土佐弁 の古代インド語検証 & 他検証
平成の常識:日本の方言は 100% 古代インド語です。
from 2017/04/17 by 鳩摩羅童子(くまらどうじ)
注意: 日本の地域 local な古い言葉は、100% インド色ですが、記紀/万葉/百人一首の中の言葉はインド色だけでは有りません。ボヘミアン/スラブ言語系..の色が混じっています。この辺の住み分けに関し、誰かハッキリさせて下さい。 |
この file は、四国編です。
土佐弁(高知県)439 個 (439/462=95%)、淡路弁(淡路島) 140 個 (100%)、讃岐弁(香川県) 140 個 (140/180=78%) 、伊予弁1(愛媛県) 、伊予弁2 (まねき屋本舗)、伊予弁3 (デジタルシティえひめ) (109/110=99%)、 今治弁 (35/36=97%) (伊予[今治込] の計 323 個)
■ Topic.
カメムシの名前 方言調査 --- 全国のカメムシの名前の方言は、ほぼ全てインド弁由来です。多分。
〒Tosa ここはアンカー名 = Tosa です。
土佐方言・土佐弁
from 高知県中西部地域密着ポータルサイト【満天土佐】
(c)2003〜 株式会社ユーキソフト
土佐弁の単語を見ると他県に無い物が多い。四国は、地域的に少し隔離された島なので古いものが残っている可能性が有る feeling。
他の土佐弁サイトの単語も変わっているものは追加挿入しました。
ex. 他サイトの例:
● 土佐べん解説 土佐弁語彙集 北川果樹農園 佐川町 [(c) Union Kitagawa Ltd ],
● 南国市付近の方言 (in MasanoriNet by Masanori Takata.) [補足:南国市(なんこくし)は、高知県の市である。]
● 慣れたらこればぁ面白い言葉ないき、まぁ見ちゃってや(笑) [SilkRoad-Lake]
● 笑う土佐弁・完全版 -- Top page は、50 単語だが、各 page は、ウジャウジャ単語が載っている。読んでいて面白い。
求@がインド弁存在カウントの識別マーク。
●土佐方言 あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行
- 【土佐】 あい(鮎) 動物名未登録
- 【土佐】 あいた(明日)
- 【土佐】 あいまち(過ち)
- あいまちしたらいかんき、やめちょき。(過ちしたらいけないので、止めておきなさい。)
【賛】vaimatika
(= mfn. (fr. %{vi-mati
}) mistaken 失敗, in mistake (?) DivyA7v.) あいまち
【賛】hiMs, hinasti, hiMste, hiMsati
(= , pp. {hiMsita3} (q.v.) injure 怪我, hurt, [[,]] harm, kill, destroy. C. {hiMsayati} the same. D. {ji3hiMsiSati} wish to injure etc. -- {upa} & {vi} = S.) あいまち
c. 出雲弁「あいまち 【怪我】」と同類。
- 【土佐】 あぎと(あご)
他サイトから挿入
- 【土佐】 あし、あて、あてい(私)
- 【土佐】 あだたん((器に)納まりきらない)
他サイトから挿入
- ○龍馬は土佐にはあだたん男よ
□そればーの入れ物であだつかよ
荷物が多くてあだたんちや【賛】Ahita
(= mfn. placed on , placed , deposited , put on Pa1n2. ; added (as fuel to the fire) ; one who has added ; deposited , pledged , pawned Comm. on Ya1jn5. ; given , delivered ; conceived ; performed , done , effected MBh. ; entertained , felt L. ; comprising , containing 収納.) あだつ
【賛】viSTa
(= 1 mfn. (for 2. see under %{viS}) entered into , contained in (acc. or loc.) S3Br. ; filled 埋める、入れる or accompanied with (instr.) TS.) あだつ
【賛】vRttida
(= or mfn. affording 〔金銭的に余裕があり〕〜を買う[雇う・支払う]ことができる maintenance , a supporter MBh.) あだつ
c. feeling 的には、 unaffordable 〔高価過ぎて〕手が出ない。お手頃、のレヘルでは無く、もっとズート上のレベル。
- 【土佐】 あっぽろけ(驚く、あっけにとられる)
他サイトから挿入
- 【土佐】 あやかしい(冗談)
他サイトから挿入
- 【土佐】 あらき(間隔)
- 【土佐】 あらく(間隔があく)
- 1番の選手と2番の選手の間は、100mばああらいたね。(1番の選手と2番の選手の間は、100m程度間隔があいたね。)
【賛】AliGg
(= P. %{-liGgati} and %{-liGgayati} A1. %{-liGgate} , to clasp , join the limbs closely ; to encircle , embrace MBh. ; to spread out , extend 拡大する、拡張する VarBr2S.) あらく
【民】aLAvu-tal (= to mingle; 1. to converse, hold social intercourse; 2. to stir; 3. to reach, extend up to 拡張する) あらく (v-k)
- 【土佐】 あらける(間隔をあける)
- 選手は、約30cmあらけて横一列に並んで。(選手は、約30cmの間隔をあけて並んで。)
c. 「あらく」の変化。
- 【土佐】 いうてくる(体のある部分が影響を受ける)
- 急な山道を登ったき、脹ら脛(ふくらはぎ)にいうてきちゅう。(急な山道を登ったので、脹ら脛が影響を受けている。)
【賛】adhikAra
(= m. authority ; government , rule , administration , jurisdiction ; royalty , prerogative ; title ; rank ; office ; claim , right , especially to perform sacrifices with benefit ; privilege , ownership ; property ; reference , relation ; a topic , subject ; a paragraph or minor section ; (in Gr.) government , a governing-rule 支配ルール (the influence 影響 of which over any number of succeeding rules is called anu-vr2itti q.v.)) いうてくる
- 【土佐】 いえる、いえる(重語で、相手の話に相槌を打って同意)
- 【土佐】 いかん(駄目)
- 【土佐】 いきしに(いきしなに)(行き掛けに、行く途中に)
- 荷物は、いきしに渡してきた方がえい。(荷物は、行き掛けに渡してきた方が良い。)
【賛】samaya
(= ; appointed or proper time , right moment for doing anything (gen. or Pot. ) , opportunity , occasion , time , season (ifc. or ibe. or %{e} ind. , `" at the appointed time or at the right moment or in good time for "' , or `" at the time of 〜の際"' , `" when there is "' ; %{tena@samayena
} , `" at that time "') ;) しに、しなに
【賛】aGg
(= cl. I. P. %{aGgati} , %{AnaGga} , %{aGgitum} , to go 行く (cf. %{ag}) ; ) いく
c. 京都弁 「いにしな」、石見弁「もどりしに、もどりしなに 【帰るとき、帰り際に、】」、淡路島弁「〜しな」と同じ用法。
- 【土佐】 いける(埋める)
- 腐った野菜は、畑の隅にいけちょきや。(腐った野菜は、畑の隅に埋めておきなさい。)
【賛】vyAkula
(= a. thoroughly filled with 埋める or full of (instr. or ---); quite intent upon or occupied with (---); confused, disarranged, perplexed, bewildered. Abstr. {-tA} f., {-tva} n.) いける
c. 石見弁「いける 【埋める】」と同じ。
- 【土佐】 いごっそう(頑固者、偏屈者)
- 【土佐】 いざる(いらっしゃる、坐す)
- さっきまで、そこにいざりよったが、おらんかよ。(先程まで、そこに座っていたが、居ないですか。)
【賛】vAsita
(= 3 mfn. caused to stop or stay 居る、在席 (esp. `" overnight "') , caused to dwell or live in (loc.) MBh.) いざ
る
【賛】Asad
(= P. %{-sIdati} (Ved. also %{-sadati} ; Inf. %{-sa4dam} and %{-sa4de} RV. ; pf. %{-sasAda} ; f. %{-satsyati}) A1. (Ved. aor. 1. sg. %{-satsi} and 3. sg. %{-sAdi}) to sit , sit down 座る, sit near RV.) いざ
る
- 【土佐】 いそしい(まめな、勤勉な、忠実な)
- 隣の嫁さんが、いそしいき助かるね。(隣の奥さんが、まめに動いてくれるので助かるね。)
【賛】Ihatas
(= ind. diligently 勤勉な、熱心な、精を出す、精勤する, energetically , by or with labour or exertion.) いそしい
【賛】AdRta
(= mf(%{A})n. attentive , careful , zealous , diligent R.) いそしい
- 【土佐】 いたい(熱い(お湯の時だけ))
他サイトから挿入
- 【土佐】 いちがいな(言い出したら聞かない、頑固な)
- 【土佐】 いっさんに(一度に、一遍に)
- 【土佐】 いっちゅう(行っている)
- 川へいっちゅうき、もんてくるまで、待っちょりや。(川へ行っているので、帰ってくるまで、待っていてください。)
【賛】aS
(= cl. 1. P. A1. %{aSati} , %{-te} , to go 行く, move 移動する L. ;) いっちゅう (S-ch)
【賛】Asad
(= P. %{-sIdati} (Ved. also %{-sadati} ; Inf. %{-sa4dam} and %{-sa4de} RV. ; ; to go to , go towards , approach ; ) いっちゅうだ
【賛】aGg
(= cl. I. P. %{aGgati} , %{AnaGga} , %{aGgitum} , to go (cf. %{ag}) ; ) いく
- 【土佐】 いっこ(混ぜ合わすこと、 まぜる)
他サイトから挿入
- 【土佐】 いっちょら(一番よい品物、よいしな)
他サイトから挿入
- 【土佐】 いっつも(いつも、常に)
- 【土佐】 いっぺん(一度)
- 【土佐】 〜いで(〜しなくて)
- 時合いが良いのに、釣れいでたまるか。(時合いが良いのに、釣れないのはおかしい。)
【賛】vIta
(= 2 mfn. gone away , departed , disappeared , vanished , lost (often ibc. = free or exempt from , without 〜無しに、〜せずに, -less) Up.) いで
- 【土佐】 いながら(そのままの状態で、突然に)
- この果物は、いながら食べれるぞね。(この果物は、そのままの状態で食べることができますよ。)
【賛】anavahvara
(= mfn. not crooked 曲がってない, straightforward 直接何もせずに RV. ) いながら (v-g)
- ゲームに負けたき、いながら帰ってしもうた。(ゲームに負けたので、突然帰ってしまった。)
【民】iruntARpOl (= suddenly 突然) いながら (T-s-g)
- 【土佐】 いなさい(居りなさい、留まりなさい)
- 此処にいなさいよ、帰ったらいかんぞね。(此処に居りなさいよ、帰ったら駄目ですよ。)
【民】Ar-tal (= 01 1. to become full; 2. to spread over; 3. to be satisfied; 4. to combine with, belong to; 5. to abide, stay 居る、在席;) いる、いぬ (r-n)
【民】vali-tal (= ; 8. to abide, remain, stay; ) いる/ おる、いぬ (l-n)
- 【土佐】 いなす(離縁・離婚すること 、りえん、りこん)
他サイトから挿入
- 【土佐】 いにしだ(帰る際に)
- 【土佐】 いにたい(帰りたい)
- 終了予定の時間も過ぎたから、いにたい人が多い。(終了予定の時間も過ぎたから、帰りたい人が多い。)
【賛】sAzaMsa
(= mfn. having desire 願望する, desirous , hopeful (%{am} ind. `" wishfully "' , `" hopefully "') Mr2icch.) したい
c. 「いにたい」 = 「いぬる」+「〜したい」
- 【土佐】 いにや(帰りなさい)
- 【土佐】 いぬる(帰る)
- 【土佐】 いのす(柚子(ゆず)の訛、 ゆのす)
他サイトから挿入
【民】amutam (= 1. offerings made to the gods in a sacrificial fire; 2. cloud; 3. eminence, excellence, greatness; 4. sweetness; 5. semen; 6. necklaceberried climbing caper; 7. opal 《鉱物》オパール、タンパク石 orange みかん; 8. Laks2mi (TLS)) いのすの
【民】Arajncu (= * orange) いのす (r-n)
- 【土佐】 いのつ(偏屈者,頑固者、 がんこなひと)
他サイトから挿入
- 【土佐】 いらばかす(見せびらかす、みせびらかす)
他サイトから挿入
【賛】AhopuruSikA
(= (g. %{mayUra-vyaMsakA7di} Pa1n2.) f. boasting of one's manliness or military prowess ; vaunting 〈文〉自慢する、うぬぼれて話す of one's power 自慢たらたら Bhat2t2.) いばらしか → いばらかす
【賛】upazlAghA
(= f. boasting 自慢, brag 〔偉そうに〕自慢する、鼻に掛ける◆boastに比べて話し手の「高慢さ」が強調される。, swagger GopBr.) いばらかす (z 無音, +す)
- 【土佐】 いやっちや(あらまぁ)
- 【土佐】 いやる(穴などが埋まる、傷口が治る)
- 足の傷口が、いやってきた。(足の傷口が、治ってきた。)
【民】ARu-tal (= 02 1. to be appeased, alleviated, mitigated; 2. to abate, cool, grow cold; 3. to be preserved with patience, aas chastity; 4. to heal 癒える(いえる)、治癒(ちゆ)、ヒーリング, as a wound 怪我などが; 5. to be suppressed) いや (r-y) る
- 【土佐】 いら(毛虫のこと、 けむし)
他サイトから挿入
- 【土佐】 いられ(せっかち、事を急く人)
- 【土佐】 いろいろかいろ(色々と、さまざまに(自嘲気味)) 不明
- 休みの日にゃあ、いろいろかいろやりゆう。(休みの日には、色々な事をやっています。)
c. ズバリのものは無かった。 コノ語は、難しい。
----
【賛】virUpa
(= a. many-coloured マルチカラー, multiform, manifold, various 色々な, different from (---); also = seq. Abstr. {-tA}A f.) いろんな
【賛】virUpin
(= m. changing various colours "' , a chameleon L.) いろんな
c. 「さまざま」は下記。
【賛】saMzAna
(= n. N. of various Sa1mans A1rshBr.) さまざま
- 【土佐】 いんげの(どういたしまして)
他サイトから挿入 不明 → 有った
- 「ありがとう。」→「いんげの」(どういたしまして)
【賛】anujJA
(= 2 f. assent 同意, assenting , permission ; leave to depart ; allowance 許容 made for faults ; an order or command.) いんじゃにゃ → いんげの
c. you are welcom, not mention, my pleasure ...皆んな、今一。難しい。→ いいんだ、許容範囲内の当たり前のことさ。
- 【土佐】 いんだ(帰った)
- 【土佐】 いんま(先程)
- 【土佐】 うぐゆす(鶯[うぐいす]) 動物名未登録
- 【土佐】 うげる(触れ回る、騒ぐ)
- 【土佐】 うそこけ(嘘をいいなさんな)
- 【土佐】 うだく(抱く)
- 【土佐】 うど(穴、洞穴)
- 【土佐】 うどむ(騒ぐ、やかましい)
- 【土佐】 うるこ(鱗[うろこ])
- 【土佐】 うるさい(体調が悪い[耳障りなの意とは別に])
- 二日酔いで、うるさそうやね。(二日酔いで、体調が悪そうやね。)
【賛】Arta
(= a. fallen into (mischief); afflicted, distressed, pained, troubled by (---), suffering, sick 不調, sore, unhappy; abstr. {-tA}) うるさい
- 【土佐】 うろ(穴、洞穴)
【民】aLai (= ; 6. cave 洞穴, cavern in a mountain or rock) うろ
【民】aRai (= 03 1. room, apartment, chamber, cell; 2. house; 3. drawer, as of a table, a compartment, as of a cabinet, pigeon hole; 4. assigned portion of an area; 5. lying-in room; 6. square on a chessboard; 7. cave;) うろ
【民】vala (= 1 m. `" enclosure "' , a cave , cavern RV. ;) うろ
- 【土佐】 うわく、うわこ(つり銭)
【賛】vipAka
(= ; any change 交換 of form or state Uttarar. ; ) うわこ、うわく
【民】Akku-tal (= 01 1. to effect, make; 2. to cause to be, create; 3. to arrange, make preparations; 4. to cook; 5. to elevate, bring prosperity to; 6. to change 交換する、お釣り, convert) うわく
- 【土佐】 うんと(大いに、大層、たくさん)
- 試験に合格したき、うんと褒めちゃって。(試験に合格したので、大いに褒めてあげて。)
【賛】adhi
(= adv. up, above, over, within, besides, moreover; highly, very much ものすごく、非常に. As prep. w. acc. above, over, on (also doubled); ) うんと (+ん)
【賛】viSTu
(= ( %{stu}) P. %{-STauti} , or %{-STavIti} (impf. %{vy-astaut} or %{vy-aSTaut} Pa1n2. ) , to praise very much うんと褒める, extol 〔人やものを〕褒めそやす、激賞する with praises MBh.) うんと (+ん)
- 【土佐】 えい(良い)
- 【土佐】 えいろう(良いでしょう)
- 【土佐】 えげ(魚の鰓の訛、えら)
他サイトから挿入 不明
- 【土佐】 えずい(惨酷、 ひどい)
他サイトから挿入
- 【土佐】 えずく(吐く)
他サイトから挿入
- 酒飲んでえずる(酒飲んで吐きそう)
【賛】udg
RR (= P. %{-girati} , to eject (from the mouth) , spit out , vomit out or up ゲロ, belch out ;) えずく
c. 京都弁「えずく 【はく、嘔吐する】」と同一。
【民】kAl(lu)-tal (= to vomit 嘔吐する, disgorge) げろ
- 【土佐】 えせ(以下に続く言動を自己反省する時に使用)
- 【土佐】 えぞる(なぞる)
他サイトから挿入
- えぞったらわかるろう?(なぞったらわかるでしょう)
【民】
vazi (= 15. impression, foot-print 足跡;
trace 軌跡、トレース; )
えぞ る
c. 「
えどる」と言う
サイトもある。
- 【土佐】 えたれる,えんだれる(服装がだらしない だらしない)
他サイトから挿入
- 【土佐】 えっぽど(余程)
- えっぽど途中で帰ろうかとおもおたが、最後までおった。(余程途中で帰ろうかと思ったが、最後まで居た。)
【賛】vyAvRt
(= , to divide , separate from (instr. or abl. ; ind. p. %{-vartya} , `" with the exception of 例外的"' Ba1lar.). ) えっぽど、よほど
c. 【土佐】 よっぽど、よっぽと(余程)、と同類。
- 【土佐】 えてがわりい(都合が悪い)
- いっつも、えてがわりい時にゃ、逃げゆう。(いつも、都合が悪い時は、逃げている。)
【賛】Adhi
(= 1 m. (for 2. see p. ) a receptacle BhP. ; place , situation 状況 L. ; foundation Nya1yam. ; a pledge , deposit , pawn , mortgage RV. ; hire , rent A1p. ; an attribute , title , epithet (cf. %{upA7dhi}) L.) えて
- 【土佐】 えらいて(地位の高い人)
- 【土佐】 おいさがし(乱雑)
- おいさがしな男よねや、こんなに汚して。(乱雑な男ですね、こんなに汚して。)
【賛】
avasarga
(= m. (g. %{nyaGkv-Adi} q.v.) letting
loose ルーズ、いいかげん, letting go (%{an-} neg.) Jaim. ; relaxation , laxity L. ; following one's own inclinations 〔何かをしようとする〕傾向、性向。偏り、身勝手, independence L.)
おいさがし (+し)
cf.
おいさがしな私 「土佐弁」おいさがし=いいかげん
- 【土佐】 おいど(お尻)
他サイトから挿入
【民】aTi (= 03 1. foot; 2. measure of a foot=12 inches; 3. footprint; 4. metrical line, of which there are five kinds, viz.,; 5. base, bottom お尻;) おいど
c. 奈良弁・京都弁「おいど」と同一。 出雲弁「えど、えどけつ、えどんぼう」と同族。
- 【土佐】 おいとう(従兄弟) 「いとこ」だって。
- 【土佐】 おいよー(あらっ、あぁ) 不明
- 【土佐】 おうせ(ください、おくれ)
- あてにも、蜜柑おうせや。(私にも、蜜柑ください。)
【賛】AdhA
(= ; to give or deposit in pledge , stake (money) RV. ; to give 与える, supply 提供する, lend , deliver RV. ;) おうせ
- 【土佐】 おおごと(大変な事)
- 【土佐】 おおぞんまくる(賭け事などで大損をする)
- 株でおおぞんまくった。(株式取引で大損をした。)
【賛】sanna
(= mfn. set down VS. ; sitting at i.e. occupied with (comp.) Hariv. ; sunk down in (loc.) BhP. ; ; (prob.) n. destruction , loss 損、損出 (see %{sanna-da}).) そん
【賛】mahAbAdha
(= mfn. causing great pain or damage 大被害を受ける MBh.) まくった (b-k)
【賛】nikhila
(= mf(%{A})n. complete , all , whole , entire Up. ; (%{ena}) ind. completely 徹底的に、完璧に, totally MBh. (cf. %{a-kh-}).) まくる、まくり
- 【土佐】 おかしげな(粗悪な、そあくな)
他サイトから挿入
- 【土佐】 おきゃく(宴会) 不明 → 有った
- 昔は、各地区で神祭などのおりに、おきゃくをしよった。(昔は、各地区で神祭などの時に、宴会をしていた。)
【賛】makha
(= ; m. a feast ご馳走、宴会, festival , any occasion of joy or festivity RV. ; a sacrifice , sacrificial oblation 犠牲の奉納 S3Br.) おきゃく (m 強無音, h-k)
- 【土佐】 おーく(天秤棒)
他サイトから挿入
【賛】yuga
(= n. (m.) yoke 〔人が荷物を運ぶための〕天秤棒、〔2頭の雄牛に掛ける〕くびき, team; couple, pair, race or generation of men, age of the world (4) a cert. measure of length.) おーく
- 【土佐】 おごろもち(むぐらの訛 むぐらもち)
他サイトから挿入
【賛】akhukiri
(= m. a mole-hill. モグラが作った丘) おごろ
c. 「むぐらもち 【〈土竜〉】モグラの異名。」だって。 ---- 生まれて初めて聞いた。
c. 土竜。中南近畿と四国で「おんごろもち」と言う。「もぐら」は、関東とその周辺、南西九州で主に言われていた言い方。奥羽では「もぐらもち」、北陸や出雲で「もぐろ」、北近畿で「むぐろ」、東九州などで「おぐらもち」と、よく似た言い方が多い。伊豆諸島や琉球ではこの言い方がない。
c. 最初、「あんころ餅」かと思った。「もち」は、 mole モグラ、にはない。 mole ホクロ、 には「モチ」似の単語がある。 why?
【民】maccam (= 02 1. trace, clue; 2. mole on the skin 〔皮膚にできる〕ほくろ) もちの
- 【土佐】 おじる、おぢる(怖がる)
- 【土佐】 おっこう(面倒くさい)
- 【土佐】 おっさん(お父さん)
- 【土佐】 おどろかし(案山子)
【民】ANTalaikkoTi (= 1. flag of skanda, as having the figure of a cock; 2. flag displaying the figurre of the a1n2t2alai bird in order to scare away 〜を追い払う evil spirits from appropriating the offerings on the alter 祭壇の上の捧げ物から悪霊を払うための鳥の姿の旗) おどろかし
c. 案山子 scarecrow の scare から攻めた。
c. インド辞書は、ミススペルだらけである。figurre は、 figure, alter は altor
- 【土佐】 おどろく(目を覚ます)
他サイトから挿入
- ○ゆうべはいっぺんもおどろかんとよう寝れた
□今朝は早うからおどろいたぜよ
【賛】vidhUta
(= ; %{-nidra} mfn. roused from sleep , awakened 目を覚ます Ragh. (v.l. %{vinIta-n-}) ; %{-papman} mfn. delivered from evil or sin MBh. ; %{-veza} mfn. shaking one's garment R.) おどゅーた、おどろいた
【賛】vidrai
(= (or %{drA} , only A1. pr.p. %{-drANa}) , to awake from sleep Ka1t2h.) おどろい
- 【土佐】 おとろしい(恐ろしい)
- 【土佐】 おなん(お母さん)
- 【土佐】 おぼこい(子供っぽい)
他サイトから挿入
- ありゃまだおぼこいがぁ(あれはまだ子供っぽいなぁ)
【賛】arbhaka
(= mfn. small , minute RV. ; weak RV. ; (used together with %{kumAraka4}) young , childish 子供っぽい RV. ; emaciated L. ; similar L. ; m. a boy , child Ragh. , the young of any animal S3ak. (v.l.) Ka1d. a fool , idiot L.) おぼこい (+い)
c. 宮城弁「おぼこ【こども(赤ん坊をさす)。】」、秋田弁「ぼぼこ 【赤ちゃん】」、名古屋弁「おぼこい【 子供っぽい、幼い】」
- 【土佐】 おまさん(あなた)
- 【土佐】 おまん(あんた)
- 【土佐】 おもる(体重をかける、重さを加える)
- 【土佐】 およけない(気持ちが悪い、不快)
- ミミズがどっさりおるき、およけない。(ミミズが沢山いて、気持ちが悪い。)
【賛】avyalIka
(= mfn. having no uneasiness or unpleasantness 不安や不快感のない; well off MBh. ; not false , true , veracious BhP. ; (%{am}) ind. truly BhP.) およけ (l 無音)
【民】uruci (= 01* 1. taste; 2. good taste, relish, flavour; 3. pleasantness 快適性, agreeableness; 4. wish, desire) およけ (c-k)
c. 「およけ」+「ない(否定)」 = 不安や不快感の有る
c. 快適性と来たので、amenity としたら、インド辞書には未登録だった。 amenity は、最近の言葉みたい。
- 【土佐】 およけない(惜しい、もったいないこと、 おしい、もったいない)
他サイトから挿入
【賛】
avalokanIya
(= mfn.
worthy 価値がある to be looked at 見た目未だ十分使える、見る価値がある Lalit.)
およけない
【賛】
vyavahR
(= ; to be intent upon 注視している, care for
cherish (acc.) 大事にする気持ち MBh. ; )
およけ (h-k)
【民】
avakkoTai (= * gifts to
unworthy persons 無価値な人への贈り物)
およけだ
c. 「およけない」 = 「およけ」+「無い(= 否定)」 = 物や人を大切にする気持ちが無い
cf.
Madonna - Cherish (Official Music Video)
【賛】
vRdh, vardhati, -te
(= ; grow, increase. C. make to grow or thrive, bring up 育てる, rear, nourish, feed, strengthen, promote,
cherish 大切にする, embellish)
もったい (v-m)、もったいだ (v-m)
c. 「もったいない」 = 「もったい」+「無い」 = 大切に育てる気がない
cf.
高知市 「およけないねえ」。「えっ、どういう意味?」。
cf.
もったいない (wikipedia)
別解:
【民】
maTTai (= 1.
worthless person or thing 無価値な人・物; 2. a variety of paddy 稲, as inferior 劣等な; 3. coarse grain of paddy 粗悪な出来の稲の穀粒)
もったい
c. 「もったいない」の「もったい」は、コレ。
つまり、「もったいない」 = 「もったい」 + 「無い」 = 価値ナシ + 無い = (未だ)価値がある。
つまり、『もったいなものなど世の中にはない、みんな価値がある、との思想が、「もったいない」の意味。』
cf. 「もったいぶる、もったいつける」の勿体は、下記。
【賛】
mahattA
(= f., {-tva} n. greatness 偉大, power 権力, high rank 高い地位, importance 重要,
authority 権威.)
もったい
c. 「 勿体ぶる」の「もったい」は、コレ
つまり、「勿体ぶる」 = 「勿体がある」 + 「ふり」 = 偉くもないのに、格好つけて、偉そうに(権威が有る如く)振る舞う。
- 【土佐】 おんしゃ、おんしゃあ(お前)
【民】nEtA (= ruler, master ご主人, lord) ぬしゃー、おんしゃ (+お)
【賛】netR
(= ; the hero of a drama (= %{nAyaka}) Das3ar.; a master , owner W. ;) ぬしゃー、おんしゃあ (+お)
c. 【熊本弁】「ぬしゃー 【お前は 「主(ぬし)は」がヌシャーに,同輩か目下に対して主に男性が使う,ニシャー(宇城)とも】」 の「お(御)」を付けた丁寧語の変化。
- 【土佐】 おんだ、おんら、おいやあ(僕、私)
【賛】Ava
(= the base of the dual cases of the pronoun of the 1st person 一人称代名詞; Nom. Acc. %{AvAm} (Ved. %{Ava4m}) ; Inst. Dat. Abl. %{AvAbhyAm} (Ved. Abl. also %{Ava4t}) ; Gen. Loc. %{Ava4yos}.) おいも (v-y)、おい
【民】Am (= 05 1. a connecting increment between the parts of a compound word; 2. an expletive 《言語学》虚辞; 3. v. term.: (a) 1st pers. pl. 一人称複数, as in (b). 1st pers. pl. including the person 単数 or persons 複数 spoken to) おんだ (+だ)、おんら (+ら)
c. 【熊本弁】「おいも 【俺(おれ)も,私も】」と同系。
- 【土佐】 おんちゃん(おじさん)
- 【土佐】 〜が(文中で人や物を指す代名詞、又は語尾にて疑問文)
- あんながと一緒くたにすなや。(あんな人と一緒にしないで。)
【賛】karman
(= %{a} n. (%{A} m. L.) , (%{kR
} Un2. ) , act , action , performance , business RV. ; office , special duty , occupation , obligation (frequently ifc. , the first member of the compound being either the person who performs the action [e.g. %{vaNik-k-}] or the person or thing for or towards whom the action is performed [e.g. %{rAja-k-} , %{pazu-k-}] 動作中や動作対象の人や物 or a specification of the action [e.g. %{zaurya-k-} ,) がーなもん → が
- 学校から帰りゆうが?(学校から帰っているところですか?)
【賛】ka
(= 2 %{kas} , %{kA} , %{kim} , interrog. pron. 疑問詞 (see %{kim} and 2. %{kad} , and cf. the following words in which the interrogative 疑問文 base %{ka} appears ,;) が、か
- 【土佐】 かいさま(反対)
他サイトから挿入
【民】
kaiyiRakkam (= 1. first serve in a game of cards; 2.
reverse 逆転 of fortune 富、運)
かいさま (R 無音, kk-s)
c. [ 高松方言 ] かいさま = 逆さま。変えざま,事態を逆転する,ということでなかろうか。
cf.
高知県の郷土料理である「かいさま寿司」の「かいさま」とはどんな意味?
- 【土佐】 がいな(気が強い、気性が荒い)
- がいなおなごよねや。(気が強い女性ですね。)
【賛】khara
(= a. harsh, rough 雑、乱暴, sharp, piercing; n. adv. -- m. ass, mule, f. {kharI}.) がい
【賛】ghRNin
(= mfn. passionate 情熱的, violent 乱暴 Gaut. ; tenderhearted , compassionate MBh. ; censorious 検閲官のような、あら探しの好きな、口やかましい, abusive 虐待の、虐待的な MBh. ) がいに
- 【土佐】 かえっちゅうがか(帰っていたのですか)
- はや、かえっちゅうがか?(もう、帰っていたのですか?)
【賛】vRt, vartate, -ti, vavartti
(= 1 ({vartti}), pp. {vRtta3} (q.v.) turn, ; remove, destroy, annul. {samA} turn back, return 帰宅する, go home (esp. of a pupil after his apprenticeship); ) かえった (v-k)
【民】tIr-tal (= 01 1. to end, expire 満期, vanish; 2. to be completed 完了している, finished, consummated;) ちゅう
【賛】kuvid
(= interr. 疑問文の particle 《文法》不変化詞 (in direct and indir. questions 直接的と間接的疑問).) がか (v-k, d 無音)、かいや (v-y,d-y)
【賛】ka
(= 2 %{kas} , %{kA} , %{kim} , interrog. pron. 疑問代名詞 (see %{kim} and 2. %{kad} , and cf. the following words in which the interrogative base %{ka} appears , %{katama} , %{katara} , %{kati} , %{katham} , %{kadA} , %{karhi} , %{kA} , &c.) ,) け、か
- 【土佐】 かきつく(がむしゃらにしがみつく)
- 【土佐】 かく(持ち上げて運ぶ)
- 【土佐】 かざる(臭う、臭いがする)
- 魚を料ったばっかりやき、まだかざりゆう。(魚を料理した直後なので、まだ臭いがしている。)
【賛】kaTu
(= mf(%{vI} and %{us})n. ( %{kRt}) pungent 辛辣な, acrid , sharp (one of the six kinds of flavour , %{rasa} q.v.) MBh.; pungent , stimulating 刺激臭 (as smell) , strong-scented , ill-smelling MBh.) がざ
る
c. 岡山弁「かざる(動詞) 【嗅ぐ】」と親戚。
- 【土佐】 かたけ(何もかも、など)
- 【土佐】 〜がちがう(強調の意で使う)
- この鉈(なた)は、切れるがちがう。(この鉈は、大変良く切れる。)
【賛】
gADha
(= a. dived into, entered; tight, fast, close; vehement, strong; --- & n. adv. strongly, extremely,
very much 非常に.)
がちがー (h-g)
c. 面白い表現。最初「切れ味がちがう」の間違いか、とも思ったが違うらしい。完全に、後置の副詞の用法らしい。
cf.
土佐弁講座
- 【土佐】 かったし(片っ端、かたっぱしより)
他サイトから挿入
- 【土佐】 かな(鉋[かんな])
- 【土佐】 かなう(自由に動く)
- 右手がかなわんようになったき、しょう不便なよ。(右手が自由に動かせなくなったので、非常に不便です。)
【賛】can
(= 2 (cf. %{kan}) , only aor. Subj. 2. du. %{caniSTa4m} `" to delight in , be satisfied with 叶う、満足する、要求を満たす (loc.) "' RV. ; and 3. sg. %{ca4niSThat} [%{jan-} SV.] , `" to satisfy , please "' RV.) かなう
- 【土佐】 かなぐる(爪で引っかくこと、 ひっかく)
他サイトから挿入
- 【土佐】 がに(蟹)
-
【民】kiNNi (= 1. cover of the hilt of a sword; 2. any one of the eight small legs of a crab カニの8本の小さな足の中の任意の一本;) がに
【民】kuLir (= 07 1. crab カニ, lobster ロブスター; 2. cancer, a sign of the zodiac; 3. the month a1t2i) がりる → がに (L-n, r 無音)
【賛】kulIra
(= m. a crab.) がに (l-n, r 無音)
- 【土佐】 かべ(黴[かび])
- 【土佐】 かまえる(用意・準備する,標準語の構えるとは別意味)
- 【土佐】 かまがきれる(問題解決能力が高い)
- 今度の担当は、鎌が切れる人やね。(今度の担当は、問題解決能力の高い人ですね。)
【賛】karmakRt
(= mfn. performing any work , skilful 才能アリ、有能 in work AV. (cf. %{tIkSNa-k-}) ; one who has done any work Pa1n2. ; (%{t}) m. a servant , workman , labourer Ra1jat.) かまきるだ
【賛】kaTaikkUTTan2
(= one who is capable 有能 of managing affairs on behalf of other people; a highly capable agent) かたきった、かまきった (T-m)
- 【土佐】 かまがきれん(問題解決能力が低い)
- 【土佐】 かまん(構わない、気にしなくても良い)
- 僕のことはかまんき、先にいっちょいて。(僕の事は構わないので、先に行っておいて。)
【賛】gaN
(= cl. %{gaNayati} (ep. also A1. %{-te}: aor. %{ajIgaNat} [Katha1s. or %{ajag-} Pa1n2.; ind. p. %{gaNayya} BhP. [with %{a-} neg. , ) , , take notice of (acc. ; often with %{na
} , not to care about 構わない、気にしない, leave unnoticed) ) かまねー → かまへん、かまん
【民】kaNNA-tal (= 01 1. to be intently 意識的 bent upon, mindful 構う、気にする、心がける; 2. to be as precious as the eye) かまん、かまう
c. 京都弁「かまへん 【かまわない】」、【讃岐】 「かまへん(かまん) 【構わない。〜でも良い。】」と同じ。
- 【土佐】 〜かや(〜ですか?)
- 【土佐】 〜がやき(〜なのですよ)
- 自転車で帰るがやき、遅うなるぞね。(自転車で帰るので、遅くなるよ。)
【賛】kAryavaza
(= m. `" the force of a reason "' , (%{At}) , abl. ind. for some reason 〜の理由から Pan5cat.) がやき (v-k, z 無音)
【賛】kAvyaliGga
(= n. a kind of Alam2ka1ra or figure of rhetoric 修辞学、美辞学。美辞麗句、巧言 in which a statement is explained or made clearer by giving the reason for it Kpr. ) がやき (l 無音)
- 【土佐】 〜がやに(〜なのに)
- 天気予報は晴れやったがやに、雨や。(天気予報は晴れだったのに、雨や。)
【賛】kAmam
(= ind. (acc. of %{kA4ma} g. %{svarA7di} , not in Ka1s3.) ; granted that , in spite of that 〜にもかかわらず, notwithstanding R. ; though けれども, although , supposing that (usually with Impv.) R.) がやに (+や)
- 【土佐】 〜かよ(〜しませんか?、〜でしたか。)
- 鮎を釣りにいかんかよ。(鮎を釣りに行きませんか?)
【民】kaNviLi-ttal (= to summon, invite 勧誘、招待) かよ (N 無音)、かねーか (v-k)
- そうかよ。やっぱり、波があったかえ。(そうでしたか。やはり、波がありましたか。)
【民】kaviyaragkERu-tal (= 1. to obtain recognition 認識した, as a poet, at the hands of the members of an academy; 2. to be accepted as a work of merit by the members of an academy) かよ...
【賛】kalya
(= mf(%{A})n. (3. %{kal} T.) well , healthy , free from sickness (cf. %{a-k-} Gaut.) ; hale , vigorous MBh. ; sound , perfect , strong MBh. ; clever , dexterous L. ; ready or prepared for (loc. or inf.) MBh. ; agreeable 分かった、同感, auspicious (as speech) L. ;) かよ
- 【土佐】 かんちょろ(カンテラ[旅行用の石油ランプ])
- 【土佐】 〜き(〜ので、〜から)
- 【土佐】 きおう(急ぐ、急く)
- 【土佐】 きこんのかは(どうでもよい)
【民】coRkuRRamvAykkuRRam (= trivial 些細な、取るに足りない、どうでも良い、無視可能 mistakes in words) きこんのかわの (c-k, RR-w)
【民】kacUr (= neglect 無視, carelessness) きこん (c-k, r-n)
- 【土佐】 きちゅう(来ている[現在完了])
- 次の人が、はやきちゅうね。(次の人が、早速来ているね。)
【民】kala-ttal (= ; 4. to appear 現れる, come into being 見える所に来る; 5. to get close together; to come into close quarters with; ) くる
【民】tIr-tal (= 01 1. to end, expire 満期, vanish; 2. to be completed 完了している, finished, consummated;) ちゅう
- 【土佐】 〜きに(〜なので)
- 朝が早いきに、たまらんねー。(朝が早いので、大変ですねー。)
【賛】kAraNa
(= a. = {kAra
} 1 (---). n. (adj. --- f. {I}) cause, reason, motive, first or chief matter or element, substance; sign, mark, document, proof; means, instrument, organ. ---, abl., instr., & loc. from some cause or reason; for the sake of (gen.) 〜の理由から; abl. also instead of (gen.). --* Abstr. {tA} f., {-tva} n. ) きに (r 無音)、からに、から
- 【土佐】 きの(杵[きね])
- 【土佐】 きばる(威張ること、 いばる)
他サイトから挿入
【賛】karv
(= cl. 1. P. %{karvati
} , to be proud , boast 自慢する Dha1tup. (cf. %{kharv} , %{garv}.)) きば
る、きばった
- 【土佐】 きもがすわっちゅう(物事に動じない)
- 【土佐】 きゆう(来ている[現在進行])
- 【土佐】 きりぶさ(踵[かかと]) 不明 → 有った
【賛】gohira
(= n. `" hidden part (?) 隠れた部分"' , the heel かかと L.) きり
【賛】carahArdha
(= n. the half of the foot 足の半分 W. ; half of the fourth of a stanza 節、連 W.) しろく (c-s, h-k)、きりぶさ (h-b, d-s)
c. 出雲弁「【しろく】 かかと(踵)」の変化。「しろく」は化けると「きりぶさ」にも聞こえると判明。
インド弁から見ると、「きりぶさ」の方が「しろく」より原型に近い。
c. 足 foot (leg では無い) の後半部、と解釈可。
- 【土佐】 きりめくさい(煙臭い、煙たい)
【賛】karamAla
(= m. smoke 煙 (probably a corruption of %{khatamAla}).) きりめ (l 無音)、けむり (r 無音)
【民】kuTi-ttal (= 01 to drink, as from a cup, from the breast; 2. to inhale, absorb, imbibe, as air, tobacco, smoke) くさい
c. この土佐弁は、「けむり」を「きりめ」とも発音する生きた化石。そして、当然インド弁に有る。
- 【土佐】 ぐじ(不平)
- 【土佐】 くつろぐ(一安心、胸をなで下ろす)
- 【土佐】 くべる(焚き火の中に薪や柴を足す)
- 【土佐】 ぐも(蜘蛛)
【賛】kRmi
(= m. worm, esp. silk-worm, mite, spider クモ, insect) ぐも
- 【土佐】 くらがり(暗闇)
- 【土佐】 くるめる(片付ける)
- もう暖こうなったき、石油ストーブはくるめちょきや。(もう暖かくなったので、石油ストーブは片付けておきなさい。)
【賛】kram, krAmati, kramate
(= depart, fly, escape. C. cause to step out, expel 排除, lead or take away 片付ける. ) くるめ
る、くるめた
- 【土佐】 けつまげる(躓く[つまづく])
- 【土佐】 けに(から)
- 【土佐】 げに(実に、実は)
- げにまっこと広い海やね。(実に本当に広い海ですね。)
- げに、もんちょったがぜ。(実は、帰っていたのです。)
【賛】kAmam
(= ind. (acc. of %{kA4ma
} g. %{svarA7di} , not in Ka1s3.) according to wish or desire , according to inclination , agreeably to desire , at will , freely , willingly RV. ; with pleasure , readily , gladly MBh. ; (as a particle of assent) well , very well , granted , admitted that , indeed , really 本当に、実に、全く, surely MBh.) げに
- 【土佐】 げにまっこと(実に本当に[強調])
- ハメが何匹も出てきて、げにまっこと、おとろしかったぞね。(蝮が何匹も出てきて、実に本当に、怖かったですよ。)
【賛】maGkSu
(= ind. (cf. %{makSu}) quickly , immediately , directly , instantly Ka1v. Katha1s. ; very much , exceedingly L. ; truly , really 本当に L. ; ) まっこつ (S-t)、まっこと (S-t)
c. 「げに」+「まっこつ」の複合語
- 【土佐】 けぶる(瞞着する、誤魔化す、騙す)
- 【土佐】 けぶる(盗む、掠める、 ぬすむ、かすめる)
他サイトから挿入
【民】kavar-tal (= 01 1. to seize, grasp, catch, capture, take by force, steal 盗む;) けぶる
- 【土佐】 けろす(無頓着、平気、 むとんちゃく))
他サイトから挿入
- 【土佐】 〜けんど(文の終わりに付けて反対・対立・反論の意で)
- 【土佐】 けんじょうにくる(肩上まで凝ってしまう)
- あんまり慣れん仕事をしよったら、けんじょうにくるぞね。(あまり慣れない仕事をしていたら、肩上まで凝りますよ。)
cf. @
けんじょうへ来た。 - くりまんじゅうの日記。 --- 疲れが溜まったときなど 体がだるく歯が浮くような状態を 土佐特有の
言い方。 また、他県では、「けんびき」とも。
cf. A
辞書: けん ぺき/ けん びき --- 鳥取弁, 高松方言 肩凝りのこと。
cf. B
その他 愛媛の方言
愛媛ですが、このサイトにのってるのは普通に使います。
あと、肩こりなどが原因で、口内炎ができたり、頭が痛くなったりするときには、なんでも「けんびき」という言い方をします。
--- ありがとうございます。
けんびきですか。肩こりが原因で口内炎になります?
cf. C
高知あるある ・土佐弁は、古語から来てる、由緒ある言葉が多い。
(ひざ=すね。 肩甲骨=けんびき。 定規=さし。)
cf. D
しくさす、けんびき (方言) 岡山弁、「けんびき」とは「疲れ」という古語。
【民】
kaimmaTal (=
scapula 肩甲骨,
shoulder blade 肩甲骨)
けんじょうの
【民】
kaippaTTai (= 1.
shoulder blade; 2. sleeper, joist to support a superstuctre; 3. small ola bucket)
けんびき (+ん, TT-k)
【賛】
karNapAka
(= m.
inflammation 《病理》炎症、赤く腫れること of the outer ear 耳外側 Sus3r.)
けんびき
【民】
kaLaippu (=
fatigue 疲労, exhaustion)
けんびき (L-n, +き)
【民】
kAtaTaippu (= deafness occasioned by a
fatigue disease, etc 疲れの病気等から来るつんぼ)
けんじょう
【民】
kARpiTippu (= rhematic/ rheumatism リウマチ
stiffness 〔筋肉の〕凝り in legs, anchylosis 強直)
けんべき (R-n, T-k)
c. C のコメントは、正しい。B の愛媛や 讃岐弁の「けんびき」は口内炎等もたまたま発音が「けんびき」似のために、解釈が拡大された模様。Dも正しい。
- 【土佐】 けんな(山などの傾斜が急な状態)
- 【土佐】 けんまい(細かい)
- 【土佐】 こいと(これ)
【民】
kaN (= ; 3. intensive prepositional
prefix 強調・強意の前置接頭辞)
こん、この
【民】
itu (=
this これ, the
thing 物 close to the speaker, used impersonally 非人間的; this, before neut. sing. nouns)
いと
c. 「こん(強調)」 + 「いと(物)」 = 「こいと」
c. 何故、土佐弁だけが「これ」を「こいと」と言うのか?。
cf. 「こいと」の意味は、「この人・こいつ」です。 from
宇和島の方言「こいと」
【民】
kavaTi (= 02 deceitful
person 詐欺師)
こいつ
【賛】
kavitsa
(= m. anybody だれか、だれでも, an unknown
person 見知らぬ人.)
こいつ
- 【土佐】 こうべる(洒落ること)
【賛】cAruveza
(= m. `" well-dressed おしゃれ、おめかし"' MBh. ) こうべつぁ (r 無音)
【民】cavaTAl (= ostentation 〔能力・知識・財産などの〕見せびらかし、誇示, foppery 〔男の〕おしゃれ、おめかし◆めかし込むさまおよびその衣服などを指す。) こうべたる (c-k)
【賛】kavi
(= mfn. (1. %{kU} cf. 2. %{kava} , %{A4kUta} , %{A4kUti} , %{kAvya} Naigh. ) gifted with insight , intelligent , knowing , enlightened , wise , sensible , prudent 実務に関して〕分別のある、良識的な、堅実な, skilful , cunning ;) こうべ
cf. 「こうべる」。標準語で言えば、おしゃれをする、きちんとした格好をする、
という意味でしょうか。
「こうべってどこ行きゆうぞね」
cf. こうべる=上品ぶる
c. 英辞朗はバカ。 sofisticated から、sophisticated を指摘してくれない。
- 【土佐】 こおるい(果物のこと、 くだもの)
他サイトから挿入
【民】kulai (= 03 1. cluster 房, bunch 束, as of fruits 果物, flowers; 2. viscera in the abdomen, intestines) こおるい
【民】cARu (= 05 bunch or cluster of fruits) こおるい (c-k)
- 【土佐】 ごくどう(ずぼらな性格の人、まめでない人)
- あの人はごくどうやき、なかなか動いてくれん。(あの人はまめでないので、なかなか動いてはくれない。)
【賛】
kiMkSaNa
(= m. who says `" what is a moment? "' i.e. a
lazy 怠け者 fellow who does not value moments 「今なの?」と言う人。つまり、瞬間を評価しない怠惰な人 Hit.)
ごくどうな (M 無音, S-d)
cf.
笑える土佐弁 @子どもの頃「ごくどう」は怠け者のことだと信じていたので、極道がヤクザを表
わすと知ったときには驚いたものです。
- 【土佐】 こじゃんと、こじゃんとう(とても、かなり[強調語])
- 【土佐】 ごぜ・ごぜむし(ゴキブリ)
他サイトから挿入
- 【土佐】 こたう(弱る)
【賛】kSita
(= mfn. (= $-$) wasted , decayed , exhausted TS. ; weakened 弱る, miserable (as an ascetic) Pa1n2. ; (see also %{a4})) こた
う
【民】kaTTuviTu-tal (= 1. to be loosened, untied; 2. to relax, as the joints and muscles at death; 3. to be weakened, as a body) こたへた
- 【土佐】 こたえかす(打つ、叩く)
- 【土佐】 こたかす(打つ、叩く)
- あんまり、えらそう言いよったら、こたかすぞ。(あまり、生意気な事言っていたら、叩くぞ。)
【民】kuTaikkUttu (= skanda's dance with an umbreela, when the asuras unable to withstand his furious onslaught threw weapons and beat a ratreat, one of 11 ku1ttu , q.v.) こたかす
c. スペルミスだらけ、umbrella, retreat。 文章の意味不明。スカンダの傘を持った踊り。阿修羅がスカンダの恐ろしい突撃に耐えられない、武器を投げ退陣を叩く、11 個の ku1ttu の中の一つ。
【民】kuTTu (= 02 blow with the kunckles or the fist on the head, cuff)
【民】kUttu (= 1. dance, dancing; 2. divine dances, eleven in number, viz; 3. dramatic performance action; 4. strange event or incident; 5. droll or ludicrous action, as a pantomine; 6. confusion; 7. a treatise of the last sangam, on the art of dancing)
【民】kaitaTTu-tal (= 1. to clap or strike 叩く hands together in token of defiance, triumph derision, admiration, etc; 2. to warn, off, as an outcaste, a woman in menstruction; 3. to affirm, confirm a promise) こたす、こたかす (+か)
- 【土佐】 こたやかす(打つ、叩く)
- 【土佐】 ごっつい(すごい)
他サイトから挿入
- あのひとごっついねぇ(あのひとすごいねぇ)
【民】kaTitu (= 02 1. speedily, quickly; 2. exceedingly, very greatly 大変偉大、すごい, to a great degree 偉大、すごいレベル) ごっつい
- 【土佐】 ごつとい(毎に)
【賛】cid
(= adv. even, indeed, also, just, always, at every time 〜毎に; w. neg. not even. Often only emphasizing the prec. word; in l. l. only after an interrog. & {jAtu}.) ごつとい (c-k-g)
- 【土佐】 ことう(酷い目にあう、疲れる、疲労する)
【賛】kaSTa
(= ; ill , evil , wrong Mn. ; painful Sus3r. ; grievous , severe , miserable Mn. ; difficult , troublesome Mn. ; worst Mn. ; pernicious , noxious , injurious Sus3r. ; dangerous (= %{kRcchra}) Pa1n2. ; inaccessible (= %{gahana}) Pa1n2. ; boding evil Comm. on Pa1n2. ; m. `" N. of a man "' see %{kASTAyana} ; (in rhetoric) offending the ear Va1m. ; forced , unnatural ; (%{am}) n. a bad state of things , evil , wrong ; pain , suffering , misery , wretchedness ; trouble , difficulty ; bodily exertion , strain , labour , toil , fatigue ヘトヘト, weariness , hardship , uneasiness , inquietude (mental or bodily) R. Katha1s. Pan5cat. S3ak. Hit. ; %{kaSTAt-kaSTam} , or %{kaSTataram} , worse than the worst 最悪よりもっと悪い; %{kaSTena} or %{kaSTAt} , with great difficulty Pan5cat. ; (%{am}) ind. an exclamation of grief or sorrow ; ah! woe! aIas! MBh.) ことう
- 【土佐】 ことうた(酷い目にあった、大変な目に遭う、疲れた)
- 土砂降りの雨で、ことうた。(土砂降りの雨で、酷い目にあった。)
【民】kAtaTai-ttal (= to experience a choking sensation in the ear owing to fatigue 疲労困憊, hunger, disease, etc 疲労、飢え、病気などのために耳の中に窒息感を経験する) ことうた
- 【土佐】 ことうたちや(酷い目にあったよ、大変な目に遭ったよ、疲労困憊したよ)
- 【土佐】 ことうたね、ことうたねえ(酷い目にあったね、大変な目に遭ったね)
- 【土佐】 ことうちゅう(心身共に疲れてやつれている様子)
- 【土佐】 このいに(このように)
【民】kaN (= ; 3. intensive prepositional prefix 強調・強意の前置接頭辞) この
【賛】mali
(= f. holding , having , possession 所有 W.) のり
【民】in2n2a (= 1. such; 2. like 〜の様に, a sign of comparison; such things) いに
c. 「この」は、「この(こそあど、の、こ、対応)」+「のり(の、は所有格対応)」の複合語である。
- 【土佐】 こばん(鳥籠) 不明 → 有った。
【民】
kulAyam (= 1. bird's nest 鳥の巣; 2. bird's
cage 鳥かご)
こばん (y-b)
c. 見つからないとアキラメていたが、確認のため online 版の
Burrow, T., and M. B. Emeneau.
A Dravidian etymological dictionary. 2nd ed. Oxford [Oxfordshire]: Clarendon Press, 1984.
を見たら、kuriyan が2番目に載っていた。
- 【土佐】 こぶる(川の浅瀬などを膝から下濡れながら渡る動作)
- 【土佐】 ごま(独楽[こま])
【民】cuRRu (= 02 1. passing round in an orbit, moving around; 2. whirling on an axis 軸の上で回る, revolving, spinning 回転している;) ごま (c-k-g, R-m)、くるくる
- 【土佐】 こやらい(養育)
- 【土佐】 こん(来ない)
- 【土佐】 こんまい(小さい)
- こんなこんまい魚は、にがいちゃりや。(このような小さな魚は、逃がしてあげなさいや。)
【賛】kana
(= mfn. (substituted for %{alpa} , `" little , small 小さい "' , in forming its comparative and superlative see below ; cf. %{kaNa
} ; according to Gmn. fr. %{kan} , `" to shine , be bright or merry "' , originally meaning `" young 若い, youthful "').) こんまい
- 【土佐】 さあ(竿)
【賛】taTi
(= 02 1. stick, staff, rod 竿, cane; 2. club, cudgel, bludgeon;) さあ
c. サンスクリット語の文法では、同音の2連続の発音は、1音に訛るとのこと。 ホントかな?。
- 【土佐】 さきやり(リーダー)
他サイトから挿入した。
- 【土佐】 さしぼくり(足駄[あしだ])
- 【土佐】 〜ざった(〜しなかった) 辞書の引き方不明。
- 待ちよったけんど、こざったね。(待っていたけれども、来なかったね。)
- 【土佐】 ざっとした(粗雑な)
- あの男は、やる事がざっとしちゅう。(あの男は、やる事が粗雑である。)
【賛】tRSTa
(= mf(%{A4})n. `" dry "' , rough 粗雑, harsh , rugged , hoarse [cf. Lat. {tussis} fr. {turs-ti-s}] ,) ざっとした (+した)
- 【土佐】 さどい(すばしこい、すばしっこい、動作が機敏な様子)
- 【土佐】 ざまな(大きい、太い)
- 【土佐】 さらばえる(残らず取り除く、残らず掻き集める)
- 【土佐】 ざんじ(直ぐに、早急に)
- 料理が足らんき、ざんじ持ってきてや。(料理が足りないので、早急に持ってきて下さい。)
【賛】syand
(= ; %{syanditvA} Gr.) , to move or flow on rapidly 急速に、迅速に, flow , stream , run , drive (in a carriage) , rush , hasten , speed RV.) ざんじ
- 【土佐】 さんにかからん(役に立たない、問題にならない、基準に足りない)
- 【土佐】 しいや(しなさい)
- 【土佐】 しおい、しよい、しいよい、しんよい(簡単)
- 【土佐】 しかべる(始末する、片付ける) 不明
- 【土佐】 じけ、ぢげ(部落、 ぶらく)
他サイトから挿入
【民】
tAgkal (=
hamlet 部落 appurtenant 付属の、付属している to a village 村付属の部落 (TLS))
じけの、ぢげの
c. よく分かりませんが、
部落問題、って社会問題視されているが、wikipedia でみると「じけ、ぢげ」は載っていなかった。
「歴史的にエタ村あるいはエタ(穢多)と称された賤民の集落や地域を、行政が福祉の客体として「被差別部落民(略して部落民)」などと呼んだことから、...」
【民】
paTTu (= 01
hamlet, small town or village)
えた (p 無音)
【民】
vATai (= 02 1. row of houses, as in a street; 2. street; 3. street where herdsmen or hunters reside; 4. village,
hamlet; 5. direction)
えた
- 【土佐】 じこじこ(じわじわ、次第に)
- 【土佐】 〜しだ(〜の際、〜の時)
- 【土佐】 しっちゅう(知っている)
- 【土佐】 しでる(いじめる、殴る、苦しめる)
- それ程しでたらいかん。(それ程いじめたら駄目です。)
【賛】saMtap
(= P. %{-tapati} , to heat thoroughly , scorch , parch , dry up R. ; to feel pain or remorse Mn. MBh. ; to pain by heat , torture 拷問, oppress , afflict , harass RV. : Pass. %{-tapyate} (ep. also %{-ti}) , to be oppressed or afflicted , suffer pain , undergo penance) しで (M 無音, p 無音)
る
c. 【英】torture トーチャー、拷問(する)、をローマ字読みすると、「しでる」となっている。
- 【土佐】 しでまくる(徹底的にいじめる、殴る、苦しめる)
- 犬が猫を、しでまくりゆう。(犬が猫を、徹底的にいじめている。)
【賛】nikhila
(= mf(%{A})n. complete , all , whole , entire Up. ; (%{ena}) ind. completely 徹底的に、完璧に, totally MBh. (cf. %{a-kh-}).) まくる、まくり
c. 「しでる」 + 「まくる」の複合語。
- 【土佐】 しとうせ(して下さい)
- 早くしとうせ、後がつかえちゅうき。(早くしてください、後に並んでいますので。)
【賛】sthA, tiSThati, -te
(= ; carry on, practise, commit, perform 実行、遂行, do 〜する. {antar} bar the way, obstruct, arrest. {apa} stand aloof, forsake (abl.). {api} stand in the way of (acc.). {abhi} set the foot upon, rise over, step towards or against (acc.), withstand, overcome. {ava} M. (A.) stand off, withdraw;) しとうせ
- 【土佐】 しとうない(〜したくない)
- 山越えはしとうないき、迂回路で行く。(山越えはしたくないので、迂回路で行く。)
- 【土佐】 しのべる(始末する、片付ける)
- 遊んだオモチャは、後でしのべちょきよ。(遊んだオモチャは、後で片付けておきなさいよ。)
【賛】samupAdA
(= A1. %{-datte} (ind. p. %{-dAya} q.v.) , to gain , receive , acquire 獲得する MBh. Ma1rkP. ; to take away from 取り除く, deprive of 奪う. MBh. ; to collect 集める, heap together R. ; to assume , put on MBh.) しのべた
c. put away で攻めたら、これが引っかかった。
- 【土佐】 しまかに(コツコツと地道に)
- 磯の風裏で、しまかに釣りよったき。(磯の風裏で、コツコツと地道に釣っていたよ。)
【賛】samavavasthita
(= mfn. standing or remaining firm , remaining fixed , steady 落ち着いて、しっかり MBh. ; being in any place or position R. VarBr2S. ; ready , prepared for (dat.) MBh. ) しまかにして (v-k, v-n)
- 【土佐】 しもうた(しまった)
- しもうた、もっと早く帰ってくれば良かった。(しまった、もう少し早く帰ってくれば良かった。)
【民】tavaRu-tal (= 01 1. to slip, miss, fall, tumble over, trip, lose one's hold; 2. to fail, miscarry, prove abortive; 3. to be unsuccessful; 4. to fail in duty; to fall from moral rectitude; to transgress, sin; 5. to stray, lose the way; to be lost; 6. to err エラー, mistake ミス, blunder 大失敗、ミスった、チォンボ; 7. to die; to pass over, go beyond) しもう (v-m) た
- 【土佐】 しゃける(叫ぶ、泣き叫ぶ)
【賛】TaMkAra
(= m. (onomat. ; cf. %{TAM-k-}) howling , howl , cry 叫ぶ, sound , clang , twang Ka1d. ; notoriety L. ; surprise L. ; (%{I})) しゃける
- 【土佐】 しゃけぶ(叫ぶ、泣き叫ぶ)
- 【土佐】 しゃっち(必ずしも、どうしても)
- 飲み会に誘われても、しゃっち全部出るにようばん。(飲み会に誘われても、必ずしも全てに参加する必要はない。)
【賛】cid
(= adv. even, indeed, also, just, always いつも、否定系は 必ずしも〜とは限らない, at every time; w. neg. not even. Often only emphasizing the prec. word; in l. l. only after an interrog. & {jAtu}.) しゃっち、ちっとも (+も)、ちっと
c. not always で攻めた。
- 【土佐】 しやり(実に)
- 【土佐】 しょう(実に、非常に[強調語])
- この鎌は、しょう切れる。(この鎌は、本当に良く切れる。)
【賛】satya
(= a. real, true, genuine; ; also adv. really 本当に, truly, indeed, yes, very well;) しょう (t 無音)
- 【土佐】 しょうえい(非常に良い)
【賛】sAra
(= ; good , sound , best , excellent 超イイ、最高、優秀 BhP. ;) しょうえい
【賛】savarya
(= mfn. endowed with excellent qualities お墨付きの品質 TBr. (Sch.)) しょういいや
- 【土佐】 しょうまっこと(実に本当に[強調語])
- 【土佐】 しるうち(泥のはね)
他サイトから挿入
-
○雨の日はしるうちがあがるねえ
□しるうちがあがって、どもならん
【民】teRi (= 02 1. spattering はね、しぶき, splashing, scattering; 2. clasp, as of an ornament; 3. mischievous talk) しる
【賛】samAdhUta
(= mfn. ( %{dhU}) driven away , dispersed まき散らす、散布, scattered R.) しるうち (m-l)
- 【土佐】 しわい(しぶとい、粘り強い、強情な)
- 【土佐】 しんき(真っ新、未使用の状態)
- 【土佐】 じんま(おじいさん)
- 【土佐】 〜すえる(「やりすえる」などのように語尾につけ強調) 情報不足で、不明
- 【土佐】 すがきいちゅう(機転が利く)
- 【土佐】 すがたりん(機転が利かない)
- あの男は、酢が足りん。(あの男は、機転が利かない。)
【賛】sAdara
(= mf(%{A})n. having or showing respect , respectful , reverential ; considerate , attentive 気配りが足りている or devoted to (ifc.) , intent upon (%{am} , ind. , respectfully `" &c.) Ka1v.) すーたる
c. 「すがたりん」 = 「すーたる」の否定形 = 「すー足りん」
- 【土佐】 すくれる(手足などの筋肉が張る)
- 急に山登りしたき、脚がすくれちゅう。(急に山登りしたので、脚の筋肉が張っている。)
【民】tEkkeRi-tal (= 1. to be satiated; to be sureited, cloyed; 2. to belch; 3. to be full, brimful, to swell 〔内部の圧力で〕膨れる、膨張する, as the ocean; to eat to the full) すくれ (t-s) る
- 【土佐】 すぢ(無益)
- 【土佐】 すっと(今すぐに)
- この計算は、すっとできる。(この計算は、今すぐにできる。)
【賛】sudRSTa
(= a. well, easily 容易に, or kindly seen.) すっと
c. soon, immediately 系は全滅。国語力が必要。意味的には、 easily 簡単に、である。 アホにはこの問題は解けません。
- 【土佐】 ずつない(情けない)
- おーの、また行かないかん、ずつないよ。(おーの、また行かないといけない、情けないです。)
【賛】
sAdhu
(= ; good ,
virtuous 高潔な、有徳の、道徳にかなった, honourable , righteous S3Br. ; well-born , noble , of honourable or
respectable descent 名誉あるまたは尊敬できる家系の W. ; )
づつ
◯ @
【賛】
sattama
(= (%{sa4t-}) mfn. very good or right , the best , first , chief of (gen. or comp.) Br. ; most virtuous W. ; very venerable or
respectable 尊敬できる ib. ; %{-tA} f. the first rank of all BhP.)
