再定義する。


cf. large boat in Sumerian Ma-gur  ← Google 検索文字列 ---- 資料は沢山ある。
Watercraft
http://wiki.tcl.tk/38308
(↑ 27m の船の例の表アリ。)
"ma-gur' which I render as Ta, maa-kuurai:

●辞書1
@ (ĝiš)má-gur8 クシャ・マクラ: a large boat 大型ボート, cargo boat 貨物船; pot stand ('boat' + 'high, deep').
説明:(ĝiš) は、単語の分類を示す限定詞で、(ĝiš) は、木、(木製)道具、の事です。つまり、クサマクラは、葦で作った大型帆船を指します。

@-1 (ĝiš)má ま: boat .
@-2 (ĝiš)má-lá まる: cargo boat ('boat' + 'to extend, load'). ---丸(まる)= 船/汽船、の語源
@-3 gur, kur クラ: n., reed basket 葦のカゴ; measure of capacity - Biblical kor (circle + to reap; to send).
v., to make a circular motion; to come back; to return; to give back; to protest, contradict; to reject evidence (in a legal case); to turn away from (object has ablative -ta); to wipe off.
@-4 guru8, gur8 [TU] クラ: high; deep. 深い)


●辞書2
@' magur [BARGE] マクラ(1024x: ED IIIb, Ebla, Old Akkadian, Lagash II, Ur III, Old Babylonian) wr. ma2-gur8; ĝešma2-gur8 "barge はしけ・荷船; a geometric figure" Akk. magurgurru 像(みかた) (r-t)

●辞書1 関連語
A (ĝiš)má-gi(4)-lum: a type of small sailing boat ('boat' + gilim, 'reed bundle').
B (ĝiš)má...gíd: to sail (with -da-); to tow a barge ('boat' + 'to draw, pull').
C má(-a)...ĝar: to load a boat ('boat' + 'in' + 'to place').
D má-ĝéš-gur: a boat of sixty-gur capacity ('boat' + 'sixty' + kor basket measure).

■関連リンク
ヘイエルダールは岩壁画の葦の船は、何世紀も後、ノルウェーの洞窟の壁画に残っているバイキングによって描かれたものと非常に似ていることだけではなく、...
http://www.azembassy.jp/Japanese/inside/country_profile/history.htm
葦(あし)だけで船体をつくった古代船「葦船」。
葦船大作戦


■ Google 翻訳
/// boat ///
kastmekann @エストニア語
csónak @ハンガリー語
mashua @スワヒリ語

/// ship ///
maglulan sa bapor @タガログ語 --- to ship ,,, maglulan = to load, freight, transport

●シカゴ大・アッカド辞典
makurru (makkūru, magurru) s. fem.; 1. deep-going boat, 2. biconvex figure, 3. gibbous moon, (a constellation); OAkk., OB, SB; Sum. lw.; wr. syll.and (GIŠ.)MÁ.GUR8
c. 比喩として、@赤ちゃん誕生A凸、凹図形、月、星座。

/ pillow / まくら まくら(名詞)似の言葉は、世界でギリシャ語以外にない。他の国は全く似ていない。
μαξιλάρι  pillow, cushion, pouffe @ギリシャ語

■ 寝る方の枕も、シュメール語・アッカド語に有った。----- 宿泊し、寝る、ことも「まくら」と言った。また、これは、「錨(いかり)」をおろす、の語源でもある。

842】makallu "anchorage 投錨, berth 宿泊・寝台" j/NB; also ~ "irrigation dyke"?; < kalu V 錨(いかり) (m 強無音)、枕(まくら) ◎
c. makarru (a type of boat) NB; < Sum. 枕 ---- 厳密には、ĝiš-má-gur 草枕
c. anchorage = 〔船の〕停泊、係留、投錨, berth= 停泊[宿泊]する、〔船や列車の〕寝台

m26.    ↑枕詞傍証

くさまくら = kussu(m)-maga(r)rum = 船の輿(こし)語源

日本語の起源, No.23190, 2014/11/25 21:21

詳細なアッカド語辞典の "travel" 検索によると、いとも簡単に次の結果が出た。
(シュメールの葦船のレリーフを見ると、人が屋根付き小屋の椅子に座っていますね。)

★★ これを、私の正式・最終結論、とします。 ★★

■最終仮説(シュメール語・アッカド語)
@ くさ = 輿(こし)、神輿(みこし)の椅子(いす)のこと。ロバの鞍(くら)、乗り物の椅子
= chair, couch [カウチ・コーチ・長椅子・診察椅子], くっしょん, 腰
A まくら = 旅客船
【説明】:旅は、玉の輿、ではなく、船の輿、でした。
どうも「くさまくら」は、お偉いさんの旅で、船やロバの背中に乗った旅だったようです。

証拠 A Consice Dictionary Akkadian :
http://archive.org/stream/AConsiceDictionaryAkkadian/CDA_w_corr_djvu.txt
で、 "travel" で "ctrl + F" 検索して下さい。(22 個の内の 2 個)

kussu(m) 輿(こし), OAkk, OA kusslum f. occas. m. "chair, stool, throne" [(GIS.)GU.ZA; (GIS.)AS. TE; (GIS.)AS.Tl] as piece of household furn- iture; "seat" in boat, chariot etc.; OA "saddle" on donkey; k. serde, k. sa lyarrani "travelling seat, sedan-chair"; Nuzi k. sa eberi "sedan- chair"?; k. sapiltum "low chair, stool"; judge's "seat"; king's "throne", transf. kussAm kusslam isannan "one throne (= dynasty) will rival another"; deity's "throne"; NB bit k. "throne land, royal estate"?; nid k. (part of liver);

maga(r)rum まくら "travel provisions 設備 on a ship" OB [MA.GAR.RA]; < Sum シュメール語由来.

---------------
一応、シュメール語辞書でも確認しておく。
@' guzza: throne; chair
A' (ĝiš)má-gur8: a large boat, cargo boat; pot stand ('boat' + 'high, deep').

m27.    ↑枕詞傍証

Re: くさまくら = kussu(m)-maga(r)rum = 船の輿(こし

日本語の起源, No.23196, 2014/11/26 12:24

>>No. 23190
アッカド語辞典を良く見てみると、「まくら」は、船だけで無くて、車や馬の乗りもの全般を指す様です。

magallum (a big boat) Mari; < Sum. (Sum. は、シュメール語の略字)
... ... magarranu (a type of horse 馬の形態・種類) MB

magarru(m), Nuzi also mugarru "wheel 車輪・車" Bab., (Bab. は、バビロニアの略字)
NA [GIS.UMBIN]; also "waggon ワゴン・荷馬車・四輪車, chariot チャリオット・二輪戦車";
< qardru ; — ► mugerru ※

maga(r)rum "travel provisions on a ship 船上の旅行設備" OB
[MA.GAR.RA 大型ボート・葦船]; < Sum.


mugerru "two-wheeled vehicle, chariot; wheel" M/NA [GIS.GIGIR ?]; nangar m. "cartwright 車大工";

つまり、「くさまくら」は、「輿/腰掛・乗り物」で「鞍(くら)の上」の feeling。
c. "まくら" と "くるま" は親戚。 証明、簡単。 "まくらまくらまくら...くらまくらま...くるまくるま" QED.

m28.    ↑枕詞傍証

英語:まくら migration マイグレイシャン・移民

クマクレガーってなんだと調べたら、McGregor 人名だった。もっと調べたら、まくら migrate に来た。 on 2015/05/09
migrate (v.)
1690s, from Latin migratus, past participle of migrare "to move from one place to another" (see migration). Related: Migrated; migrating.

migration (n.)
1610s, of persons, 1640s of animals, from Latin migrationem (nominative migratio) "a removal, change of abode, migration," noun of action from past participle stem of migrare "to move from one place to another," probably originally *migwros, from PIE *meigw- (source of Greek ameibein "to change"), from root *mei- (1) "to change, go, move" (see mutable). Related: Migrational. --- mei/ move の origin はシュメールの ma 舟 boat だよ。

くさ、は、神輿(みこし)の「こし」、 chair チェア・椅子。あるいは、鞍(くら)
つまり、「くさまくら」、とは、移動・旅行用の椅子・鞍がついた乗り物、のこと。

くさ、別解 ---- 旅行者、旅人
シュメール語。
kaš4, kas4: n., speed; runner, courier, messenger; nonresident, noncitizen, tourist 観光旅行者[客] (place(s) + locative + many) [KAS4 archaic frequency: 1].
v., to run fast; to gallop; to travel fast.
adj., quick; fluent.

英語 passenger パッセンジャー → くさまくら (p-k, ss-s, n-m, g-k, r-r)
1. [公共交通機関の]乗客、旅客、船客
2. [公共交通機関を利用して移動する]旅行者
3. (会話)[責任を果たさない]足手まとい、お荷物、お客さん

くさ、別解 ---- くたくた
kúš: to be tired; to be out of breath; to worry; to calm (kúš-(ù) in marû) (aka, 'to do, act', + úš, 'dead').
c. J. Krecher, "Die marû-Formen des sumerischen Verbums", Vom Alten Orient Zum Alten Testament, AOAT 240 (1995; Fs. vSoden II), pp. 141-200.
cf. 草臥れる(くたびれる)の意味・語源・由来を解説。
へとへと --- fatigue
くたばる = くた + ばる。へたばる = へた + ばる。
くた → へた (k-h), くた → くさ (t-s)
腐す(くたす), 記(中) [= 朽ちさせる] ex. また玉の緒を腐(くた)して、
朽(く)ちる rotten (r-k, n-l) 紀15

m29.    ↑枕詞傍証

蜻蛉 = アキヅ = 竜巻+馬。 語源

日本語の起源, No.23136, 2014/11/15 22:58

昔 トンボの議論をしましたが、そのときは、トンボは、別名「悪魔の馬、悪魔の子馬、水の馬」等とヨーロッパでは呼ばれる。
その伝承のルーツがどこにあるかは不明。
最終的には、「邪馬台国」の「邪馬」や「耶馬」はトンボのこと。
また、中国語では、トンボを (unicode = &#34718; = 螞)」 と書く。
ということで、話は終わった。

■仮説: 今日は、アキヅの発音の語源について記す。

@ シュメール語辞書で、 devil を引いたら、1つだけあった。
ukum: dust (devil). あくむ

これは、意味深な結果である。ukum は「悪魔」に見える。
dusk (devil) の「小かっこ」の意味が不明。多分、 dust or dust devil 、の意。
dust devil なんて聞いたことか無いが、調べたら有った。

dust devil 〈米〉〔比較的短時間の〕じん旋風、ダスト・デビル◆アメリカ南部の乾燥地帯に見られるちりや砂を巻き上げる旋風。whirlwindよりは小規模だが、ときには1000メートルの高さに達することもある。◆【同】dust whirl,,, 塵旋風 竜巻

A 竜巻の漢字は、そもそも龍 dragon を表す。もしかして、 dragonfly とは竜巻のことかも。
と思いたくなる。

Bシュメール語で、馬 horse は、「しし」である。ししの肉とは、大昔は、馬の肉であった。
sisi (ANŠE.KUR.RA): horse (reduplicated si, 'to stand upright').  しし

C 悪魔の馬は、@+B
あくむ + しし → あくむしし → アゲンヅ  = 蜻蛉(あきづ)
「縄文語の発掘」「アゲンヅ」  by 小泉 保

---------------
ストーリとしては、良く出来ている。
dust devil の機敏な動きは、トンボの動きを良く形容している。悪魔と呼ぶのも納得。
竜巻の被害は大きい。

あくむしし → アゲンヅ
の伝言ゲームは、不自然 で無い (?)。

つまり、「アキヅ」の発音は、「悪魔しし」のなれの果て、である。

m30.    ↑枕詞傍証

Pegasus ペガサス = あきづ 語源 ( p 無音)

日本語の起源, No.23151, 2014/11/19 19:05

>>No. 23136
トンボの語源仮説の続きを記す。

@悪魔の子馬
Aシュメール語
ukum: dust devil ダスト・デビル、塵旋風、竜巻
sisi (ANŠE.KUR.RA): horse (reduplicated si, 'to stand upright').  しし
竜巻+馬 = ukum-sisi = あくむ・しし ==>>> アゲンヅ
B「ヤンマ科」の学名 Aeshnidae = Aeschna + -idae (ギリシャ語:槍(ヤリ)の形)
Cヤンマの種類、学名
Emperor エンペラー(皇帝) ==>>> ヱムバ
Anax imperator  ==>>>> オニ ヤンマ

以上が復習。
・竜巻は、龍、竜 の dragon の原始的イメージとしては正しい。竜巻という漢字がその証拠。
・トンボが立って(竜の「たつ」とを掛けている)、その長い槍の尻尾をスピンしている姿は、悪魔の子馬に見える。西洋人の気持ちも分からないでは無い。

しかし、証拠としては、まだ物足りない気がしていた。トンボの由来も関係があるはずなのに関係性が未だ見えない。

悪魔の子馬は、馬が飛んでいる。→馬が飛んでいる姿は、トンボが飛んでいる姿に近い。
それでは、馬に羽が生えた、天馬・ペガサス、も「あきづ」と関係があるかもしれない。

結論は、 yes。でした。

■仮説 Pegasus ==>>> アゲンヅ  (p 無音) , あけづ、の方が直接的で近い。
天馬(てんま) >> とんぼ、とんばう、とうばう
----

また、Pegasus 、sus は、シュメール語の sisi 馬に近い。
また、下記 wikipedia の Etymology によると、
http://en.wikipedia.org/wiki/Pegasus
Okeanos の井戸・泉、Okeanos オーケアノス、は「悪魔の」に読める。---- 実は、オーシャンの語源。悪魔の地。
また、ルウィ語・ヒッタイト語では、ペガサスは、雷・稲妻をもたらす天候の神 (weather god) の名前※。
そして、ペガサスの役割は、ゼウスへの稲妻の使者である。
つまり、竜巻の自然現象と近い(形も)。

補:ハリケーンは、中南米/Maya の原住民の言葉が語源で、
Furacan --- in Language Log --- かなり面白い。針腱(はりけん)で、一本足、の意味らしい。
http://languagelog.ldc.upenn.edu/nll/?p=3393
--- Furacanは、シュメール語の ukum 似、ということは、マヤとシュメールは、遠く無い、と言うこと。

補 坂本竜馬は、多分 dust devil の風雲児、竜巻、旋風、そのものだった (?)。


www.etymonline.com の 2013 年の最新研究によると、Luwian Storm-God of Lightning で、稲妻の「嵐の神」、の名前。嵐 だって。
★★もう完全にシュメールの dust devil 竜巻、と通じます。
Luwian ルウィ語 (neighbors of the Hittites in ancient Anatolia 古代アナトリアのヒッタイトの隣国)の言葉だと断定していますね。

Pegasus =
winged horse in Greek mythology, late 14c., from Latin, from Greek Pegasos, usually said to be from pege "fountain, spring; a well fed by a spring" (plural pegai), especially in "springs of Ocean," near which Medusa was said to have been killed by Perseus (Pegasus sprang from her blood). But this may be folk etymology, and the ending of the word indicates non-Greek origin. Advances since the 1990s in the study of the Luwians, neighbors of the Hittites in ancient Anatolia, show a notable convergence of the Greek name with Piha??a??i, the name of a Luwian weather-god: "the mythological figure of Pegasus carrying the lightning and thunderbolt of Zeus, ... is likely to represent an avatar 化身 of the Luwian Storm-God of Lightning ...." [Alice Mouton, et al., eds., "Luwian Identities," 2013]


追加、変化です。
羽を持つ物は、ペガサスだけじゃない。angel エンゼル・天使もそうだ(親戚、と言う意味)、と思う。

■仮説
angel: Greek angelos "messenger, envoy, one that announces" ==>> アキヅ
ヅは、様な物の接尾辞(?)。 神からの使者。少し説得力に欠けるが、一応言っておく。

m31.    ↑枕詞傍証

angelos エンジェル = あきづ 語源 (l 無音)

Re: Pegasus ペガサス = あきづ 語源
日本語の起源, No.23155, 2014/11/20 01:49

>>No. 23154
angel エンゼル の補足。

angel の語源は、
from Greek angelos "messenger, envoy, one that announces," possibly related to angaros "mounted courier 馬に乗った配達人," both from an unknown Oriental word (Watkins compares Sanskrit ajira- "swift 敏速な;" Klein suggests Semitic sources).
で、angaros あんがろす --- あがろす ---- アゲンヅ
で、馬とは分離不可能の関係。

angel (n.) =
14c. fusion of Old English engel (with hard -g-) and Old French angele, both from Latin angelus, from Greek angelos "messenger, envoy, one that announces," possibly related to angaros "mounted courier," both from an unknown Oriental word (Watkins compares Sanskrit ajira- "swift;" Klein suggests Semitic sources). Used in Scriptural translations for Hebrew mal'akh (yehowah) "messenger (of Jehovah)," from base l-'-k "to send." An Old English word for it was aerendgast, literally "errand-spirit."

Of persons, "loving; lovely," by 1590s. The medieval gold coin (a new issue of the noble, first struck 1465 by Edward VI) was so called for the image of archangel Michael slaying the dragon, which was stamped on it. It was the coin given to patients who had been "touched" for the King's Evil. Angel food cake is from 1881; angel dust "phencyclidine" is from 1968.

補 アンジェラ・アキ Angela Aki さんのお名前は、日本国と深い関係がある。

m32.    ↑枕詞傍証

iginzu [AS IF] = 秋の田の ;語源

日本語の起源, No.22974, Re: 麦の語源も日本語 if,うたかた,もしかり,秋の田 2014/10/26 06:37

>>No. 22961
Yahoo のこの掲示板は、Link チェックをロボットでやっていますね。非常に疲れる。

★★ 「秋の田」はシュメール語 ★★

接続詞 if のシュメール語の言い回しで、「うたかたの」が「あたかも」相当であることがほぼハッキリしたが、個人的には、「秋の田の」も同類であることは分かっていたが、証明出来ないでいた。  頭を柔らかくして、再挑戦したら、証明出来たのでここに記す。

(尚、あたかも、の英語は as if 又は as though であるが、as though のスペルの方か「あたかも」似。≒ あたか、を含む。( s 無音))

■シュメール語の as if 相当の単語は、下記である。

- iginzu [AS IF] (24x: Old Babylonian) wr. i-gi4-in-zu; i-gi4-in-zu7; i-gi-in-zu; i3-gi4-in-zu "as if" Akk. mindê 秋の田 (i-a, g-k, n-n, z-t) ◎
- [ i-gi4-in-zu: indeed!; as, like (used in hypothetical comparisons !仮説的比較の中で使用される). ] 秋の田 (i-a, g-k, n-n, z-t) ◎
辞書の Linkは、投稿拒否された。Sumerian Lexicon Version 3.0 by John A. Halloran。と、The Pennsylvania Sumerian Dictionary である。

解説:シュメール語の「あたかも〜の様な/に」の形容詞句/副詞句は、発音的には「秋の田」である。

【使用例】天智天皇御製歌 (小倉百人一首、第一番)
秋の田のかりほの庵の苫をあらみ我が衣手は露に濡れつつ

直訳:あたかも、かりほの庵の苫をあらむ、様に、我が衣手は露に濡れつつ。

cf. 百人一首 なぜこの人・なぜこの一首:第1番天智天皇   from (C)雁の玉梓 ―やまとうたblog―
--- url は Google で調べて。---link したら投稿が消えた。

My コメント:この歌の原作の作者の言語文化は、ユーラシア大陸の地区である。ポリネシア系では無い。
天智天皇は、秋の田、のこのトリックを知りつつ、ほくそ笑みながら、この歌を詠んだにに違いない。多分。


■Google 翻訳による、世界の言語別検証結果。
/// as if, as though /// 秋の田 似
----- 痕跡は有るが、ズバリ同じは無い。シュメール語の方が似ている。
bagina bezala (as though) @バスク語
ingon nga bisan tuod (as though) @セブアノ語
ikään kuin (as if, as though, as it were, in a manner of speaking) @フィンランド語
як быццам /jak byccam/ @ベラルーシ語
jak gdyby (as if, as though) @ポーランド/@チェコ語
//先頭に a 付加の国 , (s-t) //
kamar dai (as if) @ハウサ語
como se (as if, as though) @ポルトガル/@ガリシア語
comme si (as if, as though) @フランス語
kòm si (as if) @ハイチ語
como si (as if) @スペイン語
com si (as if) @カタロニア語
come se (as if) @イタリア語

補:Google 検索したら、去年の私の不完全証明の投稿記事(No.18770の記事) が残っていたので Link しておく。
Link したら ロボットで投稿が削除された。Yahoo内の同じスレッドなのに。---- Yahoo のlink 既定の基準を公開してほしい。

m33.    ↑枕詞傍証

秋の田の、はスラブ言語?

日本語の起源, No.18770, 2013/09/06 19:11

シュメール語の辞書を調べていきますと、シュメール語と日本語とスラブ言語とが近い関係にあることが分かります。

その傍証を一つ示します。

@ 英語の thus こんな、をシュメール語では、agin と言います。
agin [THUS] (60x: Old Akkadian, Ur III, Old Babylonian, unknown) wr. a-gin7 "thus" Akk. kī あきの [アギン] or こんな (a 無音)

A スラブ言語系では、 thus は、
ベラルーシ語takim čynam --- t + あきのたの [タキム・チナム]
ウクライナ語takym chynom --- t + あきのたの [タキム・チノム]

B また、シュメール語には、「うたかたの」という単語があります。
u4-da ĝiš-en: if ('today' + irrealis suffix) . うたかたの [ウダ・ギシュ・ェン]

----
Aと@は同系、と思われます。

また、天智天皇御製歌 (小倉百人一首、第一番)
秋の田のかりほの庵の苫をあらみ我が衣手は露に濡れつつ

の「秋の田の」はAです。多分。
天智天皇はかなりの知能犯ですね。

この歌の解釈がより深まります。多分。

詳細は下記。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~the_imai/etymology/Grimm%27s_Law_in_J_13.html#508

m34.    ↑枕詞傍証

枕詞 「たま〜」 の科学的検証

日本語の起源, No.23123, 2014/11/14 19:45

5回に分けて、報告する。トンデモ説は、そっちの方だ。

玉の正体  --- 枕詞の「たま〜」「玉〜」は、本当は、玉、じゃない。
シュメール語から、個々の「たま」のルーツが説明できる、みたい。
これらの単語群は、凍結年代の足並みが揃っているせいか、たまたまシュメール語で解釈可能。
一般的には、個々の日本語は、出身地も年代も異なるため、こんなにも綺麗にはならない。

尚、「たまきはる」の「魂極る」説は、これだけ状況証拠が揃ってしまっては、もう完全に非科学的なトンデモ説だと思う。
---- 皆さん、検証して下さい。

cf. タマを冠する万葉歌語とその背景 by 木村 紀子 on 平成8年 (1996年)
・面白い資料を見つけました。
・私の シュメール語からの意味付けと、上記資料からの説明と、どちらが説得力があるか比較してみて下さい。
------------------

使用検証辞書
@Sumerian Lexicon Version 3.0 by John A. Halloran
AThe Pennsylvania Sumerian Dictionary (ePSD)

[S16]・tam, ta(5), tú: polished 玉・磨く; shiny 輝く; reflective 反射; pure; reliable (tu5,17, 'to wash, bathe', + am, 'to be'). ---- 美しい、玉、宝石、の形容のルーツ。


m36.    ↑枕詞傍証
■[4]魂極る (たまきはる)→ うち・世・命・幾代・吾(わ)・磯 ,内, 心, 立ち帰る
解釈1:環(たまき)+(ま)はる ---- 時計が回る。1周は60才・還暦
解釈2:環(たまき)+ はる(輪・リング・腕輪・石臼)
解釈3:環(たまき)+ はる(粉挽き・孔掘り) --- 日常生活 to grind/ bore ,,, boring 退屈
世界観:この世は、輪の内側、世の中・世間。世界は土俵の中。{ šár, sár せ: n., totality, all; world; horizon; ball, }
環(たまき)= danna + gur ≒ 日時計の2時間 + 一回転  --- 輪
時を刻む、命を削る、time /たま/、domain /たま/, be born 生まれる、 bear 耐える、bore 孔を削る、 bored/ boring たまんない・退屈、bear 熊(くま)・困る(こまる)、dome 丸天井・天・ひさかたの、あらたまの periodic time/ alternative

[S19]・tin たま: n., life 命・人生・生活; wine [TIN archaic frequency: 93].
v., to cure; to be healthy; to live.
[S3]・danna, dana たま: road-length measure 距離単位, 'march マーチ・行進' = 30 UŠ = 21600 cubits = ca. 6.7 miles/10.8 kilometers;
double hour (時計の)2時間 (twelfth part of a full day) = the time it takes to march a length of 1 danna (Akkadian etymology from 'place of strength or safety') [DANNA archaic frequency: 2].
[S20]・tum: work 労働・仕事, action; crossbeam 横桁; arrow quiver 矢筒 [TUM archaic frequency: 48; concatenates 4 sign variants].
{ gur(4), kur4, gir8 き: v., to be or feel big; to be endowed with 〜に恵まれている; to turn 転, roll over 転がる・一回転・回帰; to run 走; to gallop 全速; to grind 粉挽 (reduplication class) (circle + flowing motion 流れるような動作).
adj., thick, coarse; fattened, plump; bright, preeminent; very strong; great (cf., gud, guðx, 'bull'). }

{ ḫàr, ar, ur5 はる: n., millstone 石臼; ring リング; link (in a chain); coil or spiral of silver or other precious metal that can be worn as a ring or bracelet ブレスレット・腕輪 and was used as money お金(cf., kín, kikkin, ḫara, ara3,5, ur5 ) (many small explosions + sliding motion) [UR5 archaic frequency: 34; concatenation of 2 sign variants].
v., to chew 噛む・咀嚼.
adj., small; young }
{ ḫur, ur5[ḪAR] はる: n., hole; limb, stem, handle (ḫù, ten, + ra, 'to impress into clay', where a round hole was the symbol for 10).
v., to scratch, draw, sketch, inscribe, outline; to grind 粉挽; to dig (many small explosive sounds + ùr, 'to drag'). }
{ bùru(-d), bùr はる: n., opening (孔を)空ける; receptacle; hole; mine; depth (Akk. buuru 'cistern, well', cf., Orel & Stolbova #164, *ba'Vr-/*bu'Vr- "well, pit"; could also be Sumerian from, ub4, 'cavity, hole', + ur, 'floor' - the u vowel especially correlates with round objects or openings).
v., to receive; to bore through 孔掘り・貫通, pierce; to break into (a house) ---- bore のルーツ}
m37.    ↑枕詞傍証
■[10]玉の緒の (たまのおの)→ 長き・短き・絶え・乱れ・継ぐ・間も置かず・現(うつし)心・惜し , 命, 夜
意味:たわむ(ねじれ・ひずみ、〔性格や倫理観の〕ゆがみ、逸脱)/動揺/締め付け + 緒 ---- 命の糸

[S14]・dun(4): n., warp ワープ・たわみ・ゆがみ (threads 糸・人間の寿命※ on the frame of a weaving loom 機織り機). ---- 玉の緒、の緒は、糸に対応。
[S15]・dun5, du9[BUR]: v., to churn 撹拌 butter; to sway 動揺, stagger ぐらつき; to complain 不満 (redup. class) (see instead sun5
if the sign is used as an adjective) (to move + to raise high). [S26]・tun(3), tu10: to constrict 締め付ける; to defeat; to massacre 打ち負かす; to break up 崩壊する, smash (cf., dun).

※{ thread -- 人間の寿命★ギリシャ神話の運命の女神(the Fates)によって紡がれ、断ち切られると考えられたため。 }
モイラ (ギリシア神話)

c. 「緒の」の「をの」は、warp ワ−プ、の発音に似ている(?)。特に、「を」と「wa」。
m38.    ↑枕詞傍証
■[3]玉葛 (たまかづら)→ 実・延(は)ふ・遠長し・絶えず・くる
意味:つる + かづら
[S8]・dim4: n., begging 乞う; tendril『植物』巻きひげ, clinging vine つる草・かずら (cf., dim).
v., to approach; to bow; to beg.
adj., subservient へつらう(di4, 'small', + am, 'to be' ?).

m39.    ↑枕詞傍証
■[5]玉櫛笥 (たまくしげ)→ 箱・ふた・あけ・み・ひらく・覆(おお)ふ・奥 , 輝く
意味:箱 + 箱
{ pisaĝ(2/3), pisan(2/3): (open) basket; box, chest; frame (bad/be, 'to open', + saĝ, 'head'). ### くしげ (p-k)} ひさご・瓢・ひょうたん --- フラスコ
[S28]・tùn[GÍN]: n., pocket, pouch 小物袋, case 箱・ケース・覆い; wrap 包む, bandage 包帯; stomach; lip (te, 'cheeks' + nu, 'likeness') [SUG5 archaic frequency: 67].
adj., intact 無傷, bound.
m40.    ↑枕詞傍証
■[2]玉勝間 (たまかつま)→ あふ・安倍・島山・島熊山
意味:箱 + 籠
{ gurdub: reed basket. ### (b-m) かつま = 籠}
[S28]・tùn[GÍN]: n., pocket, pouch 小物袋, case 箱・ケース・覆い; wrap 包む, bandage 包帯; stomach; lip (te, 'cheeks' + nu, 'likeness') [SUG5 archaic frequency: 67].
adj., intact 無傷, bound.
m41.    ↑枕詞傍証
■[9]玉梓の  (たまづさの)→ 妹、通ふ、使(ひ)
意味:消息 + 梓 ---- 郵便配達人, postman
[S9]・dima, dimmu: news, information 情報・消息; intention 意図, decision (loan from Akk. t.eemum).
[S6]・[ĝiš]dím: post (cf., dim). 郵便
[S25]・tum12[mušen], tu[mušen]: bird of the pigeon and dove family 鳩 (cf., tum2,3, 'to bring, carry', and the term "carrier pigeon 伝書鳩" for a homing pigeon).
m42.    ↑枕詞傍証
■[7]玉襷 (たまだすき)→ かく・うね・雲,,,,畝, 掛く, 懸く
意味:曲がった梁(はり)/畝を掘る + たすき
[S2]・[ĝiš]dam: the (curved) beam 梁 that connects the bottom of the plow 鋤 to the pole.
--- 鋤(すき)の底部とポールをつなぐ曲がった梁(はり)--- 鋤と梁は、たすきの関係。
[S13]・dun, du24; tun, tu10; tu11: v., to heap 積む, pile up 山積する・てんこ盛り; to scrape 彫る・掻く,・削る dig 掘る(a field 畑, furrow 畝間(うねま), hole); to strike 打つ,smite 強打; to open (to move + to raise high; cf., dul(6)). --- シュメールでは、灌漑用の畝は、畑[長方形]に対し、たすき状に斜めに掘った。
m43.    ↑枕詞傍証
■[11]玉桙の (たまほこの)→ 道・郷, 里
意味:約1里 + 桙  --- ≒一里塚、2H 塚、milestone
鉾(ほこ)・矛(ほこ) = 【英】 pike ---- パイク→ホコ(poko) ex. 珍 poko
[S3]・danna, dana: road-length measure 距離単位, 'march' = 30 UŠ = 21600 cubits = ca. 6.7 miles/10.8 kilometers;
double hour (時計の)2時間 (twelfth part of a full day) = the time it takes to march a length of 1 danna (Akkadian etymology from 'place of strength or safety') [DANNA archaic frequency: 2]. 日本の一里は、約8km。似ている。
--- 10.8 km は、徒歩2時間。 ----正しい。
一般的に、徒歩○分は、分速80 m を想定。2時間は、120*80=9600 m。だって。

m44.    ↑枕詞傍証
■[6]玉釧 (たまくしろ)→ 手に取り持つ・まく
意味:包帯 (bandage) + 輪(ring)
[S28]・tùn[GÍN]: n., pocket, pouch 小物袋, case 箱・ケース・覆い; wrap 包む, bandage 包帯; stomach; lip (te, 'cheeks' + nu, 'likeness') [SUG5 archaic frequency: 67].
adj., intact 無傷, bound.
{ ĝéšbu, ĝéšpu[ŠU.DIM4]: fist(s); grappling hook 引っ掛けフック for a wrestler (ĝiš, 'wooden tool', + bu(6), 'to pull, draw'). くしろ (b/p-r)}
{ ĝešpu [RIM] くしろ (p-r) (7x: Old Babylonian)wr. ĝeš-bu; ĝešĝešpu2; ĝeš-bu10; ĝešĝešpu "circle, ring; (circular) rim" Akk. kippatu }
m45.    ↑枕詞傍証
■[8]玉簾の (たまだれの)→ みす、を、
意味:綱 + 帯・垂れ(sash)
[S4]・dim: n., bond, tie; rope ロープ(dam, 'spouse', modified by i, 'to sprout 発芽する・芽吹く'・萌芽, that indicates long and narrow as in si)
[DIM archaic frequency: 52; concatenates 3 sign variants].
v., to make fast. --- つなぐから、綱(つな)
{ dara, dar たれ: n., belt ベルト, sash 帯・たすき(compare dur, 'bond, tie').
v., to bind, pack. }

m46.    ↑枕詞傍証
■仮説
玉藻(たまも)は、シュメール語の「北風」の意味。

[12]玉藻刈る (たまもかる)→ 沖・をとめ・敏馬(みぬめ)※・辛荷(からに)※・池・井堤(ゐで)
[13]玉藻なす (たまもなす)→ 浮かぶ・寄る・なびく
[14]玉藻よし (たまもよし)→ 讃岐

玉藻  ---- 北風
[S30] tumu-mer たま・も: north, northwind 北風 ('wind' + 'anger').

玉藻かる --- かる = strong 【意味:強い】
[ gur(4), kur4, gir8 かる: v., to be or feel big; to be endowed with; to turn, roll over; to run; to gallop; to
grind (reduplication class) (circle + flowing motion).
adj., thick, coarse; fattened, plump; bright, preeminent; very strong; great (cf., gud, gudx , 'bull'). ]
[ kalag, kala, kal: v., to repair, mend (kal, 'excellent', + aka/ag, 'to make').
adj., strong; swift [GURU?+2-N14 (wagon pictogram) archaic frequency: 7; concatenation of 3 sign variants]. ]

c. たまもかる --- たまみかる --- たなびく (m-b, r 無音)。

玉藻なす --- なす=なぎ・なぐ or 和む(なごむ, = calm)

ní...te(-en) なす: to rest; to calm down; to cool ('fear; body' + ten, 'to extinguish, allay, cool down').

玉藻よし --- よし = good
(na4)esig, esi よし: good, fine; solid, strong; ebony; diorite; olivine-gabbro.


塩作りには、藻を干すために浜辺の風が重要。また、敏馬(みぬめ)は北風と深い縁が有る。
敏馬(みぬめ)神社--- 兵庫県神戸市灘区
〜柿本人麻呂の歌「玉藻刈る 敏馬を過ぎて 夏草の 野島の崎へ 舟近づきぬ」からの発想であろうか、藻塩を製造する時に使用する海松(ミル)からとする説もある。〜
北風家(きたかぜけ)は兵庫県の旧家。
〜、1336年北風の強い日、家伝によると、わざわざ敵前を兵庫から東の敏馬(みぬめ)まで船で漕ぎ渡り、敏馬神社に参拝の後、〜
瀬戸内/辛荷(からに)の島

c. 多分これらの瀬戸内の島々の風は、北風 系です。
例えば、六甲颪(ろっこうおろし)は、北風。
(10月から2月ごろにかけての寒い季節に、六甲山から阪神地方に吹き下りる寒冷な北風)

c. 井堤(ゐで)
朝(あさ)東風(こち)に、ゐで越す波の、外目にも、逢はぬものゆゑ、瀧(たき)もとどろに

玉藻刈る井堤(ゐで)のしがらみ薄みかも恋の淀める我が心かも(万葉集巻十一)
井手の玉川の桜
〜京都府綴喜郡井手町は京都府と奈良県の境の木津川に玉川が合流する地点にある小さな 村落ですが、奈良街道の古い町として万葉の時代から歌に詠まれたところであります。〜

c. 井堤(ゐで)は、東風のケースも有りますね。でも、強風は合っている。

---- 万葉集が専門の人は、玉藻の、歌の全検証をして下さい。
思うに、万葉集は、枕詞に対する認識が、原意を理解していると思うが、 後の時代の人の歌は、理解度が異なり、原意から逸れた単なる形式的ペアとしているケースもあると思う。
従って、枕詞の検証は、古い歌である程良いと思う。
---------------
●残件
[1]玉かぎる (たまかぎる)→ 夕・日・ほのか・はろか・磐垣淵(いはかきふち)### [S17]

●残件 他の「たま」シュメール語
[S1]・dam: spouse 配偶者 (husband or wife 妻) (da, 'side; nearness; to hold, protect', + am, 'to be; who') [DAM archaic frequency: 10].  --- つま
[S4]・dim: n., bond, tie; rope ロープ(dam, 'spouse', modified by i, 'to sprout 発芽する・芽吹く'・萌芽, that indicates long and narrow as in si)
[DIM archaic frequency: 52; concatenates 3 sign variants].
v., to make fast. --- つなぐから、綱(つな)
[S5]・dím[GIM]: to make, fashion, create, build (du, 'to build, make', + im, 'clay, mud').
[S7]・dìm: n., sickness demon 病魔; pole of a water lift.
adj., weak (di4, 'small', + am, 'to be' ?).
[S10]・din: (cf., tin).
[S17]・tán[MEN]: to become clean 綺麗, clear 鮮明, light 明るい, free (ta, 'nature, character' + an, 'sky, heaven').
[S18]・ten; te-en: n., cold 寒さ, coolness (te, 'to approach, near' + en, 'time' referring to shorter days ?). --- 冷たい
v., to trample 踏みつける, extinguish 消滅・消火; to soften, allay; to cool (te-en-te in maru)
[S21]・tuma: to break wind おならをする, emit flatus 屁を放つ (tu15, 'wind', + ma4 , 'to leave, depart, go out').
[S22]・tumu, tum9, tu15: wind 風; cardinal point 主要点・枢要点, direction (ta, 'from', + mu, 'to blow').
[S23]・tumu2,3, tum2,3, tu2,3: to bring ;もたらす to carry away; to obtain 得る; to be suitable, fit; to prepare (marû singular; cf., de6 , laḫ4) (in marû plural, tùm-tùm[-mu] or túm-túm-mu) (ta, 'from', + ú, 'food', + ma4, 'to leave').
[S24]・tumu4, tum4[NIM]: to carry (ta, 'from', + ú, 'food', + ma4 , 'to leave').
[S25]・tum12[mušen], tu[mušen]: bird of the pigeon and dove family 鳩 (cf., tum2,3, 'to bring, carry', and the term "carrier pigeon" for a homing pigeon).
[S27]・tun [AX] (ちょうな・鐇184x: ED IIIb, Old Babylonian) wr. urudtun3; tun3 "ax, adze 斧" Akk. pāšu
[S29]・zum: to leak 漏れる, seep, overflow あふれる(repetitive motion + closed container; cf., zal, 'to flow', and zar, zur4 , 'to spout, flow').

m47.    ↑枕詞傍証

やくもたつ ajakku(m) + 立つ, 高い神殿 ;語源

日本語の起源, No.23342,2014/12/22 16:09

「八雲立つ」の枕詞は、アッカド語の ajakku(m) 由来 (?)。
「八雲」とは、「高い神殿」「先住宗教の聖域」の意を持つシュメール・アッカド語かもしれません。

シカゴ大辞書 --- ayya(k)ku(m)/ eyakku/ ydku の表記の辞書もある。
ajakku (ejakku, jaku)
s.; (a structure in a temple); OB, MA, Bogh., SB; wr. syll. and E.AN.NA.
a) in gen. -- 1' ajakku (OB, SB): 〜
      |-2' ejakku, jaku (MA, NA): T〜
b) in the divine title (or name) Belet ajakki (jaki)
-- 1' in Hitt.: 〜
|-2' in NA lit.: 〜

--- The word may be a loan from Sum. e.an.na in the nuance "high house. 高い家" With the exception of the passage in AOB 1 122 iv 13 (where ajakku is added in only one variant), the structure seems to be connected with the cult of goddesses カルトの女神. The word cannot be related to equ in bit eqi inspite of name Belat eqi.

シュメール語
é-an-na: sanctuary 聖域・保護(区域) ('house' + 'Heaven' + genitive).

cf. 歴史は変わる、作られる 〜伊勢神宮、出雲大社、遷宮のナゾ


アッカド語
kummu(m) I "cella, shrine" [AGRUN] "innermost room" of shrine, also of house, palace; in gener. "shrine, temple"; also term.-adv. kummis

ayyakamma "somewhere" OA; < ayyakam + -ma
ayya(k)ku(m), eyakku, ydku (a type of sanctuary) O/jB, M/NA [E.AN.NA] esp. of goddesses 女神、絶世の美人; < Sum.?

m48.    ↑枕詞傍証

やまのまゆ é-an-na mà-ùr エアンナ+渓谷 ;語源

山の際(ま)ゆ --- 出雲、の枕詞
意味:渓谷のある聖地

c. 「八雲(やくも)」の語源のアッカド語 ajakku(m) のシュメール語表現が、e-an-na 山の、 である。つまり、「八雲立つ」と「山の際(ま)ゆ」は、E.AN.NA 女神エアンナ 由来の同一物・別表現。
c. どうして、日本語にシュメール語とアッカド語が混じっているのかは不明。誰か研究して下さい。

é-an-na エアンナ: sanctuary 聖域・保護(区域) ('house' + 'Heaven' + genitive).

mà-ùr: ravine 峡谷・渓谷, gorge 山あい・渓谷('to go' ? + 'mountain pass')

立久恵峡(たちくえきょう) ----- 出雲は、実は渓谷の地。その幽玄な姿で“山陰の耶馬渓”とも
所在地 島根県出雲市乙立町

c. シュメール語
195-2 root - išdum [ROOT] wr. išdumx(|DU@g|) "root" Akk. išdu 礎(いしずえ) or 石積み(いしつみ) ◎, 出雲(いずも)にも見える。

m49.    ↑枕詞傍証

あをによし awīru+良し,良い耕作地 ;語源

日本語の起源, No.23344, 2014/12/23 23:18

アッカド語の awīru アウィール が、青丹(あをに)に訛った。良しは、シュメール語。
「奈良」「国内(くぬち)」にかかる枕詞

●シカゴ大・アッカド語辞書
awīru アウィール s. field 田畑 〜
While in the Hurr. column of Hh. awīri translates eqlu, the two refferences from Nuzi show that the word was used there by the scribes to qualify 修飾・条件づける eqlu.

eqlu(m) m., OAkk f.; pi. f. "field 田畑; terrain 地域" [A.SA; NA often A.SA.GA; OAkk, early OB, OA also GAN] "cultivated field 耕作地";〜

●シュメール語
(na4)esig, esi ヨシ: good, fine; solid, strong; ebony; diorite; olivine-gabbro


/// field /// あをに
arvum (field, arable land, grain, country, region) @ラテン語 ★似てる
obor (field, specialization, discipline, line, subject, province) @チェコ語
uwanja (field, room, courtyard) @スワヒリ語 ★似てる

cf. あをによし・・・・ってどういう意味?

m50.    ↑枕詞傍証

あをによし ahune ra-su 踏み固めた野原 ;語源

cf. 奈良の由来 (Yahoo!知恵袋), 奈良 (wikipedia)

シカゴ大・辞書
darāsu (darāšu) v.; 1. to trample upon, to throw over or back, to press hard, to treat oppressively,  〜
[da]-ra-su, [da-r]a-su

Black コンサイス
ahu(m) II "arm, side" (st. constr. ah(i)) 1. "arm", a. nadu "to 'drop o.'s arm', i.e. be lazy, negligent", j/NB nade a. rasu "to become negligent"; uppi a. "armpit"; bird a. "chest"?; transf. "arm, handle" of an instrument; OB du. transf. "strength, ability" 2. "side"; Bab. [GU] "shore" of sea, "bank" of river; "edge" of town, field; "wing" of army; "flank" of animal; of object, part of liver, other parts of body; a. sattim "turn, beginning of (financial) year"; a. ana a. "side by side"; (ina) a. jB as prep, "beside, at" 3. NB "part, share", "one-half; pi. f. ahdtu "partner, joint proprietor" 4. pi. m. ahdnu "arm fetters"? NB; "wings"? of a building jB 5. "sleeve (flap)" of garment M/NA, MB, Nuzi; > ahu I, ahif, ahia, aha, ahitu; ahamma; ahdtu II, ahdnu I, ahannd, ahulld; ? ? ahe; ahum; ahune

関連語彙
diasum, later ddsu "to tread down; thresh" Bab., NA G (f; j/NB also u) of cattle, people "tread out" corn, "thresh"; transf. "trample, tread down" countries, enemies etc. Gtn iter. D jB "trample down"; > disu I; dd'isu, dayyasu, dayyastu

やおによし ahune ra-su 踏み固めた土手 ;語源 -- 八百丹よし

やおによし→「築く」
 ・「多くの石を築き固める」から。

c. 土手、盛り土 --- bank

cf. 八百丹よし  (コトバンク)

m51.    ↑枕詞傍証

ひさかたの = vault/ jump 語源 最新は、besu qatu(m)

最新ステータス: 下記 vault 説はもう古い。間違ってはいないが、真実はもっと simple だった。
@アッカド語 besu "far apart, distant" A qatu(m) "length, span"; [A'シュメール語 gíd[BU]: n., length]
名詞 + 形容詞、の形の複合語。hesu qatu(m)  詳細は、本体
-------
日本語の起源, No.23038, 2014/11/03 07:45

ひさかた・の 【久方の】
分類枕詞
天空に関係のある「天(あま)・(あめ)」「雨」「空」「月」「日」「昼」「雲」「光」 などに、また、「都」にかかる。語義・かかる理由未詳。
c. 点A から点B へジャンプして、空を跳ぶ。距離 AB が離れていて、「久方だ」と言う。

■My 仮説: ひさかたの = vault/ jump (= 天蓋/ 跳ねて天蓋にあるもの)


● Google 翻訳 検証
/// vault /// アーチ型天井
прескачане /preskachane/ (jump, leaping, vaulting, vault, intermission) @ブルガリア語
hålighet (cavity, sinus, vault, lacuna) @スウェーデン語
přeskočit (skip, jump, overleap, leap, hurdle, vault) @チェコ語/@スロバキア語/@ボスニア語/@クロアチア語
peršokti @リトアニア語 ★
прескочити /preskočiti/ (skip, jump, omit, overleap, overjump, vault) @セルビア語
πηδώ /pi̱dó̱/ (jump, bound, hop, curvet, hurdle, vault) @ギリシャ語
κατασκευάζω θόλον /kataskev̱ázo̱ thólon/ (vault) @ギリシャ語
பெட்டகத்தை /Peṭṭakattai/ @タミル語 ★★ ケルン辞書には無い。 ほぼ 100点。
qiddu, qindu カタ "vault (of sky)"? jB lex.; < qadddu ? @アッカド語

/// ceiling /// 天井
katto (roof, ceiling, rooftop, top, housetop) @フィンランド語
sisäkatto @フィンランド語
छत /Chata/ @ヒンディー語/ @ネパール語/@グジャラト語/@パンジャブ語
ছাদ /Chāda/ @ベンガル語
практична стеля /praktychna stelya/ @ウクライナ語
перекрытие /perekrytiye/ @ロシア語
vidaus klojinys @リトアニア語
pārsegums @ラトビア語


/// jump /// 跳ぶ
прыгать /prygat'/ (jump, hop, leap, skip, leapfrog, spring) @ロシア語
прескачане /preskachane/ (jump, leaping, vaulting, vault, intermission) @ブルガリア語
прескочити /preskočiti/ (skip, jump, omit, overleap, overjump, leap) @セルビア語
pārlēkt (jump, skip, stride, overleap, hop) @ラトビア語
preskočiti (overleap, skip, overjump, jump, leap, omit) @ボスニア語/@クロアチア語
přeskočit (skip, jump, overleap, leap, hurdle, vault) @チェコ語/@スロバキア語
vyskočit (jump, jump out, jump up, spring up, whip up, start) @チェコ語/@スロバキア語 ★
pašokti @リトアニア語 ★
pasišokėjimas (caper, jump) @リトアニア語
eskoczyć (skip, jump, leap, hurdle, outstrip, clear) @ポーランド語
la hausse (increase, rise, rising, raise, inflation, jump) @フランス語 ★
quitter (leave, quit, depart, vacate, go, jump) @フランス語 ★
hacer saltar (blow up, jump, explode, pop) @スペイン語
hoppa (jump, skip, hop, leap, spring, vault) @スウェーデン語
skutta (jump, scamper, gambol, bound, hop, skip) @スウェーデン語
choutar (jump, skip) @ガリシア語(スペイン北西部)
gu4-ud: to jump; to flutter; to dance (reduplication class: gu4-gu4-ud); the planet Mercury ('bull' +'sun'). @シュメール語


c. アッカド辞書によると、 distance で、
puttu = to remove to a distance, to remove from office. 距離を縮めること。鬻ぐ(ひさぐ) puššuqu adj.; constricted(?) ; OB cf. pašāqu
pašāqu v.; to choke(?), to strangle(?); OB*; Ⅰ ipsiq; cf. pussuqu.
---- シカゴ大辞典の pdf オカシイ。difficult で検索できない。difficultのimage は存在しているのに。

m52.    ↑枕詞傍証

ひさしぶり = 久方ぶり 語源証明

日本語の起源, No.23045, 2014/11/04 06:23

「久方(ひさかた)」= アーチ状のジャンプ空間の天蓋(てんがい)、丸天井(まるてんじょう)
から、「久しぶり」を証明する。


Google 翻訳による検証と、仮説証明。

/// long time ///  久しぶり似
подолго време /podolgo vreme/ @マケドニア語(南スラヴ語群)

/// for a long time ///  久しぶり似
već duže vreme @ボスニア語(南スラヴ語群)
hosszabb ideig @ハンガリー語

/// long ///  久しい 似
hosszú @ハンガリー語
pikk @エストニア語
високий /vysokyy/ @ウクライナ語 ★
pitkä @フィンランド語

【賛】prAdeza (= ; mf(%{I})n. a span long Br. ) 久し
【賛】prAjahita (= m. = %{pra-j-} ; m. a Ga1rhapatya fire maintained during a longer period of time , SrS.) 久しい
--------
magnus ≒長い (great, loud, large, mighty, high, long) @ラテン語
μακρύς /makrys/ ≒長い @ギリシャ語



/// time ///  ぶり 似
время /vremya/ (time, period, season, date, day, when) @ロシア語(東スラヴ語群)
vreme @ルーマニア語(イタリック語派)
byla @リトアニア語(バルト語派)
време /vreme/ @マケドニア語/@ブルガリア語/@セルビア語(南スラヴ語群)
vrijeme @ボスニア語(南スラヴ語群)
वेळ /Vēḷa/ @マラーティー語
ਵਾਰ /Vāra/ @パンジャブ語
เวลา /Welā/ @タイ語
vrijeme @クロアチア語(南スラヴ語群)
volta (time, vault, turn, roof, round, piece) @イタリア語


период /period/ (period, time, day, phase, age, date) @ロシア語
pora (time, season, hour) @ポーランド語
las heure (time, hour) @フランス語
hora (time, hour, term, tour) @スペイン語
ពេល /pel/ @クメール語
пора /pora/ (time, season, pore, day, date, osculum) @ウクライナ語


西部南スラヴ語
   スロベニア語
   クロアチア語 time= ぶりじぇな
   ボスニア語 time= ぶりな
   セルビア語 time= ぶりな
東部南スラヴ語
   ブルガリア語 time= ぶりな
   マケドニア語 time= ぶりな

---
■命題:「久方」と「久しぶり」を論理的に結び付けろ。

●証明
@ 少なくとも、スラブ系は、 time をвреме「ぶりな」 と言う。
A jump/ skip は 久方 と言う。

すると
「久しぶり」は、間隔が開いた時間間隔であるから、
「スキップされた時間である」
よって、
「久しぶり」 = skipped time = 「久方」+「ぶりな」
- 証明終わり -

備考: 「ぶり」は、period, hour の濁音でもある。

つまり、スラブ系言語なら、命題を解ける。


cf. 万葉集 枕詞における用字研究「ひさかたの」

cf. 2013-06-26 ひさかたの・「天皇の起源」75
「ひさかたの」は、「ひそかなものやはるかなものに思いをはせる感慨」を表しており。
そういう感慨の表現が主題であるときに枕詞として使われる。

---- 違う、語源は、「アーチ状の(動く)天空」であり、見上げる・仰ぎ見るもの。
「都」には高層建築物があり、仰ぎ見る象徴 (?)。「桂」は高木、また月桂樹で月に生えている。

【「久方」は、瓢(ひさご)型、に通じる、の、折口信夫説は、は案外当っていると思う。】
cf. http://www7b.biglobe.ne.jp/~gengo/newpage38.html
補:瓢(ひさご)、ひょうたん、は、理科の実験の「フラスコ (= flask)」と同源である。
また、胴が狭いので、鬻ぐ(ひさぐ・ひしぐ)とも親戚である。

また、「ひさかた」と「ひさしぶり」は、同源である。
久しいは、各駅停車では無く、各駅スキップの長い距離を指す。

m53.    ↑枕詞傍証

ご無沙汰 = absent 語源

日本語の起源, No.23059, 2014/11/06 00:15

「久しぶり」の類似語である「ご無沙汰(ごぶさた)」の語源仮説を以下に示す。
(i.e. 便り (= tidings) が長期間不在の音信不通・音沙汰無し(おとさたなし)状態 or ズーッと会ってない。)

■仮説: ご無沙汰(ごぶさた) = 【英】absent 意味: 不在・欠席・お休み

解説: Sorry for the long absence. の意である。
アブセント→ごぶさんた→ごぶさた (a-御, n 無音)
アブセント→おやすみだ→おやすみ (b-y, n-m, t 無音)


● Google 翻訳、による世界の言葉検証

/// absent /// --- ご無沙汰、おやすみ 似
відсутнім /vidsutnim/ ≒無沙汰の @ウクライナ語
липсващ /lipsvasht/ (missing, absent, lacking, failing) @ブルガリア語
lipsit (devoid, absent, destitute, needful, penurious) @ルーマニア語
abstrato/ que falta/ que nao esta presente (absent, missing) @ポルトガル語
abwesend (absent, away, abstracted, absentminded) @ドイツ語
absens (absent, gone, away, missing) @ラテン語
absent (absent, missing, off, vacant, truant) @フランス語/ @カタロニア語
poissa ≒久しい (absent, gone, unavailable) @フィンランド語

अनुपस्थित /Anupasthita/ @マラーティー語(インド西部、印欧語)/@ヒンディー語/@ネパール語
অপ্রস্তুত /Aprastuta/ (unprepared, embarrassed, unready, absent, irrelevant) @ベンガル語(インド、バングラデシュ)


рассеянный /rasseyannyy/ ≒休み (dispelled, dispersed, dissipated, diffuse, disseminated, absent) @ロシア語
ausente ≒お休み (absent, away, out, wanting) @バスク語/@スペイン語/@ポルトガル語/@ガリシア語/@エスペラント語

cf. absent = ab + esse = away from + be here = distant/ far/ apart from
(★★url --- http:すらっしゅすらっしゅwww.etymonline.comすらっしゅindex.php
Yahoo は、↑このアカデミックなサイトの url を robot で削除している。policy が非常にオカシイ。)

c. 便無し(びんなし、びなし)、不便(ふべん)、不憫(ふびん)、便秘(べんぴ)
の違いを述べよ。

m54.    ↑枕詞傍証

あらたまの = periodic/ alternate/ joy 語源

あらたま‐の【新玉の/荒玉の】 ((C) goo 国語辞典)
【枕】「年」「月」「春」「来経(きへ)」などにかかる。かかり方未詳。一説に、年月の改まる意からとも。
「―年は果つれど」〈万・二四一〇〉
「―来経往(きへゆ)く年の」〈万・八八一〉

■仮説: あらたまの = periodic / alternate ----- 周期的 / 代わりばんこ @
       
(尚、同音で、あらたまの = joy    ----- 喜び、も辞書的には成立している。A
 ---- 日本の古代人は、@とAの両方を掛けて、お遊びしていたのかも知れない。
 つまり、「あらたまの」と言う言葉を聞くと、何かおめでたい気がするのはAの DNA のせいカモ (?)。)
  
【解説】periodic ペリオディク([形容詞]周期的)、period ピリオド≒あらた([名詞]周期・点・終止符・[動詞]ピリオドを打つ)、
alternate オルタネイト≒あらたま、alternative オータナティヴ。
peri ペリが、p が無音化(サイレント化)により、アラ、に変化。
「たま」の部分は、turn ターン(折り返し)、time タイム→タンマ→タマ、点/転、に通じる。
「あら」の部分は、改める、新たな、折り返しの「折り」、に通じる。
joy は、アラ ウレシイ、のアラとウレに対応。

● Google 翻訳 検証

/// periodic ///
περιοδικός /periodikos/ @ギリシャ語
periodica @ラテン語
периодический /periodicheskiy/ (periodic, periodical, recurrent, terminal, seriate, seriated) @ロシア語
періодичний /periodychnyy/ @ウクライナ語
периодични /periodični/ @マケドニア語
перыядычны /pieryjadyčny/ @ベラルーシ語
периодичен /periodichen/ @ブルガリア語
периодни /periodni/ @セルビア語
periodic @ルーマニア語
periodinis @リトアニア語 ★
periodisks @ラトビア語
perjodika @マルタ語
periódico @ポルトガル語
periodni @ボスニア語
periodyczny @ポーランド語
פֶּרְיוֹדִי /per'yodiy/ @ヘブライ語
פּעריאָדיש /Ṗʻryʼádyş/ @イディッシュ語
périodique @フランス語
ajoittainen (intermittent, occasional, periodic, periodical, scattered) @フィンランド語
periodikus @ハンガリー語
aldizkako @バスク語
peryodik @ハイチ語
periodisk @ノルウェー語/@デンマーク語/@スウェーデン語
periyodik @トルコ語
periodisch @ドイツ語
periodico @イタリア語
periodik @アルバニア語
periodický @チェコ語
periodično @スロベニア語
periodický @スロバキア語
periódico @スペイン語/@ガリシア語
periodni @クロアチア語 ★
პერიოდული /perioduli/ @グルジア語
periòdic @カタロニア語
periodiek @オランダ語
perioda @エスペラント語
perioodiline @エストニア語
ఆవర్తన /Āvartana/ @テルグ語(ドラヴィダ語族)★
periodis @インドネシア語
paulit-ulit @タガログ語(フィリピン)
periodieke @アフリカーンス語
wareegsan @ソマリ語(アフリカ東部)


/// joy ///
alaitasun @バスク語
порадувати /poraduvaty/ @ウクライナ語
עֲלָזָה /A-la-zah/ @ヘブライ語
פרייד /Pryyd/ @イディッシュ語(ヘブライ語系)

別辞書 ----
AhlAdin mfn. causing joy or delight , Ratna1v. @サンスクリット語(from ケルン辞書)
AhlAtam * joy, delight @タミル語(from ケルン辞書)
ul-ti(-a): happy mood ('joy' + 'life' + genitive).
 @シュメール語 (from Sumerian Lexicon 辞書)

-----------
/// time ///
zrAma m. a temporary shed 小屋 (= %{maNDapa}) L. ; a month L. ; time L. ; w.r. for %{zrama} R. @サンスクリット語(from ケルン辞書)
taram 02 1. time, turn; 2. row, series; 3. company, assembly, party, gang, herd, drove @タミル語(from ケルン辞書)

c. time , turn だって。 turn たま、は折り返し時点。を示唆。
------------------------

cf. あらたまの in 日本書紀および万葉集と南方仏教経典との比較研究 ((C) 吉野山 一日文学館)
MS-WORD 文書
〜さて、「あらたま」という言葉はパーリ語jarā-dhamma[英訳subject to growing old (原典A. I. 「あらたま」をjarā-dhamma(英訳the law of decay)「滅の摂理」

さて、jarāの動詞jīrati(jaratiの使役形)は英訳to destroy, bring to ruin, injure, hurt, to get oldなどによって集約される「滅(めつ)」(decay)の概念〜


------------------------

/// alternate ///
αλληλοδιάδοχος /alli̱lodiádochos/ @ギリシャ語
alternus (alternate, alternative, in turn, every other, one after the other) @ラテン語
alternant (alternate, alternating) @ルーマニア語
өөр /öör/ @モンゴル語
li jalterna @マルタ語
алтернативна /alternativna/ @マケドニア語
периодичен /periodichen/ (periodic, periodical, intermittent, alternate) @ブルガリア語
альтернативний /al?ternatyvnyy/ @ウクライナ語 ★
alterno (alternate, alternating) @ポルトガル語/@スペイン語/@イタリア語
alternatywny @ポーランド語
alterné @フランス語
vuoroittainen @フィンランド語 ★
váltakozó @ハンガリー語
aldizkatu @バスク語
alternere @ノルウェー語
alternatif @トルコ語
alternierend @ドイツ語
alternativt @スウェーデン語
alterna @ガリシア語/@エスペラント語
altern @カタロニア語
vahelduv @エストニア語
alternativ @アルバニア語
malartach @アイルランド語
ప్రత్యామ్నాయ /Pratyāmnāya/ @テルグ語(ドラヴィダ語族)
ალტერნატიული /alternatiuli/ @グルジア語(トルコの上、黒海右側)
alternatibo @タガログ語(フィリピン)
mbadala @スワヒリ語(アフリカ)
-landelanayo @ズールー語(アフリカ)
altènatif @ハイチ語(中南米、アフリカ移民)

cf. 万葉集 枕詞における用字研究「あらたまの」 (C)2008年9月10日掲載 植芝 宏

m55.    ↑枕詞傍証

桃 marmahhu(m) ;語源

日本語の起源, No.23349, 2014/12/28 00:39

●アッカド語
marmahhu(m) マーマッフ(ム), arma(h)hu アーマッフ(a fruit tree) O/jB 桃(もも)、甘い(あまい)

●関連
armannu(m), armanu, ramannu, OB also arwdnum "apricot 7 (tree)" O/jB [GIS-HASyUR. KUR.RA]; jB, branch used as drug, kernel used as perfume 梅の(うめの)

arma(n)nis "like an apricot?" jB(lit.); < armannu 杏(あんず)、アーモンド

c. 桃、は、まじない、に通じる。(じ 無音)
c. 桃、は、m + 梅、である。i.e. m + うめ = もも
, , アーモンド,
ことばの部屋(9) 桃 語源説多く 昔は果実の総称

c. 英語の peach ピーチは、ラテン語の persicum malum(ペルシアの林檎)、ペルシャ由来。

m56.    ↑枕詞傍証

ももしきの manman šakānu 役人・宮仕え ;語源

日本語の起源, No.23350, 2014/12/28 00:47

「ももしきの」は、大宮人(おおみやびと)の枕詞で、もも、は、人 (= man)、しきは、式 (= ritual) あるいは、組織の識(しき)、のアッカド語の様です。

宿禰(すくね)は、「しきの」と同じです。宿禰は、高官、あるいは学者・識者 (= scholar) です。
c. すくね、は scholar, もそうだが、なんとなく「釈迦牟尼(しゃかむに)」も同族に思える。釈迦は最高の学者だ。

●シカゴ大辞書 file-[M1] p212
manman モンモン = indefinite pron.; anybody 者・皆・誰でも, (negated) nobody; OB, EA; cf. mannu.

šakānu (sakānu) シャカーヌ = v.; 1. a) to place something for a particular purpose, with a particular intention 〜
c) to set out, arrange for a ritual 式・儀式 (p122), 〜
4. to appoint to a task, a position, install in office (p134), to assign, put in charge (p136)

-----
関連
file-[S] p76
sākinu (sakkinu, sak(k)innu) サーキヌ = s.; (a high official 高官); OB 宿禰(すくね)

cf. 枕詞の研究ーその37 ー 百敷(ももしき)の ---[敷嶋の道、歌と「うたふ」]by 北山 よしあき パーリ語による解釈。
【 もも = many, しき = 結集(けつじゅう)--- 「朗詠する」-- = sing (a song) 】

m57.    ↑枕詞傍証

百敷や(ももしきや)namûtu → 古、古き軒端 ;語源

(ももしきや = なんもなしや、に掛けている。一種のパロディ。)

シカゴ大 アッカド語辞書 file [N, part 1] p252
namūiš see namû A s. lex. section.

P249; namû A (nawû) s. masc. and fem; 1. pasture land 牧場 on fringes 縁 of cultivated areas as habit 住居 of nomads 遊牧民, and its population and flocks 群れ, 2. pasture land, outlying area around a city, 3. steppe ステップ・大草原地帯(in contrast to cultivated areas), deserted regions; 〜

P252 namû (nawû) v.; 1. to be abandoned 見捨てられた, to lie in ruins 荒れ果てた, 2. nummû to lay waste, to turn into ruins, 3. U/2 to become waste (passive to mng. 2), 4. W to become ruined, to become waste; 〜 cf. namû A in ša namê, namûtu B, numû.
( P256 namûtu B = desolation 〔場所を〕荒廃させること・廃虚・荒れ地, waste land)
百敷や古き軒端のしのぶにも なほ余りある昔なりけり (順徳院 小倉百人一首)

■ももしき 「ももしきの」という「大宮」を導く枕詞から転じて内裏、宮中のこと。
---- この説明は間違っていると思う、namûtu モモシ は、ズバリ、「荒れ果てた」、であり。「大宮」ではない。古き軒端、対応の、そのもののアッカド語です。 同音異義語。

--- 順徳院は、かなりアッカド語に精通している。特別な教育を受けているのだろうか。

Black アッカド辞書
【悪】 nawum I, namu(m) m. & f. "pasturage; steppe" O/jB [A.RI.A; A/A.DAM] OB "(area, members of) nomadic encampment"; M/jB "steppe, desert, deserted regions"; > namu I; namu is, namutu; nawum II; numu ももしき、の、ももし ◎
【悪】 nawum II, namu "to turn into desert" G stat. "is desolate" D "lay waste" field, city Dt pass, of D N "become desert"; of temple "become a ruin"; < nawum I denom.
c. 【英】 ruin もも (r-m, n-m)

m58.    ↑枕詞傍証

さすたけの sattukku 宮仕え ;語源

さすたけの → 「大宮」「君」「舎人」「皇子」
 ・「枝葉の茂る竹のように繁栄する」意から。---- ウソつくな!

アッカド語
シカゴ大辞書
*sattukku (šattuku, šantukku) in šašattukki s.; person in charge of the regular offerings 定期の提供を課せられた人(= 宮仕え、従者); lex. *; cf. sattukku
lú sá.dug4 = šá šá-an-tuk-ki, lú [s]á.dug4 = šá šá-tu-uk-ki

Black コンサイス
sattukku, sattukku(m), santukku, sattakku "regular delivery, regular offering" Bab., NA [SA.DUG4; Mari, MB also SA.SAG]; Mari "(non-cultic) deliveries"; elsewhere mostly ref. to temple offerings; j. DN "regular offerings for DN"; j. MN "s. of MN"; j. X "s. comprising X", e.g. dates, oil, grain; immer s. "s. sheep"; NB family name Re'i-s. "Shepherd of j. (sheep)"; sa s. "person in charge of s"; < Sum.

シュメール語
lú: grown man; male; human being; someone, anyone, no one; gentleman. 人

sá...dug4/du11/e: to reach, arrive, overwhelm (often with -ni-); to provide regular offerings (reduplication class) ('to equal in value' + 'to effect'). 授ける、お供え物をする

関連枕詞
ささたけの → 「大内」「大宮人」「代」「夜」
 ・「さすたけの転で禁苑を竹園ということ」から。
 ・「竹の節をよという」同音から。

m59.    ↑枕詞傍証

飛鳥(あすか) usukku キジバト ;語源

日本語の起源, No.23352, 2014/12/30 02:26

飛鳥(あすか)は、アッカド語で、turtledove キジバト です。
〜翼に、黒と赤褐色の鱗状の模様があるのが特徴。英名のTurtleはこの鱗状の斑紋に由来する。〜
--- 100% 斑鳩(いかるが)の漢字も、呼応している。
尚、斑鳩の漢字は、キジバトの中国語由来、臭い。

c. 英語のご先祖の人が飛鳥にいて、ハトは、何と言うかと聞かれて、 dove bird 、と答えた。それを聞いた、日本人は、bird は、鳥、と知っていたが、 dove は知らなかったので「とぶ鳥」と訳した。それが「飛ぶ鳥」の地名の漢字の由来。---- 多分、ウソ。∵私の創作。
c. 尚、英語で、鳥は、 bird バード、と言う。これは、ハト、の語源です。これは、多分本当です。

シカゴ大辞書
●file [S] p353
sukanninu (sukannunu, šukannunu, sikinnunu) s.; turtledove キジバト; from OB on;

●file [U/W] p285
usukku B アスック s.; (a bird); lex.
[sag.gùn mušen] = [u-su]-uk-ku, [... mušen] = [u-su]-uk-ka-nu (for uzun qanê)

●file [U/W] p372
uzun qanê s.; (a bird); OB, SB; cf. uznu.

ú-su-ka-nu-um MUŠEN

●file [U/W] p362
uznu s. fem.; 1. ear, 2. attention, 3. wisdom 賢い, understanding 〜

シュメール語
us, uz [mušen]: domestic goose がちょう or duck あひる (cf., bibad) (loanword into Akkadian)
c. uz は、音感的には、うずら。ウソ(天神様神社系)って鳥も有る。

【補足】斑鳩(いかるが)の語源

シュメール・アッカド語
temple - egal [PALACE] wr. e2-gal "palace; temple" ('house' + 'large')   Akk. ekallu 斑鳩(いかるが)の里 ◎

uga[mušen]: raven (大型の)カラス・ワタリガラス・大鴉. (どちらかと言うと悪魔の手下)

lug, lu: to swarm (said of birds and fish) 群がる (lu, 'to be numerous' + gù, 'noise, sound').

ĝala7, ĝál; ĝá: to be (somewhere); to be available; to place, put (with -ni- or bi-); to place into (with -ši-); to be with someone (with -da-); to have on one's person (with -da-); to be possible (with -da-); to take an oath; to dwell 住む (ĝá, 'storage basket' + íla, 'to be high').

c. egal いかる、の原意は「大きな家」 (e = 'house' + gal = 'large')
c. egal-uga とすると、カラスの神社・宮殿 ---→ 鳩の神社・宮殿 (?) カモ。
c. egal-lug とすると、鳥が群がる神社・宮殿
c. egal-ĝá とすると、(鳥が)住む神社・宮殿

cf. 斑鳩という地名 in 斑鳩大事典補考
---- 地名は聖徳太子が名付けた。〜「いかるが」は、古くは漢字を音借して「伊加流我」「伊河留我」などと書かれました。その後、「斑鳩」、「鵤」、「何鹿」、「哮」 などがみられます。〜

● Google 翻訳
/// dove ///
icheoku @イボ語(ナイジェリア)
uso @バスク語
Taube (dove, pigeon, deaf person) @ドイツ語
duif (pigeon, dove, fantail, squab) @オランダ語
טויב /Twyb/ @イディッシュ語(ヘブライ語系)

/// turtledove ///
斑鸠 /Bānjiū/ @中国語 ---- 斑鸠を中国語辞書で引いても、どう見ても、キジバトのみ。鵤(いかる)では無い。
yusufçuk (dragonfly, turtledove) @トルコ語
hrdlička (turtledove, turtle, love-bird) @チェコ語/@スロバキア語

m60.    ↑枕詞傍証

飛鳥(あすか) asukku/ usukku 縁(へり);語源

usukku は、同音異義で、upper cheek 上頬(うわほう)・頬骨(ほうぼね)、 side 脇(わき)・縁(へり )という意味もある。
飛鳥(あすか)は、river side の意の可能性も充分ある。

cf. 28・「飛鳥」という地名 (「樋口清之」を読む。)--- 禊(みそぎ)の水浴びが出来る川 縁の地、の意だって。「樋口清之(ひぐち きよゆき)写真) 國學院大學名誉教授」先生って、かなり スゴイ。  楔(くさび)は、誤字か。それとも正しいのか。どっちだ。

c. temple 眉間(みけん)を upper cheek と同列に入れている辞書もある。
c. upper cheek アッパー・チーク、は、あすか、に通じる。つまり、upper cheek アスカ (pper 無音, ch-su, k-ka)。

アッカド語
●シカゴ大辞書 file [U/W] p283
usukku A (sukku, asukku) s.; 1. upper cheek, cheekbone, 2. side (of an object); OB, Mari, MB, NA; wr.syll.and TE.UNU, TE.MURUB4 〜


musukku (usukku, fem. musukkatu, usukkatu) s.; unclean 不浄の man or woman, person under a (temorary) taboo; OB, SB; Sum. lw. wr. syll. and (SAL.)U.KA. 〜
The term musukku refers to a woman in the period after she has given birth (note the mention of the (first) milk of a m.-woman) when she is in tabooed state until she has taken a ritual bath; it may also refer to a menstruating woman.

訳:musukku という用語は母親が子を産み(最初の乳を出し)後、清めの水を浴びるまでのタ ブー視された期間の女性のことを指す。また、生理中の女性のことも指す用語でもある。
---うす汚い。みそぎ。メンスか?。

c. 関連シュメール語彙:
èš: shrine [AB archaic frequency: 384; concatenates 2 sign variants]. 伊勢、エッサ
uš, ús: n., foundation (cf., ĝíš) [GIŠ3 archaic frequency: 16; concatenation of 2 sign variants; UŠ archaic 氏・宇治・内つ frequency: 101; concatenates 2 sign variants].
v., to support, lift; to stand upon.
us, uzmušen: domestic goose or duck (cf., bibad) (loanword into Akkadian) [US archaic frequency: 18; concatenation of 2 sign variants].
ús, úz [UŠ]: n., side, edge; distance; in geometry: length; height; vertical; perpendicular. 飛鳥・どこ
v., to follow; to drive; to come near to, reach; to let reach; to transport, bring; to join; to be next to, border; to moor, dock; to lean against (cf., ĝíš).

●Black コンサイス辞書
usukku(m), sukku Bab. 1. "temple 眉間, upper cheek" [TE; UNU; jB occas. TE+MURU]; tears ina u.\ also du. usukkdya "my cheeks ほっぺた" 2. (lining wall 内壁 of irrigation channel 灌漑用水路)

シュメール語
te, de4: n., cheek 頬, chin 顎 (cf., temen) [TE archaic frequency: 199].

ti: side, rib 肋骨; arrow 矢 (cf., te, diḫ, and til) [TI archaic frequency: 105; concatenates 2 sign variants].

unug(2), unu(2): dwelling 住居; fortress 要塞・とりで・安全地域; jewelry 宝石類, adornment 装飾品; cheek; the city of Uruk (una/un, 'people', + ig, 'door') [UNUG archaic frequency: 206; concatenates 3 sign variants].

ùnug, unu6 [TEMEN.ÈŠ = TE.AB]: elevated shrine 高架の神社, temple; living room; sanctuary 聖域

murub4, múru: central, median area 中間領域; middle; waist 腰, hips 尻; in-between 中 割り terrain 地形・地勢; interval; battle (mur10, 'to dress oneself', + ib, 'middle; loins 股間・陰部'; cf., itimurub4 ). ---- あすか、は、あそこ、だって。そうかも。

/// upper cheek ///
ülemine põske @エストニア語
верхняя щека /verkhnyaya shcheka/ @ロシア語
Верхня щока /Verkhnya shchoka/ @ウクライナ語
foch uchaf @ウェールズ語

/// cheek ///
poski (cheek, jowl 顎) @フィンランド語
põske @エストニア語

■ シュメール語 考 ■
(ú)aški: bulrush (Typha grass 《植物》ガマ属; cf, únúmun) (éš, 'rope', + kid(6), 'to weave a reed mat'). 飛鳥(あすか) 〇
bulrush = @《植物》ホタルイ属の植物-ホタルイ属(Scirpus)または別名スキリプス属の湿地に生える多年草または一年草の総称。 A 《植物》〔旧約聖書の〕パピルス ex. Moses in the bulrush
--- 大昔、湿地地帯で葦が生えていた。

〒 ここはアンカー名 = "nara" です。

アッカド語の 湿地 marsh
suqlu II, suqulu "marsh" jB, also (a marsh plant)? さくら   奈良県桜井市
apparu(m), jB also ippdru: pi. m. & f. "reed-bed, marsh" [AMBAR], NA also "reed(s)"; qan a. "reed"; fish, birds simat a. "belonging to the marshes" [ME.TE AMBAR.RA]; NB rah a. "marsh overseer"; < Sum. あほに (r-n)
naritu(m), ndrittu "marsh, swamp" O/jB; also transf. (to lie in) "the mire ぬかるみ", (be in) "difficulty"; < nardtu 奈良(なら) (t 無音) ◎
c. mire /máiər/ = 【名】@沼地、泥沼、ぬかるみ A窮地、苦境 --- この英語が、奈良、のそのまんま東。
---- 誰か 検証して。「あをによし・あおによし」は、沼地+良い = 良い沼地。 ---- 当たりですね。
cf. 伊奈良の沼 奈良の地名、群馬県、邑楽郡って、草枕多胡の入野、の歌の地(?)、高麗人(?)。
cf. 今に生きる群馬の古代地名 - 北川研究室
万14-3417; 上毛野伊奈良の沼の大藺草(おほゐぐさ)よそに見しよは今こそまされ   柿本朝臣人麻呂ノ歌集ニ出ヅ。

c. 千葉県の成田の名前は、naritu(m) 、そのまんま東。


m60.5.    ↑枕詞傍証

春日(かすが) girseqû 寺院の大私有地 ;語源

アッカド語
シカゴ辞書
girseqû (girsega'u) s.; (a social class, domestics of palace, temple or large estate 大不動産・私有地, often attached as attendants to the person of the king); OB, SB; Sum. lw.; wr. GÌR.SIG5.GA, GÌR.SÈ.GA, 〜

Black コンサイス辞書
gerseqqu(m) (palace, temple attendant) Bab. [(LU.)GlR.SIG.v6/SE(.GA); MB also KI.IR.SI. GA]; < Sum.

シュメール語
ĝirsiga [ATTENDANT] (349x: Lagash II, Ur III, Old Babylonian) wr. ĝir3-sig10-ga "an attendant" Akk. gerseqqû

m61.    ↑枕詞傍証

まくさかる maqatu(m)-gur  荒廃している+非常に ;語源

まくさかる【真草刈る】 ---- 荒野(アラノ) の枕詞
実は、草が無い砂漠も、真草刈る、であった。

c. 玉藻刈る、の「刈る」も同じ用法 very strong の意である。 --- i.e. 非常に強い北風

● アッカド語
maqatu(m) "to fall" [SUB] G (u/u; perf. NA ittuqut) 1. liter, "fall, drop"; of soldier in battle "die"; "fall down (before s.o.); plunge; collapse"; "pounce on, rush at"; "fall into s.o.'s hands" 2. transf. "fall into (the heart); catch (the eye)"; j/NB, NA inapt m. "fall from the mouth = be declared solemnly" 3. of event "befall", with ana or dat. "happen to s.o."; of illness, misfortune "attack, strike s.o."; of inheritance "fall to s.o."; "invade, raid" a country 4. of person, information "come, appear, arrive"; of thought "occur to, come to mind" 5. "run away, desert, defect" (to = ana pan) 6. of tax, etc. "be abandoned", of glow "fade; of flesh, charms "waste away" Gtn iter, of G D "declare as falling due"; ~ "cause to waste away" S "cause to fall, cause s.o.'s downfall, ruin s.th. or s.o., wreck"; "cause to fall to s.o."; "cause to be dropped"; OA "assign, forward"; > maqtu, maqittu, maqtam, maqtis, maqtutum; mdqittu; miqtu, miqittu; muquttu; muqqutum; musamqittu, sumquttu
● シュメール語
[ gur(4), kur4, gir8 かる: v., to be or feel big; to be endowed with; to turn, roll over; to run; to gallop; to grind (reduplication class) (circle + flowing motion). adj., thick, coarse; fattened, plump; bright, preeminent; very strong; great (cf., gud, gudx , 'bull'). ]


[ kalag, kala, kal: v., to repair, mend (kal, 'excellent', + aka/ag, 'to make'). adj., strong; swift [GURU?+2-N14 (wagon pictogram) archaic frequency: 7; concatenation of 3 sign variants]. ]

m62.    ↑枕詞傍証

朝露の(あさつゆの)úš → 消(け)、消え、おく、命 ;語源

枕詞 朝露の(あさつゆの)は、多分、
失せる(うせる)→ うせつー → あさつゆ、です。

失せるは、シュメール語 úš ウシュ 由来。はかなさ、離別の形容。
cf. 朝露の(あさつゆの)

die シュメール語
● úš: n., blood; blood vessel; death [? ZATU-644 archaic frequency: 65; concatenation of 2 sign variants].
v., to die; to kill; to block (singular hamtu stem).
adj., dead 失す(うす)、失せつ(うせる)---- うせつ―・あさつゆ

c. úš は、death 命が死ぬ、つまり、失す(うす)。以外に、 blood 血、血筋、の氏(うじ)でもある。氏より育ち。

● ug4,5,7,8: n., death; dead person.
v., to kill; to die (singular and plural maru stem; plural hamtu, which is sometimes reduplicated; cf., úš)  逝く(いく)、---→ おく、にも変化

【賛】arthavidyA (= f. knowledge of practical ★life MBh.) あさつゆ

Here is utakata.

うたかたの ú-gu(3)...dé → 「消え」「消ゆ」「憂き」;語源

 ・「あわの消えやすい」意から。「あわが浮く」意から
これは、シュメール語の lost 由来。

c. 朝露の(あさつゆの)の「失す(うす)」の用法に近い。

シュメール語 lost し易い、の意。
ú-gu(3)...dé: to lose; to disappear; to be lost (ugu,.'top of the head' + 'to sink').
--ウッカタ → ウタカタ、に、訛った(なまった)。
c. ugu 浮く、そして、 sink 沈む、だって。

m63.    ↑枕詞傍証

アッカド語 ---- uddagiddû(m) うたかたの

lost 説の追加証拠
●シカゴ大辞書
udagidu (uddagiddû) s.; (30th) day (of a month) to be deducted (in accounting); OB, SB; Sum. lw.; wr. UD.(DA.)GID.DA.
訳:経理上の控除されるべき月の30番目の日。 ---- 西向く士、の31日が無い月の月末日

●Black コンサイス辞書
uddagiddu(m) "omitted day" O/jB [UD.DA. GID.DA] at end of month of fewer than 30 days; < Sum.
訳:30日以下の月の月末での省略された日。 <30 って何だ。≦30 じゃないのか。

英文の意味がいい加減で良くわかりませんね。31日目が無い月のことを「うたかたの」 lost された日が有る月、とでも言いたいのか。
それとも、30日目のことを、最終日になったり、最終日になれなかったりするので「うたかたの」不安定な日、とでも言うのか。

しかし、この言葉は、日本語の「うたかたの」と発音は同じで、意味のニュアンスもほぼ同じといっ て良いと思う。

【要望】アッカド語の学者は、正確な意味を日本語の意味を参考にして、明確にして欲しい。

m64.    ↑枕詞傍証

うたかた = 三十日 in 古代歴 --- 月により無い月もある。補整日。

暦のはなし〜カレンダーと月の関係
〜 現存する世界最古の暦は、メソポタミア文明の初期に起ったシュメール都市文明のものです。シ ュメールの暦は1年が354日の太陰暦でした。一ヶ月は新月から次の新月までの日数で、30日の大の月 と29日の小の月を交互に繰り返していたようです。また、シュメールでは月の代表的な様相とされる 「新月」「下弦月」「満月」「上弦月」に祭りを執り行っていたようで、それが現在の一週間の起源 になったのではないかともいわれています 〜

--- これによると、バビロニアでは、1年は 354 日で、毎月は、30 日の月と、29 日の月があった 。つまり、30 日目が今で言う 31 日で、月末の日。そして、月により 30 日が無い月もあった。 すると、シュメール語の辞書の記述は意味が少し通る。
「うたかた」とは、暦の毎月の 30 日目の日を指し、月により、補正され、有ったり無かったりする 日、という意味。
つまり、その存在が泡沫(ほうまつ)の泡(あわ)の如く、生まれても、すぐ消え てなくなる運命の存在であるものを指す。それの代名詞が、毎月の 30 番目の日。
つごもり・晦は、月末日を指す。つごもり、のうち、30 日のつごもり、のことを「うたかた」と言 うのです。つまり、「うたかた」とは、「三十日(みそか)」と同意語である。

ex.
ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし
方丈記 鴨長明(かものちょうめい)

m65.    ↑枕詞傍証

あきずばの ahatu-banu(m) →「袖」;語源

= sleeve + beautiful  (名詞+形容詞、の形)
 ・「蜻蛉の羽のように美しい」という意から。

これは、たまたま、
聞いたことも無い日本語で、辞書引きし易いもの、のサンプル、に過ぎない。

cf. 枕詞

アッカド語
●ahatu II 1. "bank" NA(roy. inscr.) of river, sea 2. MA pi. "sleeves" of garment 3. jB transf. ref. to moral transgression "limit"?; < ahu II

●banu(m) I "good, beautiful" of person, animal [in PNs'du]; of object, word, deed, omen etc.; as subst. banitu "s.th. good"; < banu II; > banutu; babbanu, babbanutu

c. 日本の古代人は、
「お嬢さん、今日のあなたの服の あきずばの は似合っているね。」
なんて、言っていたとは、ちょっと信じられない。

枕詞って、本当に日本語なのか疑問。外来語じゃないのか?。
一部のインテリゲンチャーが、恰好つけて、カタカナ言葉を多用しただけで、
一般庶民の言葉とはかけ離れていた、の様な気もする。

一部の成金やお調子者が、英語をちらつかせるのと同じ現象に過ぎなかっただけ。カモ。枕詞がたまたま、シュメール語、アッカド語、その他の言語にそっくりだ、と言っても、それは外来語であるからに過ぎないのかも知れない。

【質問】枕詞は、日本語か、それとも当時の、外来語か、
どっちなのか、証明して下さい。
----- 万葉集に出てくるからといって、日本語とは、限らない。万葉集の歌い手は、みんなインテリゲンチャで、一般人じゃ無い。

m65.5.    ↑枕詞傍証

くさづつみ kisittu(m)/kasddum →「やまい」;語源

これは、たまたま、
聞いたことも無い日本語で、辞書引きし易いもの、のサンプル、に過ぎない。

 ・「くさは、瘡・・・つつみは、病」の意から。

アッカド語 ---- illness
●kisittu(m) "achievement, acquisition; conquest" [KUR(- )] 1. pi. OA, OB "acquisitions" (other than by purchase) 2. "conquest" of land, town;- "items acquired by conquest, spoil", also freq. k. qdti, of town, property, population 3. k. Hint (a serious illness 重篤な病気); < kasddu

●kasddum "to defeat 敗北させる" s.o.; sibit a. "moment" 3. transf.: "tip" of tongue, finger, penis, beard; "extremity" of shapes, objects etc.; "rim" of vessel; "crown" of tree; "fringe" of garment; "point" of land, "causeway, bund"; MB wooden "stake"; > appis; appatu I; appitd

シカゴ大辞書
●kissatu B (kiṣṣatu, or kizzatu) s.; (a disease 病気); 〜 [ki]-iṣ-ṣa-tum, ki-is-sa-tum

●kašādu v.; 1. to reach, to arrive 〜, 2. to conquer a country, a city, to defeat an enemy, 〜, to seize つかむ・罹る(かかる) (said of diseases 病気, evil spirits, misfortunes, etc.) 〜

m66.    ↑枕詞傍証

さ丹つらふ samtu 赤くなる ;語源

さにつらう → 「きみ」「いも」「もみち」「いろ」「ひも」
 ・諸説あるが未詳。「さ」は接頭語・「に」は丹・「つら」は面・「う」は接尾語らしい。
--- 別資料、さ丹づらふ、さ丹つらふ

c. 「ひも」の色は、多分、赤。 i.e. 赤い糸。「もみち」は、紅葉。「きみ」「いも」は、ほの字の間柄。
c. さむは、寒川神社の鉄、と親戚。鍛冶屋 = smith スミス---- 寒川のサム。赤い川 武蔵国一ノ宮氷川神社と相模国一ノ宮寒川神社は
サビ・さむ・さに は、鉄・赤色で親戚。

アッカド語
Black コンサイス辞書
samtu(m), sdnd/tu, NA sa'tu "redness" 1. s. mahdsu "to colour red" 2. M/NA "dawn" 3. "carnelian 【鉱物】紅玉髄" (also other red stones?) [(NA4.)GUG]; s. kiiri, qalitu (artificial red stone) 4. OA "red wool" 5. NB (a tree)?; < samu

sumu(m) I, NA sumu, Nuzi slmu "redness; red spot" O/jB [SA5; Susa TIR] 5. nadi "r. is present"; 5. itaddum (nadu Gtn) "to cover with red spots"; < sdmu
c. English: Susa (or Shushan) was an ancient city of the Elamite, Persian and Parthian empires. King Darius I ダレイオス1世(BC558年頃 - BC486年) of Persia built a palace there.
c. tir: forest, grove, thicket (ti, 'arrows' + ur, 'beams, rafters'; early example of asyndetic hendiadys).
c. Susa 紀元前30世紀から紀元前7世紀に跨がるエラム王国の首都であった。地図

samu(m), occas. sa'mu, Mari also simum, Ug. samu; f. j/NB also sandu "red, brown" [SA5] of wool, cloth, hide; skin, coat of animals; of human as PN; fruit, beer; stone, metal, (hurdsu) s. "red gold"; cloud, star etc.; < sidmum; > samtu; siimu I

シュメール語 sa5: n., red ocher 黄土色.
adj., red, red-brown.

m67.    ↑枕詞傍証

級照るや(しなてるや) sinnatu (= a pair of) ;語源

これは、たまたま、
聞いたことも無い日本語で、辞書引きし易いもの、のサンプル、に過ぎない。


しなてるや→「片」「におの湖」など。
 ・「や」は間投助詞で「しなてる」という四文字の枕詞と同じ。不詳。

[枕]《「しなでる」とも》「片足羽川」「片岡山」にかかる。語義未詳。
「―片足羽(かたしは)川のさ丹塗りの大橋の上ゆ」〈万・一七四二〉
しなてるや【級照るや】
[枕]「片岡山」「鳰(にほ)の湖」にかかる。語義未詳。
「―片岡(かたをか)山に飯(いひ)に餓(う)ゑて」〈拾遺・哀傷〉

c. 鳰(にほ)は、カイツブリのオシドリ夫婦である。
c. 級照るや 、の当て字は、近い。

アッカド語
simittu(m), NA once simmittu "binding; (yoke-)team" Bab., M/NA [NIG.LAL; LAL] "cross-beam" of yoke; "team" of horses, oxen, M/jB(Ass.) simdat, simitti niri "yoked team"; "pair" of clothing, armour, < samddu II

sinnatan, selinnaletdn du. (a pair of wooden objects) O/jB lex.; < sinnatu

sanassu(m)
soldiers N "be compared, comparable" with (= itti); esp. neg. "be incomparable, unrivalled" of lordship, onslaught, command etc.; > mustasnintu; sinnatu, sinintu; sdninu; sitnunu, sitnuntu; sannundtum; tasninu, tasiiintu

sinnatu "similarity, equality (with = gen.)" jB; DN s. Anim "DN the equal of An"; of king, s. apkalli; of palace; < sandnu

m68.    ↑枕詞傍証

そらかぞう 602= 3,600 + かぞえる ; 語源

日本語の起源, No.23380, 2015/01/08 17:23

そらかぞう→「大」
 ・「天数うで、空に大まかに数える」音から。----- 合っている。
  別資料 --- 空数ふ。

kotobank.jp
(〜かかり方は、おおよそに数える意からなど諸説あるが、不明。--- 冗談よし子さん、ですネ。)
c. つまり、big/ numerous number の意です。そら = 602

シュメール語
šár, sár そら: n., totality, all; world; horizon; ball, counter, token; the number 3600 = 602 (many, much + ar,'ring, coil').
v., to be many; to multiply or mix (with -da-); to make abundant; to slaughter; to request, implore (reduplication class).
adj., numerous; innumerable

kas7 数, ka9: deduction; settlement of accounts; possession (back-formation from nin-kas7/ka9).

m69.    ↑枕詞傍証

あおみずら → 「依網(よさみ)」; 枕詞語源

 ・万葉集に見られるが、語源は不詳。

c. みずら、よさみ、共に、頭の髪の毛の形を整えるもの。みずらは、紐・ゴムバンド。よさみは、網・ネット状の帽子。--- シュメール語由来。

シュメール語
●dára, dár: n., belt, sash (compare dur, 'bond, tie').
v., to bind, pack. 髻(みづら)の、つら or 髻(もとどり)の、どり、or 結う(ゆう) (d-y, r 無音)

●saĝdulx[U+SAĜ]: hat, headdress 頭飾り・かぶりもの・髪の飾り方・ヘアスタイル (saĝ, 'head', + dul, 'to cover, protect'). よさみ (U-Y, Ĝ-M)

c. 髻(もとどり), 髻(みづら)、の漢字の形は、髪+吉、で、髪(かみのけ)の根元をゴムバンドで縛って、結う(ゆう)・縛る、形。聖徳太子の左右の垂れ髪、ポニーテイル、ちょんまげ

アッカド語
●erru(m) II, eru ~ "ring, band" OAkk, Bab. 1. "ring, washer" for peg 2. also am, "headband" in metal, cloth (-> warum I); jB also pi. f. erret qaqqade 3. Nuzi "(animal) enclosure, pen" 4. (enclosed plot of land); < Sum.; > erretu II

●warum I (a headdress )? OAkk; = erru II 2 ?  よさみ (w-y, r-s)

m70.    ↑枕詞傍証

あさがみの/おちがみの ušuggallu (= lion-dragon) ; 枕詞語源

File:Lightmatter lion dragon statue.jpg  獅子舞

おちがみの→「乱れ」
 ・「髪が乱れて抜け落ちる」意から。
あさがみの→「思い乱る」
 ・「朝の髪は乱れている」ことから
同一?
枕詞一覧

シカゴ大アッカド辞書   あさがる → あさがみ (ll-m)
ušumgallu (ušuggallu, šumgallu, šungallu) s.; lion-dragon; OAkk., OB, RS, SB, NA, NB; Sum. lw.; wr. syll.and (MUŠ/Ú.) UŠUMGAL (GAL+BÚR) (UŠUM.GAL KAR)
用例 u-šum-gal-li uzzaka = your fury is a lion-dragon.

シュメール語
ušum, ušu: n., dragon, composite creature 合成生物 (uš11, 'snake venom', + am, 'wild ox').
adj., solitary, alone.

ušumgal: lord of all, sovereign 国王; solitary; monster of composite powers, dragon (ušum, 'dragon', + gal,'great') [UŠUMGAL archaic frequency: 21].

Black コンサイス・アッカド辞書
uggugum "very furious 激怒した、怒り狂った、逆上した、憤慨した" OB lex.; < agdgu
-----------------
ezezu(m) "to be(come) angry, rage" Bab. G (ulu, later mostly Hi; stat. eziz, also ez(i)) [SUR; BUS] of god, person; heart, liver etc. Gt OB "rage at one another" D "make furious", stat. "is infuriated" S jB "make s.o. furious"; > ezzu, ezzetu, ezzis; uzzu, uzzatu; mezezu; sezuzu, suzuzu

agagu(m) "to be(come) furious 激怒した、怒り狂った、逆上した、憤慨した" Bab. G (alu; stat. agug) of god, human Gtn "be steadfastly angry"? D stat. only "is very angry" S caus. of G N "get angry"; > aggu, aggis, aggagu; uggu, uggatu, uggugum agdi(a) -≫ aga

aggu(m) "furious" Bab. mostly with libbu ("heart"); < agdgu; > aggis; ? ≫ akku

m71.    ↑枕詞傍証

かぎろい/かげろう gišgirru (= spill) ;語源

かぎろいの→「春」「燃ゆ」
 ・「春に立ち、また燃えるということ」から。
かげろうの→「小野」「岩垣淵」
 ・万葉から使われるが繋がりは不明。「玉蜻蛉」がかげろうのと詠まれたことに関わる。
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-2.html

シカゴ大・アッカド語辞書
gišgirru s.; spill(?); NA.*  〔点火用の〕木片、こより, 動詞は、こぼれる。
用例
kīma ziqtu gammurat giš-gi-ri ušanmar ušērab = when the torch burns to an end, he lights (another) with a spill(?) (and) brings it in. 〜
Possibly to be interpreted and read iṣ girru, "wood for a fire," rather than connected with kiskibirru (giškibirru), "kindling wood."

アッカド語の発音と音節
ṣ = ローマ字でいう"ts"の発音
 つまりツァ、ツィ、ツ、ツェ、ツォです

iṣ girru --- イッ ギッルー、
とすると、gišgirru の発音は、ギシュギッルー、よりは、ギッギッルー →  ぎぎるー

c. かがり火、も、モロ、親戚。(かぎろい = かがり)。 付け火、ignite イグナイト・点火...
万0048 柿本人麻呂: 東(ひむかし)の野に炎(かぎろひ)の立つ見えて反り見すれば月かたぶきぬ

m72.    ↑枕詞傍証

かるもかく guruš-garaš 猪 ;語源

かるもかく→「猪」(ゐ)
 ・「猪が寝床にするためにかき集めること」から。
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-2.html

c. アッカド語は、かなりきわどい単語。良く伝わってきたと思う。
---- ギリシャとか、経由なのかも。

シカゴ大・アッカド語辞書
●guruš-garaš (garaš-garaš, guraṣu-guraṣu, guruṣu-guruṣu) s.; vulva; SB*; cf. garāšu A.

the vulva of sow 雌豚, the [...] of a (female) pig (means) the "copulate-copulate!" of a pig (so called) on account of (what it says to) the semen of the boar.

●garāšu A v.; to copulate 性交[交尾]する; lex.* ; cf. gārišu, gurištu, guruš-garaš

/// pig /// Google 翻訳
γουρούνι /gouroúni/ (pig, sow, hog, oaf, swine) @ギリシャ語
kiaulė (hog, pig, swine, sow, boar) @リトアニア語
külçe (ingot, bullion, nugget, pig, chunk) @トルコ語
galápago (pig, sow) @スペイン語
grăsun (pig, gruntling) @ルーマニア語
gris @ノルウェー語/@デンマーク語/@スウェーデン語
kolobe @ソト語
крме /krme/ @セルビア語/@クロアチア語

sus (sow, pig, swine, boar, hog, kind of fish) @ラテン語

m73.    ↑枕詞傍証

もみじばの na(m)musisu(m) モバイルの → 「過ぎ」「移り」;枕詞語源

もみじばの→「過ぎ」「移り」
 ・「紅葉」から。
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-7.html
c. 辞書引きは、1分で終わった。 pass, to pass で、一発で引っ掛かった。


Black アッカド語辞書
●na(m)musisu(m), nam(mu)susum, namsisu ~ "mobile モバイル・可動性の, agile 敏捷・機敏な" O/jB; jB aldku n, "to pass away, die"; < namdsu R or Sum.?

●nammastu(m), nammassu(m), nammastu 1. Bab.(lit.) "moving things 動くもの, animals 動物" [NIG.KI ?; A.ZA.LU.LU; NIG.ZI.GAL] namasse (sa) seri "wild animals" 2. Mari, jB [A.DAM] (a human settlement) ; < namdsu ?

シュメール語 (ĝ-m) 音通
●níĝ-zi(-šà)-ĝál: living creature ('thing' + 'alive').

万8-1554; 大王の御笠の山の黄葉(もみちば)は今日の時雨に散りか過ぎなむ

c. アッカド語辞典は、もっと言っている。なます、は、もみじ、の親戚だとのこと。 feeling は合っている。 鱠(なます)は肉を、細かく刻んだもの、ミンチ。紅葉も、色々な色の葉が混じって構成する。
masu(m) "to churn, make butter"? O/jB G; > namdsu; namusu ? なます ◎、 ぬた ◎

m74.    ↑枕詞傍証

あまざかる emēdu-gur 遠くへ逃避 ; 枕詞語源

あまざかる→「ひな・鄙」「むかう」など
 ・「都から遠く離れた意」「はるかな天を向かい見ること」から。


合成語  えめづ・あまづ + 刈る
emēdu-gur = hide/ refuge + very strong

c. impose 課す、とあるから、逃避・隠れるというよりは、遠島、島流し、または、仕事で、転勤命令されたんですね。

アッカド語
emedu(m) "to lean on; impose" G (OA, early OB alu, later /'//) [US] 1. "lean on" (=acc.) person, thing; ext., math., stat. "is in contact with, touches, reaches to"; of boat "land", of stars "come into contact with"; "rely on, ★ take refuge with 逃避する" deity, "in" corner ひな・鄙, hiding place 隠れ場所; sadd(su) e. "resort to mountain" (= disappear) 2. "impose, put s.th. on (= ace.) s.o./s.th."; "install" door, beam; "load" captives on boat; "put" yoke, load "on" donkey, neck; "impose" corvee, tribute, tax etc.; penalty, judgement, oath(-taking); illness, woe; O/MB put- e. "give guarantee" Gtn iter. MB "push ever further" into woods Gt OAkk "lie on each other" D "install" beams etc.; med. "apply" dressing; qdta(m) u. "lay hands on", liter, and transf. of legal act; "dock" a ship; "build" quay "onto" bank; "set" fire to s.th.; "★ hide (intrans.) 隠れる in" corners; stat. "is in contact with"; OA "assemble, load" goods etc. Dt pass, of D with qdtu S caus. of G OAkk "cause to take refuge"; NB "cause to impose" tax St "bring" troops etc. "together", "put" (o.'s heads) "together"; "add up" amounts; "knit" o.'s eyebrows; of parts of body, of liver, med. "mix", "add" ingredients "to one another" N 1. recipr. of persons "get together" with (=itti), "confer"; of troops "combine, join up"; "meet" in battle; of parts of liver, stars "converge, meet up"; Nuzi stat. "adjoins" 2. "betake o.s. to", "seek refuge in" 3. pass, of G "be propped up"; "be imposed"; "be placed next to" Ntn (or Nt ?) "continually join together", astr. "continually conjoin";
> emdu I; emidu, emmedu; imdu, imittu II; nemedu, nemettu; etmudu, etarndu; mummidu^; suteniudu; muttetendu; umdu?

シュメール語
gur(4), kur4, gir8: v., to be or feel big; to be endowed with; to turn, roll over; to run; to gallop; to grind (reduplication class) (circle + flowing motion).
adj., thick, coarse; fattened, plump; bright, preeminent; very strong; great (cf., gud, gurx, 'bull'). 刈る(かる)

--------
シカゴ大用例 [in emēdu d) to take cover, refuge]
tubqāti e-mid = hide (them) in the corners!

コンサイス tubuqtu "corner" jB lex., Nuzi 7 ; < tubqu

c. 万葉神事語辞典 (國學院大學)
〜 「天=都」「天離る地=鄙」という歌表現のあり方には、都を中心とし、その外縁部を鄙と位置づける万葉びとの世界観が反映されていると考えるべきであろう。 〜
---- あま + さかる、では無くて、あまづ + かる、なんですけど。 と、私は言いたい。

m75.    ↑枕詞傍証

あぢさはふ igi...suḫ: to stare with wide-open eyes ('eyes' + 'to pop out').→目・夜昼知らず ;枕詞語源

【趣】igi...suḫ (= : to stare with wide-open 凝視する ★eyes ('eyes' + 'to pop out').) あぢ さはふ

m76.    ↑枕詞傍証

いわくだす emuqtu (= wise/ clever) エムクツゥ;枕詞語源

いわくだす→「かしこし」
 ・「岩石をくだすと恐ろしい」意から

コトバンク

c. (m-w) の音通発生。

アッカド語
●emqu(m), enqu; f. emuqtu "wise, clever" Bab. [KU.ZU]; "skilled, clever" craftsman, scribe; "wise" god, king etc.; "crafty" fox; < emequ I; > emqis; emuqtu; emqutu

●emqutu "wisdom" Am.?; < emqu

●emequ(in) I "to be wise" OAkk, Bab. G stat. (emuq) of deity, person St "pray devoutly" to (=ana), for (=dat. pron. suff.); > emqu, emqis, emqutu, emuqtu; nemequ; ummuqu, temiqu; mustemiqu; ? ? emuqu

●emqiš "intelligently" OB; < emqu

/// wise ///  ★ウクライナが、少し似ている。下記以外は皆無。
wijaksana (sensible, wise, discreet, thoughtful, tactful) @スンダ語
wicaksana @ジャワ語
обачний /obachnyy/ (prudent, cautious, careful, watchful, wise) @ウクライナ語★
знахарський /znakharsʹkyy/ (quackish, hoodoo, wise) @ウクライナ語

m77.    ↑枕詞傍証

うきふねの ḫašiḫamer (= to desire/ wish) ;枕詞語源

うきふねの→「焦がる」
 ・「船が漕がれる」から
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-1.html#a-gyou

c. ḫašiḫamer /Ḫa-aš-ḫa-me-ir/ ハァ・シュ・ハ・メ・ィル → うきふねの (ḫ 無音, š-ki, m-n, ir-no)
c. うき、の発音は、 wish ウィシュ、に通じる。つまり、日本へは「浮船」。西洋へは、「wish」で継承。

シュメール語
ḫé-àm フネ: 'so be it', 'let it be', consent, approval, wish (precative prefix + i + 'to be').

アッカド語
hasahu(m), OA occas. kasdhum "to need, desire" G (Bab Hi, Ass. a/a, a/u) "need, require", "want" s.th.; "desire, wish for" esp. stat. in Am., Bogh., Ug., Nuzi; also of heart "yearn for 焦がれる" s.th. Gt jB, ellipt. "be in constant need" D "make needful of; stat. "is in great need" N pass, of G jB 1. "be required" of foodstuffs etc. 2. "fail, be found wanting"; > hashu; hisihtu, hasahtu; husahhu

シカゴ大 ḫašāḫu v.; (1) to need, require, (2) to desire, (3) to like, 〜 (2) to desire: Ḫa-aš-ḫa-me-ir (= ḫašiḫamer)
m78.    ↑枕詞傍証

かやりびの girigubbu 踏み板、踏み板の釘 ;枕詞語源

かやりびの→「下」「底」
 ・「蚊遣り火は上にのぼらずに下にこもり燃える」から。
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-2.html
https://kotobank.jp/word/%E8%9A%8A%E9%81%A3%E3%82%8A%E7%81%AB%E3%81%AE-467062

これ、非常にワザとらしい。ので、多分、アッカドにある。--- 有った。
--- 信じられないメチャクチャこじつけ。

枕詞 )
@ 「蚊遣り火の燻(く)ゆる」ことから,同音の「悔ゆる」にかかる。 「 −悔ゆる心も尽きぬべく/拾遺 雑下」
A 蚊遣り火が見えない所で燃えているところから,「した」「そこ」などにかかる。 「 −いつまでわが身下燃えをせむ/古今 恋一」

c. 足元 (= foot) の 台・踏み板。または、踏み板の釘(クギ)。 釘が、後悔の念をチクチク刺すのカモ.
 あるいは。 peg = 釘(クギ)・杭(クイ)で、杭 = 悔い(クイ)、のお遊び、カモ。


シュメール
ĝìri-gub(-ba): step; footstool 足台・台, pedestal ('foot' + 'to stand').

アッカド Black 辞書
gistappu(m), OAkk glkissappum, galtappu(m), jB kersappu, kilzappu Bogh., Syria also kiltappu "footstool" OAkk, Bab. [GIR.GUB; NB also GIR.GUB.BU]; also "threshing-sledge"; Qatna, Am. as element of ornament; Am. transf, ref to pharaoh's subjects; ? ? kaltappu

シカゴ大・辞書
girigubbu s.; footboard 踏み板 (of a chariot); lex* ; Sum. lw. [giš.gir.gub.gigir] = [gi]-ri-gub-bu 〜 footboard of a chariot, 〜 [giš.gag.gir.gub.gigir] = sik-kàt KI.MIN peg of the footboard 踏み板のクギ ibid. 36;〜

m79.    ↑枕詞傍証

ことさえく ka-ta-è šeg-gi (= to utter noisily 騒がしい発音) ;枕詞語源

ことさえく→「唐(から)」「百済」など。
 ・「さえくは、騒がしく言うという意。外国の人がうるさく話す」という説から。 --- 正しい。
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-2.html

シュメール
●kúr...di: to speak hostile words 脅し・威嚇の言葉を話す('hostile' + 'to speak').
ka-ta-è: utterance 発音・発声 ('mouth' + 'from' + 'to go out').

šeg gi [MAKE NOISE 雑音発生] (70x: Old Babylonian) wr. šeg10 gi4; šeg11 gi4; šegx(|KA×KID2|) gi4; šegx(|KA×LI|) gi4 "to make noise" Akk. šagāmu

m80.    ↑枕詞傍証

かしのみの [ku-ru-ul-lim] 単一の束 ;枕詞語源

かしのみの→「ひとつ」「ひとり」
 ・「橿の実は一毬にひとつだけ」から。
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-2.html

c. 別資料:かしのみ の 【樫▼の実の】 = 樫の実は一つの殻に一つずつ入っていることから,「ひとり」にかかる。 「 −ひとりか寝(ぬ)らむ/万葉集 1742」

c. one, only, 見つからず、single --- 有った。

アッカド Black 辞書
kuru(l)lu(m) I, kurillu "sheaf〈縄などで結んだ〉稲束、麦束, stook トウモロコシの束" O/jB, M/NA; "(single) sheaf 単一の束, coll. 会話形 "sheaves, the harvest"; MA, Nuzi (a harvest festival); Mari pi. f. "bundles 束" of vine-prunings つるの剪定・刈込; -> k. II
kurullum II ~ "catastrophe 大惨事, death-toll 〈事故や災害の〉犠牲者" Mari; = k.ll

シカゴ大・辞書
kurullu A in ša kurulli s.; sheaf gatherer; OB lex.*; 〜
lú.še.zar.kéš.da = ša [ku-ru-ul-lim] → かしのみの (r-s)
m80.5.    ↑枕詞傍証

あかひもの [a-ra-ku ūmū] long-lasting days ;枕詞語源

あかひもの→「長く」。
 ・「小忌衣(おみごろも)の赤紐は長い」ので。

c. あか = a-ra-ku (= to to last long 長く続く), ひも = ūmū (= day) 何日間もズーット続く、の意。 あかひも = long-lasting days。のアッカド語


アッカド語 by Black 辞書
raku(m) "to be long" [GID(.DA)] G (;'/;') of distance; transf. in PN of arm (idum); of time, patience, life, reign "be long, last long; drag on; be too long" D of space, time "make long, lengthen; be overdue"; in hendiad. urruku + vb. "do X at length" Dt "be protracted" S "prolong, extend" time; >> arku, ariktu; arraku; urku;

シカゴ大・辞書 arāku v.; 1. to become long, to last long, to be long-lasting, 2. to last too long, to be delayed, 〜 1. b) to last long, to be long-lasting -1' with expression of time (ūmu, šattu) 〜 wr. a-ra-ku ūmū === long-lasting days 長期間・何日間も 〜
つまり、a-ra-ku ūmū (= long-lasting days) の 「ア・ラ・ク ウームー」 が、「あかひも」に化けた。

umu(m) I; pi. m. & f. "day" [UD; astr. -≫ 1] 1. "daytime" as opp. to night [astr. ME]; is bright, cloudy etc.; A. kuru/arku "short/long day" of winter/summer; 〜

m81.    ↑枕詞傍証

うつゆうの hadālu(m)/ haziri (= retreat/ hold back/ go back) ;枕詞語源

最新は、シュメール語 u6-di...e 虚木綿(うつゆう)[= 称賛に値する、茫然、心奪われ状態]

うつゆふの/うつゆうの→「まさき」「こもる」
 ・かかり方は不詳
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-1.html#a-gyou

from 別資料:
( 枕詞 )--- うつゆうの【虚木綿の】
「まさき国」「こもる」にかかる。 「 −まさき国といへども/日本書紀 神武訓」 「 −こもり てをれば/万葉集 1809」

c. うつゆうは、『こもる』のアッカド語。
c. 真狭(まさき)国 = 狭い国 (sig9 [= narrow])、ではあるが。--- 縮こまってる。こじんまりしている。
c. hadālu ウタール → うつゆー (h 無音, d-t, l-y)  ,, ≒ 内気(うちき)

アッカド語 Black 辞書
hadalu(m) II - "to retreat 避難・引退・引きこもり, go back"? O/jB G (;'/;') math, of projection on bank D "hold back"? water S caus. lex. only

シカゴ大・辞書
hadālu  mng. unkn. ---unknown 不明だって。

haziri v.; hold back (すごすごと)引き下がる ḫa-zi-ri

c. hold back = (すごすごと)引き下がる、尻込みする、ためらう、遠慮する、手加減する、容赦する、気後れする、ひるむ
〔感情を〕抑える、〔行動を〕(差し)控える、自制する、思いとどまる--- 慎ましい。内気。

シュメール語
ḫa-za: to hold, grasp; to retain 保持する (Akk. ahaazum, Orel & Stolbova 25).

ri : adj., far, distant

sig9; si: to be narrow (★narrow, fine [ + neck-like]).   さき、真狭(まさき)の、さき。
musiqqum (= "who makes ★narrow, confines" OB lex.; < sidqum D) まさきの
--
c. narrow で攻めても「うつゆふ」は見つからない。発想を変える必要がある。【趣】の辞書の narrow の近辺に、pit 窪み(くぼみ)があった。「まさき」は、 「せまい」というよりは「くぼみ、くぼ地」かも。
【趣】sidug (= : ravine 〈フランス語〉〔深くて細い〕峡谷、渓谷◆流水によって浸食されてできた峡谷を指す。; ★pit; pitfall; trap (si, 'to be straight, ★narrow', + dug, 'vessel').) うつゆう (s 無音, g-yu)、さき
c. インド弁の pit を攻めたら、下記有り。--- ピンポーン、でした。
【民】veTTuttAvu (= tank ★pit タンクピット; deep portion of a tank タンクの深い部分) うつゆふ
【民】izivu (= 1. inferiority, lowness, baseness; 2. disgrace, dishonour, ignominy; 3. diminution, decrease, deficiency; 4. ruin, destruction; 5. fault, blemish; 6. pollution, defilement; 7. hollow 〔表面が深く〕くぼんだ、へこんだ, ★depression, ★pit) うつゆふ(虚木綿、鬱悒)
c. 「窪み」なので「引き籠る」にも掛かって、100点満点。
c. 鬱悒(うつゆう) の意味 = うつ‐ゆう〔‐イフ〕【鬱×悒】 の解説
心配事などがあり、心がふさがること。
cf. 内木綿・考  うつ・ゆふ と まさき
--
【民】muTukku (= 02 urging, pressing hard; 2. corner; 3. ★narrow, winding street; 4. increase; dearness, as of price) まさき
【民】maTTukkuzi (= excavated ★pit) まさきシ
【民】kUval (= 02 1. well; 2. hollow, hole ★pit) こもる (v-m)
【民】karappaRai (= room to hide oneself in, ★retreat) こもる (r-m, pp 無音)
【賛】viSAda (= m. slackness, dejection, ★depression, aversion, disgust.) ゆううつ(憂鬱)△、ゆーつだ

m82.    ↑枕詞傍証

ふせやたき ḫa-ḫa-a ša diqāri 鍋のスス ;枕詞語源

ふせやたき→「すす」
 ・「伏せ屋で火を焚く」時の様子から。
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-6.html

c. スス soot から攻めて辞書引きしていくと、誰でもこの結果になる。多分。
c. 煮炊きする、の「炊き(たき)」は、diqāri 丸底鍋、由来。カモ。
c. スス の 前身は、フフ・フセ、でした。とさ。

シカゴ大・アッカド語辞典
ḫuḫû s.; slag; OB*; cf. ḫaḫû A.
[an].zaḫ.lû = ḫu-ḫu-[u] , ḫu-ḫi-a-a-am ša pa-ḫa-ri = slag of potter's (kiln)

ḫaḫû A. 用例 alaqqakkimma ḫa-ḫa-a ša utūni um-mi-nu ša diqāri = I shall take against you slag from a kiln, soot スス from a cooking pot.

Black コンサイス辞書
hahu I, huhu(m) "slag, clinker 溶けて塊となった燃え残り" O/jB, of potter; from oven

tldiglkimu, MB also dikenu "ashes 灰" M/jB, NA [DE] NA ;. Sa uhulu "potash 炭酸カリウム"; jB ;. Sa diqdri "ceramic slag 陶磁器の"?; jB also (a plant)

c. diqāri なのか diqdri なのか、辞書によって異なる。イイカゲン。
しかも、両方とも同じ辞書に載っていない単語。
c. ša って何だ。det. pron. that, which, that of, または、pron. the two of (dual determinative pronoun) --- which 関係代名詞ですね。

diqāru --- (a bowl with a round bottom, for serving and heating)

utūni は、utūnu
utūnu --- oven, kiln, furnance

m83.    ↑枕詞傍証

まつかえの Marduk マルドゥクの ;枕詞語源 -- 繁栄の神の名

まつかえの→「栄え」
 ・「松柏(しょうはく)は、常緑である」から
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-7.html

c. アッカド語 naḫāšu 繁栄、よりは、Marduk の方が「まつかえの」の発音に近い。
恐らく、Marduk は、繁栄の代名詞である。シカゴ大・辞書の用例がそれを物語っている。
c. マルドゥク が、まつかえの、に訛(なま)った。つまり、「まつかえ」とは、繁栄の神様の名前。多分。

シカゴ大・アッカド語辞書
naḫāšu v.; to prosper, to thrive, to be in good health, 2. to be pleasing (Nuzi only), 3. nuḫḫušu to make properous, to make rich, 〜
cf. munaḫḫišu, naḫšu, nuḫāšu, nuḫšānu, nuḫšu
用例: napluska šīmat na-ḫa-ši = your (favorable) glance, Marduk, means a fate of prosperity. マルドゥクよ、あなたの(好意的な)一瞥は、繁栄の運命を意味する。

c. Marduk マルドゥク とは、古代バビロニアで信仰された神。
想像を絶するほど絶妙に作られた四つの目と四つの耳を持ち、この目と耳で何事も見逃さず、聞き逃さない。神々の中で最も背が高く、他の神々10柱分の輝きに満ちており、唇を動かせば炎が噴き出す。他の神々の2倍の力を持つ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/マルドゥク

c. napluska は、恐怖の一瞥、の意。Marduk の発音では無い。

シカゴ大に、 file-[N1], p67 -- muṭaḫḫid とは何? --- まつかえ、に似ている、コレ何?。
nadu --- abandoned, uninhabited, 〜
用例: muṭaḫḫid nisī apâti mušēšib tīlī na-du-ti = (Nigirsu) who makes the numerous people prosperous, who resettles the abandoned ruins.