ずつま
△ A
【民】
tATTan2 (= 1. a
disrespectful 失礼な、無礼な、冒とくする、罰当たりな term meaning a certain person, a fellow; 2. self-important person; 3. rogue; 4. leading male monkey)
づつな △ B
【賛】
zuci
(= a. flaming, beaming (lit. & fig.); light, bright, clear, pure; holy,
virtuous, honest. m. purity, honesty, fire or a cert. fire, a cert. month in summer & summer i.g., the sun, a man's name.)
ずつ
◯ @'
↑ 皆ハズレ。 ↓ 下記のみ正解。
【賛】
zacI
(= f. the rendering of
powerful or mighty help , assistance , aid (esp. said of the deeds of Indra and the As3vins , instr. %{za4cyA} and %{za4cIbhis} , often = `" mightily "' or , helpfully "') RV. ; kindness , favour ,
grace 恵み、慈悲 ib.)
ずつ
C
c.
コレ難しい。 多分 @ / @' が正解で、「sAdhu ずつ」 + 「無し・無し」の複合語。意味は、virtuous 道徳にかなった、の否定、つまり「道徳にかなっていない、情けない」
→ 間違っているね。
c. 土佐弁の「ずつない」は、「つらい。やるせない。」らしいが、...。「情けない」という言葉も難しいが、「つらい」ことを「情けない」とは普通言わない (?)。「情けない」と「情け
がない」は同じ意味か。無慈悲、の意?。神の grace が無い。
つまり、Cが正解。神も情けを掛けてくれない、無慈悲の状態で、つらい・やるせない・切ない。
cf.
「ずつなし」(術無し?)って、「横着をすること」「手を抜くこと」と思ってたんですが、違うんですか?
cf.
ズツナイ in 土佐弁ガイド ex. 子どもが大きくなって、やっと大学を出るけんど、高知へ帰ってきてもなかなか就職口がなくて、まっことズツナイ。
- 【土佐】 ずびこむ(潜り込む)
- 昨夜は冷やかったので、布団にずびこんで寝た。(昨夜は寒かったので、布団に潜り込んで寝た。)
【賛】sRp
(= ; %{-sarpam} Br. &c.) , to creep , crawl 滑り込む、這う, glide 滑る, slink , move gently or cautiously 優しく用心深く移動する (%{sarpata} , `" depart! "' Ra1jat.) RV. ; to slip into (acc.) AitBr. ;) ずび
【賛】gam
, gacchati, -te, gamati, ganti (= ; approach 接近, arrive, visit, enter 入る、進入; ) こむ(込む)
- 【土佐】 するばち(すり鉢)
【民】cilai (= 04 1. stone, rock; 2. hill, mountain; 3. horizontal stone for macerating spices.; 4. apothecary's stone-mortar 石臼.; 5. statue, idol; 6. a mineral poison; 7. a mineral poison) する
【賛】pAtra
(= n. instrument of drinking, cup, bowl 鉢、お椀, vessel, dish, utensil or receptacle 容器) はち、ばち
- 【土佐】 せきたん(石油)
- 【土佐】 せっばい(大層) 不明. 曖昧すぎて調査不能。→ でも有った。
-
c. 「大層(たいそう)」が一番近い標準語なのか、「大変」じゃ駄目なのか?。--- とりあえず、 very でチェックしてみる。 有った。
【賛】sabhyatama
(= mfn. very worthy of good society 大変価値がある, very
courteous or polite or refined 大変丁寧、洗練されている; m. a very polite or refined person , an ornament of society W.) せっばいたま → せっばい
【賛】sabahumAnam
(= ind. with great honour or reverence 名誉有る, very respectfully 大変尊敬されるべき Ka1lid.) せっばいなもの
- 【土佐】 せばい(狭い)
- あの林道はせばいき、車は通らん。(あの林道は道幅が狭いので、車は通れない。)
【賛】saMbAdha
(= m. throng, crowd; pressure, distress; a. narrow 狭い, crowded with 混んでいる (instr.).) せべーだ (M 無音)
- 【土佐】 せび(蝉[せみ])
- 【土佐】 〜ぜよ(確定の意を表す副詞)
- おまんが、あんまりゆうから帰ってきたぜよ。(貴方が、しつこく言うから帰ってきましたよ。)
【賛】saMsthApya
(= mfn. to be put or placed in (loc. ; with %{vaze} and gen. , `" to be placed in subjection to "' ; with %{cetasi} and gen. , to be called to or impressed on the mind of "') Mn. Ra1jat. ; to be completed 完了した or finished (as a sacrifice) TS. ; to be treated with a calming clyster Car.) ぜよ
c. 「〜ぜよ」は、確定、と言うよりは、正しくは、完了、である。
- 【土佐】 〜せんづく(〜しないで)
- 【土佐】 せんば(十能[じゅうのう])
- 【土佐】 〜ぞ(〜だろうか?)
- 真っ黒いもんが走りゆうが、ありゃ何ぞ?(真っ黒いものが走っているが、あれは何でしょうか?)
【民】tu (= 04 1. suffix 接尾辞 added to the demonstrative 描写的 and interrogative 疑問文 bases to form demonstrative neuter singular pronouns, atu, itu etc. and the interrogative pronoun etu ; 2. verbal termination denoting 1st person singular, as in varutu ; 3. verbal ending denoting 3rd person singular, neuter, as in vantatu ; 4. an expletive 補足的な、付け足しの、補充的な、付加的な added to basic forms, as in kat2aittu) ぞ (t-z)、で
c. 上記の解説の中に、動詞語尾で、疑問と断定の2様の用法は載っていないが、4. an expletive added to basic forms, と有るので、何でも有り得る。
c. 伊予弁「しらんで 「知らんで?」の問いに対して「知らんで」と答える。アクセントの置き方で意味が反対に変わる言葉。」と同系。
- 【土佐】 ぞうくそがわりい(このままでは納得できない)
- パチンコに負けて、ぞうくそがわりいき、もう一回行ってくる。(パチンコに負けて、このままでは納得できないので、もう一回行ってくる。)
【賛】sakrodha
(= mfn. full of anger , angry , enraged (%{am} ind.) MBh. R. ; %{-hAsam} ind. with an angry laugh Ba1lar.) ぞうくそわりい (r 無音, +りい)
◯
【賛】sAkSin
(= mfn. seeing with the eyes , observing , witnessing ; an eye-witness , witness (in law) of or to (gen. loc. , or comp.) Gaut. ; m. (in phil.) the Ego or subject (as opp. to the object or to that which is external to the mind 気持ち、気分。訳:(哲学用語) 自我または主題(心の外にある対象または主題、の反対語), Asht2a1vS. ; cf. %{sA7kSi-mAtra}) ; N. of a man (also pl.) Sam2ska1rak.) ぞうくその ---- つまり、胸くそ(むなくそ)、のこと
◎
cf. ぞうくそがわるい=間が悪い、気分を慨する事・・かな
- 【土佐】 そうた(綿入りの半着)
他サイトから挿入
-
【民】caTTai (= 01 1. jacket ジャケット、はんてん、どてら, coat, gown, cloak; 2. slough of a snake; 3. body, as put on by the soul or by god) そうた
【民】paTam (= 01 1. cloth for wear; 2. painted or printed cloth; 3. coat, jacket; 4. upper garment 上着, cloak;) はんてん (+ん)
c. 「どてら」のズバリは、見つからなかった。「そうた」の変化かも知れない。
- 【土佐】 そそくり(慌て者)
- そそくりのやったことやき、見直さないかん。(慌て者のやったことなので、見直さないといけない。)
【民】cIkkirakAran2 (= man of prompt action, hasty man 慌て者) そそくりからん
【賛】zIghrya
(= mfn. hasty 軽率な VS. ; n. quickness , speed , rapidity MW.) そそくりや (z-s)
- 【土佐】 そばえる(騒ぎまくる、おどける)
- 【土佐】 〜ぞね(〜だろうね?)
- 山の上に白いもんが見えゆうが、ありゃ何ぞね?(山の上に白いものが見えているが、あれは何でしょうか?)
c. 「【土佐】 〜ぞ(〜だろうか?)」、の変化
- 【土佐】 ぞぶる(あしざまに言う)
【賛】zap
, zapati, -te (= ({zapyati}), pp. {zapta3} (q.v.) & {zapita} curse, [[-,]] execrate 〜を罵る、〜をけなす, revile, scold, blame; M. (A.) curse one's self if, i.e. assert with an oath that not ({yadi}), swear by (instr.), conjure (acc. or dat.); implore, entreat for (acc.) by (instr.). C. {zApayati} cause to swear, conjure by (instr.). -- {abhi} curse 呪う, blame 非難する, accuse 責める; C. conjure. {pari} curse, blame, revile. {prati} curse in return. {sam} curse.) ぞぶ
る
- 【土佐】 ぞんがい(思いの外〜できない) 場違いだ。アホ。「ん」が「れ」の前にある。疲れる。
- 実地試験は、ぞんがい難しかった。(実地試験は、思いの外難しかった。)
【賛】saMkhyAtiga
(= (%{-khyA7t-}) mf(%{A})n. `" going beyond numeration 想定数値を越えている"' , innumerable Bhartr2.) ぞんがいちが
【賛】saMlaGgh
(= P. A1. %{-laGghati} , %{-te} , to leap over or beyond 飛び越える, pass by or away (see below).) ぞんがい (l 無音)
- 【土佐】 そればあ(その程度) 場違い。「れ」は「ん」より前。
- 僕でも、そればあのこたあ分かる。(僕でも、その程度の事は分かる。)
【賛】bhAva
(= m. ( %{bhU}) becoming , being , existing , occurring , appearance S3vetUp. ; turning or transition into (loc. or comp.) MBh. ; continuance (opp. to cessation ; %{eko7ti-bhAva} , continuity of the thread of existence through successive births Buddh. , wrongly translated under %{eko7ti-bh-}) MBh. ; state 状態, condition , rank ランク、水準、レベル、程度 (with %{sthAvira} , old age ;) ばあ
- 【土佐】 そんじょそこらの(その辺の一般的な)
- 【土佐】 そんで(それで)
- なるほど、そんでどうなった?(なるほど、それでどうなった?)
【賛】tadA
(= adv. at that time, in that case, then そして; sometimes redundant, esp. before {atha} & after {tatas
} & {purA}.) そんで (+ん)
【賛】tadAtadA
(= then and then Sa1y.) そんでそんで (+ん, +ん)
- 【土佐】 だいこ(大根)
- 【土佐】 たいそい(気が進まない、辛い)
- 【土佐】 たいて(非常に、かなり)
- たいて粘りよったが、諦めたかよ。(かなり粘っていたが、諦めましたか。)
【賛】tAvat
(= mf(%{atI})n. (fr. 2. %{ta} Pa1n2. ) so great , so large , so much , so far , so long , so many (correlative of %{yA4vat} ;) たひて
c. コレ、たいて難しい。 疲れました。considerable, very, significant.. 等全滅。
c. 次の「たかぁ」「たかで」も、コレです。 (v-k) 音通が発生し。多音化されています。多分。
- 【土佐】 たかぁ(どうも、とても、実に)
- 【土佐】 たかで(非常に、全く、本当に)
- 【土佐】 たがやかす(耕す、耕作する)
- 春になって、田んぼをたがやかす。(春になって、田んぼを耕す。)
【民】tUrvaicey-tal (= to dig up earth; to plough) たがやかす (+や, r-y, v-k)、たがやす (+や, v-y)
c. コレ、なかなか面白い。cultivate 系は、皆今一。
- 【土佐】 だきな(だらしない、雑な)
- 【土佐】 たくばう(大事に残しておく)
- 【土佐】 たくばえる(蓄える)
- サツマイモを壕にたくばえちゅう。(サツマイモを壕に蓄えている。)
c. 「【土佐】 たくばう(大事に残しておく)」の変化。 store 系には無かった。
【賛】saMgraha
(= m. holding together , seizing , grasping , taking , reception , obtainment MBh. ; taking (in the sense of eating or drinking food , medicine ) Ragh. ; the fetching back of discharged weapons by magical means MBh. ; bringing together , assembling (of men) R. ; collecting , gathering , conglomeration , accumulation (as of stores) Mn. ; (in phil.) agglomeration (= %{saMyoga} q.v.) MW. ; a place where anything is kept , a store-room , receptacle BhP. ; complete enumeration or collection , sum , amount , totality (%{eNa} , `" completely "' , `" entirely "') Ya1jn5. ;) たくわへ
る
- 【土佐】 〜たくる(「塗りたくる」などのように語尾につけ強調)
c. 熊本弁の「ぬったくる 塗りつける,塗りたくる」「塗る」+強意の「たくる」。ところ構わず徹底して塗り付ける。厚塗りする。化粧にも使う。と同じ用法。
【賛】nirdigdha
(= mfn. ( %{dih}) anointed , smeared ; well-fed , stout , lusty L. ; (%{A}) f. Solanum Jacquini (also %{-dhikA}) L.) ぬったくった
c. インド辞書で digdha 「たくった」対応を見ると、「たくった」自身で「塗る、毒を塗る」の意がある。「〜だらけ」の意味みたい。
【賛】digdha
(= a. smeared 《be 〜》〜で汚れて[染まって]いる, anointed 塗る, soiled, covered; poisoned (arrow). 矢に毒を塗る) たくった
【賛】digdhAGga
(= mf(%{I})n. having the limbs anointed or smeared with (ifc.) MBh.) たく
る
c. しかし、repeat を調べたら、「たくる」はあるね。
【民】takkuttakken2al (= Onom. expr. オノマトペ表現 of repeated thumping 〔心臓が〕ドキドキ[ドキンドキン]する sound ドキドキの反復音;) たくたくなる
【民】toku-tal (= 01 1. to assemble 集める, collect, accumulate 積み上げる; 2. to form, as a whole or lump; to aggregate; 3. to appear repeatedly 繰り返して現れる; ) たく る
c. 【熊】たくる 強意の助動詞 動詞の後について,強調・連続等の意味を付加。 だって。熊本の方が学究的。
【民】tERREkAram (= the particle 'e1' expressing emphasis 強調 or certainty) たくる 100 点 ◎
- 【土佐】 たごる(咳をする)
- えらいたごりゆうね、大丈夫かよ。(頻りに咳をしているね、大丈夫ですか。)
【民】teRkattikkaNai (= bronchitis, broncho-pneumonia, whooping cough, infantile convulsions 気管支炎、気管支肺炎、百日咳、幼児痙攣) たごっとかな
【民】tikai (= 03 1. amazement; 2. asthma; 3. spreading spots on the skin induced by hot humours) たご
【民】tikaram (= 1. weariness, exhaustion of strength; 2. shortness of breath, asthma ぜんそく; 3. desire) たごらん
c. asthma アズマ、喘息(ぜんそく)気味の咳みたい。
- 【土佐】 たすけ(襷[たすき])
- 【土佐】 たすこい(頼りない、薄味)
- 【土佐】 だだくさ(雑に)
他サイトから挿入
- そんなだだくさにしなや!(そんな雑にしないで!)
【賛】durukta
(= mfn. `" badly spoken "' , harsh , injurious ; harshly 厳しく、厳正に、過酷に、荒々しく、無情にも addressed Pan5c. ; n. bad or harsh word Br.; %{-kto7kta} mfn. ill spoken of AitBr.) だだくさ (r 反復、t-s)
c. feeling としては、邪険に扱う、冷遇、の意 (?)。
c. 名古屋弁「だだくさ 【「ものぐさ」「いいかげん」「粗末」】」にも近い。
- 【土佐】 たつ(戸や障子を閉める)
- 冷やいき、そこの障子をたっちょいて。(寒いので、そこの障子を閉めておいて。)
【賛】dRDha
(= or (%{dRLha4}) mfn. fixed , firm , hard , strong , solid , massive RV. ; firmly fastened , shut fast しっかり閉める, tight , close 閉じる ) たつ
- 【土佐】 たつくる(畑などをかき回る)
- 田んぼにレンゲを植えちゅうき、たつくったらいかん。(田んぼにレンゲを植えているので、走り回ったら駄目です。)
【民】tiTutiTu-ttal (= 1. to make a reiterated 反復的 noise 騒音, as by hasty steps 騒ぎまくる、急ぎ足で; to rumble 〔車が〕ガラガラ通る, as a carriage; to thump ドシンドシンと歩く constantly; 2. to beat 叩く, throb, palpiate, as the heart through fear) たつたつ
【賛】kR
(= 1 ({skR}), {kRNo3ti, kRNute3, karo3ti, kurute} ({karati} & {karti}), pp. {kRta3} (q.v.) make, do, cause or produce anything in or on one's self or others; absol. act, work; bring or help to (dat.); {karikrati} (3 pl.) do repeatedly 反復する.) くる
c. たつくる=踏み荒らす
c. 「たつたつ」+「くる」の複合語。
- 【土佐】 たっすい(頼りない、薄味)
- 【土佐】 たった(飽きた)
- 鰹を毎日食いよったき、もうたった。(鰹を毎日食べていたので、もう飽きた。)
c. 【土佐】 たる(飽きる)、の変化。
- 【土佐】 たまらん(大変)
- 毎日、車で通勤もたまらんろう。(毎日、車で通勤も大変でしょう。)
【賛】zrAnta
(= mfn. wearied , fatigued , tired 疲れてしまう, exhausted (%{zrAnta-klAnta
} mfn. `" wearied and exhausted "') , pained , distressed RV. ;) つらんた・くらんた → たまらん
- 【土佐】 たまる(保つ、長持ちする)
- この包丁は頑丈に作られちゅうき、ようたまる。(この包丁は頑丈に作られているので、大変長持ちする。)
【賛】tan, tanoti, tanute
(= , pp. {tata3} 1 (q.v.) extend, stretch, spread [[,]] (intr. & tr.); last 続く、継続する, continue; protract, prolong, lengthen; ) たま
る
- 【土佐】 たまるか(まぁ!何て事、驚嘆の意、感謝の意)
- たまるか、こんなにもろうて。(まあ!こんなに沢山頂いて。)
【賛】Damaru
(= (m. L.) id. ; surprise ビックリ、驚嘆 L.) たまる
【賛】DAmara
(= mfn. `" causing tumult (%{Dam-}.) "' , extraordinary 普通じゃない, surprising ビックラ Ma1lati1m. (%{-tva} n. abstr.) Gi1t. ; m. surprise , sight L. ; = %{Dam-} L. ; ) たまら
- 【土佐】 ためしがない(事例がない、事実がない)
- 【土佐】 だれこける(疲れ果てる)
- 【土佐】 だれなら(誰だ)
- この花瓶を割ったのは誰ならや。(この花瓶を割ったのは誰だ。)
- 【土佐】 たれもつう(忙しくてばたばたする)
他サイトから挿入した
- 【土佐】 だれる(疲れる)
- 【土佐】 たる(飽きる)
- 忘年会で、たるばあ飲んだぜ。(忘年会で、飽きるほど十分に飲んだよ。)
【民】taLar-tal (= 01 1. to droop, faint, grow weary 疲れた, enfeebled, infirm or decrepit;) たる
【民】caLai-ttal (= to grow tired, become weary) たる (c-t)
c. 讃岐弁「たる 【動】飽きる。古語の保存。」と同じ。
- 【土佐】 たるい(元気がない)
【賛】zithila
(= a. loose, flaccid 〔筋肉・茎などが〕しおれた、ぐにゃぐにゃした、柔弱な、たるんだ、力のない、弱々しい、弛緩した、弛緩性の、しまりのない、弱くて柔らかい。 〔精神・意志などが〕だらけた、たるんだ、柔弱な、軟弱な, languid 元気[活気]がない、弱々しい。物憂い、気だるい、無頓着な, trembling, feeble.) たるい
- 【土佐】 たるこい(弱々しい)
【賛】durbala
(= a. weak, feeble 弱々しい, thin, unwell; poor, scanty. Abstr. {-tA} f.) たるこい (b-k)
- 【土佐】 だんつむ(徹底的に追求される、困り切る)
- 勤めゆう会社が倒産したき、だんつんぢゅう。(勤めている会社が倒産したので、困り切っています。)
【賛】dharmAstikAya
(= m. the category or predicament 苦境、窮状、窮地◆逃げ出すのが難しい困難な状況 of virtue Jain.) だんつかや
【賛】tAnta
(= 2 mfn. ( %{tam}) breathing with difficulty , fainted away , languishing 〔人や動植物が〕衰える、やつれる、しおれる, drooping TBr.; languid (the eye) Amar. ; wearied , fatigued , distressed 苦悩している、苦痛を感じている W. ; faded W.) だんつむ (+む)
- 【土佐】 ぢきに(じきに、直ぐに)
- ぢきに済むき、待ちよって。(直ぐに済むので、待っていて。)
【賛】drAk
(= ind. (fr. 2. %{drA} + %{aJc} or fr. %{dRz}) quickly , speedily , shortly , soon すぐに Hariv.) じき
c. drAk が 「じき」の発音になるか、疑問。しかし、ji〜 系は皆無、なので、多分コレ。
- 【土佐】 ちっとやそっとの(少しぐらいの)
- この大きな石は、ちっとやそっとのことでは動かん。(この大きな石は、少しぐらいのことでは動かない。)
【賛】tadIya
(= ; such Das3. (%{na@-yam@aNv@api} , `" not even as little ちょっと as that そんな, not a bit "') ) ちっとや
【賛】tAdRz
(= a. (nom. m. f. {tAdR3G} & {tAdRk}) such like, such そんな a one; n. {tAdRk} adv. in such a manner.) そっと
- 【土佐】 〜ちや(念を押す様、確信を持って、間違いなく)
- この川は、せばいちや。(この川は、狭いです、間違いなく。)
【賛】sthira
(= a. hard, solid, firm, strong, lasting, durable, steadfast, constant, resolute, faithful, sure 確信.) ちや
【民】tERu-tal (= 01 1. to be accepted as true; 2. to be clarified, made clear, as water; ; 1. to trust, confide in, believe 信じる; ) ちや
- 【土佐】 ちゃがまる(故障する、機械などが動作しなくなる)
- 【土佐】 ちゃちくる、ちゃちる(おしゃべりする)
他サイトから挿入
【賛】caTu
(= (m. n. L. ; %{caT} Un2. ; g. %{sidhmA7di}) , kind or flattering words 雑談, amorous chattering (of birds) (鳥の)おしゃべり S3is3.;) ちゃち
る
【賛】cESTaikalli
(= chattering, babbling タベリング) ちゃちくり
- 【土佐】 〜ちゃう(〜してあげる)
- 駅まで送っちゃうき、まっときや。(駅まで送ってあげるので、待っていてください。)
【民】tAvu (= 05 1. resting-place, lodging, shelter; 2. harbour; 3. support 支援; 4. valley, depression) ちゃう、ちゃふ
- 【土佐】 〜ちゅう(〜している[現在完了])
- あの漢字は知っちゅう。(あの漢字は知っている。)
【民】tIr-tal (= 01 1. to end, expire 満期, vanish; 2. to be completed 完了している, finished, consummated;) ちゅう
- 【土佐】 ちょぎらかす(ぐろうすること、 からかう)
他サイトから挿入
【賛】dhikkRta
(= mfn. reproached &c. ; mocked , derided 嘲る、あざ笑う、冷笑する、ばかにする Das3. ; n. pl. reproach , contempt ib.) ちょぎらかす (+か)
【民】cokkaLi (= ridicule 〔人を〕意地悪く笑い者にする、嘲る、あざ笑う、冷笑する、からかう by raising frivolous objections) ちょぎる、かーかう、こけ
- 【土佐】 (涙が)ちょちょぎれる((涙が)出る)
他サイトから挿入
-
【賛】
taraMgita
(= mfn. (g. %{tArakA7di}) having (folds , %{vali-}) as waves Katha1s. ; wavy 波状の, waving , overflown (by
tears 涙) 涙が溢れ出る, moving restlessly to and fro 忙しなく前後に動く MBh. ; n. waving 波打つ, moving to and fro 前後に動く Gi1t.)
ちょちょきった (r 反復、M 無音)
【民】
tARutARAykkizi-ttal (= to
tear to shreds 〔細長く不規則な形の〕断片、破片。全体訳(熟語):〜をずたずたに引き裂く[ちぎる])
ちょちょきった
【賛】
dAraka
(= 1 mf(%{ikA})n. breaking ブレイク、破壊。〔波などが〕砕ける,
tearing 涙を流している、泣いている。引き裂くような, splitting 破片。割れる、裂ける (cf. %{loha-} and %{zatru-}) ;)
ちょちょき (r 反復)
る
c. この言葉は、【英】 tear ティア、@【名詞】涙、【動詞】涙が出る A【動詞】〜を引き裂く[ちぎる]【名詞】裂け目、割れ目
の@涙と、A〜を引き裂く、の両方の意味を掛けていますね。 to tear to shreds は、熟語。
--- つまり、「悲しみか、感動で、涙が溢れた、心がずたずたに引き裂かれた。」の意味の様だ。
c.
「ちょちょぎれる」はどこの方言ですか? 「涙」以外で「ちょちょぎれる」は使いません。
「知らず思わず、涙が流れてしまう」という意味です。
cf. ■笑う土佐弁■……【ちょちょぎれる】
cf. 国語辞典: 「涙がちょちょぎれる」の略。「涙があふれてくる」様な状況を茶化して用いる。
cf. 大阪弁で「涙がちょちょ切れる」と言いますが
- 【土佐】 〜ちょった(〜していた[過去完了])
- 【土佐】 ちんがり(少しの時間)
他サイトから挿入
【賛】tAtkAlika
(= , f. {I} lasting that (i.e. the same) time or belonging to it; happening at that moment 瞬間的発生, i.e. immediate すぐ, sudden.) ちんがりか
- 【土佐】 ぢんま(爺[じい])
- 【土佐】 ちんまい(小さい)
- 【土佐】 つえる(崩れる)
- 石段がつえちゅう。(石段が崩れている。)
【賛】saMvlI
(= Pass. %{-vlIyate} , to contract or shrink in together , fall in together , collapse 崩壊 TBr.) つえる (s-t, M 無音)
- 【土佐】 づく(叱る[しかる])
- 【土佐】 づしや(蛹[さなぎ])
【賛】kozastha
(= m. `" incased "' , any shelled insect or animal (as a snail &c.) Sus3r. ; a chrysalis 蛹 or pupa 蛹, silk-worm in its cocoon W.) づしや (ko 無音)
【賛】sausurAda
(= m. a kind of worm 蛆(うじ) Car.) づしやだ
- 【土佐】 つばえる(騒ぎまくる、おどける)
【民】tuvai-ttal (= 01 1. to sound, as a lute; to resound; 2. to make a great noise 大騒音を立てる;) つばえ る
【賛】saMvihR
(= P. %{-harati} , to divert (人)の気を晴らさせる、(人)を慰める one's self , sport , play 遊ぶ・じゃれる BhP.) つばえる
c. 石見弁「そばえる(つばえる)、(猫が〜) 【じゃれる、(猫がじゃれる)】」
- 【土佐】 つばける(浸す)
- 白菜を水につばけちょいて。(白菜を水に浸しておいて。)
【民】tuvai-ttal (= 05 1. to dip in, soak; 2. cf. sthu1 . to curdle, as milk by rennet; 3. to temper, as steel) つば る
【賛】upaklid
(= P. to become wet ; to rot , putrefy: Caus. %{-kledayati} , to make wet , soak Car.) うばけた
c. 「つば」、「うばける」は有るが、「つばける」は見つからなかった。
- 【土佐】 つぼ(庭のこと、 にわ)
他サイトから挿入
【賛】sabhA
(= f. house or hall for public meetings, esp. gambling-house, council-chamber, court of justice 法廷, court 中庭 or palace of a prince; place of refuge, asylum; assembly, society, esp. good society.) つぼ
c. 大分弁「つぼ 【中庭】」と同一。
- 【土佐】 つむ(乗せる)
- 【土佐】 つめる(根を詰める、〜を挟む)
- パソコンの仕事を詰めてやったき、肩が凝った。(パソコンの仕事を根詰めてやったので、肩が凝った。)
【賛】saMhR
(= P. A1. %{-harati} , %{-te} , to bring or draw together , unite , compress , collect , contract , abridge RV. ; to throw together , mix up S3rS. ; to close , clench (the fist) MBh. ; to concentrate (the mind) on 意識を集中する(loc.) ib. ;) つめる (s-t)
【賛】samullup
(= (%{-ud-lup}) P. %{-lumpati} , to seize upon , lay hold of , pick up 摘み上げる S3Br.) つめる (s-t)、つむ、つまむ
- 【土佐】 つりくる(吊す)
- 【土佐】 でー(どれ)
- 【土佐】 てがう(からかう)
- てがいよったら怒り出すぜよ。(からかっていたら怒りだしますよ。)
【賛】dhik
(= (excl. of sorrow & displeasure) alas! shame! fie! (w. nom., voc., gen., or acc.). {dhigdhik, aho dhik, hA dhik} ({?kaSTam}), {hA hA dhik}, & {hahA dhik} the same; also {dhigastu} (w. gen. or acc.). With {kR} reproach, mock からかう, despise.) てがう (+う)
【賛】dhikkRta
(= mfn. reproached &c. ; mocked からかわれた, derided Das3. ; n. pl. reproach , contempt ib.) てがわれた
【民】cuTTukkOl (= 1. smith's poker. 鍛冶屋の叩く人; 2. mischievous person イタズラな人、意地悪な突く人) てがる (c-t)
- 【土佐】 てこにあわん(手に負えない)
- 泣き出したら、てこにあわんき。(泣き出したら、手に負えない。)
【民】TakkaraTi-ttal (= 1. to collide; 2. to be unruly 〔人・組織・動物などがルールに従わず〕手に負えない、粗暴な or unmanageable 管理不能, as a restive 〔馬などが〕動こうとしない、思い通りにならない or turbulent horse) てかかるだ → てこにあわん
【民】takkapikkaven2al (= Onom. expr. of being unruly, disorderly, improper or awkward) てこぴっこあわない
- 【土佐】 てんくろう(狡賢い、抜け目ない)
- 【土佐】 てんごのかあ(悪ふざけ、駄目な事、余計な事)
- てんごのかあしよったら、吊り橋から落ちるぞね。(悪ふざけしていたら、吊り橋から落ちますよ。)
【民】ciNukku (= 03 playful or wanton 浮かれた、ふざけた。みだらな、ふしだらな mischief いたずら) てんご (c-t)、てんごう (c-t)
【民】tIkkucci (= 1. match; 2. mischief maker いじわるメイカー; 3. police constable, as having a red turban like the tip of a match, used in contempt) てんごかあ (+ん, c-k)
c. てんごう=いたずら。 と定義した土佐弁サイトも有った。
c. 国語辞典: てんごう てんがう [1]
( 名 ・形動 )ふざける・こと(さま)。慰み。いたずら。
「 −を言う」 「じやら?と−な事ばつかり/浄瑠璃・千本桜」 〔「癲狂(てんごう)」から出た語か。「転合」「転業」などとも当てる〕
-----
【賛】 kArya
(= mfn. (fut. p.p. 1. %{kR}) , to be made or done or practised or performed , practicable feasible AV.; ; occupation , matter 事, thing , enterprise , emergency , occurrence , crisis ; conduct 行為、行い, deportment ;) かあ、かわ
- 【土佐】 てんごのかわ(悪ふざけ、駄目な事、余計な事)
- 【土佐】 どいたち(どうしても)
- どいたち、ゆうこときかん。(どうしても、言うことを聞かない。)
【賛】sarvazas
(= adv. wholly, entirely, altogether; by all means 何としてでも, anyhow 〈話〉いずれにせよ、とにかく; always, everywhere.) どちたち (s-t-d, z-t)
c. no matter what たとえ何があろう[起ころう]と、の方がニュアンスとしては近いが、インド辞書に載っていなかった。しょうがないので、 anyhow から攻めた。意味的には、whatever tried であるが、辞書引きには向いていない。
c. 英語力が有る方は、もっと良い解を捜してみて下さい。
- 【土佐】 といち(愛人)
北川果樹農園 佐川町サイトから挿入
【賛】dayita
(= a. beloved, dear; m. husband, the beloved one, f. {A} mistress 愛人, wife.) といち
100 点 ◎
c. 北川果樹農園 佐川町さんは、偉い。この手の、皆が隠したがる特殊単語や卑猥単語や差別単語は文化そのものであり、方言には特に載せるべきである。佐川町は偉い。
c. Google で「といち 愛人 方言」を検索したが、該当物件は土佐弁のみであった。他県にあるかも知れないが、web に公開されない可能性が高い。
c. 耳の穴かっぽじってよく聞いてもらいたい。「といち」は、サンスクリット語であり、タミル語を探しても該当物は無かった。
c. ならば、「めかけ」が無いか探したら、当然有った。
【民】nAcci (= lady, mistress 愛人、めかけ) めかけ (c-k)、なじん (+ん)
【民】nAcciyAr (= 1. lady; queen; mistress; 2. goddess; 3. the Vais2n2ava female saint of Sri1villiputttu1r) めかけや (c-k)
c. 出雲弁「なじん 〔卑〕愛人 ex. こな しは○○のなじんだげな。 【= あの 人は○○の愛人だそうだ。】」は、めかけ、のルーツ (?)。
- 【土佐】 とぎ(友達、連れ、仲間)
- 夜道を一人で帰るき、誰ぞとぎが欲しいね。(夜道を一人で帰るので、誰か連れが欲しいね。)
【民】tagkai (= 1. younger sister; 2. a female standing in the relationship of a younger sister to a person, as daughter of a paternal uncle or a maternal aunt) とぎ
【賛】sakhI
(= f. female friend or companion 仲間、道連れ.) とぎ (s-t)
【賛】sakhi
(= ; other cases regularly from %{sakhi}) a friend 友, assistant 助手, companion 仲間 RV. ;) とぎ (s-t)
c. コレは明らかに「夜伽(よとぎ)」の伽、そのものですね。
- 【土佐】 どくれ(直ぐに拗ねる人)
- 【土佐】 どくれる(拗ねる)
- 【土佐】 とそんど(不注意、けいそつな)
他サイトから挿入
- 【土佐】 どだい(非常に、実に)
- 帰りの高速道路は、どだい混んじょったよ。(帰りの高速道路は、非常に混んでいたよ。)
【賛】dRDha
(= mfn. fixed , firm , hard , strong , solid , massive 〔規模や程度などが〕圧倒的な、壮大な、大規模な; ; steadily , perseveringly 我慢強く、根気よく, thoroughly , much 非常に、多く, very well MBh.) どだい
- 【土佐】 どっさり(沢山)
- 【土佐】 とっと(ずっと)
- 【土佐】 どまぐれる(大いに驚き途方にくれる、 とほうにくれる)
他サイトから挿入
【賛】samAkula
(= mf(%{A})n. crowded together , crowded or filled with , full of , abounding in (instr. or comp.) MBh. ; greatly agitated or confounded , troubled , confused , flurried , bewildered 途方に暮れた、当惑した、混乱した、道に迷った、道のない by (comp.) ib.) どまくれ (s-t-d)
る
【賛】samAkulatva
(= n. great agitation or confusion , great bewilderment or trouble of mind MW.) どまくれた (s-d)
- 【土佐】 とろとろ(沢山)
【民】toRu (= 01 1. herd of cows; 2. cattle-stall; 3. shepherd caste; 4. crowd, multitude, host; 5. plenty 沢山, abundance) とろ
【民】turai (= 02 1. quickness, speed, haste; 2. abundance, plenty, increase) とろ
- 【土佐】 どんばあ(どれだけ)
【賛】 tena
(= 2 ind. (instr. of 2. %{ta4}) in that direction , there (correl. to %{yena} , `" in which direction , where "') SaddhP.; in that manner どんな, thus (correl. to %{yena} , `" in what manner "') , Pa1rGr2. ; on that account , for that reason , therefore (correl. to %{yena} [Mn. ] , %{ya4d} [S3Br. ] , %{yasmAt} [MBh. ] , %{yatas} [Sa1h. ]) ; %{tena@hi} , therefore , now then S3ak. ) どん
c. 「どん」 + 「【土佐】 〜ばあ(ほど、ばかり、位)」
- 【土佐】 なぐれる(手間を取られる)
他サイトから挿入
- 【土佐】 なやしがない(頑固で柔軟性がない、体が硬い)
- 【土佐】 なよい(柔らかい、しなやかな)
- 【土佐】 なんちゃあ(いいえ、何にも[打ち消して])
- この問題は、なんちゃあ難しいことないき。(この問題は、何も難しいことはありません。)
【民】mAcu (= ; 12. cf. trifle 些細なこと; ) なんちゃ (+ん)
【賛】mAtra
(= m. a Bra1hman of the lowest order 一番下 i.e. only by birth Hcat. ;; the full or simple measure of anything それで全て, the whole or totality , the one thing and no more , ) なんちゃあ (+ん)
- 【土佐】 なんちゃあ、なんちゃあ[重語](どういたしまして[謙遜的に])
【賛】man, manyate, -ti, manute
(= ; think of, meditate on (as in prayer), intend or wish for, remember, mention, declare (acc., r. gen.); find out, invent; perceive, observe, know, understand, comprehend (gen. or acc.). With {bahu} esteem, honour, w. {laghu} disesteem, despise, w. {sAdhu} ({niti}) approve 同意, commend, w. {tRNAya} (cf. above) value at a straw, esteem lightly, w. {na} think nothing of, disregard; {manye} methinks-(often inserted parenthetically). C. {mAnayati} ({-te}
), pp. {mAnita} honour 名誉な, esteem. ; grant 許容内, impart; allow 許可, permit; indulge, forgive; ) なんちゃあ、なんやして
c. 富山弁「なんじゃして 【どういたしまして。】」と同系。
c. 【土佐】「 いんげの(どういたしまして)」の別表現。
c. don't mention で攻めたら、honour で引っかかった。
c. 感覚的には英語と同じ。 don't mention it. 言及に値しない(あたりまえの事。)My pleasure 私の喜び。許容範囲内の事柄。 granted, allowed, permited, estimated 想定内。いいんだよ。My pleasure に近い表現と言える。i.e.「名誉な事です」
c. 万葉 manyo --- respectable, honourable と親戚。
【賛】mAnya
(= mfn. to be respected or honoured , worthy of honour , respectable , venerable Mn.) まんよう
- 【土佐】 なんてことない(大したことでない)
- 【土佐】 なんぼし(ほとんど〜ない[打ち消しに用いる])
- 【土佐】 なんぼゆうたち(いくら何でも)
- なんぼゆうたち、ここまで歩いて来たかえ。(いくら何でも、ここまで歩いて来ましたか。)
【民】
nIlampiTipaTu-tal (= to be
impossible of accomplishment 実行不可能)
なんぼゆうたち
cf. ex. 使用例
「なんぼ言うたちそれはないわぁ」
cf.
「いくらなんでも」は英語でなんと言えばいいのでしょうか There is no way, couldn’t possibly
- 【土佐】 なんぼゆうたちいかんちや(いくら何でも駄目です)
- 【土佐】 〜に(〜のに、〜の)
【賛】niranurodha
(= a. regardless 〜にもかかわらず, unkind 不親切な、意地悪, indifferent to (loc.) 〜とは無関係に.) なのにだ (r-n, r-n)
- 【土佐】 にい(兄さん)
- 【土佐】 〜にかあらん(〜にそっくり、〜のようだ)
- 【土佐】 にの(蓑[みの]) 不明
- 【土佐】 にようぶか(〜する必要はない、〜する程の事はない)不明 → 有った。
- あれっぱあの事で、こんな御礼にようぶかよ。(あの程度の事で、これほどの御礼の必要はないですよ。)
他の例文を探したが web には無かった。 --- でも分かった。
【賛】
mAnyatva
(= n. the being honoured by (gen.) , respectability ,
worthiness 価値がある、光栄です VarBr2S.)
にようぶか (t 無音, +か)
c. 原意は、「必要ない」では無くて、「尊敬して頂いてありがとう。光栄です。恐縮至極です。身に余る光栄。」の意、です。「か」は、形容詞語尾ですね。
c. 「によう」は、「万葉(まんよう)」の意の様だ。面白い。万葉集とは、「尊敬すべき歌の集まり」みたい。万葉の時代、とは、尊敬に値する時代、の意。みたい。
【賛】
mAnya
(= mfn. to be respected 尊敬すべき or honoured 誇るべき,
worthy of honour 名誉, respectable 尊敬, venerable @〔人が年齢・知恵・業績などから〕尊い、立派な、尊敬する。 A〔宗教的・歴史的に〕崇敬する、畏敬する。 B大昔の、非常に古い、時代がかった Mn. ; (%{mAnya4}) m. patr. fr. 1. %{mA4na} RV.)
まんよう
cf.
万葉集 (wikipedia) 〜『万葉集』の名前の意味についてはいくつかの説が提唱されている。〜
- 【土佐】 にをする(相当沢山の収穫・漁がある)
- 【土佐】 にんにん( にこにこのこと、にこにこ)
他サイトから挿入
- 【土佐】 ぬく(脱ぐ)
【賛】muc
, muJcati, -te (= ; send forth, emit, throw, hurl. C. deliver from (abl.), loosen, untie (the hair), take off. {upa} put on, don. {nis} loosen, untie, free from (abl.). P. cast the skin (of a snake), be stripped 脱ぐ、剥ぐ(はぐ) or deprived はぎ取る、奪う of (instr.). {vinis} abandon, give up;) ぬく
- 【土佐】 ぬくい(暖かい)
- 【土佐】 ぬぶ(延びる)
- 【土佐】 ぬべる(水でうすめる)
他サイトから挿入
- 【土佐】 ねき(近く、側)
他サイトから挿入
- 【土佐】 ねめる(睨む[にらむ])
- 先生にねめつけられた。(先生に睨みつけられた。)
【民】milAntu-tal (= to gaze 睨む、凝視, stare 〔人が目を見開いて〕じっと見る、凝視する; to look ghastly, as dying persons) ねめんだ (l-m)、にらんだ
【民】muRaittuppAr-ttal (= to stare; 1. to stare in bewilderment, as cattle, horses) ねめったぱや (R-m)
- 【土佐】 〜ねや(〜だこと、〜ですね)
- 【土佐】 ねや(寝床)
- 【土佐】 ねんごう(不都合な、無礼な、横着な)
【民】mUkku (= 02 rude 〔人や行為が〕不作法な、無礼な talk) ねんごう (+ん)
c. 意味が曖昧なので確認しようとしたが、web で土佐弁で「ねんごう」は、このサイトしかなかった。
山口県では、「ねんごう」は、屁理屈、とあるが。 i.e. ねんごうたれ=くだらない事を言う。もんごたれ =屁理屈を言う。
c. 今治弁「ねんごうな 【利いた風な】」、伊予弁「ねんご 【くどい、自慢たらしい、生意気、えらそぶる。小利口な。】」は、下記。
【賛】nAgara
(= mf(%{I})n. (fr. %{nagara}) townborn 都会生まれ, town-bred , relating or belonging to a town or city , town-like , civic MBh. ; spoken in a town (said of a partic. Apabhran2s3a dialect ; cf. %{upa-n-}) Sa1h. ; polite , civil , S3ak (v.l. for %{-rika}) ; clever 利口, dexterous 器用な、巧妙な、機敏な、抜け目のない、利口な, cunning ずるい Dhu1rtan. ;) ねんご (+ん)、ねんごう (+ん)、ねんごう (+ん)な
- 【土佐】 ねんごろ(残らず、すっかり、全部)
【賛】nikhila
(= mf(%{A})n. complete 完全, all 全て, whole 全体、全部, entire すっかり Up. Mn. ; (%{ena}) ind. completely , totally MBh. (cf. %{a-kh-}).) ねんごろ (+ん)
- 【土佐】 のーし(強調の意で語尾に付ける副詞)
- 【土佐】 のうがわるい、のうがわりい(具合が悪い、気分が悪い)
- 【土佐】 のうとこ(苗床、苗代)
【民】nARRagkAl (= 1. land used for raising seedlings, seed-bed, nursery) のうとこの (R-t)
【民】neTugkiTai (= 1. being bed-ridden for a long time, as from a disease) ねどこだい
c. 苗床は、 nursery bed 《園芸》 と言う。
- 【土佐】 のうなる(無くなる、亡くなる)
- 醤油が、のうなったき、またこうてきてや。(醤油が、無くなったので、また買って来てください。)
【賛】niramaNa
(= 2 mfn. (%{nis} + %{am} ?) worn out 摩滅する, exhausted 資源が枯渇した S3Br.) のうな
る
- 昨夜9時頃、のうなったそうや。(昨夜9時頃、亡くなられたそうです。)
【民】mujncu-tal (= 1. to die 死ぬ; 2. to end) のうにゃた (c-t)
- 【土佐】 のかな(ひょうきんな)
【民】naLin2akkAran2 (= 1. wag, witty, humorous man; 2. jester 道化師, buffoon; 3. mocker, scoffe) のかな (L 無音)
【民】nakaivEzampar (= professional buffoons, clowns) のかな (v-n)
- 【土佐】 のさな(いいかげんな)
- 【土佐】 のす(叩く)
【賛】nuD
(= cl. 6. P. %{nuDati} , to hurt-strike 叩く、叩きめす、やっつける, kill 殺す, Dha1t.) のす
【賛】nimath
(= (ind. p. %{-mathya}) , to strike down 打ち倒す, kill R. ) のす
- 【土佐】 のせん(どうしようもない、納得できない)
- 全部売り切れたと、のせんねや。(全部売り切れたそうですが、どうしようもないね。)
【賛】muc, muJcati, -te
(= 1 & {muca3ti, -te}, pp. {mukta3}, ger. {mukttA3} [[-,]] (q.v.) release, deliver from (abl. or {tas}) unloose, open; let go, set free, relinquish, abandon, forsake, quit 終了, put off, lay aside, give up お手上げ、お仕舞い、万事休す, grant, bestow;) のせん (+ん)
c. 「ん」て、何だ?。余分だ。無くても良いが、「(もう)何もできん」のニュアンスが入り、否定の「ん」が入った。本当は、不用。多分。
- 【土佐】 のっそ(入り交じる)
他サイトから挿入した
【民】
martti-ttal (= 01 1. to knead 捏ねる(こねる), rub 擦る; 2. to
mix 混ぜる、交じる, compound, as medicines; 3. to pound, grind; 4. to beat soundly, thrash)
のっそ
cf. 「のっそにならんように分けよったに」 「のっそになったじゃけや」
cf.
「原材料はのっそで幾らばぁになりますか」
- 【土佐】 のっぺち(辺り一面、そこやここやに)
- 【土佐】 のとろ(沢山)
- 【土佐】 のぼす(有頂天になる)
- クラスで一人だけ100点満点やったき、のぼしちゅう。(クラスで一人だけ100点満点やったき、有頂天になっている。)
【賛】mAnabhRt
(= a. bearing pride 誇りを持って, proud 自慢.) のぼす、のぼし
【民】paravacam (= 1. subjection to another; 2. ecstacy, transport of joy, ★rapture 有頂天; 3. loss of the senses, unconsciousness; 4. oath; 5. inattention, heedlessness) のぼすノ (p-n)
- 【土佐】 〜ばあ(ほど、ばかり、位)
- この前の日曜日にゃ、たるばあ寝た。(この前の日曜日には、充分に寝た。)
【賛】para
(= a. far, distant, different; either in space, i.e. remote, opposite, foreign, hostile--or in time, i.e past, previous, former, ancient, old; subsequent, future, later, last, extreme; --or in number, order, & degree 位、程度、割合、数値, i.e. exceeding, more than) ばあ
c. パラメータのパラ、に対応。
【賛】bhAva
(= m. ( %{bhU}) becoming , being , existing , occurring , appearance S3vetUp. ; turning or transition into (loc. or comp.) MBh. ; continuance (opp. to cessation ; %{eko7ti-bhAva} , continuity of the thread of existence through successive births Buddh. , wrongly translated under %{eko7ti-bh-}) MBh. ; state 状態, condition , rank ランク、水準、レベル、程度 (with %{sthAvira} , old age ;) ばあ
c. 【土佐】 「そればあ(その程度)」の用法。【土佐】「 どんばあ(どれだけ)」の用法。
- 【土佐】 はしかい(気性が荒い、短気な)
- 【土佐】 はそい(脆い[もろい])
- この樹木の枝は、はそいき注意しいや。(この樹木の枝は、脆いので注意しなさい。)
【賛】bhidura
(= a. easily split or broken, fragile 〔物が〕壊れやすい、もろい、割れやすい, 「割れ物注意」 brittle; breaking, destroying; coming into contact, mingling or joining with (---).) はそい (b-h, d-s, r-y)
- 【土佐】 はちきん(男勝りな女性)
- 【土佐】 ばっさりいたね(残念ですね)
- 生け簀から魚が逃げた言いよったね、ばっさりいたね。(生け簀から魚が逃げたと言ってましたね、残念でしたね。)
【民】paccAttApam (= 1. repentance, regret, contrition; 2. compassion, pity) ばっさーたーぱむ
【賛】pazcAttApa
(= , %{-hata
} (Hit.) mfn. smitten by repentance , regretful 残念、気の毒; ) ばずかーたーぱいーた
【賛】visaMvAdita
(= mfn. (fr. Caus.) disappointed がっかり、失望, dissatisfied R. ;) ばっさりいーた (v-r)
- 【土佐】 はや(もう、早くも)
- はや帰るかね、もう一寸おっていきや。(もう帰りますか、もう一寸居りなさいや。)
【賛】pUrva
(= a. being before (sp. & t.), fore, first, eastern, to the east of (abl.); prior, preceding, ancient, previous to, earlier than 予定より早い) はや
- 【土佐】 ばる([小便を]する)
【民】pey-tal (= 1. to rain, fall, as dew or hail; 1. to pour down, pour into; 2. to put, place, lay, put into, serve up, as food in a dish; 3. to throw out, throw aside; ; 13. to discharge 排尿する, as urine 尿; to shed, as tears 涙を流す;) ば る
- 【土佐】 ばんば(お婆さん)
- 【土佐】 ひいとい(一日)
- 【土佐】 ひがちになる(一心不乱、必死になる)
他サイトから挿入
- 【土佐】 ひがつよい(心強い)
- 【土佐】 ひこじる(引きずる)
- 【土佐】 ひせくる(泣きじゃくる、大声で泣き叫ぶ)
- おかあがおらんようなったから、ひせくりゆう。(お母さんが居なくなったので、大声で泣き叫んでいる。)
【賛】kR
(= 1 ({skR}), {kRNo3ti, kRNute3, karo3ti, kurute} ({karati} & {karti}), pp. {kRta3} (q.v.) make, do, cause or produce anything in or on one's self or others; absol. act, work; bring or help to (dat.); {karikrati} (3 pl.) do repeatedly 反復する.) くる
c. 「ひせくる」 = 「ひせる」 + 「くる」 複合語。
- 【土佐】 ひせる(叫ぶ、泣き叫ぶ)
【賛】virud
(= P. %{-roditi} , to weep 泣き叫ぶ or cry aloud , sob , lament , bewail MBh.) ひせ (r 無音)
る
- 【土佐】 びっしり(頻繁に)
- この公園には、びっしり来ゆう。(この公園には、頻繁に来ている。)
【賛】purutrA
(= ind. variously , in many ways or places or directions ; many times 数多く、何回も, often 頻繁に RV.) びっしり (r 無音)
【賛】parizIl
(= P. %{-zIlayati} , to practise , use frequently 高頻度使用 Ka1v. ; to treat well , cherish , Prasann.) びっしり (r 無音)
- 【土佐】 ぴっと(少し)
- 【土佐】 ひとへもん(単衣[ひとえ])
- 【土佐】 ひぼ(紐[ひも])
【民】van2pu (= 1. strength, firmness; 2. hardness, as of heart; 3. thought, attention; 4. strap 紐, as of leather 革製) ひぼ (n 無音)
- 【土佐】 ひやい(寒い)
- 【土佐】 ひょうげ(ひょうきんな人)
- 【土佐】 ひんずに(自然に、ひとりでに、しぜんに)
【賛】vRthA
(= adv. at will, at pleasure; freely 束縛を受けずに、制限されずに、自由に, gaily, at random; in vain, for nothing, falsely, wrongly (often ---). ひんず (+ん)
- 【土佐】 びんずる、びんづる(怒る、均衡を失う)
- 【土佐】 びんび(魚(幼児語))
他サイトから挿入
【民】peruvaraimIn2 (= a fish 魚 (TLS) ) びんび (r-n)、ビービ
【民】perugkArai (= 1. grey emetic nut, s. tr., randia uliginosa ; 2. a large species of ka1rai fish 大型の魚) ビーコ
c. 【びんび】「魚」の幼児語
年配の人が小さい子供に『見てみぃ、お池にびんびがおるぞね』
とかって使う。ほんで子供も魚を見て「びんび、びんび!」
c. 魚を現す幼児語なんですが、(こちら四国)
ビーコ、、ビービ、ビンビ、とかいいますが
- 【土佐】 ふきまくる(吹き荒れる、強烈に吹く)
- 【土佐】 ふごめ(ふんどし)
他サイトから挿入 不明 → 有った。
【賛】vasana
(= 1 n. (for 2. see col. 3) cloth , clothes , dress , garment , apparel , attire (du. an upper and lower garment) RV. (ifc. f. %{A} = clothed in , surrounded by , engrossed by i.e. wholly devoted or attached to e.g. to a doctrine Ka1v. Pur.) ; investment , siege L. ; a leaf of the cinnamon tree L. ; (also %{A} f.) an ornament woris by women round the loins L.) ふごめ (s-g)
c. woris はスペルミス。Google 翻訳は、 works では、と指摘。「女性による腰・股回りの飾り。つまり、女性用フンドシ(?)」。 (s-k-g) 音通は、西洋では良くある。典型的なグリムの法則 ex. シーザー、と、カイザー、の音通関係。
- 【土佐】 ふたる(捨てられる、落とし物がある)
- 道にハンカチがふたっちょったが、誰のがぜよ。(道にハンカチが落ちていたが、誰のものでしょうか。)
【賛】vidhUta
(= mfn. shaken or tossed about &c. ; shaken off , dispelled , removed , discarded 捨てられた, abandoned , relinquished MBh. ;) ふた
る、ふてた、ふたっちょった
【民】uttu-tal (= to discard 捨てる, throw away 投げる) うっちゃ る、ふた (u-f) る
- 【土佐】 ふてる(捨てる)
- 【土佐】 ふつくろ(懐[ふところ])
【賛】puTaka
(= m. a fold , pocket ポケット, slit 隙間、切込み, cavity へこみ Ka1v. Pur. ; a partic. position of the hands Cat. ; a bag or vessel made of a leaf doubled over in a funnelshape Ra1jat. ;) ふつころ (+ろ)
- 【土佐】 ぶらくる(ぶら下がる)
- 【土佐】 ぶる(同じ)
他サイトから挿入
- 【土佐】 へこい(ずるい)
- その手は、へこいやり方やね。(その手は、ずるいやり方やね。)
【賛】vakra
(= mf(%{A})n. crooked 曲がっている, curved , bent , tortuous , twisted , wry , oblique AV. ; curled , curly (as hair) AV. ; having an apparently backward motion , retrograde (said of planets) Su1ryas. ; (in prosody) long (the form of the long mark being curved) ; crooked in disposition , cunning ずるい, fraudulent , dishonest , evasive , ambiguous Kat2hUp.) へこい
c. cunning の他県は皆「こすい」系で、「へこい」系は皆無。高知弁は少し変わっているネ。面白い。
- 【土佐】 へごな、へごーな(粗末、悪い、意地が悪い、意地汚い)
- 器量のへごな蜜柑やけど、なかなか旨いぞね。(器量の悪い蜜柑ですが、なかなか旨いですよ。)
- そんなへごな事しなや。(そんな意地の悪い事しないでください。)
【賛】pApakarmin
(= mfn. `" wrong-doing "' , wicked 意地悪な、邪悪な, a villain or sinner Ma1rkP.) へーごな
【賛】pApaka
(= , f. {-pikA} (& {-pakI}) bad 悪い, evil; n. evil, wrong, sin; m. wicked person 邪悪な人, villain.) へへご
- 【土佐】 へこすい(ずるい)
- へこすい方法で勝った。(ずるい方法で勝った。)
【賛】bahu
(= mf(%{vI4} or %{u})n. much , many , frequent , abundant , numerous , great or considerable in quantity (n. also as subst. with gen.) RV. (rarely in Man2d2. i-ix) AV. (%{tadbahu-yad} , `" it is a great matter that "' MBh. ; %{tvayA@me@bahu@kRtaM-yad} , `" you have done me a great service by-or that- "' Nal. ; %{kim@bahunA} , `" what occasion is there for much talk? "' i.e. `" in short "' S3ak. Hit.) ; abounding or rich in (instr.) S3Br. ; large , great , mighty AV. ; (%{u4}) ind. much , very 非常に, abundantly , greatly , in a high degree 高い度合い、高レベル, frequently , often , mostly RV. (often ibc. , where also= nearly , almost , rather , somewhat [724,3] ; cf. %{bahu-tRNa} , %{bahu-trivarSa} and Pa1n2. ; %{bahu-man} = to think much of esteem highly , prize , value) ; n. the pl. number AitBr.) へ
【賛】khoTi
(= f. a cunning ずるい or scheming woman ずるい女 (v.l. %{khori}) L.) こすい
c. これは、複合語である。単独では未登録。「へ」+「こすい」= 非常にコスイ、の意。
c. 「ずるい」もある。
【賛】dhUrta
(= a. shrewd, sly ずる賢い、狡猾な, cunning; m. rogue. cheat; abstr. {-tA} f., {-tva} n.) ずるいだ
- 【土佐】 へち(間違い、脇)
- 【民】pizai (= 02 1. fault, misdemeanour, crime; 2. defect, want; 3. mistake 間違い、誤り, error, inaccuracy) へち
- 【民】pATu (= ; 29. side 脇; ) へち
【民】pazu (= 03 1. rib; 2. side of the body; 3. round of a ladder; 4. frame; 5. devil) へち
- 【土佐】 へべれけ(泥酔のさま、よいどれ)
他サイトから挿入
【賛】pA
(= A1. %{pape} , %{papire
} RV. ; ; to drink up 飲み過ぎ, exhaust , absorb 〔時間・体力・収入・資源などを〕使い尽くす、消耗する BhP. ; to drink intoxicating liquors 酩酊する Buddh.: ) へべれ
- 【土佐】 べろ(舌)
- 【土佐】 へんしも(早急に、直ぐに、急いで)
- へんしも来てや、子供が流されゆう。(早急に来てください、子供が流されています。)
【賛】prathama
(= a. first, primal, foremost, earliest, principal, best, chief. --- & n. first, before (n. as prep. w. gen.), for the first time, just, now, immediately 直ちに; often also adj. pro adv. -- m. the first (third) person; f. {A} the first or nominative case and its endings.) へんしも (r-n)
【賛】prathama
(= ; just , newly , at once 直ちに, forthwith (also %{At} Hariv.) ; ) へんしも (r-n)
- 【土佐】 ほうくる(投げ捨てる、そのままの状態にしておく)
- 【土佐】 ほうげる、ほげる(戯ける[おどける]、調子に乗る)
- 【土佐】 ほがな(良く戯ける人)
- 【土佐】 ほけ(蒸気、湯気、じょうき)
他サイトからの挿入
【民】pukai (= 01 1. smoke, fume; 2. mist, haze; 3. vapour, steam 湯気、蒸気;) ほけ 他サイトから挿入、
c. 出雲弁「ほけー, ほせー 【《名》湯気】 」と同類、熊本弁「ほけ 【湯気(ゆげ)】」と同一。
- 【土佐】 ほこる(埃がたつ)
- 【土佐】 ぼしきる(ぶった切る、打っ手切る、叩き切る)
- 樹の枝が道路にまぎっちゅうき、柄鎌(えがま)でぼしきっちょいて。(樹の枝が道路に邪魔になっているので、柄鎌でぶった切っておいてください。)
【賛】vrazc, vRzcati
(= , pp. {vRkNa3} hew down 〔おのなどで何度もたたいて〕切り取る, fell (a tree), cut to [[,]] pieces. -- {api} hew off or asunder. {ava} cut off, sever. {A} sever, separate, estrange or alienate from (dat. or loc.). {ni} hew down, fell. {pari} cut, mutilate. {pra} cut or split off. {vi} cut or split asunder. {sam} hew or cut in pieces.) ぼしき (r 無音)
る、ぼしきった
- 【土佐】 ほたえる(騒ぐ)
- この場所でほたえたらいかん。(この場所で騒いでは駄目です。)
【民】poTTil (= machine with pistolets to make a cracking noise 騒ぐ in a procession) ほたえる
【民】viTai-ttal (= 04 1. to prevent, obstruct, parry; 2. to afflict, cause pain; 1. to droop, languish; 2. to sob; 3. to be very angry; to burst into a rage 暴れる; ) ほたえ る
c. 京都弁「ほたえる 【たわむれる、あばれる】」、奈良弁「ほたえる 【あばれる】」と同じ。
- 【土佐】 ほたくる(放置する、投げ捨てる)
- 無い、無いと思うて探しよったら、こんな所にほたくられちゅう。(無い、無いと思い探していたら、こんな所に投げ捨てられている。)
【賛】vyatikram
(= P. A1. %{-krAmati} , %{-kramate} (ind. p. %{-kramya}) , to go or pass by , step over or beyond (lit. and fig.) MBh. R. Pan5cat. ; to pass away , elapse , be spent (as time) ib. BhP. ; to excel , surpass , conquer R. ; to neglect 放ったらかし, omit , violate ib.) ほたくる (m 無音)
c. 前出の「ほうくる」と姉妹関係。
- 【土佐】 ぼっこうな(突拍子もない)
他サイトから挿入
- ぼっこうなかっこしゆう(突拍子もない格好をしている)
【民】
pEyppOkku (= irregular,
absurd 不条理な、ばかげた、ばかばかしい conduct 行為)
ぼっこう
【民】
picci (= 03
crazy 頭がおかしい[変で・どうかして]、気が狂って[違って]、正気でない、正気を失って、発狂して、まともじゃない、常軌を逸した person)
ぼっこう (c-k)
c. 「
ぼっこな」と言う
サイトもある。
- 【土佐】 ぼっちり(丁度、ぴったり)
- 先日買った服は、ぼっちりのサイズやった。(先日買った服は、丁度のサイズでした。)
【賛】pAtra
(= ; (met.) a capable or competent person , an adept in , master of (gen.) , any one worthy of or fit 適合 for or abounding in (gen. loc. , inf. or comp.) MBh.;) ぼっちら
【賛】pathya
(= a. customary, normal, regular, suitable, fit, proper. ) ぼっちり (y-r)
c. 時間どおりの「ばっちし」は下記。
【民】pozutOTu (= 1. just before sunset; 2. in time 予定通り) ばっちし
- 【土佐】 ほら(会話の途中や最後に入れて、賛同・同意を促す)
【民】pila-ttal (= to strengthen 強意, justify 正当化, confirm 確認処理) ほら
c. image がつかめませんね。
cf. ex. あとは相槌に土佐弁で「ほら」って使うと思うがですけど、例えば「昨日あたしが行っちょったわ、ほら」「これ見て、ほら」みたいな感じで。
これ山田弁やと「こら」っていう人もおるがですよ。
「これ見て、こら」みたいな言い方です。「こら」というか「こゎ」に近い発音の人もおるですね。「ほら」の場合も「ほゎ」に近い発音の人もおるき一緒かも知れんですね。
- 【土佐】 ぼる、ぼれる(漏る、漏れる)
- 【土佐】 ほんだら(それでは)/ ほななー(それでは)
他サイトから挿入
- (電話で)ほななー(じゃあね) うちの祖母が電話の最後に
必ずこの言葉を言ってました。
【賛】punar
(= adv. back, home, again 又ねー, once more {nbhUyas}); again and again, repeatedly) ほななー (r-n)
- 【土佐】 ぼんと(一切、全て、皆)
【賛】vRnda
(= n. (fr. 1. %{vR} ?) a heap , multitude , host , flock , swarm , number , quantity , aggregation; ; mfn. numerous , many , much , all 全て W.) ぼんと
- 【土佐】 まーり(鞠[まり])
- 【土佐】 まい(眉、繭)
- 【土佐】 まいまいする(焦れる。いてもたってもいられない様子。男女 共に使用。)
他サイトから追加した。
- 子供が行きとうて行きとうて、まいまいしゆう。
- 待ち合わせの時間が待ち遠しくてまいまいしゆう。
【賛】niramarSa
(= mfn. not impatient いらつく, apathetic MBh. R. (v. l. %{nir-Am-}).) まいまいす
る
【賛】vimarSin
(=mfn. impatient , intolerant , averse , disliking ib.) まいまいしん (v-m)
- 【土佐】 まえがきれる(リーダーシップがとれる)
- あの男は、前が切れるき。(あの男は、リーダーシップがとれる。)
【民】nAkarikar (= 1. citizens, townsmen, city folk; 2. persons possessing a kindly feeling for their friends; 3. scholars, learned persons; 4. skilful persons 手腕家、有能な人;) まえきれる (k 無音)
c. 「かまがきれる(問題解決能力が高い)」と同類。
- 【土佐】 まえがきれん(リーダーシップがとれない)
- あの男は、前が切れん。(あの男は、リーダーシップがとれない。)
- 【土佐】 まぎる(邪魔になる)
- 車がまぎっちゅうき、通れん。(車が邪魔になって、通れない。)
【賛】nirAkRti
(= 2 f. disturbance 妨害、外乱、邪魔, interruption 遮る(さえぎる)[妨害する・中断する]こと.) まぎるだ (R 無音)
【賛】vicchitti
(= f. interruption, disturbance, hindrance, frustration.) まぎっち (v-m)
- 【土佐】 まける(溢れる、こぼれる)
- 【土佐】 またい、まったい(弱い)
他サイトから挿入
- @ 喧嘩や勝負事に弱い A 気が弱い
【賛】
mRdu
(= (f. {mRdu3} & {
mRdvI3
}) soft 柔らかい, tender, delicate, mild, gentle 優しい,
weak 弱い, moderate; m. n. softness, gentleness.)