/// prosper /// 皆近いが、少しづつ違う。難しい。
medrar (thrive, prosper) @ポルトガル語/@スペイン語
mache byen @ハイチ語
makmur @スンダ語
magkapalad @タガログ語
menjadi makmur @インドネシア語
mouswag @セブアノ語
napredovati @クロアチア語
najot @ウズベグ語
наживатися /nazhyvatysya/ @ウクライナ語
nicat @アゼルバイジャン語

/// prosperous ///
norocos @ルーマニア
makmur @インドネシア/@マレー/@スンダ語
masagana @タガログ
mafanikio @スワヒリ
nanan-karena @マラガシ
napredvasht @ブルガリア
napredan @セルビア/@クロアチア
menestyva @フィンランド
-nothile @ズールー

c. マツコデラックスと、マルドゥク/マードックって、関係ある?--- 無い。

m84.    ↑枕詞傍証

ひなくもり ḫi-mit-tú kamāru 積み重ねられた氷 ;枕詞語源

ひなくもり→「薄氷」
 ・「日の曇り」から。 ------ 解釈、間違っていますね。
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-6.html

c. この問題は、易しかった。file [H]と[K] のシカゴ大・アッカド語辞書を、"␣ice" で検索したら、即、引っ掛かった。

i.e.
ひな = ḫi-mit-tú ヒミッツゥ → ひな、氷。
くもり = kamāru クマル、 積み重ねる
ひな・くもり = ḫi-mit-tú kamāru (名詞+動詞の形式)= 積み重ねられた氷 → = 薄氷

シカゴ大
ḫimittu A s.; scorching heat(?) 焦げる暑さ・酷暑・極寒; SB*; cf. ḫamāṭu B.
ḫi-mit-tú = šu-ri-pu ḫ. (= ḫimittu の略) = ice 氷

kamāru v.; 1. to heap up, pile up, to spread (dates for sorting) 〜
用例: kamāru ša šurīpu = to pile up ice

c. 「日の曇り」から。は、誤り。「ひな」は「日」では無く、「氷(ひ)」である。「曇り」は、動詞で「雲が入道雲の様に重なっている様」で、「重なる」である。

m84.5.    ↑枕詞傍証

なまよみの nu-ni-iḫ-ma (= to satisfy) 満足させる ;枕詞語源

なまよみの→「甲斐」
 ・「生吉(なまよみ)の貝」からか? ----- ナニ、コレ。もうメチャクチャ。
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-5.html
cf. <研究ノート>「なまよみの甲斐」考 by 鈴木 武晴

my コメント: ↑は、並+良し、説。でも「かひ」の発音と無関係な説。
私の解は、「やり甲斐がある」の英単語、 worth, reward でアッカド語辞書を探したら、似ているものは無かった。 satify で検索したら、有った。

cf. 高橋虫麿の不尽山を詠める歌

シカゴ大 file [N1] p149
nâḫu A. 7. nuḫḫu to satisfy 満足させる, to put (someone's mind) at rest 心を和ませる〜
用例: cf. ekallam nu-ni-iḫ-ma

c. Black コンサイス辞にも、 satisfy で、近いものがあったが、上記とは異なっていた。

ne'u(m), ne'u, OAkk na'd'um, OA ned'um "to turn back" (trans, and intrans.) 〜
; "satisfy, allay" hunger D ~ G N "be turned back"; MA of ship "capsize, overturn"; > munehhu, mune'u 1 -; nu"u

nahu(m), OAkk, Ass. nudhu(m) "to rest" G [HUN.GA] 1. "be at rest, become restful"; 〜

m85.    ↑枕詞傍証

いそまつの issu + matema (base of forever) 永遠の礎 ;枕詞語源

いそまつの→「常にいます」
 ・「磯辺の松が長生きで常緑であること」から。
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-1.html

c. アッカド語 ---  永遠の基礎/基盤・土台・礎(いしずえ)[名詞 + 副詞の形式]の複合語
c. この言葉は、意味深い。普通、遺跡の建物は火事や戦争で無くなるが、その土台石は、残る。

matlma, matema, matime, immatilema "ever; always いつも・常に" [UD.KUR.SE] 1. in questions "at any time, ever"; in pos. sentences "sometime"; with neg. "never" 2. "always" in the past 3. "for ever 永遠に" in the future; ana m. "for ever"; < mati; ? ≫ mutima

isdu(m), elusdu(m), OB also istum, M/NB also ildu, irdu, NA issu イソ ; pi. f. "foundation 基礎, base 基盤・礎" [SUIJUS (-+ sursu); OAkk, OB also DU; UR; DUR] freq. du. 1. "foundation" of ? building; transf. of throne, reign, land, city etc.; ref. to persons, "discipline" of troops, bel isdin "disciplined person"; "position, situation" of s.o. in life, esp. in PNs 2. "base" of vessel, "hull, keel" of boat; "stand" for jars; "central part" of object; "stump, trunk" of tree; i. same "base of heaven", i.e. "horizon" [AN.tJR] 3. "root" of tree, plant, /. nasdhu "to uproot" 4. "base" of part of body, feature on liver, jB du. "legs" of person; > isittu II; rasddu ?

m86.    ↑枕詞傍証

いけみずの i-ka miṣra 外掘り(= 周囲の深い溝); 枕詞語源

いけみずの→「いい」「そこ」「下」「深き」「つつむ」
 ・「池の水はいいで引く意。池の底の意。池の堤」から
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-1.html

c. 「いけ」の「池」は、正しい。「みず」は、「水」ではなく、「境界」。溝(みぞ)も許容。
i.e. 「池溝の(いけみぞの)」の当て字が、語源に近い。

シカコ大・アッカド語辞書
iku (igu, eku) s.; 1. dike 堤・溝, 2. plot of land surrounded by a dike 〜
i-ka ana šut[ēšuri] (in parallelism 並列処理 with miṣra ana kunni)

用例: sa ... i-ka miṣra ittiqu kudurra unakkaru = who transgresses 〔規則・命令・道徳などを〕破る the boundary ditch 溝・用水路 or the boundary, or moves the boundary stone

Black コンサイス辞
misru(m), misirru, misaru; pi. m. & f. Bab., M/NA 1. "border, boundary 境界・周辺"; NB bel m. "(adjoining) neighbour"; "boundary mark"; "band, dividing line" on figurine etc.; jB pi. f. "limit" of time (? ≫ masdru D) 2. "territory, region"; ana m. mdti turru "to reconquer" 3. M/NA (an ornament); > masdru ?

シュメール語
ég, ék, íg, e: n., levee, embankment, dike, bund (a, e4, 'water', + ig, 'door') [EG2 archaic frequency: 12; concatenates 5 sign variants].
v., to water; to speak, say (e = sing. maru, plural hamtu, and plural maru; cf., dug4 , also di); to do (as auxiliary verb preceded by a noun).
demonstrative pron., this one; in the immediate vicinity; suffixed to ergative agent.
prep., locative/terminative suffix - in; toward.

m87.    ↑枕詞傍証

あらがきの bar-eg-ga 土手の外側 ;枕詞語源

あらがきの→「よそ(そと)」
 ・「物の隔てとなるものの意」から。
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-1.html
万葉集 2562: 里人の言寄せ妻を荒垣の外にや我が見む憎くあらなくに

c. bar-eg-ga バル・イケ・ガ → ハル・ラガ・キ → アラガキ (b 無音) の音通。

シュメール語
bar-eg-ga: outer side of the levee 土手・堤防('outer side' + 'levee' + genitival a(k) 【言語学】属格(形)の).

m88.    ↑枕詞傍証

くさかげの kad gag (= to cluster by keyword) ; 枕詞語源

くさかげの→「あら」「あの」など「あ」のつくもの。
 ・理由不詳
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-2.html
コトバンク
くさかげの あのなゆかむと はりしみち あのはゆかずて あらくさだちぬ
萬葉集訓話私撰 「 く きかげのあのの」の東歌 by 森重 敏


c. 「かげ」は、実は「鍵(カギ)」であった。草稿、の漢字の中に、草が有るね。 why?。

シカゴ大・アッカド語
kasaru to tie, bind together, to join, to collect, to compose a text, 〜
3. to cluster, gather

ḫīqu adj. p. 197a. Add, in heading after keyword: 〜
c. ḫ は k に音通する。

シュメール語
kad4,5: to tie, bind together

gag.MUŠ [KEY] (1x: Old Babylonian) wr. [ĝiš]gag-MUŠ3 "key" Akk. namzāqu

(ĝiš)gag, kak: peg; nail, spike; bone; hinge, joint, knee (reduplicated to be long and neck-like; cf., gub)

m89.    ↑枕詞傍証

きみがよの kainimakku + -ya の = 私のお願い(=祝辞・祈願) ; 枕詞語源

  きみがよの→「長」
 ・「君が代は長かれと祈る」から。
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-2.html

c. 「君が代」の「きみが」と言う言葉は、アッカド語の慣用句で、Marduk マルドュク神に願い事 を言うときの決まり文句。だって。----- 詳細不明。--- プロの人は調査して下さい。

アッカド語 Black コンサイス辞
ka'inimmaku "wish 願望・祈願, plan 計画"? jB; < Sum.
シカゴ大・アッカド語辞
kainimakku a.; formula 式辞・決まり文句・公式, plan; SB*; Sum. lw.
When they gave the kingship to Marduk
ka-inim-ma-ak (var. [...] -inim-mauk) dumqi u tašmê ... izzakru
they pronounced formulas (to bring about) grace and obedience
Ea called (Marduk) into his inner sanctum 聖所 [ka]-inim-ma-ak libbišu itammīšu to tell him of his secret plan.

The reading iniminim(m)akku is also possible.

補:
dumqi = good, prosperity, friend? --- grace
u = and, but, also
tašmê = understand, mutual agreement --- obedience
izzakru = be known? /izzakkar/ i-du-u zikir
inim = word 意味・言葉
libbišu = mind, will 意志

-ya "my" (1 sg. pron. suff.) (-+ GAG §42g-k);

kīma (kīmē) conj.; as soon as, when, accordong to, in the manner of, as, that, whether, 〜

kīma (kīmē, akkīma) prep.; like, in the manner of, as, acording to, corresponding to, 〜

c. 別解:君、に永遠の意味もある。
gina, ginu adv. "constantly; usually" M/NB [DlS- ] 1. "always, permanently", NB ana g. "for ever" 2. "regularly, normally", kT(ma) sa g. "as usual"; NB astr. nasdru sa ginS "regular observation"; jB subdt g. "everyday clothing"?; < Akk. lw. in Sum. 君が代の、君 ◎
シュメール語 genna, gena, ginna, gina[TUR+DIŠ]: constant; regular; small; the planet Saturn (possible loan from Akk. kajjamaanu, kajjaanu, and kaanu 'constant'; cf., gi(n), ge(n) and ĝin, ĝen).

マルドゥク
君が代
ヘブライ語で読む「君が代」
-----------------
関連コメント

「君が代」とヘブライ語解釈についての感想。

「君が代」の歌のヘブライ語解釈のサイトがある。
http://www.historyjp.com/article.asp?kiji=171

著作権の関係があるので、文章は一切引用しないが、この解釈は、枕詞としての「きみがよの」が「長」に掛かる、という通説、を説明できていない、と思う。

普通、大昔の伝承により引き継がれたものでも、その意味の微かな痕跡を残すものだ。「私の願い」のアッカド語解釈は、「長」への痕跡を残す。

従って、ヘブライ語解釈は、何の説得力も無い。 ただの fiction (こじつけ)である。
【 What time is it now? --- ほったイモイジルな。と似ている。日本語の起源とは無関係。
(また、君が代の歌詞の単語のうち、君が代の、だけが枕詞として認識されているのは、何故か。 君が代の歌の中の他の単語も枕詞として挙げられていても良いと思う。)

アッカド語解釈として、 -ya を「きみがよ」の「よ」に今回割り当てた。これは間違っているかも知れない。 kainimakku + -ya の用例のサンプルは見つからなかった。私の fiction かも知れない。

-ya の音は、「や」であり「よ」ではない。しかし、アッカド後の複合語の並びから見ると「形容詞」「動詞」(or 「副詞」)である必要がある。 -ya は、 my の「形容詞」なので一応合格。
でも、「予/余(よ)[一人称]は満足じゃ」、などの言い回しもあるから、-ya は -yo になるかも。
----------------
天照(あまてらす) と アマルトゥ(= マルドゥクのアッカド語名)
女と男の違い以外は、非常に似ている。
天照大神って男神ですか?女神ですか?
--- 太陽神で女の例はほとんどないとの事。なので、大昔は、男神臭いだって。
日本では途中から女神に変えたとしても、色々な所でほころびが出る。その一つが、「まつかえの」と、「君が代」

m90.    ↑枕詞傍証

にわたずみ Nu-ùḫ-ša-tim 大量の恵み・水 ;枕詞語源

にわたずみ→「流る」「行く」「川」
 ・「雨が降って地上にたまり流れる水」の様子から。
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-5.html

シカゴ大・アッカド語辞書
nuḫšu s.; abundance, plenty, prosperity; from OAkk. on; wr. syll. and ḪÉ.NUN cf. naḫāšu 〜 a) provided by king: 〜, b) provided by the god: 用例 Nu-ùḫ-ša-tim 〜, c) referring to water: šākin mê nu-úḫ-ši-im ana nišīšu (Hammurapi) who provided abundant water for his people.

c. この言葉 nuḫšu は、甚/甚多(にへさ)そのもので、それの変化ですね。
しかし、当時の日本人には、既に、「にへさ」と「にわたずみ」は、別物に見えてしまっていたのかも知れない。

つまり、にわたずみ = にへさ + タム(名詞化) = 甚多(にへさ)な物 ----→ 水・川

参考
Black コンサイス辞書 ---- この辞書は、特殊発音文字が無視されている補助辞書
nuhsu(m) "abundance, plenty; fertility" [IJE. NUN] "fruitfulness" of fields; "plentiful harvest"; in PNs; < nahdsu

m91.    ↑枕詞傍証

にわたずみ nēbertu samû 浮舟・迷子の横断 ; 枕詞語源

にわたずみ→「流る」「行く」「川」
 ・「雨が降って地上にたまり流れる水」の様子から。
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-5.html

別資料 goo 辞書
にわ‐たずみ〔にはたづみ〕【×潦/行=潦】
[名]雨が降って、地上にたまり流れる水。
「はなはだも降らぬ雨故―いたくな行きそ人の知るべく」〈万・一三七〇〉
[枕]地上にたまった水が流れるようすから、「流る」「すまぬ」「行方しらぬ」にかかる。
「―流るる涙留めかねつも」〈万・四一六〇〉

c. 発音的には、「にわた」「ずみ」に分ける、と言える。「にわ」「たずみ」では無い。「庭田(にわた)様(さま)」 の feeling に近い。
c. 下記料亭の写真を見ていると、庭田様が、雨の後に現れると言った感じ。何か、大陸横断してきた日本のご先祖の象徴のような言葉だ。また、写真の水たまりの状態が日本とそっくり(∵ もう行き場が無い) (?)。

cf. にわたずみの語源 (奈良の宿大正楼)

samu II "- "to vacillate 揺れる, be undecided 未決定の" j/NB, NA G (u/u) of person; politically "be unde- pendable"; NB "be inept 的外れな"; jB of ship "drift 漂流・吹きだまり" Gtn NA of feet "deviate それる, stray 迷子" D ~ "cause to stray, lose direction 方向を失う"; > samu I, samis; sumum II; ? ? nasmitu

c. シカゴ大・辞には、無い。---samû adj.; awkward, inept; MB 〜,,, samû v.; to become anxious, troubled, discontended, 〜 が近い。

nebertu, Ass. nebartu(m) "crossing(-place)"; "process of crossing" sea, river, OA "ferry(- due)"; "far side, opposite bank"; < eberu I

c. シカゴ大のスペルは、nēbertu (nēbartu)

cf. 万葉集178番歌
御立為之 嶋乎見時 庭多泉 流涙 止曽金鶴:
 御立為(みたたし)の 嶋(しま)を見る時
 にはたづみ 流るる涙(なみた)
 止めそかねつる

Akkadian Poetic Vocab #2 /18/ --- nēbertu = crossing, ford  /16/ kainimakku = plan
--- この言葉は、アッカド語の中でも、詩歌で使用される言葉に入るみたい。面白い。
万葉集の歌人は、このアンチョコを実は持っていた、トカ。

m92.    ↑枕詞傍証

にわにたつ naḫalittu (or /na-aḫ-la-ap-du ša/) 亜麻製の服 ; 枕詞語源

にわにたつ→「あさ」
 ・「庭に生えるもので、麻」の意から。
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-5.html

c. この単語捜し問題は、麻 の英単語が、hemp, linen しかないので、非常に、易しい問題であった。nahalittu の方は、 Black の辞書を加味して、攻めていくと見つかる (?)。
シカゴ大・アッカド語辞書 file-[N 1]
p124
naḫalittu s.; (a garment); MA.* 〜, Possibly a mistake for na-ḫa-<la>-áp-ta (= naḫlapta).
p138
● naḫlaptu s.; 1. wrap, outer garment 外衣 (worn by soldiers 兵隊 and as festive apparel お祝いの衣服) 〜 1. b) meterial: na-aḫ-la-ap-du ša GADA.MEŠ = a cloak made of linen HSS
c. つまり、お祝いの席で着る亜麻製(軍)服。高級服。

関連 file-[N 2] p318
● nuḫḫutu adj.; ( qualifying silver and linen?); NB. a) qualifying silver: 〜 b) qualifying linen (?): 〜 the laundryman クリーニング屋 〜
v.; to trim, clip 〜 d) other occs.: šumma martum nu-ḫu-ta-at = if the gall bladder 胆嚢 is stunted(?) 発育不良の

Black コンサイス辞書
naha(l)littu (a garment)? MA; rdg. uncert.

-------------
関連

【万葉集 巻第四 521】
藤原宇合大夫、遷任して京に上る時、
 常陸娘子の贈る歌一首

 庭に立つ 麻手刈り干し 布さらす
 東女を 忘れたまふな

 庭立 麻手苅干 布暴 東女乎 忘賜名
----

の解説に、
「常陸娘子」が、
 どのような女性であったのかは判らないが、
 歌の内容から農業に従事している女性であったらしく、
 化粧をし着飾った上に計算高いだけの京の女とは違う
 本物の美しさを、宇合は見出したのかも知れない。


この解釈は、間違っている。亜麻の高級服を着る人が、百姓しているはずはない。
歌の「内容から農業に従事している女性であったらしく」
は、語源を知らない人の解釈であり、今から思うとチャンチャラおかしい。

日本語を(現在の)日本語だけで理解しようとすると、こういうことになる。


苅干 は、仮干、陰干、であるが、お遊びで、敢えて、苅干、とした。多分。

-----------
別資料
【巻4(521)。】庭立  麻手苅干  布暴  東女乎  忘賜名
庭に立ち 麻手刈り干し 布さらす 東女を 忘れたまふな

〜 結論。「庭立」は「庭に立ち」と訓ずるのが正しく、作者の女性が庭に立って麻を手で刈り取っている情景なのである。〜

-----→ この解釈も、間違っていると思う

アッカド語の辞書内容を全文引用しなかったが、省略した中に、下記が有る。
● nuḫḫutu adj.; ( qualifying silver and linen?); NB. a) qualifying silver: 〜 b) qualifying linen (?): 〜 the laundryman クリーニング屋

「nuḫḫutu」という言葉は、linen と同時に laundryman 洗濯屋をイメージするらしい。
東女を、当初、亜麻の服を着る、それなりのお姫様で、その着物を干すのは東女の下女だと思っていたが、どうやら、私も勘違いしていた様だ。
東女とは、(身の回りの世話をした)下女・お手伝いさん・洗濯女さん自身、ですね。

〜作者の女性が庭に立って麻を手で刈り取っている情景なのである 〜
→ ちゃんちゃらオカシイ。

麻を手で刈り取って、それを干すのか?。--- 干して、その後どうするのだ、と言いたい。
--- マリファナにでもする?
(また、もし、麻の繊維を取るなら、庭の麻じゃなくて、畑の麻、でしょ。)

麻手(= 麻製)の布を、洗濯して、それの、シワを伸ばして、借り干し(= 陰干し)するん、でしょ。


cf. あさでこぶすま 麻手小衾  --- 「手」 の意味。
麻布で作った夜具。「庭にたつ麻手小ぶすま今夜だに夫より来せね麻手小ぶすま(万葉集三四五四)」に見られ..

m93.    ↑枕詞傍証

夏(なつ)系 3つ
なつごろも = naḫtu + gulenu = 布 + 衣
なつそびく = nasisu (or nazizu) + ひく = 亜麻(の糸)を引く
なつびきの = naḫtu + ひく = 布(の糸)を引く

なつごろも→「かとり(地名)」「うすし」「ひとえ」「たつ」「き」「ひも」「すそ」など。
 ・「夏の衣服のかとり」の音から。その他は、夏の衣の縁語から。

なつそびく→「うな」など。
 ・「夏麻(なつそ)を引く畑の畝」から同音。

なつびきの→「いと」
 ・「繭から糸を引き取る」から。
http://homepage3.nifty.com/hitokasumi/grammar-5-5.html

c. 「なつ〜」の形の枕詞。日本で作られた合成語の感がある。「なつ」は、「にわにたつ」の変化とも言える。
cf. 「なつびきのいとことわりや」 [訳] まことに当然のことだ。(蜻蛉日記 上)
cf. 夏引き(なつびき)

アッカド語
tawum, tamu, temu "to spin, plait" Bab. G (i/i) [NU.NU] textiles, threads; > tamu, tamutu?; timu, timitu; tumanu; tamitu, tamutu (糸を)摘む(つむ)

コンサイス辞書
■ nuhhutu NB 1. "cut off, struck off of silver
2. mng. unkn. of linen; < nahdtu D

nahdtu を攻める ---- 下記、から、「なつ」 nahtu = (a type of garment) が導出される。

■ nahtu "small, slight" j/NB 1. "young (bird)"
2. lex. (a part of the entrails)? 3. lex. (a type of garment); < nahdtu; ?* nehtu

garment を攻める。
naspiku (a garment)? Nuzi なつひき   --- シカゴ大・辞書には無い。 why?
nehsu II (a garment) OB (N.Mes.)
nemra'u (a textile or garment)? jB/NA lex. 布(ぬの)
nukkusu(m) I "cut (in pieces)" O/jB; of garments, flesh; < nakdsu D 脱がす(ぬがす)
parisu (a garment) NB はりす   針素

改めて、シカゴ大辞書を確認
naḫtu s.; 1. fledgling bird, 2. (a piece of cloth), 3. (a part of the extra) なつ

flax 亜麻 から攻める
nasisu (or nazizu) s.; (a garment); Mari*; cf. *nasistu. 〜 x ŠE.Ì iš 5 TÚG na-sí-sí šu LAM.KI = x flax for five n. -garments なつそ

衣(ころも)語源
gulenu (gulanu) s.; (a coat); gu-la-nu, probably WSem. lw.; Probably to be connected with Heb. glom, Aram glima, glaima.

cf. 夏引きの 手引きの糸を くりかへし ことしげくとも 絶えむと思ふな (古今和歌集の部屋 > 巻十四, 703)
   |--- 「海上(うなかみ)/宇奈比(うなひ)」の枕詞

c. 富山の宇奈月温泉、の、月は、うねって、(山・天を)たすき状に昇って行く所の姿が美しい (?)。
  ---- or 不動の滝の姿が、糸の様なのです。 不動の滝の写真 滝に見えない。人工ダムに見える。

--------------
【関連】

春すぎて 夏来(き)にけらし 白妙(しろたへ)の 
    衣(ころも)ほすてふ 天(あま)の香具山(かぐやま)

「万葉集第1巻第28首:
春過ぎて 夏来たるらし 白妙の 衣ほしたり 天の香具山」

百人一首講座
古文:文章の訳/読み解き
子供と愉しむ百人一首
持統天皇 (wikipedia)
『天の香具山』が出雲大社の西にある『奉納山』だった
け−らし  来にけり/ける + らし → 来にけらし、来たる+らし、
天の香具山に干してあった衣の正体は何だった
天香久山 - 奈良に住んでみました

c. 持統天皇って、叔父さんと、結婚していますね。血族的にはチト問題 (?)。

@ 夏来(なつき) -- なつびきの  、似ている
A 天の ---- 亜麻の
B 香具山 -- 畝傍山(うねびやま) なつそびく→「うな」の関係

結論:持統天皇も、父の天智天皇、同様、この親子は、かなり、(スラブ)言語に長けていますね。
ex. 秋の田のかりほの庵の苫をあらみ我が衣手は露に濡れつつ


/// garment /// 「なつ」似 は、世界中「ウクライナ語」のみであった。
ноша /nosha/ (burden, garment, attire, apparel, costume, dress) @ウクライナ語

/// thus ///  「秋の田の」 は、〜の如く、の意。
таким чином /takym chynom/ @ウクライナ語 (t 無音) してみて。

【誰か、お願い】
「衣干すてふ」 されているところの写真を誰か撮ってください。
洗濯ものを干しているイメージしか私には出来ません。
現代人は、私を含め、麻布を実際に作っている作業を(干している所を含む)を想像できません。

c. 「なつそびく」 って、「根こそぎ」のルーツの気がします。後で、証明します。
c. まと・う〔まとふ〕【×纏う/▽絡う】の「着る (= to dress)」は、natu の matu 変化だと思う。マント (= mantle) とも似ている。ムシロは、麦わら、麻、で作られるが マット mat 。 この mat も「なつ」と同源。 mat をまとうと mantle になるネ。
ex. ドレスを身にまとう、ぼろをまとう。また、丁寧語の「服を召す(めす)、おめしになる。」の「めす」もこれですね。
カラムシから布を作る(新潟県十日町地方に残る技術)
(カラムシのクキからはぎ取った皮を「青苧」(あおそ)といい,青苧から糸を作り布を織ります.) 夏麻(なつそ)の、そ、と漢字が異なる。
7月の末頃に朝早く刈り取りを行います.〜
青苧は束ねて風通しの良いところで2〜3日「かげぼし」します。?  これが、衣干すてふ、なの。????  イメージ違うネ。 百人一首カルタの絵 (C) まるり maruri

玉川屋 トークショー「麻」
• 1. 麻を使った生地の製作,
夏の語源,  漢字起源説 漢字の起源と由来を探る甲骨文字の旅 (下記図)
図
 上半分は、首が出ている。
 下半分は、半そで服の様に見える。衿(えり)の合わせ部に見える。
  違う?
  つまり、「なつ」とは「半そでシャツ」の「白い麻の服」では?。夏と服、形、似てる。

漢字の音符 © 石沢誠司
図
参考 衣裳の衣は上着のこと、裳はスカートのこと


/// dress ///
mez (dress) 名詞 @ハンガリー語   --- 召す。
nošnja (costume, dress) @ボスニア語
nastrojit (to dress) @チェコ語

c. 夏来たるらし、白妙の衣ほしたり  -----  服を着たように、白い衣が干してある、 とも読める。 --- なつ、は、麻の(白地の)服(マント)、マントがたなびいている、とも読める。 garment はマント、ガウン、ローブ (robe)。うねる、と、たなびく、も同族。
c. アッカド語 put on 着る
nadu(m) III, OAkk, OA nadd'um "to throw (down); lay down" G (///) [SUB] 1. "throw s.o., s.th." esp. into (= ana or ace.) fire, water, prison; "cast" lot, net; of hot oil "bubble" 2. "emit, throw up, expectorate" bile, mucus, "spit"; "sweat, discharge" moisture etc.; "utter" noises, "recite" incantation 3. "drop" prey; "throw off, shed" skin, clothes; "let drop" parts of the body; of bird "let hang" wings; aha(m) n. "be idle" 4. "knock over, upset"; "knock out" teeth: "repel" army 5. "reproach s.o. (= eli) for s.th., accuse s.o. (= eli) of 6. "reject, desert"; "disobey, ignore" orders; "neglect" field; "abandon" house, nest; "stop, give up (doing s.th.)" 7. "lay down"; "pour, fill (in)" liquids, flour, earth; OA "lay down, deposit" goods; M/NB "lay" foundations; "lay out" building, garden, sleeping place, abode; "pitch" camp; "lay" eggs 8. "impose"; "(put) load" (on) animal; with 2 ace. "put s.o." in chains; "put on" jewellery; "fasten" a lock, bolt; "set" fire (to); "bring about" need, trouble; with qdtu "lay hands on s.o., s.th.", "desecrate" temple; "write, set down" in writing; OB math, "put in, enter" number; MB "launch" boat; "apply" irrigation water 9. various: OA with inu "keep (o.'s eyes) on, be attentive"; OB ina napistim n. "put in mortal danger"; NB with libbu "take s.th. to heart"; "recommend s.th. warmly"?; M/jB "apply, put on" colour; Nuzi "sentence s.o. to" 10. stat. of person "is lying down, laid up, ill"; ana dinim nadi "is in dispute, at issue"; Qatna of gem "is set, mounted"; Am. of metal "is incorporated" Gtn iter, of G [SUB.SUB] OA qdtam itaddum "deposit the respective share(s)"; stat. "is covered with" spots etc. (= ace.) S caus. of G "cause (s.o.) to give up, force s.o."; "hinder s.o." in doing s.th.; "bring to a standstill" Stn iter, of S, NB "leave fallow repeatedly" St pass, of S N pass, of G "be thrown (away), laid down" [SUB]; >nadd\, naditw, nddidnu; nidu, niditu, nidutu; mandu II,
----- 身に着ける。くれなづむ。 くれ‐なず・む〔‐なづむ〕【暮れ▽泥む】  [動マ五(四)]日が暮れそうで、なかなか暮れないでいる。「―・む空」
泥む = abandon, neglect ----- つまり、夏、も、泥む、も、アッカド語カモ。

シュメール語
me-te: fitting thing; suitability; unique; ornament; proper dress ('function' + 'to meet').
me-te-bi-im: to suit, befit ふさわしい ('to be its fitting thing').

■My 妄想
白糸の滝、って言葉が有りますね、また、「那智の滝」は有名ですね。那智(なち)って、白糸の事のような気がする。違う。   つまり、夏、那智は、白糸。「なつそ引く」も白糸。---- 言いたいこと、分かる?。

cf. 夏衣 ナツゴロモ [名]夏に着る衣服。夏着(なつぎ)
c. 「からむし」 hemp, hempen
【民】kOn2ippUTu (= sunn ★hemp 《植物》サンヘンプ (TLS)) からむし (n-r)
【民】majnci (= 01 1. ★sunnhemp; 2. hemp fibre) なつ
【賛】mAdin (= mfn. intoxicating , stupefying (see %{gandha-mAdinI}) ; (%{inI}) f. ★hemp Bhpr.) なつノ
【民】pagki (= 05 bhang, a variety of Indian ★hemp) ひき

m94.    ↑枕詞傍証

ささがね・ささがに

アツカド語:
suskallu(m), susqallu(m), saskallum f. & m. "battle-net" O/jB of gods; in similes, envelop kima s. "like a net"; also jB "fishnet"; OB lex. sa s. "person making or using a s. net"; < Sum.; ? >> muskallu ささがねの (llu-ne)  ささかるの → ささかねの on 2015/06/09
詳細は、Grimm%27s_Law_in_J_13.html

c. 【独り言】:
「夏は来ぬ(きぬ)」 という佐佐木信綱作の(明治)唱歌がある。
このオッチャン、日本語の古典に詳しいですね。 「なつ(= 麻の糸)は 、絹(きぬ、糸)」 、だ、って言っている。
夏来たるらし、では feeling/ 遊び心、 が今一なんです。(なつ、着た、でも良いが。上品さで、絹には負ける。)
蜘蛛の巣の「ささがね」も、実は、「ささきぬ」なんです。「さ」は net。
また、net は、実は、 knot ノット・編む・組む・績(つむぐ)・ノード、がルーツで、kn きぬ、がルーツなんです。 k は欠落して黙字化しちゃったんです。
ささかねの「かね」は「くも」(k-k, n-m) の親戚と当初思っていたが、少しハズレ、でしたね。

まあ、蜘蛛(くも)は、「蜘蛛の巣」を組む(くむ)から、クム、でも良いのかも知れない。


■シュメール語
sa-šú-uš-gal: huge net ('cord, net' + šúš/šú, 'to cover' + 'big'). さ・しゅしゅがる → ささがね (l-n) ◎ [= 巨大な網]
sa: n., sinew, tendon; cord; net; mat; bundle; string of a musical instrument [SA archaic frequency: 54; concatenates 2 sign variants].
v., to roast (barley) (cf., si; sa).
-----

以下はもう古い。  sir5 (=to spin) (repetitive motion + to flow) + gu (= thread) (circular + grass-like)
かに ----くも、ころも く --- 組む -- 糸。
gu: string, thread; wool yarn; flax; hemp; snare; net; orig. word for needle (circular + grass-like) [GU archaic frequency: 53].
ささ ----回転する。織る。
zara5, zar5; sir5; sur: to spin, twine (yarn or thread); to roll up (repetitive motion + to flow).

satu(m) III "to knot together, weave" Bab. G (u/u) "weave" spider's web; "entangle" weapons in threads (qe); stat. of lines on hand "intersect"; "join" battle D as G Mari "weave" garment S caus. of G N pass, of G of thread (qu) "be woven"; >satu\, latum; setdtu; situ II, situ III ? ; sutu I; suttutu; mastutu
c. knot ノット・編む k ヌの黙字は、組むの名残である。こぶ。も、蜘蛛の親戚。 i.e. kno は、クモ、カニ、クム、の family.
クモは、蜘蛛の巣を組ん・編むでいる、んですね。
また、knot は、net, node と親戚だって。そうだね。

ettutu(m), ettitu(m), uttutum, lex. also ettuwatum "spider" O/jB [AS5; AS-tu] qe e. "spider web"; compare Uttu (Sum. goddess of textile manufacture; ? ? utu)  うつ。--- いと、だって。

qu(m) 1 "flax; thread, string" Bab., NA(lit.) [GU] 1. as plant; DN bdnu se'i u qe "creator of grain and flax" as staple crops 2. "thread", spun; woven; spider's "web"; of feature on liver etc. ~ "filament"; "(builder's) line", kima qe "straight"; astr. (meteor, phenomenon); < Sum.; >qu'is

hadalu I ~ "to tie up, knot" M/jB G (a/u) "attach" oxen ?; of spider "tie up" fly Gt stat. "are tied together" St "knot (i.e. plot) together" iniquity; > hddilu; mahdalu  機・秦
c. arachnid アラクニド クモ形類動物, Arachnida 《動物》蛛形綱
arachnid (n.)
"a spider," 1869, from French arachnide (1806) or Modern Latin Arachnida, introduced as name for this class of arthropods 1815 by French biologist Jean Baptiste Pierre Antoine de Monet de Lamarck (1744-1829), from Greek arakhne (fem.) "spider; spider's web," which probably is cognate with Latin aranea "spider, spider's web" (borrowed in Old English as renge "spider"), from aracsna. The Latin word could be a Greek borrowing or both could be from a common root. An earlier noun form was arachnidian (1828).
arachnoid (adj.)
"cobweb-like クモの巣状," especially of the membrane around the brain and spinal cord, 1789, from Modern Latin arachnoides, from Greek arakhnoeides "cobweb-like," from arakhne "cobweb" (see arachnid) + -oeides (see -oid).
ギリシャ語
ιστός αράχνης /istós aráchni̱s/ イトスアラクニス イト ササカニす 糸 ササガネ

タミル語
2 (otl) cAlakam サラカム 01 1. net, rope-net; 2. cobweb; 3. ornament worn on the forehead by the sacrificer's wife; 4. bird's nest; 5. latticed window; 6. flower-bud; 7. trick, magic
サンスクリット語
3 (mwd) kRmitantujAla カーミタンツチャーラ n. a cobweb Ragh. xvi , 20. クモノツ
フランス語
la toile d'araignée タラクニー  spider's web, cobweb, spiderweb
cf. 蜘蛛(Grimm's_Law_in_J_11.html#590)


c. もっとシンプルに考えると、蜘蛛の巣の形は、サークル、サーカル → ささかる→ささかね
knot -- くむ。編む(あむ)。--- すると、丸く編むは、さーかる・クノット = ささかに。
--- まあ、どう転んでも、大陸由来です。

m95.    ↑枕詞傍証

うつせみ・うつそみ  patu šamê 天の端 ,or, išid šamê 水平線

うつせみの→「命」「世」「人」「身」
 ・「現世」という意から

■ アツカド語用例から探してきた。意味は、天の境界線の内側のこの世・地上界。
samu I, samd'u, Am., Ug. etc. samu, NB also sawu mostly pi. tant. "sky, heaven" [AN] 1. as natural phenomenon and as seat of gods; OB samesa 1 "heavenwards"; jB upper, middle, lower heaven; kima s. "as high as the sky" 2. NB golden "baldachin"; I. pi "roof of mouth"?; s. libbi mng. unci.; > samdmu, samdmis; samu II; samdy 天・空

patu(m), Ug. also pattu "border; district" Bab. [ZAG] of city, land; OB pat erbettim "the four borders" of the world; cosmic p. same u ersetim "border(s) of heaven and earth"; "edge" of part of liver; > pattu U 端 → うつ (h 無音), p. same u ersetim の前半部の patu same が、うつせみ、部に相当。

別解
išid šamê = horizon --- root of heaven/ sky 水平線
išid 礎・いしずえ = root
シカゴ大の辞書用例 ex. ilâmma ištu i-šid šamê urpatu ṣalimtu --- = a black cloud rose up from the horizon.
ここで、urpatu 雲、ṣalimtu そらみつ、平和に, ištu 前置詞の from, ilamma 動詞、多分 rise。   --- from の ištu の発音も、うつ、に近い。
そらみつ、に選定した単語が使われていますね。従って、私のそらみつ解釈は正しい、の裏付け例文とも言える。

ここは アンカー名 = "shiranuhi" です。

しらぬひ  silammāḫu (a ceremonial garment/ a woolen garment ) ≒ 白縫

筑紫の枕詞 「しらぬひ」 の 白縫 (資@) は、アッカド語由来である。以下に証明する。  on 2015/06/29
【注意】--- silk でアッカド語辞書を引いても、出てこない。 garment で引くこと。
( 「しらぬひ」は外来語で、「シルク」に対する当時の発音である。h と k が音通している。しらぬひ、は、アッカド語発音、そのまんま東である。)

sila(m)mahu(m) (a ceremonial garment) OAkk(UrIII),jB; < Sum. しらぬひ (m-n) ◎
sila(m)mu (a kind of grass) jB lex. しらぬ (m-n)
hi'u(m) (a garment)? OAkk in Hurr. pi. hi'ina;  ◎ --- 衣(ひ)

シカゴ大の辞書 (cad_s.pdf, p261 の last)
silammāḫu s.; (a fine garment); UrV; Sum. lw.(?).

シュメール語 túg-níĝ-sal-la: a woolen garment ('cloth' + 'thing' + 'vulva' + genitive). ----- 多分、これが対応。毛糸(みたいな)の服、だって。草 じゃ無い (?)

万3-0336; しらぬひ筑紫の綿は身に付けて未だは着ねど暖けく見ゆ
【原文】 白縫 筑紫乃綿者 身箸而 未者<伎>袮杼 暖所見
【通釈】 筑紫の綿はまだ肌身につけて着たことは無いけれども、いかにも暖かそうに見える

cf. 資@ 白縫 説万葉集の枕詞「しらぬひ」の解釈について (by 竹生政資, 西 晃 央;; J. Fac. Edu. Saga Univ. Vo1.12, No. 2(2008) 75~95 )
cf. 資A 河童老「万葉集を訓む」--- 木綿が普及するのはずっと後の戦国時代以降のことになる。「者」は係助詞「は」。奈良時代に九州から上質の真綿が産出され、大宰府から毎年都に送られていたことが、『続日本紀』や正倉院文書や平城宮址出土木簡で確認できる。 --- )
cf. 資B 神話の森 > 歌語り風土記  ---- 北九州(筑紫国)では綿の栽培が古代から行なはれ、土地の名産であったことから、万葉時代には「白縫」と表記された。 -- 本当/ウソ、どっち ??

c. 私のこの結果は、資@ の傍証にもなっています。
木綿は未だ無い。羊の毛系も、当然無い。麻は有った。真綿の絹は有ったが、そのことか。絹の衣を着ている人を見て、「着たことは無いが、温かそうだ」と歌ったのか。つまり、「しらぬひ」とは「絹」のことか。栽培とは、桑のことか。
アッカド語辞典には「しらぬ」は grass とあるから、綿なのか。それとも、「しらぬ」とは「桑」の事だったりして。 ---- 誰か、決着を付けて欲しい。
桑の英語名を調べたら、桑の木 = sycamine (in 聖書)、「シカミン」、だって、「シラヌ」に近い。
桑 は mulberry 《植物》〔クワ科クワ属またはモルス属(Morus)の落葉木の総称、またはその甘い実を指す。〕。Google 翻訳で mulberry を調べると、sycamine と呼んでいる国も有る(ex. フィンランド、ベラルーシ等)。

wikipedia によると、桑は、mulberry で、酸っぱい、イチゴ・葡萄が生るそうな。その色は、熟すと赤黒くなり、紫にもなるそうな。筑紫の「紫」と関係あるの?。果実には子嚢菌門チャワンタケ亜門ビョウタケ目キンカクキン科に属するキツネノヤリタケ(Scleromitrula shiraiana)、キツネノワン(Ciboria shiraiana)が寄生することがあり(クワ菌核病)、感染して落下した果実から子実体が生える。shiraiana って、モロ、「しらぬ」にも見える。-- 何かありますネ。
筑紫の語源を調べたが、紫、の理由は触れていない。紫式部の語源も調べたら、紫色の山ブドウの小木が沢山有る場所、由来だって。桑の木では無い木の名前だった。
cf. 弥生時代の絹が発見されるのは北部九州だけである。

m96.    ↑枕詞傍証

桑 = しらぬ、更に、「しらぬひ」 = silk = silンk、の予感がする。

----- 誰か、この仮説を証明して下さい。
cf. silk 英語源   Chinese si "silk," Manchurian sirghe, Mongolian sirkek --- 近い (?)

シュメール・アッカド語からの私の感想をもっと云わせてもらうならば、服を着る、の「きる」の動詞は、身に着けるの意、「tuk・つく (= clothe)」 であり、その名詞の服 (= cloth) も tug と呼ぶ。つまり、筑紫(つくし)、とは、「紫の服」「絹の服」に通じる(シュメールの語順は、名詞+形容詞)。
シュメール語:
túg, tu9: cloth; cloth garment (side + to encircle). 筑(つく)[= 服、衣]
duḫ, du8: n., residue, by-product; bran (motion + plant, grass + numerous times) [DU8 archaic frequency: 29; concatenates 3 sign variants]. v., to crack, loosen, open; to untie; to adorn, clothe (reduplicated); to spread; to caulk a boat (with pitch); to gouge (eyes); to bake bread/bricks; to prepare the threshing floor; to remit (a debt). adj., free.
つまり、日本の古代人は、筑紫、と言う漢字を見ただけで、絹の服 or 桑の服、をイメージしたのです。「しらぬひ」は、外来語としての「シルク」、そのまんま東でおます。

サンスクリット語 tUlinI つーりにー  f. the silk-cotton tree.  ≒ しらぬひ
タミル語 tulin2i つりにゃい  silk-cotton tree  ≒ しらぬひ

「しらぬ」 と 「桑」のペアを探していたら、「知覧(ちらん)」と知覧町の中の「桑代」という地名、が引っ掛かった。鹿児島の特攻隊の知覧町には、桑畑が有った証拠。知覧 の由来は、「しらぬ」かも知れません。
cf. 「桑」地名:福岡県・佐賀県・長崎県・熊本県  --- 絹の産地だったのでしょうか?沢山あります。だって。

/ silk / Google 翻訳結果
selyem @ハンガリー語
xariir @ソマリ語 アフリカ東部

m97.    ↑枕詞傍証

ま草苅る maqtu(m) gal → 荒野、 枕詞語源

1028】maqtu(m) "fallen" Bab., NA [SUB]; of person, animal "fallen, defected, deserted"; of fruit, architecture "dropped, collapsed"; "sudden"; < maqatu; > maqtam, maqtis, maqittu, ま草(まくさ) (t-s) ◎
シュメール語 gal, ĝal: n., a large cup; chief; eldest son. Sumerian Lexicon, Version 3.0 31
adj., big, large; mighty; great (chamber + abundant, numerous). 苅る(かる)
「まくさかる」(枕詞):荒野にかかる。 ----- = ま草 + 苅る= fallen + great = うらぶれた。ま草苅る
万1-0047; ま草苅る荒野にはあれど黄葉(もみちば)の過ぎにし君が形見とそ来し
訳: ここ 阿騎の野は。真草の生い茂る荒野ではあるが 。いまは亡き草壁皇子の 。想い出の地として吾らはやって来た。

万2-0207
   天(あま)飛ぶや 輕(かる)の路は 我妹子(わぎもこ)が 里にしあれば
   ねもころに 見まく欲しけど 止まず行かば 人目を多み
   数多(まね)く行かば 人知りぬべみ さね葛 後も逢はむと
   大船の 思ひ頼みて 玉蜻(かぎろひ)の 磐垣淵(いはかきふち)
   隠(こも)りのみ 恋ひつつあるに
   渡る日の 暮れゆくがごと 照る月の 雲隠(がく)るごと
   沖つ藻の 靡きし妹は もみち葉の 過ぎて去(い)にしと
   玉梓(たまづさ)の 使の言へば 梓弓 のみ聞きて
   言はむすべ 為むすべ知らに 音のみを 聞きてありえねば
   吾(あ)が恋ふる 千重の一重も 慰むる 心もありやと
   我妹子が 止まず出で見し 輕の市に 吾(あ)が立ち聞けば
   玉たすき 畝傍(うねび)の山に 鳴く鳥の 声も聞こえず
   玉ほこの 行く人も 一人だに 似てし行かねば
   すべをなみ 妹が名呼びて 袖ぞ振りつる

m98.    ↑枕詞傍証

春草の pasqis → めづらし 枕詞語源 rare, with difficulty

柿本人麻呂の歌から枕詞入手。
pasaqu(m) "to be narrow; be difficult" O/jB, NA G (ulu) of part of body "become narrow"; stat. of crossing, demon "is difficult, troublesome" D stat. of water "is confined, hemmed in"; NA mng. unci. S 1. caus. (rare) jB "make difficult", jB lex. "defeat" 2. intrans. (denom. < supsuqu) "be in difficulties, have a hard time"; stat. of road, ascent "is difficult", of crime "is grievous", of plan etc. "is hard to grasp"; of worker, woman in childbirth "suffer severe exertion" Stn intrans., of heaven and earth "be repeatedly constricted"; transf. "be repeatedly reduced to hard straits" by battle St intrans., of woman in childbirth "suffer severe exertion" [PAP.HAL.ME(S)], of invalid "go through a hard time"; > pasqu, pasqis; pusqu; sapsdqu; supsuqu, supsuqis, supsuqtu; musapsiqtu, mustapsiqtu; tapsiqtu 春草(はるくさ)(s-r) 〇
pasqis "with difficulty" jB; < pasqu 春草(はるくさ)(s-r) 〇

夏草の nahasu(m) kia(s)su → 「野」「繁し」「深し」「萎(しな)ゆ」「仮」 枕詞語源 shrink

kia(s)su Bab. lex. = klam + -Su "in that way" 草(くさ) ◎ [= 様なもの、草々]
( like を調べていたら、近くにこれがあったので、乗り換えた。)

m99.    ↑枕詞傍証
■「萎(しな)ゆ」
nahasu(m), j/NB nehesu "to (re)cede; return" Bab. G (Hi) [LAL] of troops "withdraw, yield"; of entrails "recede, be sunken"?; in chariot malfunction ? ≫ narkabtu; of flood "subside, abate"; MB of wall "cave in"; NB "deduct"; NB "flow back", of payments into treasury; of field "revert (to s.o.)"; "withdraw, shrink from" (an oath); j/NB of celestial bodies "retrograde"; Am. "halt, stop s.o." Gtn jB iter, "subside repeatedly" of flood Gt jB "pale, blanch"? D ~ "retch"? (Dt -? duhhusu Dt) S NB 1. "send back, return" (s.o. or s.th.) 2. "let recede"; > nahsu; nihistu 夏(なつ) ◎
m100.    ↑枕詞傍証
■「野」
mēreštu : 1) cultivation ; 2) a field ; 3) necessities ; 夏(なつ) 〇  -- Akkadian Dictionary by Association Assyrophile de France
m101.    ↑枕詞傍証
■「深し」
nērubu : [Humanities → Geography] entrance , pass , defile , deep valley 夏(なつ) △
m102.    ↑枕詞傍証
■「繁し」
naḫāšu : [Country → Agriculture] 1) to be(come) luxuriant 繁茂 / abundant , to prosper , to thrive , to be in good health , to flourish ; 2) (personal name) ; 3) -noun- : health , prosperity , (Nuzi) to be pleasing to someone ; D : to grant prosperity / health , to cause to thrive , to be healthy/ good for the health ; : (personal name) ; N : : to be(come) prosperous (?) / happy (?) / be rich (?) ; 夏(なつ) ◎
■「仮」 ---草を刈る、の音似から
mušašnītu : [Humanities → Geography → Rivers] a temporary dam for diverting a watrecourse ; 夏(なつ) △

m103.    ↑枕詞傍証

あさもよし asdtu も良し → 「紀」「城上(きのえ)」 枕詞語源 fort

asi'dtu, asdtu, esdydtu, alisitdte "tower" M/NA of fortification 要塞、とりで wall; "pyramid" of bodies or heads on the battlefield; ? > isittu I あさ ◎

hassusu -> hussusu (ja(s)suttu (a garden herb) j/NB (a garden herb) j/NB 麻(あさ) 〇

m104.    ↑枕詞傍証

草づつみ(くさづつみ) zezenu→「やまひ」 枕詞語源 disease

sadanu II (a ★disease) jB づつみ
zezenu (a ★disease) jB づつみ
【民】kaTuttam (= 01 1. closeness, tightness, compactness, of cloth; 2. stinginess, close-fistedness; 3. deep-seatedness, as of a ★disease or of a wound) くさづつみ
【民】kiTa-ttal (= 01 1. to lie, lie down, as in sleep, in inactivity; 2. to sleep, rest, repose; 3. to dwell, abide, haunt; 4. to be bed-ridden, as from disease; 5. to be unworthy of any attention; to be possible, appropriate) ★くさ
【賛】gada (= 2 m. ★disease, sickness.) くさ
【チベ】tsha gdung /tsa dung/ (= - afflictions from ★disease, sufferings from fever, shade, umbrella [JV] ) づつみ

m105.    ↑枕詞傍証

白山の(しらやまの) salagu(m)。 zananu(m) →雪・ゆき 

salagu(m) "to ★snow" ,
zananu(m) I "to rain" G (≪/≪, OB also alu) [SUR] also of hail, ★snow;

m106.    ↑枕詞傍証

朝髪の(あさがみの)→乱る

assisu (= in Id a. ~ "unruly, ★disordered"? jB lex.; < asdsu III ?)
kannu(m) II (= ; pi. f. "band, binding" Bab., NA for ★hair, attached to clothing; wrestler's "loincloth", "(menstrual) cloth"; "binding" for sheaf; (a kind of trap); NB also of leather)
【有】qime (= ★hair, fuzz, fur, seta, pelage)

m107.    ↑枕詞傍証

若草の(わかくさの)→妹・つま・新(にひ)・わか・足結(あゆひ)・思ひつく

【民】vAzkkaittuNai (= ★wife)

m108.    ↑枕詞傍証

白妙の(しろたへの)→衣・袂・ひれ・紐・帯・袖・緒・たすき・月・波路・砂・卯の花・鶴・雲・雪・藤江の浦・かしひ・夕波・夕告げ鳥・浜名・御幣

【趣】sertu(m), sirtu(m), NB sistu (= ~ "★cloth strip, rag, tatter" OAkk, Bab., NA; < sardtu) しろたへ
【民】tiruvoRRATai (= ★cloth for wiping the body of an idol after bathing) しろたへ
【民】tiraiccIlai (= curtain ★cloth; veil; cloth of a tent) しろたへ
c. 化粧変えの feeling. イメチェン。野原一杯の白模様、一面白一色、の、 feeling. 「布」

m109.    ↑枕詞傍証

岩走る(いはばしる)→滝・垂れ・垂水・淡海・初瀬(はせ)・甘南備(かむなび)山

【賛】avapAta (= m. ★falling down Mr2icch. ; (%{an-} neg.) AitBr. (cf. %{zastrA7vap-}) ; descent , descending upon ; flying down Hit. ; a hole or pit for catching game in Ragh. ; (%{am}) ind. with %{ava-patya} (ind. p.) , ★falling or flying down like (in comp.)) いわぱっし

m110.    ↑枕詞傍証

鯨取り(いさなとり)→海・浜・灘・淡海

【賛】AsamudrAntam (= ind. as far as the ★shore of the ocean (including it) 洋上かなた沖合 R.) いさなとりンタム

m111.    ↑枕詞傍証

茜さす(あかねさす)→日・昼・照る・紫・君

【賛】agnizra (= m(nom. pl. %{-sri4yas})fn. having the brightness of Agni RV. " approaching the fire (of ★lightning) 日"' Sa1y.]) あかねさす (r 反復)
【民】vegkaN (= 1. fiery eye; 2. cruelty; 3. jealousy; 4. enmity, spite, animosity; 5. evil eye; 6. a herring, golden glossed with ★purple 紫) あかね
【民】cITai (= small ball cakes of rice flour; 2. stanted grwoth, as of tree, child, etc; 3. sardine, golden shot with ★purple 紫, attainning 4 in. in length, clupea lile) さす
【賛】avanIsvara (= m. `" ★lord 君 of the earth "' , a king VarBr2S.) あかねさす (v-k, r 反復)
【民】uccampOtu (= * lit. time when the sun is in meridian; ★noon 昼; midday;) あかねさす (cc-k)
【民】veLiccagkATTu-tal (= 01 1. to furnish light; to brandish a torch in order to light one's path; 2. to show a light, as a signal at sea; 3. to ★shine 照る) あかねさす (+ね)
c. あかね ≒ あかり (n-r)。「あかねさす」 = 「日光が射す」
cf. 『万葉集』の 169 番歌   --- from by 梵語またはパーリ語 解釈の指摘。

m111_5.    ↑枕詞傍証

茜さし(あかねさし)→照る

【賛】vikAz (= (in derivatives sometimes confounded with %{vi-kas}) cl. 1. A1. %{-kAzate} , to appear , become visible , ★shine forth R.: Caus. %{-kAzayati} , to cause to appear or ★shine forth , illuminate , make clear , publish MBh.: Intens. see %{vi-cAkazat} below. 2.) あかーんしゅ (+ん) → あかねさし

m112.    ↑枕詞傍証

春草を(はるくさを)→馬

【賛】pArAvatAzva (= m. `" having doves for horses 馬のための鳩を持っている"'N. of Dhr2isht2a-dyumna MBh. (cf. %{-ta-savarNa}).) はるくさを (v-k)
c. 「馬のための鳩を持っている」--- これは Google アホ翻訳。つまり、土鳩(どばと)色の馬。つまり、「春草色の馬」
【賛】pArAvatasavarNsa (= m.pl. `" dovecoloured 鳩色の"'N. of the ★horses of Dhr2isht2a-dyumna MBh. ; %{-NA7zva} m. N. of DhnDhr2isht2a-dyumna ib.) はるくさヴァーンサ
cf. 万葉歌碑を訪ねて(その192)―京都府京田辺市咋岡神社(飯岡)―
万1708「春草を馬咋山ゆ越え来なる雁の使は宿り過ぐなり」作者 柿本人麻呂(柿本人麻呂歌集)
春の野草を馬が食う
    その咋山(くいやま)を越えて来た
    雁の使いは旅寝する
    私の上を飛び過ぎる
c. 「春の野草を馬が食う」と「春草色の馬」とでは、意味が全く違うのですが。柿本人麻呂は、どっちのつもりだったの。

m113.    ↑枕詞傍証

春の花(はるのはな)→にほふ

【民】pulAn2ARRam (= ★smell of fish or flesh 生臭い) はるのあなノ

m114.    ↑枕詞傍証

御櫛笥の(みくしげの)→ふた

【賛】mArttika (= mf(%{I})n. (fr. %{mRttikA}) made of clay or loam , earthen Ma1nS3r. ; m. n. an earthenware pot or dish Gr2S3rS. (m. also `" the ★lid of a pitcher 水差しの蓋(ふた)"' W.) ; n. a clod or lump of earth Bha1m.) みーしげ

m115.    ↑枕詞傍証

木綿つつみ(ゆふつつみ)→白

【趣】ayyartu(m), yartu, NB (ay)yastu^ (= ; NA pi. iA-e- re-te "★white coral サンゴ、ピンクっぽい赤"? Bab, NA [(NA4.)PA]; < ayyaru I) いゆぅつつみ
【民】iracatam (= 01* silver, as being ★white in colour) いゆつつみ (r-y)

m116.    ↑枕詞傍証

御佩刀を(みはかしを)→劔(つるぎ)

【賛】mahAsi (= (%{-hA7si}) m. a large scimitar シミタール刀、三日月形の刀、三日月刀 or ★sword W.) みはーし → みはかし (h-k)

m117.    ↑枕詞傍証

紫の(むらさきの)→にほふ・名高・こ

【趣】mu-tuku (= : to be ★famous ('name' + 'to have').) むーさき
【民】man2umuRaikaNTacOzan2 (= a cho1la king, ★famous for his impartial administration of justice) むらさきの

m118.    ↑枕詞傍証

浅茅生の(あさぢふの)→小野

【民】utavu (= 02 bamboo pole used in the framework for ★thatched buildings) あさふ
【民】uTacam (= 01* hut made of leaves, hermit's ★thatched hut) あさぢの
---
【賛】sthag (= cl. 1. P. %{sthagati} , to cover , hide , conceal Dha1tup. : Caus. %{sthagayati} id. ; to cover , veil , make invisible , cause to disappear Ma1lati1m. Ba1lar. [Cf. Gk.; Lat. {tegere} , {toga} , {tugurium} ; Lith. {ste14gti} , {sto4gas} ; Germ. {decken ススキノ} , {Dach} ; Eng. {★thatch}.]) ちが、ススキ、ススキノ
【民】kaRRaipOTu-tal (= to ★thatch) かやふいた 【賛】kAyamAna (= 1 n. a hut made of grass or ★thatch Ka1d. ) かやマーナ
【民】kUrai (= 1. sloping roof, commonly ★thatched with grass or palm; 2. small hut, shed, cottage) かや
百人一首
39番 参議等(さんぎひとし)
浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき
あさぢふのをののしのはらしのぶれどあまりてなどかひとのこひしき

枕詞: 浅茅生の → 小野
意味: 浅茅が生えている篠原の「しの」のように忍んでいるけれど、耐えきれないくらいどうしてこれほどあの人が恋しいのだろう。

m119.    ↑枕詞傍証

鳥が鳴く(とりがなく)→東(あづま)

【民】cegkuNakku (= due ★east 真東(まひがし)) ときがなく (c-t) → とりがなく
--
【賛】aizAna (= , f. {I} the ★same+north-eastern; f. {I} (sc. {diz}) the ★north-east (€iva's quarter).) あずま

m120.    ↑枕詞傍証

春風の(はるかぜの)→音

【賛】parighoSa (= m. (L.) ★sound , noise ; thunder ; improper speech.) はるかぜ

m121.    ↑枕詞傍証

光る神(ひかるかみ)/雷→なりはた

【民】vaccirAcan2i (= 1. the ★thunderbolt of Indra; 2. Indra's banner, as having the emblem of thunder 雷の象徴) ひかるかみ (c-k, c-k)
---
【賛】nu, nauti, nuvati, navate, -ti (= , pp. {nuta} 2 roar, sound, exult, [[-,]] praise. I. {no3navIti, na3vInot} howl, ★thunder. --{accha} call or shout to (acc.). {anu} I. cheer after (acc.). {abhi} hail, shout to (acc.). {A} M. sound, scream; I. sound through (acc.). {pra} roar, sound, howl, hum, utter (esp. the syllable Om). {abhipra} shout to, hail (acc.). {sam} sound or roar together.) なはた → なりはた

m122.    ↑枕詞傍証

水渟る(みづたまる)→池

【民】nIrccun2ai (= ★pool on a mountain) みずたまい (c-z, c-t)

m123.    ↑枕詞傍証

水無し川(みなしがわ)→絶ゆ

【賛】nirvANayitR (-tRka) (= a. ★extinguishing, cooling.* [[-]]) みなしかわ

m124.    ↑枕詞傍証

鳰鳥の(みほどりの)→潜(かづ)く

鳰鳥の(にほどりの)→潜く(かづく)・なづさふ・葛飾・息長し(おきながし)・並び居(ゐ)

【賛】majjayitR (= mfn. one who causes to sink or plunge 潜水する S3Br.) みじゃいとり → みほどり/にほどり
【賛】nimajj (= ; %{-majjIH} MBh.) , to sink down , ★dive , sink or ★plunge or penetrate into , bathe in (loc.) Br. ; to sink in its cavity (the eye) Sus3r. ; to disappear , perish MBh. ; to immerse or submerge in water , cause to sink or perish MBh.: Caus. %{-majjayati} , to cause to ★dive under water Mn.;) {-majjIH} みほ、にほ
【民】tuLai-tal (= 01 1. to disport in water; to ★dive; 2. to be immersed) とり、どり
【賛】gAh, gAhate (-ti ) (= , pp. {gADha3} (q.v.) dive or enter into (acc.). -- [[-,]] {ati} emerge from, overcome (acc.). {abhi} penetrate into (acc.). {ava} or {va} ★plunge or enter into, be absorbed in (loc. or acc.). {ud} emerge, rise. {upa} enter. {pra} penetrate, pervade. {vi} dive into, bathe in, enter, penetrate (acc. or loc.);) {gADha3} かずく (h-k)
【賛】kuD (= cl. 6. P. %{kuDati} , to play or act as a child , trifle Dha1tup. ; to eat ib. ; to heap ib. ; to ★plunge , ★dive ib.) かず
--
【民】mugku-tal (= 1. to ★plunge into water; 2. to sink; 3. to be full) もぐ
【民】mukkuLi-ttal (= 01 to ★dive) もぐる/もぐり

m125.    ↑枕詞傍証

八尺鳥(やさかどり)→息づく

【民】izaiyOTu-tal (= 1. to wind thread on a spindle; 2. to ★breathe very gently, as when nearing death) やさかど (y-k)
【民】irEci-ttal (= * to ★breathe out, empty the lungs) イキ

m126.    ↑枕詞傍証

木綿四手の(ゆふしでの)→神

【民】aruTcOti (= * 1. ★god, the embodiment of effulgent grace 神、効果的な恵みの具現化; 2. a mineral poison) ゆふしで (r-y-f)

m127.    ↑枕詞傍証

つぎねふや→山城

【民】turukkam (= 02 1. inaccessible place; 2. mountain ★fortress, stronghold, fastness; 3. hilly tract; 4. forest, jungle; 5. narrow path; 6. rampart) つぎム
【賛】mahApura (= n. a great ★fortress TS. ; N. of a Ti1rtha MBh. ; (%{I}) f. a great ★fortress or city R.) ねふや

m128.    ↑枕詞傍証

時つ風(ときつかぜ)→吹く・吹飯(ふけひ)

c. 噴飯(ふんぱん)とは。意味や解説、類語。[名](スル)《おかしくて、食べかけの飯をこらえきれずに噴き出す意から》がまんできずに笑ってしまうこと。
【民】tattakkapittakkakkuttutal (= a game in which one tries to strike on another's hand and the other draws it back, evading the ★blow 片方がもう片方の手を叩こうとし、もう片方がそれを引き戻して打撃を回避するゲーム) ときつかぜ、とーきーつーかーつータル

m129.    ↑枕詞傍証

つのさはふ→磐(いは)・磐余(いはれ)・石見(いはみ)

【賛】sindhUdbhava (= (ib.) or (L.) n. ★rock-salt.) つのさはふ
c. 「磐(いは)」rock と思っていたら、大間違い。実際には、岩塩の「塩(しお)」の事であった。
後世の人は、ご先祖の残した言葉を意味も解らず、後生大事に受け継いでいる。ご先祖様は、笑っていると思う。

m130.    ↑枕詞傍証

鳥じもの(とりじもの)→浮く・海に浮く・立つ・なづさふ

【賛】tR, tarati, -te, tirati, -te, turati, -te, titarti, tarute (= , pp. [[-,]] {tIrNa3} (w. act. & pass. mg) cross over, get through, overcome, subdue, escape; ★float, swim, rush on; be saved, survive;) {tIrNa3} とりじも
m131.    ↑枕詞傍証

鳥網張る(となみはる)→坂・坂手

【民】taNNIrvATTam (= water-fall, amount of ★slope required for unobstructed flow of water, gradient) となみはったム

m132.    ↑枕詞傍証

照る月の(てるつきの)→あく・飽かず

【民】tirukUci (= 1. drill to ★bore holes in an ola book; cross-beam in a well-sweep) てるつき、てるくき

m133.    ↑枕詞傍証

夏葛の(なつくずの)→絶えず

【賛】nityazas (= ind. always , ★constantly , eternally Mn.) なつくず (y-k)

m134.    ↑枕詞傍証

撫子が(なでしこが)→花

【賛】madADhya (= mfn. rich in or filled with wine , intoxicated , drunk W. ; m. the wine-palm L. ; Nauclea Cadamba L. ; a ★red-flowering Barleria L.) なでしこ (y-ki)

m135.    ↑枕詞傍証

波雲の(なみぐもの)→うつくし・うつくし妻

【民】nan2mukam (= 1. ★beautiful face; 2. cheerfulcountenance, pleasant looks; 3. liberality) なみぐも

m136.    ↑枕詞傍証

風の音の(かぜのとの)→遠し

【民】kuTA (= 1. bend, curve; 2. cavity, hollow, cavern; 3. ★remote part of a large country or field nook corner recess) かぜ
【賛】dUra (= mf(%{A})n. (prob. fr. 1. %{du} , hut see Un2. ii , 21 ; compar. %{da4vIyas} , superl. %{daviSTha} , qq.vv.) distant , far , ★remote , long (way) ; n. distance , remoteness (in space and time) , a long way S3Br.;) との (r-n)

m137.    ↑枕詞傍証

蚊遣火の(かやりびの)→くゆ・けぶる・煙・した・そこ

【賛】ghananAbhi (= m. `" being in the interior of clouds "' , ★smoke (supposed to be a principal ingredient of clouds) L.) かななび → かやりび  △

m138.    ↑枕詞傍証

枯草掻く(かるもかく)→猪(ゐ)・ゐ

【民】kaLiRRuppan2Ri (= ★boar) かるも
【賛】kAkola (= m. a raven Mn. (cf. %{kAka} and %{kAkAla}) ; a ★boar L. ; a snake L. ; ) かくら → かく

m139.    ↑枕詞傍証

倭文環(しづたまき)→いやしき・数にもあらぬ

【民】tAzntAr (= 1. humble persons; 2. low, ★mean person) しづんたま (r-m)
【民】tuccan2 (= ★mean, worthless fellow) しづたま
c. 何故か、vulgar には無かった。卑しい。と、下品は違うのか?。

m140.    ↑枕詞傍証

白香つく(しらかつく)→木綿(ゆふ)

【賛】sthirAyus (= mfn. long-lived ; m. or f. the ★silk-cotton tree L.) しらかつ (y-ki)
【賛】taulakezi (= %{-zin} m. (fr. %{tUla-keza} , `" ★cotton-haired "')N. of a man Pravar.) しらかつ
c. 「白髪(しらが)付く(つく)」にも通じる。

m141.    ↑枕詞傍証

墨染の(すみぞめの)→鞍馬・くらぶ・ゆふべ・たそがれ

【賛】saMdhyAmaya (= mf(%{I})n. consisting of ★twilight Hcar.) すみぞめヤ

m142.    ↑枕詞傍証

秋の夜の(あきのよの)→長し

【民】akaippuvaNNam (= * rhythm produced by varying groups of syllables, as short after ★long 音節のさまざまなグループによって生成されるリズム、 長の後の短、など) あきのよの (pp-m-n)

m143.    ↑枕詞傍証

白波の(しらなみの)→立つ・よる・打つ・かへる・あらし・浜松・いちしろし・【浜・みなあわ】

【民】SRIrAmAn2ucam (= 1. a small ★stand, shaped like a dish, on which are embossed figures of the sandals of cat2ako1par, as representing his chief devotee Ra1ma1nuja; 2. a drinking cup of the vais2navas; 3. that part of the ten2kalai caste-mark, which is on the nose) しらなみサム
【民】cIRupURen2al (= onom. expr. signifying (a) quarrelling with another attacking with fury (b) hard snoring (c) roaring as an approaching ★storm) しらなみル
【民】cuLLAppi-ttal (= to ★beat, lash, strike; to thresh sheaves) しらんっぴ → しらなみ (p-m) △
【民】calavar (= inhabitants of a ★coastal 海岸 district, as sea-faring men) しらなみ (v-n, r-m)
【民】mAmallapuram (= the seven pagodas, on the ★sea-coast, 32 miles south of Madras, famous for pallava sculptures) みなあわの
【民】paravar (= a fisherman caste living in villages along the coast in the south of the tamil country) 浜(はま) (v-m)
【民】vacciranATu (= 1. a province near the so1n2a1 river; 2. the ★coastal region in the pa1n2d2yan6 country) いちしろなーし

m144.    ↑枕詞傍証

咲く花の(さくはなの)→うつろふ

【民】ceyyuLvikAram (= ★changes in words allowed as poetic licence, nine in number, viz., valittal, melittal, ni1t2t2al, kur6ukkal, virittal, tokuttal, mutar6-kur6ai, it2ai-k-kur6ai, kat2ai-k-kur6ai 詩的なライセンスとして許可されている単語の変更、9つ、つまり、valittal、melittal、ni1t2t2al、kur6ukkal、virittal、tokuttal、mutar6-kur6ai、it2ai-k-kur6ai、kat2ai-k-kur6ai) さくかーなの → さくはなの
【賛】uttArin (= mfn. transporting across ; unsteady , inconstant , ★changeable , tremulous ; sick L.) うつろうノ、うつりの

m145.    ↑枕詞傍証

さし柳(さしやなぎ)→根

【賛】sahasramUla (= (%{saha4sra}.) mfn. having a thousand ★roots AV. ; (%{I}) f. Anthericum Tuberosum L.) さしやなら → さしやなぎ

m146.    ↑枕詞傍証

さ野つ鳥(さのつとり)→雉子(きぎす)

【民】cempOttu (= grow ★pheasant, centropus rufipennis) さのつ
--
【民】cakOram (= 03 1. ★crow-pheasant.; 2. a species of large owl; 3. shoe-flower) きぎすノ (r-s)
【賛】gundrAla (= m. a sort of ★pheasant L.) ぐんじらら → キジ

m147.    ↑枕詞傍証

翠鳥の(そにどりの)→青

【民】cunIram (= a ★bluecoloured precious gem, jacinth) そにラム → そに
c. 翠(かわせみ)

m147.    ↑枕詞傍証

柃(いちさかき)→実多し

【民】AyiragkAycci (= very ★fruitful tree, esp. coconut, jack, or mango) いいらかいっし → いちさかき (y-d, r-s)
【賛】vyutpAdaka (= mfn. (fr. Caus.) giving rise to , producing , ★productive MW. ; tracing back (a word to its root &c.) , explaining etymologically L.) いちさか
【賛】utpAdaka (= 1 mfn. bringing forth , producing ; ★productive , effective Mn. ) いちさか

m147.    ↑枕詞傍証

あぢむらの→騒く・通ふ

【賛】ADambaravat (= mfn. making much ★noise S3a1rn3g.) あじむらの (v-n, t 無音)、あじむぶらヴァト
【賛】ADambara (= m. a kind of drum S3Br. ; a great ★noise , S3a1rn3g. ; ★noisy behaviour , speaking loud or much , bombast Katha1s.) あじむら、あじむぶら

m150.    ↑枕詞傍証

天飛む(あまだむ)→軽

【民】araiman2itan2 (= * man ★lightly regarded) あまだむ (n-m)

m151.    ↑枕詞傍証

粗金の(あらがねの)→土

【民】aLakkar (= 1. sea, ocean; 2. salt pans; 3. mud, mire; 4. ★earth; 5. long road; 6. the third naks2atra) あらがね (r-n)
【民】viLaiyAnilam (= brackish 〔水などが〕わずかに塩分を含む、塩気のある ★soil) あらがねの (y-ki)

m152.    ↑枕詞傍証

あり衣の(ありきぬの)→宝・三重・さゑさゑ・あり

c. さい‐さい さゐさゐ【騒騒】
《副》 物が揺れ動き、さわさわと鳴るさまを表わす語。 さわさわと音をたてるさま。 さえさえ。 さわさわ。
【民】alagkAram (= * 1. adornment, decoration; 2. beauty, elegance, attractiveness; 3. ornament, ★jewel 宝石; 4. ordinary meal offered in a Vis2n2u temple Vais2n2 ; 5. rhetorical embellishment, in two main divisions, viz.,; 6. graces and ornaments of melody) ありきぬの (r-n)
【賛】vAlaka (= m. the tail of a horse or of an elephant L. ; m. n. a kind of Andropogon Ka1v. ; a bracelet L. ; n. a finger-ring L. ; (%{ikA}) f. a seal-ring Hcar. Sch. (L. also m.) ; sand L. ; a kind of ornament for the ears L. ; the ★rustling of leaves L.) ありき
【民】caracarappu (= 1. ★rustling; 2. rustling, as of starched cloth; 3. roughness of surface or edge) さえさえ、さらさらップ
【民】cuHHRen2al (= onom. expr. of ★rustling, as of palmyra leaves, spreading fire, etc) さへさへの ( r 反復)
【民】mURRai (= three-fold 三かさね、三つたたみ、三つ折り; ★triple) あり (m 強無音)、三重(みへ)
【賛】guNa (= m. ( %{grah} Un2.) a single thread or strand of a cord or twine (e.g. %{tri-g-} q.v.) , string or thread , rope TS. ; a garland W. ; a bow-string R. (%{cApa-}) Ragh. 54 R2itus. Hit. ; (in geom.) a sinew ; the string of a musical instrument , chord S3is3.: ifc. (f. %{A}) with numerals `" ★fold , times "' (see %{ca4tur-} かさね, %{tri-} , %{daza-} , %{dvi4-} , %{paJca-} ;) きぬ、かさね
【賛】cakraratna (= n. an excellent (lit. ★jewel of a) discus 〔競技用の〕円盤.) たからダナ (c-t)、チャクラ

m153.    ↑枕詞傍証

荒妙の(あらたへの)→藤

【賛】zivAhlAda (= m. `" S3iva's joy "' , Getonia ★Floribunda L.) あらたへ (z-y)
c. wisteria《植物》〔マメ科フジ属(Wisteria)の植物の総称。〕
Wisteria floribunda《植物》〔学名◆【同】Japanese wisteria〕
wisteria はインド辞書に未登録。 なのに、floribunda は、登録されていた。 why?
---
【賛】pAzupata (= ; Getonia ★Floribunda L. ;) ふじハタ

m154.    ↑枕詞傍証

磯貝の(いそがひの)→片・片恋

【賛】atihve (= (1. sg. A1. %{-hvaye}) , to call over to one's ★side TBr.) いそがい (v-g)

m155.    ↑枕詞傍証

岩渕の(いはぶちの)→こもる

【賛】apAvartana (= n. turning away or from , ★retreat L. ; repulse L.) いはぶちの
--
【民】karappaRai (= room to hide oneself in, ★retreat) こもる (r-m, p-m)
^^^^    以後、索引部なし mode、 copipe 専用 area
くまらマクロ 写し
r0,(w0)linlin,@前段
sk+2,x1-156,j0(linlin,sl100,{home},{right 8}{del 3},j0(x1,sl100,{right 3}{del 3},j0(x1,x1+,

m156.    ↑枕詞傍証

妹が目を(いもがめを)→見る・始見(はつみ)

【賛】AlokanIya (= mfn. to be ★looked at ; visible ; to be considered , regarded R.) いもがめを (l-m)
【賛】Alokana (= mfn. ★looking at ; contemplating ; (%{am}) n. seeing , looking ; sight , beholding Ya1jn5.) いもがめ (l-m)

m157.    ↑枕詞傍証

うち靡く(うちなびく)→草・草香(くさか)・春・黒髪

【賛】uttarabarhis (= n. the sacrificial ★grass on the north of the fire.) うちなびく (r-n, h-k, s-k)
【賛】navameghakAla (= m. ★spring (time of the new clouds).) なびく

m158.    ↑枕詞傍証

全日射す(うちひさす)→宮・都・宮路

【賛】Ahicchattra (= mfn. (fr. %{ahi-cchattra} , or %{-A}) , coming from the country Ahicchattra or its ★city Katha1s.) うちひさす (r 反復)
【賛】ahicchattra (= m. ; N. of a country MBh. ; (%{A}) f. sugar L. ; the ★city of Ahicchattra MBh.) うちひさ
c. 「うちひさす/アヒチャトラ」という都市があったんダッテ。インド人に聞いてみな。

m159.    ↑枕詞傍証

鶉鳴く(うづらなく)→古る

【賛】vRddhazrAvaka (= m. an ★old S3aiva mendicant VarBr2S.) うづらなく (v-n)
【賛】vRddhAzrama (= m. the ★old period or last stage in a Bra1hman's life (see %{Azrama}) ib. 人生最終段階) うづらな

m160.    ↑枕詞傍証

績み麻なす(うみをなす)→長

【賛】unmAna (= n. measure , measure of altitude or longitude VarBr2S. ; weight ; value , price , worth S3Br. ; m. a particular measure of quantity (= %{unmana} q.v.) , S3a1rn3gS.) うまーな
【賛】vAravant (= a. ★long-tailed (horse). 長い尾の) うみをなす (r-m)

m161.    ↑枕詞傍証

蛙鳴く(かはづなく)→泉・川

【賛】kusumAkara (= m. the ★spring; --N. of a garden.*) かはづなくラ
【民】kazimukam (= 1. ★river mouth 河口; 2. mountain torrent, waterfall) かーずなくの、かーず向くノ

m162.    ↑枕詞傍証

魂霊祝ふ(たまちはふ)→神

【民】taraittEvar (= Brahmins, as ★gods on earth) たまちはふ (r-m, r 反復)
【賛】svadhAbhuj (= m. `" id. "' , a ★god L. ; pl. = prec. Ragh.) たまちはふっち (v-m)
【賛】kAma (kAma) (= m. wish, desire, longing for (gen., dat., or loc.); love, inclination, lust, pleasure; pers. as the ★god of desire or of love;) 神(かーみ、かみ)

m163.    ↑枕詞傍証

常ならぬ(つねならぬ)→人

【民】tan2marAcA (= 01 1. benevolent 〔人や行為などが〕親切な、善意ある ★person, as king of charities) つねならず → つねならぬ
【民】tan2n2iyan2 (= 1. wealthy ★person; 2. fortunate man) つねなやん
【民】pITar (= ★persons of eminence 著名人) ひーとの (r-n)、ひーとり
【賛】varada (= ; of a partic. class of ★deceased ancestors 先祖、故人 Ma1rkP. ;) ひーと

m164.    ↑枕詞傍証

箸向かふ(はしむかふ)→弟(おと)

【賛】vAsavAvaraja (= m. `" Indra's ★younger brother "'N. of Vishn2u L.) はしむかうラージャ (v-m, v-k)
c. raja ラージャ、とは、「王者(おうじゃ)」のことである。コレほんと。

m165.    ↑枕詞傍証

旗薄(はたすすき)→穂・【秀(ほ)】

花薄(はなすすき)→穂・ほに出づ・ほのか・ほ

【民】pacugkAy (= 1. immature paddy or other grain in the ★ear; 2. unripe fruit; 3. a kind of arecanut) はすくき → はなすすき/はたすすき
【賛】paJcendriya (= n. the 5 organs of sense (viz. the eye , ★ear , nose , tongue , and skin) or the 5 organs of action (viz. hands , feet , larynx , and organs of generation and excretion) W. ;) はにゃすすき (y-ki)
【賛】paricetas (= mfn. ★faint-hearted , despondent ib.) はなすすす (r-n)、ほのかダス
【賛】pramuh (= P. %{-muhyati} , to become bewildered or infatuated MBh. ; to ★faint , swoon ib. Sus3r.: Caus. %{-mohayati} , to be wilder , infatuate MBh.) ほのか (h-k)
【賛】pArthivarSabha (= (%{r} for %{R}) , `" k bull "' , an ★excellent king MW.) はたすーき (h-k)
【賛】pAramArthika (= mf(%{I})n. (fr. %{paramA7rtha}) relating to a high or spiritual object or to supreme truth , real , essential , true S3am2k.; one who cares for truth Pan5c. ; ★excellent , best W. ; %{-thya} n. the real full truth BhP.) はなすき
【賛】vaizeSika (= mf(%{I})n. (fr. %{vi-zeSa} , p. 990) special , peculiar , specific , characteristic A1past.; distinguished , ★excellent , pre-eminent MBh. ;) はたしゅーき
【賛】variSThaka (= mfn. = prec. , most ★excellent or best Pan5car.) はなすすき
【賛】valh (= (also written %{balh} ; cf. %{barh}) cl. %{valhate} to be ★excellent Dha1tup.)

m166.    ↑枕詞傍証

浜木綿の(はまゆふの)→隔つ

【賛】parivyAvRj (= (only Impv. %{-vRJjantu}) , to ★separate i.e. deliver from (abl.) , S3an3khGr2.) はまゆふっち (r-m)
【賛】vibhU (= ; to divide , ★separate BhP. ;) はまふー (b-m)
【賛】vinAnyonyam (= (%{-nA7n-}) ind. (perhaps two ★separate words) without each other , one without the other MBh.) はまゆうにゃむ
【賛】paricchid (= ( %{chid} ; inf. %{-cchettum} ind. p. %{-cchidya}) , to cut on both sides , clip round , cut through or off or to pieces , mutilate S3Br. ; to mow or reap (corn) , Ka1rand. ; to limit on all sides , define or fix accurately , discriminate , decide , determine Ka1v.; to ★separate , divide , part Siddh. ; to avert , obviate MW.) へだつ(隔つ)

m167.    ↑枕詞傍証

紐鏡(ひもかがみ)→のとか

【民】vajnciyartarican2am (= ★mirror) ひもかがみ
【民】viLagkupon2 (= metallic ★mirror) ひもかがみ (l-m, p-k-g) 【賛】maNDalaka (= n. a disk , circle , orb &c. (= %{maNDala}) Ya1jn5. MBh. (also applied to a square Hcat.) ; a sacred circle , Divyn5v. ; a cutaneous disease with round spots L. ; a circular array of troops L. ; a ★mirror L. ;) まんだらか → のとか (l 無音) ---
【民】kajncan2ai (= 1. ★mirror; 2. censer) かにゃがみ
【賛】karkara (= mf(%{A})n. (perhaps connected with %{karka}) hard , firm Gi1t. Ma1lati1m. Amar. ; m. a bone L. ; a hammer L. ; a ★mirror L. (cf. %{karphara}) ;) かがみ (r-m)
c. ひも‐かがみ【×紐鏡】 1 裏に紐のついた鏡。 2 「てにをは紐鏡」の略称。 [枕]鏡の裏の紐は解くなの意で、「な解き」の音に近い地名「能登香(のとか)」にかかる。
--- My コメント:メチャクチャ言ってもらっては、困る。
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精選版 日本国語大辞典「氷面鏡」の解説
ひも‐かがみ【氷面鏡】
《名》 池などが凍って、鏡の面のようになったものをたとえていう。中世以降の造語。あるいは、「万葉集」の「紐鏡」の誤解から起こったものか。歌や句に使われることが多く、「解く」を導く序詞としても用いられる。《季・冬》 〔藻塩草(1513頃)〕
c. ひも、は、「紐」ではない。 metallic の意である。
【民】paRpam (= 01 1. dust; 2. sacred ashes; 3. ★metallic calx 金属灰◆金属を空気中で加熱した時に生じる固体。通常は酸化物。, calcination 焼成、焼鉱法、酸化鉱, the thing calcined か焼する◆固形物を溶融温度以下の高温で焼いて灰状にすること。; medicinal powder; ashes) ひも

m168.    ↑枕詞傍証

藻塩草(もしほぐさ)→敷

【民】mIttuvai-ttal (= to ★lay by) もしほ
【賛】nidhA (= 1. P. A1. %{-dadhAti} , %{-dhatte} , to put or ★lay down , deposit , lay up , preserve (A1. for one's self) ;) もしほー

m169.    ↑枕詞傍証

行く川の(ゆくかはの)→過ぐ

行く舟の(ゆくふねの)→帆・過ぐ

行く水の(ゆくみづの)→絶ゆることなく・過ぐ・【止めかね】

【賛】vah (= ; to ★pass , spend (time) Ra1jat. ; (intrans.) to drive , ride , go by or in (with instr. of the vehicle) , be borne or carried along , run , swim &c. ; to draw (scil. a carriage , said of a horse) Mn. ; to blow (as wind) Ka1v. ; to ★pass away , elapse Hcar.:) ゆく
【賛】vilaGghana (= n. leaping over , crossing MBh. ; striking against Kir. ; offence , injury ib. ; (also pl.) fasting , abstention from food Sus3r. ; (%{A}) f. ★passing beyond , overcoming , surmounting Ra1jat.) ゆくふね

m170.    ↑枕詞傍証

女郎花(をみなへし)→さく・佐紀

【賛】yauvanastha (= mfn. being in the (★bloom of) youth , arrived at puberty , marriageable MBh.) おみなえし (v-m)
【賛】yauvanazI (= f. the beauty or ★bloom of youth.) おみなえし (v-m)

m171.    ↑枕詞傍証

行く影の(ゆくかげの)→月

【民】AkkirakAyaNi (= * offering in the household fire on the ★full-moon day of ma1rkkaci1risam) ゆくかげの
【民】aruccikan2 (= * ★moon) ゆくかげの (c-k, c-k)
【賛】vikalaGka (= mfn. spotless , bright (as the ★moon) Va1m. ; %{-tA} f. Harav.) ゆくかげ (l 無音)

m172.    ↑枕詞傍証

闇夜なす(やみよなす)→迷はふ(まどはふ)

【賛】amunyA (= ind. (instr. f.) in that manner thus or thus RV. ; with 1. %{as} ,or %{bhU} , to be gone , be ★lost S3Br.) やみよ
【賛】vipranaSTa (= a. ★lost, vanished.) やみよなす (p-m, r-y)
【賛】vipraNaz (= (2. %{naz}) P. %{-Nazyati} , %{-Nazati} , to be ★lost , perish , disappear Ya1jn5.;) やみよなす (p-m, r-y)

m173.    ↑枕詞傍証

山城の(やましろの)→永遠(とは)

【賛】ajasra (= mfn. ( %{jas}) , not to be obstructed , perpetual RV. ; (%{am} [gan2a %{svar-Adi} , &c.] or %{eNa}) , ind. perpetually , ★for ever , ever.) やましろ (j-nya-ma)
【賛】AsaMsAram (= ind. ( %{sR}) , from the beginning of the world , ever Katha1s. ; till the end of the world , ★for ever Ra1jat.) やましろの (s 無音)
【賛】vizvazArada (= (%{vizva4-}.) mfn. annual (or `" ★lasting a whole year "') AV. (applied to the disease called Takman as likely to occur every autumn).) やましろダ (v-m)
【賛】avitArin (= mfn. not passing away , ★permanent RV.) やましろの (v-m)
---
【賛】sthAvara (= mf(%{A4})n. standing still , not moving , fixed , stationary , stable , immovable (opp. to %{jaGgama} q.v.) TS. ; firm , constant , ★permanent , invariable A1past.) とは

m174.    ↑枕詞傍証

行く鳥の(ゆくとりの)→群がる・あらそふ

【賛】AkhUttha (= m. the rising up or appearance of rats or moles , a ★swarm 〔動いている〕昆虫の群れ。〔混乱している人や動物の〕群れ、群衆 of rats or moles Pat. on Pa1n2.) ゆくとり (+り)
【賛】Ayoga (= m. team or set (of draught-cattle); ornament, decoration; ★swarm of bees.) ゆく
【民】uRuttA(taru)-tal (= to ★crowd, constrict) ゆるとり → ゆくとり
【賛】vAjakRtya (= n. a warlike deed , battle , ★fight RV.) ゆくとり
【民】nerugku-tal (= 1. to be near, approximate; 2. to be close together; to ★crowd;) むらが
【民】uyirccUtu (= * gambling with living animals as stakes, a term used to denote that kind of gambling involved in ★cock-fight, ★ram-fight, etc) あらそう

m175.    ↑枕詞傍証

山の井の(やまのゐの)→浅し

【賛】zarAva (= m. n. (g. %{ardharcA7di}) a ★shallow cup , dish , plate , platter , earthenware vessel (also the flat cover or lid of any such vessel) Gr2S3rS. ; a measure equal to two Prasthas or one Kud2ava TS.) やまのゐ (z-y, r-m, +ん)
【民】vArppu (= 1. pouring; 2. casting; 3. that which is cast; 4. a ★shallow, thick-lipped vessel; 5. bangle) やまのひ (+ん, r-n)

m176.    ↑枕詞傍証

山吹の(やまぶきの)→やむ・にほふ

【賛】anuvAs (= to ★perfume.) やまぶき (s-k)
【賛】anubodha (= m. recollection ; an after-thought L. ; reviving the scent of a faded perfume , replacing ★perfumes.) やまぶき (h-k)

m177.    ↑枕詞傍証

八つ橋の(やつはしの)→蜘蛛手

c. 分岐 branch 系で攻めると、イマイチ。非常に疲れた。 頭にきたので、 spider にしたら、一発で有った。
【賛】AzAbandha (= m. band of hope , confidence , trust , expectation ; a ★spider's web Megh.) やつはんし
c. くも‐で【蜘蛛手】 ... [一] (蜘蛛が足を八方に広げた形から) 物が四方八方に分岐したさまをいう。
@ 川や道などが四方八方に枝分かれしていること。また、その分岐点。あれこれと心乱れる様子。

m178.    ↑枕詞傍証

八穂蓼を(やほたでを)→穂積

【民】aruviveTTu (= ★harvesting   収獲、豊年 (TLS)) やほたて
c. 穂積の由来 - 稲の「ホ」、禾(のぎへん)に恵。「穂」はヘンの「禾」が「稲や穀物」、ツクリの「恵」は「恵み、ほどこし、賜物」の意味があり、組み合わせて「稲の恵み」を表す。ほ。
--
【民】picAn2am (= 1. a kind of paddy; 2. a season of ★harvest about the period between February and March) ほづみノ

m179.    ↑枕詞傍証

望月の(もちづきの)→たたはし・足れる・めづらし・いやめづらし

c. 英辞郎はアホ。「めずらしい」未登録。「珍しい」は有る。
【民】matiterikalai (= the day after the new moon, when the crescent is ★scarcely visible (TLS)) もちづきら (l-n)

m180.    ↑枕詞傍証

枕づく(まくらづく)→妻屋

【賛】nizAgRha (= n. ★sleeping-room R.) まくら (z 無音)
【賛】zayyAgRha (= n. `" ★sleeping-house "' , a bed-chamber MBh.) づく

m181.    ↑枕詞傍証

鳥通ふ(とりかよふ)→羽・羽田

【民】tUlikai (= 1. painting reed or pencil; 2. swan's ★feather; 3. cushion; 4. wick) とりかい → とりかよふ

m182.    ↑枕詞傍証

秋風の(あきかぜの)→山吹・吹く・吹上・千江

【賛】avakSAyam (= ind. so as to give a ★blow A1pS3r.) あきかぜの (v-k)
【賛】avaghAta (= m. a ★blow Sa1h.; threshing corn by bruising it with a wooden pestle in a mortar of the same material Jaim.; (for %{ava@ghaTTa} q.v.) a hole in the ground L.) あきかぜ (v-k)
【賛】viSvagvAta (= m. a kind of noxious wind which ★blows from all quarters TS.) あきかぜ (v-k)

m183.    ↑枕詞傍証

赤ら引く(あからひく)→日・朝・肌・しきたへ・色ぐはし子

【賛】vaiyAghraparicchada (= mfn. covered with a tiger's ★skin S3a1n3khS3r.) あからひくダ
【賛】vaiyAghra (= a. coming from a tiger; n. a tiger's ★skin.) あから
【民】vaikaRaippANi (= sound of the drum played early in the ★morning) あからッパーニ

m184.    ↑枕詞傍証

秋の葉の(あきのはの)→にほふ

【賛】avaghrApaNa (= n. causing to ★smell at A1pS3r.) あきのはの (v-k, r-n)

m185.    ↑枕詞傍証

鳰照る(にほてる)→沖・海・月

【賛】mahAkaccha (= m. a high Cedrena Toona MBh. ; `" having vast ★shores "' , the sea L. ; Varun2a , god of the sea L. ; a mountain L.) まはーかっちゃ → にほてる △
【賛】mahodadhi (= m. ★sea, ocean.) まほたてぃ → にほてる △
【賛】nibhRta (= mfn. ( %{bhR}) borne or placed down , hidden , secret MBh. ; nearly set (as the ★moon) Ragh. ; firm , immovable Hariv. ; shut , closed (as a door) L. ;) にほて
c. 「月」とあるが、殆ど反満月の月(閉じた月)であろう。「新月?」

m186.    ↑枕詞傍証

海神の(わだつみの)→ふかき・そこ

【民】pAzntARu (= ★deep, unfathomable pit) わだつみ (R-m)
【賛】abudhna (= mfn. ★bottomless 底なしの RV.) わだつみ (b-d)
【民】aTiccaTTam (= ★bottom piece, as of a door (TLS)) わだつむ
【賛】zItabudhna (= mfn. having a cold ★bottom (as a vessel) A1pS3r.) わだつみ
【賛】vigADha (= mfn. plunged into , entered R. (%{ambhasi@vigADha-mAtre} , `" at the very moment of the water being plunged into "') , one who has entered or plunged into , bathing in (loc.) ib. ; (a weapon) that has ★deeply penetrated MBh. ; come on , advanced , begun , set in , taken place MBh. ; flowing copiously W. ; ★deep , excessive ib. ; %{-manmatha} mfn. one whose passion has become deep or ardent Ragh.) ふかし、ふかき (h-k)

m187.    ↑枕詞傍証

海の底(わたのそこ)→沖・奥

【賛】pAradarzaka (= mfn. showing the oppositive ★shore BhP.) わたのそこ (r-n)
【賛】velAtiga (= (%{velA7t-}) mfn. overflowing the ★shore (as the ocean) MBh.) わらそこ → わたそこ
【賛】utsaGga (= m. lap, roof, surface; seat, ★bottom.) わつそこ → わたのそこ
【民】akkarai (= 01 further ★shore, opposite bank) おき
【賛】sUryagraha (= m. `" sun-planet "' , the sun W. ; `" sun-seizure "' , an eclipse of the sun Tithya1d. ; `" sun-seizer "'N. of Ra1hu and Ketu W. ; the ★bottom of a water-jar ib.) そこ
【賛】agAdha (= a. ★bottomless, ★deep; {-sattva} a. of an unfathomable character.) おくダ、おくそこ

m188.    ↑枕詞傍証

焼く塩の(やくしほの)→からし・けぶり

【賛】zakadhUma (= m. the ★smoke of burnt or burning cow-dung AV. ; ) やくしふーの (z-y)
【賛】zikhidhvaja (= m. `" fire-marked "' , ★smoke L. ;) やきじほヂャ (z-y)
【賛】zvetasarSapa (= m. white ★mustard , a grain of white mustard Sus3r.) やくしーーほ (z-y, v-k)
m189.    ↑枕詞傍証

若菰を(わかこもを)→かり

【民】vAkurikan2 (= ★hunter) わかこも ◎  100 点
---
【民】kaLakkar (= 1. inferiors 劣等; 2. a hunting caste 狩猟階級) かりかる、かりかり

m190.    ↑枕詞傍証

群玉の(むらたまの)→くる・【心】

【民】mARATTam (= 1. changing; 2. fraud, trickery; cheating, swindling; 3. stumbling, stuttering, halting; 4. craziness, aberration of ★mind) むらたま

m191.    ↑枕詞傍証

水鳥の(みづとりの)→鴨・加茂・浮き寝・青葉・立つ・【憂き】

【賛】mAnasacArin (= m. `" frequenting lake Ma1nasa "' , a wild ★goose , swan Hariv.) みづとりの
【賛】nidrA (= f. sleep , slumber , sleepiness , sloth RV. ; ; %{--tura} (%{-drA7t-}) mfn. sleepy , ★languid 気だるい Cat. ;) みーとり、ねむてー
--
【賛】kAmin (= ; the ruddy ★goose (%{cakra-vAka}) L. ; ) かも(鴨)、ガン(雁)
【賛】cakra (= ; m. the ruddy ★goose or Bra1hmany duck;) 雁(かり)
【賛】vAyu (= 2 mfn. (fr. %{vai}) tired , ★languid RV.) 憂き(うき) (y-ki)
【賛】sAlasa (= mfn. having languor , ★languid , tired , indolent , lazy R2itus.) だるし (s-t-d)

m192.    ↑枕詞傍証

嬰児の(みどりこの)→はひたもとほり

【民】mOtirakkaLLi (= a ★creeper) みどりこツリ
c. 学研全訳古語辞典 はひ−たもとほ・る 【這ひ徘徊る】
c. ↑ 馬鹿辞典です。はひ・たもとほる、の様に区切る様に見える。下記インド弁に従うと「はひた・もとほる」である。
【民】paTar-tal (= 01 1. to run; 2. to spread, as a ★creeper; to ramify, branch out in different directions;) はいたー
【賛】paryavasRp (= P. %{-sarpati} , to creep up to , approach in a ★creeping manner S3a1n3khBr.) はいずるプ
【民】nuzuvu-tal (= to ★creep along, as reptiles) もとほ
【民】pAtALamUli (= a ★creeper) はいずりまーり
【民】muttavaLLi (= a garland of pearls, as shaped like a creeper) もとほり

m193.    ↑枕詞傍証

朝雨の(あさあめの)→霧

【賛】AdhUpana (= n. enveloping in smoke or ★mist VBr.) あさあめ (p 無音)
---
【賛】kuhI (= f. a ★mist , fog Gal.) きり、きひー
【賛】godhUli (= f. `" earth-dust "' i.e. `" a time at which ★mist seems to rise from the earth "' , a period of the day (in the hot season) when the sun is half risen , (in the cold and dewy seasons) when the sun is full but mild , (and in the 3 other seasons) sunset Di1p.) ごどふーり → くぃり/きり

m194.    ↑枕詞傍証

芥火の(あくたびの)→あく

c. garbage は、インド辞書に未登録。 dust に変更。
【賛】abhidhvaMs (= Caus. %{-dhvaMsayati} , to sprinkle with ★dust , ★dust Ka1t2h.) あくたびの (h-k, s 無音)
【賛】vAyuketu (= m. `" wind-sign 風の印"' , ★dust 埃、塵 L.) 雪だ、芥(あくた)
【民】vacaTTi (= diamond ★dust) あくた
【賛】avakara (= m. ★dust, sweepings, rubbish.) あく
【民】tULi (= 03 1. ★dust; 2. pollen) ちり

m195.    ↑枕詞傍証

天つ風(あまつかぜ)→吹く

【賛】abhizvAsa (= m. ★blowing (into a flame) Ka1tyS3r.) あまつかぜ (b-m, v-k)

m196.    ↑枕詞傍証

浅香山/安積山(あさかやま)→浅し

【民】AzagkAl (= ★shallow water (TLS)) あさかーる
【賛】aritragAdha (= mfn. oar-deep , ★shallow Pa1n2.) あさかーダ

m197.    ↑枕詞傍証

葦田鶴の(あしたづの)→鳴く・哭(ね)のみし鳴く・たづたづし

【賛】abhirudita (= mfn. cried , uttered in a ★lamenting 号泣 慟哭 哀哭 manner R.) あしたづ (hi-si)
【民】aTittuvizu-tal (= to ★lament and beat the breasts and fall down at the entrance of a house where death has occurred) あしたづ
【賛】udvAz (= A1. %{-vAzyate} , to address in a weeping voice or while uttering ★lamentations Bhat2t2.) %{-vAzyate} あしたづ
--
【賛】saMzuc (= P. %{-zocati} , to flame or blaze together S3Br. ; to mourn , regret , bewail MBh. ; (%{-su4cyati}) , to cause pain to (gen.) S3Br.: Caus. %{-zocayati} (ind. p. %{-zocya}) , to mourn , ★lament MBh.) たづし、たづたづし

m198.    ↑枕詞傍証

浅緑(あさみどり)→糸・野辺

【民】accuppUTTiyizu-ttal (= to pass the ★thread through the loom) あさみどいズ (pp-m)
【賛】azmanta (= 1 n. a fire-place L. ; a ★field L. ; ) あさみど
【賛】abhisampravRt (= Caus. to change (?as a ★battle-field , %{raNA7jira4m}) MBh.) あさみらるーダ

m199.    ↑枕詞傍証

淡路島(あはぢしま)→あはれ

【民】avalaccuvai (= pathos, ★pathetic sentiment) あはぢしまイ (l 無音, v-m)
【民】vArappATu (= 1. love; 2. ★pity, mercy; 3. partiality, bias, prepossession) あはぢ

m200.    ↑枕詞傍証

天彦の(あまびこの)→音・おとづれ・音羽

【賛】ambh (= %{ambhate} , to ★sound L.) あまびこ (h-k)
【賛】ambUkRta (= a. accompanied by water, i.e. spitting, sputtered (★sounds).) あまびこダ
【賛】varNaviveka (= m. distinction 〔複数の物事の〕差異、区別 of ★soundsN. of a treatise on the different spelling of nouns.) あまびこ

m201.    ↑枕詞傍証

鈴が音の(すずがねの)→早馬駅家(はゆまうまや)

【賛】sthirajaGgama (= (prob.) n. (pl.) things ★stationary and movable BhP.) すずがね
c. 停車と移動

m202.    ↑枕詞傍証

栲縄の(たくなはの)→長し・千尋

【賛】sugambhIra (= mf(%{A})u. very ★deep MBh.) たくなはーの (r-n)
【賛】dIrgha (= mf(%{A})n. (compar. %{drA4ghIyas} , superl. %{drA4ghiSTha} [qq. vv.] ; rarely %{dirghatara} and %{-tama} [BhP.]) long (in space and time) , lofty , high , tall ; ★deep RV. ; long (in prosody) Pra1t. ; (%{a4m}) ind. long , for a long time (superl. %{-atamam} BhP.) ;) たか、%{a4m} たくな
【賛】dIrghanizvAsa (= m. a long or ★deep-drawn sigh Ma1lati1m.) たけーなはーさ、ためいき (g 無音, s-k)

m203.    ↑枕詞傍証

筍の(たけのこの)→ふし

【賛】dIrghaparvan (= m. `" having long ★knots or joints "' , sugar-cane L.) たけのこの (p-m-n, v-k)
--
【賛】parus (= n. a joint or ★knot (esp. of a cane or reed , orig. `" fullness "' i.e. the full or thick part of the stalk) , a limb or member of the body RV. ; a part or portion RV. ; Grewia Asiatica L.) ふし(節)

m204.    ↑枕詞傍証

葛蔓(くずかづら)→うら・うらみ・くる・苦し

葛の葉の(くずのはの)→うら・恨み

【民】kaTTar (= unfortunate people, people destined to ★suffer) かづら
【民】kazi-tal (= 01 1. to pass, as time, season; to slip away, as prosperity, adversity; to elapse, become spent; 2. to walk, proceed; 3. to be abated, deducted, discounted; 4. to be ruined; 5. to be removed; 6. to expire; 7. to finish come to an end, cease; 8. to ★suffer, to be troubled;) くず
【民】kaNkarittal (= ★envy (TLS)) かんかづら
【民】kOTTam (= 01 1. bend, curve, warp, as in timber; 2. bowing in worship, adoration,; 3. partiality, as swerving from uprightness; 4. crookedness, as of mind; 5. hatred; 6. ★envy, jealousy; ) くずの

m205.    ↑枕詞傍証

呉竹の(くれたけの)→世・夜・ふし・かけひ・むなし・うきふし

【賛】kArttikI (= f. of %{kArttika} above , (with or without %{rAtri}) the ★night of full moon in the month Ka1rttika , the day on which the moon stands in the constellation Kr2ittika1 Ka1tyS3r. ;) くれたけ

m206.    ↑枕詞傍証

天照らす(あまてらす)→日

天照るや(あまてるや)→日

【賛】anUrusArathi (= m. whose charioteer is Anu1ru i.e. the ★sun S3is3.) あまてらす (s-t)
【賛】aMzubhartR (= m. `" lord of rays "' , the ★sun L.) あまてらす、あまてるや

m207.    ↑枕詞傍証

刈菰の(かりこもの)→乱る・心もしのに

狩衣(かりごろも)→みだる・おどろ・裾野・日も・きる・たつ

kalakalam (= 1. chirping of birds; 2. hullabaloo, ★confused noise of crowd) かりごろも、かりこもの (l-m, m-n)

m208.    ↑枕詞傍証

川竹の(かはたけの)→世・流れ

【民】kAyveTTikkaL (= toddy from a palmyra tree, the young fruits of which are cut off so that the juice may ★flow from the stalk) かはたけの
c. かわたけ、とは、果汁・ジュースのことである。

m209.    ↑枕詞傍証

柏木の(かしはぎの)→森・もり・洩る

c. 洩る(もる)、洩れる、木洩れ日
【賛】khaTvAGga (= ; %{-vana} n. N. of a ★forest Hariv.) かしはぎ
【賛】bhIruka (= mfn. fearful , timorous , shy , afraid of (comp.) MBh. ; formidable W. ; m. an owl L. ; a bear L. ; a kind of sugar-cane Sus3r. (v.l. %{-raka}) ; N. of a man Buddh. ; n. a wood , ★forest L.) はぎ
【賛】kASTha (= n. stick of ★wood, log; a kind of measure.) かし
【賛】kASThabhArika (= mfn. a wood-carrier , bearer of ★wood Katha1s.) かしはぎ
【賛】khApagA (= f. `" a ★stream in the air "'N. of the Ganges L.) かーはぎ
【民】muLari (= 1. lotus; 2. ten million crores; 3. Brahma's world; 4. bramble; 5. ★jungle;) もり
【民】kaTaRperukku (= ★flood-tide) かしはぎ
【民】kaTTuviTTuppAy-tal (= to burst out and flow, as a flood in breaching an embankment) かしはぎ (pp-k-g)
【民】malir-tal (= 1. to ★flood; 2. to ★leak; to drop; 3. to come frequently) 漏れる/洩れる(もれる)

m210.    ↑枕詞傍証

篝火の(かがりびの)→影

【賛】chAyAgrAha (= mf(%{I})n. depriving of the ★shadow R. 影を奪う ) かがりび (ch-k, y-ki-g, h-b)

m211.    ↑枕詞傍証

大魚よし(おふをよし)→鮪(しび)

【賛】abdhijhaSa (= m. a
sea-fish.) おふをよし
c. 鮪 マグロ tuna 今一。 fish で引き直す。一番初めの単語。

m212.    ↑枕詞傍証

雲離れ(くもばなれ)→遠く・退(そ)く

【民】karappaRai (= room to hide oneself in, ★retreat) くもばなれ (r-m, +な)
【民】kaikara-ttal (= to ★hide, conceal) かくれ
【民】kOpan2am (= secrecy, ★concealment, privacy) くんはなム (+ん) → くもばなれ
c. 「くもがくれ」は、現在言葉。「くもばなれ」は、古典。

m213.    ↑枕詞傍証

冬木如す(ふゆきのす)→幹(から)

【賛】prakANDa (= m. n. the stem or ★trunk of a tree from the root to the branches S3is3.; a branch , shoot W. ; (ifc.) anything excellent of its kind Mcar. (cf. %{go-} , %{-mantri-} ; also %{-Daka} Bhat2t2.) ; m. the upper part of the arm L. (cf. %{pra-gaNDa}).) ふゆきのす (r-y)
【賛】kara (= , f. {I} 1 ({A}) making, doing, causing, producing (mostly ---); m. the hand (lit. maker); an elephant's ★trunk.) から
c. この feeling 的には全く想像もできない発音は、素直に印辞書に載っていた。

m214.    ↑枕詞傍証

時鳥(ほととぎす)→飛幡(とばた)

c. 飛幡(とばた)では攻めようが無いので、「ホトトギス」から攻める。
杜鵑 とけん ほととぎす cuckoo かっこう 郭公、閑古鳥、呼ぶ子鳥
【賛】vasantaghoSa (= or m. `" singing in spring "' , the Koil or Indian ★cuckoo L.) ほととぎす
【民】vacantakOSi (= Indian ★cuckoo) ほととぎす
---
【賛】dhvAGkSapuSTa (= m. `" brought up by crows "' , the Kokila or Indian ★cuckoo (cf. %{kAka-p-}) L.) とばた

m215.    ↑枕詞傍証

群鳥の(むらとりの)→むれ・立つ・朝立つ・出立つ・群れ立つ

【賛】vrAta (= m. (connected with 1. %{vR} , or with %{vrata4} and 2. %{vR}) a multitude , ★flock , assemblage , troop , swarm , group , host (%{vrA4taM} %{vrAtam} , in companies or troops ; %{pa4Jca@vrA4tAs} , the five races of men) , association , guild RV. ; the company or attendants at a marriage feast W. ; = %{manuSya} Naigh. ; the descendant of an out-caste Bra1hman &c. (= %{vrAtya}) L. ; n. manual or bodily labour , day-labour ib.) むらたつ、むらとり
【賛】vraja (= m. (n.) fold, shed, stable, station of herds; herd, ★flock, troop, multitude; N. of a region.) むらじゃ

m216.    ↑枕詞傍証

三熊野の(みくまのの)→うら・うらめし

【民】maccaram (= 1. envy; ★jealousy at another's success or prosperity; 2. competition, rivalry) みくまの (r-m)
【民】man2akkON (= ★envy) みくま、にくむ
---
【民】uLLericcal (= envy, ★jealousy) うらめしかル (r-m)

m217.    ↑枕詞傍証

松が根の(まつがねの)→まつ・絶ゆることなく

【民】nittiyakaliyANam (= ★everlasting, perpetual happiness) まつがねの
【賛】nityahoma (= ★perpetual sacrifice , in %{-prAyazcitta} n. %{-vidhi} m. %{-mA7di-prakIrNaka} n. %{-mA7di-vidhi} m. N. of wks.) まつがね (h-k)
【賛】nityayauvana (= mfn. always young ; (%{A}) f. N. of Draupadi1 ; n. ★perpetual youth L.) まつがねの (y-ki, v-n)

m218.    ↑枕詞傍証

朱華色の(はねずいろの)→うつろひやすし

【賛】paricapala (= mfn. always moving about , very ★volatile 〔人が〕気まぐれな、移り気な MBh.) はねずいろ (r-n, c-s-z, p 無音)

m219.    ↑枕詞傍証

真澄鏡(まそかがみ)→見る・かく・とぐ・直(ただ)め・床の辺・敏馬(みぬめ)・南渕山(みなぶちやま)・清く・照る・面影・影・ふた・二上山・【向かふ・映る】

【民】nizalkAn2maNTilam (= ★mirror, as having a reflecting surface) まそかーみナンチラム

m220.    ↑枕詞傍証

松垣の(まつがきの)→ひまなし

【賛】nityayukta (= mfn. always ★busy or intent upon (loc.) Mn. Gaut.) まつがきダ (y-ki)
【賛】pR, pRNoti (= , pp. {pRta} 3 (only ---), w. {A} be ★busy or active; w. [[,]] {vyA} ({priyate} or {pRNute}) be ★busy or occupied with ({artham}). C. {vyApArayati} set to work, employ in or at (loc., instr., or {artham}). --Cf. {ApRta} (add.), {vyApRta}.) ひまなし (r-m)
--
【民】viTuviTen2al (= onom. expr. of (a) being active, ★busy; (b) trembling in fear, etc.; (c) being angry) いそいそなる、いそがしナル (v-g)

m221.    ↑枕詞傍証

真木柱(まきはしら)→太し

【賛】meghajAla (= n. `" cloudcollection "' , a mass of clouds , ★thick clouds 厚い雲 L. ; talc L.) まきはしら (j-shi)、まきはじら 【民】paTar (= ; 6. thick bush, especially of creepers;) ふと、ふとい、ぶっとい
【民】paTTai (= ; 16. ★thick fillet of gold thread) ぶっとい、ぶあつい

m222.    ↑枕詞傍証

葦根這ふ(あしねはう)→下・うき

【賛】adhara (= mfn. (connected with %{adha4s}) , lower , inferior , tending downwards ; low , vile ; worsted , silenced ; m. the lower lip , the lip , (%{A4t}) abl. ind. see s.v. ★below ; (%{asmAt}) abl. ind. ★below L. ; (%{A}) f. the lower region , nadir ; (%{am}) n. the lower part , a reply , pudendum muliebre L. [Lat. {inferus}].) あしら
【賛】adhas (= adv. ★below, down; ) あだす
【賛】auzana (= mf(%{I})n. (fr. %{uzanas}) = %{auzanasa} ★below Ka1s3. ; (%{am}) n. N. of several Sa1mans Comm. on Nya1yam.) あしね
c. 「あしね」までは、有るが、「あしねはう」 or 「はう」は不明

m223.    ↑枕詞傍証

葦筒の(あしづつの)→薄き・ひとへ・一重

【賛】atunda (= mfn. not stout , ★thin.) あしんつ → あしづつ

m224.    ↑枕詞傍証

葦の根の(あしのねの)→ねもころ・うき・分く・短し・夜・世

【賛】ardhANumAtrA (= f. `" half a small %{mAtrA} "' i.e. the eighth part of the quantity of a ★short syllable VPra1t.) あしのねトラー

m225.    ↑枕詞傍証

天雲の(あまくもの)→たゆたふ・行く・ゆくらゆくら・別れ・外(よそ)・たどきも知らず・おく・はるか

c. 「ゆくらゆくら」=「ゆらゆらと揺れる」 wavy (= ウェーブのかかった、波状の、波形の、起伏する、波立つ)で攻める。
c. たゆたふの意味 - 古語辞典:おほぶね−の 【大船の】
分類枕詞
@大船が海上で揺れるようすから「たゆたふ」「ゆくらゆくら」「たゆ」にかかる。
【賛】vibhaGgin (= mfn. ★wavy , undulating , wrinkled MW.) あまくも (b-m) 【賛】argala (= mfn. ; a ★wave L. ;) ゆくら
【民】aRkaLam (= 1. bolt; 2. large ★wave, billow (TLS)) ゆくらノ
【民】tuyal(lu)-tal (= 1. to sway, ★wave, swing スイング; 2. to hang; 3. to fly) たゆたう (l 反復)

m226.    ↑枕詞傍証

葦垣の(あしがきの)→古る・乱る・外(ほか)・間近し・ひまなし・思ひ乱る・吉野

【賛】adhyAbhR (= (impf. %{a4dhy-A7bharat}) to bring ★near from VS.) あしがきの (y-k, h-k, R-n)
【賛】adyazvIna (= mfn. likely to happen to-day or (%{zvas}) to-morrow おそらく今日・明日に発生 Pa1n2. (%{A}) f. a female 女性 ★near 間近か delivery 出産 ib.) あしがきの (y-ki, v-k)

m227.    ↑枕詞傍証

梓弓(あずさゆみ)→いる・はる・ひく・つる・たつ・おす・ふす・よる・かへる・本(もと)・末(すゑ)・音(おと)・矢・周淮(すえ)

【民】astiram (= 01* missile, weapon, ★arrow) あずさゆみ (r-y)
【賛】avaSTambhamaya (= mfn. (said of an ★arrow) shot with resoluteness(?) (矢と言って)毅然としたショット(?) Ragh.) あずさぶみヤ

m228.    ↑枕詞傍証

霰打つ(あられうつ)→あられ

【賛】prAleya (= s. ★hail あられ, snow, rime, dew.) あられや (p-a)
【賛】varSopala (= m. ★hail (lit. rain-stone 雨の石).) うつフリ、あらしふり

m229.    ↑枕詞傍証

霰降り(あられふり)→鹿島・きしみ・遠(とほ)・遠江

【賛】adharAraNi (= f. the lower of the two pieces of wood used in producing fire by friction S3Br.) あられに (d 無音)、あつれきニ (r-k) △ 【賛】vigharSaNa (= n. rubbing, ★friction.) きしみ (v-k) 【賛】nirmantha (= m. rubbing ; %{-kASTha} or %{-dAru} n. the wood or stick used for kindling fire by ★friction ; a churning stick L.) まさつ

m230.    ↑枕詞傍証

天飛ぶや(あまとぶや)→鳥・雁・軽・領布(ひれ)