またい、まったい
cf.
『またい』|りょうの土佐弁語録, cf.
「またい」 和歌山弁 「 弱い」、「優しい」、「ゆるい」
- 【土佐】 まっこと(本当に[強調語])
- この木目は、まっこと綺麗なのう。(この木目は、本当に綺麗ですね。)
【賛】maGkSu
(= ind. (cf. %{makSu}) quickly , immediately , directly , instantly Ka1v. Katha1s. ; very much , exceedingly L. ; truly , really 本当に L. ; ) まっこつ (S-t)、まっこと (S-t)
c. 「げにまっこと」、「しょうまっこと」の複合語の元。
- 【土佐】 まどろこしい、まどろっこしい(動作が遅くて待ちきれない様子)
- 【土佐】 みぞい(短い)
【賛】nIca
(= mf(%{A})n. (%{ni} +2. %{aJc}) low , not high , short 短い, dwarfish Mn. ;) みぞい (c-z)
【賛】nIcaka
(= mf(%{ikA})n. low , short L. ; ) みじか (c-t)
- 【土佐】 みてる(亡くなる、品切れになる)
- 【土佐】 みょうぶ(屏風[びょうぶ])
【民】maRaippu (= 1. concealment, obscuration; 2. screen 〔部屋などの〕間仕切り、ついたて, temporary enclosure) みょうぶ
【民】maRaivu (= 1. vanishing, disappearance; 2. covert, hiding place, den; 3. secret; 4. shelter, screen; 5. occultation) みょうぶ
c. 「びょうぶ」は探したが、今一であった。 (m-p) 音通で、「みょうぶ」が「びょうぶ」に変わったのであろうか。何れにせよ、高知弁の方が他県より古いことは確かである。
- 【土佐】 むえきむえき(他人の言動を制する場合などに使う)
- そんなことしたち、むえきむえき。(そんな事をしても、無駄だよ。)
【賛】mogha (mogha)
(= a. vain 無駄、無効化, useless, causeless, good for nothing; --- & n. adv.) むえきむえき
100 点 ◎
c. mogha (mogha) の (mogha) は、2回反復も可能を示す。土佐弁と同じ。
- 【土佐】 むかれん(向いてはいけない)
- 向こうむかれん、絶壁で脚が震えるき。(向こうを向いてはいけない、絶壁で脚が震えるので。)
【賛】niyuj
(= ; to place at , put in the way (with loc.) MBh. ; to direct towards 〜の方向に向く, fix (mind or eyes upon , with loc.) ib. ;) むく (j-k)
【民】mukajncey-tal (= to face 顔を向ける; to look toward; 1. to appear; 2. to be first) むきにゃせい
- 【土佐】 むりむっちゃく(無理矢理)
- 【土佐】 めげる(物の端がかげること かげる)
他サイトから挿入
- 【土佐】 めくそばあ(ほんの少しばかり) 不明 → 有り。
- 【土佐】 めっそ(あまり、それほど)
- 【土佐】 めった(弱った、参った)
- 【土佐】 めのはらがいたい(はらはらする)
他サイトから挿入
- 【土佐】 もがる(しつこく粘る)
- 【土佐】 もがる(反抗する、はんたいする)
他サイトから挿入
- 【土佐】 もぎ(麦)
- 【土佐】 もんた(帰った)
- 【土佐】 〜や ☑(語尾に付けて命令口調)
- 【土佐】 やあやあ(刀のこと かたな)
他サイトから挿入
- 【土佐】 やかましい(うるさい、騒々しい)
- 【土佐】 〜やき(〜なので)
- 冬やき、洗濯もんがなかなか乾かん。(冬なので、洗濯物がなかなか乾かない。)
【賛】yarhi
(= ind. (fr. 3. %{ya} ; correlative of %{ta4rhi} , %{eta4rhi} , but also followed by %{tadA} , %{tatra} , %{atha} &c.) when , at which time , whenever , while , whereas (with pres. or Pot. , imp. aor. or pf. ; sometimes also with no verb) TS. AitBr. BhP. ; since , as , because 〜なので、理由 BhP.) やき (h-k)
- 【土佐】 やけのやんぱち(自暴自棄、やけ)
他サイトから挿入
【賛】vihApita
(= mfn. (fr. Caus.) caused to abandon 自暴自棄になる or give up 諦める、放棄 &c. ; given W. ; extorted ib. ; n. a gift , donation Pa1rs3van.) やけっぱち (h-k)
【賛】yuGg
(= cl. 1. P. %{yuGgati} , to desert , relinquish , abandon 放棄 Dha1tup.) やけ
【賛】viklavIbhU
(= P. %{-bhavati
} , to grow despondent 落胆, despair 絶望する Ka1d.) やけのやんぱ (l-n, +ん)、やけのやんぱち (l-n, +ん)
- 【土佐】 やくざな(乱雑な)
- 【土佐】 やしべる(軽蔑する)
- 【土佐】 〜やち(〜でも)
- 誰やち、いにたいわ。(誰でも、帰りたいよ。)
【賛】yadi (yadI)
(= conj. if, when (also {yadi cid, yadi ced, ya3dId, ya3dyu}, in the correl. clause often followed by {atha, tad, tadA, tatas, tarhi, tena}, etc.); that, but (after a neg.); if not, perhaps that; how if? -- {tadyapi} 1 or {api yadi} -- ({tathApi} or {tadapi}) = although, however -- (still, nevertheless). {yadi (vA)} -- {yadi (vA)} whether もし〜ならば -- or; {yadi--na vA} whether -- or not.) やち
c. コレ、難しい。 コレは、接続詞である。「〜であろうが」「もし〜ならば」の whether である。
- 【土佐】 やばかる(じゃまする、ねたむ)
他サイトから挿入
【賛】vyavaccheda
(= m. getting rid of (---), separation, distinction, interruption 妨害, exclusion.) やばかった
- 【土佐】 やま(麻緒、麻糸)
- 【土佐】 やまった(しまった)
- 【土佐】 やもす(恥ずかしがり屋、人見知りする子供)
- 【土佐】 やりまくる(徹底して行う)
- 大会に備えて、拳玉の練習をやりまくった。(大会に備えて、拳玉の練習を徹底しておこなった。)
【賛】vRt, vartate, -ti, vavartti
(= ; perform 実施する、実行する, accomplish, make, do, utter; ) やるだ、やっただ
【賛】nikhila
(= mf(%{A})n. complete , all , whole , entire Up. ; (%{ena}) ind. completely 徹底的に、完璧に, totally MBh. (cf. %{a-kh-}).) まくる、まくり
- 【土佐】 やれん(やってられない、我慢できない)
- あんなに朝から晩まで怒鳴られたら、やれん。(あんなに朝から晩まで怒鳴られたら、やってられない。)
【賛】vRt, vartate, -ti, vavartti
(= ; move or turn towards (adv. in {tas}). {anu} intr. pass or rise after, last, continue 続ける, also = S. (g.);) やるだ、やって
c. 「〜できない」の「〜れん」は、不明。捜したが、今一。
- 【土佐】 やんだ、やんがて(やがて)
- この雲行きでは、やんだ[やんがて]雨になるね。(この雲行きでは、やがて雨になるね。)
【賛】yadA
(= - %{tadA@prabhRti} , `" from whatever time - from that time forward "' R. ; %{yadai9va@khalu} - %{tadA@prabhrity@eva} , `" as soon as すぐに - thence forward しばらくして"' S3ak. ;) やんだ (+ん)
【賛】yAvat
(= mf(%{atI})n. (fr. 3. %{ya} ; correlative of %{tAvat} q.v.) as great , as large , as much , as many , as often , as frequent , as far , as long , as old &c. (or how great &c. = quantus , quot or qualis) RV. (%{yA4vantaH@ki4yantaH} , `" as many as "' TBr. ; ; as long as , whilst しばらく; as soon as , the moment that , ) やんがて (+ん, v-g)
- 【土佐】 〜ゆう(〜している[現在進行])
- 何しゆうがー、こんな所で。(何をしているのですか、こんな所で。)
【賛】yahva
(= mf(%{I4})n. restless , swift , active (applied to Agni , Indra and Soma) RV. ; continually moving or flowing (applied to the waters) 連続的に動き流れている。(水に適用される) ib. (= %{mahat} Sa1y.) ;) ゆう
- 【土佐】 ゆうたち(言っても、又は 呆れた様子)
- なんぼゆうたち、歩いてかえったかよ。(呆れたね、歩いて帰りましたか。)
- なんぼゆうたち、ゆうこときかん。(いくら言っても、言うことを聞こうとしない。)
- 【土佐】 ゆうたちいかんちや(言っても無益ですよ)
- 【土佐】 ゆる(水門のこと、すいもん)
他サイトから挿入
- 【土佐】 ゆるり(炉[火を燃やしたり香をたく器具])
【民】ulai (= 03 1. smith's forge or furnace 鍛冶屋の炉; 2. fireplace 囲炉裏 for cooking, oven; 3. pot of water set over the fire for boiling rice; 4. flurry, excitement, agitation) ゆるり(+り)
c. 博多弁「ユルリ 【いろり】」と同じ。 「いろりの転。囲炉裏にきてゆるりとしない・・・なんちゅうたりして。」 だって。
- 【土佐】 〜よ(語尾に付けて“言い聞かせる”様子)
- ここに座っちょりよ、いごいたらいかんぞね。(ここに座ってなさい、動いたら駄目ですよ。)
【賛】yuj
1 (cf. 2. %{yu
} cl. 7. P. A1. Dha1tup. xxix , 7) %{yuna4kti} , %{yuGkte4} (ep. also %{yuJjati} , %{-te} ; ; to command 命令する, enjoin 〔人に〕命じる、要求する BhP. ; to turn or direct or fix or concentrate (the mind , thoughts &c.) upon (loc.) TS.;) よ
【民】Evu-tal (= 01 1. to command, order, direct;) よ
【賛】eva
(= ; according to native authorities %{eva} implies emphasis , affirmation 確認、念押し, detraction , diminution , command , restrainment) ;) よ
- 【土佐】 ようだい(余計なこと)
- 【土佐】 ようたんぼ、よたんぼ(酔っぱらい)
- 【土佐】 〜よった(〜していた[過去進行])
- 車で帰りよったら、猪におうた。(車で帰っていた時に、猪に出会った。)
【賛】vRtta
(= mfn. turned , set in motion (as a wheel) RV. ; round , rounded , circular S3Br.; occurred , happened (cf. %{kiM-v-}) A1past. 過去の R. ; (ifc.) continued 継続している, lasted for a certain time MBh. ; completed , finished , absolved MaitrUp. ; past 過去, elapsed , gone 過ぎた KaushUp. ;) よった
- 【土佐】 よっぽど、よっぽと(余程)
- よっぽど美味しいもんやね、あれだけびっしり買いに来るとは。(余程美味しいものですね、あれだけ頻繁に買いに来るとは。)
【賛】vyabhicAra
(= ; (in gram.) deviation from or exception 例外的 to a rule , irregularity , anomaly ib. ; ) よっぽどら (c-t-d)
【賛】vyAvRt
(= , to divide , separate from (instr. or abl. ; ind. p. %{-vartya} , `" with the exception of 例外的"' Ba1lar.). ) よほど
- 【土佐】 〜よる(〜している)
- 【土佐】 〜ら(語尾に付けて“複数”を表現)
- 【土佐】 〜らす(〜させる)
- 泣きよったら、味噌を食べらすぞね。(泣いていたら、味噌を食べさせるよ。)
【賛】rac, racayati
(= , pp. {racita} (q.v.) produce, form, make (also w. 2 [[,]] acc.); contrive, arrange, prepare; cause 〜を引き起こす、導く, effect; compose, write; place or fix on or in (loc.). --{A} arrange, prepare; write, compose; put on, furnish with (instr.). {upa} produce, make, form, cause, effect. {vi} produce, fabricate, construct, cause, effect, arrange, prepare; compose, write; invent, find out; put, place, fix on or in (loc.); furnish with (instr.).) らす (c-s)、らすやて
c. 使役の let は今一であった。 cause の方が直接的で、素直 (?)。
- 【土佐】 らつしがない(乱雑)
- 【土佐】 〜られん(〜してはいけない[否定の意味])
- そんなわりい事せられん。(そのような悪い事をしてはいけません。)
- 【土佐】 らんぽう(ランプ)
- 【土佐】 りぐる(念を入れる、丁寧に、理屈で責める)
- この建物は、なかなかりぐっちゅうね。(この建物は、なかなか念を入れて造っていますね。)
- あの男に、りぐられた。(あの男に、理屈で責められた。)
【賛】
rAgArha
(= mfn. worthy of
affection , any suitable object of
affection 愛情に値する、愛情のあらゆる適切な対象 W.)
りぐら
【賛】
rAgada
(= mfn. colour-giving , colouring ,
passion-inspiring 情熱が吹き込まれている W. ; m. a kind of shrub L. ; (%{A}) f. crystal L.)
りぐっちゅう
【賛】
liGga
(= n. (once m. in Nr2isUp. ; ifc. f. %{A} , %{I} only in %{viSNu-liGgI} ; prob. fr. %{lag} ; cf. %{lakSa} , %{lakSaNa}) a mark , spot , sign , token , badge , emblem , characteristic (ifc. = %{tal-liGga} , `" having anything for a mark or sign "') Up. ; ;
inference 推論、三段論法, conclusion , reason 理由、論理 (cf. %{kAvya-l-}) ; = %{lingazarIra} (in Vedanta) ; )
りぐ
c. 発音 /reg/ から攻めた。「念入り」、と言うことは、愛情、熱意が込められていることと等価、と解釈。
c. inference は、logic の単語から攻めた。
cf.
りぐるな夜は、ゆるりゆるりと、ほろりほろりと。 --- 「りぐる」とは店名。土佐弁で、
凝る、という意味。
cf.
土佐弁「りぐる」とは。。 「凝る」,
執着する ----→
コノの人、当たり。
【賛】
lag, lagati
(= , pp. {lagna} (q.v.) attach or fasten one's self to [[,]] (loc.),
cling to 執着する, adhere 固執する, approach, near, follow immediately, happen, occur, pass away. -- {ava} abide, stay, tarry. {A} cling to, adhere. {vi} cling or stick to (loc.). -- Cf. {anulagna, avalagna, Alagna, parilagna*, pratilagna*} (add.), {vilagna, saMlagna})
りぐ
る、
りぐって
100 点 ◎
- 【土佐】 るい、るい族(親戚)
他サイトから挿入
- 【土佐】 れんぼう(電報)
- 【土佐】 〜れん(〜してはいけない[否定の意味])
- 棒でたたかれん。(棒で叩いてはいけない。)
【民】vENTAm (= 1. verb meaning 'will not be required' 不必要 or 'will not be necessary, indispensable; 2. verb in the future tense used in all genders, numbers and persons meaning (a) will not be required and persons meaning (b) will stand in no relation to 無関係; 3. auxillary verb 助動詞 meaning must not 〜してはいけない) ヴぇんたむ → れん
- 【土佐】 〜ろう(〜であろう[推量])
- だれたろう、ゆっくり休みや。(疲れたでしょう、ゆっくり休んでください。)
【民】tArippu (= 02 1. estimation, guess 推量、〜だと思う; 2. recommendation, commendation; 3. causing to excel; encouraging, as a pupil) だろふ、だろう、ろう (t 無音)
c. 「ろう」は幾ら捜しても無かった。guess, estimate, suppose, look 全滅。guesss で外れるのはソモソモおかしい。「〜だろう」の「だ」が取れた、と解釈される。---そしたら、「だろがよ」も、ペアでアッタベ。
- 【土佐】 ろうがよ(〜でしょう)
- 早朝からの肉体労働やったき、だれたろうがよ。(早朝からの肉体労働であったので、疲れたでしょう。)
【民】tark, tarkayati (= ({-te}) suppose, conjecture, guess 〜だと思う, reflect, regard [[,]] as 〜だとみなされる (2 acc.), think of (acc.), think to (inf.). -- {pari} ponder, think over, consider as (2 acc.). {vi} suppose, conjecture, reflect on (acc.), ascertain. {sam} regard as (2 acc.).) だろがよ、だろがよって
- 【土佐】 ろっぽう(放蕩者、ほうとう)
他サイトから挿入
【賛】lampaTa
(= mf(%{A})n. covetous , greedy , lustful , desirous of or addicted to (loc. or comp.) Inscr. Ka1v. Pur. ; m. a libertine 放蕩者, lecher 好色漢、助平, dissolute ふしだらな、自堕落な、放縦な、ずぼらな、放蕩な person , w. ; (%{A}) f. a partic. personification L.) ろっぽうだ (m 無音)
【賛】lubdha
(= ; a lustful man 好色家, libertine W.) ろっぽだ
- 【土佐】 わやにすな(馬鹿にするな)
- 人を年寄りやと思うて、わやにすな。そればあのこたあ、できらや。(人を年寄りやと思って、馬鹿にするな。その程度の事は、出来ますよ。)
- 【土佐】 わやにする(馬鹿にする)
【賛】piyAru
(= mfn. ( %{pIy}) censuring , mocking 愚弄(ぐろう)、コケにすること, overbearing , mischievous RV.) わや (r 無音)
- 【土佐】 わりゃ(君、お前、貴様)
- 【土佐】 わりことし(悪餓鬼、悪さをする男の子)
【民】ARakkaTTu-tal (= to prevent, by charm or spell, an evil spirit possessing a person from doing further mischief いたずら to the victim 被害者にさらにいたずらをすることを保有する悪霊を妨害するための魅力や呪文) わりことし (+し)
c. 「わりことし」とは悪餓鬼のイタズラ防止のための呪いの言葉、だって。
- 【土佐】 われ(君、お前、貴様)
- 【土佐】 をごる(怒る)
- 【土佐】 をば、をばち、をばて(鳥や獣の尾)
〒Awaji , ここはアンカー名 ="Awaji" です。
淡路弁.net (C) Copyright 2009 awaji-ben.net All rights reserved.
淡路弁 |
標準語 |
【淡】 あすこ | あそこの意。「あしこ」ともいう。
【民】atO (= there そこ、あそこ, over there 向こう、あっち (TLS)) あそー
【民】Agku (= 01 1. there; 2. then; 3. so, thus; 1. word of comparison; 2. a loc. ending; 3. an expletive, usu. poetic) あっこ、あすこ (+す)
【民】akkaTa (= 02* there) あっこだ
c. ズバリ「あすこ、あしこ」は無い。
【賛】atra & atrA (= adv. here, hither; herein, in this case or matter; [[&]] there, then; also = loc. of 1 {a}) あちら
【賛】amutra (= adv. there, in the other world; here. Also = loc. of {adas}.) あなた
|
【淡】 あっぞ | あるぞの意。「あっぜ」は、ありますよ、と多少丁寧な表現になる。主に年寄りが使う。
例文:ここに新聞あっぞ。(例文訳:ここに新聞があるぞ)
例文:よかったらケーキもあっぜ。(例文訳:もしよろしければ、ケーキもありますよ。)
【賛】Asti ka (= mf(%{I})n. (fr. %{asti } , `" there is or exists 存在する"' Pa1n2. ) , one who believes in the existence (of God , of another world , &c.) ; believing , pious , faithful MBh. Ya1jn5. Sus3r. ; m. = %{AstIka} q.v.) あっぞ
|
【淡】 あらくたい | (形容詞)荒っぽい、乱暴な。
【賛】alaghu (= mfn. not light , heavy ; not short , long (as a syllable in prosody) ; not quick , slow Mr2icch. ; weighty , significant Das3. ; serious , solemn ; intense , violent.)
【民】aRavai (= 02 1. helplessness, destitution; 2. evil, deed of violence) |
【淡】 あっぎょ | あげようの意。多少丁寧な表現で、主に年寄りが使う。
例文:ケーキもあんぎょ。(例文訳:ケーキもあげよう。)
【賛】AkRR (= (2. sg. Subj. %{-kirA4si} and Impv. %{-kirA} ; p. f. %{-kira4ntI}) to scatter or sprinkle over , give abundantly 無尽蔵にあげる RV.) あっぎょ ♪
c. サンスクリット語の /RR (= ṝ) / は、曖昧長母音の発音。
|
【淡】 あんじょう | 調子よく、快調に、の意。通常、相手の近況を尋ねる場合などに、「あんじょうやっとんのけ?(調子よくやっているのか?)」などのように使われる。
c. 奈良弁と同じ。 |
【淡】 いきる 【淡】 いきり | いきる… (動詞)格好をつける。
例文:お前、何いきって髪の毛たててきとんねん!(例文訳:お前、何かっこつけて髪の毛をたたせてきてるんだよ!)
いきり… (名詞)格好つけ。格好をつける人。ののしる際に使う。例文:あいついきりやよってな〜、また変な服きてきとんちゃうか。(例文訳:あいつは格好つけるヤツだからな〜。また変な服を着てやってきたんじゃないか)
【賛】AkRti (= f. a constituent part RV. x , 85 , 5 (cf. %{dvA4dazA7kRti}) ; form , figure 格好をつける、容姿, shape , appearance , aspect Ka1tyS3r. ; a well-formed shape 良い形の姿 VarBr2S. ;) いきって
【賛】AkAra (= 1 m. form, shape, figure; abstr. {-tA} f.) いきり |
【淡】 いぐちぐ | ちぐはぐの意。
【賛】vigIta (= mfn. inconsistent 不整合な, contradictory Mn. viii , 53 (%{-tva} n. S3am2k.) ; abused , reproached W. ; sung or said in various ways ib. ; sung badly ib.)
【民】acamajncacam (= * that which is inconsistent, improper) (c-k-g, c-k-g)
c. 奈良弁は、「ぐいち」--- 先頭が欠落している。淡路弁の方が、原音に近い発音が保存されている。
|
【淡】 いごかす | (動詞)(邪魔なものなどをその場所から)どかせる。動かせる。動かすがなまったものか。
例文:それ、邪魔やからはよいごかしてくれ。(例文訳:それ、邪魔だから早く動かしてどけてくれ。)
【賛】aGga, aGgati (= move 移動する. [[,]]) いごかす
c. 博多弁、大分弁、熊本弁の「いごく」と同族。
|
【淡】 いこす | (動詞)火をつける。(「いこる」は、「火がつく」という意味の自動詞になる)
【賛】aGkati (= m. wind L. ; fire L. ;) いこす
【賛】agira (= m. ( %{ag}) , the sun L. , fire L. ; a Ra1kshasa L.) いこる
c. 「いこす」「いこる」は京都弁と同じ。 |
【淡】 いざぶい | (形容詞)気持ち悪い。不気味だ。(通常、虫などが一箇所に大量に集まっている際の気持ち悪さを指す。)
【賛】azubha (= a. ugly (lit. not shining), unpleasant 不愉快な、嫌な、気に障る、気色が悪い, inauspicious, bad, wicked, impure. n. ill luck, woe, evil, sin.) |
【淡】 いっきゃく | (動詞)動き回る。(子供などが)無頓着に歩き回る。(あてもなく)移動する。ぶらぶらする。目的地が特に決まっていないようなニュアンスがある。
【賛】vaGka (= m. `" roaming about "' , a vagabond Bhadrab. ; crookedness W. ; the bend or elbow of a river L. ; = %{nadI-pAtra} L. ; = f. L. ; (a1) f. the pummel of a saddle L.)
c. うろつく、うろうろ
【賛】vihR (= ; (esp.) to walk or roam about for pleasure , divert one's self Gaut. Mn. MBh. &c. (with %{mRgayAm} , `" to go about hunting "' R.) ; ) うろ
【民】alai-tal (= 01 1. to wave, shake, play in the wind, move, as a reflection in water; 2. to go to and fro for an object, roam, wander; 3. to wander in weariness, to be harassed) うろ |
【淡】 いてもたる | (動詞)(ケンカなどで相手を)ムチャクチャにしてしまう。(命令形で)(やろうかやるまいか、心に決めかねている事柄を)思い切ってやってしまうときの掛け声。または、思い切ってやってしまえ、と命令する。
例文:そんなナメたこといいよったらいてもたんぞ!(例文訳:そんなふざけたことを言っていたらやっつけるぞ!)
例文:お金ないけど、これ欲しいし・・・え〜い、いてもたれ〜!(例文訳:お金ないけど、これ欲しいし・・え〜い、買ってしまえ!)
【民】veTTon2RutuNTiraNTAkappEcu-tal (= to speak in a clear-cut manner 明確な方法で話す; to speak decisively 決断力を持って and peremptorilly peremptorily 〔拒否などが〕断固として (TLS)) いてもたる
c. 決断する、 decide, decision の decis で検索。 |
【淡】 いぬ | (動詞)帰る。立ち去る。
例文:はよいなんとテレビみれらへんぞ。(例文訳:早く帰らないと、テレビが見られないぞ。)
c. 奈良、京都、大分、熊本弁と同じ。 |
【淡】 いやし | (名詞)つまみ食いの意。いやしんぼうの略か。
【賛】vyathis (= a. wavering, reeling, sneaking つまみ食い、ちょろまかす、くすねる, crooked ひねくれ, mischievous, secret.) |
【淡】 いやちゃり | (名詞)イヤミ。他人が嫌がる事。
【賛】vyaJjana (= ; figurative expression , irony 皮肉, sarcasm 嫌味 W. ;) いやにゃじゃな → いやちゃり(n-r) |
【淡】 いらう | (動詞)触る。(貴重なものなどを)粗末に触って遊ぶ。基本的には、大切なもの・触ってほしくないものなどを、無頓着に触ることをさす。
例文:それいらわんといてくれや。(例文訳:それさわらないでくれよ。)
c. なら、京都弁と同じ。 |
【淡】 いんでくら | 別れ際に言う。帰るよ、帰るね、帰ってくるね、の意。そのほか、「いんでこおよ」「いんでこおの」などとも言う。漢字にすると「去んで来ら」か?
【賛】anujJA (= 1 to permit 許可, grant , allow , consent ; to excuse , forgive ; to authorize ; to allow one to depart , dismiss , bid farewell to 別れを告げる; to entreat ; to behave kindly: Caus. %{-jJApayati} , to request , ask permission 〜してもいいですか, ask for leave to depart そろそろ帰るわ, to take leave: Desid. %{-jijJAsati} or %{-te} , to wish to allow or permit Pa1n2.) いんじゃにゃー → いんでくら |
【淡】 うち | (名詞)家。私。
c. 京都弁と同じ。 |
【淡】 えらい | (形容詞)立派な。偉い。とんでもない。しんどい。ツライ。
【賛】【民】ARRa (= 1. greatly, exceedingly 非常にを超えたレベル、極めて; 2. entirely) えらい
c. 出雲弁では「えらきちー」。 |
【淡】 おいや | 他人への掛け声。おい、ちょっと。もし。などの意。言い方によっては、「コラ!」などと怒りの意味を含む。時に、独り言のように「おいや〜」というときもあり、この場合は「なんてこった!」というような、残念な意味も含む。
【賛】ArAva (= m. (Pa1n2.) cry 叫ぶ、かけ声, crying out , howling ほえる; crash , sound ; humming (as bees &c.)N.) おいや(r-y, v-y)
|
【淡】 おおかた〜しよった | 「おおかた〜しよった(すっとこやった)」で、「もう少しで〜するところだった」という意味になる。
【民】pakaTaitappu-tal (= to have a narrow escape, to miss narrowly 辛うじて、間一髪で、ぎりぎりのところで) (p 無音)
c. ほぼ、ほとんど、大部分の大方は、下記。
【民】vekucAy (= 1. almost, for the most part; most probably) おおかた (c-t) |
【淡】 おがす | (動詞)(田んぼや畑などの土を)掘り起こす。耕す。
【賛】vikRS (= P. %{-karSati} , %{-kRSati} (%{-te}) , to draw apart or asunder , tear to pieces , destroy TS. S3Br. Ka1tyS3r. ; ; (%{-kRSati}) , to draw a furrow 耕す, plough RV. La1t2y.)
【民】vAgku-tal (= ; 18. to dig up 耕す, tear up, as the earth; ) |
【淡】 おがる 【淡】 おがりごえ | (動詞)どなる。さけぶ。大きな声を出す。普通は大きな声で叫び声をあげることをゆう。転じて、近くにいる者に大きな声で話しかけた際などに、「そんなおがらんでも、聞こえるわ!」(そんな大きな声出さなくても聞こえてるよ!)などという使われ方もする。
【賛】vigar j (= P. %{-garjati} , to roar out , cry out 、大声で叫ぶ、わめく、どなる MBh.) おがる、おがり
【賛】gir (= 2 a. s. singing, singer; f. song, word, voice 声, call, verse, praise. {girA} by the advice or in the name of (gen. or ---).) こえ
c. 古語は、 「おらぶ」。
【賛】Arava (= m. (Pa1n2. 3-3 , 50) cry , crying , howling 〜とうなり声[うめき声]で言う[叫ぶ]; crash , sound R. &c. ; noise ; thundering S3is3. ; (%{As}) m. pl.N. of a people VarBr2S.) おらぶ
万9-1809; 〜天仰ぎ 叫びおらび 地(つち)に伏し 牙(き)噛み猛(たけ)びて〜 |
【淡】 おく | (動詞)(仕事などを)終わる。通常の「置く」という意味で「おく」とも言うので、文脈から読み取る必要がある。
【民】Accu (= 1. finished, done; 2. an expletive) (c-k)
c. 置く 「おく」を set or put から探したが、見つからなかった。 why? ---- 誰か、やってみて。 --- pending とする。 |
【淡】 おじみそ | (名詞)弱虫。こわがり。
【民】ajncu-tal (= 02 to fear 怖がる, dread) |
【淡】 おっきょい | (形容詞)大きい。巨大な。大きいの語形が変化したものか。
【賛】vizaGka Ta (= a. extensive, enormous, huge 巨大, awful, terrible 恐ろしい.) おっかーだ → おっきょい |
【淡】 おばん | (名詞)おばあさん。おばさん。通常、親しい間柄のおばあさんに使う。(自分のおばあさんなど)若干失礼になる時もあるので注意して使う。
【民】avvai (= 1. mother 母; 2. old woman 老いた婦人; 3. woman ascetic 女性の苦行者; 4. name of a famous poetess) おばん (+ん) |
【淡】 おまはん | (名詞)おまえさん。あんた。「おまえ」よりも若干丁寧な意味を含む言葉。
【賛】ava (= 3 (only gen. du. %{avo4r} with %{vAm } , `" of you both "' , corresponding to %{sa4@tva4m} , `" thou 〈古または方〉汝、そなた"' , &c.) , this RV. vi , 67 , 11 ; vii , 67 , 4 and (%{vA} for %{vAm }) x , 132 , 5 [Zd. pron. %{ava} ; Slav. {ovo} ; cf. also the syllable , $ &c. ; Lat. {au-t} , %{autem} , .]) おま はん (v-m, +はん)
|
【淡】 おもっしょい | (形容詞)面白い。
【賛】amarSahA sa (= m. an angry laugh 怒っている笑い, a sarcastic sneer 皮肉な卑劣な MBh.)
【賛】anavacchi nnahAsa (= m. continuous or immoderate laughter.) |
【淡】 おんじゃん | (名詞)おじいさん。オッサン。通常、親しい間柄のおじいさんに使う。(自分のおじいさんなど)若干失礼になる時もあるので注意して使う。
【賛】varSINa (= mfn. (ifc.) so many years old 大層年寄りである、おじーである Pa1n2.) おんじゃん (r-n) |
【淡】 〜かいや | @感嘆文として使われる。驚いたときなど、形容詞+「ん」+「かいや」の形で、あるいは、動詞+「ん」+「かいや」などの形で使われる。〜かよ、の意味。A時に、強い否定の意味で使われることもある。B相手に「〜するな」という禁止になることもある。A、Bのケースでは、前に続く言葉が「やる」「する」などの場合、それぞれ「やっ」「すっ」+「かいや」という発音になることもよくある。何故か、「あっかいや」という言葉で、「ダメだろうが」という否定の意味にもなる。
【賛】kuvid (= interr. 疑問文の particle 《文法》不変化詞 (in direct and indir. questions 直接的と間接的疑問).) かいや (v-y,d-y) |
【淡】 がい | 大変・とても。形容詞などの前について、形容詞を修飾する。また、「がいな」+名詞の形で、「すごい・大きい・(人の数などが)多い」という意味にもなる。
【賛】gADha (= a. dived into, entered; tight, fast, close; vehement, strong; --- & n. adv. strongly, extremely 極度に, very much 非常に、すこぶる.) がい (d 無音) ♪
【賛】garIy as (= mfn. (TBr. i ; compar. 比較級 fr. %{guru4} Pa1n2. 6-4 , 157) heavier W. ; extremely heavy 極度に重い R. vi ; greater than もっと重要 (abl.) MBh. xiv , 255 ; more precious or valuable , dearer than (abl.) Gaut. Mn. MBh. &c. ; extremely important 極端に重要, i , 8426 ; very honourable 非常に名誉 Pan5cat. ; highly venerable , more venerable than (abl.) Mn. Ya1jn5. MBh. &c. ; dearer than (abl.) , dearer MBh. &c. ; worse , i , 1886 Ca1n2.) がい (r 無音) ♪ |
【淡】 かえこと | とりかえっこ。交換。
c.京都弁と同じ。 |
【淡】 がしゃがしゃ | 子供などがじっとせずにいる様。否定的な意味で使われる。
例文:子供ゆーたら、がしゃがしゃしよんぞな。(例文訳:子供といえば、じっとすることができずに動き回っているもんだよね。)
例文2:がしゃがしゃすんな!(訳:落ち着きなく動き回るな!)
【民】cETTai (= 01 1. motion of limbs; gesture, gesticulation; 2. action, operation, work; 3. annoyance, mischievous acts;p; 4. prank, antic, gambol 〔子どもなどが〕跳ね回る、飛び跳ねる) がしゃ (c-k-g) |
【淡】 かっつける(かつける、かちつける) | (動詞)投げつける。投げてぶつける。
例文:あすこの悪がきに石かつけられて、コブできとんねよ。(例文訳:あそこの悪がきに石ぶつけられて、コブができてるんだよ。)
【民】kazittukkaTTu-tal (= 1. to evade by excuses; 2. to cast of with contempt 怒りの感情を伴って放り投げる) かつけた
【民】 kaTAcu-tal (= 1. to drive, as a wedge, a nail; 2. to throw, fling 〔荒々しく〕〜を放り投げる[投げ捨てる]) (c-k)
c. 糸島弁の「こつける」と同族。富山弁の「かつける」と同族。 |
【淡】 かちまわす(かちます) | 何度も殴る。(手、足などを使った暴力で)酷く痛めつける。関西弁でいう所の「どつきまわす」とほぼ同義。
例文:かちまわっそぉ!(例文訳:ひどく痛めつけるぞ!)
【民】kAtuveTTu-tal (= to punch a hole, as in an embossed stamp 点字本の掘削機のように穴を開ける。ボコボコに穴を開ける、ボコボコに殴る) かちまわす/かちます (v-m) |
【淡】 かみ | 大阪・神戸など、上方のこと。反対に、「しも」という場合は徳島のことを指す場合がある。
【賛】kam (= ; to cause any one to love R2itus. (in that sense P. Vop.) ; (with %{bahu} or %{aty-artham}) to rate or value highly 高位又は高価 R.: Desid. %{cikamiSate} and %{cikAmayiSate}: Intens. %{caMkamyate} ;) かみ
【民】kUrmai (= 1. sharpness, pointedness; 2. keeness of sight; actuness of intellect; penetration; subtlety; 3. excellence 優秀, superiority 最上位; 4. rock-salt; 5. saltpetre) かみ
|
【淡】 〜かれ | 命令形で使われる。〜せんか、やらんか、来んか、など、最後に「か」がつく命令形の語尾の「か」が変化したもの。命令形の意味を強める。
例文:はよぉこんかれ!(例文訳:早く来いよ!)
【賛】kAryA rthin (= mfn. making a request 要求する, seeking for business , applying for employment ; pleading a cause in court , going to law Mr2icch.) かれ (先頭部)
【民】kuRai (= ; 8. business that has to be done なされるべき; 9. request; 10. needs 必要; ) かれ
|
【淡】 かんけ | (名詞)潔癖症。潔癖。
例文:おまえ、ホンマかんけやのぉ。ほんなもんべっちょないわいや。(例文訳:おまえ、本当に潔癖症だな。それくらい、どうってことないだろうよ。)
【賛】kRtanakha (= mfn. one who has cleaned his nails 爪をキレイにした人 Kaus3.) かんけ (t 無音) |
【淡】 カンピンタン | お米、糊など、もともと水気、粘性のあったものが乾いてカチカチになった様。
例文:この米いつのんな?カンピンタンなっとんでぇか!(例文訳:このゴハン、いつのだよ?カチカチになってるじゃないか!)
【民】kOpurapuTam (= calcination 焼成 of metals with dried cow-dung heaped like a cone 円錐状につまれた乾いた牛糞の様な形の金属のV焼(かしょう)) カンピンタン (pur-n, +ん)
c. V焼(かしょう、calcination、calcining)とは、鉱石などの固体を加熱して熱分解や相転移を起こしたり、揮発成分を除去したりする熱処理プロセスである。--- つまり、脱水した鉱物の総称。 |
【淡】 きしょかええ | (形容詞)気持ちいい。気分がいい。(対義語として、きしょかわるい、とはいわない。この場合はきしょくわるいを使う)
【民】cuSkAnti (= briskness 爽快、威勢の良さ) きしょか (c-k, nti 無音) |
【淡】 きもちゃええ | (形容詞)気持ちいい。気分がいい。(対義語として、きもちゃわるいとはいわない。この場合は気持ちわるいを使う)
【賛】kam (= 2 cl. 1. A1. (not used in the conjugational tenses) %{cakame} , %{kamitA} , %{kamiSyate } , %{acakamata} Dha1tup. xii , 10 to wish , desire 欲求, long for RV. ;; to love , be in love with , have sexual intercourse with S3Br.:: Hib. {caemh} "' , love , desire ; fine , handsome , pleasant 喜び、快適"' ; {caomhach} , `" a friend , companion "' ; {caomhaim} , `" I save , spare , protect "' ; Armen. {kamim}.]) きもちゃええ (S-ch)
|
【淡】 きついっぱい | 力一杯、精一杯の意。
例文:きついっぱいおさえといてくれ。(例文訳:力一杯押さえておいてくれ。)
【民】kOTpu (= 1. taking, receiving; 2. strength, power 力) きつ (p 無音)
【賛】Apyai (= A1. %{-pyAyate} (Impv. %{A4-pyAyasva} AV. vii , 81 , 5 ; aor. Subj. 1. pl. %{A-pyAyiSImahi} AV. vii , 81 , 5) to swell , increase ; to grow larger or fat or comfortable ; to thrive ; to become full or strong ; to abound RV. AV. VS. AitBr. MBh. Ya1jn5. &c. ; to make full ; to enlarge , strengthen MBh.:) いっぱい |
【淡】 きばる | (動詞)がんばる。気合をいれる。
例文:もっときばって押さな、車うごかへんぞ!(もっとがんばって押さないと、車が動かないぞ!)
【賛】kevalin (= mfn. alone , one , only W. ; (%{I}) m. `" devoted to 〜に専念する the doctrine of the absolute unity of spirit 気合"' , a meditative ascetic BhP. ; `" possessing the %{kevala } (%{-jJAna}) "' , an Arhat Jain.) きばり な、きばり |
【淡】 きゃーって | (副詞)「きばって」の発音が変化したもの。主に年寄りが、「きばって〜やれ!」などと言う際にこういう発音になる。意味は「がんばって」「気合をいれて」。
例文:きゃーってメシくわな、力でぇへんねぞ。(例文訳:頑張ってメシを(たくさん)食べないと、力がでないんだぞ)
【賛】kAyastha (= m. `" dwelling in the body 肉体に宿る"' , the Supreme Spirit 最高精神 L. ; a particular caste or man of that caste , the Ka1yath or writer caste (born from a Kshatriya father and S3u1dra mother) Ya1jn5.; ) きゃーって
c. 「至高の精神状態であれ!」 の feeling。 |
【淡】 ぎょぉ | (吐くときの言葉)おぇえ。嘔吐。「ぎょぉする」「ぎょぉゆ(言)う」で「嘔吐する」という意味になる。
例文:ほんないっぺんにメシくうたらぎょぉゆうぞ。(例文訳:そんなに一度にゴハンを食べたら「おぇえ」と言うぞ{吐いてしまうぞ}。)
【賛】khAdatavamatA (= f. (Impv. 2. pl. fr. %{vam}) continual eating and vomiting 嘔吐 ib. (v.l.)) ぎょぉ してまったー (v 無音) |
【淡】 くさった | (形容詞)つまらない、くだらない、腹立たしい、などの意。食べ物などが「腐った」という言葉と同音異義なので、文脈に注意。
例文:くさったこと言うな!(例文訳:つまらない事を言うな!)
【賛】kuNThadhI (= mfn. `" dull-minded "' , foolish 馬鹿げた、アホくさい Gol.) くさった (N 無音)
【民】kuruTTuttan2am (= bilndness, foolishnes, recklessness) くさった (r 無音) もの
【民】keTTuppO-tal (= 1. to perish; to be ruined; to wear out; 2. to be rotten 腐る, spoiled; to decay; 3. to become bad, immoral; 4. to fall on evil days; to be reduced to straitened circumstances; 5. to be lost, as goods) くさった (T-s, p-t)
【民】cUttai (= that which is decayed, worm-eaten, rotten at the core, as tooth, brinjal) くさる、くさい (c-k)
|
【淡】 〜け? | 疑問文の文末につける。〜か?〜なのか?の意。場面、あるいは発音の仕方などによっては、目上の人に使うと失礼にあたることもある。親しみをこめて目上の人に使うこともできるが、通常、同等〜目下の人に向かって使う。
【賛】ka (= 2 %{kas} , %{kA } , %{kim} , interrog. pron. 疑問代名詞 (see %{kim} and 2. %{kad} , and cf. the following words in which the interrogative base %{ka} appears , %{katama} , %{katara} , %{kati} , %{katham} , %{kadA} , %{karhi} , %{kA} , &c.) ,) け、か
|
【淡】 ケタクソ悪い | (形容詞)非常に腹の立つ、気分が悪い。
例文:あいつと喧嘩してから、ホンマけたくそわるてよ。(例文訳:あいつと喧嘩してから本当に気分が悪くてな。)
【民】kaNTakkarappan2 (= disease of the throat, causing irritation イライラ, hoarseneess) ケタクソ悪い (r-s)
【賛】kaTukita (= a. irritated (lit. made sharp).*) けたくそ (t-s)
c. 糸島弁と同じ発音、意味は異なる。--- 縁起の悪い |
【淡】 げっとこ(げび、げっとくそ) | (名詞)ビリ。ドンケツ。(競争などでの)最下位。
例文:うちの息子やげっとこやってよ、かっこわるさよ。(例文訳:うちの息子なんて最下位でね、カッコ悪くってな。)
【民】kaTaici (= 01 end 最後、最下位, termination, conclusion, extremity, the last 最後) げっとこ (c-k)
【民】kaTaikoL(Lu)-tal (= to be finished, to come to an end) げっとくそ (L-s)
【民】kaRpAntam (= 1. end of a kalpa カルパ、劫◆宇宙の存続期間で 43億2000万年を指す。; 2. stability, as lasting long) げび (ntam 無音) |
【淡】 〜けりゃ | 形容詞を否定する形で使用される。〜なもんかよ。淡路弁形容詞の語幹+「けりゃ」という形で用いられるのが一般的。例:きたなけりゃ。しんどけりゃ。
例文:こんなもんのどこが楽しけりゃ!(例文訳:こんなものの、どこが楽しいもんかよ!)
【賛】kAryA kArya (= (---) what is and what is not to be done そうでもありそうでないでもあり, right and wrong 正しくもあり正しくなくもあり.) 〜けりゃ けりゃ
c. サンスクリットのルーツでは、肯定も有り否定も有り、の言葉だったのが、日本では否定部分だけに変わった模様。 |
【淡】 けんど | 接続詞としてはたらく。〜けど、〜だけどの意。これ単体では使われるのはまれで、(その場合は、「そやけど」、「ほやけど」などが使われる)通常は動詞の完了形+「けんど」という形で使われるのが一般的。
例文:もうメシくった(んや)けんど、なんや腹へっとーわ。(例文訳:もうゴハンたべたんだけど、なんだかおなかがすいているな)
【賛】kiM tu (= or though 〜だけれども - still) けんど |
【淡】こそばす 【淡】こそばい 【淡】こそばーい | こそばゆい。くすぐったいの意。面映いの意で使われることもまれにある。
c. 糸島弁、奈良弁、京都弁と同じ。 |
【淡】 こわい | (形容詞)(食べ物など、もともとやわらかかったもの・あるいはやわらかいはずのものが)硬い。
例文:あれ、このパン、ちょっとこわいな。(例文訳:あれ、このパン、ちょっとかたいね。)
【賛】khara (= mf(%{A})n. hard , harsh , rough , sharp , pungent , acid (opposed to %{mRdu4} and %{zlakSNa4}) MBh. ; solid 硬い (opposed to %{drava} , fluid) Pa1n2. 7-3 , 69 Pat. Ka1s3. on Pa1n2. 2-1 , 35 and iv , 2 , 16 ; dense (clouds) R.) こわい |
【淡】 こんまい | (形容詞)(物の大小などが)小さい。(人間の身長などが)小柄な。(年齢などが)幼い、小さい。
例文:あのむこうから歩いてきよるこんまい娘みてみ〜。可愛いやろ〜?(例文訳:あのむこうから歩いてきている小柄な娘みてみろよ〜。可愛いだろ〜?)
例文:こんまい子もおるよってに、この天気やったら海はやめとこ。危ないわ。(幼い子供もいるから、この天気だったら海はやめよう。危ないよ。)
【民】kommai (= 1. cf. gumpha circle, circularity; 2. largeness, bigness; 3. cf. gumpha conicalness, roundness, rotundity; 4. breast of a youthful woman; 5. youth; 6. beauty; 7. breast, chest; 8. strength; 9. elevated place, mound; 10. house; 11. rampart, bulwark; 12. projecting knobs of an oven; 13. projecting pin of a door; 14. clothes-basket; 15. clapping of hands, as in dancing; 16. a small water-melon かわいいウォーターメロン, climber, citrullus; 17. a variety of kambu, sown in Purat2t2a1ci and harvested in Ma1rkal6i; 18. thin and immature grain in the husk, chaff) こんまい
|
【淡】 さかたんぼ(さかさんぼ) | (名詞)さかさま。(衣服などの)裏表。
例文:おまえ、靴下さかたんぼやぞ。(例文訳:おまえ、靴下が裏表逆だぞ。)
【賛】savyApasav ya (= mfn. left and right , reverse 逆 and direct , wrong and right MW.) さかたんぼ (v-k, +ん) や |
【淡】ざざぶり | (名詞)どしゃぶり。突然のひどい雨。
例文:家かえよる途中、急にざざぶりなってよ。(例文訳:家に帰っている途中で、突然雨がどしゃぶりになってね。)
c. 出雲弁と同じ。 |
【淡】〜しな | 通常、動詞「帰る」「いぬ(帰るの淡路弁)」に続き、「帰り際」の意味となる。(かえりしな、いにしな、などと使われる)
【賛】samaya (= ; appointed or proper time , right moment for doing anything (gen. or Pot. ) , opportunity , occasion , time , season (ifc. or ibe. or %{e} ind. , `" at the appointed time or at the right moment or in good time for "' , or `" at the time of 〜の際"' , `" when there is "' ; %{tena@samayena} , `" at that time "') ;) しな
c. 京都弁 「いにしな」、石見弁「もどりしに、もどりしなに 【帰るとき、帰り際に、】」と同じ用法。 |
【淡】 〜しまる(しまわる、しくさる) | する、の卑語で、「〜しやがる」の意。(ねじなどが)しまる、という言葉と同音異義なので、文脈による注意が必要。
例文:あんガキャほんまくさったことしまわって!(例文訳:あの馬鹿野郎、本当につまらないことしやがって!)
【民】caNNu-tal (= 1. to attack; 2. to remove, cure; 3. to eat to excess, to be gluttonous; 4. to copulate; 5. to accomplish, execute 実行する, effect, used sarcastically) しまる
【賛】sunIta (= mfn. well led or guided MBh. ; well managed or executed ib. ; well prepared (as a path) ib. ; well-conducted MBh. ;) しまわった
【賛】sukRta (= n. a good or righteous deed , meritorious act , virtue , moral merit (%{-tas} ind.) RV.; a benefit , bounty , friendly aid , favour R. Pan5cat.; the world of virtue , heaven AV. TS. TBr. ; fortune , auspiciousness W. ; reward , recompense ib. ; (%{su4kRta}) mfn. well done or made or formed or executed RV. ;) しくさっ た
c. しまわる、しくさる、は、元来は良いことの実行、の方を指していた。 |
【淡】 しも | (名詞)四国。通常は徳島のことを指す。地図でみると、淡路島の下にあるからか。反対に、大阪、神戸など上方のことを「かみ」という。
【賛】sanna (= mfn. set down VS. S3Br. S3rS. ; sitting at i.e. occupied with (comp.) Hariv. ; sunk down in (loc.) BhP. ; depressed , low 低い、下 (in spirits) , languid , exhausted , decayed , perished , lost , dead AV. ; shrunk , contracted (see comp.) ; resting , motionless (see ib.) ; weak , low (see ib.) ; (= %{prasanna}) , appeased , satisfied (see %{sannI-kRta}) ; m. Buchanania Latifolia L. ; (prob.) n. destruction , loss (see %{sanna-da}).) しも
【民】taNmai (= 1. coldness; coolness; 2. calmness, self-possession, tranquillity of mind, gentleness; 3. pleasantness, agreeableness; 4. slenderness, gentleness; 5. meanness; inferiority 劣等; worthlessness; baseness; 6. poorness of yield; 7. ignorance, shallowness) しも
|
【淡】 しょうたれ | (名詞)だらしがない人。汚らしい人。「しょうたれとる」で、だらしがない、きたならしい、という意味になる。
例文:おまはん、ほんましょうたれやな。(例文訳:おまえさん、本当にだらしがないな。)
【賛】zithili ta (= mfn. loosed , loosened だらしない, slackened , relaxed , dissolved , made soft Ka1v.) しょうたれ た |
【淡】 しょんがつ | (名詞)正月のこと。
【賛】saMvats ara (= m. (rarely n. ; cf. %{pari-v-}) a full year , a year (having 12 [TS.] or 13 [VS.] months or 360 days [S3Br. AitBr. Sus3r.] ; %{am} , `" for a year ; %{eNa} `" after or in course of a year "' ; %{e} or %{asya} , after or within a year "') RV.; a year of the Vikrama era (see above ; %{varSa} is used for the %{zaka}) the first in a cycle of five or six years TS. Pa1rGr2. VarBr2S. BhP. ; the Year personified (having the new and full moon for eyes and presiding over the seasons) TS. Pur. ; N. of S3iva MBh.) しょんがつ (v-k-g)
【民】samvatsarAti (= the new year 正月 day of the telugus and the kanarese) しょんがつ (v-g)
|
【淡】 じゅるい | (形容詞)(田んぼ・土などが)どろどろしている、ぬかるんでいる
例文:雨降ったから、ここじゅるいわ〜。(雨が降ったから、ここぬかるんでいるな〜)
【賛】jAla (= 2 a. watery 水っぽい.) じゅるい
c. 石見弁の「じるい(じゅるい)」と同じ。 |
【淡】 しわい | (形容詞)しぶとい。(意図的に図々しいこと・腹立たしいことなどをして)いやらしい。一筋縄ではいかない。通常人の性質を指す際に用いられる否定的な言葉なので、使用には注意が必要。
例文:あいつ、けっこうしわ〜いとこあんで。(例文訳:あいつ、結構いやらし〜いところがあるよ。)
【賛】sthira (= mf(%{A4}) n. firm , hard , solid , compact , strong RV.; ; (%{am}) n. steadfastness , stubbornness 頑固, resistance) しわい
【賛】stabdha (= mfn. firmly fixed , supported , propped &c. ; reaching up to (loe.) S3vetUp. MBh. ; stiff , rigid , immovable , paralyzed , senseless , dull (%{am} ind.) MBh.; solidified (as water) Hariv. ; puffed up , proud , arrogant ChUp.; tardy , slack , slow (?) VarBr2S. ; obstinate , stubborn , hard-hearted MW. ; coarse ib.) しぶとい |
【淡】 すだる | (動詞)(衣服などが)ずり落ちる。(ひっかけて吊るしてあるものなどが)ずり落ちてくる。
例文:おまはん、ズボンすだってきよんで〜か。ちゃんとはきよ、めんどいな。(例文訳:おまえさん、ズボンがずり落ちてきているよ。ちゃんとはきなさいよ。はずかしいね。)
【賛】srasta (= mfn. fallen , dropped 落ちる, slipped off ずり落ちる, fallen from (abl. or comp.) R. Ka1lid. ; loosened , relaxed , hanging down , pendent , pendulous ib. ; sunk in (as eyes) Sus3r. ; separated , disjoined W.) すだ る (r 無音)
【賛】nivrIDa (= a. shameless 恥ずかしい、みっともない.) めんどい (v-n)
|
【淡】 すねこい | (形容詞)一筋縄ではいかない、ずるがしこい、すばしこい。他人の性質を指す言葉で、あまり良い意味には用いられない。
例文:あいつぁ、ホンすねこいやっちゃ。(例文訳:あいつは本当に一筋縄ではいかない奴だ。)
【民】cANakkiyan2 (= 1. the brahmin minister of Candra-gupta Maurya and author of the Artha-sa1stra in sanskrit; 2. cunning ずる賢い, artful person) すねこい |
【淡】 すりまわす(すります) | (動詞)殴る、暴力をふるう、殴打する。「かちまわす」と同義。一発殴ってお終い、というよりは、断続的に暴力をふるってボコボコにする、というニュアンスがある。関西弁の「どつきまわす」とほぼ同義か。
例文:べんこいいよったらすりまわっそ!(例文訳:生意気なこと言っていたらボコボコに殴るぞ!)