【賛】amRtavAkA (= f. N. of a ★bird S3Br.) あまとぶか → あまとぶや
【賛】haMsabIja (= n. a ★goose's egg L.) あまとぶや、あむさびじゃ (h 無音)
【賛】arjunadhvaja (= m. having a white ★banner バナー、垂れ幕 "'N. of Hanumat L.) あまとぶじゃ
【賛】valli (= 02 1. creeper; 2. a creeper with bulbous roots; 3. medicinal plant; 4. young woman, lady; 5. a wife of skanda; 6. fetters; 7. upan2is2ad; 8. ★banner, standard; 9. battle-of-plassey tree; 10. a plant; 11. marriage) ひれ(領布)
c. 「軽い」 light は、光 と区別できなくて、判定不能。英語は、バカ言語である。

m231.    ↑枕詞傍証

雨降れば(あめふれば)→笠・笠取山

【賛】anuvR (= to ★cover , KaushBr. ; to surround: Caus. A1. %{-vArayate} , to hinder , prevent.) あめふり
【賛】apavaraNa (= n. ★covering L. ; garment L.) あめふれな → あめふれば

m232.    ↑枕詞傍証

天数ふ(あまかぞふ)→おほ・大津

【賛】anekavidha (= mfn. of ★many kinds , in different ways , various.) あまかぞふ
m233.    ↑枕詞傍証

たちそばの→実のなし

【民】tatai-tal (= 01 1. to be thickset, crowded, densely packed; 2. to be shattered 〔〜を〕打ち砕く、粉々に割る、壊滅させる、粉々にする、粉砕する、台無しにする, made ★fruitless) たち
【民】tappu-tal (= 01 1. to err, mistake, blunder, fail; 2. to be unserviceable, ★fruitless or valueless; 3. to go wrong, as a tune, a recitation, a calculation; 4. to be omitted; 5. to escape injury; to be saved, rescued, preserved; 6. to be lost; 7. to die; ) そば (t-s)
c. 「fruitless + fruitless」の2連チャン表現?。「たち」「そば」似はあるが、「たちそば」は無かった。

m234.    ↑枕詞傍証

太刀の後(たちのしり)→鞘・玉

【民】coTTai (= 02 1. crooked club; 2. crookedness, bend, as in the ★sheath 鞘(さや) of a sword; 4. a knob-like contrivance 考案、仕掛け for hanging anything) たち
【民】tuti (= 04 bellows ふいご、送風機; 2. ★sheath, scabbard 〔刀などの〕鞘 ) たち
【民】taTaRu (= 1. ★sheath, scabbard, case; 2. a kind of drum) しり
【賛】cAruzilA (= f. `" beautiful stone "' , a ★jewel L.) たちのしり (r 反復, and, r-n)

m235.    ↑枕詞傍証

高行くや(たかゆくや)→隼

【賛】zauGgeya (= m. metron. of Garud2a; hawk or ★falcon.) たかや、ゆくや (z-y)

m236.    ↑枕詞傍証

白玉の(しらたまの)→を・君・人・我が子・涙

【賛】dhArAzru (= (%{-rA7zru}) n. a flood of ★tears Amar 涙の洪水.) しらたま (z-t, r-m)
【賛】sarvAtman (= m. the whole ★person 全ての人 (%{-nA} ind. , with all one's soul "') S3Br. ; the universal Soul Up. ; the whole being or nature (%{-nA} ind. `" entirely , completely "') Ka1d. ;) しらたま、すべての

m237.    ↑枕詞傍証

さし並の(さしなみの)/さし並ぶ→国・隣

【民】tacanavam (= a ★country) さしなみの (v-m)
【賛】saMcArin (= ; penetrating into (comp.) Mcar. ; coming together , meeting , in contact with , ★adjacent 隣接 or contiguous to (instr.) Ka1d. ;) さしなみ (r-n)
【民】saptastAn2am (= 1. a festival in which the idols of a siva temple are taken in procession to six ★neighbouring temples; 2. a festival in which idols of a siva temple are taken in procession to six ★neighbouring temples;) さしなみの

m238.    ↑枕詞傍証

坂鳥の(さかどりの)→朝

【賛】sAMyAtrika (= m. (fr. %{saM-yAtrA}) a voyaging merchant , one who trades by sea &c. ; n. any vehicle L. ; the ★morning dawn 夜明け、暁、曙、黎明 L.) さかどりか

m239.    ↑枕詞傍証

小余綾の(こゆるぎの)→いそ・磯・急ぎ

【民】cuRukku (= 1. quickness, rapidity; 2. diligence, briskness; 3. ★haste, ★hastiness; 4) こゆーぎ → こゆるぎ
【民】karugkal (= 1. boulder 《地学》巨礫(岩) of black ★rock, large granite 《鉱物》花こう岩、グラナイト stone; 2. flint for striking fire; 3. pebble or stone) こゆるぎの

m240.    ↑枕詞傍証

雨衣(あまごろも)→かさ・みの

【民】aNukkan2 (= 1. one who is near; 2. devotee, as near to god; 3. one who is intimate; 4. ★umbrella) あまっこも → あまこーも/あまころも
--
【民】catti (= 06 ★umbrella) 傘(かさ)
【賛】chattra (= m. (; often spelt %{chatra}) a mushroom L. ; Andropogon Schoenanthus L. ; a parasol-shaped bee-hive W. ; n. a parasol , Chattar (ensign of royal or delegated power Jain. ; an ★umbrella Ca1n2. ;) 傘(かさ)
【民】varikkaRRai (= bundle of ★straw, etc., suitable for roofing (TLS)) あまごろも (r-m, R-m)
【民】mUTTam (= 1. that which is covered; 2. sky overcast with clouds; 3. furnace; 4. smouldering fire; 5. heap of corn protected by a cover of ★straw and mud;) むーったむ → みの (tt 無音)

m241.    ↑枕詞傍証

妹が門(いもがかど)→出づ・入る・出入の川・入り泉川

【賛】abhyAviz (= (impf. %{-A7vizat}) to rush into (acc.) MBh. to ★enter into , penetrate MBh.) いもがかど (y-ki, v-k)
【賛】abhyudgata (= mfn. risen (as the moon) ; one who has ★gone out in order to meet any one (acc.) MBh. ; extended (as fame) R. Lalit.) いもがかど (y-ki)
【賛】abhyupagantavya (= mfn. to be ★gone to or set out for (dat.) MBh. ;) いもがかどヤ

m242.    ↑枕詞傍証

家つ鳥(いへつとり)→鶏(かけ)

庭つ鳥(にはつどり)→鶏(かけ)

【賛】vAyasa (= 1 m. bird, crow; f. {I} ★crow-hen.) いへつ、にはつ (v-n)
【賛】kukkuTa (= m. ★cock; f. {kukkuTI} ★hen.) かけっタ → かけ
【民】kekkari-ttal (= 02 to cackle, cluck, as a ★hen) こけっ、こっこー

m243.    ↑枕詞傍証

小百合花(さゆりばな)→ゆり・後(ゆり)

【民】ciRRalli (= blue indian ★water-lily) さゆり (R-y)

m244.    ↑枕詞傍証

泊瀬川(はつせがわ)→はやく

【賛】pratUrti (= a. rapid, violent; f. haste, ★hurry.) はつせ

m245.    ↑枕詞傍証

高麗錦(こまにしき)→ひも

【民】kujncikkampu (= a pendant from the ★waist-cord, worn by male children (TLS)) こにゃしっかムプ → こまにしき
【民】kontikkAy (= a ★string of gold or coral beads worn by women above the elbow) こんちき → こまにしき
【民】pin2n2al (= 1. braiding, plaiting, matting, wreathing, twining; 2. series, succession, as of waves; 3. web, weft, texture, lace; 4. ★waist-cord;) ひもノ

m246.    ↑枕詞傍証

鵺こ鳥(ぬえこどり)→うらなけ・なげく・のどよふ

鵼鳥の(ぬえどりの)→うらなけ・かた恋す・片恋妻・のどよふ

【賛】nairAzya (= n. hopelessness , non-expectancy , ★despair at 絶望、失望、落胆 (%{prati} or comp.) MBh.) ぬえこ (y-ki)、のどよう 【賛】nirvid (= f. despondency 落胆、失望、気落ち, ★despair Katha1s. ) ぬえこど (v-k)、ぬえど、なげーた (v-g)

m247.    ↑枕詞傍証

吹く風の(ふくかぜの)→音・見えぬ・たより

【民】pakkicai-ttal (= to ★sound, break in, as in a hiatus; to differentiate) ふくかぜ
【民】pEccukkoTu-ttal (= 1. to speak with one in order to obtain secrets; to ★sound; 2. to prolong one's talk; 3. to keep oneself engaged by talking with) ふくかぜ
【賛】paro'kSa (= a. beyond the eye, out of sight, ★invisible, imperceptible, unintelligible, obscure. Loc. behind one's back, in one's absence; --- & instr. secretly, mysteriously; acc. & abl. in the absence or without the knowledge of (instr. or gen.).) はろっかぜ → ふくかぜ
【民】vekucurutam (= 1. wide ★information; 2. extensive knowledge or learning; 3. a treatise on architecture, one of 32 cir6pa-nu1l , q.v.) ふくかぜの
【民】talaiyAri (= village-watchman; one of the menial servants of a village, whose duty includes giving ★information of offences, guiding travellers, etc) 便り(たより) (l 無音)

m248.    ↑枕詞傍証

春花の(はるはなの)→めづらし・盛り・にほへさかゆ・たふとし・うつろふ・【にほふ】

【賛】pravirala (= mf(%{A})n. separated by a considerable interval , isolated , few , very ★rare or scanty Var.) はるはなの (r-n, l-n)
【民】paruvam (= 1. time, term, period, ★season;; 7. proper ★season for agricultural operations; ) はるはな 【民】periyapiLLai (= aged man of a village or a family, held in ★respect) はるはな (LL-n)
【賛】vilepana (= n. smearing , anointing (esp. with ★fragrant oils &c.) ; (ifc. f. %{A}) , unguent , ointment , perfume for the person (as saffron , camphor &c.) ; a partic. mythical weapon R. ; (%{I}) f. a woman scented with perfumes &c. L. ; rice-gruel L. ; %{-nin} mfn. smeared , anointed (in %{a-vil-}) R.) はるはな
【賛】vIraNa (= n. a kind of ★fragrant grass.) はる、はな
【賛】paripanna (= n. the ★change of %{m} into Anusva1ra (cf. above) RPra1t.) はるはな
【賛】vA (= ; to ★smell (trans.) Vikr.;) はー
【賛】pravA (= P. %{-vAti} , to blow forth , blow RV. ; to ★smell , yield a scent MBh.) はな (v-n)
----
【賛】pANDaravAyasa (= m. a white crow 白い牛 (= something very ★rare) Kautukas.) めづらし (p-m)
【賛】sakAla (= mfn. seasonable ib. ; (%{am}) ind. ★seasonably , betimes , early in the morning ib. ; (%{I}) f. see s.v.) 盛り(さかり)
【賛】mahAsugandha (= mfn. very ★fragrant L. ; (%{A}) f. a species of plant Sus3r. ; Piper Chaba L. ; = %{sarpA7kSI} L. ; n. a fragrant unguent Dhanv.) にほへさかんだ
【賛】tatrabhavatI (= f. `" Your Honour there "' , (chiefly in dram.) ★respectful title given to absent persons (once to a present person Mr2icch.) R. ; cf. %{atra-bh-}.) たっとびあった
【賛】uttArin (= mfn. transporting across ; unsteady , inconstant , ★changeable , tremulous ; sick L.) うつろうノ、うつりの
【民】nAlaRivuyir (= living creatures having the four senses of taste, sight, touch and ★smell, as crabs, beetles) にほふ (l 無音)

m249.    ↑枕詞傍証

篠の芽の(しののめの)→思(しの)ふ

【賛】smAraNa (= n. the act of causing to ★remember , reminding , calling to mind S3am2k. ; (also %{A} f.) counting or ★numbering again , calculating an account , checking MBh. ; (%{I}) f. a kind of plant L.) しののめ (r-n)

m250.    ↑枕詞傍証

白糸の(しらいとの)→解く・絶え・くる

【民】taLarttu-tal (= to ★loosen) しらいと
【賛】sru, sravati (= ({-te}), pp. {sruta} flow, stream; flow with (instr. or [[,]] acc.); drip, leak (vessel); flow or waste away, ★perish, be lost. C. {srAvayati} & {sravayati} cause to flow, spill, shed. -- {ati} flow over. {adhi} flow off (abl.). {abhi} flow hither. {ava} flow down;) しらいと

m251.    ↑枕詞傍証

浅茅原(あさぢはら)→茅生(ちふ)・小野・小谷・つばらつばら

c. 響きの美しい「つばらつばら」は、 万葉集にも登場した「しみじみ、心ゆくまで」という意味の言葉です。
c. sufficiently 十分に, stasfaction 満足できる --- 今一。 completely 徹底的に で攻める。
【賛】sampRR (= Pass. %{-pUryate} , to be ★completely filled , become quite full S3Br.: Caus. %{pUrayati} to fill completely , make full Pan5cat. Katha1s. ; to complete (a number) La1t2y. ; to fill (with noise) MBh. ; to fulfil (a desire) Katha1s.) つばら
【賛】vizuddha (= a. ★completely purified or cleansed, pure, clear, bright; settled, absolved, finished. Abstr. {-tA} f., {-tva} n.) あさぢは
【民】carivara (= 1. rightly; 2. wholly, ★completely; 3. accurately, exactly) ちふ

m252.    ↑枕詞傍証

石走る(いしばしる)→滝・垂水

【民】aTittuvizu-tal (= to lament and beat the breasts and ★fall down at the entrance of a house where death has occurred) いしばし

m253.    ↑枕詞傍証

石の上(いそのかみ)→振る・降る・古る・めづらし

【賛】utkamp (= (%{ud-kamp}) A1. %{-kampate} , to tremble , shudder Katha1s.: Caus. P. %{-kampayati} , to cause to , tremble ; to ★shake up , rouse ; to agitate S3Br.) いそかみ
【民】varuTAkAlam (= ★rainy season) いそかみ
【民】AtikAlam (= * remote past, good ★old time) いそかみ
【賛】zvetakAkIya (= mfn. relating to a white crow 白いカラスに関係している, ★rare 珍しい, unusual , unheard of MBh. ) いそかみヤ (+ん)、いそかーきーんヤ (+ん)

m254.    ↑枕詞傍証

腰細の(こしほその)→すがる

【賛】kSip, kSipati, -te (= , pp. {kSipta3} 1 (q.v.) throw, cast, send; put, [[-,]] place, direct, turn (esp. the eye or mind); ; fling at, put in (loc.);) こしほそ
【賛】kSiptalaguDa (= mfn. one who ★flings the staff W.) こしほそ楽だ

m255.    ↑枕詞傍証

黒髪の(くろかみの)→長し・乱る・解け

【民】kALakam (= 02 ★long trumpet 長いトランペット, ram's horn 羊の角) くろかみ
【賛】kUrcAnata (= a. ★long-bearded 長いあごひげを生やしている (lit. bent down by the heard).*) 黒髪ダ
【賛】kAlakIla (= m. a ★confused or mingled sound , tumult L. (cf. %{kalakala}.)) くろかみ (l-m)
【民】kirakaNi (= continual ★looseness 緩い of the bowels, chronic diarrahoea 慢性的な下痢 of six kinds, viz) くろかみ

m256.    ↑枕詞傍証

冬草の(ふゆくさの)→かる・枯る・離る

【民】pularcci (= 1. ★withering 枯れている、しぼむ, fading 色あせる; 2. drying 乾く; 3. dawning) ふゆくさ
【賛】pRkta (= (%{vi4-}) mfn. ★separated , divided ib. ) ふゆくさ
【民】pAvukazi (= split bamboos used to keep the upper warp ★separated from the lower one) ふゆくさ

m257.    ↑枕詞傍証

吾妹子が(わぎもこが)→袖

【民】AcAn2upAku (= * one whose ★arms reach his kness, indicating majesty of stature) わぎもこ (p 無音)
【賛】abhyupAvahR (= %{-upA74va-hara-ti} , to bring or set down upon (acc.) S3Br. ; to Iower (as one's ★arms , %{bAhU4}) VS.) わぎこもが (y-ki, p-m, v-k, h-k-g)
c. sleeve は、今一であった。疲れる。 arm に切り換えた。

m258.    ↑枕詞傍証

乙女子が(をとめごが)→袖

【賛】UrdhvabAhu (= mfn. having the ★arms lifted up TS.; a kind of ascetic or devotee ; N. of several R2ishis.) をとめごが (v-m, b-k, h-k-g)
【賛】udvega (= ; ascending mounting , going up or upwards L. ; an ascetic whose ★arms by long habit continue always raised above the head L. ; ) をとめご (v-m)

m259.    ↑枕詞傍証

瑞垣の(みづがきの)→神・久し

【民】muttoziRpakavan2 (= ★God, the supreme being) みづがきの
【民】nAzikaikkavi (= a poem describing the hourly programme of ★gods and kings, generally in 30 ne1ricai-ven2pa1) みづがきの (v-n)
【民】neTunikazcci (= ★long period 長期間, ★long duration of time, opp. to kur6u-nikal6cci) みづんがき

m260.    ↑枕詞傍証

水茎の(みづくきの)→水城(みづき)・岡・流る・行方も知らぬ

【賛】mUSikotkara (= m. ★mole-hill モグラの岡 or mouse-hole.) みづくきの (t 無音, r-n)
【民】mun2muTukuveNpA (= a kind of ven2pa1 having a quick ★flowing rhythm in the first two lines) みづくきの (v-k) 【民】nAzikaivaTTil (= clepsydra, ancient clock worked by ★flow of water 古代水時計; hour-glass) みづくきッチル (v-k)
【民】man2OrAcciyam (= fancy, reverie, chimera; ★castles in the air 空にそびえる城) みづくきの (c-z, c-k, y-ki)
【民】piracagkayAn2am (= the march of a king who misleads others about his ★destination 目的地について他人を誤解させる王の行進 ) みづくきの (p-m, c-z, y-ki)

m261.    ↑枕詞傍証

古衣(ふるごろも)→打つ・また打ち・真土(まつち)

【民】pirakaram (= 1. blow, ★beating; 2. a flaw in gem) ふるごろも 【賛】praharaNa (= n. striking, ★beating, fighting, war, battle, weapon.) ふるごろも (h-k)

m262.    ↑枕詞傍証

水伝ふ(みづつたふ)→磯

【民】naTTOTTuppAr (= thin coat or lamina of ★rock that easily splits off) みづつたふ
m263.    ↑枕詞傍証

海松布なき(みるめなき)→浦・磯

【民】nErnajncu (= ★rock alum) みるめなき

m264.    ↑枕詞傍証

青雲の(あおくもの)→白・白肩の津・出づ・出で来(いでこ)

aHkaram (= ★white madar -> veLLerukku) あおくもの (r-m)

m265.    ↑枕詞傍証

栲領布の(たくひれの)→白・鷺坂山・かける

【民】tUyveLLai (= pure ★white) たくひれ (y-ki)

m266.    ↑枕詞傍証

栲衾(たくぶすま)→白・新羅・さやぐ

【民】tALakapasmam (= calcined ★white powder of yellow sulphide of arsenic 砒素の黄色い硫化物のV焼された白い粉 ) たくぶすま (L 無音)

m267.    ↑枕詞傍証

根白の(ねじろの)→白腕(しろただむき)

c. しろ‐ただむき【白腕】. [名] 色白の腕。特に女性の白い腕。 ※古事記(712)下・歌謡「つぎねふ 山城女(やましろめ)の 木鍬(こくは)持ち 打ちし大根(おほね) 根白の 斯漏多陀牟岐(シロタダムキ)」
【賛】nirjala (= mf(%{A})n. waterless , dry (m. or n. a dry country , desert , waste MBh. R.) ; not mixed with water (as buttermilk) L. ; %{-la-toyadA7bha} mfn. of the colour of a waterless cloud 水なしの雲の色の i.e. ★white , fair 快晴の、晴れの。〔肌の〕色が白い、色白の MW. ;) ねじろ
--
【賛】doSaNya (= a. being in the ★arm.) ただむき (y-ki)

m268.    ↑枕詞傍証

降る雪の(ふるゆきの)→ 消・白・いちしろし・行き・【日(け)】

【民】pUriyarici (= ★white 白, polished rice ピカピカの米 (TLS)) ふるゆき (c-k)

m269.    ↑枕詞傍証

春鳥の(はるとりの)→さまよふ・音のみ鳴く・声のさまよふ

【賛】paricarya (= mfn. = %{-caritavya} ChUp.; (%{A}) f. circumanibulation , ★wandering about or through (comp.) Ha1sy. (w.r. %{-carcA}) ; attendance , service , devotion , worship MBh. ; %{-ryAvat} mfn. one who attends upon or worships MBh.) はるとり (c-t)
【賛】saMyA (= P. %{-yAti} , to go or proceed together , go , ★wander , travel TS. ;) さまよう
【賛】sampravihR (= (only ind. %{-hRtya}) , to roam or ★wander all over (acc.) MBh.) さまよふ

m270.    ↑枕詞傍証

花細し(はなぐはし)→桜・葦

【民】parikkanti (= winter ★cherry) はなぐはし (r-n, n-wa)
【賛】bANa (= 1 or {bA3Na} m. ★reed-shaft, arrow, N. of an Asura etc.; {bANavat} adv. like an arrow.) はな
【賛】bANavat (= (%{bA4Na-}) mfn. `" made of or containing ★reed "' , an arrow S3Br. ; a quiver VS.) はなヴぁと → はなぐはし (v-g)
---
【民】takkALi (= 1. Indian ★winter-cherry; 2. Tomato) さくら (t-s)
【民】accu (= 02 1. mould; 2. wire mould; 3. printing type; 4. exact likeness; 5. sign, mark, print, stamp; 6. weaver's ★reed instrument for pressing down the threads of the woof;) あっし、あし

m271.    ↑枕詞傍証

後瀬山(のちせやま)→のち

c. (万4-737)坂上大嬢の家持に贈る歌
かにかくに人は言ふとも若狭道の後瀬(のちせ)の山の後も逢はむ君
【通釈】私たちの仲をああだこうだと人は言いましょうとも、若狭路の後瀬山ではありませんが、後々またお逢いしましょう、あなた。
【語釈】◇後瀬の山 福井県小浜市にある山。「のち」を言うために使われているが、逢う日までの長い道のりを暗示してもおり、巧みな用法である。後世、歌枕・俳枕として数多くの歌・句に詠まれた。
【補記】家持の和した歌は「後瀬山のちも逢はむと思へこそ死ぬべきものを今日までも生けれ」(大意:後瀬山の名のように後には逢おうと思うからこそ、本当なら死んでしまうところを、何とか今日まで生き延びてきたのではありませんか)。
【民】miccil (= 1. remainder; 2. leavings, what is left ★after a meal; 3. charcoal, as the remains of fire) のちせの
【民】miccilcIppavar (= servants who remove the leaves, plates, etc., and clean the floor, ★after a meal) のちせのやま (pp-n, r-m)
写真 ↓ 後瀬山城跡 のちせやまじょうあと   文化遺産オンライン  福井県 小浜市伏原

m272.    ↑枕詞傍証

群肝の(むらきもの)→情(こころ)・心

【民】man2avurukkam (= tenderness of ★mind) むらきも
【賛】nirudvigna (= mfn. unexcited , sedate , calm MBh. R. ; %{-manas} mfn. undisturbed in ★mind ib.) むらきも
【民】nin2malacAkkiram (= a condition of the soul in its uplifted state when it realises, with the help of the divine ★grace,) むらきもの
【民】maRakkaruNai (= divine ★grace that chastises, opp. to ar6a-k-karun2ai) むらきもの

m273.    ↑枕詞傍証

春の日の(はるのひの)→長し

【賛】purUcI (= f. many, abundant; ★long.) はるのちー → はるのひ
【民】vaLLuvappai (= ★long purse of silk or red cloth carried on the shoulders by a na1t2t2ukko1t2t2ai chet2t2i bridegroom to receive betel and other gifts キンマやその他の贈り物を受け取るためにna1t2t2ukko1t2t2aichet2t2i花婿によって肩に運ばれる絹または赤い布の長い財布 ) はるのひ (v-n)
【民】vAlvIccu (= 1. measurement from front to rear, as of a house; 2. that which is ★long and narrow) はるひーしー → はるのひ

m274.    ↑枕詞傍証

肉串ろ(ししくしろ)→良味(よみ)・黄泉・よし・うま

【賛】susvAda (= mf(%{A})n. having a good ★taste , well-flavoured , sweet Pan5cat.) ししくし (v-k)
【賛】svAdutiktakaSAya (= mfn. sweet and astringent and bitter L. ; m. sweet and astnastringent and bnbitter ★taste L.) しししくしくさーや → ししくしろ
【民】tIviya (= sweet, ★delicious) ししくや (v-k)、ちんみや (+ん, v-m)

m275.    ↑枕詞傍証

東雲の(しののめの)→明く・ほがら

【趣】sedsedam [MORNING] (= wr. sed-sed-dam "early ★morning" Akk. kaşâtam) せどせだむ → しののめ ペンシルベニア辞書
【賛】dinArambha (= m. ★daybreak W.) しののめ (r-n)
【民】cillen2al (= onom. expr. of (a) being very chill; (b) being pleasant to the senses; (c) being ★cheerful in countenance; (d) quietness, absence of bustle; (e) shrill sound) しののめの (l-n)

m276.    ↑枕詞傍証

肝むかふ(きもむかふ)→心

【民】kan2agkAy (= fragrant ★heart's joy) きもむかふ (g-m)  △

m277.    ↑枕詞傍証

燕子花(かきつばた)→にほふ・丹(に)つらふ・さき

【賛】khaNDaparzu (= m. (= %{-parazu}) S3iva L. ; Paras3u-ra1ma L. ; Ra1hu L. ; an elephant with a broken tusk L. ; a spreader of unguents or ★fragrant powders &c. ; a drug (commonly %{khaNDA7malaka}) L.) かきんつばた (h-k)
【民】katirppaccai (= a ★fragrant plant, pogoste pachouli (TLS)) かつばた (cc-t)
【民】karaTTuviriyan2 (= blood viper, ★reddish in colour) からつばりやん → かきつばた (r 反復)

m278.    ↑枕詞傍証

細れ波(さざれなみ)→立ちても居ても・間なく・しくしく・立つ・重(し)き・やむときもなく【しげく・やまず】

【賛】satataparigraham (= ind. ★continually 連続的に, incessantly ib.) さざれなみ (g-n, r-n)
【民】toziRpayilvu (= ★repeated action 反復行動) さざれなみ (p-n, v-m)

m279.    ↑枕詞傍証

明星の(あかぼしの)→明く・飽く

【賛】ArAtrivivAsam (= ind. `" till night's departure "' , till ★daybreak 夜明け L.) アラトルあかぼしの (v-k) → あかぼしの
【賛】abhivAta (= a. ★tired つかれた、飽きた, languid 物憂い、気だるい、無頓着な .) あかぼし (h-k)
--
【民】vaikuRu (= 1. ★daybreak) あける
m280.    ↑枕詞傍証

秋霧の(あきぎりの)→立つ・立田山・立野・晴る・まがき

【民】vElikkAl (= 1. hedge, ★fence; 2. fenced garden; 3. stake in hedging) あきぎり
【賛】vATazriGkhalA (= f. a chain fixed round an enclosure , a sort of ★fence (?) L.) あきぎり
【賛】niravahAlikA (= f. a ★fence , hedge , outer wall L.) まがき(籬) (v-g)
【賛】abhikhyA (= f. sight, glance (subj. & obj), brightness, ★clearness 明瞭、快晴, splendour, glory beauty; name, designation.) あきぎり、あからか
【賛】avicAcala (= mfn. not staggering よろめきではない, ★standing firmly しっかりと立っている AV.) あきぎり (v-k)

m281.    ↑枕詞傍証

朝日なす(あさひなす)→まぐはし)

c. まぐは・し【目細し】〔現代かな遣い〕まぐわし
《形容詞・シク活用》活用形
見た目に美しい。
《万葉集・三四二四》 「まぐはし児(コ)ろは誰(タ)が笥(ケ)か持たむ」
《訳》
美しいあの娘はいったいだれの食器を持つのだろうか。
c. 「まぐはし)」は、誤植で「まぐはし」だが、original を尊重して、記念に、そのままとしておく。
【民】vaTivaNagku (= ★beautiful lady, as fair-complexioned) あさひなく → あさひなす
【賛】vastUpamA (= f. comparison of things (a kind of comparison where the common quality is omitted e.g. thy face is like the lotus , where the word `" ★beautiful "' is omitted) Ka1vya7d.) あさひなー
【賛】mukhazrI (= f. beauty of countenance 容姿端麗, a ★beautiful face BhP. ) まぐわしりー

m282.    ↑枕詞傍証

朝日の(あさひの)→笑み栄え(えみはえ)

【賛】harSavant (= a. ★joyful; f. {-vatI} N. of a princess & a city.) あさひの (h 無音)

m283.    ↑枕詞傍証

天つ水(あまつみづ)→仰ぎて待つ

c. [枕]日照りに雨を待ち望む意から、「仰ぎて待つ」にかかる。
「―仰ぎて待つに」〈万・一六七〉
【民】parintupEcu-tal (= 1. to ★plead 懇願する, intercede, vindicate, advocate one's interests; 2. to speak with feeling, solicit with earnestness) あまつみづ (p 無音, r-m, p-m)
【賛】pitRmAtrartha (= a. ★begging for father and mother.) ぴっとまつみづ → あまつみづ (p 無音)
【民】muTTippiccai (= ★begging handfuls 一握り of rice 一握りのご飯を乞う) まつみづ (pp-m)

m284.    ↑枕詞傍証

秋葱の(あききの)→ふたごもり

c. あき‐き【秋×葱】 の解説
秋のネギ。一つの皮に2本の茎が包まれているところから、「ふたごもり」とともに用いる。
「―のいや双納(ふたごもり)を思惟(おも)ふべし」〈仁賢紀〉
【民】veLvegkAyam (= 1. ★onion; 2. garlic) あききの、ネギヤム
【賛】vizvagandha (= (only L.) mfn. diffusing odour everywhere ; m. an ★onion ; (%{A}) f. the earth ; n. myrrh.) ふたごもった

m285.    ↑枕詞傍証

朝霞(あさがすみ)→八重・ほのかに・春日(はるひ)・鹿火屋(かひや)

【民】acA (= languor, ★faintness) あさ
【民】kuruTTuccAyam (= ★faint colours in dyeing) かすみ
【民】viTAy-ttal(= 02 1. to thirst; 2. to grow ★faint and weary; to be tired out; 3. to long for) あさ
【民】viTAyan2 (= 1. thirsty person; 2. man ★faint with fatigue; 3. sensualist; voluptuary) かすみ (v-k)

m286.    ↑枕詞傍証

朝顔の(あさがおの)→穂に咲く・離(さ)く・放(さ)く

【民】azakiyavANan2 (= a coarse ★paddy 粗い稲) あさがおの
【賛】ativivRt (= Caus. %{-vartayati} , to ★separate too far , to make too great distinction between RV.) あさがお (v-g)
【賛】adhahkRta (= mfn. ★cast down 〔物を〕投げ倒す、破壊する .) あさがおダ

m287.    ↑枕詞傍証

朝霧の(あさぎりの)→立つ・八重・おほに・思ひ惑ひ・乱る【消(け)やすし・かよふ・黄幡(よこはた)】

【賛】AzAgaja (= m. elephant of the quarter ; (one of the supposed four [or eight] mythical elephants which support the world , ★standing 立つ in the quarters [and intermediate points] of the compass) R.) あさぎじゃ
【民】accalaccalAy (= ★repeatedly 反復的、八重, successively, as shower after shower) あさぎりーィ
【民】viSayIkAram (= ★considering 思案 an object as worthy of attention (TLS)) あさぎりの
【賛】atyAkula (= a. very ★confused 混乱した; n. adv.) あさぎり

m288.    ↑枕詞傍証

朝霜の(あさしもの)→消(け)・御木(みけ)

【民】antarttAn2am (= * ★disappearance, vanishing) あんさしもの

m289.    ↑枕詞傍証

青柳の(あをやぎの)→細き眉根(まよね)・いとど・糸・葛城山

【賛】aupavItika (= n. (fr. %{upa-vIta}) , investiture with the sacred ★thread Va1mP.) あをやぎ (t 無音)
【賛】vibhaGga (= m. bending , contraction (esp. of the ★eyebrows) Ragh. ; a furrow , wrinkle MBh.; interruption , stoppage , frustration , disturbance Ka1v. ; fraud , deception Va1s. ; a wave Va1s. ; breaking , fracture W. ; division ib. ; N. of a class of Buddhist wks. ) あをやぎ

m290.    ↑枕詞傍証

菖蒲草(あやめぐさ)→あや・あやめ・ね

【民】uRpalam (= * Indian ★water-lily; 2. Red Indian ★water-lily; 3. Purple Indian ★water-lily; 4. Arabian costum) あやめノ

m291.    ↑枕詞傍証

射ゆ獣の(いゆししの)→心を痛み・行きも死ぬ

【民】ayarcci (= 1. languor faintness; 2. forgetfulness; 3. ★anxiety 心配; 4. performance, action, deed) いゆしし ◎ 100 点

m292.    ↑枕詞傍証

入日なす(いりひなす)→隠る

【民】oLittuviLaiyATu-tal (= to play ★hide-and-seek 隠れんぼ) いりっひなす (L-n)
【民】kaikara-ttal (= to ★hide, conceal) かくれ

m293.    ↑枕詞傍証

稲筵(いなむしろ)→強(こは)・川・敷く・しく・頻く【伏見】

【賛】amavat (= (%{a4ma-}) mfn. impetuous 〔風・波などが〕激しい、猛烈な, violent 暴力, ★strong RV. ; (%{vat}) ind. impetuously RV. ) いなむし (v-m)
【賛】anubhitti (= ind. along a ★mat マット Ka1tyS3r.) いなむし (b-m)
【賛】amarasarit (= f. `" ★river of the gods "'N. of the Ganges.) いなむしりト (r-m)
【民】an2uvAti-ttal (= * to ★repeat by way of explanation) いなむし (v-m)
【賛】anuvac (= to recite the formulas inviting to the sacrificial ceremony ; to ★repeat , reiterate , recite ; to communicate ; to study: Caus. %{-vacayati} , to cause to recite the inviting formulas , to cause to invite for some sacrificial act Ka1tyS3r.) いなむし
---
【賛】krUra (= ; hard 固い, solid Sus3r.; ★strong 強い (as a bow , opposed to %{manda}) Na1r. ; hot , sharp , disagreeable L. ;) こわい
【民2T#184】kavar (= 04 1. bifurcated 分岐した branch 枝, as of a tree of ★river; 2. divergence 多様化 of branches, roads, rivers; 3. prong 突起, tine(櫛、フォークなどの)歯, as of a trident; 4. cone shaped white clay 泥 for marking the forehead 額; 5. groove 溝・水路 of a kind of mortise ほぞ穴 on the top of a gate or door-post to receive a beam; 6. deception騙し; 7. plantain プランタン tree) 川・河(かわ)
【賛】kaccha (= m. the margin of a ★river or lake; marshy or watery ground.) 川(かは) (ch-h)
【賛】ambuvAhin (= mfn. carrying or conveying water ; (%{inI}) f. a wooden baling vessel L. ; N. of a ★river (v.l. %{madhu-vAhinI}) MBh.) あぶくま --- 阿武隈川(あぶくまがわ)は、福島県および宮城県を流れる阿武隈川水系の本流で、一級河川である。
【賛】samuccar (= (%{-ud-} %{car}) P. %{-carati} , to go out together Nir. ; to go up , be borne upwards , ascend MW. ; to utter , pronounce , ★repeat HParis3.: Caus. %{-cArayati} , to utter sounds together , talk together MW.) しく(頻く)
【民】taTTiccol(lu)-tal (= 1. to contradict, oppose, remonstrate, object to, protest against; to speak or ★repeat a lesson hhaltingly; to stammer) しく(頻く)
【賛】zaikSa (= mf(%{I})n. (fr. %{zikSA}) in accordance with right teaching or with rule , correct MBh. ; m. a young Bra1hman pupil studying with his preceptor , one who has recently begun to ★repeat the Veda L.) しくし、しくしく
c. し・く【▽頻く】 の解説
[動カ四]動作が繰り返される。度重なって起こる。
「住吉 (すみのえ) の岸の浦廻 (うらみ) に―・く波のしばしば妹を見むよしもがも」〈万・二七三五〉
c. しく‐しく【▽頻く▽頻く】
[副]《動詞「し(頻)く」を重ねたものから》絶え間なく。しきりに。
「奥山のしきみが花の名のごとや 君に恋ひ渡りなむ」〈万・四四七六〉

m294.    ↑枕詞傍証

いなのめの→明く

【民】pun2mAn2am (= the grey of the morning, gleam of ★daybreak) いなのめの (p 無音)
【賛】vimala (= mf(%{A})n. stainless , spotless , clean , bright , pure (lit. and fig.) MBh. (%{e} ind. at ★daybreak MBh. ;) いなめ

m295.    ↑枕詞傍証

入れ紐の(いれひもの)→さし・結ぶ・同じ心

【民】aRRavan2 (= one who has renounced all ★ties) いれひも

m296.    ↑枕詞傍証

石橋の(いはばしの)→間・近し・遠し・神

【賛】abhipad (= to come ★near or towards , approach ; to approach (a deity) for imploring her help S3is3. ; to come up (as an auxiliary) , assist ; to seize , catch , overpower , master RV. ; to take possession of Mn. ; to accept R. ; to undertake , devote one's self to (acc.)) いはばし
【賛】varivas (= n. room , width , ★space 空間, free scope , ease , comfort , bliss RV. (acc. with %{kR} , %{dhA} or %{vid} and dat. , `" make room for , clear the path to "') ; wealth , treasure (= %{dhana}) Naigh.) いはばし
c. コレ、疲れた。「いしばし」ではない。 between, during はイマイチ。
【賛】varivasya (= Nom. P. %{-sya4ti} , to grant room or ★space , give relief. concede , permit RV. ; to show favour , wait upon , cherish , tend Bhat2t2. (p. %{-syamAna} = %{varivacyita} Das3.)) いはばし
【賛】apUrvIya (= mfn. referring to the ★remote or unforeseen consequence of an act L.) いはばーや
【賛】abhivRS (= P. (aor. %{-a4varSIt}) to rain upon RV.: P. (sometimes A1.) to bedew , cover with (instr.) a shower (as of arrows or blossoms , &c.) ; (said of ★gods) to cause to rain VarBr2S. ) いはばーし

m297.    ↑枕詞傍証

石注ぐ(いはそそぐ)→垂水・きし

【賛】apAra (= mfn. not having an opposite shore TS. ; not having a shore , unbounded , boundless (applied to the earth , or to heaven and earth , [%{ro4dasI}] , &c.) RV. ; m. `" not the opposite ★bank "' , the ★bank on this side (of a river) MBh.) いは
【賛】taTAghAta (= m. the butting (of elephants) against ★banks &c. (%{vapra-krIDA}) Kum. ) そそぐダ
--
【賛】kAccha (= and %{kAcchaka} mfn. (fr. %{kaccha}) being on the ★bank of a river (not applicable to human beings) Pa1n2.) きし(岸)

m298.    ↑枕詞傍証

巌なす(いはほなす)→常盤

【民】vayiramuTi (= 1. crown set with diamonds; 2. head-ornament of an idol, set with diamonds and other precious ★stones) いはほなす

m299.    ↑枕詞傍証

稲舟の(いなぶねの)→かるし・いな

【民】viravunel (= mixed ★paddy) いなぶねの (r-n, l-n)
【民】araivairam (= * ★paddy with grains only half-developed for want of rain) いなぶねの (r-n, l-n)
【賛】anirbhara (= mfn. not excessive , little , slight , ★light.) いなぶね (r-n)

m300.    ↑枕詞傍証

漁火の(いざりびの)→ほ・ほのか

【民】acar-tal (= to become ★faint 〔光などが〕ほのかな , drowsy 眠い、眠気を誘う、うとうとして) いざり

m301.    ↑枕詞傍証

荒小田を(あらおだを)→かへす

c. 荒小田をの用語解説 - 枕 「荒れた田を鋤(すき)でうちかえす」というつづきで、「かえす」にかかる
【民】aLaRupaTu-tal (= 1. to ★turn into mire; 2. to be overthrown) あらおだ
【賛】varIvRta (= mfn. (fr. Intens. of 1. %{vRt}) ★turning frequently , rolling AV.) あらおだ

m302.    ↑枕詞傍証

五月蠅なす(さばへなす)→騒く・沸く・荒ぶ・満つ

【賛】sampraNAda (= m. sound , ★noise Hariv.) さばへなす
【賛】samprapac (= Pass. %{-pacyate} , to become quite ripe or mature , come to a head (as a ★boil &c.) Sus3r.) さばへなす (p-n)
【賛】tvakpAruSya (= n. ★roughness of the skin , 5) さばへなす (k 無音, r-n)
【賛】sambhRta (= mfn. brought together , collected , assembled , accumulated , concentrated RV. ; provided , stored , laden , ★filled , covered , furnished or endowed with , possessed of (instr. or comp.) AV. ;) さばへなす (R-n)

m303.    ↑枕詞傍証

言喧く(ことさへく)→韓(から)・百済

言騒ぐ(ことさやぐ)→唐・韓・百済

【賛】vaidezika (= mf(%{I})n. (fr. %{vi-deza}) belonging to another country , ★foreign 外国; m. a stranger , ★foreigner MBh.) ことしゃぐ (v-k)
【賛】vaidezya (= mfn. ★foreign Mr2icch. ; n. the being in separate countries , separation in space , S3a1n3khS3r. ; ★foreignness MW.) ことさや (v-k)

m304.    ↑枕詞傍証

朝月の(あさつきの)→日向(ひむか)

朝づく日(あさづくひ)→向かふ

【賛】uddizya (= ind. p. having shown or explained ; stipulating for , demanding ; (used as a preposition) aiming at , in the ★direction of ; with reference to ; ★s ; with regard to , for , for the sake of , in the name of &c. (with acc.) MBh.) あさつき/あさづく
【民】vaziyozuku-tal (= 1. to follow; 2. to go along the right path; 3. to obey, as a ★direction) あさづく

m305.    ↑枕詞傍証

青葛(あをつづら)→くる・くるし・くるる

【民】cuzal(lu)-tal (= 01 1. to whirl, ★spin, rotate, roll, turn on an axis, as wheel; 2. to revolve in an orbit; 3. to roam, wander; 4. to be tossed about, driven to and fro; 5. to be agitated, troubled, distressed in mind; 6. to droop, faint, languish; 7. to be dizzy) つづら
【民】cuzaRRi (= 1. handle, as of a ★spinning wheel; 2. brace and bit) つづら
【賛】dIrghasUtra (= a. dilatory, slow (lit. ★spinning a long thread); abstr. {-tA} f.) つづら
--
【賛】kRt (= 3 cl. 7. P. %{kRNa4tti} (impf. 3. pl. %{a4kRntan}) , to twist threads , ★spin AV. ; to wind (as a snake) AV. f. %{kRntatI4}) ; to surround , encompass , attire Dha1tup.) くるし(繰るし)

m306.    ↑枕詞傍証

淡雪の(あわゆきの)→消(け)・若やる

【賛】apavAsa (= m. extinction , ★disappearance AV.) あわゆき (s-k)
【賛】apiyat (= mfn. entering the other world 他の世界に入ること, dying RV. ; dissolving , ★disappearing BhP.) あわゆち
【賛】avaravayas (= mfn. ★younger A1p.) あわゆきス

m307.    ↑枕詞傍証

あちかをし→値嘉(ちか)

c. 値嘉島 = 値嘉島(ちかのしま 値嘉嶋、値賀嶋とも表記)は、かつて日本の地方行政区分だった令制国の一つである。西海道に所属し、領域は現在の平戸島と彼杵郡所属であった江島・平島を除く五島列島、及びその附属島嶼にあたる。876年に肥前国から分立されたが、10世紀初頭までに廃止された。
c. cape 岬は、ハズレ。 港 harbor/ 英国式は harbour で攻める。 あった。
【民】otukkukkaTal (= 1. bay 湾, gulf; 2. natural ★harbour 自然の港 (TLS)) あちかをしノ
【民】tAvu (= 05 1. resting-place, lodging, shelter; 2. ★harbour; 3. support; 4. valley, depression) ちか (v-k)

m308.    ↑枕詞傍証

葦鴨の(あしがもの)→うちむれ

【賛】aSTagava (= n. a flock of eight cows Pa1n2., (cf. %{aSTA-gava}) ; (mfn.) drawn by eight oxen MBh.) あしがも (v-m)
【民】ATezumpunEram (= about 10 a. m. as the time for leading ★flocks out to pasture) うちむれノ

m309.    ↑枕詞傍証

朝鳥の(あさとりの)→通ふ・音(ね)のみ泣く・朝立ち

【賛】avasthAtraya (= n. the three states (viz. waking , dreaming , and ★sound sleep) Ra1matUp.) あさとりヤ
c. 「通う」「朝立ち」--- 攻め方不明。 pending とスル。

m310.    ↑枕詞傍証

沖つ波(おきつなみ)→頻(し)く・競(きほ)ふ・撓(とを)む・高し・立つ・君をおきて

【賛】abhizravaNa (= n. ★repeating 反復 Vedic texts (while sitting down to a S3ra1ddha) L.) おきつなみ
【賛】yuktimant (= a. joined or connected with (---); fit, able, ★competent 競う.) おきつなみ
【民】pAkkaTTu-tal (= to join the broken threads of the ★warp 撓む(たわむ)) おきつ
【民】nURpA (= 1. ★warp, in weaving) なみ (p-m)
【民】tuvaL(Lu)-tal (= 01 1. to be flexible, supple, as a tender tree; 2. to bend, shrink, twist, ★warp, as boards in the sun;) たわむ/とをむ (l-m)
【賛】aGgirastama (= (%{a4Ggiras-}) mfn. having the luminous quality of the An3girasas in the ★highest 高い degree , said of Agni and of Ushas RV.) おきつな
【賛】avazaMgama (= n. `" not submissive to each other N. of a special Sandhi (in which the two sounds meeting each other ★remain 残す unchanged) RPra1t.) おきつきみ (v-k)、おきつなみ (v-k, g-n)

m311.    ↑枕詞傍証

沖つ風(おきつかぜ)→吹飯(ふけひ)

【民】acatiyATu-tal (= * to ridicule, ★laugh at to indulge in banter, pleasantry) おきつかぜ (c-k, y-ki)
【民】pakken2al (= onom. expr. of (a) bursting, as with sudden ★laughter; (b) throbbing through fear or surprise; (c) splitting, cracking; (d) being sudden) ふけいの、ふくナル

m312.    ↑枕詞傍証

有度浜の(うどはまの)→うとし

【賛】vibhinna (= a. pierced, cleft, opened, blossomed, expanded, split asunder, destroyed; altered, disfigured, ★estranged 疎遠, disunited, opposite, different.) うどはま (b-d)
【民】viNTAr (= separated or ★estranged persons; enemies) うんとい、うとい (N 無音)

m313.    ↑枕詞傍証

架け橋の(かけはしの)→あやふし

【賛】kRcchratA (= f. painful or ★dangerous state (especially in disease) Sus3r.) かけはし
【賛】vajrapAta (= mfn. falling like a thunderbolt R. ; m. the fall of a thunderbolt , stroke of lightning Ka1v. Prab. ; %{-dAruNa} mfn. terrible as a clap of thunder , Pan5cit. ; %{-duH-saha-tara} mfn. more ★dangerous than a thunder-clap ib. ; %{-sadRta} mfn. like a thunder-clap ib. ; %{-tAya} Nom. A1. (only %{-yita}) to fall like a thunderbolt Pa1rs3van.) あやふし (j-y)

m314.    ↑枕詞傍証

川岸の(かはぎしの)→松

住之江の(すみのえの)→まつ・きし

住吉の(すみよしの)→まつ・きし・かみ・ちぎ

【民】curuLtEvatAru (= long-leaved ★pine) かはるてぎしの (v-g, r-n)、すみのっへタル (r-m, L-n)、すみルテよしの △
【民】vAtarakkAcci (= long-leaved ★pine) かたらぎし △
【賛】sarayUtaTa (= m. n. the ★bank of the Sartayn Ragh. ; N. of a place Cat.) すみよし (r-m)
【賛】zaNIra (= n. a ★bank or alluvial island in the middle of the river S3on2a1 L. ; an island enclosed by the branches of the river Sarayu1 at the point where it falls into the Ganges above Chupra (this spot is also called Dardari-tata , `" DnDardari-bank "') L.) すみのえ
c. すみよし【住吉】 の解説
大阪市の南西部、住吉区・住之江区あたり一帯の地名。古くは「すみのえ」と称されたが、平安初期以降「すみよし」とも読まれるようになったもの。
大阪市南部の区名。昭和18年(1943)阿倍野・東住吉を分区し、同49年住之江を分区した。住宅地。臨海工業地帯。住吉大社などがある。
c. 「ちぎ」って何?。

m315.    ↑枕詞傍証

高砂の(たかさごの)→まつ・尾の上(をのへ)・峰(を)

【賛】devakASTha (= n. `" divine wood 聖なる木"' , Pinus Devada1ru or some other kind of ★pine Sus3r.) たかさご (h-k-g)

m316.    ↑枕詞傍証

ほのぼのと→あかし

【賛】prabhAta (= mfn. shone forth , begun to become clear or light MBh. ; m. N. of a son of the sun and Prabha1 VP. ; (%{A}) f. N. of the mother of the Vasus Pratyu1sha and Prabha1sa MBh. ; n. ★daybreak , dawn , morning Gaut. ) ほのぼんと (+ん)

m317.    ↑枕詞傍証

蛍なす(ほたるなす)→ほのか

【賛】bhUtamAtra (= n. the rudiment 基本、基礎、初歩 of an element W. ; (%{A}) f. pl. the subtle elements (see %{tan-mAtra}) Mn. ; the coarse and ★subtle element BhP. (in this sense a Dvandva comp.) Sch. ; the 10 primary objects (viz. %{vAc} , %{gandha} , %{rUpa} , %{zabda} , %{anna-rasa} , %{karman} , %{sukha-duHkhe} , %{Ananda} or %{rati} or %{prajAti} , %{ityA} , %{manas}) KaushUp.) ほたるなす (+る)
--
【民】ventazal (= ★glowing ★fire 燃える火) ほたる (n 無音)、ほんたる

m318.    ↑枕詞傍証

釣り竿の(つりざをの)→長きよ

【賛】trirAtra (= a. lasting three days (lit. ★nights); m. such a festival; n. such a period i.g., acc. for three days, abl. & instr. after three days.) つりざを
涙のみうきいづる海人(あま)のつりざをの長(なが)きよすがら恋ひつつぞ寝(ぬ)る 光孝天皇御歌疎華

m319.    ↑枕詞傍証

立つ波の(たつなみの)→しくしく

【民】toziRpayilvu (= ★repeated action) たつなみの (R-n, p-m, l-n)
m320.    ↑枕詞傍証

蝉の羽の(せみのはの)→うすし・ひとへ

【賛】saMgraha (= ; drawing together , making narrower , narrowing , tightening , making thin or slender , the ★thin part of anything Car. ;) せみのは (g-n)

m321.    ↑枕詞傍証

玉簾(たますだれ)→たれ

c. 「たれ」は、垂れ。誰(たれ)、ではない。
【賛】dAnu (= 2 f. n. any dripping fluid, ★drop, dew; poss. {-mant}.) たま
【賛】svedaleza (= m. ★drop of sweat.) すだれザ
【民】taLi (= 02 1. ★drop of water, rain drop; 2. first shower of rain; 3. cloud; 4. coolness) たれ

m322.    ↑枕詞傍証

玉敷きの(たましきの)→都

【民】tAmam (= 03 1. place, position; 2. final bliss; 3. ★city; 4. town in marutam tract; 5. battlefield; 6. mountain; 7. light, lustre, brilliancy; 8. fame, celebrity; 9. sandal; 10. body; 11. birth, transmigration) たま
【民】Sakar (= 1. large town, ★city; 2. public place; 3. central situation; prominent place) しき
【賛】suvarNazekhara (= n. N. of a ★city , Vr2ishabha1n.) たましきラ

m3230.    ↑枕詞傍証

鴛鴦の(をしどりの)→うき・をし

c. をしどりのの意味。・分類枕詞おしどりが水に浮くことから「浮き」と同音の「憂(う)き」にかかる。
【民】paTTi (= ; 14. ★float, raft) おし (p 無音)
【民】tallai (= 1. young woman; 2. ★float) とり
【民】pattal (= 1. a wooden bucket; 2. ditch, ★depression; 3. a part of the stem of the palmyra leaf, out of which fibre is extracted) ぱったる → をしどり (p 無音)
【賛】viSAdana (= mfn. causing ★depression or grief R. ; (%{I}) f. see %{viSA7danI} , col. 1 ; n. the causing despondency or sadness Car. ; affliction , grief , despair BhP. ; a distressing experience Kuval.) をしだにー → をしどり (n-r)

m324.    ↑枕詞傍証

初霜の(はつしもの)→置く

【民】paTTaiccAtam (= offering of rice boiled and ★set in a cup-like form) はつしも
【賛】pratisamas (= P. %{-asyati} (ind. p. %{-Asam}) , to ★put back again 置き直す to its place A1pS3r.) はつしもス

m325.    ↑枕詞傍証

早川の(はやかわの)→塞(せ)く・行く

【民】perugkuRaTu (= large ★block of wood, used as a support in hewing wood, etc.) はやかわツ
【賛】parAcar (= P. %{-carati} , to ★go away. depart RV.) はやかわ

m326.    ↑枕詞傍証

風早の(かざはやの)→浦

【民】kayavAy (= 01 ★estuary 入り江) かやはや → かざはや

m32725.    ↑枕詞傍証

川竹の(かはたけの)→世・流れ

【賛】kaSTakAraka (= mfn. causing trouble L. ; m. the ★world L.) かしゅたかーらか → かはたけラカ △
c. 流れ stream, flow ハズレ。 why?

m328.    ↑枕詞傍証

隠れ沼の(かくれぬの)→下・そこ

【趣】KIKAL (= [BOTTOM] (1x: Old Babylonian) wr. KI.KAL "chariot platform;★ bottom of a leather bag; sole of a shoe" Akk. sassu) かくれ  Pens. 辞書
【民】cuvarkkAl (= 1. ★bottom of the wall; 2. water-way on the wall) かくれ
【賛】gahvareSTha (= mfn. being at the ★bottom or lowest depths VS.) かくれた (v-k)

m329.    ↑枕詞傍証

紅の(くれなゐの)→色・うつし心・うつし・浅・浅葉の野・ふり出づ・飽く・あく・八入(やしほ)・やしほの岡

c. くれなゐ−の 【紅の】 分類枕詞
紅色が鮮やかなことから「いろ」に、紅色が浅い(=薄い)ことから「あさ」に、紅色は花の汁を移し染めたり、振り出して染めることから「うつし」「ふりいづ」などにかかる。
【民】kALimam (= 1. blackness, black ★colour; 2. verdigris, dross) くれなゐの、黒いマン
【民】karujncivappu (= dark red ★colour) かるにゃしいっぷ → くれなゐの ((pp-n)
【賛】khelana (= n. ★moving to and fro , shaking W. ; quivering motion (of the eyes) Gi1t. ; play , pastime , sport Ba1lar. ; (%{A}) f. moving to and fro , Padyasam2gr.; (%{I}) f. a chessman L.) くれな
【民】carAvam (= 01 ★shallow wide-mouthed earthen vessel) くれなむ (v-n)
【民】cillaRaipputti (= 1. silliness 浅はか; mean-mindedness; 2. ★shallow wit; 3. adultery) くれなひっち (R-n)
【賛】karN (= cl. %{karNayati} , to pierce , ★bore Dha1tup. ; (%{A-karNaya} , p. , is a Nom. fr. the next.)) くれなやち

m330.    ↑枕詞傍証

葛の根の(くずのねの)→いや遠長し

【民】caktiyAn2ucAram (= to the best of one's ability, ★so far as lies in one's power) くずのねの (c 無音, r-n)

m331.    ↑枕詞傍証

日影さす(ひかげさす)/日射しのこと→朝

【民】vacAkkOTTi (= ★morning sickness and morbid longings of a pregnant woman 妊婦のつわりと病的な憧れ) ひかげさす
【民】vicAkkOTTi (= ★morning sickness and morbid longings of a pregnant woman)
c. 「日影さす ひかげさす 朝 枕詞」で、Google 検索したが、「朝」に掛かる、と解説しているサイトは、無かった。 cf. ひ−かげ 【日影】、と、ひ−かげ 【日陰・日蔭】 は、違う、は、有る。

m332.    ↑枕詞傍証

厳潮(みかしほ)→はり・速待ち

c. 「はり」って何だ?。「はりま」の誤植か?。  --- イイカゲンな資料である。困る。
c. みか‐しお〔‐しほ〕【みか潮】
[枕]「播磨(はりま)速待(はやまち)」にかかる。語義・かかり方未詳。
「─ 播磨速待岩下す畏(かしこ)くとも吾(あれ)養はむ」〈仁徳紀・歌謡〉
cf. 播磨国造の祖の速待  -- 「はやまち」は、人名である。地名ではない。いいのか?
cf. ※「みかしほ」とは遙か昔、万葉集につづられた句の中にある「播磨を表す枕詞」です。 播磨灘の大きな潮を表していると言われています。 --- みかしほ学園(日本栄養専門学校/日本調理製菓専門学校
c. 連想ゲーム的には、「灘(なだ)」--- 灘(なだ)とは、海流と潮流が速い所または風浪が激しく航行が困難な海域[1][2]。洋とも書き表される。ただし、波の荒い水域だけでなく沿岸の水域や航海水面を指す場合もある[3]。--- 早瀬, rapid
【賛】mahAjava (= a. very swift, ★rapid.) まはちほ → みかしほ (h-k)

m333.    ↑枕詞傍証

水鴨なす(みかもなす)→二人並び居

【賛】nukappiTi (= match, as a pair of oxen, a ★couple of persons) みかっぴち → みかもス

m334.    ↑枕詞傍証

松反り(まつがへり)→しひ

不明
c. まつ‐がえり ‥がへり【松反】  精選版 日本国語大辞典「松反」の解説
感覚などが麻痺する意の「しひ」にかかる。かかりかた未詳。
※万葉(8C後)九・一七八三「松反(まつがへり)しひてあれやは三つ栗の中上(なかのぼ)り来ぬ麻呂といふ奴(やつこ)」
[補注]一説に、姿を隠していた鷹がもとの場所に帰ることを意味する鷹狩り用語で、「しひ(しび)」と結びついて手元や鳥屋に帰り渋る意という。さらに、鷹の羽が晩夏から初冬にかけて山や鳥屋で抜けかわるのを「山がへり」「鳥屋がへり」と言うところから、松を塒(ねぐら)とする鷹のそれと解する説もある。
c. 日本国語大辞典、って、アホ辞書みたい。解説の万葉集が間違っている。?
万葉集 第17巻 4014番歌 大伴家持
訓読 松反りしひにてあれかもさ山田の翁がその日に求めあはずけむ
かな まつがへり しひにてあれかも さやまだの をぢがそのひに もとめあはずけむ
老人呆けでもしていたのだろうか。山田の爺さんがその日の内に鷹を探し出せなかったのは。
---
万葉集 第9巻 1783番歌 柿本人麻呂
訓読 松返りしひてあれやは三栗の中上り来ぬ麻呂といふ奴
かな まつがへり しひてあれやは みつぐりの なかのぼりこぬ まろといふやつこ
都から離れて長くなるせいか、都をお忘れになったのかしらね。三栗でもちゃんと中があるのに中上りもしないままですものね、麻呂って人は。
cf. 実はいくつ?
cf. 万葉集その五百九十九 (実りの秋)疎華

m335.    ↑枕詞傍証

八重畳(やへだたみ)→重・へ・平群

【賛】vraja (= m. (n.) ★fold, shed, stable, station of herds; herd, flock, troop, ★multitude; N. of a region.) 八重(やへ) 【賛】zatamanyu (= (%{zata4-}) mfn. having ★hundred-fold wrath RV. ; receiving a hnhundred sacrifices MW. ; very spirited , vnvery zealous ib. ; m. N. of Indra Ra1jat. ; an owl A. ; %{-kaNThi} or %{-Thin} , a kind of plant Pan5car. ; %{-cApa} m. or n. (?) a rainbow Ka1d.) たたみ 【民】kuNitam (= 1. rpoduct of multiplication; 2. ★fold as in two fold) かんさね、かさね
【賛】prakAra (= m. manner, way, sort, kind; --- adj. like, ★-fold, abstr. {-tva} n.) へぐり

m336.    ↑枕詞傍証

少女等に(をとめらに)→あふ・ゆきあふ

【民】vazippirivu (= crossways; place where two or more roads ★meet) をとめらに (pp-m, v-n)
【賛】Ap, Apnoti (= ({Apnute}), pp. {Apta3} (q.v.) obtain, reach, overtake, [[,]] ★meet with, find; acquire, win, get, beget; pervade, occupy;) あふ(会ふ、逢ふ)
【賛】vyavahR (= P. A1. %{-harati} , %{-te} , to transpose , exchange Nir. ; to have intercourse with (instr. or loc.) Gr2S.; to ★meet (as foes) , fight with (instr. with or without %{sA7rdham}) MBh. to act , proceed , behave towards or deal with (loc.) ib.) ゆきあふ (y-ki)

m337.    ↑枕詞傍証

水下経(みなしたふ)/水の下に住んで移動するの意→魚(うを)