【民】talaiveTTu-tal (= 1. to behead 〔処刑で人の〕首をはねる, decapitate 首を切る[切りおとす・はねる]; 2. to do a treacherous act 裏切り行為; 4. to punch a court-fee stamp 裁判料金のハンコをボコボコ押す; 5. to crop one's hair) すりまわす (v-m) |
【淡】 せっぱい | 一生懸命の意。(精一杯)
例文:せっぱいやったよって、まぁしゃないわ。(例文訳:一生懸命やったから、まあ仕方ないよ。)
【賛】samabhyudyata (= mfn. ( %{yam}) striving 奮闘努力, endeavouring 努力 DivyA7v.) せっぱいやった (m 無音, d 無音) |
【淡】 せわしい | (形容詞)忙しい。
c. 奈良弁と同じ。
|
【淡】 せんど | (副詞)長いこと。長い間。しばらく。
例文:せんどおまはんの顔みらんかったな〜。元気け?(例文訳:長いことおまえさんの顔みてなかったな〜。元気かい?)
【賛】cirarAtra (= s. a long time 長い間、久しく; ---, acc. & dat. adv.) せんど (c-s, r-n) |
【淡】 せんどぶり | (副詞)久しぶり。しばらくぶり。
例文:せんどぶりにおうた甥っこが、もう中学生でな。びっくりしたわ。(例文訳:久しぶりに会った甥が、もう中学生でね。びっくりしたよ。)
【賛】pari (= adv. round, about (often ---, also to denote abundance or high degree); prep. round, about, against, opposite to, beyond, above, more than (acc.); from, out of, after 後, in consequence or on account of, according to (abl.); *around i.e. outside or with exception of (abl., also {pari pari}).) ぶり
c. 経る、古い。 pre- 前 |
【淡】 そえる | (動詞)ゴハンのおかずとして食べる。おかずなどにあわせる。
例文:このおかずそえてくえよ。(例文訳:このおかずあわせて食べなさいよ。)
【賛】sthAlI (= f. an earthen dish 皿、おかず皿 or pan , cooking-vessel , caldron AV. Br. S3rS. ; a partic. vessel used in preparing Soma MW. ; the substitution of a cooked offering ご飯の補足のおかず料理、添え物 of rice &c. for a meat offering at the Ma1n6sa7sht2aki (q.v.) ib. ; Bignonia Suaveolens L.) そえる |
【淡】 〜だ? | 文末につかわれる。〜だろ?の意。淡路弁では通常よく用いられる。「〜だ〜?」と語尾を伸ばすこともよくある。普通の関西弁でいう所の「〜やろ?」という部分に、標準語の場合であれば、「〜だろ?」という部分で用いることが可能。この「〜だ?」(又は「〜だ〜?」)という淡路弁は本当に頻度が高いため、覚えておくと重宝する。細かく説明すると、過去の助動詞「だ」に、推量の意味が加わったもの。
【賛】tark, tarka yati (= ({-te}) suppose 想定する、推定, conjecture 〔不確実な情報を基に〕臆測する、推測する, guess, reflect 反映, regard 〜とみなす [[,]] as (2 acc.), think of (acc.), think to (inf.). -- {pari} ponder, think over, consider as (2 acc.). {vi} suppose, conjecture, reflect on (acc.), ascertain. {sam} regard as (2 acc.).) だ、だーか
【民】tOrAyam (= approximation, estimate, guess 〜と推測する) だ
c. 信州弁の「ずら」、熊本弁の「ど」対応。
|
【淡】 〜だーな | 文末につかわれる。上の「〜だ?」とよく似ているが、「〜だ?」が「〜だろ?」の意であるのに対し、「〜だーな」は、「〜だろうが!」と、相手に対し、同意を求める、あるいは相手を非難するような強意の意味がある。「〜だーなー?」と語尾を伸ばすこともよくある。
【民】tANi-ttal (= 01 1. to fasten, affix, enchase, as gem; 2. to ram down, make firm, as earth round a tree; to hammer down; 3. to load, as a gun; 4. to confirm 確認、承認, strengthen; 5. to ply hard, as in churning; 1. to impute crime falsely and skilfully; 2. to baste, tack) だーな
|
【淡】 〜だーか | 文末につかわれる。上の「〜だ?」とよく似ているが、「〜だ?」が「〜だろ?」の意であるのに対し、「〜だーか」は、「〜だろうか?」と、話し手の懐疑的な気持ちや、疑問・不思議に思う気持ちを表現する。
【賛】dRDhIkR (= to make firm or fast , strengthen , corroborate , confirm 確認 Ka1v.) だーか
|
【淡】 たいがい | @おおよそ、大体、大方。Aかなり、大変、とても、相当。B(「たいがいにせぇ」などといった使われ方で)いい加減に(しろ)。
@例文:たいがいこの時間なったら寝よんな。(例文訳:大体この時間になったら寝ているな。)
A例文:たいがいしんどいわ。(例文訳:相当つかれたよ。)
B例文:ホンマたいがいにせぇよ!(例文訳:本当にいい加減にしろよ!)
c. A の用法は、熊本弁の「たいぎゃ,たいが」と同族。大儀・キツイ B は京都弁の「たいがいにしい(= いいかげんにやめとき)」
【賛】dAyaka (= 1 mf(%{ikA})n. giving 与える, granting , bestowing 授与する; imparting 授ける, communicating , uttering , telling ; fulfilling , causing 引き起こす, effecting 〜の結果をもたらす MBh. (generally 一版的に、多くの場合 ifc. ; cf. %{agni-} , %{uttara-} , %{jJAna-} %{viSa-}).) たいがい 100 点 ◎
【賛】tAvant (= a. so great, so much (many), so long, so far (correl. w. {yA3vant} q.v.). n. {tAvat} adv. so much, so long, so far; for a while, in the mean time (also instr. or loc.);) たーヴんと → たーがー (v-k-g)
|
【淡】 たすい | (形容詞)頭が悪い、頭が悪い人のような。「たっすい」「たす〜い」ともいい、この場合は「たすい」をさらに強めた意味になる。
例文:あいつ、ホンマたっすいで。(例文訳:あいつ、本当に頭がわるいよ。」
例文:たす〜いこと言うなてや。よけいだるなら。(例文訳:頭が悪い人のようなこと(バカな・おろかなこと)を言うなよ。余計にしんどくなる。)
【民】taTTai (= 01 1. flatness; 2. winnowing fan; 3. small ear-ornament like a tack, worn in the upper helix; 4. stalk, stubble; 5. spiny bamboo; 6. a mechanism made of split bamboo for scaring away parrots from grain fields; 7. sling; 8. a kind of drum; 9. baldness; 10. fool 馬鹿, empty-headed person ノータリン; 11. fire) たすい、たっすい、たすーい |
【淡】 たっとく | (動詞)(トビラ・ドアなどを)閉じておく。閉めておく。もちろん、「立っておく」という同音異義語意味もあるあため注意が必要。場面に応じて意味を考える必要がある。
例文:そこの戸、たっとけ。(例文訳:そこの戸を閉めておけ。)
例文:すまんけど、そのドアたっとってくれっけ?(例文訳:悪いけど、そこのドア閉めておいてくれるか?)
【賛】dhA, dadhAti, dhatte; dadhati , -te (= 1 ({dhAti, dhAyate}), pp. [[-,]] {hita3} (q.v.) & {dhita} (only ---) put, set, lay; put upon, bring to, direct towards (loc. or dat.), fix (esp. the mind) upon, think of (loc. or dat.);..; cover, shut up 閉める、閉じ込める, hide, conceal; ; stand out against (acc.) 立て掛ける, rival, vie. P. be united with = get possessed of (instr.);) たっとく
【賛】dRDha (= or (%{dRLha4}) mfn. fixed , firm , hard , strong , solid , massive RV. AV. S3Br. MBh. &c. ; firmly fastened , shut fast しっかり閉める, tight , close (e.g. ship , 52 , 5 ; bonds , fetters , chains Hit.; fist MBh.;) たっと |
【淡】 ちみきる | (動詞)ひねる。つねる。
例文:そんな悪いことしよったら、ちみきんど!(そんな悪いことをしていたら、つねるぞ!)
【民】cimiTTA (= 1. pincers, tweezers ひねる, used to pluck hair; 2. a nip or pinch つねる、つまむ, as of snuff 〜の芯を切る、〔ろうそくなどを〕消す) つねった (c-t, m-n)、ちみきった (T-k)
|
【淡】 ちゃわれ | 違うぞ。違うよ、の意。違う、という否定の言葉の強意で使われる。
例文:A「おまえ昨日女んトコいっとったやろ」 B「ちゃわれ!ありゃかいもんいっとっただけじゃ!」
(例文訳:A「おまえ、昨日彼女の家行ってただろ」 B「違うよ!あれは買い物に行ってただけだよ!」)
【賛】tAra tamya (= n. (fr. 1. %{tara} and 2. %{tama}) gradation , proportion , difference 差異、異なる、違い Mr2icch. x , 5/6 Sa1h. i , 2/3 , 31 Udbh. Kulad. ; (%{ena}) instr. ind. in different degrees 異なる度合い BhP. v , vii ; cf. %{tara-tama-tas}.) ちゃわれ たまや |
【淡】 ちょう | ちょっと。少し。標準語の「ちょっと」とほぼ同義。
例文:ちょう宿題みしてくれへん?わへとってん、たのむわ!(例文訳:ちょっと宿題見せてくれないかな?忘れててさ、頼むよ!)
【賛】chAya (= ; a little 一寸 (ifc.) Ven2is. ; ) ちょう |
【淡】 〜でぇか | 〜じゃないか。強い断定の意味を表す。関西弁では、「〜やんけ!」「〜やんか!」標準語では「〜だろうが!」「〜だろ!」というような意味とほぼ同意。言い方によっては「非難めいた言葉・相手に対して反発した意味をもつ言葉にも聞こえる。
【賛】sA (= ; be persuaded or convinced of 〜を確信する (acc.), regard as, take for (2 acc.); decide, determine; ) でぇ、じゃ
【賛】samadhiruh (= P. %{-rohati} , to rise up , mount , ascend AitBr. Hariv. ; to rise up to (the knowledge of) , be convinced of MBh.) じゃないか
c. 「でぇか」 = 「でぇ」+「か」。「じゃ」は、 sure に通じる。「やっぱしだ」、「だろー」もあるデ。
【賛】vyavasita (= mfn. finished , ended , done Ka1t2h. ; decided , determined , resolved , undertaken (also n. impers. ; with dat. or inf.) MBh. ; one who has resolved upon or is determined or willing to (loc. , dat. , or inf.) Ka1v. Pur. ; settled , ascertained , known (n. impers.) , convinced or sure of anything (with %{samyak} , `" one who has ascertained what is right ; with acc. , `" one who has acknowledged anything as true "') MBh. BhP. ; deceived , tricked , cheated , disappointed L. ; energetic , persevering , making effort or exertion W. ; n. resolution , determination Ka1v. Pur. ; an artifice , contrivance Mr2icch) やっぱしだ
【民】tERRu-tal (= 1. to make clear, convince, assure, relieve from doubt; 2. to know, understand; 3. to swear, take an oath; 4. to clear, clarify as with the te1r6r6a1-n3-kot2t2ai ; 5 to refine; 6. to comfort, console; 7. to cure, give relief; 8. to communicate strength; to nourish, cherish, invigorate; 9. to encourage, hearten) だろー
|
【淡】 でっきゃい(できあい) | 間に合わせの食事のこと。ありあわせの食事のこと。
例文:でっきゃいのもんで悪いけんど、食べてよ。(例文訳:有り合わせの食事で悪いけど、食べてね。)
【賛】drAk (= ind. (fr. 2. %{drA} + %{aJc} or fr. %{dRz}) quickly 短時間に, speedily , shortly , soon Hariv.) でっき ゃい、でき あい
c. ポトラック potluck (= 〔突然の客に出す〕あり合わせ[間に合わせ]の料理。〔参加者の〕持ち寄り料理の食事会)、 はインド辞書には未登録だった。 |
【淡】 〜てや | 話し手の強い断定の意をあらわす。「イヤ」に続いて、強い断定の「イヤだ!」という使われ方をよく耳にする。
【民】tERRu-tal (= 1. to make clear, convince 〜を確信する, assure, relieve from doubt; 2. to know, understand; 3. to swear 誓う, take an oath; ) 〜てや
|
【淡】 〜てんの | 〜してみろよ、の意。 ex. 例文:ちょうここ来てんの。(例文訳:ちょっとここ来てみなよ。)
【賛】susmUrSamANa (= mfn. (fr. Desid. of %{smR}) wishing or trying 試みる、試行 to recollect Bhat2t2.) てんの (susmUr 無音, S-t), やってみな (susm 無音, S-t)、してみな (S-t)
|
【淡】 とおから 【淡】 とおに
| (副詞)とっくに。ずいぶんと前に。
例文:とおから来てまってくれとんぞ。何しよったんよ。(例文訳:ずいぶん前に来て待ってくれているぞ。何してたんだよ。)
【賛】dIrgha (= a. long (sp. & t.); n. adv.; abstr. {-tA}Å f., {-tva}Å n.) とおか/とーか
【賛】dUra (= mf(%{A})n. (prob. fr. 1. %{du} , hut see Un2. ; compar. %{da4vIyas} , superl. %{daviSTha} , qq.vv.) distant , far , remote , long (way) ; n. distance , remoteness (in space and time) , a long way S3Br. ; (%{a4m}) ind. far , far from (gen. or abl. Pa1n2. ) , a long way off or a long period back ずーと前から) とおに/とーに (r-n) |
【淡】 どくれ 【淡】 どくれる | (動詞)ふてくされる。
例文:あいつ、今怒ったばーやよってに、どくれとら。(例文訳:あいつは、今怒って間もないからふてくされているよ。)
【民】ciraRu-tal (= 1. to sulk すねる, disagree; 2. to scatter) くれる (c-k)、すねる (r-n)
【賛】dhi k (= ind. , used as a prefix 接頭辞 or as an interj. 感嘆詞 of reproach 非難, menace 脅し or displeasure 不快 = fie! ちぇっ! shame! out upon! what a pity! &c. (with acc. , rarely gen. voc. or nom.) Up. La1t2y. MBh. Ka1v. &c. (also %{dhig@dhik} , %{aho@dhik} , %{hA@dhik} , %{hA@dhik@kaSTam} , %{hA8@hA@dhik} &c. ; %{dhik@tvAm} , or %{tava} [also with %{astu}] shame upon you!)) ド スケベのド
c. このサンプルは、タミル語の発音がブレて訛る(なまる)ことの良い例である。 音通 (c-k) (r-n) の典型。 |
【淡】 とこる | 「寝る」の卑語。恐らく「床る」だと思われる。
例文:はよとこれや!(例文訳:早く寝てしまえよ!)
【民】tUgkal (= 1. pendant, anything suspended; 2. drowsiness 眠気、ウトウト, light sleep 浅い眠り;) とこる
【民】tUgku-tal (= 1. to hang; to be suspended; 2. to swing; 3. to sawy from side to side, as an elephant; 4. to dance; 5. to pour, rain, fall unceasingly; 6. to sound; 7. to sleep, slumber 眠る、寝ている【名】眠り、うたた寝、まどろみ;) とこる |
【淡】 どない | @どのように。A何を。淡路弁の「どない」は、通常関西弁で使われるように「どないしよう?」(どうしよう?)などの意味のほか、次に挙げる「どないしょん?」(何をしている?)のように、「何を」という意味の使われ方もある。(次のどないしょん?を参照)
【賛】tena (= 2 ind. (instr. of 2. %{ta4}) in that direction , there (correl. to %{yena} , `" in which direction , where "') SaddhP. ; in that manner , thus (correl. to %{yena} , `" in what manner どのように"') ,) どない、どんな
|
【淡】 どないしょん? | 何をしている。通常、相手が何か好ましくないことなどをしている、又はしようとしている際に、否定的に、とがめるように使う。また、この際、「どないしょん?」という優しい問いかけではなく、「どないしょんのな!」「どないしょんじゃ?!」などのようにきつい口調で使われるのが一般的。その他、女性は「どないしょんよ?」なども使う。
【賛】dharmajJa (= mfn. knowing the law or what 何 is right Mn. ; %{-tama} mfn. superl. R.) どないしょん?
c. 「何が正しいか分かっているの?」 ≒ 「一体、何しているの?」....。 |
【淡】 〜な | 文末に使われる。感嘆文として、驚き、関心を表す際に使われる。また、疑問文の語尾にも現れることがある。
【賛】mahnyA (= f. a partic. exclamation 感嘆 (v l. %{mahyA }) Gobh. ; pl. N. of the Maha1-na1mni1 verses , Tan2d2Br. (v.l. %{mahNyA}).) なんや、なや、な
|
【淡】 なへ | 何故。どうして。「なぜ」がなまったものか。
【民】mARal (= reason 理由, cause) なへ (r-h, l 無音) △
|
【淡】 にんぎゃか | にぎやか。にぎやかがなまったものか。
例文:ほんま、この店はいつきてもにんぎゃかやのぅ。(例文訳:本当に、この店はいつ来てもにぎやかだな。)
【民】nuNagku-tal (= 01 1. to shake, move; 2. to be thin, minute, attenuated; 3. to be subtle, fine, refined; 4. to bend; to be bent; to be bent; 5. to be pliable, flexible; 6. to be dense, close, crowded 混雑、にぎやか) にんぎゃか |
【淡】 ぬかす | (動詞)(好ましくない言葉を)吐く。言いやがる。「言う」の意で、動作主をいやしんで使う。ただし、淡路弁の「ぬかす」は口語では、通常「何ぬかっしょんのな」「何ぬかっしょら」など、「ぬかす」の前に「何」をつけて用いられることが多い。その際、発音は「なんかっしょんのな」「なにんかっしょら」という具合に「なに」が「なん」となるケースが多い。さらに、「ぬかす」の「ぬ」がなくなり、「(なん)かっし(ょら)」などと発音されることが多いため、注意が必要。
例文:こらぁ、オマエ、なんかっしょんのな、一回しばいたんぞ!ボケぇ!(こらぁ、オマエ、何いいやがるんだよ、一回殴ってやろうか!ボケぇ!)
【賛】nigad (= P. %{-gadati} , (aor. %{ny-agadIt} Bhat2t2.) , to recite , proclaim , announce , declare , tell , speak S3rS.; to speak to , address (acc.) , to say 言う anything (acc.) to (acc.) Ka1v. ; ) ぬかす (d-s)
【民】nikazttu-tal (= 1. to effect, perform, transact, set on foot, bring to pass; 2. to speak, say, mention, narrate, declare ) ぬかす
c. 「ほざく」もある。
【賛】pRthag vAdin (= mfn. each saying something different 各自があることについて別のことを言うこと S3Br.) ほざく |
【淡】 ねき | (副詞・名詞)近く、側。
例文:あのひとぁ、うちのねきすんどら。(例文訳:あの人は、うちの近くにすんでいるよ。)
例文:もうちょうねきよってか。ちょう話あんねけど。(例文訳:もう少し側に来てくれるか。ちょっと話があるんだけど。)
c. 京都弁、大分弁と同じ。 |
【淡】 〜のー | 文末に使われる。感嘆文として、驚き、関心を表す際に使われる。
【賛】nirAha (= m. (prob. fr. next) call , exclamation 感嘆 Ta1n2d2Br.) のー
【賛】nirAha va (= m. ( %{hve}) id. ; %{-vat} mfn. accompanied by an exclamation ib. (v.l. %{-hA-vat}).) のー
|
は行 | 【淡】ばー…ばっかりの意。「〜のみ」という意味のほか、通常の「〜したばかり」と同じく、(時間的に)間も無い、という意味もある。
|-【賛】bahu (= , f. {bahvI3} much, many, numerous, frequent, abundant, rich in (instr.), large, great, mighty. -- n. subst. w. gen.; as adv. much, frequently, often, greatly; almost ほとんど, nearly, as it were (only ---); w. {man} cf. s. v.) ばー、ばっか
【淡】はがい…(形容詞)歯がゆい。くやしい。腹立たしい。
|- 【民】pukai-tal (= ; 8. to become unfavourable; 9. to be irritated イライラする, as the throat) はがい
|- 【民】vairAkkiyam (= ; 5. disgust むかつく; 6. enmity) はがいいの
|- 【賛】hRNAy , -yati (= be angry 腹立たしい, pp. {-ya3nt}. ) はがい (N-g)
|- c. 熊本弁「はがいか 【悔しい,じれったい】」、大分弁の「はがいい」と同じ。
【淡】はざ…いつも。普段。平日。(土日祝日でない日)
|-【民】pazivElai (= work unwillingly done 嫌々の仕事; compulsory 強制 labour 労働) はざ
【淡】ぴっち…つねること。つねる。主に小さい子供などのしつけ、体罰の一つとして、親が子供に言う。
|-【民】piTi (= 02 1. hold, clutch, pinch つねる, seizure by the hand;) ぴっち
【淡】ひとっちゃ…少しも、まったく。否定の副詞。「ひとっちゃ〜ない」で、「全然〜ない」という意味になる。
|-【民】poTupoTu-ttal (= 1. to snap, as cords; 2. to spatter, drizzle; 3. to be scanty 極微, hardly sufficient 完全に不十分;) ひとっちゃ (p 無音)
【淡】びしゃげる…(動詞)つぶれる。水分のあるものがつぶれて、あたりに汁がまきでるニュアンス。野菜、果物など。他動詞の場合は「びしゃぐ」
|- c. 石見弁の「ひしゃぐ、ひしゃげる」と同じ。
【淡】ぶいぶい…(名詞)コガネムシ。
|-【民】vaTuvari (= bee, beetle コガネムシ, insect) ぶいぶい (t-y, r-y)
|-【民】vari (= ; 8. beetle; ) ぶい
【淡】ぶらくる…(動詞)ぶらさげる。ぶらさがる。くくる。つりさげる。
|- c. 和歌山弁と同じ。
【淡】〜へな…〜ない、の意。(へん+わ) ex. 例文:そんなん誰もせえへな。(例文訳:そんなのは誰もしないぞ。)
|-【賛】vAma (= 2 a. left (not right) 正しくない, adverse 逆, contrary, refractory, stubborn, prude, coy, cruel, wicked, bad; n. adversity, mischief. Abstr. {-tA}Å f., {-tva}Å n.) へな
【淡】〜へなんだ(〜へなんだわ、ともいう)…〜しなかった、の意。否定の過去形。
|- c. 「〜へな」の変化。
【淡】べっちゃない(べっちょない、とも言う)…(都合・体調・具合・ことの善悪、よしあしなどが)大丈夫だ。問題ない。かまわない。
|-【民】paTar (= 02 1. passing, proceeding; 2. upright conduct or behaviour; 3. sorrow, affliction, distress, anxiety, trouble 支障、問題;) べっちゃ、べっちょ
【淡】べんこ…(名詞)生意気なこと。生意気。一人前なこと。
|-【賛】pariga rvita (= mfn. ( %{garv}) very proud or arrogant 傲慢 Ca1n2.) べんこ (r-n, 後半無音)
【淡】 ほかす(ほる、ともいう)…(動詞)捨てる。
|- c. 奈良・京都弁と同じ。
■ 淡路弁では、上でみたように、「そ」が「ほ」に入れ替わることがままある。
|-【淡】ほうか…「そうか」が変化したもの。「そうか」の意。
|-【賛】Aho (= ind. (g. %{cA7di}) an interjection , of asking and of doubt , `" Is it so? そうですか?、そうか?"') あほう → ほう
|-【淡】ほやけど…「そやけど」が変化したもの。「だけども」の意。
|-【賛】paraM tu (= though けれども - still) ほやけど (M-k)
|-【淡】ほやさかい…「そやさかい」が変化したもの。「だから」の意。
|-【民】paRRAcu (= ; 5. cause 〜なので; means.) ほやさかい (+かい)
|-【淡】ほやよって…「そやよって」が変化したもの。「だから」の意。
|-【賛】pAri zeSya (= n. (%{-zeSa }) result , consequence TPra1t. Sch. ; (%{At }) ind. consequently , therefore 故に、だから,) ほやよって (z-y, S-t) △
|-【淡】ほんだあ…「そしたら」「そんだら」が変化したもの
|-【賛】paratas (= adv. farther, thereafter, then 次、それでは, as prep. after, beyond, above (abl.); often=abl. of {pa3ra}.) ほんだあ (r-n, s 無音)
|-【淡】ほんでも…「そんでも」が変化したもの。「それでも」の意。
|-【賛】para (= ; but , however , otherwise ですが (%{paraM@tu } or %{paraM@kiM@tu} id. ; ) ほんでも (+も)
|-【淡】ほんな…「そんな」が変化したもの。「そんな」の意。
|-【民】palAn2 (= such そんな a one) ほんな (l-n)
|
ま行 | 【淡】まく…(動詞)@(水など、液体のものを意図せずに)こぼす。A(水まきや、植物への水やりなどのように、意図して)水をかける。
|-@【民】maTicARupAy-tal (=to be spilled こぼす in pouring a liquid, as from carelessness 不注意から) まく (T 無音, c-k)
|-A【賛】mok Sa (= m. deliverance, release from (abl., gen., or ---), esp. final emancipation, death; loosening, unbinding, solution (of a question), shedding (of tears or blood), uttering (of a curse), throwing, shooting off; scattering, strewing 撒く; giving up, abandoning.) まく(S 無音)
【淡】まぜ…(名詞)南風、または南寄りの風。湿った暖かい南風のことを指す。
|-【民】nErcOzakam (= wind direct from the south) まぜ
【淡】めげる…(動詞)壊れる。ダメになる。他動詞は「めぐ」
|- c. 出雲弁、石見弁の「めぐ、めげる、めげた、めいだ」と同じ。
【淡】めんどい…(形容詞)@恥ずかしい。醜い。A面倒臭い。
|-@【賛】nivrIDa (= a. shameless 恥ずかしい、みっともない.) めんどい (v-n)
|-A【賛】math (= 1 or %{manth } (q.v.) ; to stir up , shake , agitate , trouble 厄介なこと disturb お邪魔虫, afflict , distress , hurt , destroy AV.: Pass. %{mathya4te} (ep. also %{-ti}) , to be stirred up or churned &c. RV.: Caus. %{manthayati} (La1t2y.) , %{mA8thayati} (MBh.) , to cause to be stirred up or churned &c.: [Cf. Gk. $ ; Lat. {mentha} , {menta} ; Lit. {mentu4re} ; Germ. {minza} , {Minze} ; Angl. Sax. {minte} ; Eng. {mint}.] ) めんどい
c. 出雲弁の「めんだな(めんだなことだわね)」と同じ。【英】mental メンタル、精神的(苦痛)と遠縁。
【淡】もえる…(動詞)空気が蒸し暑くなっている。蒸し暑くて不快な状態のこと。
|-【民】nIr (= 01 1. water, one of the five elements; 2. sea, ocean; 3. juice, liquor; 4. rosewater; 5. humours of the body, as serum, lymph; 6. urine; 7. the 20th naks2atra ; 8. the 25th naks2atra ; 9. dampness, moisture 蒸す, humidity; 10. water in a gem; 11. nature, disposition; 12. state, condition) もえる (n-m)
【淡】もだえる…(動詞)非常に困る。ひどい窮地に陥る。(痛みなどで)非常に苦しむ。
|-【民】maTiyuRai (= astonishment, bewilderment うろたえる、途方に暮れた、当惑した、混乱した、道に迷った、道のない)
|-【賛】madhudra (= m. (2. %{drA}) `" hastening 慌てる after honey or sweets "' , a bee L. ; a libertine L.) モダエチ、もだゆる (d-y)
|-【賛】niyuddha (= n. fighting (esp. with fists) , pugilistic combat , close or personal struggle 悶え苦しむ MBh. Hariv. Var. Sus3r. &c. ; %{-kuzala} , or %{-zIla} mfn. skilled in fighting MBh. ; %{-bhU} f. place for pugilists L.) もだえ る
|-【民】muTTiyaTi-ttal (= to struggle hard) もだえた
c. 出雲弁の「もだえる(= 《動》うろたえる)」、熊本弁の「もだゆる(= 急ぐ,あわてる)」。淡路弁の「もだえる」は標準語に近い素直な意味(?)。
c. 英辞朗で「もだえる」未登録。ボロ。
|
や行 | 【淡】やんだ…むやみ。やたら。通常、「やんだに」という使われ方をして、副詞の働きをする。「やんだと」とは言わない。
|-【賛】vinetra (= 2 a. eyeless 盲目的、むやみに、めくら的に, blind 盲目.) やんだ (v-y)、やんだに (r-n)
【淡】ようけ…「よおけ」とも発音する。(人・物などが)たくさん。大量に。一杯。
|- c. 京都弁、石見弁、大分弁と同じ。
【淡】よそ…(名詞)他の所。他人の所、家。他の地域。
|-【民】acal (= 01 1. vicinity, neighbourhood; 2. that which is foreign 他所の, strange) よその (l-n)
【淡】よっしゃし…「よしあし(良し悪し)」を発音する際、淡路弁ではよっしゃしとなる。
|-【賛】sAdhvasAdhu (= a. good 良し and (or) bad 悪し.) さーど よっしゃし
【淡】〜よって…「〜だから」の意。通常は動詞+「よって」や、形容詞+「よって」で、「〜だから」という意味になる。また、前につく言葉にによっては、「〜やよって」と、「や」を加えて言うこともある。
|-【賛】vaza (= 1 a. willing, submissive, dependent; m. will, command, control, authority, power, influence; adj. --- being in the power of or subject to. {vazena, -zAt, -zatas} by command, by force, by means of, according to 〜に従って (gen. or ---).) よって (v-y)
|-【賛】vyavasthA (= ; settlement , establishment , decision , statute , law , rule (aya1 , instr. according to a fixed rule)) やよって
|
ら行 | 【淡】〜ら…文末に使用される。意味としては、「〜よ」という意味に近い。使われ方は、「すら」「しよら」「走ら」「泳んぎょら」「食べら」など、非常に多岐に渡る。そのため、以下には一例を挙げることにする。
【賛】rih, re Dhi (= , pp. {rIDha} lick 舐める, caress 撫でる, kiss キスする. I. {rerihya3te}, pp. [[,]] {rerihat} & {re3rihANa} lick repeatedly 反復的, kiss. -- {A} lick, gnaw at (acc.). {pari} & {prati} the same. {sam} lick together.) ら
c. 動詞+「ら」のもの。 動作の反復の関係 「ら」行は repeart の「re-」対応。
@「する」「やる」など → 「すら」「やら」
A現在進行形の場合は、動詞(淡路弁の連用形?)+「よ(ょ)」+「ら」
B動詞の完了形で、完了形の形が「〜た」という形になるものは、「と」+「ら」
|
わ行 | 【淡】わい…(名詞)私の意。「俺」に近いが、若干「俺」よりも荒々しいニュアンスがある。通常男性が使う。「わぇ」と発音することもある。
|-【賛】Ava (= the base of the dual cases of the pronoun of the 1st person 一人称代名詞; Nom. Acc. %{AvAm} (Ved. %{Ava4m}) ; Inst. Dat. Abl. %{AvAbhyAm} (Ved. Abl. also %{Ava4t}) ; Gen. Loc. %{Ava4yos}.) わい 、わぇ (v-y)
【淡】わかいし…(名詞)若者。若い衆がなまったものか。自分の家族の青年、息子などを指す場合もあるし、見知らぬ他人でも若者を指して使う場合もある。
|- c. 衆の意。長野弁は「しょう」、熊本弁は「し,しゅ」
【淡】わけ…(名詞)食べ残し。
|- c. 出雲弁・石見弁の「わけ、ねこわけ」、京都弁「ねこわけ」
【淡】わせる…「忘れる」の淡路弁。「わへる」ともいう。意味は忘れる。
|-【民】poccA-ttal (= 1. to forget 忘れる; 2. to deride, ridicule) わせる、ポカ する
|-【賛】vRt, vartate, -ti, vavartti (= 1 ({vartti}), pp. {vRtta3} (q.v.) turn, [[-,]] revolve, roll, run off, pass away (time);; trans, pass by, cross over, go beyond; overcome, resist, escape, transgress, neglect, omit, forget. {vyati} intr. = prec., tr. (w. acc.) cross over, pass, overcome, escape. {samati} intr. run away, tr. (w. acc.) pass by, escape. {adhi} roll over (loc.); ) わへる
【淡】わが…自分の意。
|-【賛】Ava (= the base of the dual cases of the pronoun of the 1st person 一人称代名詞; Nom. Acc. %{AvAm} (Ved. %{Ava4m}) ; Inst. Dat. Abl. %{AvAbhyAm} (Ved. Abl. also %{Ava4t}) ; Gen. Loc. %{Ava4yos}.) わが (v-k-g)
|
【淡】 んぐぁわるい(うんぐぁわるい) | 具合が悪い。なぜか、「具合悪い」ということを、淡路弁では「んぐぁわるい」という。
例文:ほらぁんぐぁわるい。もうちょっとどないかならんのか。(例文訳:それは具合が悪い。もうちょっと、どうにかならないのか。)
【賛】vAma (= ; n. a lovely thing , any dear or desirable good (as gold , horses &c.) , wealth , fortune 運、運勢、富・名声 RV. AV. Br. ChUp. ;) ん (v 無音)、うん
【賛】Ama (= ; (%{am}) n. state or ★condition of being raw Sus3r. ;) うん、ん
【民】pollA (= 1. bad, vicious, evil, wicked; 2. severe, intense) わるい
c. 「運」+「が」+「悪い」。熊本弁は、「ンの悪か」。京都弁は「まんがわるい」と言う。
c. 「運が悪い」と勘違いしていました。「具合が悪い」でした。調べ直しました。 2022/05/05
|
| |
| |
| |
| |
〒Sanuki ここはアンカー名 = Sanuki です。
from wikipedia /讃岐弁/.
他のサイト:
● 朝陽のさぬき弁辞典
さ行・た行 な行・は行 ま・や行 ら・わ行
あ行・か行 讃岐弁
- 【讃岐】 あかい(明い) 暖色の。明るい。「七時やゆうのにまだ外があかいの」∀
- 【讃岐】 あかん 駄目だ(いかん)。小豆島弁。小豆島以外の香川では若者言葉。∀
【民】akam (= 01 1. personal faults, as attachment, hatred, etc; 2. that which is bad 悪い; evil (TLS)) あかん
c. 京都弁の「あかん (だめだ、いけない、悪い ●「あく」の否定形【類】あかへん)」、富山弁、名古屋弁と同じ
- 【讃岐】 〜あげる 動詞の後について、動詞の意味を強める。下品な言葉になる。主に「叩く」系統の意味の動詞に付く。「たたっきゃげる」「けっりゃげる」「おがっしゃげる」「ちゃっしゃげる」「きゃっしゃげる」「おごっきゃげる」「しばっきゃげる」「くらっしゃげる」「はっりゃげる」∀
- 【讃岐】 あずる 【動】苦労する。「あずんじょったんなあ?」「がいにあずったがあ」「もうあずんじょるけん、代わりに食うてた」∀
【民】
azi-tal (= ; 3. to fail, to be
frustrated 精神的苦痛を受ける; ; 7. to suffer, to be
troubled 酷い目に遭う; )
あず る
【賛】
Ayasta
(= mfn. exerted , managed or effected with
difficulty 手こずる、苦労する; labouring , toiling , making effort or exertion MBh. ; pained , distressed ; wearied , vexed 悩まされる, angry ib. ; sharpened , whetted ; thrown , cast L.)
あず
る
【賛】
AdhUta
(= a. shaken,
vexed イラつく, tormented.)
あずった
c. 「もうあずんじょるけん、代わりに食うてた」 意味不明。
cf.
「あずったわー」という言葉を知恵袋で使ってい... , cf. 「あずる」で始まる方言
cf.
あずる 苦労すると言う意味。「あずった」は結果を表す 「あの山道は急やきん、登るんにあずったわぁ」
- 【讃岐】 あななん あんなもの 「あななんいかんわ」∀
- 【讃岐】 あほ 馬鹿。「お前あほやのお」∀
【民】aputan2 (= * fool 馬鹿, dolt) あほだなゃ
【賛】arbhaka
(= ; m. a boy , child Ragh. &c. , the young of any animal S3ak. (v.l.) Ka1d. a fool , idiot L.) あほか、あっぽけ
【賛】abodha
(= m. non-perception ; ignorance , stupidity アホ; (mfn.) , ignorant , stupid ; puzzled , perplexed.) あほだ
c. 京都弁「あっぽ 【ばか、あほ ●幼児に対する語】」、和歌山弁「あっぽけ 【あほ、ばか】」
- 【讃岐】 あんじゃるい/あじわるい 【形】気持ち悪い、気味悪い。
- 【讃岐】 いいかげん 【副】たくさん。多く。十分。中讃での表現。「これまでした旅の記録調べたら、意外にいいかげん方々行っとったわい」∀
【民】vekuvAy (= 1. very much 非常に沢山, greatly) いいかげん (v-g, +ん)
【民】vIgkal (= 1. abundance; plenty 大量; 2. morbid desire, longing; ) いーかげん (l-n)
- 【讃岐】 いかさま 【形】ものすごく。「いかさま、おとっちゃまやのぉ」∀
- 【讃岐】 いがる 【動】怒鳴る、泣き叫ぶ 「なにいがっりょんや」
他サイトから挿入∀
【賛】Akru
z (= (p. %{-krozat}) to cry out at わめく, call out to ; %{-kro4zati} (perf. 3. pl. %{-cukruzuH} R. ; ind. p. %{-kruzya}) to call to any one in an abusive manner , assail with angry and menacing words , scold at , curse , revile TS.) いがる
c. 石見弁「いがる、(ごうげにいがって) 【叫ぶ、泣き叫ぶ、(大声で泣き叫んで)】」と同じ。
- 【讃岐】 いごく 【動】動く。古い日本語の転訛である。「なんいごっきょん?」∀
- 【讃岐】 いで 【名】道の端などにある細く浅い水路(溝)のこと。上代の言葉に水路の堰の意で「いで」とあり、それに関係か。∀
- 【讃岐】 いぬ 【動】帰る。古語の保存。「ぼちぼちいぬんな?」「そうやなぁ、いのか」∀
- 【讃岐】 いまさっき つい先程やまさに今の意味。「いまさっき帰ったとこじゃが」∀
【民】in2i (= 01 1. now 今, immediately; 2. hereafter, henceforth; 3. from here onwards, used of place) いま
【民】takkaNam (= 02 at the same moment 同時に, immediately すぐに、直後; a unit of time-measure) さっきの (t-s)
- 【讃岐】 うれしげな 調子に乗っている、図に乗っている、思いあがっている、というような様子をさすが、讃岐弁独特の感覚であり、完全に同じ使い方が出来る単語というのは共通語には無いと思われる。ニュアンスは名古屋弁の「ちょうすいとる」(=調子付いている)に近い。讃岐弁を知らない人には、単純に嬉しそうという意味ととられがちであるが違う。「うれしげにしとるのお」(侮蔑的なニュアンスが強い言葉であり、不用意に使うと揉めごとの発端になるので注意)∀
【賛】upahAsagir
(= f. a joke , jest お調子、お調子し過ぎ L.) うぱしげる、うわしげる → うれしげ
c.「気持ちが浮(うわ)ついている」の「うわしげ」が、「うれしげ」に訛った模様 (?)。
c. 名古屋弁の「ちょうすいとる 【「調子に乗っている」「ふざけている」】」は、下記。
【民】tiruvAzttAn2 (= 1. court jester 宮廷道化師 of repute; 2. buffoon) ちょうすいと (v 無音, n 無音) る
【民】caraci (= 1. courteous, sweet-natured person; 2. jester お調子者, humorist) ちょうし
【賛】cATupaTu
(= m. a jester (%{bhaNDa}) L.) ちょうしはつ
る
- 【讃岐】 うまげな・うまたげな 素敵な。「うまげな車やのぉ」(西讃方言)∀
不明 → 有った。 美味い、の親戚だ。
【賛】anukUla
(= a. dwelling or lying on the shore; favourable (orig said of the wind blowing along or toward the shore, opp. {pratikUla}), convenient, pleasant 心地良い、気持ちが良い. n. {-kU3lam} adv.) うまげな (l-n)
【賛】anumata
(= a. allowed, permitted, approved, liked, agreeable, pleasant ; n. assent, permission.) うまた
【民】ANu (= attachment, affection; 2. sweetness, deliciousness 美味い, pleasantaness 快適, agreeableness; 3. goodness 良い) うめー
c. good, nice, fine 等全滅。
cf. うまげ 調子よく・おいしい・立派な 「うまげな家やのう」
- 【讃岐】 えらい 【形】疲れた。しんどい。古語の保存。「えろうて動けんわ」【副】とても かなり 「えらい遅い車やのう」∀
【民】alu-ttal (= to be weary, fatigued, tired 疲れた, by overwork or care) えらい、えりゃあ
【賛】varArha
(= mf(%{A})n. worthy of a boon MW. ; exceedingly worthy 超価値がある, being in high esteem R. 高評価; very costly 高価 R. Hariv) えらい、えりゃあ
【民】valiya (= 01 1. strong 強い; 2. big 偉い; forcibly) えりゃあ
c. 名古屋弁「えらい(/りゃあ) 【「疲れた、だるい」「大変な、すごい」「偉い」の三つの意】」と同じ。
c. 奈良弁「えらい @くるしいA大層。大変。」
【民】Ari (= 01 1. difficulty 困難、難しい; 2. cr. a1rya . excellence, eminence; 3. beauty) えらい
【賛】arthakRccha
(= n. difficulty (of a matter).) えらいこっちゃ
- 【讃岐】 おおかた もうちょっとで。「おおかたやられるとこやったがー」∀
- 【讃岐】 おがす 【動】(土等を底から)掘り返す。田の端の土を耕す際に「田んぼのへりをおがす」と言う。∀
【賛】vikRS
(= P. %{-karSati} , %{-kRSati} (%{-te}) , to draw apart or asunder , tear to pieces , destroy TS. ; ; (%{-kRSati}) , to draw a furrow 耕す, plough RV.) おがす
【民】vAgku-tal (= ; 18. to dig up 耕す, tear up, as the earth; ) おがす (+す)
c. 淡路島弁「おがす (動詞)【(田んぼや畑などの土を)掘り起こす。耕す。】」と同じ。
- 〒oggat
【讃岐】 おがっしゃげる 【動】ぶん殴る。「ちゃっしゃげる」→「くらっしゃげる」→「おがっしゃげる」の順に強くなる。
- 類語に「おごっきゃげる」「きゃっしゃげる」「しばっきゃげる」「はっりゃげる」等がある。すべて同様の意味だが、強さのニュアンスに差がある。∀
【民】tIttaTTikkal (= strike-a-light 軽く殴る) ちゃしゃげる
【民】kuRRu-tal (= 1. to pound; 2. to strike 叩く、殴る, hit, butt 突き当たる、角で突く、ぶつかる; 3. to crush, as lice; 4. to puncture, prick, pierce) くらっ る
【賛】klez
(= ; to strike , kill 殺す ib.) くらつ、くらっそ
【民】OgkiyaTi-ttal (= 1. to raise the hand or a weapon and strike with a heavy blow 手又は武器を持ち上げ思っきりぶん殴る; 2. to argue or affirm stoutly; to brush aside the opponent's arguments; to browbeat the opposite party) おがっつ る
c. 語尾の「〜あげる」は、 動詞の後について、動詞の意味を強める。だって。 --- 「【讃岐】 〜あげる」、 参照。
cf. くらっそ 殴るぞ!という意 「くらっしあげるぞ」
- 【讃岐】 おかっこまり 正座。地域によっては、まりが取れて「おかっこ」となることもある。∀
- 【讃岐】 おきる 【動】腹が膨れる。「腹おきてもう食えんわ」「腹、おきたんな?(=「お腹、いっぱいになりましたか?」)∀
【賛】Akula
(= ; filled 満たす、詰める, full いっぱい, overburdened with (instr. or generally in comp.) , eagerly occupied ib. ; ) おきる
- 【讃岐】 おじゅっさん 【名】お坊さん。∀
【賛】AsutI
vala (= (Pa1n2.) , a priest 僧侶 (who prepares the Soma) ; one who prepares or sells spirituous liquors , a distiller , brewer L.) おじゅっつ
c. 熊本弁「おじゅっつぁん 【お寺のご住職さん、「お住職さん」が縮まったもの】」
- 【讃岐】 おとっちゃま 【名】臆病者。「いかさま、おとっちゃまやのお」 不明 → 有った∀
【賛】
atisAdhvasa
(= n. excessive
fear 極度の怖がり.)
おとっちゃまさ (v-m)
c. 臆病者 から、coward, timid は全滅。
しかし、
ここが変だよ香川県人 - NAVER まとめ では、意味:こわがり、となっていた。fear で攻めたら、アタリ。
- 【讃岐】 おどれ お前。「おどれなめとんか」
- 【讃岐】 おび 魚(幼児語)∀
【民】apirEkku (= fish 魚 (TLS)) おびれっく、おび (先頭部)
【民】appai (= 1. -> appaikkOvai ; 2. indian laburnum -> carakkon2Rai ; 3. a marine fish 海洋魚, brownish attaining more than one foot in length, Monocanthus monoceros) おび
- 【讃岐】 おぴっぴ うどん(幼児語) 不明
∵ インド辞書に noodle 実質未登録
−−−でも見つけた。∀
【賛】
paripA
(= 1. P. %{-pibati} , to drink before or after (acc.) AitBr. ; to drink or
suck out 吸う、吸い込む, take away , rob Ka1d.)
ぴっぴ
cf. 讃岐弁(幼児語)でうどんを「ぴっぴ」と言うが、その語源が載っている資料はあるか。
i.e. --- 「箸の先で小さく切られたうどんとおつゆが吸い込まれるたびに小さな音をたてる。「おぴぴ」の語源はここからとも言われる。」
cf. うどん県ではおやつに「フライドうどん」とやらを食べるらしい...→食べてみたら普通にうまかった
--- 地域によっては「つっつ」と呼ぶところもあり、うどんと汁を飲み込むときに立てる音に由来している。
【賛】
saMduh
(= P. A1. %{-dogdhi} , %{-dugdhe} , to milk together or at the same time MBh. ; (A1.) to
suck , imbibe 〔酒などを〕飲む, enjoy RV. ; (A1.) to yield (as milk &c.) : Caus. %{-dohayati} (ind. p. %{-dohya}) , to cause to milk.)
つっつ
- 【讃岐】 おぶ お茶 「使い方:おぶいる? (お茶飲みたい?)」
他サイトから挿入∀
- 【讃岐】 おらぶ 【動】叫ぶ。古語の保存。「何おらんびょんな?」∀
【賛】Arava
(= m. (Pa1n2. ) cry , crying , howling 〜とうなり声[うめき声]で言う[叫ぶ]; crash , sound R. &c. ; noise ; thundering S3is3. ; (%{As}) m. pl.N. of a people VarBr2S.) おらぶ
万9-1809; 〜天仰ぎ 叫びおらび 地(つち)に伏し 牙(き)噛み猛(たけ)びて〜
- 【讃岐】 おもっしょい【形】 面白い。「この漫画おもっしょいのお」∀
- 【讃岐】 がいな 【形】すごい。きつい。強い。古語の保存。「がいに飛ばすなぁ」「あの人はがいな」∀
- 香川オリーブガイナーズ(四国アイランドリーグplus)の名称は、この讃岐弁(がいな)に由来している。愛媛県では「意外な」、高知県では「乱暴な」の意味で使われる。中四国と九州の一部に分布する言葉である。
- 【讃岐】 かく 【動】かつぐ。若干の意味の変化はあるが、古語の保存である。「ちょっとそっちかいてつか(西讃)」「ちょっとそっちかいていた(東讃)」∀
【民】kAvu-tal (= 01 1. to carry on the shoulder 担いで運ぶ, as a palanquin, a pole with a weight at each end; 2. to bear or sustain anything heavy, on the arms or on the head) かく (v-k)、かい
【民】kAvaTi (= 1. pole or stave さお、こん棒、つえ of wood used for carrying burdens 荷物を運ぶために使用される木の竿や棒; 2. a decorated pole of wood with an arch over it, carried on shoulders with offerings mostly for murka's temple commonly with some parade; 3. that which is carried on the shoulder with a pole 竿を用いて肩の上に乗せて運ばれる物) かいて
c. 「かく」と言っているのに、例文は「かいてつか」「かいていた」---何なのコレ。でも、 kava だと理由が分かる。 v は、k, y に音通する。また、 kavaTi の用語も存在する。
c. つまり、「かく」の品詞活用 conjugation は、書く(かく)、書いた(かいた)と同じ。--- 面白い。
【賛】kuc
(= : to mark with lines , write 書く ib. ) かく
【民】kiRukku-tal (= 01 1. to write; 2. to scribble, write, illegibly;) かく (r 無音)
【民】kaiyOTu-tal (= 01 1. to write a fast hand, write quickly; 2. to be inclined to a task) かいよつ
- 【讃岐】 がち 卑しい。意地汚い。「がちげにすな!」(もの欲しげにするな)∀
【賛】kadarya
(= mfn. avaricious , miserly , stingy , niggardly Gaut. ; little , insignificant , mean 卑しい W. ; bad , disagreeable W. ; m. a miser ; %{-tA} f. %{-tva} n. the state or condition of the above MBh. ; %{-bhAva} m. id. ib.) がちや
【民】koccai (= meanness, despicableness; 2. mean, despicable person; 3. ci1ka1l6i; 4. sheep) がち (c-ch)
- 【讃岐】 かど 【名】(漠然と)家の外。玄関先。共通語の「表(おもて)」。「かどんとこに、誰かおるで」∀
【民】kaTai (= 01 1. end, termination, conclusion; 2. place; 3. limit, boundary 境界; 4. shop, bazaar, market; 5. inferiority, baseness, meanness, lowness, least, lowest, worst; 6. degraded person, man of low caste; 7. entrance 玄関, gate, outer 外側 gate way 外側の門の道;) かど
c. 京都弁「かど 【家のそと】」と同じ。
c. gate 門、門(かど); outer gate way 外側の門の道
- 【讃岐】 かまへん(かまん) 構わない。〜でも良い。∀
【賛】gaN
(= cl. %{gaNayati} (ep. also A1. %{-te}: aor. %{ajIgaNat} [Katha1s. or %{ajag-} Pa1n2.; ind. p. %{gaNayya} BhP. [with %{a-} neg. , ) , , take notice of (acc. ; often with %{na
} , not to care about 構わない、気にしない, leave unnoticed) ) かまねー → かまへん、かまん
【民】kaNNA-tal (= 01 1. to be intently 意識的 bent upon, mindful 構う、気にする、心がける; 2. to be as precious as the eye) かまう
c. 京都弁「かまへん 【かまわない】」と同じ。
- 【讃岐】 〜がん 〜だけ、〜分。「あるがんまんで(あるだけ全部)」「遠足の菓子は三百円がんまでの」∀
- 【讃岐】 きにょう 【名】昨日。「きんにょ」とも∀
- 【讃岐】 〜きん(〜きに) 【助】〜から。理由・原因を表す。西讃・中讃での表現。「暑いきん、クーラーつけようで」「かかんきんこん、こんきんかかん(〔手紙を〕書かんきん来ん、来んきん書かん=書かないので来ない、来ないので書かない)」∀
【賛】kAraNa
(= a. = {kAra} 1 (---). n. (adj. --- f. {I}) cause, reason, motive, first or chief matter or element, substance; sign, mark, document, proof; means, instrument, organ. ---, abl., instr., & loc. from some cause or reason 〜の理由で; for the sake of (gen.);) きん、きに (r 無音)
- 【讃岐】 く 家。「友達んく遊びに行った(友達の家に遊びに行った)」「うちんくに来るな?(私の家に来るかい?)」極西部では「き」とも言う。∀
【賛】gRha
(= m. an assistant , servant RV. ; (m. sg. and pl. , in later language m. pl. and n. sg.) a house 家, habitation , home 我が家 RV. (%{mRn-ma4ya@g-} ,) く、き
- 【讃岐】 くらっしゃげる 殴る。ちゃっしゃげる・くらっしゃげる・おがっしゃげるの順に強くなる。∀
- 【讃岐】 けっこい 【形】きれいな。美しい。「あの子いかさまけっこい子やの」「けっこにしてどこ出かけるん」∀
- 【讃岐】 〜げな 〜のような。動詞、形容詞、名詞に付く。これの多用も讃岐弁の特徴である。これに近い表現が古語にも多々見られる。「もうせんげなな(もうしないみたいだね)」「え? するげに言いよったで(え? するように言っていたよ)」「あれげなな(あれっぽいね)」∀
【民】kAN(Nu)-tal (= 01 1. to see, perceive, view, descry;; 13. to look like 〜の様に見える, resemble 〜の様な、似ている;) げな
- 【讃岐】 〜けん(〜けに) 【助】〜から。理由・原因を表す。東讃から西讃での表現。「〜きん」と同意。「明日早いけん、もう寝まい」(明日早いからもう寝なさい)
- 【讃岐】 ご 下述の「ごんな」の縮まった形。
- 【讃岐】 けんびき 口内炎、風邪や疲れ等、万病の元。 「けんびきができた。けんびきかぜ」
他サイトから挿入∀
【賛】karNapAka
(= m. inflammation 《病理》炎症、赤く腫れること of the outer ear 耳外側 Sus3r.) けんびき
【賛】kaRaippiTi
-ttal (= 1. to become rusty さび色の; to form, as rust; 2. to be stained or soiled with rust or verdigris 〔銅の表面の〕緑青; 3. to collect, as blood in inflammation 収集する、炎症の血液として) けんびった (R-n)
- 【讃岐】 ごじゃはげ 無茶苦茶。「ごじゃ」とも「もうごじゃはげじゃわ」 禿とは無関係だが、県内出身者が県外出身者の禿の人もいる場で言いかけてあせることも。∀
【民】kuzappam (= 1. confusion, muddle 支離滅裂, disorder, embroilment; 2. perturbation, agitation, bewilderment, indecision; 3. disturbance, quarrel, commotion, tumult; 4. sedition, insurrection, rebellion; 5. squall, storm, hurricane, boisterousness of the weather or sea) ごじゃはげ (m-k)
【民】kUTTAkkuzappam (= confusion of things, disorder 混乱状態) ごじゃごじゃ、ごじゃ、ごじゃはげ (m-k)
- 【讃岐】 こそばい くすぐったい。∀
- 【讃岐】 こらえん 【動】承知しない。許さない。「〜したらこらえんぞー」∀
- 【讃岐】 こんこ 【名】たくあん∀
- 【讃岐】 ごんな 〜してください。丸亀周辺で使われる。「廻ってごんな、見てごんな」∀
【賛】kArmaNa
(= mf(%{I})n. relating to or proceeding from a work or action W. ; finishing a work W. ; performing 実施、実行 anything by means of magic ; (%{am}) n. magic , sorcery , witchcraft Pa1n2.) ごんな
【民】kompu-tal (= 01 to try 試みる (TLS)) ごんな (p-n)
- 【讃岐】 こんぴらさん 【固名】金刀比羅宮
海上交通の守り神として信仰されており、漁師、船員など海事関係者の崇敬を集める。
歌詞
「こんぴら船々 追風(おいて)に帆かけて シュラシュシュシュ まわれば 四国は 讃州那珂の郡 象頭山 金毘羅大権現 一度まわれば」
c. コンピラ船は、帆掛け船の feeling. なので、帆 sail で攻める。
【民】
captaRAcErpaRuvAn2 (= sprit-
sail gaff (TLS))
こんぴらふね、キャプテンさんのふね
【民】
kURaippAy (= canvas
sail)
コンピラ (r-n, y-r)
【民】
ERaviTu-tal (= 1. to allow to ascend; 2. to keep off from the shore, as a vessel; 3. to sail close to the wind 帆を風に近づける; 4. to turn towards the shore, as a vessel; 5. to allow to spread; to circulate, as poison)
追手(おいて)
【民】
pAypOrAkku-tal (= to spread
sail)
ほかけ て (+て)
【民】
tirugkaRRukkAviccErcavAy (= fore-top-mast stay-
sail (TLS))
しゅらしゅしゅしゅ
cf.
ケルン大学、インド語辞書検索 tool で確認してみて下さい。 英語部検索 → に 「sail」 と入れて、リターンキーを押す。
-------
【おまけ】 古代人が学習教材を作る気持ちになって、...
まわれば 四国は 讃州那珂の郡 象頭山 金毘羅大権現 一度まわれば
「まわれば」が しつこいので コレをキー にして、
巡礼 pilgrim で攻める。
取り敢えず、下記。 --- 出来たてのホヤホヤ でオマス。
(コレは、古代人の言葉のお遊び。 ex. インド弁の同意語、同音語 等の連鎖)
----
【賛】
siddhisthAna (= n. `" place of felicity "' , any sacred spot where
pilgrims may obtain beatitude (such as on the Ganges &c.) Pur. ; the part of a medical work dealing with the efficacious treatment of disease Car)
ぞうずさん
【賛】
mahAlaya (= (%{-hA7l-}) m. a great dwelling MW. ; a grngreat temple , grngreat monastery ib. ; a temple W. ; a monastery L. ; a place of refuge , sanctuary , asylum W. ; the Loka or world of Brahma1 W. ; a tree &c. sacred to a deity W. ; a place of
pilgrimage L. ;)
まはれや、まはれば
【民】
mekkA (= a city in Arabia, being the chief place of
pilgrimage for the muhammadans)
なか、メッカ
【民】
kumpakONam (= kumbakonam, a place of
pilgrimage in Tanjore District)
こんぴらの
【賛】
saugandhikavana (= n. a thick cluster of water-lilies MBh. ; N. of a place of
pilgrimage ib.)
だいごんげん
【民】
tEcAntarikkaTTaLai (= provision in a temple for feeding
pilgrims)
さんしゅうなかのこり
【民】
iyAttirai (= * journey,
pilgrimage)
いちど
【民】
tEcAyi (= a class of medicant
pilgrims from North India (TLS))
しこく (y-ki)
さ行・た行 讃岐弁
- 【讃岐】 さいさい たびたび。よく。漢字で書くと「再々」。「あの人さいさい来よるで」∀
- 【讃岐】 さかし 逆さ。反対。「シャツさかしに着とるで」∀
- 【讃岐】 さきおととい 一昨日。「さきおとつい」とも∀
【賛】adharedyus
(= ind. the day before yesterday おととい Pa1n2.) おととい、おとつい
【賛】sakAza
(= m. presence; acc. towards, to; loc. before 以前の、先の、前の, near, at; abl. & {-tas} from; lit. to, in, & from the presence of (gen. or ---).) さき (z 無音)
c. 富山弁「おとつい 【一昨日】」。
c. 一昨日。は、間違いではないのか?。一昨昨日、だろうが?。 、それとも、讃岐の人は、「きょう、きのう、おととい」を「きょう、きのう、さきおととい」と言うのか。オカシイですネ。 wikipedia の誤植でしょ。すぐ訂正すべきです。
c. previous で「先」を探したが、今一であった。
- 【讃岐】 さら 新しいもの。新品。西日本ではよく見られる表現。「このテレビさらやで」∀
【賛】sarasa
(= a. juicy, moist, humid, fresh, new 新しい, tasty, pleasant, charming, passionate, enamoured; n. adv. with rapture.) さら ( sa 無音)
c. 奈良弁、富山弁「さら 【新品。】」と同じ。
- 【讃岐】 〜しい 〜する人。主に悪い意味で使われる。「お前いらんことしいやな」∀
【賛】stha
(= (or %{STha}) mf(%{A})n. (only ifc.) standing , staying , abiding , being situated in , existing or being in or on or among (see %{agni-} , %{garbha-} , %{jala-} , %{naraka-} , %{rAjya-stha} &c.) ; occupied with , engaged in 従事, devoted to performing 実施に専念している, practising) しい
- 【讃岐】 〜しいまわる 〜して回る、〜ばかりする 「訳分からんことしいまわらんの!」「昔っからげんしゃさんくの子はごじゃしいまわるの」
- 【讃岐】 〜していた 〜して下さい。東讃での表現。「それ取っていた」「これいた(これをください)」
- 【讃岐】 〜してた 〜して下さい。〜していたの省略形。
- 【讃岐】 〜してつか 〜して下さい。西讃での表現。「あれ取ってつか」「これつか(これをください)」
- 【讃岐】 〜しな 〜の途中、〜の際。略して「〜し」とも。「いきしな」=行く途中に。「帰りしな」=帰る途中に。「ちょっと、ついでに」の意味を暗に含む。用例:「帰りしなにパンこうてきて」=帰る途中に、(ついでに)パンを買ってきて。「立てりしに腰がいとうてかなわん」=立てる時に腰が痛くて仕方が無い←「立てる」も方言なので、正しくは「立つ時に・・・」∀
- 【讃岐】 〜しますな 〜するもんじゃないですよ、〜しないほうがいいですよ。「そななことしますな!」「そなんめんどげに言いますな」
- 【讃岐】 〜かしゃん 〜(しよう)かな、〜だろうか、「〜かしら」の転訛 「まだあかいきん畑行こかしゃん(まだ明るいし畑に行こうかな)」「それでえんかしゃんな(それでよいのだろうか)?」 --- 場違い? 「か」は「し」より前
- 【讃岐】 しゃんしゃん 手際よく、てきぱき、元気よく、など。「しゃんしゃんしまい」∀
【賛】tUrNa
(= mfn. ( %{turv} Pa1n2. ; %{tvar} ,) = %{-rta4} Ka1tyS3r. ; (%{am}) ind. quickly 素早く, speedily スピーディに, ) しゃん
- 【讃岐】 じゅじゅむ にじむ∀
【賛】chA, chAti
(= , pp. {chita} (only ---) & {chAta} (q.v.) cut off. -- {ava} [[,]] flay, skin. {A} the same, cut off. {pra} bleed 滲む(にじむ), scarify.) じゅじゅむ (+む)
【民】cillimUkkuTai-tal (= to bleed in the nose) じゅじゅむ (l-z)
c. 京都弁「じじむ 【墨、染料などが紙や布ににじむ】」と同類。
- 【讃岐】 じゅるい【形】(地面が)ぬかるんでいる(西讃。伊予弁起源)。「地緩い」の転訛か。∀
- 【讃岐】 しよい やりやすい、しやすい。「こなんしたらしよいで」「そっちのほうがしよいやろ」∀
- 【讃岐】 しょうたれ 見苦しい、締まりがない、だらしがない、体裁が悪い、愚鈍な、など。「あれはいかさましょうたれげなやっちゃの」∀
- 【讃岐】 〜じょる 〜ている。ラ行活用動詞の語尾につけて現在進行形を作る。「作んじょる」=作っている。「売んじょる」=(西讃沿岸部)売っている。∀
- 【讃岐】 じょんならん 役に立たない。どうしようもない。手に負えない。「じょんならんやっちゃのぉ(役に立たない奴だなぁ)」「最近暑くてじょんならんわ〜」∀
【賛】durmarSaNa
(= mfn. unmanageable 手に負えない, unbearable , insupportable MBh.;) じょんならん (r-n, S 無音)、どーもしょうねー
- 【讃岐】 しんや 新家。分家のこと。
- 【讃岐】 すい 酸っぱい。古い日本語の転訛。「この漬け物ちょっとすいんちゃん」∀
- 【讃岐】 すかん 好かない。嫌い。「私納豆すかんのや」「俺あいつのことほんますかん」∀
【民】cOkam (= 01 1. distress, grief; 2. fainting, loss of consciousness; 3. internal heat causing dislike 嫌い of food, supposed to be produced by the arrows of ka1ma, one of pan1ca-pa1n2a1vattai , q.v.; ) すかん
c. 出雲弁「すかんたらし, いけすかん, 【好きでない、嫌いな】」と同類。大分弁「すかん」と同じ。
- 【讃岐】 すばる しなびる「ミカンがすばってしもとる」∀
- 【讃岐】 ずぼになる びしょびしょになる 「ずぼんがずぼになる」
他サイトから挿入∀
- 【讃岐】 ずんやり 引き続いて、ずっと、延々と。主にマイナスイメージに使われる。「あいつ、ずんやりあれにはまってすんだわ」∀
【民】tarimvilA (= in this connection, afterwards, subsequently その後(に)、後に、その次に、それ以降、後で、続いて, hereinafter, used in official correspondence to connect the substance of the communication with the salutation with which it usually opens) ずんやり (v-y)
【賛】sthAvara
(= a. standing, immovable, firm, lasting 続けっぱなし, constant;) ずんやり (+ん, v-y)
- 【讃岐】 ぞろい 雑な 「いかさまぞろげなかっこしょってからに」∀
【賛】sthUla
(= mf(%{A4})n. (fr. %{sthU} = %{sthA} and originally identical with %{sthUra}) large , thick , stout , massive , bulky , big , huge AV.; coarse 粗い, gross 大雑把, rough 雑 (also fig. = `" not detailed or precisely defined "' ; cf. %{yathA-sth-}) Mn. ;) ぞろい
- 【讃岐】 たいぎ 面倒 「宿題するんたいぎなわ」∀
【賛】duHkha
(= 1 mfn. (according to grammarians properly written %{duS-kha} and said to be from %{dus} and %{kha} [cf. %{su-kha4}] ; but more probably a Pra1kritized form for %{duH-stha} q.v.) uneasy , uncomfortable , unpleasant , difficult R. Hariv. (compar. %{-tara} MBh.) ; n. (ifc. f. %{A}) uneasiness , pain , sorrow , trouble 難儀, difficulty 困難 S3Br. (personified as the son of Naraka and Vedana1 VP.) ; (%{am}) ind. with difficulty , scarcely , hardly (also %{at} and %{ena}) MBh.; impers. it is difficult to or to be (inf.with an acc. or nom. R. ) ; %{duHkham} - %{as} , to be sad or uneasy Ratn. ; - %{kR} , to cause or feel pain Ya1jn5. ) たいぎ
100 点
【賛】drAgh
(= cl. l. A1. %{drAghate} , to be able: to stretch , lengthen ; to exert one's self ; to be tired 疲れた; to tire , torment ;) たいぎ
c. 石見弁「むたいぎ(〜だな、〜なことだな) 【疲れた、面倒くさい、無駄、骨折れ】」
- 【讃岐】 だい だるい 「歩きすぎて足がだいわ」∀
【賛】dhUpita
(= mfn. incensed , perfumed MBh. R. ; suffering pain or fatigue ヘトヘト、クタクタ L.) だひだ
【民】tEy-tal (= 01 1. to wear away by friction; to be rubbed; 2. to lessen, decrease, wane, as the moon; to waste away, as the oil in a burning lamp; to become exhausted 枯渇状態、エネルギー不足;) だいー
- 【讃岐】 たく 煮る。標準語と同じ意味だが、ご飯以外におかずにも用いる「おかずをたく」∀
- 【讃岐】 立てる 立つ 「立てってみて(立ってみて)」 共通語の「立てる」は讃岐では「立てらす」になる。∀
【賛】dhRti
(= f. holding , seizing , keeping , supporting (cf. %{carSaNI-} , %{vi-}) , firmness , constancy , resolution , will , command RV. ; satisfaction , content , joy MBh. (%{-tiM-kR} , to keep ground or stand 立つ still MBh.) たて
る
- 【讃岐】 たる 【動】飽きる。古語の保存。「そのおもちゃもぅたったわ」∀
【民】taLar-tal (= 01 1. to droop, faint, grow weary 疲れた, enfeebled, infirm or decrepit;) たる
【民】caLai-ttal (= to grow tired, become weary) たる (c-t)
- 【讃岐】 ちっか 【名】竹輪。阿波弁でも使われているが、西讃で多く使われる。
- 【讃岐】 ちみきる(爪の先くらいで)つねる。痛さ度合いは「ひにしる」<「ちみきる」∀
- 【讃岐】 〜ちゃ 〜も(〜ない)。否定で用いる。「なんちゃ無いやん」「誰ちゃおらんけん」
- 【讃岐】 〜ちゃう 「〜じゃない」の意味。否定で用いる。「それ鉛筆ちゃうわ」
- 【讃岐】 ちゃっしゃげる 叩くの意味。ちゃっしゃげる・くらっしゃげる・おがっしゃげるの順に強くなる。∀
- 【讃岐】 〜ちゃん 「〜じゃないの?」の意味。否定の疑問で用いる。「お前アホちゃんな? 」
- 【讃岐】 ちょっとこま 少しの間。「ちっとこま」「ちょっとくま」「ちっとくま」とも「ちょっとこま出てくるわ」∀
【民】tuTTuvam (= little ちょっと、ほんの少し, insignificant thing 些細) ちょっとこな (v-k)
【賛】mAna
(= ; dimension 測定単位, size , height , length (in space and time) 時間スペース, weight ib. (ifc.= fold see %{zata4-m-}) ;) ま(間)
- 【讃岐】 つい 似ている、同じ。 似ている度合いは 「つい」<「まっつい」<「まっつくつい」∀
【賛】sarUpa
(= a. of ★the same shape or form with (gen. or ---); like, similar; shaped, formed, embodied; beautiful, handsome.) つひ
【賛】suhRd
(= ; very similar to 非常に似ている, closely resembling ib.) ついだ
【民】naTugku-tal (= ; 8. to be similar) まっつくだ
- 【讃岐】 つぶれる 故障する。「さらのテレビつぶれてもうたが」∀
- 【讃岐】 つめる 挟む。「昨日のぉ、玄関のドアで指つめもうたんやが」∀
【民】cimiTTA (= 1. pincers, tweezers, used to pluck hair; 2. a nip 挟む or pinch, as of snuff) つめた (c-t)
- 【讃岐】 つむ (鋏状の物で)切る。共通語の場合は目的語が枝葉などに限定されるが、讃岐弁の場合はほとんどの場合に使える。「まっちゃえて指つんでもうた」∀
【賛】dAn
(= (Dha1tup. ) cl. %{dAnati} , %{-te} and %{nayati} , to cut off 切り落とす; Desid "' P. %{dIdAMsati} , %{-te} , to be or make straight 直線状にする Pa1n2.) つむ
【賛】dina
(= 1 mfn. ( %{do}) cut , divided , mowed 〔草・作物などをかまや機械で〕刈る、刈り取る RV.) つむ
- 【讃岐】 てがう 【動】からかう、あやす、遊んでやる。「なにあいつのことてがいよんな?」「うちの犬もてごてやって」∀
- 【讃岐】 手袋を履く 手袋をはめる、手袋をつける、手袋する 北海道でも同じ表現が使用される。
- 【讃岐】 どくれる 【動】ふくれる。不満げにする。「何どくれとんな?」∀
- 【讃岐】 どせこむ 転落する。「田んぼにどせこんで泥まみれになる」∀
- 【讃岐】 とっしょり お年寄り「お前、とっしょりみたいなの」∀
【民】catAcAram (= practice of the good or virtuous men; good old custom; approved usage 良い実戦経験があり、また、善良な男性。 良い古い習慣; 承認された使用法) とっしょりの
【民】catAyucu (= ripe old man, as having lived hundred years 数百年生きている様な熟れた年寄り) とっしょり (c-t, c-r)
c. 【十津川弁】とっしょり 【年寄り 老人】、【魚】トッショル 【年寄り、老人】
- 【讃岐】 どっかしゃん どこかしら。どこか。「オモチャがどっかしゃんいった」「あの子やったらさっきどっかしゃん行ったで」
- 【讃岐】 どっちゃこっちゃ どうにもこうにも。どうしようも。主に後ろに否定語を伴う。「ここまでごじゃやとどっちゃこっちゃならん」
- 【讃岐】 どな どう(どのように) 「どなしよん?」
- 【讃岐】 どななんな? 状況とか様子とか調子を確認する質問文。共通語だと「どんな様子(状況/調子)なの?」
- 【讃岐】 鳥の子紙 模造紙
- 【讃岐】 どんどろさん 【名】雷。「どんどろはん」∀
な行・は行 讃岐弁
- 【讃岐】 な 語尾について疑問の意を表す。「濡れよるの、傘ん乗ってくんな?」=塗れているね、傘に入って行くかい? 讃岐弁では「な」は疑問、禁止(〜しますな、間違えな〔間違えるな〕)、詠嘆(〜やな、西讃)、感動詞(なぁ、西讃)など多くの意味が有り、非讃岐弁話者が讃岐弁を聞く際の大きなハードルとなることもある。
- 【讃岐】 何がでっきょんな 時候のあいさつ。そのままの意味である「何を作っているの?/何をしているの?」という質問文で用いることもある。
- 植松おさみアナウンサーが西日本放送在籍時に「ズームイン!!朝!」でキャスターを務めていた頃、地元の人にインタビューする時の第一声は必ずこの言葉だった。
- 【讃岐】 なんちゃでっきょらん 時候のあいさつとして「何がでっきょんな」と聞かれた場合の定型的な返答句。直訳すると「(別に)何もしていない」。
- 【讃岐】 なんしょん 何をしているのという意味。さらに疑問の意を込めて「なんしょんな」とも。強く読むことで叱るときにも用いられることもある。意味としては「なんてことしてくれたの!?」に近い。
- 【讃岐】 何とかー!(なんとか!) 何だって!? 驚きを表す。地域によっては「何とな!」になる。麺通団著『恐るべきさぬきうどん』の香川県外読者が寄せた「本文中の不可解な方言」の一つ。
- 【讃岐】 なし 無く 「全部なし(ん)なってもうた」
- 【讃岐】 なに【名】あれ。あのもの。(第一音節に高アクセント)「あの、なにがもうなかったやろ?(あの、あれがもう足りなくなっていただろ?)」
- 未然形+なんだ 〜なかった 否定の過去形。「知らなんだ」(知らなかった)
- 未然形+なんだら 〜なかったら。〜なければ。 逆接(否定)の仮定。 「やらなんだら」(やらなければ)
- 【讃岐】 何ちゃ →「〜ちゃ」を参照。
- 【讃岐】 なんな 声をかけられた時の返答。共通語の「なにか御用?」に相当。
- 【讃岐】 なんなんな 何なんだい。「なぁ、あななんはなんなんな?(ねぇ、ああいうのって何なんだい?)」
- 【讃岐】 なんぼ いくら(数)物の数を聞くときに使用される。 「テストなんぼやったん?」「なんぼなんでもそれは・・・」「こりばでなんぼいや(これだけで幾らだい)」∀
- 【讃岐】 〜なんや 〜なの。「〜なんじゃ」とも。 「私、抹茶が好きなんや」
- 【讃岐】 なんや(じゃ)・・・ 何だか・・・ 「なんやほっこげなのぅ」
- 【讃岐】 〜なんやんか 〜なんだよね。相手が話の内容を知っていることを前提に使う。「俺、病気なんやんか」「寄るとこあるんやんか」
- 関西弁で言う「〜やねんやん(か)/〜やねんか」に当たる。
- 【讃岐】 ねき 側・近く 「駅のねきのうどん屋」∀
- 【讃岐】 ねぶる 舐める、舐め回す。古語の保存。「そなんねぶりまわりますな(=そんなに舐め回してはいけませんよ)」「飴ちゃんでもねぶっじょりな(=飴でも舐めておきなさい)」∀
【賛】vilih
(= P. A1. %{-leDhi} , %{-lIDhe} , to lick 舐める, lick up , lap MBh. : Intens. (only p. %{-lelihat} and %{-hAna}) , to lick continually or repeatedly MBh.) ねぶ(v-n, l 無音, h-b)
る △
【賛】nipA
(= 1. P. %{-pibati} , to drink or suck in 吸い込む, kiss Ka1v. ; to absorb , dry up BhP.: Caus. %{-pAyayati} , cause to imbibe or suck in ib. 1.) ねぶ
る△ →◎
c. 博多弁、大分弁、奈良・京都弁、名古屋弁と同じ。
- 【讃岐】 はがい はがゆい。むかつく。 「あいつは、はがいなあ」「てれる前に西瓜カラスに食われてよいよはがい」 状況によって、ニュアンスが異なる。∀
- 【讃岐】 はじかい ちくちく、むずむずする様子。「痒い」とはニュアンスが違う。「このセーター、ウールやきん、はじかいわ」「藁の上に横になってみたけど、はじかかった」∀
【民】pEyccoRi (= 1. Itch 痒い、むず痒い, scabies; 2. nettle rash, urticaria) はじかい、はじかいい
c. 大分弁「はじかいい 【ウールのセーター着てかゆい時使う】」とほぼ同じ。しかし、い、いい、で異なる。
c. 岐阜弁「はじかい (= ザラザラしている)」は、同音だが異なる。しかし、ニュアンスは近い。
【賛】phuTTaka
(= n. a kind of cloth (also %{-ka-vastra} n.) DivyA7v. ; (%{ikA}) f. a sort of woven texture 〔織物の〕織り方、生地。ザラザラした[粗い]質感[風合い]。 Katha1s.) はじか
- 【讃岐】 ぱっぱ おんぶ(赤ちゃん言葉) 「ぱっぱしようか?。」
他サイトを挿入∀
- 【讃岐】 はみ 【名】(1)まむし、毒蛇。(2)家畜のエサ。∀
【民】viri (= 03 1. expanse; 2. fullness; 3. pannier for pack-oxen; pack-saddle; 4. curtain; 5. viper マムシ; 6. malabar poon) はみ (r-m)
【民】viriyan2 (= 1. viper, daboia elegans ; 2. common sebesten) はみ (r-m)
【賛】bhujyu
(= 2 f. (for 2. see col. 3) a snake or viper (cf. %{bhujaMga-ga} 1. %{bhoga} &c.) RV. (others `" a doe "') VS. ) はみ (j-m)
c. 出雲弁「はみ 〔動〕蝮(まむし)」と同じ。
- 【讃岐】 はみる 仲間外れになる。香川の若者言葉。∀
【賛】hIna
(= a. left, forsaken; excluded 除外された or shut out from, fallen short of (abl.); devoid or bereft of, free from, without (instr., abl., loc., --- or ---); inferior, less (opp. {adhika}); low, base, mean; incomplete, deficient, wanting. Abstr. {-tA}? f., {-tva}? n.) はみ
る
c. 英辞郎例文:shut out someone from one's circle = (人)を仲間外れにする
c. 出雲弁「はねこ 【仲間はずれ】」と同類。
- 【讃岐】 ばんげ 夜。夕飯後くらいの時間。「ばんげに来まい(=今晩いらっしゃい)」∀
- 【讃岐】 ひしてがい【名】一日交替。「晴れと雨とがひしてがいじゃ」∀
- 【讃岐】 ひど (主に後に否定語を伴って)大して、ほとんど。「なんしたってひど変わらんわ」「ひどおもっしょもないきんかしゃん、言われんな」∀
【賛】paritas
(= ind. (fr. %{pari}) round about , all around , everywhere (%{na-paritaH} , by no means , not at all ちっとも〜しない) MBh. ; as prep. (with acc. , once with gen.) round about , round , throughout AV.) ひど
- 【讃岐】 ひにしる(指の腹で)つねる。痛さ度合いは「ひにしる」<「ちみきる」∀
- 【讃岐】 ひろげさがす 散らかしている∀
【賛】parikSipta
(= mfn. thrown , thrown about 周りに投げた, scattered 散布した、散らかった, surrounded , overspread MBh.; left , abandoned W.) ひろげさがった (p-g)
- 【讃岐】 ぶいぶい コガネムシ。「ぶいぶい使うて魚釣るんや」∀
- 【讃岐】 ふが悪い 体裁が悪い。格好が悪い。「ふうが悪い」とも「ぞろげにしてからによいよふが悪いわ」∀
【賛】bha
(= 4 (1. %{bhA}) m. N. of the planet Venus or its regent , (= %{zukra}) L. ; semblance , delusion , error L. ; (%{A4}) f. light or a beam of lnlight , lustre , splendour MBh. (cf. 2. %{bhA}) ; the shadow of a gnomon Su1ryas. ; appearance 外観、外見、見掛け、容姿、風貌、風采。見てくれ、うわべだけの様子、体裁, resemblance , likeness) ふ
- 【讃岐】 ふたかわめ 二重まぶた∀
【民】kuvaLai (= ; 5. eyelid まぶた;) かわめ (l-m)
c. 「ふた」を「2」 two, double から探したが、今一で有った。多分下記。
【民】patArttam (= ; 9. entity 実体, of two kinds, viz., ci1van6, aci1van6) ふたつの (r 無音)
- 【讃岐】 ぶる 【動】漏れる。 「水が堰から
ぶっじょるが」∀
【民】poci-tal (= 01 1. to ooze out, percolate; 2. to flow freely, as tears, milk, stream; 3. to melt, be softened, as the heart in benevolence; 4. to leak out 漏れる、漏れ出る, as a report or secret) ぶっじょ る
c. 「ぶる」では無くて「ぶじる」じゃないのか。インド辞書に「ぶる」は無い。「ぶれる」はある。「もる」もある。
c. 土佐弁「 ぼる、ぼれる(漏る、漏れる)」と同類。
【民】malir-tal (= 1. to flood; 2. to leak; to drop; 3. to come frequently) もる
- 【讃岐】 ベエスケ 大型のあなご。∀
【民】vilAgku (= eel うなぎ, brownish, attaining more than 4 ft. in length, anguilla bengalensis) べらけ → べえすけ (l-s)、うなぎ (l-n)
c. 4 フィート = 4 × 30.5 = 122.0 cm ---- 大きいな。
- 【讃岐】 へらこい 【形】ずるい。「ずべらこい」とも。「あんた、へらこいわ!」/「小才が利く」の意味で、讃岐人(時に阿波人)気質を示す表現としても用いられる。∀
【民】viraku (= 1. means, expedient, contrivance; 2. cleverness, prudence, tact; 3. cunning ずるい; 4. discretion, discriminative knowledge; 5. enthusiasm; 6. confectionery) へらこい
c. 「ずべらこい」は不明。
- 【讃岐】 ぼしこむ 押し込む。∀
【賛】poTTalIkR
(= to put together 詰め込む、ぎゅうぎゅう詰め into a bundle 包み、小包 or packet Car.) ぼしこむ (R-m)
c. 動詞の pack 詰め込む、から攻めたら、この結果。 squeeze は、ひしぐ、で、近いが、多分違う。
【民】pitukku-tal (= 01 1. to press out, squeeze out 押しつぶす、ぎゅうぎゅう詰め,) ひしぐ、ぼしこむ (+む)
- 【讃岐】 ぼてこむ 落ちる。どせこむとほぼ同義だが若干意味が軽い。「こないだいでにぼてこんでケガしたんじゃが」∀
- 【讃岐】 ほっこ 【名】ばか、あほ。強めて「ほっこたれ」とも。「あんたがいにほっこやのお」∀
- 【讃岐】 ほんに 本当に∀
【賛】barhaNA
(= (instr. adv.) firmly, strongly; really 本当に, indeed 実に.) ほんに
【賛】bhAva
(= ; true condition or state , truth , reality (ibc. and %{bhAvena} ind. really , truly) MBh. ; ) ほんに (v-n)
c. 、京都弁「ほんに 【本当に】」と同一。出雲弁「ほんね 【本当】」、佐久弁「ふんと 【本当】」と同類。
- 【讃岐】 ほんま 本当∀
【民】vaNmai (= 1. bounty, liberality; 2. quality, property, nature; 3. beauty; 4. truth 真実、事実; 5. fruitfulness, fertility, abundance; 6. strength; 7. praise, reputation; 8. sirissa) ほんま
c. 京都弁、富山弁「ほんま 【本当、真実】」と同一。熊本弁「ほんな 【本当の】」
- 【讃岐】 ほんだら さようなら。 又は「それじゃあ」。例・ 「ほんだらな。」<「ほんだらの。」∀
ま行・や行 讃岐弁
- 【讃岐】 〜まい 〜しなさい/〜してみてください。強く発音すると前者、やさしく言うと後者の意味になる。「食べまい」∀
- 【讃岐】 まける 【動】こぼれる。「汁がまけよるが」∀
- 【讃岐】 まけまけいっぱい 【形】(器に入れた水などが)こぼれそうなほど、いっぱいに入っている様子。単に「まけまけ」とも。また、用を足すことを我慢していて限界の時にも使われる。「ちょっと水入れすぎた。まけまけいっぱいやわ」「一時間以上我慢しょおるきんもうまけまけじゃ」∀
- 【讃岐】 まっちゃう 間違える。 「まっちゃうこともあるわ」∀
- 【讃岐】 まっつい とても似ている、同じ。 似ている度合いは 「つい」<「まっつい」<「まっつくつい」 注:「つい」は実質上、使わない。∀
- 【讃岐】 まっつくつい ものすごく似ている、同じ。「まっついつい」とも。似ている度合いは 「つい」<「まっつい」<「まっつくつい」∀
- 【讃岐】 〜まへ =〜まい。この変化から「まい」が「給え(い)」の変化と推測できる。「そななもん我がでにしまへ(そんなこと自分でしなさいよ)」∀
- 【讃岐】 まるた まるごと。そのまま全部。「お向かいがこっこまるたでくれたが(お向かいさんがたくあんを丸ごとくれたよ)」∀
- 【讃岐】 まんで 全部。「泥棒にやられて、まんで持っていかれた」∀
【民】muzu (= 01 1. all, entire すっかり全て, whole; 2. large) まんで (+ん)
【賛】nazeSa
(= mfn. without remainder 残りナシ, entire , all Ra1matUp.) まんで (+ん)
- 【讃岐】 まんでがん 全部。非常に意味が広い言葉で、最大限の意味を持つ。「まんで」に比べて有る「だけ」全部、と言う意味が強い。「まんでがん遊んでえろおてえろおて(全力で遊んでつかれてて、つかれてて)」「まんでがん走った(全部走った/全速力で走った)」∀
- 【讃岐】 〜みい 〜みろ。(命令) 「走ってみい」∀
- 【讃岐】 むつごい 【形】あぶらっこい。くどい。食べ物以外にも用いる。「天かす入れすぎてむつごいが」「この絵むつごいわ」感覚としては、たくさんケーキを食べたあとに再びケーキを見たときの感情。
- 【讃岐】 めぐ 【動】(1)壊す。「あんたはよう物めぐ子やのお」「まためいだんか?」 (2)両替する。「この千円、百円にめいでいた」∀
【民】neku-tal (= 1. to become soft, relaxed, loosened, soaked and ready to break 壊れる; 2. to melt; 3. to relent, as the heart; 4. to slip off; 5. to suffer; to be distressed; 6. to be ruined, scattered, broken; 7. to be ground well, macerated) めぐ (n-m)
【民】nukku-tal (= 01 1. to break in pieces 粉々破壊, grind to powder, crush クラッシュ; 2. to thrash, beat soundly; 3. to destrove; to pour heavily) めぐ (n-m)
【民】noTi-ttal (= 04 to break) めいだ
c. 出雲弁・石見弁「めぐ、めげる、めげた、めいだ 【壊す、壊れる、壊れた、壊した】」
- 【讃岐】 めげる 「つぶれる」に同じ。∀
- 【讃岐】 めんて おでこ∀
- 【讃岐】 めんどい 難しい 「がいにめんどいが」∀
【民】muTTuppaTu-tal (= 1. to be pressed, perplexed 混乱状態; to be in difficulty or extremity 困難と極端の中にある, as one beset by creditors; 2. to be hindered) めんどいだ (+ん)
【賛】mahAsaMkaTa
(= mfn. very intricate or difficult , full of great difficulties , very troublesome MW. ; n. a great danger or distress Bhartr2.) めんどくさい (+ん, s-d, T-s)
- 【讃岐】 めんめ めいめいで。自分で。「めんめでしぃまい」(自分でやりなさい)∀
- 【讃岐】 もうた (1)貰った。「お土産もうたん?」 (2)しまった。「テレビつぶしてもうた」∀
【賛】mUlya
(= mfn. being at the root Ka1tyS3r. ; to be torn up by the root Pa1n2. ; = %{mUlenA7nAmyam} and = %{mUlena@samaH} ib. ; to be bought for a sum of money , purchasable W. ; n. (ifc. f. %{A}) original value , value , price , worth , a sum of money given as payment (e.g. %{dA7tum@mUlyena} , to part with for a certain price , sell ; %{dattvA@kiMcin@mUlyena} , having given something in payment 貰う、手に入れる; %{mUlyena} %{grah} , to buy for a price , buy 買う; %{mUlyena} %{mArg} , to seek to buy) Mn. ; wages , salary , payment for service rendered Ra1jat. Katha1s. ; earnings , gain 得る、稼ぐ Pan5cat. ; capital , stock Katha1s. ; an article purchased W.) 貰う(もらう)
- 【讃岐】 もっかい もう一回∀
【賛】bhUyazas
(= ind. mostly , generally , usually MBh. ; once more もう一度, again Hariv. ) まいっかい (b-m, z-k)
c. 糸島弁「まーいっかい 【もう一回】」
- 【讃岐】 もろた 「もうた」(1)に同じ。 「〜してもらった」の意で使うこともしばしば。「部下に仕事してもろた」∀
- 【讃岐】 やぎろし うっとうしい。「やぎろし事言うな」(うっとうしい事を言わないで)∀
不明 → 有った。
【賛】vaikRtya
(= mfn. changed (in form or mind) W. ; n. change , alteration R. ; change for the worse , deterioration , degeneration Hariv. ; ugliness , repulsiveness Sadukt. ; an unnatural phenomenon , portent MBh. ; a version , disgust むかつく W. ; hostility R. ; woeful 悲惨な、悲痛な state , miserable 惨めな、わずかな、悲惨な、ひどい状態の、不幸な、哀れな、粗末な、みすぼらしい、恥ずべき、不愉快な、憂鬱な、見る影もない、救いようのない plight 悪い[ひどい]状態[状況・ありさま]、非常に苦しい状況[立場]、窮状、苦境、窮地 A.) やぎろしや
【賛】vaikRtavivarta
(= m. a woeful plight , miserable condition , piteous 哀れ(み)を誘う state Ma1lati1m.) やぎろしいだ
cf. 宇和島の方言で「やぎろしい」は、「鬱陶うっとうしい」を言うそうです。
cf. 高松方言 : やぎろしいの意味・解説 :きたならしい。むさくるしく,清潔でないことをさしたものらしいが,語源ははっきりしない。
cf. 播州(兵庫県南西部)西部の方言:
@コテコテな派手な服装を見て、
「やぎろしい恰好やなあ・・・・・」
A寒くて適当にそこにあるものを重ね着をして不恰好な様子を、
「やぎろしい恰好して・・・・・」
B部屋や机の上に物を出しっ放しで乱雑な様子を見て、
「やぎろしいことして・・・・・」
Cお皿の物を食べ散らかしていると、
「やぎろしい食べ方して・・・・・」
c. つまり、 feeling としては「みすぼらしい、貧乏(びんぼう)たらしい」 miserable。(?)
- 【讃岐】 〜や 〜なんか。「姉ちゃんやどっか行ってしまえ!」∀
【賛】ya
(= pron. rel. (n. {ya3d} q.v.) who, which; if anybody (mostly w. opt.). Repeated or connected with {ta} (q.v.) or {kazca, kazcana, kazcid, ko'pi} whoever, whichever, whatever 〜なものは何でも, any. {yo'gam, yastvam} I who, thou who etc.) や
- 【讃岐】 〜やかし 〜なんか。〜なんて。 「〜や」と意味は同じだが、限定の意味の強調の度合いがより強い。「私やかしなぁ、昨日熱が40度もあったんで(私なんてね、昨日熱が40度もあったのよ)」∀
【賛】ya
(= pron. rel. (n. {ya3d} q.v.) who, which; if anybody (mostly w. opt.). Repeated or connected with {ta} (q.v.) or {kazca
, kazcana, kazcid, ko'pi} whoever, whichever, whatever 〜なものは何でも, any. {yo'gam, yastvam} I who, thou who etc.) や、やかし
- 【讃岐】 〜やないんな 近代の関西弁の影響で入ってきた言葉。讃岐弁では「ない」は「で」で受ける(例:それは犬でない)ため、讃岐弁では「でないんな(でん)」が正しいといえる。「やん」は戦後、女性語として使われ始めたらしい。「まえまえから言よるやないんな!」 日本語意味不明、スキツプ
- 【讃岐】 やむ 【動】湿気(しけ)る。湿気(しっけ)るの意味では無い。「そのお菓子やんどるが」∀
【民】
Iram (= 1. wet, moisture,
humidity 湿気, dampness;)
やむ
c. この単語、珍しい。他県に無い。
cf.
ここが変だよ香川県人の方言
- 【讃岐】 〜やんか 〜じゃないか・〜だよね 後者は相手が話の内容を知っていることを前提に使う(「〜なんやんか」を参照)。∀
- 【讃岐】 〜やんな/〜やんの 〜だよね。付加疑問・確認の意味。 「あの家最近できたんやんな」∀
【賛】Agamana
(= n. (ifc. f. %{A} Katha1s.) coming , approaching , arriving , returning Ka1tyS3r. ; arising R. ; confirmation (as of the sense) 確認承認、そうだよね、ダメ押し Sa1h.) やんな (g 無音)、やんの (g 無音)
- 【讃岐】 〜よおる(ゆーよる) 〜言っている(現在進行) 「何よぉるんかサッパリ分からん」∀
- 【讃岐】 よっけ(ようけ) 【副】たくさん。 「人がよっけおんのお」∀
- 【讃岐】 よもよも ぐずぐず。「よもよも言うな」→ よもい(とろい)∀
【賛】vilambya
(= ind. having lingered ぐずぐずする or loitered 〔仕事などを〕ぐずぐずやる。ぶらつく, slowly 遅い、チンタラ, tardily 遅れて Ra1jat. Katha1s. (%{a-vilambya} , `" without delay "' ib.)) よもい (l 無音)
【賛】vilamb
A1. %{-lambate} (rarely P.) , to hang on both sides to (acc.) どっちつかず Pan5cavBr. ; to hang down , hang on , be attached to (loc.) MBh. ; to sink , set , decline MBh. ; to continue hanging 宙ぶらりん状態, linger , delay , tarry , hesitate (`" with "' or `" to "' , %{prati}) Gaut.:) よも (l 無音)
- 【讃岐】 〜よん(〜ゆん) 〜言っているんだ。〜言っているのか。 「お前によんや。」「ほなけん、お前のことやとよん」∀
ら行・わ行 讃岐弁
- 【讃岐】 わが 自分自身。「わがの都合ばっかり言わんと、わがの事はわがでせんか(自分の都合ばっかり言わないで、自分の事は自分でしなさい)」∀
- 【讃岐】 わがでに 自分で。
- 【讃岐】 わや =ごじゃ。無茶苦茶。関西や北海道など全国各地で使われるが、香川県では「ごじゃ」の存在も有ってか影は薄い。「台風で家が、わやなってもうたわ」∀
- 【讃岐】 わやくちゃ =ごじゃはげ。無茶苦茶をさらに強く言った言葉。「お前の髪型わやくちゃやな」∀
【賛】vyAkulIkRta
(= mfn. filled with , full of (instr. or comp.) VarBr2S.; perplexed , bewildered R.; confused 混乱状態, disarranged R.) わやくちゃ、わや、わやく、ばやく
c. 博多弁、出雲弁、奈良弁、境地弁、秋田弁、名古屋弁「わやくちゃ 【「めちゃめちゃ」「乱雑」の意で、「わや」の大げさな表現】」にも似たのがある。「てんやわんや」とか「しっちゃかめっちゃか」の親戚。
- 【讃岐】 んごんご=蝉の抜け殻∀
〒Iyo1 ここはアンカー名 = Iyo1 です。 伊予弁 Iyo2, Iyo3, Imabari
from 伊予の方言 /中豫地方のお国言葉 方言/.
ex. 他サイトの例:
● 愛媛県の方言ページ (by まねき屋本舗) --- Iyo2 として 独立 table 化した。
● 伊予の方言 - デジタルシティえひめ --- Iyo3 として 独立 table 化した。
● 今治の方言について in 「今治おもしろ百科」 いまばり (どこにあるの?) --- Imabari として 独立 table 化した。
|
|
|
【伊予】 あがられん |
上がってはいけない |
られん は敬語のられいの否定形
次の方程式でいっそう理解が早まる 「れん」 = 「だめ」
|
【伊予】 あのねや |
あのねえ |
あの姉やではない |
【伊予】 あんた |
あなた |
山の貴女の・・・女性用語 |
【伊予】 あんな |
あの人 |
「東京アンナ」ではない cf こんな |
|
|
【伊予】 いいやいこ |
口げんか |
言い合う |
【賛】viprayoga (= m. disjunction , dissociation , separation from (instr. with or without %{saha} gen. , or comp.) Mn.; absence , want Sa1h. ; quarrel 口喧嘩, disagreement W. ; the being fit or deserving ib.) いいやいこ
c. 京都弁「いいあい 【口げんか】」と同類。 |
【伊予】 いかない |
良くない |
烏賊無い と 違がわい |
【伊予】 いかん |
よくない、行かない |
遺憾なことに意味が2つある |
【賛】vikarman (= 1 n. bad or prohibited action 禁止事項、駄目.) いかん、いけない
c. 名古屋弁「いかん 【「いけない、だめだ」】」、土佐弁「【土佐】 いかん(駄目)」と同じ。
【賛】agama (= mfn. not going , unable to go 行くことが出来ない m. a mountain L.: a tree [ef. %{a-ga}].) いかんね
c. 佐久弁「【佐久】いかんね 行かれない と同じ。」 |
【伊予】 いけず |
悪さ |
行けないではない |
【民】agkacESTai (= * 1. doing mischief いたずら、悪さ with the limbs; 2. antic gestures) いけずだ
【民】akaTan2am (= 1. that which cannot be done; impossibility; 2. mischief (TLS)) いけずもん
【民】AkaTiyam (= * 1. mockery, ridicule, banter; 2. mischief, cruelty) いけずやん
c. 出雲弁「いけず、いけずご、(えけずご) 【いたずら、わんぱく、いたずらっ子】 」と同系。 |
【伊予】 いけん |
よくない、行けない |
この子は「いけん」子じゃ |
【伊予】 いっち |
一番 |
東北地方では「H」のことを「いっち」と言う |
【民】Ati (= 01* 1. beginning, commencement; 2. that which has a beginning; 3. source, cause; 4. antiquity; 5. the supreme being, the first applied esp. to Brahma1, Siva, Vis2n2u, Arhat and Buddha;) いっち
c. 名古屋弁「いっち 【一番】」と同一。 |
【伊予】 いて |
行く |
射手ではない |
【賛】aTh (= cl. %{aThati } , %{-te } , to go 行く L.) いで
|
【伊予】 いてこーわい |
行ってきます |
いて が恐い訳ではない いってこーわい とは違います |
【賛】kU, kuvate (= , w. {A} 1 intend 〜するつもり、意志、予定. [[,]]) こーわい
【民】kuRi-ttal (= 01 1. to design, intend, contemplate, consider, think; 2. to meditate; 3. to determine, ascertain;) こーわい |
【伊予】 いでらしい |
もちがよい |
長持ちすること |
【賛】acchidra (= mfn. free from clefts or flaws , unbroken 壊れない, uninterrupted , uninjured ; (%{am}) n. unbroken or uninjured condition , an action free from defect or flaw ; (%{eNa}) ind. uninterruptedly , without break from first to last 終始壊れない.) いでらしい (+しい) |
【伊予】 いなげな |
変な |
蝗(いなご)と違うぞなもし |
【賛】anucita (= 2 mfn. improper 不適当な, wrong , unusual 普通でない, strange 奇妙な.) いなげな (t-n)
c. 出雲弁「いなげな(えなげな)、(〜天気でわ) えなげななりすて 【変な、奇態な、不恰好、(変な天気ですね)】」と同一。 |
【伊予】 いにしな |
帰る途中 |
いによる:帰りよる |
【民】an2u (= 01* 1. act in return 帰る、帰宅、戻る; 2. alliteration; a skt. prefix meaning 'after') いに、いぬ る
【賛】samaya (= ; appointed or proper time , right moment for doing anything (gen. or Pot. ) , opportunity , occasion , time , season (ifc. or ibe. or %{e} ind. , `" at the appointed time or at the right moment or in good time for "' , or `" at the time of 〜の際"' , `" when there is "' ; %{tena@samayena} , `" at that time "') ;) しな
c. 【土佐】 「いにしだ(帰る際に)」、【淡】「〜しな 【通常、動詞「帰る」「いぬ(帰るの淡路弁)」に続き、「帰り際」の意味となる。(かえりしな、いにしな、などと使われる)】」 と同系。 |
【伊予】 いもと |
妹 |
cf:ねー 昔、妹は いも と読んだんじゃなかっとろか |
【民】an2ucai (= * younger sister 妹) いもと (c-t)
【賛】anuja (= a. after-born, younger; m. a younger brother; f. {A3} a younger sister.) いもじゃ、いもと (j-t)、いも (j 無音)
【賛】anujAta (= mfn. after-born , later , younger ; taking after (one's parents) Pan5cat. ; born again , regenerated by the sacred cord ; m. a younger brother ; (%{A}) f. a younger sister.) いもじゃーた |
【伊予】 いれん |
入れない |
い は 入る の い れん で否定 |
【賛】e (= 4 (%{A-i}) P. %{-eti} , to come near or towards , go near , approach RV. ; (with and without %{punar}) to come back , come again to AitBr. ; to reach , attain , enter 入る, come into (a state or position) Mn.) い る
【民】ERRu-tal (= ; 9. to put in, cause to enter, insert 挿入する; ) いる
|
【伊予】 いよる |
言っている |
いい夜 ではないぞな |
【賛】ah (= (only pf. {A3ha}) say 言う, speak, tell (w. dat. or acc. of pers. & acc. of th.), call, name (2 acc.); state, declare to be (acc.); attribute or adjudge (acc.) to (gen.). --{adhi} speak or intercede for (dat.). {anu} recite, repeat. {abhi} speak to (acc.), answer, reply; tell (dat. of pers. & acc. of th.). {nis} speak out, express. {pra} pronounce, deliver; say tell, name, declare (= S.).) い、いう、ゆう |
【伊予】 いろう |
触る,もてあそぶ |
慰労ではない |
【民】viral (= 1. finger 指; toe つま先) いろう (l 無音)
c. 同じ伊予弁サイトでも「いらう」と定義している所もある。 いろう/いらう、と記して欲しい。 |
【伊予】 いわれん |
言ってはいけない |
敬語の言われいの否定形 |
|
|
【伊予】 うさる |
なくなる |
うせる 変じて うさる となる |
【賛】vIta (= 2 mfn. gone away 何処かへ行っちゃった, departed , disappeared 消えた, vanished 消滅した, lost 紛失する (often ibc. = free or exempt from , without , -less) Up.) うさ る
【賛】vidhvasta (= a. raised (dust); decayed, perished, destroyed, lost.) うさす
【賛】vyApad (= A1. %{-padyate} , to fall away , fall into misfortune , perish , be lost , fail , miscarry MBh. Sus3r. ; to disappear ,) うわした
cf. 宇和島の方言「うさる・うさす」:「紛失する、無くす」の意味です。
使用例は、「指輪をうさしてしもうた!」
「うわした」も言いますね。 |
【伊予】 うずれる |
天気が悪くて嫌な感じ |
今日はえろお うずれるねや |
【賛】Ardra (= a. wet, moist 蒸す, succulent 〔果物などが〕水気[汁気]の多い、多汁の, fresh, new, soft, tender. f. {A} N. of a lunar mansion.) うずれ る
c. 共通語で表現しにくい言葉で、単純に蒸し暑いと言うより、うんざりするほどの蒸し暑さというような意味になります。 |
【伊予】 うち |
私 |
女用語、家に居るからかな(家内) |
|
|
【伊予】 ええ |
良い |
えーと と考える のえーではないよ |
【伊予】 ええこといよらい |
うまい事言う |
上手を言う |
【伊予】 ええもん |
お菓子のこと |
昔、堀の内にあった連隊の営門ではない
:次の方程式でいっそう理解が早まる 「ええ」=「よい」
|
【賛】vAyana (= or %{-naka} n. sweetmeats or cakes which may be eaten during a religious feast 宗教的な饗宴中に食べることができる甘い菓子やケーキ, presents of sweetmeats &c. (forming part of an offering to a deity or prepared on festive occasions , such as marriages &c.) L. ; a kind of perfume.) ええもん |
【伊予】 えかげん |
適当なこと |
風呂の湯加減が良い加減とは違う。いかげん。 |
【民】Acuvin2am (= * seventh lunar month roughly 大雑把に corresponding to aippaci) えかげんな、いいかげんな (c-k, v-g)
【民】Akkirantitam (= rough 雑な trot, one of five acuva-kati , q.v. (TLS)) えかげんだな、いいかげんだな (r 無音)、おーげさだな (r 無音) |
|
|
【伊予】 おおどな |
大胆な |
おお=大 どな=度胸な |
【賛】viSama (= ; %{-sAhasa} n. irregular boldness 大胆, temerity , W ; ) おおどな (S-d) |
【伊予】 おいでる |
居る |
甥が出るのと違うよ |
【伊予】 おいでるんか |
居ますか 行きますか |
行く と 居る の二つの意味あり |
【伊予】 おいでんか |
お出でになりませんか |
おい!殿下 とか 出んか などと言う野卑な言葉にあらず。 |
【伊予】 おきの |
寝起き |
沖野君に悪いねや |
【民】agkaNEl-tal(agkaNERRal) (= to awake 起きる、目が覚める (TLS)) おきの |
【伊予】 おとと |
弟 |
cf:にー 昔、弟は おと と読んだんじゃなかっとろか |
【賛】yaviSTha (= mfn. (superl. of %{yuvan}) youngest , very young , last-born (esp. applied to Agni when just produced from wood or placed on the altar after everything else ; Agni Yavisht2ha is also the supposed author of RV.); m. a younger brother 弟 L. ;) おとと |
【伊予】 おとろしや |
恐ろしい |
おととが ロシヤ人 ではない |
c. 【土佐弁】 おとろしい(恐ろしい)、と同類。 |
【伊予】 おどれ |
おまえら |
踊れではない |
【民】aTi (= ho! here you! used in addressing women in a familiar manner) おど、あんだ (+ ん)
【民】ir (= 1. suffix denoting second person plural 二人称複数語尾; 2. suffix denoting third person plural (TLS)) れ、ら、いら |
【伊予】 おらぶ |
叫ぶ |
伊良部と違う |
【讃岐弁】 おらぶ 【動】叫ぶ。古語の保存。、と同じ。 |
【伊予】 おらん |
いない |
オランダを略した訳ではない |
【伊予】 おれん |
居られない |
俺んち とは ちと違う |
【伊予】 おる |
居る |
あそこに だれぞ おる ねや = あすこに 誰か 居る |
【民】Ar-tal (= 01 1. to become full; 2. to spread over; 3. to be satisfied; 4. to combine with, belong to; 5. to abide, stay 居る、在席;) いる/ おる、いぬ (r-n)
【民】vali-tal (= ; 8. to abide, remain, stay; ) いる/ おる、いぬ (l-n)
c. 土佐弁「【土佐】 いなさい(居りなさい、留まりなさい)」と同様。 |
|
|
|
|
【伊予】 かざ |
臭い |
ええかざがするのう 良い臭いがしますね
(格好付けた言い方する奴は「カザカミ」に置けん・臭いけんのう)
|
【賛】kaTu (= mf(%{vI} and %{us})n. ( %{kRt}) pungent 辛辣な, acrid , sharp (one of the six kinds of flavour , %{rasa} q.v.) MBh.; pungent , stimulating 刺激臭 (as smell 匂い、臭い) , strong-scented , ill-smelling MBh.) かざ
c. 岡山弁「かざる(動詞) 【嗅ぐ】」、【土佐】 「かざる(臭う、臭いがする)」と親戚。 |
【伊予】 かっこ |
下駄 |
幼児言葉 |
【賛】kaGka (= ; (%{A}) f. a kind of sandal サンダル、下駄 L. ;) かっこ
c. 幼児言葉にしては、正確な発音で珍しい。短い単語なのでそうなった模様。 |
【伊予】 かまんかまん |
かまわない |
かまわないの省略形 濁ると「我慢、我慢」 |
c. 【讃岐弁】 かまへん(かまん) 【構わない】。と同じ。 |
【伊予】 かな |
ですか |
疑問符 カタカナの仮名に非ず |
【賛】kAma prazna (= m. questioning as one pleases 〜ですか, asking unrestrainedly 漠然とした質問 S3Br.) かな... |
【伊予】 かやる |
引っ繰り返る |
返る ⇒ かやる |
【賛】viparigA (= P. %{-jigAti} , to go over , be upset 転覆した、ひっくり返った (as a cart 車) BhP.) かやる (v-k)、かへる (v-k)
【賛】vRt, vartate, -ti, vavartti (= ; act, proceed, behave. C. turn round (tr.), move about, upset, alter, change, renew; turn topsy turvy i.e. confuse, destroy. {vipari} turn round, roll (w. {hRdaye} = prec.), roam about, change, alter. {saMpari} the same+come back, return; get rid of (abl.). {pra} turn forward, set out, move on;) かやる (v-k)、かやった (v-k) |
|
|
【伊予】 きとなる |
来たくなる 着たくなる |
木になる訳ではない |
【伊予】 きとーおみや |
来てみませんか |
木とお宮に非ず |
|
|
【伊予】 くらす |
なぐる |
あんた くらしたろか;あなたと一緒に暮らすのではない あなたを なぐる ことです |
【賛】klez (= ; to strike ぶん殴る, kill 殺す ib.) くらす、くらつ、くらっそ
c. 讃岐弁「くらっそ 【殴るぞ!という意】」と同系。 |
【伊予】 ぐえる |
崩れる |
山がぐえた=山崩れ |
【賛】vyavavlI (= P. %{-vlinAti} , to sink down , collapse 崩壊する MaitrS.) ぐえる (v-g)
c. 土佐弁「【土佐】 つえる(崩れる)」と同系。
c. (v-g) 音通のサンプル。 |
|
|
【伊予】 こける |
転ぶ |
濁ると美味しいおこげご飯 |
【賛】cikkaNa (= a. smooth, slippery 滑る.) こける (N-r)、ずっこける (N-r)
【民】kaLukoLen2al (= onom. expr. of being soft and slippery, as jelly (TLS)) こける (L 無音)
c. 京都弁「こける 【倒れる、ころぶ】」と同じ。 |
【伊予】 こまい |
来ないだろう |
古米ではない |
【伊予】 これん |
来られない |
こ は 来る の意味 れん は否定形 |
【伊予】 こんな |
この人 |
ん を付けると んーと難しい事になる cf あんな |
【伊予】 こんなん |
このような |
困難辛苦のこんなんではないわいな |
|
|
|
|
【伊予】 さっちに |
どうしても |
サッチャーさんの兄さんではない |
【民】cuttamAy (= wholly, utterly, absolutely 完全に(perfectly)、100%〜だ、全く、確実に、決定的に、絶対的に、絶対に、間違いなく、もちろん、ものすごく、断然、無条件に、〜そのものだ、なんて〜な) さっちに |
|
|
【伊予】 じーっと |
じっとして |
蝉が「じーっと」鳴きよるように、動かんと、「じーっと」しとる |
【賛】sthitadhI (= mfn. steady-minded , firm , unmoved 不動, calm Bhag.) じーっと
c. どうしてこれが方言なの?。あったから、まーいいけど。 |
【伊予】 しゃしゃぶ (植物)
他サイトから挿入 |
ささんぼ |
グミ類の総称の「ささんぼ」の通称。「しゃしゃんぽ」がなまったもの。
c. 鳥草樹 読み方:サシブ(sashibu) シャシャンボの古名
c. 『ぐいのみ』
|
【民】can2akippUNTu (= buffalo-tongue milk-hedge herb, onosma bracteatum) しゃしゃぶ (n 無音, k-s)
【賛】sinduvAra (= m. (cf. %{sindhu-v-}) Vitex Negundo Ka1v. (also %{-raka} L.) ; n. the berry イチゴ of that plant Kum .) しゃしゃぶ (n 無音)、ささんぼ (+ん)
c. シャシャンボ = 【英】Vaccinium bracteatum 《植物》〔学名〕 |
【伊予】 じゃらじゃら |
ふざけた |
じゃらじゃら したこと ゆうな=ふざけた 事を言うな
じゃれる が転じて じゃら?
c. 高松の方言:じゃらじゃら = だらしがない・しまりがない・ばからしい・筋道(すじみち)がたたぬ。「じゃ(戯)ら,じゃ(戯)ら」しているから,「要領をえない」ということであろう。
|
【賛】salIla (= a. sporting, playful 遊び半分で; n. adv.) じゃら
【賛】ciray , -yati (-te) (= act slowly チンタラ, delay. [[-,]]) じゃら |
【伊予】 じゃろ |
ではないか |
ほーじゃろか?よー判らんときに言う:そうではなかろうか
:短くほじゃろかとも言う(JAROじゃないじゃろ)
|
【伊予】 じゅうるたんぼ |
ぬかるみ |
|
【賛】jAla (= 2 a. watery 水っぽい.) じっ
【賛】sAmbhas (= mfn. having or containing water 水を持つ又は含む, watery Bhat2t2.) たんぼ (s-t)
c. 熊本弁「じゅったんぼ 【泥水溜り,ぬかるみ】」と同じ。 |
【伊予】 しんから |
本当に |
芯が辛いのではない |
【賛】sAdhvaryA (= mf(%{A4})n. (prob.) truly 本当に faithful 忠実な RV.) しんから (+ん, v-k) |
【伊予】 しんきい |
めんどくさい めんどうな |
決して蜃気楼の一種ではない |
【民】cin2aiyAkku-tal (= 1. to impregnate 〜を妊娠させる、〜を受胎させる、〜を受精させる。 〜をいっぱいに満たす、〜を充満させる、〜を飽和させる; 2. to cause excessive trouble 極度な困難, annoy 悩ます) しんきい |
|
|
【伊予】 せく |
急く あせる |
セクハラではない |
【民】cuRukku (= 1. quickness, rapidity; 2. diligence, briskness; 3. haste 急ぐ, hastiness;) せく
【賛】sRj (= ; to let loose , cause (horses) to go quickly ; A1. `" to speed , run , hasten "' RV. ; ) せく (j-k)
【賛】taku (= a. rushing, hastening.) せく (t-s)
c. 京都弁「せく 【急ぐ】」、熊本弁「せく【急ぐ/混雑する】」、大分弁、と同じ。 |
|
|
【伊予】 そくる |
失敗する |
そくりまくる 失敗ばっかりする |
【賛】skhal (= ; to make mistakes 失敗する, blunder ヘマする、大ヘマ、チョンボする。大失敗、大間違い、重大ミス、失態。《囲碁》ポカ, err , fail Ka1v.) すかる → そくる
【民】tavaRu-tal (= 01 1. to slip, miss, fall, tumble over, trip, lose one's hold; 2. to fail, miscarry, prove abortive; 3. to be unsuccessful; 4. to fail in duty; to fall from moral rectitude; to transgress, sin; 5. to stray, lose the way; to be lost; 6. to err, mistake, blunder; 7. to die; to pass over, go beyond) そくる (t-s, v-k)
c. この訛り、の崩れ方は、ヒドイ。 |
【伊予】 そこら |
その辺り |
チョコラに似とるが・・・ |
【伊予】 ・・・ぞな |
・・・です |
ソナー と 違うソナー |
|
|
|
|
【伊予】 だーぶ |
だいぶ |
たくさん 飛び込みとちゃーわい |
【賛】saMbhAra (= m. bringing together or near; preparation, provision, materials, necessaries; possession, property; plenty 沢山, abundance, high degree 高い度合い.) だーぶ (s-t-d, M 無音, r 無音) |
【伊予】 たいがい |
多分 |
対外的にあらず |
【賛】dAyaka (= 1 mf(%{ikA})n. giving 与える, granting , bestowing 授与する; imparting 授ける, communicating , uttering , telling ; fulfilling , causing 引き起こす, effecting 〜の結果をもたらす MBh. Hariv. Das3. &c. (generally 一版的に、多くの場合 ifc. ; cf. %{agni-} , %{uttara-} , %{jJAna-} %{viSa-}).) たいがい 100 点 ◎
c. 京都弁「たいがい 【おおかた、いいかげんに】」、【熊本弁】「たいぎゃ,たいが 【とても/ほどほど,大体】」、【淡路弁】「たいがい 【@おおよそ、大体、大方。】」と同一。 博多弁「ダイゴー 【もともと】 大概(たいがい)の転か。」 とも同系。 |
【伊予】 ・・・たげらい。 |
してあげる |
盥(たらい)ではなく 接尾語 |
【伊予】 ・・・だて |
直ぐに |
伊達に言うとる訳じゃない 買うた だて かな? 買ってすぐですか? |
【賛】tataH kSaNam (= or immediately afterwards 直後 Katha1s.) だて くしゃなむ
【賛】tataH kSaNAt (= immediately afterwards Katha1s.) だて くしゃなーと
c. tataH をチェックしたが、tataH 単独は無い。なんとなく、 after, then の意味があるニュアンス。
くしゃなむ kSaNam は、瞬間。
【民】kSaNam (= moment 瞬間) |
|
|
【伊予】 ちょびっと |
少し |
空
|
【賛】tAvat (= ; just a little ほんのちょっと Kir. ; ) ちょびっと |
【伊予】 ちょっぴり |
少々 |
空 |
【伊予】 ちゃーう |
違う |
ちゃう とも言う時あり |
|
|
【伊予】 ついな |
同じ |
空 |
【賛】davAnala (= m. the same 同一.) ついな (l 無音)
【賛】daivya (= (f. {A} & {dai3vI}) the same; n. divine power, fate, destiny.) つい
cf. つい 同じ ex. あれとこれはついでしょ? |
|
|
【伊予】 てんご |
いい加減な 危ない |
天狗と違います |
c. 土佐弁「【土佐】 てんごのかあ(悪ふざけ、駄目な事、余計な事)」の「てんご」と同一。 |
【伊予】 でんち |
袖なし半纏(はんてん) |
単一、単二の電池ではない。 |
【民】cillattu (= small jacket ジャケット、はんてん、どてら) でんち (c-t-d, l-n)
cf. 土佐弁「【土佐】 そうた(綿入りの半着)」と同族。 |
|
|
【伊予】 どもこもならん |
どうにも こうにも ならない |
ども=どうにも こも=こうにも ならん=ならない
すべて省略形 今時流行の省略形です
|
【賛】durAkramaNa (= n. unfair attack ; difficult approach 接近・対処不能 MW.) どもこもならん (r-m, +らん) |
【伊予】 どーしょーかなー |
どうしたらいいでしょうか |
空 |
【伊予】 とーおに |
先刻、すでに |
遠くの鬼ではありません。 |
【賛】dUra (= mf(%{A})n. (prob. fr. 1. %{du} , hut see Un2. ; compar. %{da4vIyas} , superl. %{daviSTha} , qq.vv.) distant , far , remote , long (way) ; n. distance , remoteness (in space and time) , a long way S3Br. ; (%{a4m}) ind. far , far from (gen. or abl. Pa1n2. ) , a long way off or a long period back ずーと前から) とおに/とーに (r-n) |
【伊予】 とーから |
ずーっと前から |
唐辛子にあらず。 |
【賛】dIrgha (= a. long (sp. & t.); n. adv.; abstr. {-tA}A f., {-tva}A n.) とおか/とーか
c. 【淡路弁】とおから【淡路弁】とおに 「(副詞)とっくに。ずいぶんと前に。」 と同系。 |
【伊予】 ・・・とらい |
ラグビーではない |
しっとらい=知っている |
【伊予】 ・・・とる |
泥棒ではない |
いっとる=行っている |
【伊予】 ・・・とん |
・・・いるのか? 疑問形
しっとん=知っているか?