【賛】mIna (= m. (derivation fr. 1. %{mI} very doubtful in spite of Un2. ) a ★fish Mn. ; the sign of the zodiac Pisces R. ;) みーな
【賛】citravadAla (= m. the ★fish Silurus 《魚》ナマズ属 pelonius L.) しとらふダーラ → したふ

m338.    ↑枕詞傍証

水注く(みなそそく)→臣・鮪(しび)

【民】mUttatikAram (= supreme ★authority) むーたたくーラム → みなそそく
【賛】nAthazRGga (= m. Macropteronatus Magur マグロ? (a kind of ★fish) L. ; n. a royal Chattar or golden-handled umbrella L.) なーそーそーく

m339.    ↑枕詞傍証

二鞘の(ふたさやの)→隔つ

【賛】pratisR (= ; to put asunder , sever , ★separate SaddhP.: Pass. to void or emit per anum(?) Sus3r.) ふたさや

m340.    ↑枕詞傍証

吾妹子に(わぎもこに)→あふ・あふちの花・逢坂・近江・淡路・衣春日

【賛】abhisaMgam (= (ind. p. %{-ga4tya} AV. , or %{-gamya} R. BhP.) to approach together RV.(aor. 3. pl. %{-agmata}) , &c. ; to join in welcoming BhP. ; to ★meet with あふ R.) わぎもこに (ab-wa, hisa-gi)

m341.    ↑枕詞傍証

居待ち月(ゐまちづき)→あかし

【賛】vaibhAtika (= mfn. (fr. %{vi-bhAta}) matutinal , pertaining to the ★dawn , Vr2ishabha1n.) ゐまちき (bh-m)
【賛】dinAdi (= m342. ★daybreak , ★dawn S3is3.) ゐまち (d-y, di-chi)
【賛】vivAsa (= 1 m. the lighting up, ★daybreak.) ゐまち (v-m, s-t)

m342.    ↑枕詞傍証

松が根や(まつがねや)→とほし

【民】vitEcam (= 1. ★distant country; 2. foreign country) まつがね (v-m)

m343.    ↑枕詞傍証

沖つ藻の(おきつもの)→なびく・隠(なば)る・名張

【民】vIccu (= 1. throw, cast, as of a net; 2. beat, ★flap はためく、ひらひらする。なびく。, as of wings; 3. blow, stroke; 4. swinging, oscillation; 5. length; 6. quickness, rapidity; 7. sweep; glance; 8. a disease; 9. strength; 10. boastful speech, arrogant talk; 11. dry, screech as of an owl; 12. a vowel-sign of vowelconsonants; 13. curve) おきつ、はた
【賛】Acchad (= 1 ( %{chad}) , %{-cchAdayati} , to cover , ★hide MBh. ; to clothe , dress Kaus3. ; to present with clothes MBh. : P. A1. to put on (as clothes) S3a1n3khGr2. : A1. to put on clothes MBh. ; to ★conceal Hit. Sarvad.) おきつ
--
【民】vitirvitir-ttal (= 1. to throb, ★flutter, quiver with intensity of feeling; to be tremulous; 2. to be eager; to be agitated with to be ardour) はたはた
【民】paRa-ttal (= 1. to fly, hover, ★flutter or float in the air, as light bodies; 2. to move with celerity or great velocity; to hasten; 3. to be in a hurry, to be overhasty; 4. to be greatly agitated; 5. to be scattered, dispersed; to disappear) ひらひら
【賛】nihnava (= m. begging pardon , making amends or reparation (a kind of ceremony at which the R2itvij lay their hands upon the Prastara and recite VS.) Sa1y. on AitBr. (also %{-hnavana} Gobh.) ;; %{-vAdin} m. a defendant or witness who prevaricates or tries to ★hide the truth W. ;) なば

m344.    ↑枕詞傍証

冬籠り(ふゆごもり)→春

c. spring で攻めたが、不明

m345.    ↑枕詞傍証

隠り水の(こもりづの)→下

隠り沼の(こもりぬの)→下

【民】cANvayiRu (= lower part of the abdomen (TLS)) こもいる → こもり、こもりぬ

m346.    ↑枕詞傍証

子等が手を(こらがてを)→巻く・巻向(まきむく)

【賛】cakravartin (= mfn. ★rolling everywhere without obstruction Katha1s. cvii ) こらがてノ (v-g)、ころがすノ (v-g)、ころがってん
【民】kaRagkOlai (= ★wind-whirl made of palmyra leaf) こらがらい

m347.    ↑枕詞傍証

頻波の(しくなみの)→しくしく・しばしば

【賛】suprakIrNendriya (= mfn. addicted to too ★frequent seminal effusion (i.e. to sexual excess) VarBr2S. あまりにも頻繁な精液中毒(すなわち、性的過剰) ) しくなみヤ
【賛】sevA (= f. going or resorting to , visiting , ★frequenting Ca1n2. Subh. ; ; addiction to , indulgence in , practice or employment or ★frequent enjoyment of (comp.) Nir. ) しばしば、たびたび (s-t)、しくしく (v-k)
【賛】saMsev (= A1. %{-sevate} , to be associated with (used in explaining 1. %{sac}) Nir. ; to ★frequent , inhabit Subh. ;) しょっちゅう

m348.    ↑枕詞傍証

敷妙の(しきたへの)→衣・枕・手枕(たまくら)・木枕・袖・袂・家・床・黒髪

【賛】saMghATI (= f. a kind of ★garment , a monk's robe (cf. %{bhikSu-s-}) Sus3r.) しきたへ
【賛】sakASAya (= mfn. wearing a brownish-red ★garment Ra1jat.) しきしゃーや
【賛】sopadhAna (= mfn. possessing a ★pillow , cushioned S3rS. ; id. (and `" possessing excellent qualities "') S3is3. ; furnished with a setting , set (as a jewel) A1pGr2.) しきたへの (p-k)
【賛】masUra (= m. = %{masura} VS. ; a ★pillow L. ; (%{A} and %{I8}) f. see below.) まくら (s-k)
【民】tiyakkOn2ATai (= ★wide-sleeved coat of bishops, etc., surplice (TLS)) しきたへ
c. 袂(たもと) sleeve = 袖(そで)
【民】tArcukkaTTiTam (= storied ★house) しきたへの
【賛】saMvasatha (= m. an inhabited place , settlement , village , dwelling , ★house , Kas3i1kh.) しきたへ (v-k)
【民】ceviyaTi (= 02 1. temple, the part about the front of the ear; 2. place where grain is temporarily stored on the ★threshing-floor immediately after it is threshed) しきち (v-k)
【民】takaTu (= 1. quality of being thin and flat, as plate of metal; 2. metal plate; 3. foil set below a precious stone to enhance its lustre; 4. leafblade; 5. ★black betel-leaf; 6. outer petal; 7. layer of earth; 8. closeness, thickness, as of ★hair) しきつ
【民】cakkaTTam (= ★hair (TLS)) しきっしの

m349.    ↑枕詞傍証

梯立ての(はしたての)→倉・嶮し(さがし)・熊来

【賛】bhANDazAlA (= f. a ★storehouse , magazine S3atr.) はしんたて (l-t)
【民】carakkaRai (= 1. ★storehouse; 2. treasury; 3. jewel-house) くらくら
【賛】bhU, bhavati (= 1 ({-te}), pp. {bhUta3} (q.v.) become, be (nom. or adv. [[,]] in {I} or {U}), rise, appear, happen, occur; exist, live (w. {na} cease to be, perish, die), stay, abide;; mingle, mix, saturate, ★steep. D. {bu3bhUSati} ({-te}) wish to become or be, to rise or thrive, endeavour at (acc.);) はてぃてー、はしたて
【民】cegkuttu (= perpendicularity 垂直, ★steepness 急勾配、険しい(けわしい); ★steep side of a mountain, precipice) さがし

m350.    ↑枕詞傍証

深山木の(みやまぎの)→こる

c. こ‐る 【樵る】  《五他》山林にはいって樹木をきる。きこる。
【賛】vanacchid (= mfn. cutting wood , felling timber ; m. a ★woodcutter Hariv.) やまぎし
c. 「み」は、御(おん、み)の敬称接頭辞で、後で付けたされた? 。

m351.    ↑枕詞傍証

波の穂の(なみのほの)→甚振し(いたぶらし)

c. いたぶら し【甚振】
《形シク》 (動詞「いたぶる(甚振)」の形容詞化) 心が激しく動いて落ち着かない。
c. 「甚振る」は英語でどう表現する?【対訳】to torment, to harass, to tease.    「いたぶる」って、音だけ聞くと、「いじめる」。上の定義だと anxious, irritated なのに。 → どちらも、正しい。する方とされる方の関係。
【民】namu-ttal (= 01 to trouble, ★tease, vex) なみ
【民】paruvA-tal(paruvarutal) (= to suffer; to be afflicted; 1. to ★tease, torment; 2. to abhor, detest)
【民】namaippu (= 1. itching, pruritus ; 2. skin diseases, as prurigo, psoriasis ; 3. trouble, ★vexation) なみほ
【賛】adhibAdh (= to ★vex , annoy.) いたぶった

m352.    ↑枕詞傍証

和草の(にこぐさの)→にこよか

c. ■にこ‐よか【▽和よか/▽柔よか】 の解説  [形動ナリ]「にこやか」に同じ。
「秋風になびく川辺 (かはび) のにこ草の―にしも思ほゆるかも」〈万・四三〇九〉
■にこ‐やか【▽和やか/▽柔やか】 の解説  [形動][文][ナリ]
1 ほほえみを浮かべるさま。にこにこしているさま。「―にあいさつを返す」
2 物腰・筆跡などの、柔らかいさま。
c. smiling
【民】nakaiyATu-tal (= 1. to ★smile, laugh; 2. to jeer, rail at; to joke) にこくさ (y-ki)
【賛】naMhasa (= m. a god ★smiling on or kind to his worshipper MBh.) にほさ、にこほさ (h-k) → にこくさ
【民】nakaimukam (= cheerful countenance; 2. smile of acquiescence) にこにこの

m353.    ↑枕詞傍証

吾が心(あがこころ)→あかし・きよすみ・つくし・明石

c. あが−こころ 【吾が心】
心が明るい、心を尽くす、心が清いの意から、地名の「明石(あかし)」「筑紫(つくし)」「清澄(きよすみ)」にかかる。
【民】vaikiruL (= darkness immediately before ★dawn) あがこーろ (r 反復) c. 「我が心」の漢字の「吾」が割り当てられているのに、「明かり」と言うのはオカシイ。「ア行」は「吾ぎょう」。と言うことで、深く考えない、とする。

m354.    ↑枕詞傍証

秋萩の(あきはぎの)→しなふ・うつる・花野

c. 【秋萩の】
枝がしなやかであるところから「しなふ」に,花の色が変わりやすいところから「うつる」にかかる。
「―しなひにあるらむ妹が姿を/万葉 2284」「―うつりもゆくか人の心の/古今(恋五)」
【民】vaicikam (= 02 1. ★tender leaf; 2. cause) あきの、はぎの
【賛】syona (= a. soft, mild, ★tender; n. a soft couch or seat, comfort i.g.) しな
【賛】AgamApAyin (= mfn. `" coming and going "' , ★transient Bhag.) あきはぎの (m 無音, y-ki)

m355.    ↑枕詞傍証

漕ぐ船の(こぐふねの)→のる・うく・ほ・かぢ・あと

【民】cavAri (= 1. ★ride, drive; 2. circuit, tour; 3. conveyance, vehicle) こぐ
【民】pavan2ivA-tal(pavan2ivarutal) (= to parade, go in procession; to ★ride in state) ふねの
【民】cagkai (= 03 1. ★floating sensitive plant; 2. dried ginger) こぐ
【民】puNai (= 02 1. ★float, raft; 2. boat, vessel, ship; 3. support, help; 4. cf. bamboo; 5. fetters; 6. pledge, security; 7. cf. surety; 8. compariosn) ふね
【民】kAvippAy (= ★top-sail (TLS)) こぐふぁい (v-g) → こぐふね
【民】cukkAn2 (= 01 ★rudder. helm) こぐね

m356.    ↑枕詞傍証

山川の(やまかわの)→たぎつ・あさし・あさまし・はやし・音

c. 滾つ(たぎつ) の意味
1 水が激しく流れる。 水が逆巻きうねる。 2 心が激しく動く。 いらだつ。
【賛】vegavat (= mfn. agitated (as the ocean) R. ; impetuous , ★rapid , hasty , swift , ★violent MBh.) やーかわダ、やまかわ (g-m, v-k)
c. 古典日本語編集. 語源編集. 動詞「あさむ」. 形容詞編集. あさまし【浅まし】. 驚 ( おどろ ) き 呆 ( あき ) れるばかりだ。意外だ。 嘆 ( なげ ) かわしい。
【民】AvA (= 1. an exclamation expressive of pity; 2. an exclamation expressive of ★surprise or joy) やま
【賛】kuh (= 1 cl. 10. A1. %{kuhayate} , to ★surprise or astonish or cheat by trickery or jugglery Dha1tup.) かわ
c. 「はやし」速し
【賛】vaMzIrava (= m. the ★sound of a flute Gi1t.) やまかわ (z-k)

m357.    ↑枕詞傍証

夕星の(ゆふづつの)→夕・かゆきかくゆき

c. ゆうつづ‐の〔ゆふつづ‐〕【長=庚の/夕▽星の】 の解説
[枕]金星が宵の明星として西に見えるところから「夕べ」に、また、明けの明星として東にも現れるところから「か行きかく行き」にかかる。
「―夕?(ゆふへ)?になれば」〈万・九〇四〉
「思ひしなえて―か行きかく行き」〈万・一九六〉
c. かゆき‐かくゆき【彼行此行】
《連語》 かなたへ行き、こなたへ行きして。あっちへ行ったり、こっちへ行ったりして。
【賛】vedAdhipa (= or m. `" one who presides over the Veda "' , N. of certain planets (viz. of Jupiter or Br2ihaspati , ★Venus 金星。明けの明星、宵の明星, Mars , and Mercury , who are supposed to preside respectively over the R2ig- , Yajur- , Sa1ma- , and Atharva-veda) MW.) ゆふづつ
【民】kurupukarcantirayOkam (= an auspicious combination of jupiter, ★venus and moon in the same zodiacal house in a horoscope (TLS)) かゆきかくゆきノ (p 無音)
【賛】vyuSTi (= f. shining up, growing bright, ★dawning; reward for (gen., loc., or ---), requital, retaliation; grace, beauty.) ゆふづつ

m358.    ↑枕詞傍証

燈火の(ともしびの)→あかし・明石

【賛】triSavaNa (= mfn. connected with 3 Soma libations S3Br. (%{-sav-}) S3a1n3khS3r. ; n. pl. the 3 Soma libations MBh. (%{-sav-}) ; sg. (with or without %{snAna}) the 3 ablutions (at ★dawn , noon , and sunset (also %{triH-snAna} Ka1m.) (%{-sav-} Ma1rkP. ) ; (%{am}) ind. at ★dawn , noon , and sunset A1p. ; m. N. of a man BrahmaP. ; %{-snAyin} mfn. performing the 3 ablutions MBh.) ともしびの (r-m)

m359.    ↑枕詞傍証

難波潟(なにはがた)→うら

【民】mUlaikkuTA (= 1. corner of a ★bay 湾、浦, harbour, etc.; 2. out-of-the-way room in a large house; remote corner of a large field) ぬーらいがた → なにはがた △

m360.    ↑枕詞傍証

弱竹の(なよたけの)→おきふし・とをよる・【よ】

c. なよたけ−の 【弱竹の】
分類枕詞
@細いしなやかな若竹がたわみやすいところから、「とをよる(=しんなりとたわみ寄る)」にかかる。「なよたけのとをよる子ら」。
Aしなやかな竹の節(よ)(=ふし)の意で、「よ」と同音の「夜」「世」などにかかる。「なよたけの夜」。◆「なよだけの」「なゆたけの」とも。
【賛】nibiDIkR (= to make tight or firm , bend (a ★bow) Vcar.) なよたけの
【民】tavar (= 03 ★bow) とをよる
【民】miruttuvIcam (= spiny ★bamboo) なよたけの
【民】vEr (= ★bamboo (TLS))
【民】vEl (= 02 1. babul, gens acacia ; 2. panicled babul; 3. spiny ★bamboo)

m361.    ↑枕詞傍証

鳴る神の(なるかみの)→音・音のみ聞く

【民】muRkam (= 01 1. the cluck of a lizard トカゲの鳴き声 ; 2. a ★sound made with the tongue, like the cluck of a lizard; 3. loud noise) なるかみ

m362.    ↑枕詞傍証

激つ瀬の(たぎつせの)→はやし

【賛】zIghrasrotas (= mfn. having a ★rapid current R.) たぎつせ
【賛】vevija (= a. ★rapid, quick.) はやっち

m363.    ↑枕詞傍証

栲綱の(たくづのの)→新羅・しら・しろ

【賛】tIkSNa (= mf(%{A4})n. ( %{tij}) sharp , hot , pungent , fiery , acid RV.; harsh , rough , rude Mn. ; = %{-sArA} ib. ; majoram ib. 《植物》ハナハッカ、マジョラム◆ユーラシアおよび地中海域原産のシソ科ハナハッカ属(Origanum)の多年草の総称だが、特にマジョラム(学名Origanum majorana)とオレガノ(oregano ; 学名Origanum vulgare)を指す。; ★white Kus3a or Darbha grass ib. ;) たくづの
c. 花の名前。みたい。

m364.    ↑枕詞傍証

泣く子なす(なくこなす)→慕ひ・言だに語(い)はず・音のみし泣かゆ・ゆきとりさぐり

c. 慕う(したう)  ---- 付き添い人、付き人、従者、お供 attendant, accompany
【賛】meghanAda (= m. ; Butea Frondosa L. ; N. of one of Skanda's ★attendants MBh. ;) なくこなす

m365.    ↑枕詞傍証

鳴く鶴の(なくたづの)→ね・たづね・間なく時なし

鳴く鳥の(なくとりの)→間なく時無し・なきかへらふ・継ぐ

cf. うち渡(わた)す竹田(たけだ)の原に鳴く鶴(たづ)の間無(まな)く時(とき)無しわが恋ふらくは
大伴坂上郎女(おほとものさかのうへのいらつめ)の竹田庄(たけだのたどころ)より女子(むすめ)の大嬢(おほをとめ)に贈れる歌二首
絶え間ない。絶えることは無い。endless, continue
【賛】niravadhi (= mfn. unlimited , Bhavabh. Ra1jat. ; ★endless , infinite Sarvad. (also %{-dhika}).) なくだ (v-k)
【賛】duranta (= a. taking a bad end or taking no end, ★endless; abstr. {-tA} f.) とりだ
【賛】zazvat (= mf(%{za4zvatI} , or %{-tI4})n. (accord. to some for %{sasvat} and corresponding to Gk. $) perpetual , continual , ★endless , incessant , frequent , numerous , many (esp. applied to the ever-recurring dawns) RV. ;) たずだ
【民】niraiyon2RAciriyattaLai (= metrical connection in a1ciriyappa1 between ay two dajoining ci1r where the last syllable of the preceding and the first syllable of the ★succeeding 継ぐ ci1r are nirai) なくとりづつライ
【賛】mArg, mArgati, -te (= ({mArgayati}), pp. {mArgita} track, hunt, [[-,]] (cf. seq.), seek for, strive after, ★ask 尋ねる, request (2 acc.) {pari} = S.) なくだ

m366.    ↑枕詞傍証

神垣の(かみがきの)→もり・三室

【賛】garbhageha (= n. ★sanctuary 聖域 of a temple.) かみがき (bh-m, h-k)
【賛】mahAlaya (= (%{-hA7l-}) m. a great dwelling MW. ; a grngreat temple , grngreat monastery ib. ; a temple W. ; a monastery L. ; a place of refuge , ★sanctuary , asylum W. ;) もりヤ(杜)、むろヤ(室)
【賛】vIhAra (= m. = %{vi-h-} , a temple , sanctuary , (esp.) a Jaina or Buddhist convent or temple W.) もり (v-m)、むろ (v-m)
c. 「三室(みむろ)」は「御室(みむろ)」カモ。

m367.    ↑枕詞傍証

埋もれ木の(うもれぎの)→下・人知れず・あらわるましじ

【民】ampar (= 03* 1. amber 琥珀、琥珀色、黄褐色 , a ★fossil 化石 resin 樹脂(製品)、松やに , succinite ; 2. ambergris, a morbid secretion of the liver or intestines of the spermaceti whale) うもれ
【民】maraccilaikkal (= a ★fossil ammonite) うもれぎノ (m 強無音, r-m, cc 無音)
【賛】aparigata (= mfn. unobtained , ★unknown アンノウン、知られていない Ka1d.) うもれぎダ (p-m)
m368.    ↑枕詞傍証

薦枕(こもまくら)→かり・たか・宝・あひまく・まく

c. こも‐まくら【菰枕・薦枕】
[1] 《名》
@ 真菰(まこも)をたばねて作った枕。古代では菅枕や木のまくらとともに、ふつうに使われたものらしい。
まこも ※万葉(8C後)七・一四一四「薦枕(こもまくら)あひ枕(ま)きし子もあらばこそ夜の更(ふ)くらくも我が惜しみせめ」
A 平安時代以降、仮寝、旅寝をたとえていう。水辺の宿りにいうことが多い。
※後拾遺(1086)雑五・一一四四「こも枕仮の旅寝にあかさばや入江の蘆の一夜ばかりを〈伊勢大輔〉」
[2] 枕
@ こもの枕が高い意から「高」、および「たか」を含む地名や神名にかかる。
※書紀(720)武烈即位前・歌謡「石(いす)の上(かみ) 布留(ふる)を過ぎて 挙慕摩矩羅(コモマクラ) 高橋過ぎ 物多(さは)に 大宅過ぎ 春日(はるひ) 春日(かすが)を過ぎ」
A 地名「漆沼(しつぬ)」にかかる。枕をするの意で、「し」に続くという。
※出雲風土記(733)出雲「天津枳比佐可美(あまつきひさかみ)高日子(たかひこ)の命の御名を、又、薦枕(こもまくら)志都沼値(しつぬち)といひき」
【民】kainampikkai (= 1. giving or striking the hand in token of a promise or assurance; 2. ★temporary oral loan 一時的な口頭ローン) こもまかい
【民】karumacaNTALan2 (= a person of ★high birth who degrades himself by his own vile deeds 自分の卑劣な行為によって自分自身を堕落させる高出産(高貴な家柄)の人 ) こもまくらの (r-m, NT 無音)
【民】karuvUlam (= ★treasure, ★treasure house) こーまくらの (r-m, v-k)
【賛】cAbukA (= f. a small ★pillow 枕 W.) こーまく (b-m)

m369.    ↑枕詞傍証

曇り夜の(くもりよの)→まどへる・たどきも知らず・吾が下延(したばへ)

c. くもり-よ-の 【曇り夜の】 (枕詞)
物の様子がよくわからない意から,「たどきも知らず」「迷(マト)ふ」にかかる。「―たどきも知らぬ山越えて/万葉 3186」
c. (万12-2887)立ちて居て たどきも知らず 我が心
立ちて居て たどきも知らず 我が心 天つ空なり 土は踏めども
立っても座っても、どうしていいのかわからなくて、私の心はふわふわと上の空。
足だけは、地面についているのですが
c. まどふの意味 - 古文辞書 - 古語辞典   思い悩む。 迷う。 途方に暮れる。 [訳] 酒宴は興ざめになって、どうしようかと途方に暮れた。
c. 万3371 足柄(あしがら)の御坂(みさか)かしこみ曇り夜(よ)の我(あ)が下延(したば)へを言出(こちで)つるかも
 ※枕詞:曇り夜の
 ※「御坂」〈サカ〉は境界の地。ここでは足柄峠をさす。
 ※「かしこみ」恐ろしいので。
 ※「下延へ」人知れず思うこと。心中ひそかに抱く恋心。
    足柄山の神の御坂は
    恐ろしいので わたくしの
    心の中に隠していたこと
    言葉に出してしまったよ
c. した‐ばえ ‥ばへ【下延】
《名》 (動詞「したはう(下延)」の連用形の名詞化。「した」は心の意) ひそかに思いを寄せること。心のうちに恋しく思うこと。
--- 「したばえ」と「あがしたばえ」は、実は違う。「あがしたばえ」は、「当惑する」の意。と、枕詞一覧法則が指摘している。インド弁辞書もそれを裏付けてくれている。
【賛】kiMkartavyamUDhatA (= f. the being ★at a loss about what is to be done.*) きもかるよのダター → くもりよの
【賛】mUDha (= mfn. stupefied , bewildered , perplexed , confused , uncertain or ★at a loss about (loc. or comp.) AV.) まどふ
【民】tikkukkeTu-tal (= 1. to be ★at a loss to know the right direction; 2. to become helpes, destitute) たぃっくけっつ → とうわくス、たどきス
【民】cavalai(= 01 1. ★perplexity, confusion; 2. pain, distress; 3. leaanness of an infant not fed on mother's milk; 4. tenderness, immaturity) くもり (c-k, v-m)
【賛】AgatakSobha (= mfn. confounded , ★perplexed.) あがしたばへ (k 無音)
c. at a loss 「アットアロス」 、と、「あがしたばえ」って、何となく、似ている?。感性の違い ?。at a loss = loss の所に今居ます。

m370.    ↑枕詞傍証

いしたふや→天馳使(あまはせづかひ)

c. あま‐はせづかい【天馳使】(‥はせづかひ)
語義未詳。「あま」を「天」として、天皇の走り使いをする者の意、または天空を馳(は)せ(駆け)て走り使いをするもの(例えば鳥)の意とする説や、「あま」を「海人」とし、海人部(あまべ)出身の、宮廷神事や雑役の走り使いをする者の意とする説などがある。
c. message で攻める。
c. 【英】ambassadors 大使、アムバサダー → あムはせつかい (s-k)
【賛】azvadUta (= m. a ★messenger on horseback Lalit.) いしたた
【民】viRaliviTutUtu (= a poem in which a person who led the life of a profligate repents and sends a vir6ali as a ★messenger to his wife to acquaint her with his good fortune in obtaining the patronage of a chieftain and to conciliate her) あまはせつーつ

m371.    ↑枕詞傍証

五月闇(さつきやみ)→くら

c. pending    この「くら」は、暗い、の「くら」らしい。---- 後で、再チェックのこと。
c. 五月闇】(さつき やみ) 1.名詞。さみだれの降る頃の夜が暗いこと。また、そのくらやみ。夏の季語。 2.枕詞。暗いところから、「くら」にかかる。
【賛】sitazyAma (= mfn. ★blackish-white L. ; m. ★blackish-white colour L.) さつきやみ (z-k)
【賛】zaithilya (= n. looseness, laxity, slackness, remissness, decrease, ★diminution.) さつき (l 無音, y-k)
【民】cantUkkujaTti (= inspection of coffers or ★treasury) さつきやつし
【賛】sindhugaJja (= m. a ★treasury built by Sindhu Ra1jat.) さつきにゃや
【民】tayAkaran2 (= ★storehouse of mercy 恵みの倉) さやきやみ (r-y)

m372.    ↑枕詞傍証

玉衣の(たまぎぬの)→さゐさゐ

【民】calacalen2al (= onom. expr. of (a) ★rustling, as of dried leaves: (b) sounding, as of drizzling rain) たまぎぬの (l-m, c-k, l-n)
cf. m152 あり衣の(ありきぬの)→宝・三重・さゑさゑ・あり

m373.    ↑枕詞傍証

眉引きの(まよびきの)→よこ・横山

【民】mayUrAcan2am (= peacock-posture which consists in standing upon bent hands, the navel resting on both the elbows, the legs being stretched ★horizontally behind and the head uplifted, one of nine a1can6am , q.v.) まよらーきの → まよびきの、まよこに
【民】vilagku (= 02 1. that which is transverse, across or crosswise; 2. beast or bird, as having their bodies not erect but ★horizontal;) 横(よこ)

m374.    ↑枕詞傍証

春日さす(はるひさす)→藤

【賛】pAzupata (= mf(%{I})n. relating or sacred to or coming from S3iva Pas3u-pati MBh.; m. a follower or worshipper of S3iva Pas3u-pati Katha1s. ; Agati Grandiflora L. ; Getonia ★Floribunda L. ; n. = %{-jJAna} MBh. N. of a celebrated weapon given by Siva to Arjuna MBh. ; of a place sacred to S3iva Pas3u-pati Cat.) はーさぱす → はーるひさす △, ふーじパタ

m375.    ↑枕詞傍証

春雨の(はるさめの)→降る・経る・古人・振り出づ

【賛】varSapAta (= m. (pl.) ★fall of rain Mr2icch. 雨降り) はるさめダ (p-m)
【賛】parivartana (= , f. {I} = prec. a.; n. turning round, revolving; revolution, ★lapse 経過 or end (of time), change, barter.) はりはるさめ → はるさめ
c. 古人 = いにしへ−びと 【古人】名詞 かつてなじみのあった人。昔の恋人。
@昔の人。 こ−じん 【古人】@昔の人。
ふる−ひと 【古人・旧人】@昔の人。故人。 A昔なじみの人。 B古くから仕えている人。古参の者。古参の女房。 C老人。 D古風な人。昔気質(むかしかたぎ)の人。
c. ancient 古代 「はるさめ」---- 不明。 pending c. 振り出づ 意味  ふりいず
(1)振り切って出て行く。
「―・でて行かむ事もあはれにて/源氏(末摘花)」
(2)声を高く張り上げる。
「鈴虫の―・でたるほど/源氏(鈴虫)」
(3)紅(クレナイ)を水にふり出して染める。
「紅の―・でつつなく涙には/古今(恋二)」
つまり、最大努力。無理して。 full effort
【民】pariciramam (= 1. great 偉大な labour, ★effort; 2. great suffering, distress, trouble) はるさめの
【民】piravirutti (= 02 1. activity, exertion, effort, opp. to nivirtti ; 2. evacuation of bowels) ふりいず

m376.    ↑枕詞傍証

藤の末葉の(ふぢのうらばの)→うらとけて

cf. 「藤裏葉」(ふじのうらば)「藤裏葉」(ふじのうらば)
【民】vatuvaimuLai (= earthen pot in which nava-ta1n6iyam is sown and ★allowed to sprout in marriage) ふじのうら (v-n, m 無音)
【民】paTimuRai (= 1. regular course; 2. the fixed day or term for which extra ★allowance is granted) ふじのうら
【民】uram (= 01 1. strength; 2. hardness 固いこと, compactness; 3. resolution, fortitude, firmness of ★mind, strength of will; 4. solid part of timber, heart of a tree; 5. manure, fertilizer, as strengthening the soil) うらノ
【賛】vaira (= mfn. (fr. %{vIra}) hostile , inimical , revengeful AV. ; n. (exceptionally m. [?] ifc. f. %{A}) enmity , hostility , animosity , ★grudge 悪意、恨み、怨恨、怨念、わだかまり, quarrel or feud with (instr. with or without %{saha} , or %{sA7rdham} , or comp. ; often pl.) AV. Pan5cavBr. ; heroism , prowess W. ; a hostile host S3is3. ; money paid as a fine for manslaughter Ta1n2d2yaBr.) うら
【賛】dravIkR (= to liquefy , ★melt L.) とろける、とける

m377.    ↑枕詞傍証

ふさ手折り(ふさたをり)→たむ

c. ふさ‐たおり〔‐たをり〕【▽総手折り】 の解説
[枕]たくさんの茎を折り曲げる意から、「たむ」にかかる。
「―多武 (たむ) の山霧繁みかも細川の瀬に波の騒ける」〈万・一七〇四〉
【賛】prazrita (= mfn. ★bending forward deferentially , humble , modest , courteous , well-behaved (%{am} ind. humbly , deferentially) MBh.) ふさた
【民】vaLai-tal (= 01 1. to ★bend; to become crooked; 2. to bend low; 3. to be defeated; 4. to yield, give way; 5. to deviate, as from rectitude;) 折る(おる)
c. 「ふさ‐たおり」では無く「ふさた - おり」だと思う。
【民】taTAvu-tal (= to ★bend, curve) たむ (v-m)
【民】taTAm (= curve, ★bend) たむ、たたむ

m378.    ↑枕詞傍証

紐の緒の(ひものをの)→心に入る・い繋がる(いつがる)

c. ひものお-の ―ヲ― 【紐の緒の】 (枕詞)
(1)紐を結ぶのに,一方を輪にして他方をその中にいれるところから,「心に入る」にかかる。「何故(ナニユエ)か思はずあらむ―心に入りて恋しきものを/万葉 2977」
(2)紐の緒をつなぐことから,比喩的に「いつがる」にかかる。「―いつがりあひて/万葉 4106」
c. い−つが・る 【い繫る】
つながる。自然につながり合う。
出典万葉集 一七六七
「紐児(ひものこ)にいつがり居(を)れば香春(かはる)は吾家(わぎへ)」
[訳] (香春の家は)紐児(=妻の名)につながっているから、香春はわが家である。◆上代語。「い」は接頭語。
【賛】paunarbhava (= a. relating to a woman remarried with her own ★consent 納得; m. her son, w. {bhartR} her (second) husband.) ひものを (r-n)
【賛】parigRhIta (= a. seized, received, ★connected with, possessed of (instr. or ---).) ひものをダ
【賛】Arcika (= mfn. relating to the R2ig-veda or ★connected with a R2ic-verse ;) いつが
【賛】AsaGga (= m. the act of clinging to or hooking on , association , ★connection S3ak.) いつが

m379.    ↑枕詞傍証

片糸の(かたいとの)→より・よる・あふ・くる・ふし・を

c. かたいと‐の【片糸の】


@ 片糸は縒(よ)り合わせるものであるので、「縒(よ)る」と同音、または同音を含む語「よりより」「夜(よる)」「因香(よるか)の池」にかかる。
※古今(905‐914)仮名序「この人々をおきて、又すぐれたる人もくれ竹の世々にきこえ、かたいとのよりよりに絶えずぞありける」
※続後撰(1251)雑上・一〇七六「かたいとの夜鳴く虫の織るはたに涙の露のぬきや乱れん〈経乗〉」
A 片糸を縒り合わせる意で、「合(あ)わす」と同音、または同音を含む語「逢ふ」、地名「あはで」にかかり、糸を繰る意で、「繰(く)る」と同音を持つ「来(く)」及び、同音を含む地名「栗栖(くるす)」にかかる。
B 片糸の縁で、「絶ゆ」「乱る」、「」を含む「緒絶えの橋」また、「糸の節(ふし)」と同音を持つ地名「伏見」にかかる。
【民】caTaivutIr-ttal (= to stretch or ★twist oneself to cast off laziness (TLS)) かたいとの (r-n)
【賛】vA, vayati, -te (= ; tie round, fetter, ensnare. {pra} weave or tie to (loc.). {vi} plait, ★twist, weave. {sam} weave together, interweave, inlay or adorn with (instr.). -- Cf. {o3ta, prota, vyu3ta, vyUta, samuta3}.)
【民】kiTTu-tal (= 1. to draw near, in time or place; 2. to be on friendly terms with, closely related to; 3. to be attained, accomplished; 4. to be clenched, as the teeth in lock; to approach; 2. to attact, ★meet; 3. to tie 結ぶ, bind) かたいと
【民】karaTiviTu-tal (= 01 to ★spin a yarn; to disseminate a lie) かたいと
【民】kaTTuccUlai (= ★node, knotty concretion on a ★joint) かたいと
【民】kaTTuviTu-tal (= 1. to be loosened, untied; 2. to relax, as the ★joints and muscles at death; 3. to be weakened, as a body) かたいと
【民】kuzaiccu (= 1. loop, noose in a ★string or cord; 2. tie, ★knot; 3. ★joint of the body, especially the socket joint of the hsoulder or thingh; 4. eye of socket of a hoe, adze, etc) かたいと
【賛】gam, gacchati, -te, gamati, ganti (= ; approach, arrive, visit, enter; observe, obey, imitate, answer to; go out, be ★extinguished 絶える、消滅, die. {samanu} go after, follow;) かたいと、けした、けす
【民】kUzpaTu-tal (= to be ★confused) かたいと

m382.    ↑枕詞傍証

花筺(はながたみ)/花や若菜を摘みいれるカゴ→めならぶ

【民】piraviruttivijnjnAn2am (= knowledge extending to ★details 詳細) はながたみ
【民】palavayiRpOliyuvamai (= a figure of speech in which a simile is elaborated to several details) はながよ..み (v-g) → はながたみ △
【民】muran2RupATu-tal (= to ★elaborate 精巧な、精緻な a musical note or melody) めならぶダ

m383.    ↑枕詞傍証

松の葉の(まつのはの)→散り失せず・いつともわかぬ・久し・つれなし

c. まつのは-の 【松の葉の】 (枕詞)
常緑なので「いつとも分かぬ」「散りうせず」「久し」などに,また紅葉しないので「つれなし」にかかる。
「―いつとも分かぬ恋もするかな/古今(恋一)」「―つれなき山も暮るる年かな/続後撰(冬)」
c. つれなし
意味1 平然としている、さりげない、素知らぬ様子である。
意味2 冷淡である、冷ややかである、薄情である、無関心である。
【賛】nityAnubaddha (= mfn. ★always approached or resorted to ; (%{A}) f. (with %{devatA}) tutelary deity DivyA7v.) まつのはダ
【賛】nirdvadva (= a. free from or ★indifferent about the opposites (as heat and cold etc.); not standing in mutual relation; uncontested, undisputed.) まつのは (v-n, d 無音)
【賛】nityayauvana (= mfn. ★always young ; (%{A}) f. N. of Draupadi1 ; n. ★perpetual youth L.) まつややはの → まつのはの

m384.    ↑枕詞傍証

焼き太刀の(やきたちの)→と・利心(とごころ)・へ・へつかふ

焼き太刀を(やきたちを)→砺波

c. やきたち‐を【焼き太‐刀を】 の解説
[枕]焼き鍛えた太刀は鋭い意から、「利 (と) し」と同音をもつ地名「砺波 (となみ) 」にかかる。一説に、太刀を研ぐ意からともいう。
「―砺波の関に」〈万・四〇八五〉
c. 娘子のまた報(こた)へ贈れる歌一首   巻四(六四一)
絶(た)ゆと言はば侘(わび)しみせむと焼太刀(やきたち)のへつかふことは幸(さき)くやあが君
-----------------------------------------------
もう終わりだと言えば辛い思いをさせるだろうと思って焼太刀のようなうわべだけの関係を続けるなら、それで本当に幸せでしょうかあなた…
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この歌も湯原王(ゆはらのおほきみ)が旅先で出会った娘子(をとめ)に贈った巻四(六三一)の歌からつづく一連の相聞歌の内のひとつで、娘子が湯原王に贈った一首。
「焼太刀の」は身に付けることから「へつかふ」にかかる枕詞。
「へつかふ」は「側に近づく」の意味。
【民】vETagkaTTu-tal (= to put on a ★disguise 変装する。〔人の外見を〕変装させる、扮装させる) やきたち (T 無音)、へつかった
【民】azikaTTu (= 1. fabrication to deprive another of his right, forgery; 2. excuse, ★pretence 〔人をだますための〕偽りの行為[装い]。〔子どもなどの〕ふり、つもり。〔中身のない〕気取り、見せ掛け ; 3. obstacle, impediment, hindrance; 4. antidote, means of counteracting magic) やきたち
【賛】AguNThita (= mfn. ★wrapped up 隠蔽、うわべのみ、包む or enveloped in (acc.) R.) やきたち
【賛】saMvyAna (= n. a cover , ★wrapper , cloth , garment , (esp.) upper gngarment S3is3. : covering L.) となみ (s-t, v-n)
c. 地名なのに、他の情報から攻めると、見つかる場合がある、と言うこと。
c. 砺波(となみ)って、富山県に砺波郡という地名があった、ネ。

m385.    ↑枕詞傍証

朝柏(あさかしわ)→うる

秋柏(あきがしわ)→潤和川(うるわがわ)

c. 枕 朝露に柏の木の葉が潤う意で、「うるおう」と類音の地名「潤川(うるわがわ)」にかかる。一説に、朝がたの柏の木のうるわしいさまが続くことかともいう。
【賛】upasvatva (= n. the produce or ★profit of property (as corn &c.) L.) あさかしわ (p 無音, v-k)
【賛】abhyupAvRtta (= a. ★returned.) あきがしわ (y-ki, p 無音, v-g)
【賛】adhigantR (= %{tA} m. one who attains or acquires. acquirement , mastery , study , knowledge ; mercantile ★return , ★profit , &c.) あさかしわ、あきがしわ (h-k)
【賛】vyAvRtta (= mfn. turned away from , freed from , rid of (instr. abl. , or comp.) AV. ; split asunder , opened Hariv. ; (ifc.) different from Kap. ; averted R. ; distorted Shad2vBr. ; turned back , ★returned from (abl.) Campak. ;) あきがしわ (y-ki, v-g)
【賛】agnivArtta (= mfn. ★gaining a livelihood 生計を得る by fire [as a blacksmith &c.] VarBr2S.) あきんがしわ (v-g)、あきなった、あきないした、あきんど(商人)
【賛】Aruh (= 1 P. %{-rohati} (aor. %{-rukSat} and Ved. %{-ruhat} ] ; Inf. %{-ru4ham} RV. (2. sg. %{A4-rohase} RV. ) to ascend , mount , bestride , rise up RV. ; to arise , come off , result Katha1s.; to venture upon , undertake ; to attain , ★gain RV.) うるおふ(潤う、潤ふ)

m386.    ↑枕詞傍証

【石橋の(いしばしの)→かむなび山・遠し・近し】

c. いはばし−の 【石橋の・岩橋の】  分類枕詞
浅瀬に石を並べて橋と見立て、その飛び石の間隔が広かったり狭かったりすることから、「間(ま)」「近き」「遠き」などにかかる。
出典万葉集 五九七  「いはばしの間近き君に」
[訳] 間近にいらっしゃるあなたに。
c. 2701 明日香川(あすかがわ)明日(あす)も渡らむ石橋(いしばし)の遠き心は思ほえぬかも
 ※枕詞:石橋の
 ※「明日香川」奈良県高市郡明日香村の山中から流れ出て北上し、大和川に合流する川。
 ※「石橋」川の浅いところに石を並べて橋にしたもの。飛び石の間隔から〈遠き〉の枕詞となる。
    明日香川を明日にでも
    渡って行こう〈飛び石の
    ように〉あなたを疎ましく
    思ってなんかいるものか
【賛】asaMbaddha (= mfn. unconnected , separate R. ; not closely associated , ★distant , not related Mn. ; incoherent (as words or speech) , unmeaning , absurd , Ven2is. ; (also said of an action) Ka1d. ; speaking unmeaningly Mr2icch.) いしばし
【賛】abhipad (= to come ★near or towards , approach ; to approach (a deity) for imploring her help S3is3.; to come up (as an auxiliary) , assist ; to seize , catch , overpower , master RV. ; to take possession of Mn.; to accept R. ; to undertake , devote one's self to (acc.)) いわばし
【賛】abhipat (= 2 2. to fly near , hasten near ; to rush towards , assail ; to fall down upon (acc.) AV. (aor. %{abhy-a4papta} & %{abhy-a4paptat}) , ; to fall or come into (acc.) ; to fly through or over MBh. ; to overtake in flying MBh. : Caus. %{-pAtayati} , to throw after with (instr.) TBr.; to throw upon (dat. or loc.) ; to throw down ; to pass (time).) いわばし
c. インド辞書を見ると、distant には「いしばし」系は有るが、「いはばし」系はナイ。near を見ると「いはばし」は有るが「いしばし」はナイ。古代の人は、その辺の違いを正しく理解していて、言葉遊びしていた、みたい。---- インド辞書さん、が、そう云っている。ワン。
---
c. 「神奈備(かむなび)山」が、場違いで出てくる。 God で攻める。 god には、「いはばし/いしばし」系がウジャウジャ有った。
雜歌D
3230 みてぐらを 奈良より出でて 水(みず)蓼(たで)の 穂積(ほづみ)に至り 鳥網(となみ)張る 坂手を過ぎ 石橋(いわばし)の 神奈備(かむなび)山に 朝宮に 仕へ奉(まつ)りて 吉野へと 入ります見れば 古(いにしえ)思ほゆ
 ※枕詞:みてぐらを、水蓼の、鳥網張る、石橋の
 ※「穂積」未詳。
 ※「坂手」奈良県磯城郡田原本町阪手の付近。
 ※「神奈備山」神が天から降りて来る山。ここでは明日香の雷丘か。
 ※「朝宮」朝の宮殿。朝の宮仕え。
 ※「吉野」奈良県吉野郡吉野町。吉野離宮のあった宮滝付近をさしていう。

    奈良の都を出発し
    穂積に至り坂手過ぎ
    神奈備山の朝宮に
    お仕え申して吉野へと
    お入りになるご様子を
    拝見するといにしえの
    ことが思い出されるよ

反歌
3231 月も日も変はらひぬとも久(ひさ)に経(ふ)る三諸(みもろ)の山の離宮所(とつみやところ)
 ※「三諸の山」神が降臨して宿る山。

    月日は移り変わっても
    いつまでも変わることのない
    神のおいでになる山の
    離宮の土地だ この土地は

原注
以上二首。ただし、ある本の歌に〈古き都の離宮所〉という。

    月日は移り変わっても
    いつまでも変わることのない
    旧都明日香の宮人が
    遊んだ離宮のその場所だ
【賛】abhihUti (= f. calling ★near (as the ★gods to the sacrifice) Nir. 近くに呼びかける(犠牲の神々として)) いわばし
【賛】apAMpati (= m. the ocean or the ★god Varun2a.) いわばし
【民】apEtavAtam (= 1. the doctrine identifying the individual soul with ★God; 2. socialism (TLS)) いしばしの
【民】aTippATu (= 1. track, footprint; 2. beaten path, groove; 3. usage, custom; 4. firmness, stability, fortitude; 5. origin, history; 6. attachment to the feet of ★god 神の足元) いしばし
【賛】kAmarUpa (= n. a shape assumed at will ; (mfn.) assuming any shape at will , protean MBh. ; m. a ★god L. ;) かむなび (r-n)

m386.    ↑枕詞傍証

衾道を(ふすまぢを)→引手・引き出

c. 巻二(二一二)  衾道(ふすまぢ)を引手(ひきて)の山に妹(いも)を置きて山路(やまぢ)を行けば生けりともなし   from 万葉集入門
-----------------------------------------------
衾道を引手の山の中に妻を置いて、山道を帰れば生きた心地もしません。
-----------------------------------------------
c. 「衾道(ふすまぢ)」は奈良県天理市中山町のあたりでしょうか。--- 地名 ?。
c. 和室の「ふすま」を引いて開ける、に、掛けているの?。 draw 引く、引きずる、引っ張る、で攻める。
c. 引く、は、die 死ぬ と関係しそうなので、 die も引く。
【民】pATTuvirutti (= lands given for ★drawing the image of the goddess and uttering praises, in pakavati temples) ふすまじ (v-m)
【民】paTTavan2 (= 1. spirit of a person, who has ★died a violent death 暴力的な死を遂げた人の精神 ; 2. one who has experienced the turmoil of life) ふすま (v-m)
【民】prANaparikSINa (= mfn. one whose life is ★drawing to a close 人生が終わりに近づいている人 Pan5cat.) ひきての (S-t)

m386.    ↑枕詞傍証

淀川の(よどがはの)→よどむ

【賛】ayatnavat (= mfn. ★inactive , idle.) よどみはった、よどがた (v-g)
【賛】vitAna (= mfn. (for 2. see under %{vi-tan}) `" out of tune "' , dejected , sad Ragh. ; empty Harav. (also in %{av-} S3is3.) ; ★dull , stupid W. ; wicked , abandoned ib. ; %{-nI-bhUta} mfn. being sad or dejected Ja1takam.) よどみ

m387.    ↑枕詞傍証

久方や(ひさかたや)→朝日

【民】pOtukaTTutal (= 1. hiding of the ★sun by clouds for some time in the morning and the evening 朝夕の時間帯の太陽が雲隠れ; 2. hiding of the sun by clouds on a saturday evening and the next morning as indicative of heavy rain during the week) ひさかたの
【民】pozututayam (= rising of the ★sun 昇る太陽) ひさたたやム
【賛】pracaNDasUrya (= mfn. having a hot or burning ★sun R2itus. 熱い燃える太陽) ひさんだすーるや、ひさかたや △
【賛】pratyAditya (= m. a mock sun , parhelion AV. ; (ibc.) towards the sun (e.g. %{p--guda} , one whose hinder parts are towards the sun Sus3r.)) ひさかたや (y-ki)

m388.    ↑枕詞傍証

伏柴の(ふししばの)→こる・しばし

c. 「かねてより思ひし事ぞ伏し柴のこるばかりなる歎きせんとは」
(和歌の意味:前々から予想していた事です.柴を樵って投げ木する様に,懲り懲りする歎きをしようとは.)
(和歌の説明:『伏し柴』とは『柴』の異称,『伏し柴の』は『こる』を導く枕詞.
『樵(こ)る』と『懲(こ)る』とは掛詞,『嘆き』と『投げ木』は掛詞
『伏し柴』,『樵(こ)る』,『嘆き(投げ木)』は縁語)
c. @ 「しば」と同音の繰り返しで「しばし」にかかる。
【民】vATi (= 02 1. garden; 2. wall; 3. courtyard; 4. house; 5. fish-curing yard; 6. village, hamlet; 8. hut of bamboo and grass, of ka1n2i-k-ka1rar ; 9. enlosure, fenced place; 10. yard, shed where ★firewood is stored for sale) ふし
【民】tuvar (= 03 1. ★firewood, as dry; 2. dry leaves) しば
【民】kaRal (= ★firewood, fuel) こる
【賛】chedakara (= mfn. making incisions Jain. ; m. a ★wood-cutter W.) 木こり
【民】viTuttuviTuttu (= very often, ★frequently) ふししばツッツ、ふしっつふしっつ
【賛】sevitavya (= 1 mfn. (for 2. see below) to be ★frequented or inhabited Hariv. ; to be followed or practised TUp. ; to be tended or taken care of Ca1n2. Mr2icch.) しばしば

m389.    ↑枕詞傍証

投ぐる箭の(なぐるさの)→遠ざかる

【賛】nayanagocara (= a. being within seeing ★distance. 未だ見える) なぐるさの (+る, r-n)

m390.    ↑枕詞傍証

浜洲鳥(はますどり)→足悩む(あなゆむ)