いろとん=触っているのか?
|
・・・豚(トン)じゃーない 又目方でもない |
【伊予】 ・・・とんよ |
・・・いる 肯定形
しっとんよ=知っている
いろとんよ=触っている
|
・・・??? |
|
|
|
|
【伊予】 なもし |
接尾語 |
なー其処な人 の「なー」 plus 「もしもし」の複合形 「もし」は若しかしての「もし」
そんな事したら「いかんぞなもし」
|
【賛】nanu (= adv. not, by no means, never; also interr. = nonne, or affirm 断定する、肯定する ({nca}) = certainly 確かに, I suppose 〜だと思う, I dare say 敢えて言う etc. ; w. an imperat. = pray, do, just.) なも
【民】nErviTai (= 1. affirmative answer 肯定的返事; 2. direct straight answer) なもし (v-m)
c. 「なも、なもし」 は、インド弁由来だなもし。
c. 名古屋弁「なも(+し) 【語尾につけ「〜ねえ」「(〜です)な」】」、 「〜なも」 は富山弁でも使う、と思う。 |
【伊予】 なんしよん |
なにをしているの? |
フランス語にあらず |
【伊予】 なんぼ |
いくら |
なんぼ聞いても分からんもんは分からん
おばさん、そのハマチ(魚)なんぼするん?
幾ら HOW MUCH でイクラではない
イクラ【ikra ロシア】
(魚卵・すじこ・はららごの意) サケ・マスなどの卵を塩に漬けた食品。
日本ではすじこに対し特に卵巣からばらばらに搾り出して製したものをいう。
|
不明 → 有った
c. 「いくら」の方は、有る。
【民】evvaLavu (= how much? いくら?) いくら (v-k)
【民】nilavaram (= 1. permanence. 永続(性)、耐久(性)、恒久不変、永久、永久不変、不変性; 2. condition.; 3. current price 現行価格、価値) なんぼ (l-n, ram 無音)、なんぼやねん (l-n)
【民】katittavilai (= 1. high price; 2. exorbitant 〔程度・数量・値段などが〕適正な範囲を超えた、法外な、途方もない、とんでもない price) かちあり
【民】tUkkam (= 02 1. weighing 重さのある; 2. rise in price; 3. height) たけーな |
【伊予】 なんゆうとん |
何を言ってるの |
目方を量るわけではありません |
|
|
【伊予】 にー |
兄さん |
あいつの にー が=あの人の兄さんが cf:ねー=姉さん
兄さんが にー でも、弟の方が大人でも 弟のことを おと とは言わない
弟は おとと で おっとっと と どもらない
|
c. 【土佐】 「にい(兄さん)」と同一。 |
【伊予】 にえくる |
煮える |
腹が立って はらわたが 煮えくり かえる |
【賛】mahAkrodha (= a. very angry カンカンに怒る, wrathful 〈文〉激怒した.) にへくるだ |
【伊予】 にやしたろか |
なぐってやろか |
「にやにやする」ではなく怒り言葉 cf くらしたろか |
【賛】nivadh (= (aor. %{-avadhIt}) , to strike down ぶん殴る, kill 殺す MBh. ; to fix in , hurl down upon (loc.) RV.) にやす
【民】nURu-tal (= 01 1. to destroy, kill; 2. to strike, beat, as one's breast; 3. to cut down, butcher; 4. to crush; 5. to pulverise, reduce to powder; 6. to demolish; 7. to surround; 8. to drive out, expel) にや
c. 「くらしたろか」は、土佐弁「くらっそ【 殴るぞ!】」と同類 |
|
|
【伊予】 ぬくい |
暖かい |
憎いでなく温い |
c. 奈良弁、京都弁「ぬくい、ぬくたい」、大分弁「ぬきい」。博多弁「ホホラヌクイ【ほんのり暖かい】」、東北弁「ぬぎ、ぬぐい」、富山弁「ぬくとい」、名古屋弁「ぬくい」と同じ。【土佐】 ぬくい(暖かい) |
|
|
【伊予】 ねー |
姉さん |
こいつの ねー が=この人の姉さんが cf:にー=兄さん
姉さんが ねー でも、妹が本当は芋でも 妹のことを いも とは言わない
妹は いもと 友人の井元さん ではない
|
【民】mun2n2ai (= 01 1. former times, antiquity; 2. elder sister 姉; 3. elder brother) ねー、ねね
【民】an2n2ai (= 1. mother; 2. elder sister; 3. pa1rvati1) あね |
【伊予】 ねや |
語尾に付ける |
姉やじゃないけん =ね
(ほじゃけんど ねや = そうだけれども ね) =・・・・でさー
|
【賛】neya (= a. to be carried, brought, passed (time); to be guessed 〜だと思う (rh.).) ねや
c. 【土佐】 〜ねや(〜だこと、〜ですね) |
【伊予】 ねき |
近く、近所 |
濁って「ねぎ」じゃーないぞな |
c. 出雲・石見弁「にき、ねき(木の〜) 【そば、脇、元、近く、(木の根元)】」、淡路島弁「ねき 【(副詞・名詞)近く、側。】」、京都弁、大分弁も同じ。【土佐】 ねき(近く、側)。 |
|
|
【伊予】 のーて |
・・でなくて |
「蝗イナゴ」じゃのーて「飛蝗バッタ」ぞなもし 夏目漱石の「坊っちゃん」より |
【伊予】 のーなる |
無くなる |
モノが無くなる 人が亡くなる |
c. 【土佐弁】 のうなる(無くなる、亡くなる) |
|
|
|
|
【伊予】 はせだ |
のけもん |
早稲田に似ているが違います |
【賛】paryudas (= 2. P. %{-asyati } , to reject , exclude 排除する、仲間外れにする MBh.) はせだ
【民】nIkku-tal (= 01 1. to remove 削除、取り除く, exclude , put aside 脇に置く, dismiss; 2. to extricate, liberatek exempt; 3. to deduct; 4. to turn, draw, aside, as a curtain; 5. to kill, despatch, destroy; 6. to spread out, as the legs, fingers; 7. to open, force apart; 8. to sparate; 9. to give up, abandon; 10. to change) のけ る |
|
★ 元サイトでは、「は」「ほ」「ひ」の順に table が並んでいる。アホ。 → 直した。 |
【伊予】 ひしこ |
一生懸命 |
ひっしこ 等とも言う |
【賛】protsAha (= m. great effort すごい努力, zeal 熱意、熱心、熱中、熱情, ardour 情熱、熱意.) ひしこ、ひっしこ
c. 一生懸命は、多分下記。
【賛】ISatkArya (= mfn. connected with slight effort わずかな努力と連結.) いっしょけんめい (+ん, r-m) |
【伊予】 ひやい |
冷たい、寒い |
居合いが訛った・・デハナイヨウデス |
【民】viRai-ttal (= 02 1. to grow stiff 寒さでこわばる, as from cold 寒さ; to become numb; 2. to shiver, as from cold; 3. to become bewildered; 4. to assume airs) ひやい
c. 熊本弁「【土佐】 ひやい(寒い)」と同一。 |
|
|
【伊予】 ほーかな |
語尾が上がると「そうですか?」
語尾をさげて「そうですね」
|
「あ」をつけると? 「あほー」 になるが 阿呆ではない |
【伊予】 ほーじゃなあー |
そうでしょうか |
どーしょーかなー |
【伊予】 ほーじゃが |
そうだ |
じゃがいも の一種ではない
次の方程式でいっそう理解が早まる 「ほー」 = 「そう」
|
【伊予】 ほじゃけんど |
そうだけれども |
「東京かぶれ」では ほじゃけんどさー
「さー」を付けると江戸っ子になるらしい ハイ アイ サー
|
【伊予】 ほーよ |
そーです |
ほーよ ほーよ と重ねることが多い |
【伊予】 ほたら |
そしたら |
蛍と間違わないように・・・。 |
【伊予】 ぽっぽ |
ふところ |
鳩は鳴いていません |
【賛】puTa (= m. n. a fold , pocket ポケット、懐, hollow space , slit , concavity (ifc. f. %{A}) Mn.) ぽっぽ (t-p) |
【伊予】 ほて |
それで |
掘って ではない |
【伊予】 ほてから |
それから |
??? |
【伊予】 ほれから |
それから |
??? |
【伊予】 ポン |
ウンコ |
マージャンではありません |
【賛】varcas (= n. light, brightness, lustre, colour, the illuminating power of fire or the sun, power or strength i.g., vitality, energy, activity; excrement 排便, ordure.) ぽんこ (v-p, r-n) △
【賛】gUtha (= m. (also n. g. %{ardharcA7di}) `" feces 糞, ordure "' (in the Pa1ya1si-sutta in Pa1li) see %{karNa-}.) くそ
【賛】uccAra (= mfn. rising TS. ; m. feces , excrement 排便; discharge Sus3r. ; pronunciation , utterance.) うんこ (+ん) |
【伊予】 ほんなんええなあ |
それはいいですね |
ベトナム語に有らず |
【伊予】 ほんなら |
それでは |
本ではない |
|
|
|
|
【伊予】 まがるな |
触るな
決して
「角を曲がってはいけない」
ではない
|
そこらへんじゅう まがりまわるなや きしょくがわるいが=
そのあたりをやたらと さわらないでほしい きもちがわるいから
そこら=其処等 へん=辺 じゅう=一帯 まわる=周る
きしょく=気色:気持ち
|
【民】nakku-tal (= 01 1. to lick, lap; 2. to touch 触る; 3. to consume; 4. to burn; to be de) まが る
【民】nakkal (= 01 1. food taken by licking, one of aintun2avu , q.v.; 2. electuary taken by licking with the tongue; 3. boiled rice; 4. leavings scrapings; 5. eating; 6. touching; 7. miser) まがる |
|
|
【伊予】 みといでや |
見ておいでなさい |
NOT 水戸井出屋 |
【賛】miS, miSati (= ({-te}) open the eyes, look, behold 見よ (only the pres. pp. [[,]] {miSa3nt}, esp. in constructions as {miSato bandhuvargasya} before the eyes of the friends). -- {ud} = S. + blossom, expand. {ni} close the eyes, wink, fall asleep. --Cf. {unmiSita}.) みといで、みとおみ (S-t, t-m)
c. behold は、 look at の古語。
c. 京都弁「みとおみ」、大分弁「みちみない」と同系。 |
|
|
【伊予】 めんどしい |
めんどくさい |
剣道ではありません |
c. ↑ この解釈は誤り。 cf. 「めんどしい」ってわかりますか? 残念ながら ... (Yahoo!知恵袋)
めんどしい (愛媛の方言) とは。恥ずかしい。下品だ。みっともない
ex. そがいな格好しなはんな、めんどしい(そんな格好をしなさんな、恥ずかしい)
【賛】mandAkSa (= mf(%{I})n. weak-eyed 弱い目 R. ; n. bashfulness 恥, excessive connivance 見て見ぬふりをすること、黙認 Hcar.) めんどしい (k 無音)、めんどくせー
【賛】nindA (= f. the same + shame 恥ずかしい, disgrace 不名誉.) めんどー
c. 「みっともない」「みぐるしー」は、下記。
【民】mOTan2am (= 1. wind; 2. rubbing, grinding; 3. disgrace; 4. magic, enchantment, as a craft; 5. folly, stupidity) みっともない
【賛】nirvrIDa (= mfn. shameless 恥知らず, impudent Katha1s.) みぐるしー (v-g) |
【伊予】 めんどい |
めんどうな |
めんどしい と胴衣・同義語 胴衣は、誤記。同意語? が正しい。 |
c.【讃岐弁】 めんどい 難しい |
【伊予】 めげる |
壊れる |
空 |
c. 【土佐弁】 めげる(物の端がかげること かげる)、【淡路弁】めげる…(動詞)壊れる。ダメになる。他動詞は「めぐ」
c. 出雲弁、石見弁の「めぐ、めげる、めげた、めいだ」と同じ。 |
|
|
【伊予】 もげる |
取れる |
空 |
【賛】nirvRt (= ; to be accomplished or effected or finished , come off 〔付属物・部品などが〕取れる、外れる、ちぎれる;) もげた (v-g)
【賛】vinikRtta (= mfn. cut away , torn off
《be 〜》引きはがされる、引きちぎられる、はぎ取られる R.) もげた (v-m) |
|
|
|
|
【伊予】 やかんしー |
喧しい |
ヤカンが四個ではない |
【土佐弁】 やかましい(うるさい、騒々しい) c. 富山弁「やかましい 【うるさい】」と同じ。 |
【伊予】 やめる |
中止する |
病気している訳ではない |
【賛】yam , yacchati, -te ({yamati, -te}), pp. {yata3} (q.v.) hold, hold [[-,]] up, lift, raise, erect, sustain, support; hold back, restrain, check, stop 止める; hold out, offer, grant, furnish, give (dat. or loc. of pers. & acc. of th., or acc. of pers. & instr. of th.); ) やむ、やめ る
c. コレ、方言なのか?。標準語だろうが。 |
【伊予】 やまらん |
中止しない |
やめる の反対 止まらない |
|
|
【伊予】 よーおいいらい |
よく言うね |
敬語でお言いになるから変じて「おいいらい」か? |
【伊予】 よーたんぼ |
よっぱらい |
よー!田圃 で狸に化かされて田圃の中を・・・ |
c. 土佐弁「【土佐】 ようたんぼ、よたんぼ(酔っぱらい)」と同じ。 |
【伊予】 よーおに |
良く |
よーおに聞かんと いかん |
【伊予】 よもだ |
とぼける |
よもくれ とも云う (夜も暮れた とは違がわい)
いい加減なことを言って誤魔化す。
知っていても知らん振りする。
物事の白黒をはっきり着けないでいる。
とにかく、あまり褒めた言葉ではないぞな。
誰やらが「伊予の松山は、よもだが多いけん、
俳句が盛んなんじゃ」とか言うたらしいが、
あんたこそが、よもだじゃがな。
|
【賛】anAdara (= m. disrespect 軽蔑、蔑視, contemptuous neglect 侮辱的無視; (%{an-Adara4}) mfn. indifferent 無関心 S3Br.) よもだ (r 無音)
【賛】vimadhyama (= mfn. middling 〔気分や健康などが〕まあまあの、良くもなく悪くもない, indifferent ib.) よもだま
【賛】vimukhIkR (= P. %{-karoti} , to put to flight MBh. ; to render averse or indifferent to (abl. or comp.) 嫌がらせをするか無関心にする S3am2k. ; %{-kRta} mfn. turned away , averse , indifferent ib. ; frustrated R.) よもくれ |
【伊予】 ・・・よん |
疑問詞 |
ぺ・ヨンジュン(冬ソナ)のヨン様とはちゃーう
いきよん 行っているのか
なにしよん 何をしているのか
|
【伊予】 ・・・よんけ |
疑問詞 |
食べよんけ 食べているのか |
【伊予】 ・・・よんよ |
肯定文 |
いきよんよ 行っている
・・しよんよ ・・をしている
|
|
|
|
|
【伊予】 らち |
しまつ |
らちがあかん=しまつがつかん |
c. 熊本弁の「らちゃあかん (どうしようもない,滞る)」と同じ。富山弁「だちかん、だちゃかん(だめ、らちがあかない)」とも言う。名古屋弁「だちかん (「話が先に進まない」「話にならん」)」 |
|
|
|
|
【伊予】 わし |
僕 |
男用語、鷲のように強い? |
【伊予】 ・・・わい |
・・・肯定を意味します |
わいわい騒ぐ??? |
|
〒Iyo2 ここはアンカー名 = Iyo2 です。 伊予弁 Iyo1, Iyo3
愛媛県の方言ページ (by ©まねき屋本舗)
ホームへ、、、ご意見ご質問、指摘などはメール又は掲示板へ
Iyo1 の table と重複した単語には、☑ を付けた。
発音 |
方言 |
方言の意味 |
説明 |
使用例 |
投稿者 |
イヨ | あおじ | あざ | 東京では、あおたん、あおあざと言うらしい 【賛】abhitaD (= %{-tADayati} , to thump , hit , beat , wound , bruise 打撲(傷)、あざ。〔果物などの〕傷み、変色; (in astron.) to eclipse the greater part of a disk VarBr2S.) あおじだ
c. 名古屋弁「あおじ 【青痣(あおあざ)】」。 | 足ぶつけて、あおじができた。 | ひろぽん |
イヨ | あおにえ | あおあざ | あおじと同じ意味です。 【民】nO (= 03 1. aching, pain, smart; 2. distress, grief; 3. illness; 4. injury, bruise 打撲(傷), as in the body, a tree, a fruit; 5. weakness, infirmity, decay) にえ | | 胡梅 |
イヨ | 川湯 | かわぃぃ | 【賛】kAvyarasa (= m. the flavour of poetry 詩の香り.) かわいらしい、かわいーぜ | あの子川湯ー! | 麻奈 |
イヨ | あがい | あんな、あんなに | 【賛】amuka (= mf(%{A})n. such and such あんな、そんな a person or thing , a thing or person referred to without name Ya1jn5.) あんげ → あがい (m 無音) | あがいな事しよったらいけんで | マルマみかん |
イヨ | (雨)があばく | 〜降りこむ | 地域限定?
【賛】abhipravRS (= to pour down rain 雨が降る MBh.) あばく (v-k)、あめふる △
c. 「があばく」なのか「あばく」なのかが、そもそも不明。「があばく」だと「あ行」有るのもオカシイ。イイカゲンな作者。ニュアンスも不確かなので、他の例を web で捜したが、無かった。 | | マキちゃん |
イヨ | あらいとる | 距離が離れている | 【賛】ArAt (= ind. (abl. of an ideal base %{Ara} fr. %{A-R} ; cf. %{Are4}) from a distant place ; distant 距離がある; to a distant place ; far from (with abl.) RV.) あらいと c. 土佐弁「【土佐】 あらき(間隔)」は親戚。 | まだだいぶあらいとるよ〜 | まぴ |
イヨ | あろん | あれ見てみなさい | 今治市宮窪町で5・60年前使っていました。「ころん」(これ見てみなさい)もありました。 【賛】Alok (= A1. %{-lokate} , to look at Hit. ; to descry , behold 見よ Bhat2t2.) あろん (k-n)
【賛】lok (= (connected with 1. %{ruc}) cl. 1. A1. (Dha1tup.) , %{lokate} (pf. %{luloke} Bhat2t2. ; inf. %{-lokitum} Katha1s.) , to see , behold , perceive:) ろん (k-n) | | 神戸のおじさん |
イヨ | あんきな | 気楽な | 新居浜弁です 【賛】amAjur (= %{U4r} f. living at home , growing old at home (as a maiden)) あんき (j-k)
【賛】avRka (= mfn. not hurting , inoffensive RV. ; unendangered , safe RV. ; (%{a4m}) n. safety RV.) あんき (R-n)
【賛】aneha s (= a. unattainable, incomparable, unaccessible, secure 安全. m. time; n. security, protection.) あんき (h-k)
【賛】anudvigna (= mfn. free from apprehension or perplexity , easy in mind 気楽 Mr2icch.) あんきな (g-k)、あんしん (g 無音)
c. 石見弁「あんき、(〜な、〜に) 【気楽、のんき、(気楽な、気楽に)】」、 神奈川弁「あんきだ 【安心だ】」、 佐久弁「【佐久】あんき 【安気、気楽、気が休まる】 」
| あんきなひとねぇ〜 | いっちゃん |
イヨ | あんちゃん | お兄さん、お兄ちゃん | 【民】aNNAttai (= 1. elder brother 兄, sometimes in contempt; 2. idler, worthless fellow) あんちゃん (+ん) | | 野間 安子 |
イヨ | あんね | お姉さん、おねえちゃん | 西予市明浜町
【民】an2n2ai (= 1. mother; 2. elder sister 姉; 3. pa1rvati1) あんね | | 野間 安子 |
イヨ | いかん | いけない | 意味は「いけん」と同じ。地域が違う。(「いかん」は松山など)
【賛】vikarman (= 1 n. bad or prohibited action 禁止事項、駄目.) いかん、いけない
c. 名古屋弁「いかん 【「いけない、だめだ」】」、土佐弁「【土佐】 いかん(駄目)」と同じ。
【賛】agama (= mfn. not going , unable to go 行くことが出来ない m. a mountain L.: a tree [ef. %{a-ga}].) いかんね
c. 佐久弁「【佐久】いかんね 行かれない と同じ。」
【民】akam (= 01 1. personal faults, as attachment, hatred, etc; 2. that which is bad; evil (TLS)) あかん
c. 京都弁「あかん 【だめだ、いけない、悪い】」 | 勝手に食べたらいかんやろ | ねずみ |
イヨ | いきし | 行く時 | c. 【土佐】「 いきしに(いきしなに)(行き掛けに、行く途中に)」と同系。 | いきしのついでに遊ぶ | 加奈 |
イヨ | いけん | だめ | | そんなんいけん | みよ |
イヨ | いけん | いけないということ | | わるいことしたらいけんやろ | 岩野由加 |
イヨ | いたむ、いたんだ | 壊れる、壊れた | 【賛】vizIrNa (= a. broken 壊れた, torn, scattered, decayed, wasted, destroyed; abstr. {-tA} f.) いたむ
【賛】visraMs (= A1. %{-sraMsate} (ep. also P. ; Ved. inf. %{-sra4saH} cf. %{vi-sra4s}) , to fall asunder , break down , collapse , be broken (as limbs) , fall off , become loose or unfastened (as hair) RV.) いたむ | そがいな事しよったら、いたむで。 | マルマみかん |
イヨ | いってくらい | いってきます | | | 凛 |
イヨ | いなげ | へんな | c. 「【伊予】いなげな 【変な】」と同じ。 | いなげなことするな | まさし |
イヨ | いなすぞ | かえらすぞ | | 遊び終わったらいなすぞ | まさしとりょうた |
イヨ | いぬる | かえる | 【民】an2u (= 01* 1. act in return 帰る、帰宅、戻る; 2. alliteration; a skt. prefix meaning 'after') いぬ、いぬ る
c. 【土佐弁】「 いぬる(帰る)」、【讃岐弁】 「いぬ 【動】帰る。古語の保存。」 | お家にかえる | ひうい |
イヨ | いね ☑ | 帰れ |
c. 「いぬる」の変化 | はよいねや | イズミ |
イヨ | いねいね | 相殺する | 最近あんまり使わないかなー。
【賛】viniyam (= P. %{-yacchati} , to restrain , check , control , keep in check , regulate Mn. ; to draw in , withdraw 引き分ける、手を引く、ご破算にする MBh. ; to keep off ib. Kir.ょ) いねいね | うちのお祝いと、あんたのお祝いでいねいねでしよや | 紘☆ |
イヨ | いらう | まがると同意義。 触る、触れる等 | 【賛】Alabh (= A1. %{-labhate} , to take hold of , touch 触る, handle) いらふ
【賛】AlIDha (= n. licked, touched, smoothed, polished; n. a cert. attitude in shooting.) いらった
c. 奈良弁、京都弁「いらう(弄う) 【さわる】」、淡路弁、と同じ。
c. 伊予弁「いろう」としているサイトもある。
| お前それいらうなや! | ??? |
イヨ | いんでこうわい ☑ | 帰ります。 |
c. Iyo3 の「いんでこうわい」と同一。 | | 坊ちゃん |
イヨ | いんまなー | さようならー | 【民】in2n2um (= 1. still, yet; 2. again 再び、またねー; 3. more than this; 4. also, more than that, in addition to, in a conjunctive sense) いんまなー♪ | カナさん、いんまなー♪ | ゆず。 |
イヨ | うさる ☑ | 紛失する | | 大事な時計うさった! | れんちち |
イヨ | うずむ | 抱える | 西予市宇和町だけかなぁ・・・
最近は使われてないかも
【賛】 ud (= ; grasp, clutch つかみかかる、つかもうとする、捕らえようとする, hold, overpower, surpass;) うずむ (+む)
【賛】 viSvaJj (= ( %{svaJj}) A1. %{-Svajate} (impf. %{vy-aSvajata} , or %{vy-asvajata} Pa1n2. ; pf. %{vy-Sasvaje} or %{vi-SasvaJje} Vop.) , to embrace 〔人を〕抱擁する、抱き締める R.) うずむ (v-m)
【賛】 uddih (= P. %{-degdhi} (3. pl. %{-dihanti}) to throw or heap up 積み上げる TA1r.) うずむにゃ (+む)
【民】 acam (= 3. heap of paddy 稲の山) うずむ
cf. 宇和島の方言「うずむ」: 2 様アリ。
• 「うずむ」は、「抱だきかかえる・独ひとり占じめ」を意味(A)
• 「物を積つむ」という意味(B)
| | Period |
イヨ | エグい | ひどい | 【賛】vaikhAraka (= (?) m. pungent 辛い(からい) (cf. %{khara}) and salt taste L. ; mfn. pungent and salt L. ) えぐい (raka 無音)、えろからか
【賛】ugra (= , powerful , violent , mighty , impetuous , strong , huge , formidable ひどい , terrible ; ; hot , sharp , pungent , acrid ) えぐい (r-y)
c. 【京都弁】「えぐい 【い辛い、しんらつな】」、エグいは、多義語である。 | | ??? |
イヨ | おげる | ~$2$k | 愛媛、四国で独特の方言であるかは定かではないが、使用者は多い。 | 爪おげた・木の枝おげとる(木の枝が~$2$F$$$k) | ??? |
イヨ | おしなし | 惜しみなく | 【賛】atantra (= mfn. having no cords ; having no (musical) strings ; unrestrained 制約ナシの; (%{am}) n. not the object of a rule or of the rule under consideration.) おしなし
| おしなしに、使う | ??? |
イヨ | おしまいたか | こんばんは | 東と中間部でつかっている。
【賛】 astamita (= (%{a4st-}) , set (as the sun) AV. ; come to an end 終わりが来る, ceased 〜をやめる、中止する, dead 死んだ R. ; (%{e}) loc. ind. after sunset 日没後、日が暮れた A1s3vGr2.) おしまいた
c. 京都弁「おしまいやす (=こんばんは)」、富山弁「おしまいなはんしたか 【一日の仕事を終えられましたか。夕飯を終えられましたか。こんばんは。】」と同系。
cf. audio | そちらさまもおしまいたかなもし | じさん |
イヨ | おせ | 大人 | 【民】vEci (= 1. courtesan; whore; 2. adult 大人) おせ
c. 岡山弁「おせ(名詞) 【おとな】」、出雲弁/ 石見弁の「おせ(おせになって) 【大人、(大人になって、一人前になって)】」と同じ。
| | マルマみかん |
イヨ | おだこい | きゅうくつ | 服のサイズが体にあっていなくてきゅうくつな様子。同じ意味合いで、きつい とも表現する。
【民】oTukkikkaTTu-tal (= 1. to wrap closely; to bind tightly キチキチに、きつく; to tuck up and fasten behind, as the skirts; 2. to bind the hem, as of a palmyra-leaf basket or fan; 3. to build within a small extent of space) おだこいだ | 服が、おだこい | 丹原 |
イヨ | おちょうしやま | お調子者 | 【民】vitUTakan2 (= buffoon, wag, jester 道化師 TL.) おちょうしやま (k-y)
| | mille |
イヨ | おちょっぽ | 正座 | おちょっぽは八幡浜でしかつかわんがかな?
【賛】 aSThIva (= n. (only ---) & {-va3nt} m. knee-pan 膝小僧、膝頭.) おちょぼ
cf. 正座のことを、なんて言いますか? 私は『おちょっぽ...
東北仙台の「ジャンコ」「オッジャン」等も、インド辞書に有る。
【賛】 jaGgha (= m. N. of a Rakshas R. ; (%{ja4GghA}) f. ( %{jaMh}) the shank 脛(すね)(from the ankle to the knee) RV.) じゃんこ (+ん)
【賛】 adhojAnu (= ind. below the knee S3Br.) おっじゃん、おちょきん (j-k)
| おちょっぽしよったけん、足しびれてしもた。 | BENIKA |
イヨ | おっとろしい | 驚いた、びっくりした | 使用例は、子供が高い物を買ってきて、おばあちゃんがびっくりする。っという会話
【民】aticayi-ttal (= * to wonder, to be surprised びっくりした) おっとしいや → おっとろしい (+ろ)
【賛】Azcarya (= ; wonder , surprise , astonishment 驚愕 R.) おっとろしい (+ろ, c-s) | おっとろしやのう こがい高いもん買うて! | だい |
イヨ | おっとろっしゃ ☑ | (驚いたときに)びっくりした! | 間投詞みたいな用法。南予。たまげた、みたいな。 c. 上の 「おっとろしい」 と同じ。 | おっとろっしゃー! | pさん |
イヨ | おとどしい | 久しぶり、ご無沙汰 | 主に南予地方?
【賛】adezastha (= mfn. out of place 不在, in the wrong place ; one absent from his country , an absentee 欠席者.) おとどしい
c. so long, long time は今一。しょうがないので、 absent で引いた。∵ご無沙汰、は、長期 absent していました。なので。
| おとどしかったな〜し | ゆうなみ |
イヨ | おとろしい | 恐ろしい、怖い |
【賛】atidAruNa (= mfn. very terrible 恐ろしい.) おちだーるな → おとろしいな
【賛】atibhISaNa (= mfn. very terrific 〈古〉怖い、恐ろしい。〈話〉素晴らしい、すごくいい.) おちびーさーな → おとろしいな
c. 「【土佐】 おとろしい(恐ろしい)」と同一。 | | 坊ちゃん |
イヨ | おもっしょい | 面白い | 【賛】amarSahAsa (= m. an angry laugh 怒っている笑い, a sarcastic sneer 皮肉な卑劣な MBh.)
【賛】anavacchi nnahAsa (= m. continuous or immoderate laughter.)
c. 淡路弁・讃岐弁「おもっしょい 【(形容詞)面白い。】」 | この芸人おもっしょい | 坊ちゃん |
イヨ | おもっさま | おもいっきり | 【賛】ameyAtman mfn. (= possessing immense powers of mind 莫大な心の力を持っている, magnanimous 高潔な MBh.) おもっさまの
【賛】anantazuSma (= (%{ananta4-}) mfn. possessing boundless strength 力 or endlessly roaring (?) 無限の強さを持つ または無限に轟音 RV.) おもっさま | | コジ |
イヨ | おもろい | 面白い |
【賛】abhiruc (= A1. to be bright , shine R. Ma1rkP. ; to please any one (dat.) Vikr.: Caus. P. to delight , amuse 〜を面白がらせる、楽しませる MBh. (v.l. %{abhi-ram} , Caus.): P. A1. to be pleased with , approve of , be inclined to , like) おもろい (b-m)
【賛】AprI (= 1 P. (%{-prINAti} AitBr. ii , 4 ; aor. Subj. 2. sg. %{-pipra4yas} RV. ) to satisfy , conciliate , propitiate , please RV.; to address or invoke with the A1pri1 (see below) verses AitBr. : A1. (impf. %{A7prINIta}) to amuse one's self , be delighted or pleased TS. La1t2y.) おもろー (p-m)
c. interesting を面白い、と普通訳すが、 amuse/ delight/ pleasure/ joy の方が面白い/楽しい、の意に近い。京都弁、関西弁、伊予弁は素直でよろしい。
c. 【京都弁】「おもろい 【面白い】」
| あれ、おもろそうやわ。 | 花野スミレ |
イヨ | おらぶ ☑ | 叫ぶ | | 何おらびよん? | さゃか |
イヨ | おわっしまう | 終わってしまう | おばあちゃん(南予)がつかってます。 | もう!(番組名)がおわっしもうたやないの! | ??? |
イヨ | おんなはる | いらっしゃる | | | Period |
イヨ | おんまく ☑ | すごく・非常に |
不明。 → 有った。 コレ、難しい。 "having full power" だって。
c. 「おんまく」とは今治地方の方言で、めちゃくちゃ、いっぱい、おもいっきりと言う意味です。 | おんまくあせった。おんまく痛い。 | ??? |
イヨ | かい | 痒い | 間違っとったらすんません あと「なもし」って最近じゃ使わんよww
【賛】kharju (= f. scratching , itching , itch かゆい, scab かさぶた L. ;) かいじゃ
| 足がかい→足が痒い | けん |
イヨ | がいに | 強く、乱暴に、非常に、大層 |
【賛】gADha (= a. dived into, entered; tight, fast, close; vehement, strong; --- & n. adv. strongly, extremely 極度に, very much 非常に、すこぶる.) がい (d 無音)
c. 【淡路弁】「がい 【大変・とても。形容詞などの前について、形容詞を修飾する。また、「がいな」+名詞の形で、「すごい・大きい・(人の数などが)多い」という意味にもなる。】」 | がいにせんといて | ??? |
イヨ | がいに、がいな ☑ | とても、たいへん | c. 上と同じ。 | がいに腹立つわー、がいな雨やったね | pさん |
イヨ | かいまわる | 小さく回る。Uターンみたいな感じ。 | たぶん旧東予市きんぺんだけで使われていると思う 【民】mAti (= 01 1. circular motion 円周移動・動作; 2. revolution of a planet) まわって
【民】muRRal (= ; 8. surrounding, encircling @〜を取り巻く、取り囲む、A〜の周りを回る;) まわる
【民】kai (= ; 23. littleness, smallness 小さい、小型;) かい | そこが広いけん、かいまわっておいで | りゅうくんのパパ |
イヨ | がいや☑ | すごい、とても | c. 前出の「がいに、がいな」の変化。 | お前の父さんがいや | ぷー旦那 |
イヨ | 帰ってこ〜わい。☑ | 帰るよ〜 | c. Iyo1 の【伊予】
いてこーわい、と同じ。「こーわい(意志・予定)」の応用。 | もう帰ってこ〜わい。 | れんちち |
イヨ | かえりし☑ | 帰るとき | c. 【伊予】
「いにしな」の変化。 | かえりしに牛乳こうてきて | とまと |
イヨ | かく | 運ぶ | 松山地方
【土佐弁】 「かく(持ち上げて運ぶ)」、【讃岐弁】 「かく 【動】かつぐ。」と同じ。 | 机をかく、大きな台を二人でかいて、こっちに持ってきて | ルル |
イヨ | 〜かもしれんぞな | 〜かもしれない | 〜が出来たみたい | 遅れるかもしれんぞな | akio |
イヨ | かやる | こぼれる |
【民】cori-tal (= 01 intr. 1. to flow down, rain, spill こぼれる; 2. to bear in plenty, to be abundant, profuse, copious; 3. to drop off, as dry scales in small-pox; to be scattered, as rice from the husk; ) かや (c-k) る | ジュースがかやるよ! | ??? |
イヨ | からこげ | 魚の名前(オコゼみたいなやつ) | cf. ハオコゼは、岩手県以南のアマモ場や岩礁域に棲息しています。 『しまなみ』地域では、「 からこげ」という名で親しまれています。 | | ??? |
イヨ | かんまん/かまん ☑ | かまわない | c. Iyo1 の 「【伊予】かまんかまん」と同じ。 | | Period |
イヨ | ケーキ | アイスクリーム | | | 坊ちゃん |
イヨ | 〜げーな | 〜みたいな | c. 【讃岐】 「〜げな 〜のような。動詞、形容詞、名詞に付く。」と同じ。 | | ??? |
イヨ | きさいや | 来てや、おいでや | 【民】kiTai-ttal (= 01 1. to be obtained, recovered, found; to come into one's possession; 2. to join 参加する, come together; to come near 近くに来る、寄る, approach; 2. to encounter, oppose, meet in hattle-field) きさい | うちんちきさいや | ゆう |
イヨ | きしゃない | 汚い | 【賛】kaccara (= mfn. dirty 汚い, foul , spoiled by dirt L. ; vile , wicked , bad L. ; (%{am}) n. buttermilk diluted with water (cf. %{kaGkara} , %{kaTura} , &c.)) きしゃね (r-n)
【民】kacumAlar (= dirty, slovenly persons) きしゃない
【賛】kardamita (= mfn. muddy , dirty , soiled Katha1s.) きたないだ | ほんなきしゃないことせられんがね! | たかたか |
イヨ | きばる | 頑張る、踏ん張る、精を出す |
c. 【淡路弁】
きばる (動詞)がんばる。気合をいれる。 例文:もっときばって押さな、車うごかへんぞ!(もっとがんばって押さないと、車が動かないぞ!) | おーきばりよるのぉ もっときばらんかねー | ??? |
イヨ | 〜ぎり | 〜ばっかり | 【賛】kalila (= a. covered with, full of 〜ばっかり、〜でいっぱい (---); n. confusion, chaos.) ぎり | | mille |
イヨ | げす板 | ごえもん風呂の蓋と底板が兼用になっている木で作った板 | ごえもん風呂は鉄製で、まきで湯を沸かすため底や側面がとても熱くなっている。げす板の役目は、入浴をしない時は、湯面に浮いて蓋の役目、入浴の時は、足で踏んで底に沈めて使用する。 | | 丹原 |
イヨ | 血虫 | ゴカイ | 血虫って聞いた感じはわるぅかんじやけど自分の為に使うんじゃけん!! | そげなことは、血虫やけん!! | 森見原 翔紀 |
イヨ | けつまげる | つまづく | c. 【土佐】 けつまげる(躓く[つまづく]) | 石にけつまげた | 丹原 |
イヨ | けつる | 蹴る | 【賛】kalaha (= ; violence without murderous weapons , abuse , beating , kicking 蹴り W. ;) からは → けつる △ | けつるもんとちゃう | ??? |
イヨ | けん | だから | 【賛】kAraNa (= 1 n. cause , reason , the cause of anything (gen. , also often loc.) Ka1tyS3r. ;;{yena@kAraNena } , because 〜だから、〜の理由で;) けん (r 無音)、やけんね (n 無音)、やけん
【賛】yAtkAraNam (= adv. for which motive or reason; because, since.) やけんに (t 無音)
【賛】prAJc (= mfn. (fr. %{pra} + 2. %{aJc} ;; from now , henceforth 故に、〈文〉この時点より、ただ今より、これ以降 Var. ; up to , as far as ) ほんじゃけ (r-n)
c. 「ほんじゃけん/
ほじゃけんの〜え〜/
〜じゃけん/
〜やけん/
やけんね〜/
けん]皆、同族。 | 先生に言うけん止めて | ちえ |
イヨ | けんかやかせられんよー! | けんかなんかしたらあかん | | 兄弟でけんかせられんよー | つばさ |
イヨ | ごうげに | たくさん または、すごく |
【賛】ghora (= mf(%{A4})n. (cf. %{ghur}) venerable 畏敬する, awful すさまじい, sublime 崇高な (gods , the An3giras , the R2ishis) RV. ; terrific ものすごい, frightful 恐ろしい, terrible , dreadful , violent , vehement (as pains , diseases , &c. ) VS. (in comp. , g. %{kASThA7di}) ; (%{am}) ind. `" dreadfully "' , very much g. %{kASTA7di} ; m. `" the terrible "' , S3iva L. (cf. %{-ghoratara}) ;) ごうぎ ( r 反復子), がいな (r-n)
c. 【石見弁】「ごうぎな、ごうぎに、(魚が〜釣れた) ごうげな、ごうげに 大変な、ひどい、多く、(魚がたくさん釣れた) 出雲弁では→がいな、がいに」
c. 出雲弁・石見弁の見解は面白い。「ごうげに」と「がいに」は、同じ用法と言っている。インド弁的にも、ghora は、ごうぎ、がいに、の2様に訛ることが可能である。 | 魚が、ごうげに釣れた。 | 丹原 |
イヨ | こがい | こんな、こんなに | | こがい要るが?→こんなに要るの? | マルマみかん |
イヨ | こすい | せこい、ずるい |
【民】cuzi-tal (= 01 1. to become curved, curled, involved; to form eddies, as on the surface of water; 2. to be contracted, screwed up, as one's face in disgust; 3. to be cunning ずるい, guileful ずるい、狡猾な、陰険な; 4. to be distracted, agitated; 5. to die) こすい (c-k)、こすぅ (c-k)
c. 熊本弁「こすか」、大分弁「こしい」、博多弁「こすい」、奈良弁「こすい」、名古屋弁「こすい(/ぅ) 【狡い、悪賢い】」 | | 坊ちゃん |
イヨ | こすい ☑ | ずるがしこい | | | mille |
イヨ | 事(こと) | あぶない、危険 |
【賛】kaSTa (= mfn. (perhaps p.p. of %{kaS} Pa1n2.) , bad R.; ill , evil , wrong Mn. ; painful Sus3r. ; grievous , severe , miserable Mn. ; difficult , troublesome Mn. ; worst Mn. ; pernicious , noxious , injurious Sus3r. ; dangerous 危険な (= %{kRcchra}) Pa1n2. ;) こと | | 坊ちゃん |
イヨ | こわ(こわい) | しんどい | こどもらがマラソンのあと『あ〜こわ』っていってたのを聞いた先生が『何が恐ろしいの?』って聞くほど
【民】kaiyayar-tal (= 1. to get tired; 2. to be reduced in circumstances 環境状況の減少・低下) こわ、こわい、こえ
【賛】zAnta (= a. tired, worn out, exhausted;) しんどい
【賛】khid (= , feel tired or exhausted ) くたくた
c. 東北弁「こえ」
| あ〜こわ または あ〜こわい | 菊池 |
イヨ | こんまい | 小さい | c. 【土佐】 こんまい(小さい)、【淡路弁】こんまい (形容詞)(物の大小などが)小さい。(人間の身長などが)小柄な。(年齢などが)幼い、小さい。
| | Period |
イヨ | ササラホーサラ | さんがんなめにあった。 | 【賛】satrAha (= & {-ha3n} a. all-destroying 全ての破壊.) ささらほー さら (+さら)
【賛】susampiSTa (= (%{su4-}) mfn. much crushed or shattered 壊滅状態 RV.) ささらほーさら (+ら, T-r)
【賛】sthUrIpRSTha (= m. a horse not yet ridden on or broken in by riding S3is3.) ささらほーさら (Th-r)
c. 【佐久弁】ささらほーさら 【さんざんな目に遭う】。と同一。 | 今日はササラホーサラだった。 | ??? |
イヨ | さっちに | わざわざ |
【賛】dhRS, dhRSNoti, dharSati (= , pp. {dhRSita3} & {dhRSTa3} q.v. be bold, [[,]] dare 敢えて〜する、わざわざ〜する or venture to (inf.), defy (acc.). C. {dharSayati}, pp. {dharSita} attack, injure, violate; M. overwhelm. -- {apa} overwhelm, conquer. {abhi} S. the same. {A} venture against, attack. C. injure, offend. {pra} venture against, assail, injure, harass. C. the same + violate (a woman), destroy, lay waste. {saMpra} C. assail, defy. {prati} hold out against, withstand. {vi} C. venture against, injure, harass, also = seq. {sam} C. violate (a woman), destroy. -- Cf. {AdhR3Se} & {dhRSa3nt}.) さっちに、しゃって、しゃっち
c. 大分弁「しゃっち、【わざわざ】」と同じ。
c. 後出の伊予弁「しゃって 【わざわざ】」も同系。 | さっちに来んでもよかったのに | ねずみ |
イヨ | さっちむり | むりに | 新居浜です
【賛】svadhAvingrAha (= m. id. Ma1lati1m. ; mf(%{A})n. one who takes or seizes forcibly 強制的に奪う MBh. ; spontaneous , voluntary (see comp.) ; (%{am}) ind. forcibly , violently Hariv. ;) さっちむり (v-m) | さっちむり せんでもええのにぃ | まぴ |
イヨ | さどい | 抜け目ない・すばしこい |
【賛】sAcIvit (= ind. swiftly 敏速な、即座の、すぐに過ぎ去る, rapidly (= %{kSipram}) Naigh.) さどい (c-t-d, v-y, t 無音) △
c. 【土佐弁】「 さどい(すばしこい、すばしっこい、動作が機敏な様子)」と同一。
| | Period |
イヨ | さぶい | 寒い |
【賛】sebhya (= (?) m. coldness L. ; mf(%{A})n. cold 寒い L.) さぶい、さびー
c. 【佐久弁】「さぶい、さびー 【寒い】 」、東北、神奈川、九州も同じ。
| 今日はさぶいな〜 | 坊ちゃん |
イヨ | さら・・・まっさら | 新品 | さらは、1回か2回くらいは、使用済。まっさらは、未使用の時に言う。
【賛】sarasa (= a. juicy, moist, humid, fresh, new 新しい, tasty, pleasant, charming, passionate, enamoured; n. adv. with rapture.) さら ( sa 無音)
【賛】mah (= 2 mf(%{I4} or = m.)n. great 偉大な, strong , powerful mighty , abundant RV.) まっ
【民】nAkkuRuti (= being true 本当、真実 to one's word) まっこと
c. 奈良弁、富山弁「さら 【新品。】」、【讃岐】 「さら 【新しいもの。新品。西日本ではよく見られる表現。】」と同じ。
| さらの鉛筆・・・まっさらの鉛筆 | 丹原 |
イヨ | ざんき | 鶏の唐揚げ | 【賛】 saMyAva (= m. a sort of cake (of wheaten flour fried 天ぷら with ghee and milk and made up into an oblong 長方形 form with sugar and spices 一種のケーキ(ギーとミルクで揚げた麦粉で、砂糖と香辛料を付けて長方形にしたもの)) Mn.) ざんき (y 無音, v-k)
c. 「 ざんぎ」って初めて聞いた。 | | 坊ちゃん |
イヨ | しっかり | とっても | | | ??? |
イヨ | 死ぬる | 死ぬ | 既出のいぬると同じくナ行変格活用なか? | | Period |
イヨ | 〜しもた | 〜してしまった | | バスはもう行ってしもたよ | とまと |
イヨ | しゃが | 間違い | これも旧東予市かな?しゃがを教えるな!というような使い方。
【民】tarOkA (= Lie ウソ, falsehood 偽り(イツワリ)) しゃが
【民】takkaTi 01 (= 1. guile, deceit; 2. treachery, insidousness, villainy; 3. rudeness, fierceness; 4. crossness, unreasonableness, captiousness in argument; falsehoo) しゃがだ
【賛】savyAja (= a. deceitful 欺瞞的, false; n. adv.) しゃがじゃ (v-g)
| しゃがを言うな | りゅうくんのパパ |
イヨ | しゃがむ | 座る、屈む |
【賛】saMkoca (= m. contraction , shrinking together , compression MBh. ; shutting up , closing (of the eyes) Sa1h. ; crouching down しゃがむ、クラウチングスタートのクラウチ, cowering , humbling one's self , shyness , fear (acc. with %{kR} , `" to become shy or modest "') Hariv. ; abridgment , diminution , limitation , restriction S3am2k. ; drying up (of a lake) Ka1v. ; binding , tying L. ; a sort of skate fish L. ; N. of an Asura MBh. ; n. saffron L. ; %{-kArin } mfn. making contraction , crouching down ,) しゃがむ (r-m)
c. 大分弁「しゃがむ 【腰をおろす】」と同じ。 神奈川弁は、しゃごむ
| その場に、しゃがみなさい。 | ??? |
イヨ | しゃきたっそ | たたくぞ | 【賛】saMghaTT (= A1. %{-ghaTTate } , to strike 叩く、殴る or clasp or rub together , knead , crush to pieces , bruise R.: Caus. %{-ghaTTayati} (ind. p. %{-ghaTTayya}) , to cause to rub against (instr.) Ragh. ; to stir AgP. ; to strike against , touch MBh. ; to cause to sound by striking R. ; to bring together , collect , assemble MBh. ; to meet , encounter Naish.) しゃきたっそ | | コジ |
イヨ | しゃぐ | 踏む |
【賛】TaGka (= s. hoe, chisel, stamp 踏む、踏みつける.) しゃぐ
cf. 「しゃぐ」の意味は、「潰(つぶ)す、踏みつける、轢(ひ)く」です。 | あ〜ぁ。しゃいでしもうたわぃ。 | ccu |
イヨ | じゃぐじ | カメムシ、 かめむし |
【賛】 durgandhi (= mfn. ill-smelling , stinking 悪臭を放つ、悪臭がする、腐ってる AV.) じゃぐじ
【民】 cikkaTi-ttal (= 03 1. to give out bad smell, as of oily stink; 2. to complicate, confuse) じゃぐじ
【賛】 kuthita (= mfn. stinking Sus3r. (also %{a-k-} neg.)) くせーだ、くさ
【民】 peruvAkai (= 1. siris, 1. tr., albuzzua lebbek ; 2. stinking swallow-wort) へーこき (v-k)
【賛】 zukta (= mf(%{A}) n. (perhaps fr. 1. %{zuc} and orig. `" fermented "') become acid or sour S3Br. ; astringent and sour L. ; putrid , stinking L. ;) じゃぐじ
c. 「カメムシ」は、別名「ヘーコキムシ」と言う。
【賛】 vigandha (= & {-ndhi} a. smelling badly, stinking.) へいかんだ in 小松町
| 昨日、じゃぐじが出たんよ〜!! | ランコム |
イヨ | しゃくぜん | カメムシ | 南予地方のみ?
【民】turkkantam (= bad smell, stink 悪臭) しゃくぜん
| | ??? |
イヨ | 〜じゃけん☑ | 〜だから | c. 「ほんじゃけん/ ほじゃけんの〜え〜/ 〜じゃけん/ 〜やけん/ やけんね〜/ けん]皆、同族。「けん」参照。 | 〜じゃけんあんたがいけんのやろう。 | あや |
イヨ | しゃって ☑ | わざわざ |
c. 前述の「さっちに、【わざわざ】」の、なまり、で同系。
| しゃって こがいなことせんでも | Period |
イヨ | 〜じゃねや。 ☑ | 〜だな。 | 東予地域で使いますね。
| ほうじゃねや。=そうだな。 | まあ |
イヨ | じゅうがわるい | 具合が悪い |
【賛】sthiti (= f. standing, stopping, staying, remaining in or with (loc. or ---); abode, place; situation, rank, dignity; devotion to or occupation with (loc.); stability, duration; firmness, constancy, existence, occurrence; state 状態、状況, condition 条件、状態; conduct, procedure; ) じゅう、じょうたい
【賛】sthAna (= n. standing, remaining, abiding, not budging; continuation, duration; state. condition, position, rank, dignity;) じゅう (na 無音)
| この扇風機じゅうがわるいよ | とまと |
イヨ | しゅうく | 生意気 |
【賛】zuj (cf. %{zvaj} ; only in p. %{zU4zujAna}) , to be puffed up 膨れた、膨らんだ。人(の態度)が〕思い上がった, be audacious 大胆な、恐れを知らない or insolent 〔態度や言葉が〕人を小ばかにした、偉そうな。 〔人が〕生意気な、不作法な RV.) しゅうく (z-s, j-k)
【民】tuTukkukkAran2 (= 1. insolent person; 2. wicked person; churl) しゅうく
【民】sUkti (= wise 賢い、生意気 utterance 賢明な発話) しゅうくだ
【民】cokku (= 05 cheek 〔人や動物の〕頬、ほっぺた。〈話〉ずうずうしさ、生意気) しゅうく
c. 【英】cheek チーク、は、「しゅうく」と発音も近い。多分、同源。
| この子は しゅうくなこと 言わい | Period |
イヨ | じゅくせん | 塾の先生 | | | 坊ちゃん |
イヨ | じゅるい | ぬかるんでいる |
c. 石見弁の「じるい(じゅるい)」、【淡】「じゅるい (形容詞)(田んぼ・土などが)どろどろしている、ぬかるんでいる」、【讃岐】 「じゅるい【形】(地面が)ぬかるんでいる(西讃。伊予弁起源)。「地緩い」の転訛か。」と同じ。 | 雨が降ってグラウンドがじゅるくなっとる | マルマみかん |
イヨ | しよいでる。 | されている。「する」の現在進行形、尊敬語。 | 同様に、見よいでる。食べよいでる。来よいでる。 | 先生は今、電話しよいでるけん。 | おしげ |
イヨ | しょう | ものすごい | 予想以上に感動をした場合とかの言葉の最初に付ける。 | しょう、すごいけん | ??? |
イヨ | しょうみ | ものすごく | | あの人しょうみ好かん | ??? |
イヨ | 〜しようり(な) | 〜してなさい | | お父さん忙しいけんゲームでもしようりな | 名無しの伊予人 |
イヨ | しよる | してる | | 今用意しよるけん待っとって | ♪ |
イヨ | すくも | もみがら |
【民】cagkAyam (= 1. dried leaves of sugar-cane; 2. weeds growing in paddy fields, typha elephantina ; 3. thin immature 未熟 grain or chaff 籾殻 of black-gram 黒い粒, etc) すくも
【民】cakkal (= 1. rotten straw, muck; 2. that which is withered しなびた, shrivelled, chaffy) すくも (l-m)
c. 【石見弁】「すくも 【籾殻、役に立たない殻】」と同じ。石見弁の解釈が、本来正しい。 | | ??? |
イヨ | じろはち | ゴキブリ | 主に南予地方か?
【民】tailacaurikai (= 1. cockroach ゴキブリ, blatta orientalis ; 2. bat) じろはちかい (c-ch)
| じ、じろはち〜!!! | ゆうなみ |
イヨ | 〜ぜ | 〜だよ。〜よ。 | 発音が変われば少しキザになりますね… | 前に言うたぜー。 | 胡梅 |
イヨ | せられん | しちゃダメ | | 悪い事せられんよー! | んちゃー |
イヨ | せる | 押す | 【民】taLLu-tal (= ; 1. to push 押す, force forward, shove away; ) せる (t-s)
c. 大分弁「せる 【押す】」と同じ。 | 台車をせる | てるちゃん |
イヨ | そがい | そんな(そんなに) | | そがいようけ要らんで・・・ | マルマみかん |
イヨ | せわしい(忙しい) | 忙しい | c. 場違い 「せ」は、「そ」の前。
【淡路弁】「せわしい 【(形容詞)忙しい。】」、奈良弁と同じ。 | | Period |
イヨ | そうたい ☑ | しばらく or ながらく | c. Iyo3 の「そうたいぶりく 【久しぶり。】」参照。 | そうたい 見なんだな | Period |
イヨ | そくさいな | おかしい | 言うことに対してだけでなく、することにも当てはまる。
【民】cAkkiTu-tal (= to make a false excuse 偽の言い訳をする, allege as a pretext 口実の主張) そくさい
【賛】cakSa (= m. a false friend 偽りの友 VarYogay.) そくさい (c-s) | そくさいな言を言われん
c. 他県は、無病息災、の「そくさい」の意で使用している。愛媛は珍しい県。 | ??? |
イヨ | そくる ☑ | 失敗する | | | 坊ちゃん |
イヨ | そげん | そう | 【賛】tathAguNa (= a. having such qualities or virtues そのような性質や美徳を持っている.) そげん、そげな | そげん言うけんど | ♪ |
イヨ | ぞぶる | 川の中を歩く | 水位はひざくらいまで。
南予。
【賛】samAplu (= A1. %{-plavate} , to immerse 〔〜を液体に〕つける、浸す together , immerse in water , bathe 浴びる MBh. Hariv. ; to overflow , inundate , overwhelm MBh. ; to spring or rush upon (acc.) R. ; to come into violent collision with MBh.) ぞぶる
c. この問題、少し難しかった。浅瀬 ford, shadow, 歩く walk , 水 water, river, 全滅。沈める sink 今一。 immerse やっとアタリ。 | ぞぶって渡る | おしげ |
イヨ | たいぎい | 面倒くさい |
c. 【讃岐弁】 「たいぎ 【面倒】」と同系。 | 学校に行くんがたいぎい | ねずみ |
イヨ | たごる | 咳をする |
c. 【土佐弁】 「たごる(咳をする)」 | | Period |
イヨ | たしっぽ | イタドリ | タデ科の多年生植物:茎は中空で多数の節があり、その構造はやや竹に似ており、茎を折るとポコッと音が鳴る(Wikipedia)。皮をむいて生で食べたり、砂糖をつけて食べた。 | たしっぽ取って食べた。 | じいら |
イヨ | たてる | 閉める | 八幡浜市の方言です。
c. 【土佐】 「たつ(戸や障子を閉める)」、【淡】「
たっとく (動詞)(トビラ・ドアなどを)閉じておく。閉めておく。」と同系。 | 窓をたてなはい | 山本浩之 |
イヨ | たまげる、たまげた | 驚く、びっくりする |
【賛】TaMkAra [surprise びっくりする] たまげる、たまがる
c. 【佐久】「たまげる 【驚く】」、大分弁・熊本弁の「たまがる」と同じ。
| | ??? |
イヨ | だらい | 面白い | 不明cf. 「だらい」ってどういう意味ですか? 愛媛県出身
c. interesting, fun.., laugh.., amuse.., curios.., excit.. 全滅。東予地方って、少しオカシイですね。ひねくれていますね。他の語で責める。 stupid
【賛】 sthUla (= a. = {sthUra3}, also coarse, gross, material (opp. {sUkSma}); stupid 馬鹿げている、アホ, dull くだらない; n. = {sthUlazarIra}.) だらい、だら
c. 「だらい結果」でした。
| このマンガ、だらいけん読んでみろや | 坊ちゃん |
イヨ | だらしい | しんどい/辛い | 【賛】durhita (= (%{du4r-}) mfn. ill-conditioned , miserable みじめ RV. ; hostile 敵意、好戦的、威嚇, troublesome 厄介な、面倒くさい、疲れる AV.) だらしい、たひそい (t-s)
c. 【土佐】 「たいそい(気が進まない、辛い)」 が化けた。 | | Period |
イヨ | たわん | 足りない、届かない | 【賛】dhAtula (= mfn. full of いっぱい、十分 (comp.) HParis3.) 足る
c. 「たわん」= 「たる」+「〜しない」の複合語。「わ」は「ら」のなまり。 | お〜い、このコードじゃ、たわんで〜 | ゆうなみ |
イヨ | だんだん | ありがとう | 【賛】dhan yavAda (= m. thanksgiving 感謝の気持ち, praise 賛美, applause 〔称賛の〕拍手(喝采)MW.) だんだん
c. 出雲弁、糸島弁、博多弁、熊本弁と同じ。
c. 【英】Thanks、サンクス, 【独】 Danke、ダンケ | ほんとにだんだん | あほ |
イヨ | ちんまい | 小さい |
【土佐】 「ちんまい(小さい)」と同一。 | | Period |
イヨ | つい | 同じ |
c. 【讃岐】 「つい 【似ている、同じ。】」と同一。 | あれとこれはついでしょ? | れんちち |
イヨ | つばえる | あばれる・悪ふざけする | c. 【土佐】 「つばえる(騒ぎまくる、おどける)」、石見弁「そばえる(つばえる)、(猫が〜) 【じゃれる、(猫がじゃれる)】」 | 教室の後ろでつばえてはいけません。 | ぞいねや |
イヨ | つべ | お尻 | 【民】ceppu (= 04 hipp 尻) つべ (c-t)、しーべ
【民】cavan2am (= 03 buttocks 臀部)つべの
c. 出雲弁「【しーたぶら、しーこだま、しーべた、たんべ、だんべ、しちべ、しりべ、】 尻 :」、と同系。
| | Period |
イヨ | つんたい | 冷たい | 【賛】zItatA (= f., {-tva} n. coldness, cold 冷たい.) つんたい (+ん) | つんたいよ、さわってみー。とか… | 名無しのごんべぇ |
イヨ | てがう | からかう |
c. 土佐弁「てがう【(からかう)】」、【讃岐】 「てがう 【動】からかう、あやす、遊んでやる。」と同一。
| | Period |
イヨ | 〜てや | 〜だって! 〜って! | | いけんてや!→ダメだって! | マルマみかん |
イヨ | とう | 早い | 【賛】sakAla (= mfn. seasonable ib. ; (%{am}) ind. seasonably , betimes , early in the morning 朝早くから ib. ; (%{I}) f. see s.v.) とうから (s-t)
c. 「とう」でしなくて「とうから」で「朝早くから」と言う意味である。なので、「朝とうから〜」は、「朝」は無くて、本来は、「とうから〜」で良い。 | 朝 とうから 草取りを (朝早くから草取りを) | Period |
イヨ | どがい | どう、どんな、どんなに | | どがいするが?→どうするの? | ??? |
イヨ | とぎ | ツレ、連れ添う人、一緒に何かをする人 |
c. 【土佐】「 とぎ(友達、連れ、仲間)」と同一。
| | ??? |
イヨ | どしち | どうして | どしちそげなこというが?:どうしてそんなこというの?八幡浜でよく使う | どしち そげなこと いうが? | 菊池 |
イヨ | とっと、かっか | お父さん、お父ちゃん、かっか(お母さん) | 西予市明浜町
【賛】tAta (= m. (cf. 1. %{tata4}) a father MBh. ) とっと
【民】tAtA (= 01 1. father; 2. great man) とっと
【賛】kAka m. (onomat. imitation of the cawing of the crow cf. %{kai} Nir. ) , a crow カラス AdbhBr.; ; personified as a daughter of Kas3yapa by Ta1mra1 and mother of crows カラスのお母さん (Hariv. ) and owls (MBh. ) ; ) かーか △
c. mother で「かっか」は無かった。カラスのお母さんの擬人化はあった。 | 呼んだり、普通に使用する | 野間 安子 |
イヨ | とりのこようし | 模造紙 | | とりのこようし買ってきて〜!!とか。 | ひろみ |
イヨ | とわん | とどかない | 【民】tuRu-tal (= 01 1. to be thick, crowded, full; 2. to be closed; to reach とどく、到達する, enter; 2. to bedeck, as a garland on the head) とう
c. 出雲弁「とう 【とどく】」、 否定形「とわん」。と同一。 | 手がとわん | ??? |
イヨ | ないなる | なくなる | | 〜が、ないなってもうた。 | 花野スミレ |
イヨ | なかれん | 泣かなくていいよ。 | 小さい子を慰める時などに言ってました。大人になって「なかれん」は、あまり言う人いないです。 | ◎◎ちゃん、もう泣かれん、笑って。 | 235 |
イヨ | 〜なが? | 〜なの? | 八幡浜人はやたらと語尾に「が」がつく。ちなみに、〜なのよ、は〜ながよ。「の」の代わりに使われるみたい。 | これで合っとるが? | 浹 |
イヨ | なんしに | それはちがいます(相手の意見を否定) |
【賛】natarAm (= (compar.) not at all ちっとも〜でない, by no means 決して〜でない.) なんしに (+ん)、なっとらん | なんしに!ちがうぞな。 | じさん |
イヨ | なんしよん | なにしてるの? | | | 凛 |
イヨ | なんちゃあ | 何も、なんにも | 何も無い。これも東予ですね。 | なんちゃあ無い。 | まあ |
イヨ | なんぼ?☑ | 何円? | | これなんぼしたん? | ??? |
イヨ | なんぼでも | いくらでも | | | Period |
イヨ | 〜なんよ | 〜なのよ | | ここは、1じゃなくて、2なんよ。 | かすみ |
イヨ | にき ☑ | 近く | 「ねき」の変化。 | 公園のにきで待っとるけん | とまと |
イヨ | ねき ☑ | 〜の近く 〜のそば | | 駅のねきに〜 家のねきに〜 | (つ∀・) |
イヨ | ねぶたい | 眠い | 【賛】nisvap (= (Impv. %{-svapa} ; pf. %{-suSupur}) , to fall asleep (also= meet death , die , vii ) RV.: Caus. %{-svApayati} (%{-Sv-}) , to cause to sleep 眠る, lull asleep RV.) ねぶ (s 無音) る
c. 富山弁「ねぶる」と同系。 | | ??? |
イヨ | のいて☑ | どいて | 「のいて」はちょっと強い言い方かもしれません。
「のいて」の代わりに「よって」とも言います。 c. 後出のイヨ 「 のける (退かす)」の変化。 | ちょっとそこのいてくれる?
| 愛魅+。 |
イヨ | 〜のう | 〜だから | 【民】mARal (= reason, cause 理由、〜なので) のう | ほーじゃけんのー | ??? |
イヨ | のうて | なくて | なくての音便? | | Period |
イヨ | のける | 退かす |
【民】nIkku-tal (= 01 1. to remove 削除、取り除く, exclude 排除する, put aside 脇に置く, dismiss; 2. to extricate, liberatek exempt; 3. to deduct; 4. to turn, draw, aside, as a curtain; 5. to kill, despatch, destroy; 6. to spread out, as the legs, fingers; 7. to open, force apart; 8. to sparate; 9. to give up, abandon; 10. to change) のけ る
c. 「のけものはじき」の「のける」と同じ。
| | Period |
イヨ | のべる | お風呂に水を入れて温度を下げる。 | 南予です。
【賛】marv (= (cf. %{marb }) cl. 1. P. %{marvati} , to fill 埋める Dha1tup.;) のべ る | 熱かったらのべて入れや〜。 | おしげ |
イヨ | のら | 怠け(者) |
【民】mORA-ttal (= 01 1. to gape; 2. to be lazy 怠ける、怠惰) のら | | mille |
イヨ | はがいたらしい | 腹立たしい | 東予で割と聞く言葉なんじゃないかなぁと思います
【賛】virAgayati (= to estrange , alienate Vishn2. ; to displease DivyA7v. ; %{-gita} mfn. exasperated , irritated イライラする Vajracch. ; ifc. , feeling aversion or dislike to MBh.) はがいた | あの虫ちょこちょこ逃げ回ってはがいたらしい | 百合 |
イヨ | はせる | 閉める、挟む等 | 言い方としては、パーカーの前はせるけんちょっと待って!みたいな感じでしょうか。 どうも、伊予弁は広島と酷似した部分が多いそうです。 場合によっては広島と全く同じものも多いみたい?
【民】pAtiTu-tal (= 03 to narrow 狭くする, press 圧着する) はせる | 前をはせる | ゆう |
イヨ | ばたんこ | 三輪車 | 昭和30年代にいなかにあった1トン車クラスの三輪車。ハンドルがバイクのような形状で運転席は、中央にあった。ちなみに、ミゼットも同じ形状だった。 | | 丹原 |
イヨ | ばっちい | 汚い |
【民】paRaittuNi (= 1. coarse cloth; 2. dirty cloth) ばばちいな (r 反復)、ばっちいな
c. 京都弁「ばばちい (きたない) 【類】ばっちい」、富山弁「ばばっちい 【汚い】」 | あの犬ばっちいww | けん |
イヨ | はよ | 急げ・急ぐ | トリアエズオレデンセツダカラマジヨロシクミタイNA〜
【民】paRapaRa-ttal (= 01 to hasten 急ぐ; hurry) はよはよ (r-y) | はよせんかい!!=(急ぎなさい | 伝説の伝道師 |
イヨ | 早(はよ)しよんなはいや☑ | 早くしなさいよ | | | ♪ |
イヨ | 腹太い☑ | お腹一杯 | c. 「ふとい いっぱい」と同じ。 | ようけ食ったけん腹太いわ | おーーれ |
イヨ | ばり | すごい すごく | 【賛】bhUri (= mfn. much 沢山, many , abundant , frequent , numerous , great , important , strong , mighty RV.;) ばり | あそこにハトがばりおる | ??? |
イヨ | びこを引く | 足を引きずる様 |
【賛】paGgu (= mf(%{vI} , or %{U})n. (fr. %{paj} ? ; cf. Un2.) lame , halt , crippled びっこ in the legs AV.) びこ、びっこ
【民】pagku (= 02 1. lameness; 2. lame person, cripple; 3. saturn, as a lame planet) びこ、びっこ | あの犬、びこ引いて。かわいそうに。 | 紅ちゃん |
イヨ | ビーコ | 魚 | 小さい子供が使っている。 ほかにも「ビービ」 「ビンビ」などがある。
【民】peruvaraimIn2 (= a fish 魚 (TLS) ) びんび (r-n)、ビービ
【民】perugkArai (= 1. grey emetic nut, s. tr., randia uliginosa ; 2. a large species of ka1rai fish 大型の魚) ビーコ c. 【土佐弁】「 びんび(魚(幼児語))」と同系。
| あそこにビーコがいるよ | 坊ちゃん |
イヨ | ひやい ☑ | 寒い | | 今日もひやいなぁ〜。 | おしげ |
イヨ | ひよすい | 痩せて体力がない | 年寄りしか使っていない古い言葉みたいです 【賛】parizuS (= P. A1. %{-zuSyati} , %{-te} , to be thoroughly dried up , to shrivel , wither (lit. and fig.) , pine , waste away MBh. : Caus. %{-zoSayati} (Pass. %{-zoSyate}) , to dry up , emaciate ひどく痩せる Ka1v.) ひよすい (r-y)
【賛】pratanu (= mfn. very thin or fine , delicate , minute , slender , small , insignificant Ka1v. Sus3r. (also %{-ka} ; ind. %{-kam}) ; %{-nU-kR} , to render thin , emaciate , diminish , weaken 弱くなる MBh.) ひよすいな (r-y) | あの人はひよすいわい | Period |
イヨ | ひる | 放屁 | これも西予市宇和町だけ?w
【賛】pard , pardate (= fart おならをする.) ひるだ | | Period |
イヨ | びろびろ | 物欲しげで下品とかさもしい | 一般的には「異性に対してすぐにだらしなくなるさま。でれでれ。」ですが、宇和の方では物欲しげな様子を言うみたいです。 【賛】paravant (= a. subject to another, powerless, helpless, beside one's self; dependent on 依存的, devoted to 〜に熱中状態 (loc., gen., or ---).) びろびろ (t-r) | (物欲しげに)びろびろするもんじゃない | Period |
イヨ | ふうがわるい | みっともない |
c. 【讃岐弁】 「ふが悪い 【体裁が悪い。格好が悪い。「ふうが悪い」とも】」と同一。 | そがいなことしよったら、ふうがわるいけん。 | じさん |
イヨ | 分限者(ぶげんしゃ) | 金持ち | 【民】pAkkiyam (= 01 1. lot, destiny; 2. happy destiny, good fortune, auspicious fate; 3. prosperity, riches 富、金持ち; 4. the 15th of the 15 divisions of day) ぶげん | | Period |
イヨ | ぶち | 意味をつよめる? | ぶち泣かす ぶちしんどい ぶち殺す 八幡浜でよくいいます | ぶちしばく | 菊池 |
イヨ | ふとい | いっぱい | 【賛】puSTa (= mfn. nourished , cherished , well-fed よう食べた, thriving , strong , fat , full 一杯, complete , perfect , abundant , rich , great , ample Mn. ; rich in , blessed with (instr.) Das3. ;) ふとい | お腹ふとい | ひめ |
イヨ | へこい | ずるい | へこい事をするな
c. 【土佐】 「へこい(ずるい)」と同一。 | | ??? |
イヨ | へらこい | エロいこと、Hなこと | 川之江限定らしい
【民】viraki (= 1. one pining from the separation from one's beloved; 2. lascivious 〔人や言動が〕好色な、いやらしい。わいせつ[みだらな] person) へらこい | あいつほんまへらこいわ | sss |
イヨ | へらこい | ずるい、卑怯 | 愛媛全域で使われる
【民】viraku (= 1. means, expedient, contrivance; 2. cleverness, prudence, tact; 3. cunning ずるい; 4. discretion, discriminative knowledge; 5. enthusiasm; 6. confectionery) へらこい
c. 【讃岐】「 へらこい 【【形】ずるい。「ずべらこい」とも。】」と同一。
| よいよ〜、へらこいわい〜 | ゆうなみ |
イヨ | へんど ☑ | 意地汚い人 | お遍路さんの托鉢が元になってるという説も…今では差別用語擦れ擦れだが、昔は当たり前のように飛び交っていたと思う。※「方言」として記載しただけで、お遍路さんに対する差別の意味ではありません。ご了承くださいm(- -)m
c. IYo3 の「へんど」と同じ | このへんどの子が!! | 名無しの伊予人 |
イヨ | ほうぐかご | ゴミ箱 | 放るカゴ=ほうぐかご西条、新居浜では使います。 【民】perukkal (= 1. sweeping 掃くこと、掃除、ゴミ; 2. multiplication; 3. improving, making prosperous) ほうがる
【民】kaccAl (= wicker basket for catching fish 魚を捕まえるための籐のバスケット) かごの (c-g) | そこの、ほうぐかご取ってんや | やっちゃん |
イヨ | ほーとー | とても、すごく | ほーとー甘いみかん 【賛】varSiSTha (= mfn. (accord. to Pa1n2. superl. 比較級 of %{vRddha}) highest 最高の, uppermost , longest , greatest , very great 偉大 RV. ; oldest , very old L.) ほーとー | とても甘いみかん | 藤野茜 |
イヨ | ほかす | 捨てる | c. 【淡】 「ほかす(ほる、ともいう)…(動詞)捨てる。」と同一。 | | てるちゃん |
イヨ | ほこっとる | ホコリが溜まっている。(ホコリが舞っている。) | 【賛】pariguNDita (= mfn. covered with dust 埃(ほこり)で覆われている, S3i1l.) ほこっと る | ここ、結構ほこっとるなぁ | まぴ |
イヨ | ほじゃけんの〜え〜 | だからさぁ〜 | 「ほじゃけん」+「の〜え〜」という感じではなく、もはや1つの単語的な。 | | まぴ |
イヨ | ぽん ☑ | 糞、う○こ | 他にうんぽんという | あ、犬がぽんしてる | じゃがいも学園 |
イヨ | ほんじゃけん | 〜だから | 【賛】prAJc (= mfn. (fr. %{pra} + 2. %{aJc} ;; from now , henceforth 故に、〈文〉この時点より、ただ今より、これ以降 Var. ; up to , as far as ) ほんじゃけ (r-n) | ほんじゃけん○○しよやぁ | ??? |
イヨ | 〜まい | でしょ/でしょう? | せまい(しないでしょ)・知らまい(知らないでしょ)。相手のことを決め付ける言い方っぽい。相手を見下している風にも受け取られる言葉。 | ○○の事やか知らまい?(○○のことなんか知らないでしょ) | ??? |
イヨ | まがる ☑ | さわる | | いらんことまがるな | 轍 |
イヨ | まくる | 捨てる |
【民】vilakku-tal (= 01 1. to turn aside; to divert; to avert, prevent; to cause to leave; to put out of the way; 2. to forbid, prohibit; 3. to check, retard, obstruct; 4. to inset, fix; 5. to change; 6. to dismiss, as from a post; 7. to eschew, discard 捨てる, remove; 8. to repudiate; to controvert; 9. to separate) まく (v-m, l 無音) る | このゴミまくるよ〜 | 坊ちゃん |
イヨ | まけまけいっぱい | コップからこぼれるほどいっぱい | これもたぶん旧東予市近辺の方言。表面張力でこぼれそうなほどいっぱいジュースなどを入れて欲しい時に使う言葉です。 | まけまけいっぱいついで | りゅうくんのパパ |
イヨ | まける ☑ | こぼれる | まけるのイントネーションは【ま】にアクセントです。ww | ジュースまけるやんか。 | 愛魅+。 |
イヨ | まける ☑ | 水などがこぼれること | | 水がまけた | みわ |
イヨ | まことよ | その通りだよ | 文語のようですが口語です
【民】nikaNTAyiru-ttal (= to be true 正しい, just, exact) まことよ (N 無音)
【民】nAkkuRuti (= being true to one's word) まこと | | ♪ |
イヨ | まっさらぴん | 「さら」の最上級。真新しいもの。 | 伊予市だけかも・・・松山の人が使ってるのあまり聞いたことない。 | このノートはまっさらぴんじゃけんの。大事にお使いな。 | 名無しの伊予人 |
イヨ | まっちくり | まって〜 | | ちょっとまっちくり〜 | 梨莉子 |
イヨ | みぞい | 短い |
土佐弁「【土佐】 みぞい(短い)」 | 足みぞいんよー | もももんち |
イヨ | むつこい | 油っこい |
c. 【讃岐】 むつごい 【形】あぶらっこい。くどい。食べ物以外にも用いる。 | このから揚げむつこい | ??? |
イヨ | めんどしい☑ | みっともない | 初めて聞いた時は“めんどくさい”って意味かと; | | ♪ |
イヨ | めんめに | 各々で | 人がする動作の状況を表しています。
c. 【讃岐】 めんめ めいめいで。自分で。 | まとめてせずに、めんめに注文したらえんよー | 紘☆ |
イヨ | もんた | かえってきた |
c. 【土佐】 もんた(帰った) | | ??? |
イヨ | もんたよ☑ | かえったよ | | いまもんたよ〜! | 亜衣 |
イヨ | やいと | お灸 | そんなん言よったらやいとすえるぜ!
c. 出雲弁・石見弁の「やいと、やえと【(〜をすえる) お灸、(お灸をすえる)】」、大分弁「やいと」、富山弁、と同じ
| | 胡梅 |
イヨ | やおい | 柔らかい |
【民】aviz-tal (= 01 1. to become loose, united; 2. to open, expand; 3. to fade, fall; 4. to drip; 5. to soften 柔軟化, melt) やおった | このご飯はやおいな | Period |
イヨ | 〜やけん☑ | 〜だから | c. 「ほんじゃけん/ ほじゃけんの〜え〜/ 〜じゃけん/ 〜やけん/ やけんね〜/ けん]皆、同族。「けん」参照。 | | かすみ |
イヨ | やけんね〜☑ | だからね〜 | 標準語が「だから」だったら
愛媛は「やけん」とか「じゃけん」て言いますね!じゃけんは広島でも言われるそうです!
c. 「ほんじゃけん/ ほじゃけんの〜え〜/ 〜じゃけん/ 〜やけん/ やけんね〜/ けん]皆、同族。「けん」参照。 | やけんね〜○○なんやって〜! | ミカン姫 |
イヨ | 〜やったら?? | 〜だったら?? | d西予市三瓶町d だったら??とも言う人もたまにいる。けど、うちはやったら??と言うよぉ。
【賛】vas, vaste (= 3 put on, don, enter, assume 仮定する (an appearance). C. clothe,) やった
【賛】Azrayin (= mfn. assuming 〜と想定するならば, occupying. (a place) , taking possession of (comp.) Ra1jat.) やったら | もしもうちが、大人やったら?? | おふう |
イヨ | やるかい | やるじゃないか やるじゃん | | お前、やるかい!! | ehime daisuke |
イヨ | 〜やろ? | 〜でしょ? | | いけんやろ〜 | ??? |
イヨ | 〜やん | 〜じゃん | | 小学生やなくて、ちゅうがくせいやん | かすみ |
イヨ | よいよ | 本当に、ほんまに |
【賛】eva (= 1 (in the Sam2hita1 also %{evA4}) ind. (%{i} Un2. ; fr. pronom. base %{e} BRD. , probably connected with 2. %{e4va}) , so , just so , exactly so (in the sense of the later %{evam}) RV. AV. ; indeed , truly , really 本当に (often at the beginning of a verse in conjunction with other particles , as %{id} , %{hi}) RV. ;) よいよ | よいよ変わっとるのう | ゆうなみ |
イヨ | ようけ | たくさん、いっぱい |
c. 京都弁、石見弁、大分弁と同じ。【淡】ようけ…「よおけ」とも発音する。(人・物などが)たくさん。大量に。一杯。
【讃岐】 よっけ(ようけ) 【副】たくさん。 | また、ようけ持ってきたな! | マルマみかん |
イヨ | よもだ ☑ | とぼける、無責任 | | よもだを言うな(無責任なこと言うな、とぼけるな) | 坊ちゃん |
イヨ | よわみそ | 弱い者 | 【賛】avIryavat (= (%{a4-vIrya-}) mfn. weak 弱い, powerless MaitrS.) よわみそ (v-m) | おまえほんまによわみそじゃなあ | 竹村 |
イヨ | 〜られん | 〜してはいけない/〜ない方がいい | 主に目上の人が目下の人に使う言葉。逆に、目下の人間が目上の人に使うと、やや無礼な物言いになる言葉。 | そこは入られん(そこには入らない方がいい/入ってはいけない) | ??? |
イヨ | りこもん | 利口者 | 【賛】Rbhu (= a. skilful, clever 賢い; m. artist, builder, N. of three myth. beings, the Ribhus, esp. the first of them.) りこう (bh-k)
【賛】Rbhumat (= mfn. clever , skilful , prudent 〔実務に関して〕分別のある、良識的な、堅実な RV.) りこもん (t-n) | | ♪ |
イヨ | 〜わい | 〜するね | 他県出身者には、最も気になる語尾です。 | 〜しようわい | ちえ |
イヨ | わちぼ | 管理 | 新居浜(別子山を除く)、旧西条では使っているを確認済みです。
【賛】vazitva (= n. self-control 自己管理 or power over 〜支配しようとする力 (loc.).) わちぼ 100 点 ◎ | 自分の体は自分でわちぼするんよ | ピザパパ |
イヨ | わや | おおごと、大変、滅茶苦茶である様 等 | まぁ要はえらいこっちゃ、と受け取っても差し支えないかと c. 【讃岐弁】 「わや 【=ごじゃ。無茶苦茶。】」と同一。 | わやじゃ…。わやじゃねぇ…。わやんなるよ。 | ??? |
イヨ | 〜んでー? | 本当なんで〜。 | | あいつってばかなんで〜。 | 喬之Love子 |
〒Iyo3 ここはアンカー名 = Iyo3 です。 伊予弁 Iyo1, Iyo2
伊予の方言 - デジタルシティえひめ
from 伊予の方言 よく使う100語 + 代表10語 --- Copyright (C) SPC Co. Ltd. All rights reserved.
c. audio を聞いてみると、このサイトはかなり強烈ですね。全く想像できない単語ばかりですワ。
Iyo1, Iyo2 の table と重複した単語には、☑ を付けた。
インド弁被覆率 = 109/ 110 = 99% (へんじょこんご「遍照金剛」 の 1 単語のみ、インド辞書から探せなかった。)
鳥瞰図
代表的 10
いんでこうわい
おしまいたか
おまい・あし
かやる
しと・ひち
なもし
なんしに
はせだ
まがる
よもだ
| あ行
あつかむ
いがる
いきもって
いこずねる
いっぷり
いなげ(な)
いにし(な)
うととる
えせらいご
おっくばみ
おっとろしや
おっぱがつかん
おとどい
おとみ
おなぐさみ
おなごし
おまいすかく
おんだいげ |
か行
かいさま
がしん
かってこい
かわくるしい
くいさし
くさし
くじくる
けったくそ
げどされ
けんど
こしくれる
ごじゃ
ことんならん
ごねる
| さ行
さい
さしくる
さっちに
しこたま
しゃぐ
じゃらじゃら
しょうたれ
じょん
しらんで
しりくすぼい
しんしょありたけ
すってもむいでも
すぼっこい
ずぼら
せせかましい
せびらかす
そうたいぶりく
そん
ぞんじ |
た行
たこらばち
ちびる
ちょうさいぼ
ちょびっと
ちんちべべ
つづまり
つばえる
てがう
てがましい
どうしこうし
とっと
とっぽさく
とばとば
どべ
どんざ |
な行
ぬすくる
ねや
ねんご
のふぞう |
は行
はちはん
ひこずる
ひして
ひねとる
ひまいる
ひょくひょく
びんだれ
ぶく
へこだすい
へっち
へらこい
へんじょこんご
へんど |
ま行
まつぼり
まどう
みてくれ
むかわれ
むつごい
めんどい
めんめこぎ
もがう
もげさく
もぶり |
や行
やぎね
やたけだに
やねこい
やまこ
やんしに |
ら行
りいする
| わ行
んだら |
伊予の方言 代表的な方言10
- [イヨ] audio いんでこうわい
「去んで来る」こと。ワイは終助詞。「帰ります」の別れのことば。「きょうのところは、ひとまず帰りますが、また来ます」の意。別れ難い、腰を上げにくい思いが尾を引いている。出かけるときは「いてこうわい」で「行って来ます」、戻るときは「もんてこうわい」。行くも帰るも「こう(来)わい」になる。
【賛】anujJA
(= 1 to permit 許可, grant , allow , consent ; to excuse , forgive ; to authorize ; to allow one to depart , dismiss , bid farewell to 別れを告げる; to entreat ; to behave kindly: Caus. %{-jJApayati} , to request , ask permission 〜してもいいですか, ask for leave to depart そろそろ帰るわ, to take leave: Desid. %{-jijJAsati} or %{-te} , to wish to allow or permit Pa1n2.) いんじゃにゃー → いんでくら
c. 【淡路弁】
いんでくら 別れ際に言う。帰るよ、帰るね、帰ってくるね、の意。そのほか、「いんでこおよ」「いんでこおの」などとも言う。漢字にすると「去んで来ら」か?
- [イヨ] audio おしまいたか ☑
夜の挨拶ことば「こんばんわ」。中予の在郷ことばとして、今もしっかり生きている。今日一日の仕事が段取り良く仕舞いがつきましたか、の意。
【賛】astamita
(= (%{a4st-}) , set (as the sun) AV. ; come to an end 終わりが来る, ceased 〜をやめる、中止する, dead 死んだ R. ; (%{e}) loc. ind. after sunset 日没後、日が暮れた A1s3vGr2.) おしまいた
c. 京都弁「おしまいやす (=こんばんは)」、富山弁「おしまいなはんしたか 【一日の仕事を終えられましたか。夕飯を終えられましたか。こんばんは。】」と同系。
- [イヨ] audio おまい・あし
「梅ヶ香やおまいとあしの子規眞之」酒井黙禅の句。司馬遼太郎の『坂の上の雲』の世界である。「御前と儂」はオマエとワシだが、これがオマイとアシになる。「君と僕」では軽っぽく「貴様と俺」では大人っぽすぎる。オマイとアシと呼び合ってこそ豊饒で奔放な松山言葉の世界が子規と真之の仲をつなぐのである。
【賛】ava おまい
【賛】vyaSTi あし/あて/あてい
- [イヨ] audio かやる
覆返る、ひっくり返ることを「カヤル」という。「カエル」が訛ったもの。東・中予では曲がること、倒れることをいう。鶏の卵がふ化しても、船が転覆しても「カヤッた」というからややこしい。
【賛】vRt, vartate, -ti, vavartti
(= ; act, proceed, behave. C. turn round (tr.), move about, upset 転覆した、ひっくり返った , alter, change, renew; turn topsy turvy 〜をめちゃくちゃにする、完全に〜を混乱させる、〜を逆さまにする i.e. confuse, destroy. {vipari} turn round, roll (w. {hRdaye} = prec.), roam about, change 変わる, alter. {saMpari} the same+come back, return 帰る; get rid of (abl.). {pra} turn forward, set out, move on;) かやる (v-k)、かやった (v-k)
【民】kujncupori-ttal (= to hatch 孵化する, produce young from eggs) くにゃすぽり → かやす △
- [イヨ] audio しと・ひち
松山では「ヒ」と「シ」がひっくり返る。人間は霊長類ヒト科の動物、が、松山にはヒトはいない。いるのは『シト』である。シトがシトリ合点して、シトリ歩きしながらシトリ占めしている不思議なクニがわが町・マッチャマ。数の初めはヒトツだが、シトゥリ、フタァリと数える。数字の七もシチではなくてヒチになる。質屋はヒチヤ。
【民】cAtu (= 01 1. that which is good, excellent; 2. good, virtuous person 善良な人; 3. Arhat; 4. ascetic; 5. religious mendicant, especially from North India; 6. harmless person 無害な人, simpleton; 7. cf. sva1du insipidity, as of mild pepper-water) しと
c. インド語に person で「しと」は有るが「ひと」は無かった。「ひと」の発音はアッカド語である。
【悪727.】 ḫīṭu (= : [Legal] harm, crime ; penalty 1) failing , defect (commodity , person) 2) crime , sin , error , a fault) 人(ひと) ◎
【賛】sApta or {sApta3}
(= n. the number seven 7.) しち (p 無音)
- [イヨ] audio なもし ☑
『坊っちゃん』のおかげで松山言葉の代表になった。ナは念押しの終助詞、モシは申しで敬意がこもる。マウシ→モウシ→モーシ→モシと変化したとする説が有力。一方、万葉集で散見するナモに強意のシが結合したとする説もある。『坊っちゃん』はナ・モシの二語で使っているが、両語は融合していて使用上の区別はない。丁寧語だから同輩や目下の人には使われない。東予でノウシ、ノンシ、南予でナアシ、ナシ…となる。
【賛】nanu
(= adv. not, by no means, never; also interr. = nonne, or affirm 断定する、肯定する ({nca}) = certainly 確かに, I suppose 〜だと思う, I dare say 敢えて言う etc. ; w. an imperat. = pray, do, just.) なも
【民】nErviTai (= 1. affirmative answer 肯定的返事; 2. direct straight answer) なもし (v-m)
c. 「なも、なもし」 は、インド弁由来だなもし。
c. 名古屋弁「なも(+し) 【語尾につけ「〜ねえ」「(〜です)な」】」、 「〜なも」 は富山弁でも使う、と思う。
- [イヨ] audio なんしに ☑
相手の主張を強く打ち消すとき使われる副詞。いいえ、それは違いますの意。相手の話をさえぎるカタチで全否定する。同じ意味で「イイエノコトよ」がある。どちらも相手の言い分をピシャリと押し返す力が込められる。普通は「ホジャケンドなぁ」「ソジャケンドなぁ」(そう言われますけれど…)とまず相手をたててから自説を述べるが「ナンシニ」は独立して使われる。伊予言葉は罵声・侮辱語を除くと一般的にやさしい。そんな中で珍しくキツイ言葉。
- [イヨ] audio はせだ ☑
仲間ハズレ、除け者、はじき出された余り物。「端」と同意。布きれをハゼ布、田の端をハゼという。松山に残る固有の言葉。類縁言葉と考えられるものに南予の「はぜのけ」、東予の「はせぬけ」がある。ともに「いびりだす」という語感が強い。ムラハチブ(ムレハチブ)に近い。今風にいうなら…「シカト」。
- [イヨ] audio まがる ☑
共通語で「曲る」。まっすぐでないことをいう。中予では「触る」「邪魔になる」の意。もてあそぶ、いじることを「弄(いら)う」というが、「それイラウな(イロウな)」とマガルとほとんど同意。さまたげ、さわりの意も「マガル」になる。
- [イヨ] audio よもだ ☑
とぼける、しらをきる、しらばっくれる、またはその人の意。無責任な言動をして、信頼がおけない人(特に男性)の蔑称。度を過ぎると「クソヨモダ」「オオヨモダ」になる。ことの後先は計算にない存在で、怠け者の意を含む。
伊予の方言 あ行(あ〜お)
- [イヨ] audio あつかむ
扱いの度が過ぎること。うるさくやかましいことを「アツカマシイ」という。扱うが転じたもの。ずうずうしいの意も。
【賛】zardhamAna
(= mfn. mocking 嘲る([あなどる]ような), defiant 反抗的な、挑戦的な、大胆な、傲慢な、開き直った、素直でない, bold 大胆、図々しい RV.) あつかむ (z-a, h-k)
【賛】zardhanIti
(= (%{za4rdha-}) mfn. `" acting boldly "' or `" leading the host (of Maruts) , `" Ry.) あつかましい (z-a, h-k)
- [イヨ] audio いがる
幼児がダダをこねる時に出すカン高い声。またその様子。
【賛】Akru
z (= (p. %{-krozat}) to cry out at わめく, call out to ; %{-kro4zati} (perf. 3. pl. %{-cukruzuH} R. ; ind. p. %{-kruzya}) to call to any one in an abusive manner , assail with angry and menacing words , scold at , curse , revile TS.) いがる
c. 石見弁「いがる、(ごうげにいがって) 【叫ぶ、泣き叫ぶ、(大声で泣き叫んで)】」、【讃岐弁】「 いがる 【【動】怒鳴る、泣き叫ぶ 「なにいがっりょんや」】」と同じ。
- [イヨ] audio いきもって
イキは行き、モッテは同左の継続をあらわす「ナガラ」、文語で「ツツ」。
※来もって、走りもって、しゃべりもって。動詞の連用形。同じ進行継続体に「ヨル」がある。
行きヨル、来ヨル、見ヨルなど。
【民】naTa-ttal (= 1. to walk, go, pass, proceed; 2. to behave; 3. to spread; 4. to happen, occur, ensue, take place, as performance, occurrence or event; 5. to rage, as war; to be rife, as disease; to prevail, as influence; to be in progress 進行中, as a performance; 6. to be fulfilled; to be effective; 7. to be reckoned as equal; to go along with 〜しつつ、〜に沿って、〜しながら) もって
【民】mATTu (= 03 a mode of construction in verse, which consists in taking together words connected in sense 同時使用の, whether far removed from each other or in close proximity; 2. blow, stroke) もって
【賛】saMsad
(= f. `" sitting together 同時設定"' , an assembly meeting , congress , session , court of justice or of a king. RV.;) つつ
【賛】samazas
(= adv. together, simultaneously 同時に.) つつ
【民】makaramukam (= a gesture with one hand in which the thumb and the forefinger are held upright while the other fingers are held together and apart from them) ながらむかん
c. while, in progress, progressive, continuous 等に、ズバリの「もって」「ながら」「つつ」「より」は無かった。why?。疲れる。しょうがないので together で攻めた。
- [イヨ] audio いこずねる
ねじれ、曲がっていること、意地悪くひねくれていること。「いこ」は接頭語、「すねる」は拗ねる。盆栽などではほめことばに使われる。
【賛】aGkuzin
(= a. hooked, crooked 心の曲がった、不正直な、ひねくれた、不正な。湾曲した、曲がっている、屈曲した、ゆがんだ、ねじれた, deceiving うそをつく、人を欺く.) いこずね
- [イヨ] audio いっぷり
短気で偏屈もの。どこか一風かわった扱いにくい面を持つ人。「イップリカキ」「イップリカワキ」とも。
【賛】viparIta
(= mfn. turned round , reversed , inverted A1s3vS3r. ; being the reverse of anything , acting in a contrary manner , opposite , contrary to (abl.) Ka1v. ; going asunder or in different directions , various , different Kat2hUp. ; perverse @〔人や行為などが〕つむじ曲がりの、ひねくれた、あまのじゃくな。A〔人や性格が〕ひどく頑固[強情]な、間違いを認めない, wrong , contrary to rule MBh. ; adverse , inauspicious , unfavourable ib. ; false , untrue Bha1m. ; (%{A}) f. a perverse or unchaste woman L. ; N. of two metres RPra1t. ; %{-kara} or %{-kartR} mfn. acting in a contrary manner or perversely MW. ;) いっぷりだ
c. コレ、難しかった。疲れた。
- [イヨ] audio いなげ(な) ☑
変な、風変わりな、常態でないの意。異な怪(気)なからか。周囲と釣り合いのとれない風物とまた人。「異な事」の様子をいう。
- [イヨ] audio いにし(な) ☑
- [イヨ] audio うととる
修理、手当て不能。寿命がつきた、参った、歌い尽くして息切れしたの意か。
【民】azi-tal (= 01 1. to perish 消滅する, to be ruined 滅びた、廃虚と化した; 2. to decay, to be mutilated; 3. to fail, to be frustrated; 4. to become unsettled, to lose standing; 5. to be defeated; 6. to melt with love; 7. to suffer, to be troubled; 8. to be disheartened; 9. to swell, increase; 10. to sympathise with; 11. to be spent, used up, sold out, exhausted 使い尽くされた、水の枯れた) うと る
- [イヨ] audio えせらいご
「セライゴ」は競う子のこと。子がなくて養子をもらってから産まれた実子のこと。土佐では「養子憎み」という。
c. タイトルは「えせらいご」なのに、解説は「セライゴ」だって。バカじゃないの。
c. child, baby, adopt で調べても無いので、 web を探したら、「「えせらう」とは嫉妬するといった意味の方言です。」だって。--- このサイトの著者は、マヌケなんだ、と実感。
cf.
奇跡の子!
【民】
azal-tal (= 02 1. to burn, to glow; 2. to shine; 3. to burn; 4. to be acrid; 5. to become angry 怒る, get into a rage 激怒する; 6. to be
jealous 嫉妬する, to envy 恨む)
えせらう
c. この「えせらう」は、今治弁の「
えせらう (混乱させる)」の方がピッタリだと思う。
【賛】
Artatara
(= mfn. extremely pained , disturbed 〔平安や静けさを〕乱す、破る、かき乱す,
confounded 〔人を〕混乱させる、当惑させる、ろうばいさせる R.)
えせらう
- [イヨ] audio おっくばみ
座る、正座する。つくばいから出た語か。うづくまるのではなく、キチンと正座すること。主に幼児に対して使う。
【民】
accuvamukAtan2am (= a yo1gic pose in which the person sits cross-legged, places his elbows on his
knees and rests his cheeks on the palm of his hands (TLS))
おっくばみ...
c. 弥勒菩薩の
半跏思惟(はんかしゆい)の足を胡座(あぐら)に組んで、左肘は膝の上、右手の指はホッペタに当てているポーズで、正座では無いが、発音はそのまんま東である。
- [イヨ] audio おっとろしや ☑
「恐ろしや」の転だが、相手に威圧を感じた時、羨望の意も込めて感嘆詞のように使う。驚異、感嘆、賞賛の意がこもる。
- [イヨ] audio おっぱがつかん
整理、整頓、後始末ができないこと。散らかして片付けるのにどこから手を付けてよいのやら、見当がたたない。
【賛】ApU
(= A1. (Impv. %{A4-pavasva} RV. ; once P. %{A4-pava} RV. ; p. %{-punAna}) to be pure 浄化、整理; to flow towards after purification ; to carry towards in its course (as a stream) RV.) おっぱ
【賛】apApa
(= mf(%{A})n. sinless 無罪, virtuous , pure.) おっぱ
【賛】avadAta
(= mfn. ( %{das}) , cleansed , clean , clear Pa1n2. ; pure , blameless , excellent MBh., of white splendour , dazzling white ib. ; clear , intelligible Sa1h. ; %{as} m. white colour L.) おっぱついた
- [イヨ] audio おとどい
オトウトの省略がオトト。兄弟、姉妹、きょうだい、はらからの意。
【賛】vatsa
(= m. (prob. originally , `" yearling 《動物》1年子"' , fr. a lost word %{vatas}) a calf , the young of any animal , offspring 子孫, child 子供 (voc. %{vatsa} often used as a term of endearment = my dear child 愛する我が子, my darling) RV. ; a son , boy (see %{bAla-v-}) ; a year (see %{tri-v-}) ;) おとど
- [イヨ] audio おとみ
オトミ(弟見)は共通語では「次の子をはらむ」ことだが、もらいものに対する形ばかりのお返しをいう。
【賛】AdhAv
(= P. %{A4-dhAvati} (A1. only p. %{-dhAvamAna} MBh.) to flow towards , run near RV. ; to come running , run or hasten towards ; to return お返しする RV.) おとび、おとみ (v-m)
【民】tirivu (= 1. change, alteration 交換, variation; 2. failure; 3. ruin; 4. motion; 5. that which is returned as bed, as a coin;) とび
c. 出雲弁の「つけごめ, とび, かえとび 【(物を頂いたときの)その場でのお返し】」、博多弁の「おとび、おとみ【お遣い物】」、岡山弁「とび(名詞) 【簡単なお返しの品】」と同じ。
c. 「オトミ(弟見)」は、多分下記。
【賛】antarvat
(= (%{anta4r-}) mf(%{vati} [RV.] or %{vatnI
})n. pregnant 妊娠する RV.) おとみ、おとむ (v-m)、おとんだ (v-n)
- [イヨ] audio おなぐさみ
野原や海辺に出て、仲間が集まって娯楽の食事をすること。手料理を重箱につめて、ムシロかゴザを広げた上で楽しむ。得に月後れのヒナ節句(4月3日)に行われた。子規も東京・根岸の病床で故郷松山での「オナグサミ」の風習をなつかしんでいる。お雛様のごちそうを平らげるところから「ヒナ荒らし」ともいう。
【民】mELakkaccEri (= entertainment 娯楽、慰労会 by me1l2a-ka1rar) なぐさめ (r-m)、ねぎらい (c 無音)
【賛】mahAnuzaMsaka
(= (%{-hA7n-}) mfn. being of great comfort 〔苦痛や心配からの〕癒し、慰め or advantage DivyA7v.) なぐさめさか
c. オリジナルサイトの編集ミスで audio 不在。
- [イヨ] audio おなごし
女(オナゴ)の衆、女中。オトコシは男の衆、下男。青年はワカイシ(衆)。
【民】aNagku (= ; 9. beautiful woman 美しい女性, as resembling a celestial damsed damsel 〈古・詩〉乙女。 訳: 天女に似た美しい女性; ) おなご
【民】cavaiyAr (= 1. members 部員、衆 of a village council; 2. a sect of brahmins) しょう、し
c. 名古屋弁「おなごし 【「女衆」と書き「女子」の意】」と同じ。
- [イヨ] audio おまいすかく
追従して、へつらいこびること。「売僧(まいそう)」から転じた語か。またその人を「オマイスカキ」という。品性下劣の意。「オヘツカキ」とも。
【賛】anuSTuti
(= f. praise 賞賛、賛美、ごますり, eulogy 〈文〉称賛、賛美、推奨.) おまいす
【民】pOtaravu (= 02 1. respectfulness of language, affability, blandishment; 2. civility, urbanity; 3. adulation, flattery へつらい; 4. using anything with care) へつらひ
【民】pukazcci (= praise, adulation へつらい、お世辞、誇大な称賛) べっかす
- [イヨ] audio おんだいげ
恩着せがましく、勿体ぶって。
【民】Ataravu (= 01* 1. love, affection, kindness; 2. support, patronage 恩人ぶること/ パトロンぶる、恩着せがましい態度。〔支援者による芸術などへの〕後援、支援; 3. comfort, consolation, kindness) おんだいげ (+ん, v-g)
伊予の方言 か行(か〜こ)
- [イヨ] audio かいさま
反対、あべこべ、裏返し。返様(カエザマ)の語がある。逆さま。
【民】kaiyiRakkam (= 1. first serve in a game of cards; 2. reverse 逆転 of fortune 富、運) かいさま (R 無音, kk-s)
c. 【土佐弁】 かいさま(反対) ex. かいさま寿司、は、ネタが裏返し。
c. [ 高松方言 ] かいさま = 逆さま。変えざま,事態を逆転する,ということでなかろうか。
- [イヨ] audio がしん
いじけた、縮こまった、しみったれたの意。哀れなの意も。
【賛】kuJcana
(= n. contraction 収縮、短縮、縮小.) がしん
- [イヨ] audio かってこい
東・中予ことばでは「借りて来い」「借って来い」となる。共通語で買って来いは「コウテコイ」
【民】kaTan2 (= 1. duty, obligation; 2. debt; loan of money, of goods on trust; 3. borrowed article 借り物; ) かったん
- [イヨ] audio かわくるしい
かわく+くるしい。しいは状態をあらわす。とくにむつごいものを食べた後ノドのあたりがこうなる。
【民】karakarappu (= 1. irritation イライラ in the throat 喉(のど); 2. hoarseness or heaviness of voice; 3. importunity; 4. teasing, harassing) かわくるひー、からからひー
- [イヨ] audio くいさし
古語に「食い止す」とある。食べてしまわないで残したもの。
【民】cETam (= 01 1. that which remains 残り物; remnant, surplus; 2. remainder; 3. food, flowers, etc., offered to a deity; 4. food considered polluted when something out of it is given to women in their periods, low-caste persons, etc.; 5. ellipsis; 6. slave; devotee) さしの
- [イヨ] audio くさし
動作を中途半端でほうり出す状態。食べくさし、飲みくさし。
【民】kacaTu (= 01 deficiency 不足 (TLS)) くさし
【賛】kaduSNa
(= mfn. tepid 中途半端な[生ぬるい]。熱意に欠ける、気のない, lukewarm 熱のこもっていない、不熱心な、いいかげんな、中途半端な、どっちつかずの、手ぬるい Pa1n2. ; harsh , sharp (as a word) Naish. ; (%{am}) n. slight warmth , lukewarmness W. (cf. %{kavo7SNa} , %{ko7SNa}.)) くさしな
c. 「〜くさし」の意味は、出雲弁の「ねくさし 寝不足」の「くさし」と同じで、『〜不足』の意、である。出雲の人は、そう解釈している。
- [イヨ] audio くじくる
道理の通らない駄々をこねること。クジは公事で訴訟ごと。あがらって我意を通すこと。
【民】kEcu (= suit; complaint 不平を言う) くじ る
【賛】kR
(= {karikrati
} (3 pl.) do repeatedly 反復処理.) くる、くりかえす
c. 【石見弁】 「くじくる、くじくって 【不平なことをいう、むずかる、むずかしがって】」 と同じ。
- [イヨ] audio けったくそ
ケタクソは卦体の約で縁起が悪いこと。転じてしゃくにさわる。腹立たしいの意。「ムネクソが悪い」も同意。ケタクソとも。
【賛】kaTukita
(= a. irritated イライラ (lit. made sharp).*) けったくそ
【賛】krodhacakSus
(= n. an angry 怒り eye. つまり、怒りの目) けったくそ
【賛】kruddha
(= mfn. irritated イライラ状態, provoked 立腹, angry 怒り with (dat. , gen. loc. , or %{upari} or %{prati}) on account of (acc. with %{anu} Bhat2t2.) ; fierce , cruel W. ; (%{am}) n. anger W.) けった
c. 【京都弁】「けったくそわるい 【嫌な、いまいましい】」、富山弁「けったくそわるい」と同じ。
c. つまり、「けったくそわるい」=「イライラの状態が悪い」≒「腹の虫が悪い」
- [イヨ] audio げどされ
「ゲドウ」は外道と察しはつくが、この場合はののしり言葉。道に外れた言動をする人。
【民】kaTaicAri (= immoral 不道徳な、モラル[道義]に反する、モラルがない、人の道に外れた、背徳の woman) げどされ
c. out law, ... 色々 try したが、全滅。ALC 英辞朗で「道に外れた」としたら、素直に immoral が表示。アタリ。しかし、 woman だって。エマニエル夫人 ?。--- マアいいか。
cf. ごくどされ (愛媛の方言) ごくつぶし。放蕩者。 ※ 「げどされ」とも。東予では「ごくどれ」。罵るときに用いる。
cf. 延岡方言「か」行: げどされ 悪い奴・悪人 ex. あんげどされはろくなもんじゃねぇわ。(あの悪い奴はろくな者ではないです)
- [イヨ] audio けんど
篩い(ふるい)のことも伊予では「ケンド」というが、これは接続詞。けれどもの訛り。逆接に使う。「行くケン待っとれ」のケンは順接。
【賛】kiM tu
(= or though 〜だけれども - still) けんど
【民】kaTaittum (= even, when or where, although 〜だけれども、〜だが、しかし, used as an adverbial suffix) けんど、けども
c. 【淡路弁】「けんど 【接続詞としてはたらく。〜けど、〜だけどの意。】」、【土佐】 「〜けんど(文の終わりに付けて反対・対立・反論の意で)」
【賛】kaTAha
(= m. (rarely %{I} f. n.) a frying-pan ; ; a winnowing basket モミ吹き笊(ザル)、篩(ふるい)W. ; ) けんど (+ん)、けんどん (+ん)
c. 富山弁「ふるい 【篩(ふるい)】」と同系。
- [イヨ] audio こしくれる
拗ける(ねじける)の転。萎縮する、挫折するの意。もつれる、こじれる、こじくれるなどうまくいかない場合に使う。
【民】cuSkavAtam (= 01 atrophy 萎縮) こしかばーたむ → こしくれる
- [イヨ] audio ごじゃ
間違い、調子はずれ、あれこれごっちゃ。
【民】kuzappam (= 1. confusion, muddle 支離滅裂, disorder, embroilment; 2. perturbation, agitation, bewilderment, indecision; 3. disturbance, quarrel, commotion, tumult; 4. sedition, insurrection, rebellion; 5. squall, storm, hurricane, boisterousness of the weather or sea) ごじゃはげ (m-k)、ごじゃ
【民】kUTTAkkuzappam (= confusion of things, disorder 混乱状態) ごじゃごじゃ、ごじゃ、ごじゃはげ (m-k)
c. 【讃岐】 「ごじゃはげ 【無茶苦茶。「ごじゃ」とも】」の変化。
- [イヨ] audio ことんならん
ものごとが成就しない、事にならない。役にたたないの意。「ラチがあかん」とほぼ同義。
【民】kUTTimuTi-ttal (= 1. to gather and tie, as the hair; 2. to accomplish 完了する, achieve 成就する) ことになった
c. 「ことにならん」 = 「ことになった」+「ならん(否定形)」
- [イヨ] audio ごねる
文句を言ってごたつかせること。また死ぬる、くたばることも言う。自分の思い通りにしようとして文句をつける。
【民】kuNaTTu-tal (= 01 to coax, wheedle, speak amorously, as a countesan; 2. ot to whine ごねる、駄々をこねる in jest; to speak sacuily saucily, as petted children ふざけて駄々をこねる。 図々しく話す、かわいい子供たちとして; 3. to fascinate, atract attract by fine dress, etc) ごねた
【民】kaRALi (= state of being ungovernable or unmanageable 管理外, intractableness) ぐぜる (R-s-z)、ごねる (R-n)
c. 【熊本弁】「ぐぜる 【ぐずぐずいう,ごねる】」と同系。
【賛】gamita
(= mfn. caused to go , sent , brought Ma1lav. iv , 2 &c. ; reduced , driven to W. ; made to decease 病気にする or die 死ぬ MBh. ) ごねた or ごねる
c. 【出雲弁】「ごねる〔2〕 死ぬ ex. めちの真ん中でヘビがごねちょった。 【= 道の真ん中でヘビが死んでいた。】」 と同じ。
伊予の方言 さ行(さ〜そ)
- [イヨ] audio さい
スルの尊敬語「ナサル、ナサイ」のナが消えたもの。語尾に付ける。
【賛】sava
(= ; setting in motion , vivification , instigation , impulse , command , order 命令 (esp. applied to the activity of Savitr2i ;) さい
- [イヨ] audio さしくる
共通語では「繰り合わせる、差し支えないように都合をつける」だが、さしくると利益、さしくられると損をする。
【民】cATTu (= 02 1. assigning 割当, transferring; 2. accusing, charging) さす
【賛】samAdis
(= P. %{-dizati} , to assign , allot Mn. MBh. R. ;) さす
【賛】kR
(= {karikrati
} (3 pl.) do repeatedly 反復処理.) くり、くりかえし
c. 再割当て処理 re-assign, re-allocation。 tune, coordinate, accommodate, coordinate ... は、皆 NG だった。
- [イヨ] audio さっちに ☑
無理矢理に、一途に、強いての意。シャッチにともいう。無理押しの意を込めて使う。
- [イヨ] audio しこたま
共通語では「たくさん」「おびただしく」である。たんまり、より以上にという。あまりよい意味では使われない。
【賛】sahantama
(= mfn. (superl. 《文法》最上級 of %{sahat}) strongest , most powerful RV.) しこたま (h-k)
【賛】sahat
(= mfn. mighty , strong. RV.; lasting , solid ib.) しこと
c. 「しこたま」は、「しこと」+「たま」で、「強く」+「最上級」と言う意味。つまり、最高の強さ、ものすごく強く、の意。
c. 【石見弁】「しこたま、(〜まくれてなー) 【ひどく、たくさん、(ひどく転んだ)】」、熊本弁「しこたま」と同じ。
- [イヨ] audio しゃぐ ☑
扱いの度が過ぎること。うるさくやかましいことを「アツカマシイ」という。扱うが転じたもの。ずうずうしいの意も。 ---→ 原稿ミスです。 「あつかむ」の原稿が表示されている。 アホ。
- [イヨ] audio じゃらじゃら ☑
冗談、いい加減な、ばからしい言動、つかみどころがない様子をいう。
- [イヨ] audio しょうたれ
「性垂れ」。身の始末がきちんと出来ない。身持ちが悪い。とくに女性の蔑称。
【賛】sudurAcAra
(= mfn. very ill-conducted , very badly behaved 行儀が悪い or wicked , a profligate 放蕩者、道楽者、浪費家 W.) しょうたれから
- [イヨ] audio じょん
嬢がつまった語、未婚の女の意だが、十歳前後までの幼・少女をいう。男の子は「ぼう(坊)」。
【賛】taruNa
(= , f. {I} young, tender, new, fresh; just begun (heat), just risen (sun, moon, etc.). m. young man, N. of sev. plants, also a man's name; f. {taruNI} young woman, girl 少女; n. cartilage; sprout, stalk.) じょん
- [イヨ] audio しらんで
「知らんで?」の問いに対して「知らんで」と答える。アクセントの置き方で意味が反対に変わる言葉。
【民】tu (= 04 1. suffix 接尾辞 added to the demonstrative 描写的 and interrogative 疑問文 bases to form demonstrative neuter singular pronouns, atu, itu etc. and the interrogative pronoun etu ; 2. verbal termination denoting 1st person singular, as in varutu ; 3. verbal ending denoting 3rd person singular, neuter, as in vantatu ; 4. an expletive 補足的な、付け足しの、補充的な、付加的な added to basic forms, as in kat2aittu) で
c. 上記の解説の中に、動詞語尾で、疑問と断定の2様の用法は載っていないが、4. an expletive added to basic forms, と有るので、何でも有り得る。
- [イヨ] audio しりくすぼい
(やりそぐったため)恥ずかしい、負い目がある、恰好が悪いの意。「シリコソバイ」ともいう。
【賛】sala
jja (= mfn. feeling shame 恥ずかしい or modesty , bashful , embarrassed 〔人を〕ろうばいさせる、まごつかせる、当惑させる (%{am} ind.) Ka1v. ; m. Artemisia Indica and Austriaca L. ; %{-tva} n. shame , bashfulness Campak.) しり
じゃ
【賛】kRcchrIbhU
(= to become embarrassed ChUp.) こそばい
【民】kutAviTai (= 1. embarrassment; dislocation in business; 2. delay) こそばったい
c. 博多弁「シリコソバイカ 【embarrass 【面映ゆい】 恥ずかしくてお尻がむずむず、ここにじっと座っていられません・・・てな状況なんでしょうね。】」と同一。
c. 国語辞典: 恥ずかしい(はずかしい)/照れくさい(てれくさい)/面映ゆい(おもはゆい)。
関連語 こそばゆい [共通する意味] ★悪いことをしたり、あるいはほめられたりなどしてきまりが悪い。 恥ずかしい照れくさい面映ゆい。 [英] embarrassed
- [イヨ] audio しんしょありたけ
しんしょは身上。生命も含めて全財産一切合切のこと。そのあるだけの全て。
【賛】sanadrayi
(= (%{sana4d-}) mfn. bestowing wealth 授かった富 RV.) しんしょ、しんしょう
【賛】variSThaka
(= mfn. = prec. , most excellent 最高 or best Pan5car.) ありたけ
【賛】variSTha
(= 1 mfn. (superl. of %{uru4} q.v.) widest , broadest , largest , most extensive 最大限の範囲 RV.) ありたけ (h-k)
c. 【佐久弁】「しんしょう 【財産】」 と同系。
- [イヨ] audio すってもむいでも
是が非でも、どうんなことがあろうとも。痛手をこうむろうとも。身をすりむいてでも…の意。命運をかけて。
【民】cuttamAy (= wholly, utterly, absolutely 絶対に) すっても
【賛】satrA
(= adv. at once, together; along with (instr.); at all, by all means 全ての手段を用いて、必ず; thoroughly, much too.) すっても (r-m)
【賛】nitarAm
(= ind. (%{ni} with the compar. suffix) downwards TBr. ; in a low tone , S3a1n3kh. Br. ; completely , wholly , entirely ; by all means , at all events ; especially , in a high degree Ka1v. Pur. ; explicitly Kull.) むいでも
- [イヨ] audio すぼっこい
すばしっこい、要領がよい、機転がきく。驚嘆の意をこめながら、警戒心もこめて使う。
【賛】svabhyagra
(= mfn. very imminent 〔嫌なことが〕今にも起ころうとしている、切迫した、差し迫った、目前に迫った、迫り来る、間近の、近接した、目と鼻の先の or impending or near at hand MBh. ; very swift 俊足、機敏 A1s3vS3r.) すぼっこい
【賛】suvegin
(= mfn. very swift or rapid (v.l. %{-vegita}) MBh.) すぼっこいの
- [イヨ] audio ずぼら
ものごとにケジメのつかない人。無責任な放楽もの。
【賛】SaTprajJa
(= mfn. (only L.) acquainted with the six objects (viz. %{dharma} , %{artha} ; %{kAma} , %{mokSa} , %{lokA7rtha} , and %{tattvA7rtha}) ; m. a dissolute ふしだらな、自堕落な、放縦な、ずぼらな、放蕩な man ; a good-hearted neighbour.) すぼらじゃにゃ
- [イヨ] audio せせかましい
ちょこちょこともつれついたり、いらいらさせる様子。「セツクロシイ」とも。「セセコマシイ」は狭いの意。狭くてゆとりがないこと。
【賛】sughoSa
(= mfn. making a loud noise 騒がしい、うるさい、騒音, very noisy MBh. ;) せせかましい (+ま)
c. 大分弁「せせろしい 、【うるさい(せせかましいとも言う)】」と同一。
【民】catukkam (= 1. that which consists of anything four; 2. junction where four roads meet; 3. lane, narrow street 狭い通路; 4. platform; 5. square cloth, large kerchief for the head) せせこましい (+しい)
- [イヨ] audio せびらかす
セビルはせがみ、ねだること。伊予ではいじめる、からかう、いやがらせをする意味でよく使う。
【賛】samprahAsa
(= m. laughing at 嘲笑する, loud laughter Bhat2t2. ; mockery からかう、いじめる, derision からかう、ふざける R.) せびらかす (h-k)
c.【石見弁】「せびらかす、せぶらかす、せせらかす 【からかって人をだます、嘘をいって人をだます】」、【熊本弁】「せびらかす 【からかう,じらす】」と同一。
- [イヨ] audio そうたいぶりく
久しぶり。長い間逢えなかったの意がこもる。中・東予では「ヘエサシ」(久しく)となる。ソウタイコウタイは「絶えて久しく」となる。
【賛】ciraya
(= Nom. %{-yati} , to act slowly , delay , be absent 欠席、不在 a long while 長期間 Mr2icch. (once A1) Ma1lav.) そーたい (c-s, r-t)
【賛】parIta
(= mfn. standing or moving round , surrounding MBh. ; past 経過した, elapsed , expired R. ;) ぶりだ
【賛】parikram
(= ; to go past 通り過ぎた, escape AitBr. ; to outstrip , overtake 〔前の人や車などを〕追い越す、追い抜く R.:) ぶりくらむ
- [イヨ] audio そん
ソンは孫。転じて子孫、血統、血筋のこと
【賛】sUnu
(= m. son 息子, offspring 子孫、末裔; p. {sUnuma3nt}.) そん
- [イヨ] audio ぞんじ
相当に、かなりの意。存じの転か。喜多・北宇和・鬼北地方でよく使われる。
【賛】sAdhu
(= ; well , greatly , in a high degree 高レベル状態 R. ; ) ぞんじ (+ん)
c. considerable, fairly, quite, ... 等皆今一。疲れた。
伊予の方言 た行(た〜と)
- [イヨ] audio たこらばち
タコラ(ロ)は竹の皮、ハチは頭蓋のこと。竹の皮で作ってかぶる笠。
【民】tikiri (= 01 1. circle, circular form 円形; 2. wheel; 3. potter's wheel; 4. the discus weapon; 5. royal authority; 6. chariot, car; 7. cart; 8. sun; 9. bamboo 竹; 10. hill, mountain) たこら、たけの (r-n)
【賛】poDu
(= m. the parietal bone , the bone forming the upper part of the skull 頭蓋骨 L.) ばち
- [イヨ] audio ちびる
摩滅する、消耗する、小さくなる。禿ぶる(ちぶる)の転。回数を重ねてチビチビとすり減ること。
【民】cAppiTu-tal (= 1. to eat, drink 飲酒; 2. to consume 消耗する, misappropriate 悪用する、不正流用する、横領する、使い込む、私する◆資産やお金(特に公金)を) ちびった
【民】tuvaL(Lu)-tal (= ; 12. to be thin 薄くなる; ) ちびる
c. 京都弁「ちびる 【すりへる、すりきれる】」、出雲弁、石見弁「ちびる、(靴が〜) 【すり減る、薄くなる、短くなる】」と同じ。
c. 酒をチビチビやる、も同源みたい。公金流用の、チビる、もそう。
- [イヨ] audio ちょうさいぼ
あざける、なぶりものにするの意。詐術で愚弄する。「朝三暮四」が語源か
【賛】cATupaTu
(= m. a jester 〔中世の宮廷に抱えられた〕道化師 (%{bhaNDa}) L.) ちょうさいぶつ、ちょうさいぼ (T 無音)
- [イヨ] audio ちょびっと ☑
ほんの少し、ちょっと、わずか。チョッピリ・チョッポリともいう。
- [イヨ] audio ちんちべべ
ベベは共通語で幼児の着物。ちんちは新しい、珍しい。とっておきの晴れ着のこと。
【民】tAjA (= 1. that which is new 新しい or fresh; 2. enthusiasm, vivacity; 3. comfort; 4. training) ちんち (+ん)
【民】tan2ittaTai (= special arrangement 特別配慮 for ladies to go from one place to another without being seen by men (TLS)) ちんちだい
【民】pAri (= 04 1. earth; 2. fine cloth 立派な服; 3. bedstead, cot) べべ (r 反復)
c. 【熊本弁】「べべ 汚いこと/着物(幼児語)」と同じ。
- [イヨ] audio つづまり
結論、決着、要約、結局の意。縮める、まとめる、短くするなど約まるの転。
【賛】sAdhananirdeza
(= m. production of proof (in law) ; the statement of premisses leading to a ★conclusion 結論 W.) つづまりだぜ、ちじめるとー
【賛】candaHsaMgraha
(= m. `" ★summary まとめ、要約 of metres "'N. of a work Tantras. ii.) つづまり
【民】cittAntam (= 1. well-established ★conclusion, settled opinion or doctrine, received or admitted truth; 2. astronomical treatise; 3. saiva siddha1nta; 4. saiva agamas; 5. obstinacy) とどのつまり (+り)
【賛】kravyAkhya
(= see %{kravyA7da} at ★end. ) けっきょくや(結局や) (v-k)
【民】kuRukkam (= 1. shortness; 2. abridgement, abbreviation, contraction 収縮、短縮、縮小, epitome, ★summary 要約; 3. measure of dry land varying different parts of tamil country from 3 4 acre to 7 acres) 結局の
【賛】saMhRti
(= f. the destruction of the universe Ma1rkP. ; ★conclusion , end Katha1s. ; the root %{hR} with %{sam} S3is3. ; contraction 収縮、短縮、縮小, abridgment 略すと W. ; restraint ib. ; taking , seizure ib. ; %{-mat} mfn. containing the end of (comp.) Sa1h.) すなわち、つまりだ
- [イヨ] audio つばえる ☑
さわぎふざけること。東予では口が肥える、ぜいたくになるの意も。巫山戯るは当て字。ツバケルは潰れること。
【賛】sphAvayitR
(= m. fattener デブ.) つばえた
【賛】sthUlIbhUta
(= mfn. become large or thick , fattened デブった、肥えた ib.) つばえた
【民】tUppirataNTi (= 1. spendthrift, extravagant 〔人が〕無駄遣いする、金遣いが荒い。ぜいたくざんまい person; 2. unruly person) つばえたんだ
【賛】sarvAGga
(= n. ; complete , (%{-bhaGga} m. `" entire collapse 完全崩壊"') Ka1m. Ra1jat. ;) つばけ
る
- [イヨ] audio てがう ☑
(挑発の意をこめて)からかう。ちょっかいをかけて、ことさらに相手にすること。手掻くの転か。
- [イヨ] audio てがましい
かさかさする、いらんことに手出しをする。子供をあしらうときに使う。
【民】tAvaLampOTu-tal (= to quarter くまなく捜索する oneself unnecessarily in another's house) てがましい (v-g, L 無音)、ツウサランコツ/ツウシレンコツ (v-s, p-k)
c. 【熊本弁】「つうらんこつ 【つまらないこと,余計なこと】 ex. またツウランコツばシテ(また余計な事をして)」と同系。
- [イヨ] audio どうしこうし
どうやら、こうやら、兎にも角にも、ともかくもの転。ドウゾコウゾとも。行き詰まったら「ドモコモナラン」になる。
【賛】dhR
(= ({dharati, -te}), pp. {dhRta3
} (q.v.); etc. live on, survive 生き残る. ) どうし
【賛】kathA
(= , even one person would live with difficulty 苦労して生きている, ) こうし
【民】ejncu-tal (= 1. to remain, to be left behind, to survive; ) 生きちょる
c. 【糸島弁】「どうしこうし 【どうなりこうなり】」
- [イヨ] audio とっと
さっさと、素早く、すぐさまの意。共通語では程度の著しい様、全く、ホントにとなる。
【民】caTiti (= 01 quickly, instantly, at once) とっと、ちゃっちゃと (c-ch)
【賛】cud, codati, -te
(= ; speed, procure quickly 迅速に調達する.) とっとと、ちゃっちゃと
【賛】drutatara
(= mfn. (compar.) quicker , swifter (%{-gati} mfn. quicker in motion Megh.) ; (%{am}) ind. very quickly すぐに, as quickly as possible Ka1v.) とっと、とっとと
c. 富山弁「ちゃっちゃと 【早く、さっさと】」、諏訪弁「てってと:【「さっさと」「とっとと」「早く」の意の副詞。】」と同系。
- [イヨ] audio とっぽさく
馬鹿者、ホラ吹き男の称。軽輩ものだが罪のない存在。おもしろおかしく大ボラ話をするのを「トッポ話」という。「さく」は接尾語。
不明 → 有った
【民】
toTuppi (= slanderer,
tale-bearer 悪いうわさをばらまく人、告げ口屋)
とっぽ
【賛】
saka
(= mf(%{A4})n. (cf. Pa1n2. ) he that
man 男, she that woman 女 &c. ; n. applied to the Intellect 知性、思考力、知力 VP.)