【賛】vaJc, vaJcati (= ★totter, go crookedly, sneak; P. {vacya3te} move to and [[,]] fro (lit. & fig.), rock, roll, hurry along. C. {vaJcayati, -te}, pp. {vaJcita} (q.v.) mislead, deceive, cheat of (instr. or abl.), escape. -- {accha} roll or move towards (acc.). {abhi} C. deceive, cheat. {A} P. roll or spring forth. {upa} C. & {nis} M. deceive, cheat. {pari} sneak about; C. cheat. {pra} C. escape. {sam} ★totter.) はにゃす、はます
【賛】hvR, hvarate (= (only ---), pp. {hvRta} go crookedly, bend over, fall. C. {hvArayati} cause to go crookedly (fig.), lead astray; M. deviate, go astray. --{A} lead astray or into trouble. {upa} go crookedly. {vi} ★stagger, fall; C. overturn.) はます (r-m)

m391.    ↑枕詞傍証

根蓴葉の(ねぬなはの)→くる・くるし・長し・寝たく・寝め・寝ぬ

c. ねぬなわ‐の ねぬなは‥【根蓴菜の】   枕
@ 根の長い蓴菜(じゅんさい)を繰(く)って取る意で、「繰る」と同音の「来る」、「苦し」にかかる。
※能宣集(984‐991)「おもひのみますだのいけのねぬなはのくるしやかかるこひのみだれよ」
A 「ねぬなは」と同音の繰り返しで、「寝(ね)ぬ」あるいは「ねたし」にかかる。
※古今(905‐914)雑・一〇三六「かくれぬのしたよりおふるねぬなはのねぬなはたてじくるないとひそ〈壬生忠岑〉」
c. 上の解説は、解説になっていない。「ねぬなわ」とは蓴菜(じゅんさい)のこと、を最初に明記すべきである。
cf. じゅんさいとは?
【民】nUlviTu-tal (= to form or ★spin cobweb; to sound a person's ideas) ぬーるはダ → ねぬなは △
【民】mun2ivu (= 1. anger, wrath; 2. dislike, aversion; 3. fatigue; 4. ★suffering; 5. endeavour) ねぬは、ねぬなは、ヌルヌル葉
【賛】nidrAlu (= mfn. ★sleeping , ★sleepy , drowsy Ya1jn5. ; m. N. of Vishn2u L. ; f. Solanum Melongena L. ; = %{vana-barbarikA} L. ; a kind of perfume L. ; %{-tva} n. ★sleepiness , drowsiness L.) %{-tva} ぬねなとは (d 無音, r-n, l-n)、ぬるるは → ぬねなは

m392.    ↑枕詞傍証

延ふ葛の(はふくずの)→絶えず・ゆくへ・いや遠長く・下・たづぬ・後も逢ふ・引かば

c. いよいよ遠くまで続いて長いさま。
※万葉(8C後)三・四二三「はふ葛の いや遠長く 〈一云 葛の根の 彌遠長爾(いやとほながニ)〉 万世に 絶えじと思ひて」
c. はうくず‐の はふくず‥【這葛の】
枕 長くのびるクズのように、の意で、「いや遠長し」「後も逢はむ」「絶えず」などにかかる。
※万葉(8C後)三・四二三「延葛乃(はふくずノ) いや遠長く 万代に 絶えじと思ひて」
[補注]序詞の末にあって、「行方もなし」「下よ恋ふ」「尋ぬ」などの語句を引き出すのにも用いられる
【民】pAvOTu-tal (= 1. to run the weaver's warp; 2. to be ★always in motion) はーくず (v-k)
【民】perugkatai (= 1. very ★long story;) はうかたい → はうくず
【民】pAkkuppaTTai (= 1. ★lower part of the leaf stalk of the areca-palm; 2. johnswort kodaikanal shrub, s. tr., hypericum mysorense) はーくぱったい → はうくず
【民】peyarntu (= 1. ★again またね; 2. presently, afterwards) へきやんず → はうくず △
【賛】parikRS (= P. A1. %{-karSati} , %{-te} , to ★draw or drag about (A1. also `" each other "') MBh. ;) はうくず
【賛】pRcchA (= f. asking, question, ★inquiry.) はうくず

m393.    ↑枕詞傍証

篠薄(しのすすき)→忍び果つ

c. 英辞郎は、バカ。「忍ぶ」を引くと「しのぶ」と来て、OK すると、「偲ぶ」のしのぶだけでした。「我慢する」で引き直した。
【賛】sarvaMsaha (= mfn. all-bearing , ★all-enduring , bearing everything patiently MBh.) しのすすき (h-k)、しのすーき
【賛】samudvah (= ; to bear (with %{manasA} , or %{hRdayena} "' , in the heart "') , tolerate , suffer , ★endure MBh. ) しのすすき (h-k)
--
【民】tAri-ttal (= 02 1. to bear, ★endure; 2. to possess) たえ る、たーる
【民】tarippu (= 01 1. staying, abiding, remaining, halting, tarrying; 2. retaining in the mind or memory; 3. bearing, ★enduring, tolerating;) しのぶ (r-n)

m394.    ↑枕詞傍証

信夫山(しのぶやま)→しのふ

【賛】saMnivRtti (= f. returning , coming back (in %{a-s-} and %{a-bhUyaH-s-}) Ragh. ; desisting from , ★forbearance , avoiding W.) しのふッチ
【賛】yama (= m. a rein , curb , bridle RV.; a driver , charioteer ib. , to ; the act of checking or curbing , suppression , restraint (with %{vAcAm} , restraint of words , silence) BhP. ; self-control ★forbearance , any great moral rule or duty (as opp. to %{niyama} , a minor observance ;) やま

m395.    ↑枕詞傍証

玉葛(たまかづら)→花のみ咲き・実ならぬ樹・長し・延(は)ふ・いや遠長し・絶えず・くる・葛城山

【賛】zUnyazAlA (= f. an ★empty hall Kaus3.) たまかづら
【賛】dIrghasUtra (= a. dilatory, slow (lit. spinning a ★long thread); abstr. {-tA} f.) たまかづら (r-m)
【民】tavaz-tal (= 1. to ★creep, crawl, as infants, lizards, snakes; 2. to leap and flow, as waves; 3. to extend, traverse, spread on all sides) たま、たヴぁつ
【民】koTiccUrai (= a ★creeper species of jujube) かづら
【賛】tAvant (= a. so great, so much (many), so long, ★so far (correl. w. {yA3vant} q.v.). n. {tAvat} adv. so much, so long, so far;) たヴぁント → たま
【賛】kiyaddUra (= n. what or some ★distance (v. seq.); ---, acc., or loc. not ★far, a little way off (loc also how far?*).) かづら
【賛】sarvakAla (= (ibc.) , at all times , ★always BhP. ; (%{am}) ind. id. (with %{na} , `" never "') VarBr2S. ; (%{e}) ind. id. Pan5cat. ; (%{-la})%{-prasAda} m. `" propitious at all seasons "'N. of S3iva MBh. ; %{-mitra} n. a friend at all times Mr2icch. ; %{-vicArin} mfn. always irresolute Car.) たまかーら
【賛】tan, tanoti, tanute (= , pp. {tata3} 1 (q.v.) extend, stretch, spread [[,]] (intr. & tr.); last, continue; protract, prolong, lengthen; ★spin out, weave (l. & f.);) たま、たまて
【民】koTTainUl-tal(koTTainURRal) (= 1. to ★spin cotton; 2. to be engaged in an unprofitable work; 3. to waste or idle away one's time) かづんら

m396.    ↑枕詞傍証

岩綱の(いはづなの)→をちかへる

第六巻 : 岩綱のまた変若ちかへりあをによし
2010年01月03日(日)更新  from  「楽しい万葉集
原文: 石綱乃 又變若反 青丹吉 奈良乃都乎 又将見鴨
作者: 不明  (万1046)
よみ: 岩綱(いはつな)の、また変若(をち)ちかへり、あをによし、奈良(なら)の都(みやこ)を、またも見(み)むかも
意味: 岩綱(いはつな)のように、まち若返って、奈良(なら)の都(みやこ)が栄えるのををまた見ることができるでしょうか。
岩綱(いはつな)は蔦(つた)のことです。
定家葛(ていかかずら) 撮影(2006.05) by きょう 定家葛(ていかかずら) 撮影(2006.05) by きょう
奈良から恭仁京(くにのみやこ)に遷都(せんと)され、奈良の都が荒廃(こうはい)していくのを悲しんで詠んだ歌、三首のひとつです。
【民】vipISaNan2 (= a Ra1ks2asa, a ★younger brother of Ra1van2a) いはづなの
【民】vazukkaippayal (= ★young body (TLS)) をちかへる

m397.    ↑枕詞傍証

暴雨(はやさめ)→くたす・くたみ・ふたみ

【賛】pravarSin (= mfn. raining , causing to rain , ★showering , discharging MBh. (cf. %{Urdhva-prav-}).) はやさめ
【賛】vRS, varSati, -te (= , pp. {vRSTa3} (q.v.) rain (either pers. w. [[-,]] Parjanya, Indra, etc. as subj., or impers.), pour down, shed or cover with (instr.); loc. {varSati} while it is raining. C. {varSa3yati} cause to rain or let fall down as rain; sprinkle or cover with (instr.). -- {abhi} rain, pour down; sprinkle or cover with (instr.). {ava} & {A} the same. {pra} begin to rain, pour or ★shower down; sprinkle or cover with (instr.). {prati, vi} C.,{sam} = prec. w. instr.) くたす (v-k)
【民】veNpATTam (= 1. summer ★shower; 2. lease in which no premium is paid, dist fr. ma1ra1ya-p-pa1t2t2am) くんったみ
【民】pATTam (= 01 1. garden; 2. cloud; 3. ★shower or rain; 4. cf. bha1t2a tax, rent; 5. part of the play of tip-cat; 6. turn in the play of tip-cat; 7. contract of lease; 8. cf. pa1t2a crosswise position) ふたみ


m398.    ↑枕詞傍証

剣太刀(つるぎたち)→な・名・汝(な)・己が心(ながこころ)・身・磨く・とぐ・【斎ふ】

c. いは・ふ 【斎ふ】
@けがれを避け、身を清める。忌み慎む。
出典万葉集 二九七五
「高麗錦(こまにしき)紐(ひも)の結びも解き放(さ)けずいはひて待てどしるし無きかも」
[訳] 高麗錦の紐の結びも解きはなたず身を清めて待つけれども効果がないことだなあ。
【賛】taittirIyasaMhitA (= f. the Sam2hita1 of the TnTaittiri1yas (chief recension of the Black YV. , on the origin of which VP. iii , 5 , 1-29 has the following legend: the YV. was first taught by Vais3ampa1yana to 27 pupils , among whom was Ya1jn5avalkya ; subsequently V. being offended with Y. bade him disgorge the Veda committed to him , which he did in a tangible form ; whereupon the older disciples of V. being commanded to pick it up , took the form of partridges , and swallowed the soiled texts , hence ★named `" black "' ; the other ★name %{taittirIya} referring to the partridges. Y. then received from the Sun a new or white version of the YV. , called from Y.'s patr. %{vAjasaneyin})) つるぎたち
【民】tulakku-tal (= 01 1. 1. to polish, burnish; 2. to cause to shine; to illumine, enlighten; 3. to clean, cleanse; 4. to explain; to clear up a thing; to expose, reveal; 5. to ★whet, ★sharpen) つるぎ、とぐ (l 無音)
【民】tITTu-tal (= 01 1. to ★whet, as a weapon; to sharpen or rub knives on a board; 2. to purity, polish;) たち
【賛】tij, tejate (= , pp. {tikta3} (q.v.) be or make sharp. C. {tejayati} [[,]] ★sharpen, incite.) たち
【賛】dhAv, dhAvati, -te (= , pp. {dauta3} 2 (q.v.) rinse, wash, cleanse, [[-,]] ★purify; M. also refl. C {dhAva3yati} wash. -- {A} knead, press out, cleanse (esp. the Soma-stems). {ni} M. rub or anoint one's self; rub one's self against i.e. cling to (loc.). {pra} rub off, C. wash. {vi} wash or cleanse off. {sam} M. run or wash one's self. -- Cf. {nirdauta, vidauta}.) つるぎたち、たーぎたち (v-g)

m399.    ↑枕詞傍証

山菅の(やますげの)→みだる・やまず・そがひ・実

【賛】vyAmUDha (= a. bewildered, perplexed, ★confused.) やますげ (h-k-g)
【賛】vRthAtva (= n. ★fruitlessness , futility Sa1h.) やますが、やーすげ (R-m, v-g)
c. 「止まず」「そがひ」不明

m400.    ↑枕詞傍証

木綿花の(ゆふばなの)→さかゆ

【民】vipavam (= 1. greatness, dignity, majesty; 2. wealth, ★property, fortune; 3. happiness, ★prosperity; 4. salvation; 5. manifestation of Vis2n2u in the ten primary and other secondary avata1ras, one of five tiru-ma1l-nilai , q.v.) ゆふばな

m401.    ↑枕詞傍証

万1-15
渡津海乃 豊旗雲尓 伊理比紗之 今夜乃月夜 清明己曽
[海神(わたつみ)の 豊旗雲(とよはたくも)に 入日(いりひ)さし 今夜(こよひ)の月夜(つくよ) さやけくありこそ]

c. 大和三山の歌 万13/14/15 の場違い 15 をインド弁から検証する。 --- 「天気は、悪くなる」だって。
中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)の大和三山の歌
作者:中大兄皇子 (巻1・13番歌
香具山は 畝傍ををしと 耳成と 相争ひき 神代(かむよ)より かくにあるらし 古(いにしへ)も しかにあれこそ 妻を 争ふらしき
(訳:香久山は畝傍山が愛しいといって、耳成山と争った。神代の時代からこんなふうであるらしい。昔もそうだからこそ、今の世でも妻を争うらしい。)
反歌(2つ)
作者:中大兄皇子 (巻1・14番歌
香具山と 耳成山と 闘(あ)ひし時 立ちて見に来(こ)し 印南国原(いなみくにはら)
(訳:ああ、ここが、香具山と耳成山とが争った時、阿菩大神(あぼのおおかみ)が立って見に来たという印南国原だ。)
作者:中大兄皇子 (巻1・15番歌
海神(わたつみ)の 豊旗雲(とよはたくも)に 入日(いりひ)さし 今夜(こよひ)の月夜(つくよ) さやけくありこそ
(訳:大海原に大きくはためく雲に、燃えるような入り日の射すのを見た今夜は、月も澄み切って明るく照り輝いてほしい。)
(訳2:大海原に大きくはためく雲に、入り日の射すのを見た今夜の月夜は、雨に違いない。  --- 私が追加した。)
cf. 考証豊旗雲*    伊 藤 亀 雄**   --- 「豊旗雲 = 帯状絹雲(おびじょう・けんうん)」
けん‐うん【▽巻雲/絹雲】
十種雲形(雲級)の一。繊維状に散らばった白い雲。ふつう5〜13キロの高さに現れる氷晶の集まり。略号はCi。筋雲(すじぐも)。→雲級
cf. お天気JAPAN  @otenkijp  4:20 PM ・ Mar 9, 2020・Twitter for iPhone   --「筋雲 天気」 Google 検索結果
京都市ではお昼過ぎに綺麗な帯状の巻雲(すじ雲)が見られました。
これからは天気が下り坂で、明日は朝から雨が降りそうです。
My comment:
この投稿者は、万-15 の大和三山の歌の事を御存じなのだろうか。
(左右どちらが尻尾 (tail) なのかも不明。)

cf. 中大兄皇子の大和三山の歌
〜 なお、15の歌は内容がかけ離れており、左注には、「この歌は13の反歌としては相応しくないと思われる。ただし、元の本に反歌とされているのでそのまま載せる」とあります。万葉集の編者たちもどう関連するのか不可解だったようです。 〜
 「あきらけくこそ(清明己曽)」とした訓みは、「さやに照りこそ」「さやけかりこそ」などの例があり定まっていません。「あきらけくこそ」は賀茂真淵以来の訓みで、斎藤茂吉もそれに従っています。13の反歌であるかどうかはともかく、雄大で堂々たる風格をそなえた歌です。
cf. 額田王(ぬかたのおおきみ、ぬかたのきみ、生没年不詳。女性)
c. 「入日さす」は「亀裂(きれつ)」cleavage。「裂く」 sprit
c. 天智天皇は、スラブ言語の権威。その人が「今夜はいい天気」なんて「ノー天気」なこと言うわけない。 rain 系の単語のみで、空耳アワーごっこをして、わざと、目くらまし(目眩し)している。スゴイ、戦術家である。
13/14/15 がセット(共通項は、『対立』)なので、「良い天気」なんて場違いなこと言う訳ナイ。片手落ちの間違った解釈である。
cf. 斉明天皇 wikipedia   系図    近親相関オンパレード ??
cf. 中大兄皇子の家系図や家族関係についてご紹介します。中大兄皇子の家系図や家族関係についてご紹介します。  --- 少し、ヒドスギル感じがする。
cf. 万葉集その八十一(豊旗雲:とよはたくも)  万葉集遊楽  --- この歌は661年、斉明天皇が征新羅のために九州行幸された途中、播磨灘海岸辺りで詠まれたもので、額田王が天皇になり替って作ったとも推定されています
c. 「豊旗雲」とは、非常に特殊な雲で、天気予報になる雲。雲の出る方向により、雨予報にも、晴れ予報にもなる。バイリンガルの人がこの歌を見ると、モロ「雨予報」の歌。インド弁的にも、殆どの単語の発音が rain から導出できる。たまたま?
【賛】varSitR (= mfn. raining , one who makes ★rain Nir.) わたつみ (S-t, R-m)
【賛】toyapAta (= m. ★rain (fall of water).) とよはた
【民】uRappu (= ★cleavage 〔関係の〕食い違い、溝、亀裂 (TLS)) いりひ
【民】virivu (= 1. expansion; breadth, width; 2. ★split 〔組織・グループなどの〕分裂、仲間割れ、対立、不和、不協和、反目、衝突、あつれき、確執 , crack, as in a wall) いりひ、こよひ (v-k)
【賛】vArivAha (= a. = prec.; m. cloud or the ★raingod.) いりひ、こよひ (v-k)
【民】cajncAvAtam (= wind and ★rain 風と雨, stormy weather 嵐の天候 (TLS)) つんくよタム
【賛】toyavAha (= m. `" water-carrier "' , a ★rain-cloud Ba1lar.) さやけく (v-k, h-k)
----
c. 15番の歌は、不自然?。
神代(かむよ)より かくにあるらし  @
古(いにしへ)も しかにあれこそ   A
--- @とAは、同じ意味である。同じことをチンタラ書くな、と、言いたい。
うつせみも 妻を争ふらしき    B
--- 古代人って、三角関係が好きなのか?。

m402.    ↑枕詞傍証

闇の夜の(やみのよの)→行く先知らず

c. destination, goal ハズレ。 blind で攻める。
【民】AvaraNIyam (= * that which ★blinds or obscures ボンヤリ, as mental vision 精神的めくら[盲目]状態) やみのよの (r-m)
--
【民】mAn2akkuruTan2 (= totally ★blind man) めくらタン、もうもくルータン

m403.    ↑枕詞傍証

夕月夜(ゆふづくよ)→小倉・入野・入佐の山・暁闇(あかときやみ)・くらし・おぼつかなし

【賛】avyaktarAga (= m. dark-red (the colour of the ★dawn) L.) あかとき
【賛】vAsAtya (= mfn. relating to the ★dawn , dim , dusky TA1r. ;) ゆふづく (k-ki)
c. 「入佐の山」は、下記 m404 参照。
【民】ucaRkAlam (= ★dawn (TLS)) おぐらム
【賛】vaibhAtika (= mfn. (fr. %{vi-bhAta}) matutinal /マチュティナル/ 朝の[に関する・に生じる・に行う], pertaining to the ★dawn 夜明けに関する, Vr2ishabha1n.) おぼつか

弓月君(ゆづきのきみ/ユツキ/ユンヅ、生没年不詳)
は、『日本書紀』に記述された、古代に朝鮮半島から渡来した氏族。『日本書紀』応神天皇条に、秦始皇帝(しんのしこうてい)子孫という伝承をもつ弓月君(ゆづきのきみ)が多数の民を率いて渡来したのに始まるとするが、「はた」は古代朝鮮語で海の意であり、実際は5世紀中頃に新羅から渡来した氏族集団と考えられる。山城国葛野郡(かどのぐん)太秦(うずまさ)あたりを本拠とし、近畿一帯に強い地盤を築いた[1][2]。
概説
『日本書紀』による帰化の経緯としては、応神天皇14年に弓月君が百済から来朝して窮状を天皇に上奏した。弓月君は百二十県の民を率いての帰化を希望していたが新羅の妨害によって叶わず、葛城襲津彦の助けで弓月君の民は加羅が引き受けるという状況下にあった。しかし三年が経過しても葛城襲津彦は、弓月君の民を連れて帰還することはなかった。そこで、応神天皇16年8月、新羅による妨害の危険を除いて弓月君の民の渡来を実現させるため、平群木菟宿禰と的戸田宿禰が率いる精鋭が加羅に派遣され、新羅国境に展開した。新羅への牽制は功を奏し、無事に弓月君の民が渡来した[1]。
『新撰姓氏録』によれば、「秦氏は、秦の始皇帝の末裔」という意味の記載があるが、これは秦氏自らが、権威を高めるために、王朝の名を借りたというのが定説になっている[3]。『日本書紀』によると弓月君は百済の120県の人民を率いて帰化したとある。孝武王の子の功満王は仲哀天皇8年に来朝、さらにその子の融通王が別名・弓月君であり、応神天皇14年に来朝したとされる。渡来後の弓月君の民は、養蚕や織絹に従事し、その絹織物は柔らかく「肌」のように暖かいことから波多の姓を賜ることとなったのだという命名説話が記されている。(山城國諸蕃・漢・秦忌寸の項によれば、仁徳天皇の御代に波多姓を賜ったとする。)その後の子孫は氏姓に登呂志公、秦酒公を賜り、雄略天皇の御代に禹都萬佐(うつまさ:太秦)を賜ったと記されている。
『日本三代実録』元慶七年十二月(西暦884年1月)、秦宿禰永原、秦公直宗、秦忌寸永宗、秦忌寸越雄、秦公直本らは惟宗朝臣の氏姓を賜ることとなった。
cf. 秦氏(はたうじ・はたし)
『日本書紀』で応神天皇14年(283年)に百済より百二十県の人を率いて帰化したと記される弓月君[2]を秦氏の祖とする[3]。
 • 中国の西に位置する天山山脈の麓にあった弓月国を源とした一族が建国した秦韓(辰韓)を構成した国王の子孫。新羅の台頭によりその国が滅亡した際に、王であった弓月君が日本に帰化した(太田亮)[22]。
c. 「実際は5世紀中頃に新羅から渡来した氏族集団と考えられる。」 or 「応神天皇14年(283年)に百済より百二十県の人を率いて帰化した」。 --- 200 年ズレテいる。

m404.    ↑枕詞傍証

行く月の(ゆくつきの)→いるさの山

【賛】vAsAtya (= mfn. relating to the ★dawn , dim , dusky TA1r. ;) ゆくつき/ゆふづく (k-ki)
【民】aruccun2i (= 1. cow; 2. the goddess of the ★dawn; 3. a river; 4. bawd (TLS)) いるさの
【賛】aruSaM (= , f. {a3ruSI} red, fire-coloured. m. the Sun, day. f. the ★Dawn; a red mare, pl. flames, conceived as the team of Agni.) いるさの
c. 「いるさの山」= 「入佐の山」

m405.    ↑枕詞傍証

猟人の(さつひとの)→ゆ・弓月(ゆづき)

【賛】digdhahasta (= mfn. (a ★hunter) having (in his hand) or using poisoned arrows MBh. 毒矢を使うハンター ; having the hands smeared or soiled MW.) さつひと
【賛】vyAdhaka (= m. a ★hunter Kaus3.) ゆづき

m406.    ↑枕詞傍証

白露の(しらつゆの)→置く・奥・おく・消(け)・玉・【知らず】

【賛】ziras (= ; with %{dhR} , or %{vah} , `" to hold up one's head , be proud "' ; with Caus. of %{vRt} or with %{upa-sthA} , `" to hold out the head "' , `" acknowledge one's self guilty "' see %{ziro7pasthAyin} ; instr. with %{grah} , %{dhA} , %{dhR} , %{vi-dhR} , %{bhR} , %{vah} , or %{kR} , `" to hold or carry or ★place on the head 頭の上に置く, receive deferentially "' ;) %{ziro7pasthAyin} しらつゆの
cf. 教育漢字 f17#1.163 置く put, set, place, lay
【趣】aka, ak, ag, a5 (= : to do, act; to ★place; to make into (something) (with -si-) ) おく、置く、奥
【賛】avagAh (= %{-gAhate} (ind. p. %{-gAhya} Kum. ; pr.p. P. %{-gAhat} ,R. ; Ved. Inf. %{-gAhe} Pa1n2. ) to plunge into , bathe in (loc.) ; to go ★deep into , be absorbed in (loc. or acc.)) 奥(おく)
【賛】dhAra (= 3 m. a sort of stone L. ; edge. boundary L. (cf. 2. %{dhArA}) ; ★deep place , depth W. (to 1. %{dhAra}?).) しら、しらつゆ (r-y)/しらしら
【賛】dhIradhvani (= m. a ★deep sound MW.) しらつゆの
【賛】sthAvara (= mf(%{A4})n. standing still , not moving , fixed , stationary , stable , immovable (opp. to %{jaGgama} q.v.) TS. ; firm , constant , permanent , invariable A1past. ; regular , established W. ; vegetable , belonging to the vegnvegetable world Sus3r. ; relating to immovable property Ya1jn5. ; m. a mountain (cf. %{-rAja}) Bhag. Kum. ; (%{A}) f. N. of a Buddhist goddess Lalit. ; (%{am}) n. any stationary or inanimate object (as a plant , mineral &c. ; these form the seventh creation of Brahma1 see under %{sarga}) Up. ; stability , permanence (v.l. %{sthira-tva} しらつゆ) Subh. ; immovable property , real estate (such as land or houses) Ya1jn5. ; a heir-loom , family-possession (such as ★jewels &c. , which have been long preserved in a family and ought not to be sold) W. ;) たま (st-t, v-m)、シラシラ/しらつゆ (r-y)



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 ここはアンカー名 = "kogi" です。

■明日者來牟等 云子鹿丹(あすはこむと いふこがに) vs.  明日者來牟等 云愛也子(あすはこむちふ はしきやし
シュメール語 ki...áĝ-(ĝ): to love (someone: with dative infix; something: with locative/loc.-terminative infix); to show affection ('ground' + 'to measure' = the first recorded euphemism ?, or the result of popular etymology from kam(2), 'to desire'; cf., ki-ná...aka). こがに ◎ ← ki...áĝ-ĝ 音通 by (ĝ-ng-ni)
万10-1817; 今朝ゆきて明日は来(こ)むちふ愛(は)しきやし*朝妻山に霞たなびく
c. 焦がれる、とも多分関係。

■常敷冬者(ツネシクフユハ)  vs. 降敷冬者(フリシクフユハ)
100% シュメール語 常 + しぐれ = continue to rain そのまんま東、です。
万10-1888 白雪の降り敷く冬は*過ぎにけらしも春霞たなびく野辺(ぬへ)の鴬鳴きぬ 旋頭歌

■小竹之米丹(しののうれに) vs. しぬのめに
シュメール語 ĝiššennur: a fruit tree, quince or medlar [ŠENNUR archaic frequency: 11; concatenates 2 sign variants].
アッカド語 samullu(m), samallu(m), Sum. sama(n)num (a tree) Bab., OA
万10-1830 打ち靡く春さり来れば小竹(しぬ)の群(め)に*尾羽をは打ち触りて鴬鳴くも
c. bamboo 未登録。 branch 皆無。tree 有った。

■水合(ミナギラフ)
and ■川之副者(かはにしそへば)*----- pending
アッカド語 naharmutu(m) N "to dissolve, melt, disintegrate" intrans. O/jB, of ice, tablet, person, dream S trans, "melt, dissolve"; also transf., enemy
万10-1849 山の際の雪は消ざるを激たぎちあふ*川の柳は*萌えにけるかも
c. 水合は、みずめしあふ、で どう見ても melted だろうが。
■世人君羊蹄(よのひときみし)
シュメール語 ĝìr-šúḫub: hoof ('foot' + 'boot'). きみしはる
アッカド語 supru(m), supuru; pi. f. suprdtu(m), once suprdnu "(finger/toe-)nail; claw; hoof [UMBIN] of humans, deities; sa s. "nail-cutter"; mag. liqit s. "nail clipping"; "nail(-impression)" on tablet; "claw" of bird, animal, demon; "foot" of furniture; "hoof of sheep, cow, horse; "claw" of saffron plant; ? > tupru しはる
万10-1857 毎年(としのは)に梅は咲けども空蝉の世の人吾あれし*春なかりけり
 (毎年 梅者開友 空蝉之 世人君羊蹄 春無有来)
訳 毎年 梅は決まって咲くが 現世に生きる私には 毎年決まって 春が廻ってくるとは 限らないのだ

c. 説明、羊蹄は、羊(ひつじ)の蹄(ひづめ)のことで、タデ科の草をさす。「ギシギシ」、古名「シ」「しのね」と言う。蹄 hoof のシュメール語が上記である。
「きみしはる」で、一単語である。君羊蹄 春、では無く、君羊蹄春、だと言っている。
毎年 梅者開友 空蝉之 世人 君羊蹄春 無有来 = 毎年、梅の花は咲くが、世人のシギシギには、来るとは限らない。
c. 作者は、「春」で、お遊びしていますね。





795. かたつむり・まいまいつぶり・でんでんむし・なめくじ
//// snail ////
かたつむり系
gauss (snail)@ラトビア語, ngata@マオリ語, caracol@ポルトガル語, escargot エスカルゴ@仏語, Ghōṅghā @ヒンディー語, katantanwa/ koɗi @ハウサ語, kalmason @ハイチ語, shilliq qurt@ウズベグ語, まいまい系
marraskilo @バスク語, mnenke@ズールー語,
でんでん系
taong mabagal@タガログ語,
なめくじ系 ---- snegel は、〜クリ、も、兼務。
sneglen @ノルウェー語, snegl@デンマーク語, šnek@チェコ語, mulaca@ソマリ語, snigel@スゥエーデン語, snigill@アイスランド語
〜クリ・クリリ系
Ciplēkīrā@ネパール語, taong mabagal@タガログ語, hilahilaヒラヒラ@セブアノ語, konokono@スワヒリ語, caracol@スペイン語, snäcka (shell)@スゥエーデン語, Gōkaḷagāya@グジャラト語, salinkari@ギリシャ語, chiocciola@イタリア語, khkhunj@アルメニア語,
/// slug ///
こっちの方がバラエティに富む。後で。

test
ortak mutual   お互い
mimari architectural  身なり
kuşkulu 1. doubtful; くすぐる
knight 近衛騎士(このえきし)、駒
know 感応(かんのう) 仏教用語
knee クネクネするもの、= 膝, ee 〜者
knack 勘がいい = 才覚、こつ
knife 剣
blue see 1. modrý, 2. modř.緑(みどり) @チェコ
みじかい、と、まどしき、と、みじめ、は同源だ
everlasting, ageless, eternal, perpetual: ainainen 永遠 @フィンランド
everlasting, ageless, eternal, perpetual: ikuinen 幾年 @フィンランド
pig, swine, hog: sika 鹿(しか) @フィンランド
frequently, often, oftentimes: sageli 再三(しきり) @エストニア
&#x259;ə &#128269;🔍

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〒makura

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メモ #7
枕詞一覧&万葉集メモ
27,972 characters   メモ  May 15, 2019 8:07 PM

643 個 (枕詞便覧より)    ↑ makura_top     ↑ Top    ↓ 一覧最後

   印辞書検証済みの行には、「青のルート root [平方根]マーク(check mark? に似てる) を各行先頭に付けた。
    検証したが、不明 pending には、φ 空(ファイ)マーク を付けた。
吾が心(あがこころ)→あかし・きよすみ・つくし・明石
茜さし(あかねさし)→照る
茜さす(あかねさす)→日・昼・照る・紫・君
明星の(あかぼしの)→明く・飽く
赤ら引く(あからひく)→日・朝・肌・しきたへ・色ぐはし子
秋柏(あきがしわ)→潤和川(うるわがわ)
秋風の(あきかぜの)→山吹・吹く・吹上・千江
秋葱の(あききの)→ふたごもり
秋霧の(あきぎりの)→立つ・立田山・立野・晴る・まがき
秋草の(あきくさの)→結ぶ
秋津島 (あきづしま) →やまと
秋の田の(あきのたの)→穂・ほ・秀(ほ)
秋の葉の(あきのはの)→にほふ
秋の夜の(あきのよの)→長し
秋萩の(あきはぎの)→しなふ・うつる・花野
秋山の(あきやまの)→したふ・色なつかし
芥火の(あくたびの)→あく
朝雨の(あさあめの)→霧
朝柏(あさかしわ)→うる
朝霞(あさがすみ)→八重・ほのかに・春日(はるひ)・鹿火屋(かひや)
朝顔の(あさがおの)→穂に咲く・離(さ)く・放(さ)く
朝髪の(あさがみの)→乱る
浅香山/安積山(あさかやま)→浅し
朝霧の(あさぎりの)→立つ・八重・おほに・思ひ惑ひ・乱る【消(け)やすし・かよふ・黄幡(よこはた)】
朝霜の(あさしもの)→消(け)・御木(みけ)
浅茅原(あさぢはら)→茅生(ちふ)・小野・小谷・つばらつばら
浅茅生の(あさぢふの)→小野
朝月の(あさつきの)→日向(ひむか)
朝づく日(あさづくひ)→向かふ
朝露の(あさつゆの)→消(け)・おく・命・我が身
朝鳥の(あさとりの)→通ふ・音(ね)のみ泣く・朝立ち
朝日さす(あさひさす)→春日
朝日てる(あさひてる)→佐太の岡
朝日なす(あさひなす)→まぐはし)
朝日の(あさひの)→笑み栄え(えみはえ)
浅緑(あさみどり)→糸・野辺
麻裳よし(あさもよし)→紀・城上(きのへ)
朝催ひ(あさもよひ)→き
葦垣の(あしがきの)→古る・乱る・外(ほか)・間近し・ひまなし・思ひ乱る・吉野
葦が散る(あしがちる)→難波(なには)
葦鴨の(あしがもの)→うちむれ
葦田鶴の(あしたづの)→鳴く・哭(ね)のみし鳴く・たづたづし
葦筒の(あしづつの)→薄き・ひとへ・一重
√△葦根這ふ(あしねはう)→下・うき
葦の根の(あしのねの)→ねもころ・うき・分く・短し・夜・世
足引きの(あしひきの/あしびきの)→山・峰(を)・八峰(やつを)・尾の上(をのへ)
馬酔木なす(あしびなす)→栄ゆ
飛鳥川(あすかがわ)→明日・あす・流れて速き
仇護る(あたまもる)→筑紫
あちかをし→値嘉(ちか)
あぢさはふ→目・夜昼知らず
あぢむらの→騒く・通ふ
梓弓(あずさゆみ)→いる・はる・ひく・つる・たつ・おす・ふす・よる・かへる・本(もと)・末(すゑ)・音(おと)・矢・周淮(すえ)
粟島の(あはしまの)→あはず
淡路島(あはぢしま)→あはれ
天数ふ(あまかぞふ)→おほ・大津
天雲の(あまくもの)→たゆたふ・行く・ゆくらゆくら・別れ・外(よそ)・たどきも知らず・おく・はるか
雨隠り(あまごもり)→三笠
雨衣(あまごろも)→かさ・みの
天離る(あまざかる)→鄙(ひな)・向かふ
天飛む(あまだむ)→軽
天つ風(あまつかぜ)→吹く
天伝ふ(あまづたふ)→入日・日
天つ水(あまつみづ)→仰ぎて待つ
天照らす(あまてらす)→日
天照るや(あまてるや)→日
天飛ぶや(あまとぶや)→鳥・雁・軽・領布(ひれ)
天の原(あまのはら)→富士
天彦の(あまびこの)→音・おとづれ・音羽
海人小舟(あまをぶね)→泊瀬(はつせ)・のり【はつか・初雪】
天知るや(あめしるや)→日
天在る(あめなる)→日・月・姫菅原・一つ棚橋
天在るや(あめなるや)→日・月・ささ・ささらの小野
天に在る(あめにある)→ひ・ささ・ささらの小野
雨降れば(あめふれば)→笠・笠取山
天降りつく(あもりつく)→天の香具山(かぐやま)・神の香具山
菖蒲草(あやめぐさ)→あや・あやめ・ね
荒垣の(あらがきの)→よそ・ほか
粗金の(あらがねの)→土
荒妙の(あらたへの)→藤
新玉の(あらたまの)→年・月・日・来経(きへ)・経(へ)・春
洗ひ衣(あらひぎぬ)→取替川
霰打つ(あられうつ)→あられ
霰降り(あられふり)→鹿島・きしみ・遠(とほ)・遠江
荒小田を(あらおだを)→かへす
あり衣の(ありきぬの)→宝・三重・さゑさゑ・あり
荒磯波(ありそなみ)→あり
荒磯松(ありそまつ)→吾を待つ
あり千潟(ありちがた)→あり
有嶺よし(ありねよし)→対馬
有馬菅(ありますげ)→あり
淡雪の(あわゆきの)→消(け)・若やる
青雲の(あおくもの)→白・白肩の津・出づ・出で来(いでこ)
青葛(あをつづら)→くる・くるし・くるる
青丹よし(あをによし)→奈良・国内(くぬち)
青旗の(あをはたの)→木幡・葛城山・忍坂(をさか)の山・
青み葛(あをみづら)→依網(よさみ)
青柳の(あをやぎの)→細き眉根(まよね)・いとど・糸・葛城山
99 碇下ろし(いかりおろし)→いかなる・いかに    ↑ 一覧頭
鯨取り(いさなとり)→海・浜・灘・淡海
漁火の(いざりびの)→ほ・ほのか
石川や(いしかはや)→瀬見の小川
いしたふや→天馳使(あまはせづかひ)
石走る(いしばしる)→滝・垂水
磯細し(いすくはし)→鯨
磯貝の(いそがひの)→片・片恋
【石橋の(いしばしの)→かむなび山・遠し・近し】
石の上(いそのかみ)→振る・降る・古る・めづらし
磯松の(いそまつの)→常に
柃 (いちさかき)→実多し
いなのめの→明く
稲舟の(いなぶねの)→かるし・いな
印南野の(いなみのの)→いな
稲筵(いなむしろ)→強(こは)・川・敷く・しく・頻く【伏見】
岩くだす(いはくだす)→かしこし
石注ぐ(いはそそぐ)→垂水・きし
岩躑躅(いはつつじ)→いはねば
岩綱の(いはづなの)→をちかへる
石橋の(いはばしの)→間・近し・遠し・神
岩走る(いはばしる)→滝・垂れ・垂水・淡海・初瀬(はせ)・甘南備(かむなび)山
岩渕の(いはぶちの)→こもる
巌なす(いはほなす)→常盤
家つ鳥(いへつとり)→鶏(かけ)
φ五百重波(いほへなみ)→立つ
射目立てて(いめたてて)→跡見(とみ)
射目人の(いめひとの)→伏見
妹が家に(いもがいへに)→伊久里
妹が績む(いもがうむ)→小津
妹が門(いもがかど)→出づ・入る・出入の川・入り泉川
妹が髪(いもがかみ)→あぐ・たく・上竹葉野(あげたかはの)
妹が着る(いもがきる)→三笠
妹が袖(いもがそで)→巻来(まきき)
妹が手を(いもがてを)→取石(とろし)
妹が紐(いもがひも)→結八河内(ゆいやかふち)・結八川
妹が目を(いもがめを)→見る・始見(はつみ)
妹に恋ひ(いもにこひ)→吾がの松原
妹らがり(いもらがり)→今木
射ゆ獣の(いゆししの)→心を痛み・行きも死ぬ
入日なす(いりひなす)→隠る
入れ紐の(いれひもの)→さし・結ぶ・同じ心
141 窺狙ふ(うかねらふ)→とみ・鳥見山    ↑ 一覧頭
浮草の(うきくさの)→浮き
泡沫の(うたかたの)→うき・消え
打ち寄する(うちえする)→駿河
打ち麻やし(うちそやし)→麻績(をみ)
打ち麻を(うちそを)→を・うむ・麻績
打ち手折り(うちたをり)→たむ
うち靡く(うちなびく)→草・草香(くさか)・春・黒髪
うちのぼる→佐保
全日射す(うちひさす)→宮・都・宮路
うちひさつ→三宅の原・宮の瀬川・宮
空蝉の(うつせみの)→命・人・世・妹・人目・身・かれる身・むなし・から・うつしこころ
現そ身の(うつそみの)→人
盧木綿の(うつゆふの)→こもる・まさき
鶉鳴く(うづらなく)→古る
鶉なす(うづらなす)→い匍ひもとほり
有度浜の(うどはまの)→うとし
卯の花の(うのはなの)→う・さつき
烏羽玉の(うばたまの)→黒・わが黒髪・夜・夢・闇・夢・はかなき夢
美織(うまこり)→あや
旨酒の・〜を (うまさけの・〜を)→三輪・三諸(みもろ)・三室・鈴鹿・餌香(えか)・【かむなび】
甘し物(うましもの)→阿部橘
績み麻なす(うみをなす)→長
埋もれ木の(うもれぎの)→下・人知れず・あらわるましじ
165 沖つ風(おきつかぜ)→吹飯(ふけひ)    ↑ 一覧頭
沖つ鳥(おきつとり)→あぢ・味経(あぢふ)・鴨・【胸(むな)・見る】
沖つ波(おきつなみ)→頻(し)く・競(きほ)ふ・撓(とを)む・高し・立つ・君をおきて
沖つ藻の(おきつもの)→なびく・隠(なば)る・名張
置く露の(おくつゆの)→消(け)・たま・あだ・ふかし・しろし・いちしろし
奥山の(おくやまの)→真木・たつき・立つ木・深し
押し照る・押し照るや(おしてるや)→難波
音に聞く(おとにきく)→たかし
音羽山(おとはやま)→おと
大楉(おふしもと)→木(こ)の本
大魚よし(おふをよし)→鮪(しび)
大君の(おほきみの)→三笠
大口の(おほくちの)→真神(おほくち=狼)
大島の(おほしまの)→なる・なると・うら
大伴の(おほともの)→御津・高師・見つ・三津
鳳の(おほとりの)→羽易(はがひ)
大船の(おほぶねの)→ 津・渡り・香取・たのむ・思ひたのむ・たゆたふ・ゆた・ゆくらゆくら
182 鏡為す(かがみなす)→み・見る・三津・御津・思ふ・吾が思ふ    ↑ 一覧頭
篝火の(かがりびの)→影
掻き数ふ(かきかぞふ)→二・四
燕子花(かきつばた)→にほふ・丹(に)つらふ・さき
陽炎の(かぎろひの)→春・燃ゆ・立つ・ほのか・ひ
隠れ沼の(かくれぬの)→下・そこ
架け橋の(かけはしの)→あやふし
陽炎の(かげろふの)→春・燃ゆ・ほのか・ほのめく・それかあらぬか・あるかなきか・ありやあらずや
笠の借り手の(かさのかりての)→和・和射見(わざみ)
風早の(かざはやの)→浦
樫の実の(かしのみの)→ひとり・ひとつ
柏木の(かしはぎの)→森・もり・洩る
霞立つ(かすみたつ)→春・春日
風の音の(かぜのとの)→遠し
片糸の(かたいとの)→より・よる・あふ・くる・ふし・を
殻の木の(かづのきの)→かづさね・吾をかづさね
川岸の(かはぎしの)→松
川竹の(かはたけの)→世・流れ
蛙鳴く(かはづなく)→泉・川
神垣の(かみがきの)→もり・三室
神風の(かみかぜの)→伊勢
神風や(かみかぜや)→伊勢・五十鈴川・豊みてぐら・御裳濯川・玉串・山田原
蚊遣火の(かやりびの)→くゆ・けぶる・煙・した・そこ
唐櫛笥(からくしげ)→あく・開く・明く
韓国の(からくにの)→から
唐衣(からころも)→着る・裁つ・かへす・紐・裾・袖・袂
唐錦(からにしき)→裁つ・織る・縫ふ・たたむ
刈菰の(かりこもの)→乱る・心もしのに
狩衣(かりごろも)→みだる・おどろ・裾野・日も・きる・たつ
狩人の(かりびとの)→入野・矢田野・やはぎ
刈萱の(かるかやの)→穂・ほに出づ・みだる・思ひ乱る・束(つか)
刈る草の(かるくさの)→かつみ
枯草掻く(かるもかく)→猪(ゐ)・ゐ
215 君が着る(きみがきる)→三笠    ↑ 一覧頭
君がさす(きみがさす)→三笠
君が代に(きみがよに)→あふ・相坂山・阿武隈川
君が代の(きみがよの)→なが・はるか・長井・長柄・長田
君が代は(きみがよは)→なが・たか・つもり
肝むかふ(きもむかふ)→心
切る髪の(きるかみの)→子・よちこ
221 草陰の(くさかげの)→あら・あり・あの・あ    ↑ 一覧頭
草づつみ(くさづつみ)→やまひ
草枕(くさまくら)→旅・多胡・かり・露・結ぶ・ゆふ
釧着く(くしろつく)→手節(たふし)の崎
葛蔓(くずかづら)→うら・うらみ・くる・苦し
葛の根の(くずのねの)→いや遠長し
葛の葉の(くずのはの)→うら・恨み
雲鳥の(くもとりの)→あや・あやな
雲離れ(くもばなれ)→遠く・退(そ)く
曇り夜の(くもりよの)→まどへる・たどきも知らず・吾が下延(したばへ)
雲居なす(くもゐなす)→心いさよふ・心もしのに・遠し
呉竹の(くれたけの)→世・夜・ふし・かけひ・むなし・うきふし
紅の(くれなゐの)→色・うつし心・うつし・浅・浅葉の野・ふり出づ・飽く・あく・八入(やしほ)・やしほの岡
呉織(くれはどり)→あや・あやし・あやにく
黒髪の(くろかみの)→長し・乱る・解け
黒鳥の(くろとりの)→なづさひ
238 褻衣を(けころもを)→とく・とき
今日今日と(けふけふと)→飛鳥    ↑ 一覧頭
240 漕ぐ船の(こぐふねの)→のる・うく・ほ・かぢ・あと    ↑ 一覧頭
腰細の(こしほその)→すがる
木積みなす(こつみなす))→寄る
琴酒を(ことさけを)→押垂小野(おしたれおの)
言喧く(ことさへく)→韓(から)・百済
言騒ぐ(ことさやぐ)→唐・韓・百済
特負牛の(ことひうしの)→三宅
木の暮れの(このくれの)→しげし
木の暗闇(このくれやみ)→卯月
木幡川(こはたがは)→こは誰(た)が 
恋衣(こひごろも)→著奈良(きなら)
高麗剣(こまつるぎ)→わ
高麗錦(こまにしき)→ひも
薦畳(こもだたみ)→へ・重・平群(へぐり)
薦枕(こもまくら)→かり・たか・宝・あひまく・まく
隠り江の(こもりえの)→泊瀬
隠り口の(こもりくの)→泊瀬(はつせ)
隠り水の(こもりづの)→下
隠り沼の(こもりぬの)→下
小余綾の(こゆるぎの)→いそ・磯・急ぎ
子等が手を(こらがてを)→巻く・巻向(まきむく)
衣手(ころもで)→日立・葦毛
衣手の(ころもでの)→田上(たなかみ)・高屋・なぎ・名木・真若(まわか)・ 別る・かへる
衣手を(ころもでを)→打つ・たか・をり・敷津
264 坂鳥の(さかどりの)→朝    ↑ 一覧頭
三枝の(さきくさの)→幸(さき)く・三つ・中
割き竹の(さきたけの)→とをを・背向(そがひ)
析く釧(さくくしろ)→五十鈴
析く鈴の(さくすずの)→五十鈴
咲く花の(さくはなの)→うつろふ
桜麻の(さくらあさの)→を・をふ・苧麻(をふ)
桜花(さくらばな)→栄少女(さかえをとめ)
桜苧の(さくらをの)→麻生(をふ)・麻原(をふ)
狭衣の(さごろもの)→を
細蟹の(ささがにの)→くもる・くも・いと・い・いづこ・いかに・い
笹竹の(ささたけの)→代(よ)・世・大宮・大内山
小波の・小波や(さざなみの・さざなみや)→滋賀・近江(あふみ)・大津・比良・連庫山(なみくらやま)・長等山(ながらやま)・古き都・寄る・夜・波・あやし・あや
細れ波(さざれなみ)→立ちても居ても・間なく・しくしく・立つ・重(し)き・やむときもなく【しげく・やまず】
指進の(さしすみの)→くるす
さし並の(さしなみの)/さし並ぶ→国・隣
指し昇る(さしのぼる)→ひ
さし柳(さしやなぎ)→根
刺す竹の(さすたけの)→君・大宮人・舎人(とねり)・よ・皇子(みこ)
五月闇(さつきやみ)→くら
猟人の(さつひとの)→ゆ・弓月(ゆづき)
真葛(さなかづら)→さね・さ寝ずば・絶えず・後(のち)も逢ふ・ありさりて・いや遠長く
さ丹つらふ(さにつらふ)→妹(いも)・わが大君・もみち・君・ひも・色
真葛(さねかづら)→絶える・後も逢ふ・操る
さねさし→相模(さがみ)
さ野つ鳥(さのつとり)→雉子(きぎす)
五月蠅なす(さばへなす)→騒く・沸く・荒ぶ・満つ
囀らふ(さひづらふ)→漢(あや)
囀るや(さひづるや)→から
さ檜の隈(さひのくま)→檜の隈川
小百合花(さゆりばな)→ゆり・後(ゆり)
さ牡鹿の(さおしかの)→入野
296 敷島の(しきしまの)→大和・古る    ↑ 一覧頭
敷島や(しきしまや)→やまと・やま・ふる・道
敷妙の(しきたへの)→衣・枕・手枕(たまくら)・木枕・袖・袂・家・床・黒髪
頻波の(しくなみの)→しくしく・しばしば
肉串ろ(ししくしろ)→良味(よみ)・黄泉・よし・うま
獣じもの(ししじもの)→い匍ひ・弓矢囲みて・膝折り伏せ・水漬く
下紐の(したひもの)→した
倭文環(しづたまき)→いやしき・数にもあらぬ
息長鳥(しながどり)→猪名(いな)・安房
級離る(しなざかる)→ 越(こし)
級照る(しなてる)→片
級照るや(しなてるや)→片・鳰(にほ)の湖
篠薄(しのすすき)→忍び果つ
東雲の(しののめの)→明く・ほがら
篠の芽の(しののめの)→思(しの)ふ
信夫山(しのぶやま)→しのふ
潮船の(しほぶねの)→置く・ならぶ
島つ鳥(しまつとり)→鵜
楚結ふ(しもとゆふ)→葛城山・まさきのつな
白糸の(しらいとの)→解く・絶え・くる
白香つく(しらかつく)→木綿(ゆふ)
白河の(しらかはの)→しら
白雲の(しらくもの)→立つ・龍田山・絶ゆ・かかる・おほ
白菅の(しらすげの)→真野・しら
白玉の(しらたまの)→を・君・人・我が子・涙
白露の(しらつゆの)→置く・奥・おく・消(け)・玉・【知らず】
白遠ふ(しらとほふ)→をにひた・新治(にひはり)
白鳥の(しらとりの)→飛羽山(とばやま)・鷺坂山・真野の国
白波の(しらなみの)→立つ・よる・打つ・かへる・あらし・浜松・いちしろし・【浜・みなあわ】
不知火の(しらぬひの)→筑紫
白真砂(しらまなご)→三津
白真弓(しらまゆみ)→はる・ひく・いる・ひ・い・【春・おきふし】
白山の(しらやまの)→雪・ゆき
白妙の(しろたへの)→衣・袂・ひれ・紐・帯・袖・緒・たすき・月・波路・砂・卯の花・鶴・雲・雪・藤江の浦・かしひ・夕波・夕告げ鳥・浜名・御幣
330 菅の根の(すがのねの)→長し・乱る・ねもころ・すがなし・絶ゆ    ↑ 一覧頭
鈴が音の(すずがねの)→早馬駅家(はゆまうまや)
鈴鹿山(すずかやま)→なる・伊勢
墨染の(すみぞめの)→鞍馬・くらぶ・ゆふべ・たそがれ
住之江の(すみのえの)→まつ・きし
住吉の(すみよしの)→まつ・きし・かみ・ちぎ
336 蝉の羽の(せみのはの)→うすし・ひとへ    ↑ 一覧頭
337 翠鳥の(そにどりの)→青    ↑ 一覧頭
空数ふ(そらかぞふ)→おほ
空に満つ(そらにみつ)→大和
340 高座の(たかくらの)→三笠山
高砂の(たかさごの)→まつ・尾の上(をのへ)・峰(を)
高知るや(たかしるや)→天(あめ)のみかげ
高照らす(たかてらす)→日
高光る(たかひかる)→日
誰が禊(たがみそぎ)→ゆふ
高行くや(たかゆくや)→隼
薪樵る(たきぎこる)→鎌倉山
激つ瀬の(たぎつせの)→はやし
栲綱の(たくづのの)→新羅・しら・しろ
栲縄の(たくなはの)→長し・千尋
栲領布の(たくひれの)→白・鷺坂山・かける
栲衾(たくぶすま)→白・新羅・さやぐ
筍の(たけのこの)→ふし
畳なづく(たたなづく)→青垣・柔肌(にきはだ)
盾並めて(たたなめて)→い・伊那佐の山・泉の河
畳薦(たたみこも)→隔つ・平群(へぐり)・重ね編む
立薦の(たちこもの)→立つ・発(た)ちの騒ぎ
たちそばの→実のなし
太刀の後(たちのしり)→鞘・玉
橘の(たちばなの)→古婆(こば)・美袁里(みをり)
橘を(たちばなを)→守部(もりべ)
立田山(たつたやま)→たつ・たゆ
立つ波の(たつなみの)→しくしく
玉垣の(たまがきの)→うち
玉かぎる(たまかぎる)→夕・日・ほのか・はるか・ただ一目のみ・かき・磐垣淵(いはかきふち)
玉勝間(たまかつま)→あふ・安倍島・しま・い・島熊山
玉葛(たまかづら)→花のみ咲き・実ならぬ樹・長し・延(は)ふ・いや遠長し・絶えず・くる・葛城山
玉鬘(たまかづら)→影・面影
玉衣の(たまぎぬの)→さゐさゐ
玉極る(たまきはる)→い・宇智・うち・世・命・幾代・わ・【磯】
玉櫛笥(たまくしげ)→二神山・三室の山・箱・ふた・あく・み・ひらく・覆(おお)ふ・おく・蘆城(あしき)の川・見む円山(まとやま)・奥に思ふ
玉釧(たまくしろ)→手に取り持つ・まく
玉敷きの(たましきの)→都
玉簾(たますだれ)→たれ
玉襷(たまだすき)→かく・うね・雲・【雲飛(うねび)】
玉垂れの(たまだれの)→を・すく・こ
魂霊祝ふ(たまちはふ)→神
玉梓の(たまずさの)→使(つかひ)・人。通ふ・妹・君   ---- 世間は、玉梓の(たまづさの)と表記している
玉の緒の(たまのおの)→長し・短し・絶ゆ・乱る・思ひ乱る・継ぐ・間も置かず・現(うつ)し心・惜し
玉囃す(たまはやす)→武庫
玉桙の(たまほこの)→道・里・手向けの神
玉水の(たまみずの)→たぎつ
玉藻刈る(たまもかる)→沖・をとめ・海人(あま)・敏馬(みぬめ)・辛荷(からに)・伊良湖が崎
玉藻なす(たまもなす)→か依りかく依り・浮かぶ・寄る・靡く
玉藻よし(たまもよし)→讃岐
徘徊り(たもとほり)→往箕(ゆきみ)
垂乳し(たらちし)/垂乳しの・垂乳しや・足ら常の→母・吉備
垂乳根の(たらちねの)→母・親
389 乳の実の(ちちのみの)→父    ↑ 一覧頭
千葉の(ちばの)→葛野(かづの)
千早人(ちはやびと)→宇治・いっきの宮
千早振る(ちはやぶる)→神・宇治・加茂・大君・浅間・平野・【金の岬】
393 栂の木の(つがのきの/とがのきの)→いやつぎつぎ    ↑ 一覧頭
月草の(つきくさの)→移る・消ぬ・かり
つぎねふや→山城
筑波嶺の(つくばねの)→みね・このも
槻弓の(つくゆみの)→臥(こ)やる
躑躅花(つつじはな)→にほへをとめ・にほふ
常ならぬ(つねならぬ)→人
津の国の(つのくにの)→浪華(なには)・長洲(ながす)・長柄・昆陽(こや)・御津・まろや・【な・なに・ながらふ】
つのさはふ→磐(いは)・磐余(いはれ)・石見(いはみ)
妻籠る(つまごもる)→や・小佐保(をさほ)
露霜の(つゆしもの)→おく・消え・秋・過ぐ・ふる・小倉の山・岡辺・おのが行(わざ)・古里・布留
釣り竿の(つりざをの)→長きよ
剣太刀(つるぎたち)→な・名・汝(な)・己が心(ながこころ)・身・磨く・とぐ・【斎ふ】
杖足らず(つゑたらず)→八尺(やさか)
407 照る月の(てるつきの)→あく・飽かず    ↑ 一覧頭
408 解き衣の(ときぎぬの)→乱る・思ひ乱る・恋ひ乱る    ↑ 一覧頭
時つ風(ときつかぜ)→吹く・吹飯(ふけひ)
野老葛(ところづら)→求む・尋(と)む・常(とこ)しく
鳥網張る(となみはる)→坂・坂手
飛ぶ鳥の(とぶとりの)→あすか
遠つ神(とほつかみ)→大君
遠つ国(とほつくに)→黄泉
遠つ人(とほつひと)→松浦・まつ・かり・猟路(かりぢ)
燈火の(ともしびの)→あかし・明石
鳥が鳴く(とりがなく)→東(あづま)
鳥通ふ(とりかよふ)→羽・羽田
鳥じもの(とりじもの)→浮く・海に浮く・立つ・なづさふ
420 泣く子なす(なくこなす)→慕ひ・言だに語(い)はず・音のみし泣かゆ・ゆきとりさぐり    ↑ 一覧頭
鳴く鹿の(なくしかの)→起きふし
鳴く鶴の(なくたづの)→ね・たづね・間なく時なし
鳴く鳥の(なくとりの)→間なく時無し・なきかへらふ・継ぐ
投ぐる箭の(なぐるさの)→遠ざかる
夏刈りの→芦屋・猪名
夏草の(なつくさの)→しげく・深く・刈る・しなへ・思ひしなへ・野・葉・根・野島が崎・あひねの浜
夏葛の(なつくずの)→絶えず
夏衣(なつごろも)→かとり・ひとへ・うすし・裁つ・着る・紐・裾・裏
夏麻引く(なつそひく)→う・うな・い・命・海上潟・宇奈比
夏引きの(なつびきの)→いと・いとをし・いとま
撫子が(なでしこが)→花
難波潟(なにはがた)→うら
難波なる(なにはなる)・難波の→みつ・み・長柄
名告藻の(なのりその)→名は告(の)る・おのが名
縄海苔の(なはのりの)→引けば絶ゆ・名は告る
なまよみの→甲斐
波雲の(なみぐもの)→うつくし・うつくし妻
波の穂の(なみのほの)→甚振し(いたぶらし)
弱竹の(なよたけの)→おきふし・とをよる・【よ】
ならしばの→なる
鳴る神の(なるかみの)→音・音のみ聞く
442 和草の(にこぐさの)→にこよか    ↑ 一覧頭
庭潦(にはたづみ)/急な雨で水が溢れる事→流る・川・行方知らぬ
庭つ鳥(にはつどり)→鶏(かけ)
庭に立つ(にはにたつ)→麻
鳰照る(にほてる)→沖・海・月
鳰照るや(にほてるや)→矢橋(やばせ)・志賀・近江の海
鳰鳥の(にほどりの)→潜く(かづく)・なづさふ・葛飾・息長し(おきながし)・並び居(ゐ)
449 鵺草の(ぬえくさの)→女(め)    ↑ 一覧頭
鵺こ鳥(ぬえこどり)→うらなけ・なげく・のどよふ
鵼鳥の(ぬえどりの)→うらなけ・かた恋す・片恋妻・のどよふ
射干玉の(ぬばたまの/むばたまの)→黒・夜・髪・夕・今宵・昨夜(きそ)・夢・月・闇・妹(いも)
451 根白の(ねじろの)→白腕(しろただむき)    ↑ 一覧頭
根蓴葉の(ねぬなはの)→くる・くるし・長し・寝たく・寝め・寝ぬ
453 後瀬山(のちせやま)→のち    ↑ 一覧頭
454 梯立ての(はしたての)→倉・嶮し(さがし)・熊来    ↑ 一覧頭
箸向かふ(はしむかふ)→弟(おと)
旗薄(はたすすき)→穂・【秀(ほ)】
はだ薄(はだすすき)→穂・うら・【秀(ほ)に・久米】
初雁の(はつかりの)→はつか・鳴く
初霜の(はつしもの)→置く
泊瀬川(はつせがわ)→はやく
花筺(はながたみ)/花や若菜を摘みいれるカゴ→めならぶ
花細し(はなぐはし)→桜・葦
花盛り(はなざかり)→秋津
花薄(はなすすき)→穂・ほに出づ・ほのか・ほ
花散らふ(はなちらふ)→秋津
朱華色の(はねずいろの)→うつろひやすし
柞葉の(ははそばの)→母
延ふ葛の(はふくずの)→絶えず・ゆくへ・いや遠長く・下・たづぬ・後も逢ふ・引かば
這ふ蔦の(はふつたの)→おのがむきむき・別る・帰(ゆ)く
浜洲鳥(はますどり)→足悩む(あなゆむ)
浜久木(はまひさぎ)→久し
浜木綿の(はまゆふの)→隔つ
早川の(はやかわの)→塞(せ)く・行く
暴雨(はやさめ)→くたす・くたみ・ふたみ
隼人の(はやひとの)→薩摩
春霞(はるがすみ)→春日(かすが)・立つ・ゐ・おほ・よそ
春風の(はるかぜの)→音
春草の(はるくさの)→繁く・めづらし
春草を(はるくさを)→馬
春雨の(はるさめの)→降る・経る・古人・振り出づ
春鳥の(はるとりの)→さまよふ・音のみ鳴く・声のさまよふ
春の花(はるのはな)→にほふ
春の日の(はるのひの)→長し
春花の(はるはなの)→めづらし・盛り・にほへさかゆ・たふとし・うつろふ・【にほふ】
春日(はるひ)・春日の・春日を→かすが
春日さす(はるひさす)→藤
春柳(はるやなぎ)→葛城山
春山の(はるやまの)→しなひ栄(さか)ゆ
491 日影さす(ひかげさす)/日射しのこと→朝    ↑ 一覧頭
光る神(ひかるかみ)/雷→なりはた
匹繭の(ひきまゆの)→いと・かく
引け鳥の(ひけとりの)→ひけ
久方の(ひさかたの)→天(あめ)・雨・月・日・昼・雲。雪・霰・月夜・桂・光・都・岩戸
久方や(ひさかたや)→朝日
ひな曇り(ひなくもり)/日の曇り、つまり日が薄いこと→碓氷(うすひ)
日の暮れに(ひのぐれに)→碓氷
日の本の(ひのもとの)→大和
紐鏡(ひもかがみ)→のとか
紐の緒の(ひものをの)→心に入る・い繋がる(いつがる)
502 深海松の(ふかみるの)→深く・見る    ↑ 一覧頭
吹く風の(ふくかぜの)→音・見えぬ・たより
ふさ手折り(ふさたをり)→たむ
伏柴の(ふししばの)→こる・しばし
衾道を(ふすまぢを)→引手・引き出
伏せ屋焼く(ふせやたく)→すす
二鞘の(ふたさやの)→隔つ
藤衣(ふぢごろも)→間遠・馴る
藤波の(ふぢなみの)→まつはる・思ひまつはる・ただ一目・立つ・よる・たたまく・【思ひもとほり・並みに】
藤の末葉の(ふぢのうらばの)→うらとけて
船余り(ふなあまり)→かへる
冬木如す(ふゆきのす)→幹(から)
冬草の(ふゆくさの)→かる・枯る・離る
φ冬籠り(ふゆごもり)→春
古衣(ふるごろも)→打つ・また打ち・真土(まつち)
降る雪の(ふるゆきの)→ 消・白・いちしろし・行き・【日(け)】
518 星月夜(ほしづくよ)→鎌倉山    ↑ 一覧頭
蛍なす(ほたるなす)→ほのか
時鳥(ほととぎす)→飛幡(とばた)
ほのぼのと→あかし
522 真鉋持ち(まがなもち)→弓削の河原    ↑ 一覧頭
真金吹く(まかねふく)→吉備・丹生(にふ)
真木割く(まきさく)→檜(ひ)・日
真木の立つ(まきたつ)→荒山
真木柱(まきはしら)→太し
枕づく(まくらづく)→妻屋
真菰刈る(まこもかる)→淀・大野川原・堀江・伊香保の沼
真菅よし(ますげよし)→宗我(そが)
真住吉し(ますみえし)→住吉
益荒男の(ますらのを)→手結が浦
真澄鏡(まそかがみ)→見る・かく・とぐ・直(ただ)め・床の辺・敏馬(みぬめ)・南渕山(みなぶちやま)・清く・照る・面影・影・ふた・二上山・【向かふ・映る】
まそがよ→蘇我
真玉つく(またまつく)→を・をち・越智・玉
松垣の(まつがきの)→ひまなし
松が根の(まつがねの)→まつ・絶ゆることなく
松が根や(まつがねや)→とほし
φ松反り(まつがへり)→しひ
真土山(まつちやま)→まつ
松の葉の(まつのはの)→散り失せず・いつともわかぬ・久し・つれなし
真鳥棲む(まとりすむ)/真鳥は鷲→うなての森
真砂地の(まなごぢの)→真直(まなほ)・間なく
眉引きの(まよびきの)→よこ・横山
丸子菅(まろこすげ)→まろ
545 厳潮(みかしほ)→はり・速待ち    ↑ 一覧頭
水鴨なす(みかもなす)→二人並び居
御櫛笥の(みくしげの)→ふた
三熊野の(みくまのの)→うら・うらめし
御食向ふ(みけむかふ)→淡路・南渕・味原(あぢふ)・城上(きのへ)
御心を(みこころを)→広田・長田・吉野
水篶刈る(みこもかる/みすずかる)→信濃
瑞垣の(みづがきの)→神・久し
水茎の(みづくきの)→水城(みづき)・岡・流る・行方も知らぬ
三つ栗の(みつぐりの)→中・那珂
水蓼(みづたで)→ほ・穂積
水渟る(みづたまる)→池
水伝ふ(みづつたふ)→磯
水鳥の(みづとりの)→鴨・加茂・浮き寝・青葉・立つ・【憂き】
水の江の(みづのえの)→浦島
みつみつし→久米
幣を(みてぐらを)→奈良
嬰児の(みどりこの)→はひたもとほり
水無し川(みなしがわ)→絶ゆ
水下経(みなしたふ)/水の下に住んで移動するの意→魚(うを)
水無瀬川(みなせがわ)→下・夕べ
水底経(みなそこふ)→を・おみ
水注く(みなそそく)→臣・鮪(しび)
蜷の腸(みなのわた)→か黒し
御佩刀を(みはかしを)→劔(つるぎ)
み冬つぎ(みふゆつぎ)→春
鳰鳥の(みほどりの)→潜(かづ)く
三諸つく(みもろつく)→三輪山・鹿瀬山
深山木の(みやまぎの)→こる
海松布なき(みるめなき)→浦・磯
575 群肝の(むらきもの)→情(こころ)・心    ↑ 一覧頭
紫の(むらさきの)→にほふ・名高・こ
群玉の(むらたまの)→くる・【心】
群鳥の(むらとりの)→むれ・立つ・朝立つ・出立つ・群れ立つ
むろがやの→都留
580 藻塩草(もしほぐさ)→敷く    ↑ 一覧頭
望月の(もちづきの)→たたはし・足れる・めづらし・いやめづらし
黐鳥の(もちどりの)→かからはし・かかる
物多に(ものさはに)→大宮
武士の(もののふの)→八十(やそ)・五十・矢野・矢田野・宇治・うぢ・磐瀬(いはせ)
黄葉の(もみぢばの)→移る・過ぐ・あけ・【行く】
ももきね→美濃
百敷の(ももしきの)→大宮・うち
百篠の(ももしのの)→三野
百足らず(ももたらず)→五十・八十・山田・筏・斎槻(いつき)
百伝ふ(ももづたふ)→ 磐余(いはれ)・五十・八十・角鹿(つぬが)・度会(わたらい)・鐸(ぬて)・津・石・渡る
591 焼き太刀の(やきたちの)→と・利心(とごころ)・へ・へつかふ    ↑ 一覧頭
焼き太刀を(やきたちを)→砺波
焼く塩の(やくしほの)→からし・けぶり
八雲さす(やくもさす)→出雲
八雲立つ(やくもたつ)→出雲
八尺鳥(やさかどり)→息づく
八隅知し(やすみしし)→わごおほきみ・我が大君
八隅知る(やすみしる)→わがすべらぎ
八つ橋の(やつはしの)→蜘蛛手
八重畳(やへだたみ)→重・へ・平群
八穂蓼を(やほたでを)→穂積
八百丹よし(やほによし)→杵築
山川の(やまかわの)→たぎつ・あさし・あさまし・はやし・音
山下の(やましたの)→あけ
山城の(やましろの)→永遠(とは)
山菅の(やますげの)→みだる・やまず・そがひ・実
山たづの(やまたづの)→むかふ
山鳥の(やまどりの)→峰(を)・を・ひとり寝
山の井の(やまのゐの)→浅し
山吹の(やまぶきの)→やむ・にほふ
闇の夜の(やみのよの)→行く先知らず
闇夜なす(やみよなす)→迷はふ(まどはふ)
613 雪じもの(ゆきじもの)→ゆき    ↑ 一覧頭
行く影の(ゆくかげの)→月
行く川の(ゆくかはの)→過ぐ
行く月の(ゆくつきの)→いるさの山
行く鳥の(ゆくとりの)→群がる・あらそふ
行く舟の(ゆくふねの)→帆・過ぐ
行く水の(ゆくみづの)→絶ゆることなく・過ぐ・【止めかね】
木綿四手の(ゆふしでの)→神
木綿襷(ゆふだすき)→かく・結ぶ・一日・片岡の神
木綿畳(ゆふだたみ)→たむけ・たな・田上山(たなかみやま)・【白月山】
夕月夜(ゆふづくよ)→小倉・入野・入佐の山・暁闇(あかときやみ)・くらし・おぼつかなし
夕星の(ゆふづつの)→夕・かゆきかくゆき
木綿つつみ(ゆふつつみ)→白
木綿花の(ゆふばなの)→さかゆ
627 吉野川(よしのがは)→よし    ↑ 一覧頭
淀川の(よどがはの)→よどむ
629 若草の(わかくさの)→妹・つま・新(にひ)・わか・足結(あゆひ)・思ひつく    ↑ 一覧頭
若菰を(わかこもを)→かり
吾背子を(わがせこを)→吾が松原・来ませ・待乳の山・松浦の山・来ませの山
吾が畳(わがたたみ)→三重
吾妹子が(わぎもこが)→袖
吾妹子に(わぎもこに)→あふ・あふちの花・逢坂・近江・淡路・衣春日
吾妹子を(わぎもこを)→いざみの山・早見浜・聞きつが野
海神の(わだつみの)→ふかき・そこ
海の底(わたのそこ)→沖・奥
638 居待ち月(ゐまちづき)→あかし    ↑ 一覧頭
639 鴛鴦の(をしどりの)→うき・をし    ↑ 一覧頭
小楯(をだて)→ヤマト
乙女子が(をとめごが)→袖
少女等に(をとめらに)→あふ・ゆきあふ
643 女郎花(をみなへし)→さく・佐紀

(枕詞便覧より)
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〒nagi

大和言葉辞典 枕詞付き
作者 凪常サツキ


付録:枕詞

521 個    ↓ tbl 最後

す/そ馬鹿

 今回、意味を書くにあたり、その後の単純な意味ではなく、係る言葉を含めた、やや拡張された意味を記すよう心がけました。

 また、地名など固有名詞にかかる枕詞は膨大なので、ここでは主要なもののみを記載しています。


枕詞 漢字表記:「係る言葉」(おおよその)意味

「◆の後の意味は持論です」

(追記作業中……)

あかねさし 茜指し:「照る」茜色の光が鮮やかに刺し照る

あかねさす 茜刺:「日/昼」茜色の光が鮮やかに刺し照る

あかひもの 赤紐の:「長し」古代の神事に用いられる長い赤紐のように

あかほしの 明星の:「明く/飽く」夜が明ける朝方に出てくる明星のように

あからひく 赤羅引く:「朝/肌/日」赤さを持つ朝の日の光

あきかぜの 秋風の:「吹く/山吹」山吹を撫でるようにして吹く秋の風

あきぎりの 秋霧の:「立つ/間垣」立ち込めたそのさまがまるで垣のような秋霧

あきぐさの 秋草の:「結ぶ」大切な人同士で紐や秋の草を結ぶ習慣のように

あきつかみ あきつ神:「吾大君」現在に生きる現人神たる天皇は

あきつしま 秋津島:「大和/倭」トンボの島

あきつばの 蜻蛉羽の:「袖」きらきら透けて美しいトンボの羽のような

あきのたの 秋の田の:「穂/往ね」秋の田に植わる穂や稲ではないが、行ってしまった

あきのはの 秋の葉の:「にほふ」秋の紅葉の「にほふ(美しく照り映える)」ように

あきのよの 秋の夜の:「長き思い」長い秋の夜ではないが、長く思うこの思い

あきやまの 秋山の:「したふ/色なつかし」美しい紅葉のある秋野山

あくたびの 芥火の:「飽く」塵を燃やすあくた火ではないが、飽く

あけごろも:「明けなば」赤い衣のあけごろもではないが、明ける

あさがすみ 朝霞:「八重/春日/ほのか/鹿火」何重にも重なった朝に立つ霞

あさがみの 朝髪の:「思い乱れて」起き抜けのボサボサの髪のように思い乱れる

あさぎりの 朝霧の:「思ひまどふ/乱る」朝に立ち込める霧

あさごほり 朝氷:「(心)とけず」朝にはまだ溶けていない朝の氷ではないが、解けない心

あさしもの 朝霜の:「消え」日光で消えやすい、朝に降りている霜

あさどりの 朝鳥の:「朝立ち/通ふ」朝に巣立ち、飛びだす鳥

あさぢふの 浅茅生の:「小野」ちがやの生える野

あさづくよ 朝月夜:「さやかに」はっきりと(さやかに)見える有明の月

あさつゆの 朝露の:「消え/命」消えやすい朝に付く露

あさもよし 麻裳よし:「紀(地名)」麻製の裳の品質が大変よろしい紀

あさはぶり 朝はぶり:「波の音」よく朝に吹く風によって怒る波や音

あさひの 朝日の:「ゑみ栄え」朝日のように明るい笑み

あしがきの 葦垣の:「ふりにし里/乱れて」葦で作られた垣は古くなりやすく、また乱れやすい、その葦垣ではないが

あしがもの 葦鴨の:「うち群れ」葦が生えた水辺に群れている鴨

あしのねの 葦の根の:「ねころも」葦の根ではないが、ねんごろな

あしびきの:「山/峰」足がひけるほど険しい(山)

あしびなす 馬酔木なす:「栄ゆ」栄えるようにたくさん咲くアシビの花のように

あすかがわ 明日香川:「明日」固有名詞の明日香川ではないが、明日に

あぢさはふ:「枕/目/夜昼」◆「あは道さ這う(「さ」は接頭辞)」と理解して、ああと感嘆してしまうような霊威に満ちた道を、這いまわる

あたまもる:「筑紫」防人を置いて外敵から守っていた筑紫

あぢむらの あぢ群の「通ふ/騒く」飛び交い、鳴き騒ぐアジカモの群れ

あづさゆみ 梓弓:「張る/春」

あまぐもの 天雲の:「たゆたひ来れば/ゆきかへり」漂って行ったり来たりする空の雲

あまざかる 天離る:「鄙」天から遠い

あまだむ 天飛む:「軽」軽やかに、空を飛ぶ

あまづたふ 天通ふ:「日/入り日」空を行く

あまつみず 天つ水:「仰ぎて待つ」旱の際に雨を望むように

あまてるや 天照や:「日」空に光り輝く

あまとぶや 天飛ぶや:「鳥/雁/かる(地名)」空を飛ぶ

あまのはら 天の原:「富士/ふりさけ見る」この大空、そしてその上にある、神々のいます高天原

あまびこの 天彦の:「音羽の山/訪れ」空に響く音のアマビコではないが、音羽の山/訪れる

あもりつく 天降りつく:「天の香具山/神の香具山」天から降りついたという言い伝えがある(香久山)

あめつちの 天地の「神」天地をお創りになった神

あらがねの 荒金の:「土」まだ精錬していないままの金属のある土

あらがひの:「荒き」(あらがひは競走の意味で)荒々しい競走

あらたへの 荒妙の:「藤」目の荒い藤でできた布

あらたまの 新玉の/荒玉の:「年/月/日/春」◆あらたまり、新しくなる年や、命が新しく膨らむ春

あられふり 霰降り:「鹿島/杵島(ともに地名)」霰がきしきしと音を立てて降るのではないが

ありきぬの あり衣の:「三重」重ね着をする絹の衣類ではないが

ありそなみ 荒磯浪:「ありても」ありそ(荒磯)の波ではないが、〇〇がありても

ありそまつ 荒磯松:「吾を待つ」荒磯に生える松ではないが、私(あ)を待つ

あわゆきの 沫雪の:「わか」繊細ですぐなくなりそうな柔らかな雪のように

あをくもの 青雲の:「出で来」空ゆく雲が出てくる

あをによし 青丹よし:「奈良」奈良で採れる青土がよい質である

あをふちの 青淵の:「深き」とても深い水の青い淵

あをやぎの 青柳の:「細き眉根/いと(副詞)/葛城山」その枝を鬘とし、葉が糸のような若い柳よ

いかりおろし:「いかにして」碇を下ろすではないが、いかにして    ↑ 一覧頭

いさりびの 漁火の:「穂/仄か」仄かな漁火の明かりではないが

いさなとり 勇魚捕り:「海/浜」捕鯨する

いさなの 勇魚の:「勇ましく」鯨のように勇ましく

いさりびの 漁火の:「ほのかに」ほのかに光る漁火のように

いしまくら 石枕:「苔むすまで」枕にしている石に苔が生えるまで

いすくはし いすく美し:「鯨」魚として素晴らしい鯨

いそがいの 磯貝の:「片恋に」磯に落ちている貝は往々にして片方しかないように、片思いの

いそのかみ 石上:「降る/振る/古る」石上布留の

いちしばの いち柴の:「いつしか」イチイの木の茂った場所(いちしば)ではないが、いつしか

いなのめの 寝なの目の:「明け」寝ぼけ眼を開けるでは無いが、夜が開ける

いなぶねの 稲舟の:「否」稲を運ぶ舟ではないが、いな

いぬじもの 犬じもの:「道に臥して」犬のように道に行き倒れて

いめたてて 射目立てて:「跡見(地名)」動物から隠れながら足跡などを探す、その跡を見る行為ではないが

いはばしる 石走る:「滝/垂水たるみ」石の上を行きよいよく水が流れゆく

いはぶちの 石淵の:「籠る」石を置いて囲った淵のように籠る

いへつとり 家つ鳥:「かけ」家の庭で飼っている鶏(かけ)

いゆししの 射ゆ鹿の:「心を痛み」弓で射抜かれた鹿を思うと心が痛い

いりひなす 入り日なす:「隠る」日が沈むように、死にゆく

うきくさの 浮草の:「浮たる恋/憂き」浮草ではないが、どうしようもない浮いた恋/憂鬱な状態    ↑ 一覧頭

うきぶねの 浮舟の:「焦がれて」漕がれる舟ではないが、思い焦がれる

うぐひすの:「春になるらし」鶯が現れて春になってきた

うすらひの 薄氷の:「薄きこころ」薄い氷のように薄い心

うたかたの:「消えて」泡のように儚く消える

うちなびく:「春/春の柳/黒髪」うちなびく草木の揺れる春や春の柳、また黒髪

うづらどり 鶉鳥:「領巾ひれ」領巾をかけているような頭の模様のうずらではないが

うづらなく 鶉鳴く:「古りにし里/人の古屋」荒れて草地の多い場所に住む鶉が鳴くような場所ではないが

うちそを 打ち麻:「をみ」叩いて柔らかくした麻

うちひさす 打ち日さす:「都/宮」日の光がよく射す

うちなびく 打ち靡く:「草/黒髪」風になびく

うつそみの 現臣の:「人」この世にいきる人

うつゆふの 内木綿の:「狭/こもる」◆高価な木綿も、薦とおなじ植物からできている、その薦ではないが

うまごりの:「あやに」美しく織られた糸(あや)の集合である布ではないが、とても(あやに)

うまさけ 味酒:「三輪」味の良い神酒みわではないが、三輪山は

うまじもの 馬じもの:「縄とりつけ」縄を取り付けられた馬ではないが、そのように縄で繋がれた

うもれぎの 埋もれ木の:「下/人知れぬ」地中に埋まり、見えない埋もれ木のように

おきつなみ 沖つ波:「「きほふ/く/高し/立つ」ある時は高く立ち、あるときは競うようにぶつかり合う、沖に立つ波のように    ↑ 一覧頭

おくやまの 奥山の:「深き心」深い山のように深い心

おしてる 押光る:「難波」海が日の光を受けて強く照る

おちがみの 落ち髪の:「乱れて物を思ふ」床に落ちた女の長い髪が乱れているように

おふをよし 大魚よし:「しび」大きく素晴らしいマグロ

おほくちの 大口の:「真神の原」昔はマガミと呼ばれた大きな口の狼ではないが

おほとりの 大鳥の:「羽易はがひ(地名)」立派な鳥、その羽が交差する羽交いではないが

おほによし:「鮪(しび)」大きく姿の良い鮪

おほぶねの 大船の:「津/渡り」立派な船が停泊するその場所

かがみなす 鏡なす:「思ふ」鏡のように大切に(思う)    ↑ 一覧頭

かがりびの 篝火の:「影」篝火ではないが、影が

かきこゆる 垣超ゆる:「犬」垣根を超える犬

かきつばた:「匂へる妹/匂へる君かきつばた(花)のように美しく照り映える愛しい人よ

かきほなす 垣穂なす:「人/人言」多くの人が立ち並んでできた人垣?

かぎろひの 陽炎の:「春」春によく見られる陽炎

かぎろひの 輝火の:「燃ゆる」輝いて燃える火

かくなわに 結果に:「思ひ乱れて」かくなわ(昔の曲がりくねったお菓子)のように曲がって乱れるように思う

かけはしの 掛橋の:「危なき道」桟橋の上のように危ない道

かげろふの:「ほのかに見えし」微かな陽炎(あるいは蜉蝣)のようにほのかに見える

かごじもの 鹿子じもの:「ひとり」一匹のことが多い鹿のこのように一人

かしのみの:「ひとり」実をひとつくらいしか付けない樫のように一人

かしはぎの 柏木の:「洩り」柏木の森ではないが、洩れる

かすみたつ 霞立つ:「春日」霞が出てくる

かぜのとの 風の音の:「遠き我妹」遠くから聞こえる風の音のように遠くにいる愛しい人

かたいとの かた絲の:「時々よりより/夜」より合わせる前の片糸をより合わせるではないが「時々」/夜に

かたしほの 堅塩の:「からく」未精錬の塩のようにからい、当たりが強い

かぢのとの かじの音の:「つばらつばら」船を櫂で漕ぐときにつぶつぶなるように、つばらつばらに(極めて)

かはぎしの 河岸の:「待つ」河岸によく生えている松ではないが、待つ

かはなみの 河波の:「並」川にたつ波ではないが、並の

かはやぎの 川柳の:「懇ろ」特に根を張る川柳の根っこではないが、懇ろな

かほばなの:「寝らむ」日中よく咲き、夜には萎むかおばなのよう寝る 

かみかぜや(の) 神風や(の):「伊勢/五十鈴川/山田の原」神のいます伊勢に吹く強い風

かむごとの:「たたり」神の起こす祟りではないが、糸を繰るたたり(装置)

かやりびの 蚊遣火の:「悔ゆる/下燃え」燻る蚊遣り火ではないが、悔いる/下が燃える

からくにの 韓国の:「辛く」韓国ではないが、辛い、当たりの強い

からころも 唐衣:「袖」袖がなくてはならない衣

からなづな 唐薺:「なづさはむ」なずな(ぺんぺん草)でなはいが、慣れ親しむ

かりこもの 刈薦の:「乱れ」刈り取った薦が乱れているように

かりごろも 狩衣:「かけて/きて」狩の時に着る服ではないが、掛ける/着る

かるくさの 刈草の:「つかの間」刈った草の束ではないが、つかの間の

きくのはな 菊の花:「聞くに」菊の花ではないが、聞くところによると    ↑ 一覧頭

きみがよの 君が代の:「なが/遥か」長く会ってほしい天皇の統治する時代

きもむかふ 肝向かふ:「心」肝と向かい合っている心臓のように

きへゆきの 消雪の:「早く消へ」雪のように早く消える

くさづつみ:「病」瘡(くさ)やつつみ(病)    ↑ 一覧頭

くさまくら 草枕:「旅」草をまとめて枕にしたもの

くずのはの 葛の葉の:「恨み」風に吹かれて裏の白い部分が見える葛の葉ではないが、恨む

くそかずら くそ葛:「絶ゆることなく」くそ葛の長く続く蔓のようにたえる事ない

くものいの 蜘蛛の巣の:「心細さ」蜘蛛の巣の糸のように細い心の状態

くもりびの 曇り日の:「影と」翳っている曇りの日のように

くもりよの 曇り夜の:「惑へる」ただでさえ周りの見えない夜より更に迷いやすい曇った夜のように

くもゐなす 雲居なす:「心いざよひ/遠」雲のようにフラフラする心/遠い

くらげなす:「漂へる」水を漂うくらげのように

くりのみの 栗の実の:「三つ」三つ実がある栗のように

くるべきに:「掛けて寄らむ」くるべき(糸を繰る道具)で糸を掛けて繰るではないが、情をかけて近くに寄せたい

くれたけの 呉竹の:「世々」節(よ)と節が近い呉竹(若い竹)ではないが、世々に

くれなゐの 紅の:「色/浅/うつし/」色鮮やかな紅

けごろもを 毛衣を:「春」毛皮を張って作られる毛衣ではないが、春    ↑ 一覧頭

けふけふと 今日今日と:「飛鳥」今日に続く明日ではないが、飛鳥

こがらしの 凩の:「秋の初風」秋の最初に吹く風であるこがらし(本来こがらしは秋の末に吹く風であるが、誤って定着したらしい)    ↑ 一覧頭

こぐふねの 漕ぐ舟の:「浮たる恋」水面を行く船のように浮ついた恋

こしほぞの 腰細の:「すがる少女をとめ」腰の細いすがる(腰のくびれた蜂)のような乙女

こづみなす:「心よりぬ」水に浮くこずみ(木屑、木の破片)が波によって1ヶ所に集まるように、心が寄る

ことだまの 言霊の:「八十のちまたの」あらゆる場面に広くある言霊ではないが、たくさんのちまた(道の分かれ道)

このくれの 木の暗の:「繁き思ひ」木のくれ(木陰)のように多いこの想い

このめはる この芽はる:「春」芽が張る季節である春

こまつるぎ 高麗剣/狛剣:「輪」高麗の剣の柄には輪がある

こまにしき 高麗錦:「紐」多く高麗の布を用いて作っていた紐

こもりごひ:「いきづき」人知れず思い沈んで溜息(いきづき)をする

こもりぬの:「行方を知らず」こもりぬ(草などに覆われて見えない沼)にとらわれて行方が分からない

さかどりの 坂鳥の:「朝越ゆ」朝に山を越えて飛びゆく鳥のように山を越える    ↑ 一覧頭

さきくさの 三枝の:「三つ/中」三つに分かれた枝

さきたけの さき竹の:「そがひに」割った竹のように背中(そがひ)合わせになる

さくはなの さく花の:「うつろひ」咲いている花がやがてうつろう(散る)ように

ささがねの:「蜘蛛/糸/厭ふ/命」脚の細い蟹ささがにのような虫である蜘蛛(の糸ではないが)

ささのはの 笹の葉の:「さやぐ霜月」風でさやぐ(さわさわと音を立てる)笹の葉ではないが、霜月に

さざらかわ さざら川:「あなかま」あなかま(ああうるさい)と思うような、音の激しい浅い川よ

さしならぶ:「隣の君」ただ隣というには恐れ多い隣にいる君主

さすさおの さす竿の:「長く」沖の方の海で使う長い櫂(竿)のように長い

さすたけの:「君」空を指すように長く伸びて欲しい、天皇の統治

さすやなぎ さす柳:「ねばる梓」地面に挿し木した柳は良く根を張る、その根張る柳ではないが、粘り強く強靭な梓

さつきまつ 五月待つ:「花橘/山郭公」五月に咲く橘や姿を現す郭公

さにつらふ さ丹つらふ:「色/君/妹/もみぢ」顔色が赤い

さぬつとり さぬつ鳥:「雉子」野(ぬ)にいる鳥である雉

さねかづら 真葛:「後もまた会ふ」さねかずらのつるが分かれてはまた巡り合う

ものもあるように

さねがやの:「なごや」根を張ったままの柔らかい萱

さねさし:「相模さがむ(地名)」峰、嶺が立っている相模

さのつとり さ野つ鳥:「きざし」野にいる鳥である雉

さはみづの さは水の:「浅ましく」沢は水深が浅い。その浅さではないが、浅ましい

さばへなす 五月蠅なす:「騒ぐ/荒ぶる」初夏にうるさくなる蠅のように

さひづるや 語鶴や:「漢女」さふ(さえずる)鶴のように聞こえる異国の言葉を話す漢人の女

さゆりばな さ百合花:「ゆり」ユリの花ではないが、ゆり(後)に

すみのえの 住吉の:「待」松が名所の住吉   場違い   ↑ 一覧頭

そらかぞふ 天数ふ:「おほを持つ地名」◆雲や天体など空にかかわるものを数えるなど、規模の大きいものである  場違い

そらにみつ 天に満つ:「大和」大空に  場違い

しきしまの 磯城島の:「大和」とても名高く、日本国全体にかかるまでとなった崇神天皇の都であった磯城島    ↑ 一覧頭

しきたへの 敷妙の:「床/枕/衣/黒髪/家」寝具であるしきたえが

しきなみの:「しばしば」次々に来る波のように、たくさん

ししくしろ 宍串ろ:「黄泉」肉を串に刺したししくしろは、黄泉じゃないが、良味よみである

ししじもの 鹿じもの:「い這ふ/膝折伏す」四つ足の獣のように

したのおびの 下の帯の:「めぐりてあへる」装束の下に結ぶ帯がゆきめぐるように、巡って会える

しただみの:「老舌だみ」しただみ(小さな巻貝)ではないが、しただみ(舌が老いて声が濁っている状態)の

したひもの 下紐の:「下ゆ恋ふる」装束の下袴の紐のように、人目に触れないで恋をしている

しづはたに:「乱れ」神代の時代からあるとされる麻布の一種であるしづはたのように乱れる

しながどり しなが鳥:「猪那(地名)」カイツブリが居並ぶではないが、その猪那

しなだゆふ 階だゆふ:「楽浪道さざなみぢ」◆段差があって歩きづらい

しぬのめの 小竹の芽の:「忍び」小さな竹しぬの芽ではないが、忍んで

しのすすき:「忍ぶ」穂を出さないすすきではないが、忍んで

しののめの 死のの目の:「明け」◆死んだように寝る人の目も開くように明ける

しばののの 柴の野の:「しばしば」柴の生えた原ではないが、しばしば

しひしばの 椎柴の:「誣ひ」椎の木が生える柴ではないが、しいる(あざむく)

しほけだつ 塩気立つ:「ありそ」潮の満ち来る荒磯ありそ

しほぶねの 塩舟の:「並べて」潮を積んでくる船がずらりと並んで航海するように、並べて

しましく(も) 暫しく(も):「能登川」しばらくのあいだ

しまつとり 島つ鳥:「鵜」島にいる鳥である鵜

しらかしの 白樫の:「知らじ」白樫ではないが、知らじ(知らないだろう)

しらがつく 白髪付く:「木綿ゆふ」白髪のように白い木綿

しらぎくの 白菊の:「知らず」白い菊ではないが、知らず

しらくもの 白雲の:「はるか/遠立つ」空を行く白雲のように

しらたまの 白玉の:「君/我子」とても珍しく尊い白玉のような君主やわが子

しらつゆの 白露の:「消/置く」消えやすい露/葉などにおく露

しらとりの 白鳥の:「鷺/飛ぶ」飛び行く白い鳥

しらなみの 白波の:「いちしろし/よる」砕けて白く泡立っている波ではないが、とても目立つ

しらまゆみ 白真弓:「はる/ひく/いる」マユミの木で作った塗装されていない弓ではないが

しらゆきの 白雪の:「いちしろく/積もる思い」とても白く、そして積もり行く雪のように思い募る気持ち

しろたへの 白妙:「衣/雪」:雪のようにきれいな白さの布

すがのねの 菅の根の:「思い乱れて/長き」菅の根っこはとても長く入り乱れているように、思い乱れる    ↑ 一覧頭

すぐろくの 双六の:「一」双六のサイコロの目にある一

すずがねの 鈴が音の:「はゆま」急用で走らせるはゆま(速く走る馬)に鈴がついていて、それが鳴る

すみぞめの 墨染の:「夕/黄昏時」墨染の布のように暗い夕暮れ時や黄昏

せみのはの 蝉の羽の:「ひとへにうすき」一枚しかなく薄い蝉の羽    ↑ 一覧頭

そじしの 背宍の:「むな国」背中の肉のように少なくむなしい国    ↑ 一覧頭

そにどりの そに鳥の:「青き御衣」そに(カワセミ)のような色の青い衣

そらかぞふ 空数ふ:「大まつりごと」物事を大まかに数えるような、大規模な政治

そらみつ 空御津:「倭/大和」◆神が天井から見つけて船をおつけなさったこの国(日本列島全体を大きな港と捉えているか)

たかくらの 高座の:「御蓋みかさ御蓋みかさのつるされている高座に    ↑ 一覧頭

たかしるや 高知るや:「天の御陰みかげ」高くあるものが日を覆い影を作る

たかてらす 高照らす:「日(の皇子)」この世を高く照らす日、そして同じく日のような力を持つ皇子

たかひかる 高光る:「日(の皇子)」この世を高く照らす日、そして同じく日のような力を持つ皇子

たかみくら 高御座:「天つ日嗣ひつぎ」天皇のおわす玉座にいずれつくであろう皇太子

たかゆくや 高行くや:「隼/隼別命」高い空を飛ぶ隼

たきつせの 滝つ瀬の:「早き心」滝の流れのように激しい心

たきのみず 滝の水:「かえりてすまば」滝の水は落ちかえっても澄んでいるように、却って住む

たくづのの 栲綱の:「白」コウゾで作った白い綱

たくなはの 栲縄:「長し/千尋」とても長いコウゾで作った縄

たくひれの 栲ひれの:「懸け」白いひれ(昔の夫人が頭にかけていた布)を懸けるように

たくぶすま 栲衾:「新羅」たくぶすまではないが、新羅

たけのこの 竹の子の:「うきふし」節が多い竹の子ではないが、憂き心

たしみたけ たしみ竹:「世の遠人」立ち繁たしみ竹の節(よ)ではないが、この世に長く生きている人は

たたなづく:「青垣/青垣山/柔膚にきはだ」幾層にもかさなっている

たたなめて 楯並めて:「いの音がつく地名」盾を並べて射る「い」ではないが

たたみごも 畳薦:「/へのつく地名」敷物の薦をたくさん重ねるように

たちごもの 立鴨の:「立ちの騒ぎ」鴨たちが飛ぶその騒ぎのように、旅立とうとして騒ぐ

たちわかれ 立ち別れ:「因幡」分かれる(別れ往なば)ではないが、因幡

たちぎりの 立霧の:「思ひ過ぐ/いちしろく」霧がすぐ消えるように、思いが消えすぎる/ありありと見える霧のようにとても目立って

たつなみの 立つ波の:「しばしば/夜」波がたびたび打ち寄せるようにしばしば/波が寄せるではないが、夜

たまかつま 玉かつま:「逢はむ」美しいかつま(籠)の蓋と中身が合わさるように逢う

たまかづら 玉鬘:「懸く/影」頭にかける美しい髪飾り

たまかぎる 玉輝る:「ほのかに」宝玉の輝きはほのかであるように

たまぎぬの 玉衣の:「さゐさゐ沈み」玉を修飾として付けた衣がさやさやと音を立てるように、音を立てて沈む

たまきはる 魂極る:[枕/命/世」魂が最後まで役目を果たした?

たまきはる 手纏着たまきはる:「内/内の朝臣」手纏たまき(上代の装身具)をる(「振る」を「振く」と言うように)内の朝臣

たまくしげ 「明く(開く)/ひらく/覆ふ/身」くしなどの化粧道具などをしまっておく容器

たまくしろ 玉釧:「纏く」手に巻く玉釧

たまだすき 玉襷:「掛く/懸く」たすき。おそらくこれは神事に用いたもの

たまだれの 玉垂れの:「緒」緒に玉を通して垂らす

たまちはふ 魂幸はふ:「神」人に幸を与えてくれる神

たまづさの 玉梓の:「使ひ/妹」手紙を運ぶ使者が使う、良い梓の枝

たまのを 玉の緒:「絶ゆ/長し/短し」切れやすかったり、長かったりという宝玉などを通す糸

たまほこの 玉桙の:「道」道行く者から魑魅魍魎などを守るためおかれた聖なる矛

たまもかる 玉藻刈る:「沖」/敏馬(地名)」海藻をとる

たまもしづし 玉藻沈し:「出雲」沈んだ美しい藻が厳藻いつも(生い茂った藻)であるように、出雲

たまもなす 玉藻なす:「浮かぶ/寄る/なびく」水草が漂うように

たまもよし 玉藻よし:「讃岐」海藻の質が良い

たまゆらの 玉響の:「露」玉が触れ合う時の音のようにかすかな露

たらちしや 垂乳しや:「母」威力をふるう力の「ち」が満ち足りている、霊威の源としての母

たらちねの 垂乳根の:「母」威力をふるう力の「ち」が満ち足りている、霊威の源としての母

たわらわの 手童子の:「ねのみ泣き」幼子のように音を上げてなく

ちちつく:「倭姫命」千々の人々が斎いつくほどのヤマトヒメノミコト    ↑ 一覧頭

ちちのみの 乳の実の:「父」乳の実(銀杏)ではないが、父

ちばの 千葉の:「葛野かづの(地名)」葛の葉が多く生い茂る

ちはやびと 千早人:「宇治(地名)」力の盛んな家系ではないが、宇治は

ちはやふる 「神」:霊威(霊)が猛り出る、力のある(神)◆「千葉や触る/振る」で、あやゆる森羅万象を司る力のある神

つがのきの つがの木の:「いやつぎつぎに」つがの木(とがの木)ではないが、つぎつぎと    ↑ 一覧頭

つきくさの 月草の:「移ひやすく」色の写りやすい月草のように心がうつりやすい

つきさかき 斎き榊:「いかし御魂」◆神事(いつき)に欠かすことのできない榊がさらに必要な、立派な御魂

つきゆみの 槻弓の:「こやりこやる」寝かせて伏射する槻で作られた弓のように、ゆ(寝る)

つくばやま 筑波山:「つくづく」筑波の山ではないが、つくづく

つくゆみの 槻弓の:「こやる」槻の木で作った弓を横たえるように

つつじはば 躑躅花:「匂へる君」ツツジの麗しい花の色のように美しく照り生えるあなた

つなてなわ 綱手縄:「苦しき」漁に用いる網に繋がれた綱を引いた時に出る「クシクシ・キシキシ」という音ではないが、苦しい

つなてひく 綱手引く:「海」漁師が長い綱を引く場所の海

つのくにの 津の国の:「何は/名には/泣かす」摂津の国にある浪華なにわ長洲なかすではないが、何/泣かす

つのさはふ:「いは/石見」:ツタが這いあう、あるいは角を突き合わせるようにしていがみ合う

つばさなす 翼なす:「あり通ふ」翼をもつ鳥が同じ場所をずっと飛ぶように毎日通う

つぼすみれ 壺菫:「罪」菫を摘むではないが、罪

つみのきの 豆美の木の:「罪といふ罪」つみの木ではないが、罪と言う罪

つゆくさの 露草の:「露の命」露草ではないが、露のようにはかない命

つゆじもの 露霜の:「おく//過ぎ」消えやすい、露が霜になった露霜のように

つるぎたち 剣太刀:「身にそふ/名/己が心/磨く」:身に着ける剣ではないが

つるぎばの 剣刃の:「身を切りくだく」剣の刃のように身を切るような思い

てるつきの 照る月の:「飽かざる君/清き心」照り輝く月と同じくらい飽きないあなた/清らかな心    ↑ 一覧頭

てをのおと 手斧音:「ほとほとし」工匠が用いる手斧のホトホトと言う音ではないが、ほとほとしい(危なっかしい)

とこなめの 常滑の:「絶ゆることなく」とこなめ(水中の石に藻や苔がついてぬ    ↑ 一覧頭

ときぎぬの 解き衣の:「思ひ乱る/恋ひ乱る」乱れやすい紐が解けたころものように

るぬるになった石の表面)のように絶える事のない  場違い, 誤植

とぶたづの 飛ぶ鶴の:「たづたづし」空飛ぶ鶴ではないが、たづたづしい(おぼつかない)

とぶとりの 飛ぶ鳥の:「飛鳥/明日香」飛ぶ鳥という字をかく明日香

とほつかみ 遠つ神:「我大君」世の人とは程遠い神であります我らが天皇

とほつくに 遠つ国:「黄泉(の境に)」この世とは程遠い

とおつひと 遠つ人:「待つ/松」遠くにいる人

ともしびの 灯火の:「明石」明るい灯

とりがなく 鶏が鳴く:「あずま」東国のほうから日に、鳥が鳴く

とりがねの 鳥が音の:「きこゆる海」暁時を知らせるような鶏の声が遠くまで聞こえる海ではないが、名高い海(紀の海など)

とりさすや 鳥刺すや:「さへづる国」とりもちで鳥を捕まえるとけたたましくなくその鳴き声のようにわけのわからない言葉で話す外国

とりじもの 鳥じもの:「朝立ち/なづさひ/海に浮きゐて」朝飛び立ったり空をたゆたっていたり、海面に浮いたりする鳥のように朝旅立ったり海にうく

とりよろふ:「天の香久山」あらゆるものたちが集う◆多くの鳥たちが寄り合う

なくこなす 泣く子なす:「慕ひ/のみし泣かゆ」泣く子のように慕ったり、とにかく泣いたりする    ↑ 一覧頭

なくとりの 鳴く鳥の:「間なく」鳥の鳴き声が絶えないように間のない

なつかりの 夏刈りの:「葦」夏にちょうど生えそろって刈り時の

なつくさの 夏草の:「野を含む地名」夏に草がたくさん生い茂る

なつくずの 夏葛の:「絶えぬ使ひ」夏に絶えず伸び広がる葛のように常に通う使者

なつごろも 夏衣:「うすく/ひとへに/たち別る」薄く一枚のなつごろものように薄い/薄いなつごろもではないが、情が薄くなって別れる

なつそひく 夏麻引く:「海上/命/宇奈比(地名)」糸からむ夏麻ではないが

なはのりの 縄海苔の:「名は」なわ海苔(海藻の一種)ではないが、名前は

なみくもの 波雲の:「うつくし」美しいたなびく雲

なみのとの 波の音の:「騒ぐ湊」波の音によってか、騒がしい湊

なみのほの 波の穂の:「いたぶらし」波の先の方のように荒々しくなっている

なみよする 波寄する:「五十路いそじ」波が打ち寄せる磯ではないが、五十路

なよたけの なよ竹の:「とをよる」しなやかな若い竹のように

なるかみの 鳴る神の:「音」大きな音を立てる雷

なるなしの 成る梨の:「なりもならずも」木になった梨ではないが、成ったのか成っていないのか

にこくさの にこ草の:「にこよかに」ニコクサ(草の一種)ではないが、にこやかに    ↑ 一覧頭

にごりみず 濁り水:「棲む」濁った水がいずれ澄むではないが、住む

にはすずめ 庭雀:「うすずまり」庭に飛んできた雀のようにうずくまる

にはつとり 庭つ鳥:「かけ」鶏の

にはまりの 庭毬の:「おもひあがり」庭で蹴った蹴鞠が高く上がるように思いあがる

にほどりの にほ鳥の:「潛き」カワセミのように潛る

ぬえくさの:「」萎えた草のようにか弱くしなやかな女    ↑ 一覧頭

ぬえどり 鵺鳥:「うらげ/片恋」悲しげな鳴き声でなくトラツグミ

ぬえどりの ?鳥の:「のどよひ」悲しく聞こえるトラツグミの鳴き声にのどよふ(茫然とする)

ぬつとり 野つ鳥:「雉子」野原にいる雉

ぬなはなす:「長く」水の中に生えるジュンサイのように長く

ぬばたまの 射干玉の:「夜/黒/夕/髪」ヒオウギぬばたまの種のように黒い

ぬまみづの 沼水の:「行方もなき」とどまっていて行く場所がない沼の水のように行方がない

ねじろの 根白の:「白きただむき」大根のように白い腕    ↑ 一覧頭

はしたての 梯立ての:「倉」梯子を立てて上る倉のように    ↑ 一覧頭

はしむかふ 愛し向かふ:「弟の命」愛して見つめる大切な人

はじゆみの はじ弓の:「初め」はじ弓(くちなしによってつくられた弓)ではないが、始める

はちすばの 蓮葉の:「露のたまたま」睡蓮の葉に弾かれた露ではないが、たまたま

はつかりの 初雁の:「泣きて」鳴き声が激しい初めてくる雁のように泣く

はつしぐれ 初時雨:「古き都」初めて時雨が降るではないが、古い都

はつしもの 初霜の:「起きゐて」霜が置くではないが、起きて

はつばなの 初花の:「散るべきものを」咲いたばかりの花のように、いつかは終わる運命の人生

はつゆきの 初雪の:「りぬること」初雪が降るではないが、古くなる

はながたみ 花がたみ:「ならぶ」花で編んだ籠にきっちり並んだ目ではないが、群れが立ちならぶ

はなぐはし 花美し:「桜」花の中でも素晴らしい

はなすすき 花薄:「ほに出づ」穂の出る薄ではないが、ほのかに出る

はなぞめの 花染めの:「うつろひ易き」色が移りやすい花染めではないが、心が移りやすい

はなちどり 放ち鳥:「行方」逃がした鳥が自由気ままに移動する様子ではないが、行方

ははそばの 柞葉の:「母」柞の葉ではないが、母

はふつたの 這蔦の:「別れ」壁などに這って広がるつたが分かれて進んでいるように、別れる

はほまめの 這ほ豆の:「からまる」豌豆などのよく絡まる蔓のように男女が絡み合う

はますどり 浜洲鳥:「足悩あなやむ駒」浜にいる鳥のようにうまく進めないでいる馬

はまつづら 浜つづら:「頼み」浜や磯に生えるつた(つづら)は磯を行く人の助けになるように、頼み

はまひさぎ 浜楸:「久しく」浜辺に生える長寿な楸のように久しく(歳久しく)

はまゆふの 浜木綿:「心隔てて」茎の皮が幾重にも重なっている浜ゆうの芯と茎の皮ではないが、心に距離のある

はやかわの 早川の:「せきにせくとも」堰を作って流れを止めようとしても止まらない流れのはやい川ではないが、ふせぎようのない強い気持ち

はやひわけ 速日別:「はやくも」ハヤヒワケノミコトではないが、早く

はやふねの 早船の:「はやく」水の上を早くいく船ではないが、早い

はるあきの 木始已の:「いや遠長く」木が生え始める春から木が落葉して終わる秋までの長い期間ではないが、とても長い

はるかぜの 春風の:「音にし出なば」ほのぼのとした春風の音のように、初恋の心を打ち明ける

はるくさの 春草の:「いやめづらし」づらし(愛らし)いように思える春先に生えてくる柔らかく茂った草草ではないが、とても珍しく/愛くるしい

はるさめの 春雨の:「る/古人ふるひとの」降って来る春雨ではないが、時間が経つ/昔の人

はるとりの 春鳥の:「音のみ泣く/さまよふ」春鳥のように

はるのひの 春の日の:「長」うらうらとして長い春の日ではないが、長い

はるのたの 春の田の:「返す返す」田を打ち返す時期である春の田んぼではないが、返す返す(繰り返しに)

はるのやまだの 春の山田の:「好ける心」田をく時期である春の山田ではないが、好む

はるばなの 春花の:「貴からむ/うつろひ/匂ひ栄えて」春花(桜)のように尊い/散り行く/照り映え栄える

はるやまの 春山の:「おぼつかなく」木や草が生い茂ってその本性が計り知れない春山ではないが、奥ゆかしくてよくわからない

ひかるかみ 光る神:「なるはた少女をとめ」光り輝く(なりはためく)雷ではないが、ナルハタと言う少女(この枕詞はむしろ「光る神」を導くもので、導かれる「なるはた少女」は副次的)    ↑ 一覧頭

ひきまゆの 引き繭の:「ふたごもり」蚕が繭に籠っているように、男女が二人で籠る

ひくあみの 引く網の:「なづさひ」何とも引き寄せがたい漁で使う網ではないが、なづさふ(行き悩む)

ひさかたの 「光/天/雲居/月/雨/昼/都」:光が射すその方向

ひだりての 左手の:「おくの手」多く利き手ではない左手のように奥にしまった手/成長の遅い稲(晩生おくて

ひとごころ 人心:「嵐の山」荒かったり浅はかであったり憂鬱であったりと、荒々しい人情ではないが、嵐の山

ひとだまの 人魂の:「さ青なる君」魂のように青ざめたあなた

ひなさかる 鄙離る:「国治む」鄙びた田舎の方まで国の範囲が及ぶほどの大国を治める

ひのもとの 日の本の:「やまとの国」日いづる国であるやまとの国

ふかみるの 深海松の:「深めて思へど」奥深い海中にある海松(海藻の一種)ではないが、それくらいに深く思う    ↑ 一覧頭

ふくかぜの 吹く風の:「見えぬが如く/目に見ぬ人」目に見えることのない風のように見えない/もういない人

ふじのねの 富士の根の:「燃え」激しく噴火するという富士山のように激しい思いを燃やす

ふせやたき 伏屋焚き:「すすしきほひ」とてもすすの多い伏屋で火をたくことではないが、進んで競う

ふぢころも 藤衣:「間遠に/なる」目が粗い藤の木で作った布ではないが、家々が離れた/布がれるではないが、慣れる

ふぢなみの 藤波の:「ただ一目」藤の花が靡くように美しいあなたをただ一目見たい

ふゆごもり 冬籠り:「春/張る」(春のために)冬の時期に力を養おうと籠る

ふるこさめ 降る小雨:「間もおきて」降っているのか降っていないのかよくわからないくらいの間もある小雨のようではなく、私は間も置かずに思い続ける

ふるやなぎ 古柳:「ふりぬ」昔からある柳ではないが、降る

ふるゆきの 降る雪の:「消/いちしろし」すぐ消える雪ではないが、(命が)消える/とても目立つ

へつなみ 辺つ波:「そにぬぎうて」浜辺に打ちあがる波のように、この浜に服を脱ぎ捨てて    ↑ 一覧頭

ほしづきよ 星月夜:「鎌倉」やや明るいが、やっぱりい星のある月夜ではないが、鎌倉    ↑ 一覧頭

ほそぼこの 細矛の:「千足ちだる国」巧妙な武器が満ち足りている国(本来細矛は「くはしほこ」であろうが、時代と共に変化した)

ほたるなす 蛍なす:「ほのかに」蛍の光のようにほのかに

ほたるびの 蛍火の:「かがやく神」闇を打ち払う蛍の光のように輝く神

ほととぎす:「ほとほと」ほととぎすではないが、ほとほと(ほとんど)

ほのへなす:「かがやく神」詳細不明。

まがたまの 勾玉の:「曲がる」勾玉のように曲がった    ↑ 一覧頭

まがみふる 真髪振る:「奇稲田姫」素晴らしい神をお持ちになっているクシナダヒメ

まきさく 真木幸く:「日の御門」真木()にて作られたの御門

まきばしら 真木柱:「太し」太く立派な柱

まくさかる 馬草刈る:「荒野」馬草の生えている荒野

まくらたち 枕太刀:「立ちの急ぎ」枕元に置いてある太刀ではないが、立ち急ぐ

まくらづく 枕づく:「つまや」夫婦が二人で枕に寄り添う妻屋(男女が共寝する場所)

ましみづの 真清水の:「まして」水(とても清らかなお水)ではないが、まして

ますかがみ 真澄鏡:「見る」ずっと見ていたいような、よく澄んだ立派な鏡

またまつく 真玉付く:「緒」緒にとおして美しい玉を身に着ける

またまなす 真玉なす:「我思ふ妹」人が愛でる珠ではないが、私もそれくらい愛でる大切な人よ

またみるの 又海松の:「またゆきかへり」先の方が分かれた海松ではないが、また言って帰ってくる

まつかへの 松柏の:「栄えいまさね」常緑樹である松柏ではないが、常にお栄えになる

まつがねの 松が根の:「待つ/絶ゆることなく」深く広く根を張る松ではないが、待つ/その松の根ではないが、絶えず

まつのはの 松の葉の:「散り失せず」常に葉をつける松ではないが、散り失せたりしない私の心

まなごぢの 真砂子の:「まなほに」まっさらにきれいな砂地ではないが、まなほに(裏表のない)

まろこすげ 円小菅:「麿」円小菅(葉の丸っこい小菅)ではないが、麿(「私」をへりくだって言う一人称)

みかづきの 三日月の:「さやにも/われて」はっきりと明瞭に見える三日月ではないが、明瞭な/欠けた三日月ではないが割れている    ↑ 一覧頭

みかもなす 水鴨なす:「二人並びぬ」夫婦仲良く水に浮かぶ鴨のように、愛睦まじくいる夫婦

みけむかふ 御食向かふ:「淡路/城上きのへ」食事として出されるものたちの名に似た

みこもかる 水薦刈る:「信濃」薦を刈る

みさごゐる 鶚ゐる:「磯回り/荒磯ありそ」磯辺にいるみさごではないが、磯のあたり/荒い磯

みそらゆく み空行く:「日/月?」大空を行くあの

みちしばの 道柴の:「おどろの髪」道端に生えている雑草のように、蓬々ぼうぼうに乱れた髪

みちのくの 陸奥:「しのぶ」都からは程遠く、つらい東北地方

みづかきの 水垣の:「久しき」この世に降りて久しい神に関する瑞垣(神社の周りを囲う垣)ではないが、久しい

みつぐりの 三栗の:「中」栗の中にある、三つの実の真ん中ではないが

みつしほの 満潮の:「辛くて」塩辛い海の潮ではないが、辛い

みづたまる 水渟る:「池」水が溜まっている

みづつたふ 水伝ふ:「磯の浦回うらみ」磯をそって流れていく潮ではないが、磯をそうように観覧する

みづどりの 水鳥の:「青葉/浮き寝」特に美しい青い羽の水鳥の、その羽色のような/水に浮く水鳥ではないが、涙で浮いてしまうようなほど悲しくなって寝る

みづのわの 水の泡の:「消え」消えやすい水泡のように消える

みつぼなす 水粒なす:「枯れる身」水粒のようにはかない身(枯れる身)

みつみつし:「久米(地名)」勢いのある

みてぐらを 幣帛を:「奈良」神の御前おんまえべる幣帛ではないが、奈良

みとらしの 御とらし:「梓弓」天皇専用にお作り申し上げた梓弓

みどりごの 嬰子の:「夜泣きをし」夜泣きをする幼い子供

みなしたふ 水下経:「魚」水の中を行く魚

みなそそく 水灌く:「おみ」たくさんの水(大水おほみ)を灌ぐのではないが

みなのわた 蜷の腸:「か黒き」腹部が黒いにな(貝の一種)ではないが、黒い

みなれさを 水馴竿:「見慣れぬ人」竿(水中にたてて使う竿)ではないが、見慣れない

みなわなす 水沫なす:「危うき命」水の泡のようにはかなくもうすぐにも息絶えそうな命

みふゆつき 三冬盡:「春」三か月あった冬が終わって来る春

みほどりの 鳰鳥の:「潛くかづく」カイツブリが水に潜るように

みもろつく 御諸斎く:「三輪山」その山自体がご神体である三輪山 (御諸は神のいる場所・神社)

みやまぎの 深山木の:「懲り」深い山の木をるではないが、懲りる

みもろつく 御諸つく:「三輪山/鹿背山」神が降臨なさる場所としての

みをつくし 澪つ串:「深き」澪つ串(水中に深くたてる目印)ではないが、深い

むらきもの 群肝の:「心」内蔵のひとまとまり    ↑ 一覧頭

むらくもの 叢雲の:「杉」雲が過ぎていくではないが、杉

むらさきの 紫の:「にほふ」ムラサキで染めた色が美しいように

むらどりの 群鳥の:「群れ/朝立ち」群れて飛ぶ鳥ではないが、その群/朝鳥のように朝に出発する

もしほぎの 藻塩木の:「辛く」藻塩を作るときに焼くための木は塩辛い。その塩辛い味の薪ではないが、辛い(苦しい)    ↑ 一覧頭

もしほぐさ 藻塩草:「書き置く」藻塩を作る時に塩を集める藻塩草ではないが、書いておく

もちづきの 望月の:「ただはし」満ち足りた満月のようにただはし(足りた)

もとつ人 本つ人:「ほととぎす」幼馴染の人ではないが、それくらいなじみ深いほととぎす

ものさはに 物沢に:「おほやけ」たくさんの物事や人民を治める公

もののふの 武士の:「八十やそ」朝廷の従える数の多い武官たち

もみぢばの 黄葉の:「過ぐ」やがてそのきれいな時期が過ぎる紅葉のように

ももきなす 百木なす:「山」たくさんの木々が生い茂る山

ももくにの 百国の:「大国主」広い国をお治めになるオオクニヌシ

ももしきの 百石木の:「大宮」たくさんの石や木を用いて建てられた

ももたらず 百足らず:「八十」百とまではいかないが

ももはり 百針:「蘇我の国」たくさんの針で布を引き裂く「スパっ、ザバっ」と言う音ではないが、蘇我

ももよぐさ 百世草:「百世」ももよぐさ(月草?)ではないが、長い年月

もろかづら:「もろとも」もろかづら(二葉葵)ではないが、もろとも

やきがまの 焼き鎌の:「利根川」鎌の刃が鋭い(し)ではないが、利根川     ↑ 一覧頭

やきたちの 焼太刀の:「付かふ」鍛えに鍛えた太刀を身に着けるように

やくもさす 八雲さす:「出雲」雲が多く出る

やくもたつ 八雲立つ:「出雲」雲が多く出る

やすみしし 安見知し/八隅知し:「わが大君」国を安らかに治める

やつはしの 八つ橋の:「くも手に」八方向に橋が架かっているように、くも手に(あちらこちらに)

やつめさす:「出雲」多くの芽が芽ぐむ、緑豊かなる出雲

やまがつの 山賤の:「いや敷き」山賊ではないが、重ねて敷く

やまがはの 山川の:「たぎつ心/音」激しく流れ、音も激しい山間の川

やますげの 山菅の:「乱る/実」乱れたヤマスゲの葉や実のように

やまたづの 山たづの:「向かふ」枝葉が向かい合うニワトコのように

やまのゐの 山の井の:「浅き心」山に設置した浅い井戸ではないが、浅ましい心

やまびこの 山彦の:「答へ」あちらも返答してくるやまびこではないが、答え

やまぶきの 山吹きの:「止む」ヤマブキという名のように「止む」

やみのよの 闇の夜の:「行方知らず」一寸先は闇である夜のように、行く場所がわからない

ゆくうしの 行く牛の:「おそき翁」牛の歩く速度のように遅いおじいさん    ↑ 一覧頭

ゆくかはの 行く川の:「過ぎ」水が流れゆく川ではないが、過ぎる

ゆくとりの 行く鳥の:「争ふ」空を行く鳥が我先にと競争しているように、争う

ゆくふねの 行く船の:「過ぎて」水の上を行く船ではないが、過ぎる

ゆくみずの 行く水の:「過ぎにし/絶ゆることなく/早く」流れが速く、絶えることもなく、そしてすぐに過ぎ去っていく流水ではないが、もう行ってしまったあの人/終わることのない/早い

ゆだねまき 齋種撒き:「ゆゆしき君」神事の際に地面に撒く齋種(清らかな稲)ではないが、忌々しいお前

ゆふごりの 夕凝りの:「霜」夕方にまた出来てくる霜

ゆふだすき 木綿襷:「掛く」神事のため、肩にかける襷

ゆふだたみ 木綿畳:「手向け/棚」神事のため、神にたむける木綿

ゆふづくよ 夕月夜:「暁闇」あまり明るくない月夜ではないが、暗い暁時の

ゆふづつの 夕星の:「夕べ」夕べに見える宵の明星

ゆふばなの 木綿花の:「栄ゆるとき」一生美しくある木綿で作った造花のように、とても栄えていてこれからも栄えていてほしい(天皇などのご年齢)

ゆふひなす 夕日なす:「うらぐはし」夕日のように見ていて心が安らぐほど素晴らしい

よしのがわ 吉野川:「よし」吉野の川ではないが、良い    ↑ 一覧頭

わがいのちを 我命を:「長門」くあってほしい私の命ではないが、長門    ↑ 一覧頭

わかくさの 若草の:「妻/夫/妹/にひ」春にみずみずしく芽吹く若草のような

わくごの 若子の:「はひたもとおり」若いやつのように這ってさまよう

わすれがひ 忘れ貝:「忘れ」忘れ貝(貝の一種)ではないが、忘れ

わすれぐさ 忘れ草:「忘るばかり」忘れ草(萱の一種)ではないが、忘れるていどの

わたつみの 海神の/渡津海の:「深き心/そこ」海の神わたつみの治める(海のように深い)

わだのそこ 海のそこ:「沖」海の遠いところであるそこ(沖の方)ではないが、沖

ゐるくもの 居る雲の:「たちてもゐても」空に立って(生じて)動かない雲ではないが、起きても寝ても    ↑ 一覧頭

をぐるまの 小車の:「我身/別れ」車の車輪をということではないが、私の体/別れ    ↑ 一覧頭

をしどりの 鴛鴦の:「しき」鴛鴦ではないが、惜しい

をだて 小楯:「山」盾を並べたような形の

をののえの 斧の柄の:「ほとほとしく」斧で木を切るときに出てくる「ホトホト」と言う音ではないが、ほとんど

〒nagi_end   ↑ #nagi

Corona に掛かった。履歴

日付曖昧。
+1 2022/03/03 頃、 妻が「コロナ」認定された。妻は、医者に掛かっている。 喉痛い、タンが沢山出る。龍角散「のどすっきり飴」
+2 2022/03/04 同上
+3 2022/03/05 妻に、ivermctin 無いのかと聞いたら、既に持っていて呉れた。医者からもらったのかと聞いたら、個人輸入したとのこと。
Ivermectin Tablets USP
New Ivermect?o?l TM 12   --- 会社名、書いてない。
他にも英語で書いてあるが、小さ過ぎて読めない。---  実に、イカガワシイ薬である。
ivermctin 12mg 一錠飲む。
+4 2022/03/06 ivermctin 12mg 2錠目飲む。
最悪、血尿、尿漏れ。
+5 2022/03/07 ivermctin 12mg 3錠目飲む。
以後、様子見。 --- タンは、だいぶ軽くなった。
+10 2022/03/14 未だ、微熱っぽいので、ivermctin 12mg 4錠目飲む。