さく
cf.
宇和島の方言「とっぽさく」 --- 「ひょうきんもの、軽薄けいはくな人、おおぼらふき、まぬけ、とぼけた。」の意味があります。
cf.
昔、愛媛の宇和島に、善兵衛という山菜売りの男がいました。 /とっぽ話/、/とっぽさく/ とは。
c. 「ほら」「ほらふき」で攻めても NG。「ほら話」から、tall story, make up a tall tale で、 story, tale で、やっと発見。
c. 「さく」を person, fellow から攻めたが、今一。man にしたら、引っかかった。Intellect とあるから、「アホ」じゃイケないみたい。「奴、あの人、本人(但し、頭はイイ、人)」のニュアンス。
- [イヨ] audio とばとば
軽々しく、軽率な、あとさき見境なく、不注意な。
【民】taTapaTa-ttal (= 1. to shake, tremble, oscillate; 2. to be hasty 気が早い、性急な、早まった、軽はずみな、短気な、軽率な) とばと
- [イヨ] audio どべ
びりけつ、最下位、どんじりのこと。ドゲともいう。
【民】tUvi (= 01 1. feather or down of birds; 2. peacock's tail 孔雀の尻尾; 3. swan's down; 4. swan; 5. quil-pen; 6. fin of a fish) どべ、どげ (v-g)
c. 【石見弁】「どべ、どんべ、どんけつ、どんじり 【ビリ、最下位、最後、最後尾、最終者】」、【熊本弁】「どべ,どべこす 【びり,最下位】」と同一。奈良弁、大分弁も「どべ」
- [イヨ] audio どんざ
古布を重ねて刺子にした仕事着。どてらを言う地方もある。丈夫で温かく農・漁民が愛用した。
【賛】dhaTa
(= m. pair of scales, balance; f. {I} a rag of cloth 服のボロ.) どんざ (+ん)
伊予の方言 な行(な〜の)
- [イヨ] audio ぬすくる
なする、なすりつける、塗りつける。「ヌタクル」「ヌサクル」とも。あたりいっぱいぬりまくること。
【民】mezukkUTTu-tal (= to smear 〔油・ペンキなどを〕塗りつける。汚す、こすって不鮮明にする, as with wax; to coat) ぬすくった
【民】mezukku (= 1. smearing with cow-dung water, as the floor; 2. cow-dung; 3. substance or solution used to smear any surface) ぬすく
- [イヨ] audio ねや ☑
相手に語りかけて、念押しと同意を促す言葉。男性が対等の関係で使う終助詞。呼びかけ語としても使う。
- [イヨ] audio ねんご
くどい、自慢たらしい、生意気、えらそぶる。小利口な。禅僧の「ねん語」が語源か。
c. コレ、非常に難しかった。
【賛】nAgara
(= mf(%{I})n. (fr. %{nagara}) townborn 都会生まれ, town-bred , relating or belonging to a town or city , town-like , civic MBh. ; spoken in a town (said of a partic. Apabhran2s3a dialect ; cf. %{upa-n-}) Sa1h. ; polite , civil , S3ak (v.l. for %{-rika}) ; clever 利口, dexterous 器用な、巧妙な、機敏な、抜け目のない、利口な, cunning ずるい Dhu1rtan. ;) ねんご (+ん)、ねんごう (+ん)、ねんごう (+ん)な
c. 同じ愛媛県の、今治弁によると「ねんごうな 【聞いた風な】」とある、ので、「きいたふう」を 英辞朗で引いたら未登録、 Google で引いたら「利いた風」だって。漢字間違え。でも、聞いた風な、も feeling は正しい。英辞朗で「利いた風」を引いたら、有った、clever-clever だって。なので、 clever で攻めた。→ 有ったよ。
c. 【土佐】 「ねんごう(不都合な、無礼な、横着な)」も本当はコレ、だと思う。
- [イヨ] audio のふぞう
大胆な、横着な、ずぶとい。「野太い」と同義。始末が悪い意にも。「ノサク」「ヨモダ」にも通じる。
【賛】mahAsAhasika
(= mfn. extremely daring or foolhardy 極度に大胆または無邪気な, one who goes to work very rashly 非常に慌てて働く Sarvad. ; m. a robber Ya1jn5. ; an assaulter 犯人, violator 違反者 W. ; %{-tA} f. great boldness 大胆 or daring MW. ; great energy ; (%{ayA}) ind. in a very decided manner Pan5cat.) のふぞうはしか
c. 「野風増、野風増、・・・男は、大きな夢を持て・・・♪」by 河島英吾
伊予の方言 は行(は〜ほ)
- [イヨ] audio はちはん
なれなれしく、当然のようにあつかましくすること。迷惑気味に使う。
【賛】prahelA
(= f. playfulness , free or unrestrained behaviour ; (%{ayA}) ind. freely , without constraint 遠慮無しに Pan5cat.) はちゃはん、はちはん (r-t, l-n)
c. 富山弁「はちゃはん 【大ぴら、あたりまえ 遠慮もせんと“はちゃはん”に食べていったチャ。 「はちはん」と言う所も有る。】」
- [イヨ] audio ひこずる
乱雑で片づけが出来ていない様子。あれもこれもひきづり出したままのこと。
【賛】vyAkula
(= mf(%{A})n. (fr. 3. %{vi+A-kula}) entirely filled with or full of (instr. or comp.) MBh.; intently engaged in or occupied with (comp.) Ka1lid. ; bewildered , confounded , perplexed , troubled MBh. ; confused , disordered 無秩序、散らかっている (%{am} ind.) ib. ; ) ひこずる (+ず)
- [イヨ] audio ひして
まる一日のこと。ヒトヒの訛り。往復一日がかりの道中は「ヒシテミチ」。隔日のことは「ヒシテガイ」。「イチンチハネガイ」ともいう。
【賛】patatrin
(= ; n. du. day and night 昼と夜 RV.) ひしてりん
c. コレ、難しかった。day の結果を精査した。 day and night で、昼1回と夜1回、の、意で、丸一日分、の意味だと思う。
- [イヨ] audio ひねとる
「ヒネ」は古びたこと。「トル」は状態。食料や衣服でも塾度や流行が過ぎると「ヒネモン」になる。
【賛】pAradArya
(= n. adultery アダルト、大人びている Mn.) ひねとるや(r-n)、ひねてるやー (r-n)
c. 富山弁「へねる 【大人びる】」と同系。
- [イヨ] audio ひまいる
手間取る、遅れる、時間がかかる。「ヒマガイル」とも。ヒマは時間、イルは要るか。「手間ヒマかかる」とほぼ同意。
【民】pANippu (= 1. consideration; imagination; 2. guess, conjecture; estimate, valuation; opinion; 3. deep plan; 4. delay 遅延) ひまひ
【民】pANi-ttal (= 01 1. to wait 待つ; 2. to withdraw, backslide; 1. to consider, think, conceive; 2. to delay 遅れる; 3. cf. pa1n2i to conjecture, estimate, form an opinion, value; 4. to achieve, manage to complete) ひま
- [イヨ] audio ひょくひょく
ときおり、折にふれての意。突然の場合は「ヒョカット」「ヒョクット」となる。
【民】pOkkuvarattu (= 1. going and returning; 2. familiar intercourse 親しい交流, frequent しばしば、頻繁な visiting 訪問; intercommunication; 3. guests; 4. income and expenditure) ひょくひょくと (r 反復)
【民】potukkO (= hurriedly 大急ぎで、急きょ、慌てて or suddenly 突然) ひっとっこ、ひょかっと/ひょくっと (t/ k 逆転発生)
- [イヨ] audio びんだれ
だらしがない、貧乏ったれ、汚い、体裁を気にかけずに、身辺の始末が悪いこと。また人を言う。
【民】paRaTTaittalai (= head with shaggy 毛むくじゃらの、けば立った。むさくるしい, untidy 乱雑な、散らかった、きちんとされていない、だらしない、ずさんな, hair 髪の毛) びんだれ (R-n)、びったれ
c. コレ、難しかった。
cf. 国語辞典: びんだれ (愛媛の方言) = 服装などのだらしない人。 ex. ズボンからシャツ出して、びんだれじゃのー (ズボンからシャツを出して、だらしないなあ)
※ 原義は「鬢垂れ」。南予では「びったれ」。鬢(びん)は、耳ぎわの髪。また、頭髪の左右側面の部分。
c. paRaTTaittalai 、は「髪の毛がむさくるしい」に対応するので、「鬢垂れ」の字義にも適っている。
- [イヨ] audio ぶく
身内に死者が出たとき、一年間神もうでをしない習慣(ぶくかかる)。喪服をぶくということばから出た言葉か。
【賛】vilakku (= 02 1. prohibition 禁止, injunction not to do a thing, dist fr. viti ; 2. seclusion; 3. rule of exception 例外ルール; 4. hindrance, obstruction; 5. activity of a warrior in warding off arrows aimed at him, one of pan1ca-kiruttiyam , q.v.; 6. menses; 7. error, fault) ぶく (l 無音)、ぶくかかっ
【民】vilakkiyaRcUttiram (= rule of exception 例外 from the operation of a general rule 一般ルールの操作からの例外ルール) ぶくかかっちゃてるの (l 無音)
- [イヨ] audio へこだすい
緩い(ゆるい)ことを「ダスイ」という。弱くなる、ひるむが「ヘコタレル」。充分でない、しまりがない、鈍いことをヘコダスイという。
【賛】vikuNThita
(= a. blunted 〔刃・先などが〕とがっていない、切れ味の悪い[鈍い]。マリフアナに酔って, dulled 鈍い、鈍感.) へこだすい (N 無音, t-s)
【賛】dazA
(= ( f. ( %{daMz}?) the fringe of a garment , loose ends of any piece of cloth 服の端が緩い, skirt or hem Ka1tyS3r.) ダスイ
【民】pEtali-ttal (= 1. to vary, alter, change in form, appearance or nature; to be estranged; 2. to be different; to differ; 3. to be discouraged 《be 〜》がっかりする、落胆する、弱気になる、気がくじける、気を落とす、力を落とす、勢い[やる気]をそがれる、張り合いが抜ける, agitated or dismayed; to doubt) ヘコタレル (+コ)
- [イヨ] audio へっち
目的外のところ、見当違いのこと。「ヘッチョムクレ」はつむじまがり、へそまがりの人を指す言葉。
【民】piRaz-tal (= 1. to vary, change in form, aspect, colour or quality; 2. to be irregular, misplaced 根拠のない、見当違いの、見当外れの, out of order; 3. to break one's word; 4. to lie in disorder; 5. to flop, leap, as fish; 6. to move; 7. to be dislodged, dislocated; 8. to shine, glitter; to twinkle; 9. to break, as waves into foam; 10. to be perplexed; 11. to tremble; to be tremulous; 12. to die) へっち
【賛】vAmaikavRtti
(= mfn. always acting perversely 天邪鬼(あまのじゃく) (%{-tva} n.) Katha1s.) へっちょむくれ (+ちょ)、へそまがり (+そ)、へそまがった (+そ)
c. 【英】perverse パーバース、へそまがり (p-p, r-s, v-m, s-g, +り)
- [イヨ] audio へらこい ☑
ずるい、悪賢い。一部で「好色な」の意も。薄っぺらで信用のおけない人物に冠する言葉。
- [イヨ] audio へんじょこんご
「遍照金剛」は弘法大師の尊号。そのお経は衆生にはわかりにくい。ただただありがたいのだが。
- [イヨ] audio へんど
霊場を巡る遍路のロがドに訛ったもの。喜捨※に頼ってひたすら歩いた。乞食、ものもらいの意も。
※喜捨(きしゃ):《名・ス他》寺社や貧乏な人に施し物を、喜んですること。
【民】paNTAkkaL (= a class of brahmin priests who assist pilgrims 巡礼者, as in Rame1svaram 巡礼者を支援する僧の階級) へんだっかる (t-d)
【賛】piNDaza
(= m. a beggar 乞食, mendicant living on alms 施し物で生活する托鉢僧 (cf. %{piNDA7za} under %{piNDa}).) へんだざ
伊予の方言 ま行(ま〜も)
- [イヨ] audio まつぼり
へそくり金、内緒で貯めた小金のこと。古語の「まつべる」=一つにまとめるの転か。中予の一部でへそくることを「マツマエニスル」という。
【民】muTiccaviz-ttal (= 1. to untie money knotted in a cloth, with a view to theft 窃盗のために布に結んだお金を解く; 2. to steal 盗む) まつぼった
c. 【熊本弁】「まつぼり 【へそくり --- お金に限らず,商品や産物などをこっそりと。今では死語か。動詞はマツボル】」と同じ。
c. 盗む、も有った。--- つまり「まつぼる」と「ぬすむ」は同源。 (ま-ぬ), (つ-す), (ぼ-む) の音通発生。
【賛】muS, muSNAti
(= 1 ({mo3Sati, muSati}), pp. {muSita3} (q.v.) rob, steal, [[,]] plunder, rob or bereave of (2 acc.); carry off, ravish (lit. & fig.); surpass, excel. - {abhi} rob of (2 acc.). {ava, A}, & {nis} take away, carry off. {pari} rob of (2 acc.). {pra} rob, take away. withdraw. {vi} & {sam} rob, carry off.) 盗む、盗んだ
- [イヨ] audio まどう
古語に「償う」がある。弁償する、償うの意。「マゾウ」とも。
【民】mITci (= 02 1. bringing back, causing to return; 2. releasing, redeeming; 3. law of elimination; 4. recompense 弁償する) まどう (c-w)、まぞう、もどす
【民】maRuttA-tal(maRuttarutal) to restore 復元する, recover 回復する、元に戻す、リカバリする bring back) まどう、まぞう
c. 岡山弁「まどう 【弁償する、もとどおりにする】」と同一。
- [イヨ] audio みてくれ
うわべ、ちょっと見、外観、みばの意。
【賛】mukhAkAra
(= m. `" form of the countenance 顔つき、顔色、表情"' , mien 〈文〉〔ある人の〕表情、物腰、振る舞い◆人の性格やその時の気分を表すもの。, look 姿、形 R.) みてぐれ (kh-t)
c. コレ、捜すの、疲れました。
- [イヨ] audio むかわれ
死者の一周忌のこと。宗旨によって年忌は異なるが、一周忌は忌明けで特に大切にする。ムキカワル(死者が)の転で、輪廻の意か。
【民】mAcikam (= monthly ceremony for a deceased person, performed during the first year after death 故人の為に死後一年間の間実施される月例儀式) むきの
- [イヨ] audio むつごい ☑
あっさりしていない。味が濃い、油っこい、喉ごしが悪い。「あっさりした」の逆。
- [イヨ] audio めんどい ☑
むつかしい、手数がかかる。世話が焼ける。やっかいなことをいう。メンドは面倒。不精者を「メンドガリ」という。
- [イヨ] audio めんめこぎ
メンメは銘々、各自、それぞれ。コギは漕ぎ。一人一人がそれぞれ勝手にすること。
【賛】manma
zas (= ind. each according to his heart's desire 各自の心の要求に従って RV.) めんめ
で
c. 【讃岐】 「めんめ 【めいめいで。自分で。】」
【民】kaikkUli (= 1. daily wages; 2. bride; 3. cash payment 現金払い; 4. momney paid by the parents of the bride to the bridegroom) こぎ (l 無音)
【民】vAgku-tal (= 01 1. to bend; 2. to string a bow; 3. to carry away, as a flood; to draw 線を引く, drag 引きずる, pull 引く、引っ張る;) こぐ (v-k)
c. to row 漕ぐ、に、「こぐ」似の単語は無かった。pull に有った。
- [イヨ] audio もがう
あらがう、さからう、抗議する、我意を張る、異議を唱える。もがくの意も。
【民】miRugku-tal (= 1. to harden; 2. to be opposed 反対する or inimical 敵意のある、反している (TLS)) もがう、もがる
c. 【土佐弁】「 もがる(反抗する、はんたいする)」の変化。
- [イヨ] audio もげさく
モゲはもぐ、サクは罵りさげすむ場合の接尾語。ダメなつまらない男の蔑称。
【民】
vacagkeTTavan2 (= 1. impotent man; 2. one who is not in health; 3. man in reduced circumstances; 4. unwilling worker; 5.
unfriendly 不愛想 man; 6. one who has freed himself from bonds; 7. one who has gone astray)
もげさくの (v-m, v-k)
【民】
mokkaTTai (= 1. face 〔人の〕しかめっ面、しかめた[嫌そうな]顔; 2. that which is
blunt 無愛想な、無遠慮な、ぶっきらぼうな、きっぱりとした、率直な、単刀直入の。〔感覚などが〕鈍い、他人の気持ちを考慮しない)
もげたい
cf.
宇和島の方言「もげさく」 --- 宇和島の方言で「もげさく」は、「不愛想な者」を意味します。
- [イヨ] audio もぶり
五目めしのこと。泥だらけになったら土もぶれという。いろいろな具をかきまぜ(もぶし)た飯がモブリメシ。酢をきかせない醤油味のマゼメシ、タキコミメシとも言う。
c. もぶり飯: 愛媛県松山市とその周辺に伝わる郷土料理。瀬戸内海産の小魚をたっぷり使ったちらし鮨。「もぶる」とは当地の方言で“混ぜる”の意。「もぶり鮓」
【賛】vap, vapati, -te
(= {A} strew or throw upon, mix, mingle, pour out. C. mix 混ぜる, add, arrange 再割当て、再配置, comb (the hair). {ud} draw out, dig up, raise;) もぶ (v-m)
る
【賛】math
(= ; to mix , mingle Sus3r. ; ) まぜ
る
伊予の方言 や行(や〜よ)
- [イヨ] audio やぎね
軒下、屋根の差しかけの部分。昔の家屋は日避けと雨風しのぎのため広かった。
【民】vaLavi (= sloping roof, eaves 軒) やぎね (l-g, v-n) △
- [イヨ] audio やたけだに
やたらと張り切って、気負い立って、猛りつのって、強引にの意。
【賛】atikruddha
(= mfn. excessively angry 過度の怒り、イキリだって.) やたげた
【民】veTuveTen2al (= onom. expr. of (a) laughing loudly or boisterously; (b) shivering with cold; (c) being quick; (d) being angry, petulant 短気な、こらえ性のない、怒りっぽい、不機嫌な; (e) being thin or slender) やたげたに (v-g)
- [イヨ] audio やねこい
ずるい、一筋縄ではいかない、たちが悪い、悪知恵が働く。すんなりとは納まらないこと。
【民】amukkan2 (= 1. one who does things secretly; 2. sly ずる賢い、狡猾な, cunning ずるい person, dissembler; 3. nightmare) やねこいな
- [イヨ] audio やまこ
はったり、虚勢を張る。ものごとを山ほどにふくらませる、根拠のない主張。
【民】viLakku-tal (= to enlarge 拡大化、誇張 (TLS)) やまこ (L-m)
c. 卑弥呼は、下記かも知れない。--- ブクブク女
【賛】valmIka
(= m. and n. (g. %{ardharcA7di}) an ant-hill , mole-hill , a hillock or ground thrown up by white ants or by moles (cf. %{vamrI-kUTa}) &c. ; swelling of the neck or of the chest and other parts of the body 首や胸や体の他の部分の腫れ、, elephantiasis 象牙炎 Sus3r. ; m. = %{sA7tapo@meghaH} or = %{sUryaH} Megh. Sch. ; N. of the father of Va1llmi1ki BhP. ; the poet Va1lmiki L. ; n. N. of a place Katha1s.) ひみこ
- [イヨ] audio やんしに
しきりに、うるさく、あつかましく、どうしてもの意。シャッチとほぼ同義。
【賛】yAciSNu
(= mfn. habitually asking or begging , importuning しつこく[うるさく]せがむ[懇願する], an importunate person MBh. ; %{-tA} f. the habit of soliciting favours Mn.) やんしに (+ん)
伊予の方言 ら行(ら〜ろ)
- [イヨ] audio りいする
高いところから降りる。またオンリイするとも。
【賛】ruh, rohati, -te
(& ruhati, -te
) (= {ava} descend from 〜から降りる (abl.) upon (acc.), tread on (loc.), enter. C. descend (tr.) or take down from (abl.); ) りす
る
伊予の方言 わ行(わ〜ん)
- [イヨ] audio んだら
日本語で「ン」ではじまる言葉は珍しい。私たちという自称代名詞。お前達ならウン(汝)ダラとなるはずで、ウの省略形ではない。ラは複数形を表す接尾語。
【民】ir (= 1. suffix denoting second person plural 二人称複数語尾; 2. suffix denoting third person plural 三人称複数語尾 (TLS)) いら、ら
【民】tum (= 01 verbal ending, of the 1st person plural 一人称複数, denoting past or future tense, as in) たむ
〒Imabari ここはアンカー名 = Imabari です。 「いまばり」
今治の方言について
in 「今治おもしろ百科」
★ 今までに他県で既出の物はスキップした、初めて、あるいは、他県と違う用法のもののみ pick up した。
- あまたい (甘い)Σ
【賛】amRta
(= m. immortal. m. a god. n. immortality (also concr. = the gods); the drink of the gods, i.e. nectar; anything sweet 甘いもの, delightful, or wholesome, e.g. water, milk, medicine, the remainder of sacrifice, alms unasked.) あまたい
- いやたい (汚い・醜い)Σ
【賛】ajuSTa
(= a. unpleasant 〔人・体験などが〕不愉快な、感じの悪い、不快な、嫌な, disagreeable.) いやたい (j-y)
- えせらう (混乱させる)Σ
【賛】Artatara
(= mfn. extremely pained , disturbed 〔平安や静けさを〕乱す、破る、かき乱す, confounded 〔人を〕混乱させる、当惑させる、ろうばいさせる R.) えせらう
【賛】atilajjanIya
(= a. too shameful 恥ずかしすぎる or confounding.) えせらじゃにや
【賛】adhIra
(= mfn. imprudent RV. ; not fixed , movable ; confused 混乱した; deficient in calm self-command ; excitable 興奮; capricious 気まぐれな、移り気な、むらのある;) えせらう
c. この言葉は「あしゅら・阿修羅」と遠縁関係。と、インド辞書からは見える。
- おだこい (大きい)Σ
【民】attikOcam (= a vaisya caste, whose store of wealth is so large as 大き過ぎる to need an elephant to carry it (TLS)) おだこいしーな
c. 今治弁って、同じ伊予弁の中でも、一味違う感じ。
「おだこい」は、「窮屈、きつい という意味です。」と通常解説される。今治の人は、視点が違う。窮屈なのは、自分が大き過ぎるからだ、と解釈する。インド語にも、両方の視点が残っている。
【民】oTukkikkaTTu-tal (= 1. to wrap closely; to bind tightly キチキチに、きつく; to tuck up and fasten behind, as the skirts; 2. to bind the hem, as of a palmyra-leaf basket or fan; 3. to build within a small extent of space) おだこいだ
- おわえる (追い掛ける)Σ
【賛】vaihAlI
(= f. hunting 狩り、狩猟, chase 追跡 Sin6ha7s.) おわえる
- おんまく (大袈裟な)Σ
【賛】
anUna
(= mf(%{A})n. or %{
an-Unaka
} [L.] mfn. not less , not inferior to (abl) Ragh. ; whole , entire ; having
full power フルパワー、全力;)
おんまく
---- 100 点 ◎
【民】
vallAgku (= to the
best of one's power おもいっきりの、自己の最大限の力)
おんまく (l-n)
cf. めちゃくちゃ、いっぱい、おもいっきり、
という意味の言葉です。--- 大袈裟な、との理解は誤りだと思う。現に、インド辞書で「大袈裟 exaggerat」系に 「おんまく」似は皆無だった。
- かわくろしい (さっぱりせず)Σ
【賛】kAhala
(= mfn. speaking unbecomingly HYog. ; speaking indistinctly L. ; mischievous L. ; large , excessive L. ; dry 乾く, withered しぼんだ、干からびた L. ;) かわら
【賛】kliz
(= cl. %{kliznAti} (perf. %{cikleza} ; ind. p. %{klizitvA} , or %{kliSTvA} Pa1n2.) , to torment , trouble , molest , cause pain , afflict MBh. ; to suffer 被害中、病気中, feel pain Bhat2t2.:) くろしい
c. 今治弁 かわくろしい, (咽が乾いた)、という解説サイトもあった。「咽が乾いた」と「さっぱりせず」は、全然違うと思う。イイカゲン。
- きさんじい (勢いが良い、激しい)Σ
【賛】
kSematara
(= n. a more
comfortable 気持ちがよい state , greater happiness Bhag.)
きさんじい (r-n)
【民】
kirEstan2 (=
honest 素直な, worthy man)
きさんじい
【悪】
kindtum etc. (= "steadiness, reliability, truth" [NIG.GI.NA; jB also NIG.ZI; GI.NA]; pi. ~ sg. 1. "stability, solidarity" OB of work, transf. "stable conditions" 2. "reality", ina k. "really, truly", ace. "
honestly!, indeed!", "reliability,)
きさんじい
【賛】
kRtaruc
(= mfn.
splendid すばらしい, brilliant.)
きさんじい
【賛】
kSumat
(= mfn. abounding in food , nourishing , nutritious RV. ; strong ,
powerful 勢いが良い, robust RV.)
きさんじい
【賛】
kSumant
(= a. rich in food, nourishing; strong,
brave 勇ましい.)
きさんじい
【賛】
gADhatA
f., {-tva} (= n.
intensity 激しさ, strongness, excess.)
きさんじい
c. 【出雲弁】「
きさんじ,くさんじ 【1(身体的や精神的に)気持ちがよい, 2(憎いやつが困ったときに)痛快な、小気味よい】」、【奈良弁】「
きさんじ 【素直な】」 、諏訪弁「
きさんじい【すばらしい】」
cf.
出雲弁「
きさんじい 【ほらね、やっぱり】」 --- 何コレ?
cf.
今治弁「
きさんじい 【勇ましい】」
cf.
全国方言辞典 「
きさんじ (京都の方言) 気楽。吞気。」 「
きさんじ (奈良の方言) 素直。きまじめ。」,,, 「
きさんじー (愛知の方言) すばらしい。
ex. 大事にしとねたもんだい、この菊きさんじーのん
(大事に育てたから、この菊はすばらしいね)」
c. 異なる意味の、発音が似ている
別単語が、ゴチャゴチャになって伝搬している。様に見える。
- ぎす (きりぎりす)Σ
【賛】kaccha
(= ; (%{A}) f. a cricket キリギリス L. ; N. of a plant L. ; ) ぎす (ch-s)
c. 【出雲弁】「ぎーし 【〔昆〕キリギリス】」と同系。
- きびる (こせこせする)Σ
【賛】kupaya
(= a. moving, restless 忙しない.) きびや
【民】kaTukuTuttAn2 (= fidgety
そわそわした、落ち着きのない person; restless man) こせこせの
c. 他のサンプルを web で捜したが無かった。 今治弁って、非常にユニーク。
- くずし (かまぼこ)Σ
【賛】kSata
(= mfn. wounded , hurt , injured S3Br. ; broken 壊れてる、ブロークン, torn , rent , destroyed , impaired MBh. ; diminished , trodden or broken down ; ) くずし
c. 富山弁「くずし 【かまぼこ】」と同一。
- こさげる (削る)Σ
【賛】kaS
(= cl. 1. P. A1. %{kaSati} , %{-te} , to rub , scratch 引っ掻く, scrape Pa1n2. : A1. to rub or scratch one's self ChUp. (pr. p. A1. %{kaSamANa}) Vait. ; to itch (A1.) BhP. ; to rub with a touchstone , test , try Ka1s3. ; to injure , hurt , destroy , kill Dha1tup. ; to leap ib. %{kASayati} , to hurt ib.; ) こさげ (+げ)
る
c. 【石見弁】「こさげる、(鍋底の焦げを〜落とす) 【掻く、(鍋底の焦げを掻き落とす)】」
- さらこい (俊敏な)Σ
【賛】sarvazIghra
(= mfn. swiftest 俊足 of all , IndSt.) すばしこい、さらこい、しゃりこい
【賛】tUr
(= f. haste, speed; instr. swiftly.) さら
【賛】turi
(= f. (only dat. %{-ryai4
}) = %{-ryA4} RV. ; `" swift "' ,) さらこい (y-k)
- しばく (叩く)Σ
【賛】samabhivadh
(= (defective ; see %{vadh}) , to strike 叩く or hit at any one (acc.) MBh.) しわぐだ/しばくだ (v-g)
c. 出雲弁「しわぐ」、石見弁「しばく (たたく、殴る、負かす)」と同一。
- しゃりこい (敏速な)Σ
c. 「さらこい」の変化。
- せこい (苦しい)Σ
【賛】
saMcAra
(= m. (ifc. f. %{A}) walking about , wandering , roaming , driving or riding , any motion MBh.; ; difficult progress 前へ進めない,
difficulty @困難, distress 苦悩、悲嘆、苦痛、悩み(の種)、嘆き A疲労困憊 B遭難、災難 C経済的困窮、貧苦 W. ;)
せこい
cf.
阿波弁(徳島)ではせこいを苦しいという意味で使う。 (in 日本語俗語辞書)
- そんげない (愛想がない)Σ
【民】sumukan2 (= 1. person of genial 愛想が良い countenance 風姿; 2. benefactor, one who is helpful) そんげ
【賛】nahi
[= not] ない
c. 大分弁「そんげねえ 【愛想がわるい】」
- たくれる (閉口する)Σ
【民】
tOtakamATu-tal (= 1. to tease, annoy,
bother 困る; 2. to be immodest, as a woman)
たくれた (m-l)
【民】
tORRAgkoLLi (= one who constantly
suffers defeat 常駐負け被害者, as in a game)
たくれ
【民】
curukkuvizutal (= 1. becoming knotted, as string; 2. becoming wrinkled, as old man's body; becoming
creased 皺になる; 3. being ensnared or deceived)
しわくちゃの、たくる (c-t)
【民】
curugku-tal (= 01 1. to shrink, contract, shrivel, wrinkle; 2. to lesen, dwindle; to be reduced, curtailed, compressed; 3. tobe epitomesed, summarised; 4. to be puckered,
creased; 5. to close as flower, umbrella; to be furled, drawn in, as the limbs of tortoise; 6. to fail, as in duty)
たく る
cf.
「たくれる」って言いますか?
- ちぢくぼ (ぼんのくぼ)Σ
【賛】samAdhi
(= m. putting together , joining or combining with (instr.) La1t2y. ; a joint or a partic. position of the neck 首の連結部 Kir. ;) ちぢ (s-t, m 無音)
【賛】grIvAbila
(= n. the hollow 窪み in the nape うなじ of the neck 首 L.) くぼびら
【民】cuval (= 01 1. nape of the neck;) くぼ (l 無音)
- ちょろい (盛んでない)Σ
【民】
taLarvu (= 1. growing slack, relaxing; 2. staggering; 3. faintnness,
weakness 弱さ; depression of spirits; 4. sorrow)
ちょろい
【民】
tALiyaTi-ttal (= to draw a harrow over a field to allow of
easy weeding 草地を耕して簡単に除草できるようにする)
ちょろいだ
c.
関連サイト ex.
(ちょろこい)<若狭弁での弱いの意>は静岡県で言われる(ちょろい、ちょれー)と同根と思われる。
c. 今治、静岡、若狭の「弱い」は、「容易」と同源だと思う。喧嘩したら、「弱い」ので「簡単に」勝つ、のニュアンス。多分、「弱い」の方が roots 語源 に近い。
- つんど (つまらない)Σ
【賛】sumanda
(= mfn. very slow のろい、とろい or dull 退屈な、だるい、うんざり;) つんど (s-t)
【民】tAmatam (= 1. dilatoriness, tardiness, delay; 4. slowness, dullness, inactivity) つんどの
c. 「つまらん」は、下記。
【民】timiran2 (= dull, slow, inactive person or beast) つまらん
- てんからぼし (上天気)Σ
【賛】
dinakara
(= & {dinakartR} m. the
sun (day-maker) 太陽、一日の作者.)
てんから
【賛】
pogkal
(= 1.
boiling 煮えたぎる; bubbling; ebbing; swelling; leaping; 2. violent anger; 3. a preparation of boiled rice seasoned with salt, pepper, cumin seeds and ghee; 4. solar festival when the sun enters capricorn and takes a northward course, being the first day of the month Tai, when pon3kal is prepared as an offering; 5. height;)
ひんから (+ん)
【民】
poti (= 04
dry 乾いた、干された state of wet land)
ほす、ぼし、ピツ
【賛】
parAs
(= (%{parA} +2. %{as}) P. %{parA7syati} (impf. %{parA7syat} ; pf. %{parA7sa}) , to throw away or down , cast aside ,
expose 露出する、さらす (as a new-born child) , abandon , reject , leave RV.)
ほす、ぼし
cf.
宇和島の方言「てんからぼし」 〜うちらは
ひんからぼしとも 言いました。干物を 欲し過ぎて
「カンピツ」に なると 言います
c. 英語で「炎天」は、boiling sun。 「炎天下」は、under the scorching [blazing, burning, flaming] sun。
- てんぷな (危険な)Σ
【賛】Dimba
(= s. affray, riot, tumult, danger 危険, distress; m. egg.) てんぷ (b-p)
c. 「あぶない」は下記。
【賛】apamRtyu
(= m. sudden or accidental death 突然の又は事故の死; a great danger 大変危険 or illness 病気 (from which a person recovers).) あぶねーだよー
【賛】apvA
(= (3 ; %{a4pvA} Naigh.) f. N. of a disease (got in danger) RV.) やばい
【民】apAyam (= * danger, misfortune 不運, calamity 災害) やばいな
- どべる (ふくれる)Σ
【賛】sATopa
(= mfn. puffed up 〔空気で〕膨らむ、膨張する, self-conceited , proud , arrogant Va1s. ; rumbling (as clouds) Pan5cat. ; (%{am}) ind. haughtily 〔誇りで〕尊大になる、思い上がる Mr2icch. ; with a rumbling sound S3is3. ; angrily 怒る、腹を立てる, furiously MW.) どべ
る
c. コレ、面白い。「ふくれる」の3つの意味を全て含む。 @膨張A尊大Bご機嫌斜め
- どまぐれる (停滞する)Σ
c. 土佐弁「どまぐれる(大いに驚き途方にくれる、 とほうにくれる)」と同一。 しかし、土佐弁とは解釈が少し異なる。所変われば解釈も変わる例。 途方にくれると、停滞する、ので original は同じ。
- とんぎらす (とがらす)Σ
【賛】sumukhIkRta
(= mfn. well tipped or pointed 尖った (as an arrow) MBh.) とんぎらし (s-t)、都牟刈
大刀(つむがり
のたち)
【民】tulakku-tal (= 01 1. 1. to polish, burnish; 2. to cause to shine; to illumine, enlighten; 3. to clean, cleanse; 4. to explain; to clear up a thing; to expose, reveal; 5. to whet, sharpen 尖らす) とんが (l-n) る
- とんさき (先端)Σ
【民】tUpi (= 1. pinnacle 絶頂、頂点, as of a tower, temple, place, etc.; finial 最後; 2. tower 塔; 3. mountain peak 山頂; 4. top 先頭; roof, as of a house;) とん (+ん, p 無音)、とんぼ (+ん)、てっぺん (+ん)
【賛】zRGga
(= n. (adj. --- f. {A} & {I}) horn (of every kind), tusk of an elephant, syringe, peak of a mountain, turret of a temple or palace; top 先端、天辺, point i.g., also fig. the best of its kind.) さき
c. 熊本弁「とっぱさき 【先端,端】」、富山弁「とんぼ 【ものの先端】」と同類。
- のうじがない (無駄)Σ
【賛】mRSA
(= adv. in vain 無駄, uselessly 役立たず, wrongly, falsely. With {man} or {j?A} not believe, w. {kR} feign.) のうじ
【賛】mRta
(= mfn. dead , deceased , deathlike , torpid , rigid RV. ; departed , vanished (as consciousness) MBh. ; vain , useless Ka1v. ;) のうじ
c. 「のうじがない」の意味不明確。 web で他サイト例を捜したが無かった。間違っていたら、調べ直して下さい。
- はぶてる (すねる)Σ
【賛】bhAmita
(= mfn. enraged 激怒した, angry 怒る、ふてくされる RV.) はぶて (m-b)
る
c. 石見弁「はぶてる 【腹をたてる、すねる、気に入らない態度、ふくれ面】」と同じ。
- びす (禿げ)Σ
【民】poTTal (= 1. barren or arid tract; waste land; 2. open space; 3. baldness 禿げ) びすの
【民】pOTu (= 03 baldness, shaven condition ) びす
- ひらくたい (ずるい)Σ
【民】viraku (= 1. means, expedient, contrivance; 2. cleverness, prudence, tact; 3. cunning ずるい; 4. discretion, discriminative knowledge; 5. enthusiasm; 6. confectionery) ひらく
- へっちょ (違う方向)Σ
【民】paTar-tal (= 01 1. to run; 2. to spread, as a creeper; to ramify 枝状に分かれる[広がる]、分岐[分派・分裂]する、小区分化される, branch out in different directions 異なる方向へ枝分かれする;) へっちょ
- へら (そば)Σ
【賛】
parAvara
(= mf(%{A})n. distant and
near 近く, earlier and later , prior and subsequent , highest and lowest , all-including (%{-tva} n.) MBh.)
へら
cf.
新居浜弁 その奥深き言葉 新居浜市(にいはまし)は、四国の中北部、愛媛県の東予地方に位置する市。
- へら (他所。他の場所。隅の方。)
【賛】paratra
(= ind. elsewhere , in another place 他所(よそ), in a future state or world , hereafter Mn.;) へらとら
【民】purai (= 06 1. house, dwelling; 2. hermitage; 3. temple; 4. small room; 5. compartment, as of a box; 6. cowstall; 7. place; 8. corner 隅(すみ), side 脇、横側; 9. earth) へら
- ほがそ (髪がきたない)Σ
【賛】pracRtta
(= mfn. loose , dishevelled 〔服装・髪などが〕乱れた、だらしない; %{-zikha} mfn. with dishevelled hair 乱れ髪 A1s3vGr2.) ほがそ (t-s)
- ぼてる (太る)Σ
【賛】vRddhi
(= f. growth 成長, increase 増加; swelling 膨張, rising, ascending; thriving, prosperity, happiness; delight, enthusiasm, inspiration; gain 体重が増える、太る, profit, interest (on money lent); the highest gradation of a vowel (cf. {guNa3}).) ぼて
る
【賛】puSTa
(= mfn. nourished 栄養の、育つ, cherished , well-fed , thriving , strong , fat 脂肪、太る, full , complete , perfect , abundant , rich , great , ample Mn. ; rich in , blessed with (instr.) Das3. ; full-sounding , loud Hariv. ; burnt W. (w.r. for %{pluSTa}?) ; incubated , brooded over MW. ; n. growth , increase , gain , acquisition , wealth , property (esp. of children or cattle) ) ぼて
る
- まん (運)Σ
【民】mama (= 02 1. cf. ma1 luck 運; 2. water) まん
【賛】zuna
(= a. grown, thriven, prosperous, fortunate; n. success, luck, prosperity; as adv. luckily, successfully.) うん (z-w)
c. 出雲弁「まん, うんまん (運)」と同じ。
- めめぐろしい (目障りだ)Σ
【賛】nirAkRti
(= 2 f. disturbance 邪魔、妨害, interruption.) めめぐろしい
- れすけ (あなご) 不明。 eel 皆んな、今一。
〒Kame ここはアンカー名 = Kame です。
■ カメムシ の方言
from wikipedia
cf. 生物写真集(カメムシ)
結果: 薄緑の背景を掛けた単語は、インド辞書に有った。
- ヘコキムシ・ヘッピリムシ(多くの地方)、
【民】peruvAkai (= 1. siris, 1. tr., albuzzua lebbek ; 2. stinking 〔においが〕くさい swallow-wort 《植物》クサノオウ) へーこき (v-k)
【民】vElipparutti (= stinking swallowwort, m. cl., damia extensa) へっぴりっち (l 無音)
- クセンコ(クセンコムシとも・青森県)、
【賛】kuth
(= , only pp. {kuthita
} putrid, stinking, & C. {kothayati} cause to putrify.) くせんこ (+んこ)
- アネコムシ・ヘメコムシ・ヒメコムシ・ドンベムシ(秋田県南部山間部など)、
【民】peruvAkai (= 1. siris, 1. tr., albuzzua lebbek ; 2. stinking swallow-wort) へめこ (v-m)、ひめこ (v-m)、へこき (v-k)
- ヘタガニ又はヘチガネ・ジョロピン、(新潟県の一部)、
【賛】pUtigandhi
(= a. fetid, stinking.) へたがにだ/へちがねだ
- ヘクサクンまたはトモコチャン(長野県南部)、
【賛】pUtikiTa
(= m. stinking insect "' , a kind of insect Sus3r.) へくさ (t 無音)
【民】turkkantam (= bad smell, stink) ともこちゃん (r-m)
- ヘクサンボ(富山県の一部、山形県の一部)、
- ヘクサムシまたはヘクソムシ(山形県〜福島県)、
- ワクサ・ワックサ(群馬県・埼玉県北部)、
【賛】vigandha
(= & {-ndhi} a. smelling badly, stinking.) わくさ/わっくさ (n 無音)
- ガメ・ノブコムシ(岐阜県の一部)、
【民】kumpi (= 01 1. mud, mire or slough emitting stinking smell; 2. hot ashes) がめ (p 無音)
- マナゴ(和歌山県)、
【民】maNampiTi-ttal (= to perceive by smell or scent, as dogs; 1. to be attracted by dainties, as children; to be attracted by smell, as insects; 2. to stink) まなごだ (p-k-g)
- ジョンソン・ジョロムシ・オヒメサマ(兵庫県日本海側の一部)、
【民】con2Akam (= stinking swallow-wort) じょんそん (k-s)
- ヒメムシ・ヨメサンムシ(京都府丹後地方)、
【民】vElipparutti (= stinking swallowwort, m. cl., damia extensa) ひめむし (l-m, p-m, r 無音)、よめむし (v-y, l-m, p-m, r 無音) △
- ガイザ・ガイダ・カイダ(ムシ)(兵庫県〜岡山県の山間部)、
【賛】knUyitR
(= mfn. stinking Pa1n2.) がいざ/がいだ/かいだ (n 無音)
- ホウムシ(島根県西部)、
【賛】pUy
, pUyati (= become foul or putrid, stink. [[,]]) ほう
- ハットウジまたはハトウジ(岡山県〜広島県の山間部)、
【賛】pUtigandha
(= mfn. foul-smelling , stinking 悪臭を放つ、悪臭がする、腐ってる L. ;) はっとーじだ
【賛】pataMga
(= mfn. flying RV. i , 118 , 4 ; any flying insect 任意の飛ぶ昆虫, a grasshopper バッタ, a bee 蜂, a butterfly or moth 蝶または蛾 S3Br. (%{-ta4Mga}) Up. (%{-tA} f. Prasannar.) ;) はっとーじ
c. インド語で、羽がある飛べる昆虫のこと。
- ホウジ(山口県)、
【賛】pUti
(= a. putrid, stinking.) ほうじ
- ジャクジ・ジャクゼン・ブイブイ(愛媛県)、
【民】cikkaTi-ttal (= 03 1. to give out bad smell, as of oily stink; 2. to complicate, confuse) じゃくじ
【賛】zukta
(= mf(%{A}) n. (perhaps fr. 1. %{zuc} and orig. `" fermented "') become acid or sour S3Br. ; astringent and sour L. ; putrid , stinking L. ;) じゃくじ
【民】turkkantam (= bad smell, stink 悪臭) じゃくぜん
【賛】pUy
, pUyati (= become foul or putrid, stink. [[,]]) ぶい
- フウ(九州地方)※
【賛】pUy
, pUyati (= become foul or putrid, stink. [[,]]) ふう
c.
※ 今日九州で用いられている「フウ」あるいは「フウムシ」は、カメムシを指す古語のひとつの系譜を引いているとも言われており、ホオズキの語源ともされている。
【民】
pEyttakkALi (=
tomato トマト)
ほおずきの 100 点 ◎
c. ほおずき、は、英語で husk tomato と言う。pEy と pUy は、そっくり。
cf.
ホオズキ (wikipedia)
「ほほづき」の名は、〜〜 ホホ(蝥、カメムシの類)という虫がつくことを指すとする説もある。
c. 「ほおずき」の古事記での「赤かがち」の「かがち」は、tomato には無い。 husk に有った。
【民】
kiranti (= 02 capsule カプセル、被膜、
鞘(さや),
husk of cardamon 《植物》ショウズク、カルダモン◆インド、スリ・ランカ原産の、高さ3mほどになるショウガ科の多年草およびその種子を指す。)
かがち (r 反復, n 無音)
c.
「ほほづき」の名は、その実の赤くふっくらした様子から頬を連想したもの(「づき」は「顔つき」「目つき」の「つき」か)ともいう。 また果実を鳴らして遊ぶ子どもたちの様子から「頬突き」の意であるとも。
【民】
palarkkam (=
cheek 頬(ほう)、ほっぺた)
ほう...
【民】
vAyppUTTu (= 1. joint of the jaw bones;; 6. pin pierced through the out-stretched tongue or run across the mouth from
cheek of a person who is under a vow of silence)
ほっぺた
【民】
pitukku-tal (= 01 1. to press out, squeeze out, as pus or pulp; to express; 2. to blow up 吹き飛ばす、爆発する、炸裂する, as a bladder 空気袋; to puff out 〜を膨らませる, as the
cheeks)
ひょっとこ
---------
from 別サイトから、追加。
- 【出雲弁】はっとーじ,
おじょろさん,
じょうさんむし,
おがむし,
おが
【賛】visra
(= a. stinking of raw flesh.) おじょろ
【民】acaRu (= 1. mud, mire; 2. dandruff, scurf; 3. scab in sheep and goats; 4. minute 極めて小さい、微小な insect 昆虫 that sticks しがみつく on leaves 葉 and injures plants 傷ついた植物) おじょろ
【賛】vigandha
(= & {-ndhi} a. smelling badly, stinking.) おがむし
【民】Igkai (= 1. species of sensitive-tree, l. sh., mimosa rubicaulis ; 2. species of stinking swallow-wort) おが
【民】Ikkai (= 1. tiger-stopper; 2. species of stinking swallow-wort) おが
【民】akki (= 01 an insect (TLS)) おが
- 【伊予弁】へいかん in 小松町
【賛】vigandha
(= & {-ndhi} a. smelling badly, stinking.) へいかんだ
----
別辞書 A Dravidian etymological dictionary から追加。
【Ta.】 kamm-eṉal : (= strength of a fragrance; gamana odour, fragrance; gampu fragrance; gabbu, garbu bad smell. Koḍ. gamana smell. Tu. kammena, kamyana smell, fragrance; gammů good or bad smell; gamagama fragrance, odour; gamasů id.; stink, stench;) かめの
【Ta.】 kaviccu : (= gavuḷu a fetid smell, as that of sweat or of oil or the body. Tu. kauṇṭů, kauṇṭu rancidity; rancid; kauṇṭuni, kauṇḍuni to become rancid; kauḷu odour, scent, smell, a kind of perfume, stench. Te. gaulu an offensive odour, stink or stench; ) かむし (v-m)、がひざ
〒Oozu ここはアンカー名=Oozu (おおず・大洲)です。
日琉諸語オンライン辞書
の中の
愛媛県大洲市 宮岡大 氏による、大洲(おおず)弁。 465 単語。 えひめ県。 from 2022/06/28
元サイト
大洲1 あい 鮎
大洲2 あいなか 中間 ex あいなか やすんで やろーや。[途中休んで(仕事を)しようよ。]
【対馬弁】アイナカ 中間
【博多弁】アイナカ 【中間・まんなか】
【賛】mAdhya
(= a. ★middle, ★central.) あい (m 強無音, d 無音)
【賛】madhyamaka
(= mt(%{ikA})n. ★middlemost 真ん中[中心部]にある Mr2icch. ; common (as property) Ka1tyS3r.;; n. the interior of anything (%{-kam@pra-viz} , to enter) Mr2icch.) あいなか
大洲3 あかべ 赤牛
【賛】adhigava
(= mfn. being on or in a ★cow , derived from a ★cow AV.) あかべ (d 無音)
【津軽弁196】べこ 牛
【賛】babhru
(= (%{u}) f. a reddish-brown ★cow , Bhp. ; n. a dark-brown colour or any object of that colour W. [Cf. Gk. $ ; Lith. {be4ras} , {bru4nas} ; Germ. {bru7n} , {braun} ; Eng. {brown}.) べこ (h-k)
c. 「べこ」の「べ」は、ブラウン、の、べ、だと言っていますね。べっ甲色の飴も、茶色ですね。
【民】vacai (= 03 1. sterile ★cow; 2. ★cow; 3. female elephant;) べこ、あか、うし
【賛】usra
(= %{A} f. (Un2. ii , 13) morning light , daybreak , brightness RV. ; (personified as a red ★cow) ; a ★cow RV.) あさ、うし
大洲4 あかじじ かまぼこ
大洲5 あかんこ 垢
【民】acar (= dandruff, ★scurf (TLS)) あかル
【民】acaRu (= 1. mud, mire; 2. dandruff, ★scurf; 3. scab in sheep and goats; 4. minute insect that sticks on leaves and injures plants) あかル
【民】akir (= a kind of ★scurf (TLS)) あかル
大洲6 あがいな あんな
大洲7 あがいに あんなに
大洲8 あぎと 顎 ☑
大洲9 あずる 苦労する
☑ 【讃岐】 あずる 【動】苦労する。「あずんじょったんなあ?」「がいにあずったがあ」「もうあずんじょるけん、代わりに食うてた」
大洲11 あたどに 急に
【賛】atisahasA
(= (instr. adv.) too ★suddenly.) あたど
【民】aTalaipuTalaiyAy (= 1. in an impetuous manner; 2. ★suddenly (TLS)) あたどり (l 無音)
--
【賛】sahasA
(= (instr. of %{sahas}) , forcibly , vehemently , suddenly , quickly , precipitately , immediately , at once , unexpectedly , at random , fortuitously , in an unpremeditated manner , inconsiderately (with instr. `" together with "').) とほぜん (+ん) → とつぜん
【民】kupIren2al (= onom. expr. signifying buring fiercely, rushing ★suddenly, flowing forcibly, gushing out in streams) きふゆに
大洲13 あどえる 慌てる
大洲14 あまえぼし 甘えん坊
大洲15 あらいやけ 食器を洗うこと
大洲16 欠番
大洲17 あらびる 暴れる
大洲18 いもつぼ 庭や床の下にある芋を隠す貯蔵庫
大洲19 かこう 囲む,隠す
大洲20 いーそ 稲の束をまとめる藁
大洲21 つがい 稲の束をまとめる藁
大洲22 いかき 竹籠
大洲23 といかき ざる
大洲24 いがむ ゆがむ
【十津川弁】いがむ (= 歪む 曲る)
【民】vakkiram (= 1. curve 曲がった, ★bend 曲げる, winding;) いがむ (r 無音)
【賛】vakra
(= mf(%{A})n. crooked , curved , ★bent , tortuous , twisted , wry , oblique AV.; curled , curly (as hair) AV. ;) いがむ (r-m)
【賛】vikRz
(= Caus. %{-karzayati} (only p.p. %{-karzita}) , to emaciate , ★distort 〔物の正常な形を〕曲げる、変形させる, deform BhP.) いがむ (R-m)
c. 【石見弁】いがむ、いがんだ 【曲がる、曲がった、歪んだ】、【博多弁】イガム【ゆがむ・曲がる】、【奈良弁】いがむ 【歪む】
cf. 参考 【糸島弁】
ひんこちまんこち (= 貧弱に歪んで)、 【糸島弁】ひょんごむ (= ゆがむ)、【博消】
ユリナリ(= warp 【いびつなこと】 もともとはたまご形をいうらしかとです。転じて歪んだ形。籾を揺りわける楕円の曲げ物を揺り。)、【熊】
そねる (= 反り返る ソヌルとも。程度が大きい場合,ソネカヤル,ソネクリカヤル,ソネバル,ソネクリカエス,ソネクリカヤスなども)、【熊】
よがむ (= ゆがむ,曲がる 「ゆがんでる」が「ユガンデオル」,更に音変化し「ヨガンドル」「ヨゴウドル」「ヨゴドル」と。ヒョガムとも)。【沖縄弁】ユガーミン (= (動詞) ゆがむ。傾く。)
大洲25 いころ 体力
大洲26 いしかけ 石垣
大洲27 いしゃころし ゲンノショウコ
大洲28 いたんぽ イタドリ
不明。 植物名は、インド辞書にナイ。
参考:【対馬弁】ずいこ、【十津川弁】ごんぱち、【魚津弁】イタンズル、 【伊予弁イヨ】たしっぽ。
大洲29 すいこんぽ イタドリ
大洲30 おちょっぽ 正座すること
【伊予弁イヨ】おちょっぽ (= 正座 おちょっぽは八幡浜でしかつかわんがかな?)
【賛】aSThIva
(= n. (only ---) & {-va3nt} m. ★knee-pan 膝小僧、膝頭.) おちょぼ
大洲31 いっちょーら(い) 晴れ着
【京都弁】いっちょーら(一帳羅) (= 晴れ着)
【賛】Acchad
(= 1 ( %{chad}) , %{-cchAdayati} , to cover , hide MBh. ; to clothe , ★dress Kaus3. Gobh. ; to present with clothes MBh. :) いっちゃーだ、いっちゃーだやて
【賛】vAdhUya
(= mfn. (fr. id.) relating to a bride , bridal ; n. a bridal ★dress , wedding garment 結婚式の式服 RV. ) いっちゅーや
【十津川弁】いっちょうら (= 第一番の盛装)
【賛】vasuzreSTha
(= mfn. the ★best of the Vasus (said of Kr2ishn2a) Pan5car. ; m. N. of a king VP. ; n. `" ★best of treasure 宝物の中の最高なもの"' , silver L. ; wrought 鍛造された gold MW.) いっちょうらだ(一張羅だ)
cf. 【土佐】 いっちょら(一番よい品物、よいしな)
【賛】atizreSTha
(= mfn. superior to the ★best ベストよりもっと良い, best of all.) いっちょらだ
【民】aTiyaRi-tal (= to find out the ★first or primary cause 一番最初の) いっちょら
大洲32 いで 溝
☑ 【讃岐】 いで 【名】道の端などにある細く浅い水路(溝)のこと。上代の言葉に水路の堰の意で「いで」とあり、それに関係か。
大洲33 いねいね 元の状態
大洲34 いやしんぼ 食いしん坊
大洲35 いのす ゆず
☑ 【土佐】 いのす(柚子(ゆず)の訛、 ゆのす)
大洲36 (い)やじり 連作
大洲37 いりこ 煮干し
大洲38 いんま 後ほど
大洲39 いんぐりまんぐり あちこちに
【賛】viSvaggamanavant
(= a. going ★everywhere.) ヴぃしゅいんぐまんぐント
【賛】viSvaggamanavat
(= mfn. moving in every direction 全方向移動, going ★everywhere Veda7ntas.) ヴぃしゅいんぐまんぐト
大洲40 うずむ 抱く
大洲41 うっとこ 私の家
大洲42 いがむ ☑ 曲がる
大洲43 うねごし 峠を越えること
大洲44 うねごえ 峠を越えること
大洲45 おいこ 荷物を背負うためのもの
大洲46 からう 背負う
大洲47 かろう 背負う
大洲48 うもる 埋もれる
大洲49 えば 糸
大洲50 おーがっそ 髪がボウボウな状態
大洲51 お(ー)ど(ー) 横着な
大洲53 おいれ 雑炊
大洲54 おーるい 恵みの雨
【賛】vArvAha
(= m. `" water-bearer 水瓶座"' , a ★rain-cloud Mcar.) おーるい
大洲55 おかんしょ きれい好きな人
大洲56 おくま お供えする米
大洲57 おこわ 赤飯
大洲58 おしごみ 押し入れ
大洲59 おせ 大人
大洲60 おちゃと お供えするお茶
大洲61 おつくばみ 正座すること
大洲62 おちらし トウモロコシを炒った粉
大洲63 はったい 麦を炒った粉
大洲64 おっぽ おんぶ ex おっぽ しょーか。 [おんぶしようか。]
【民】aRuvai (= 1. cloth, garment; 2. the 14th naks2atra ; 3. net or hoop suspended from the ★shoulder) おっぽ、ウーファ[沖縄弁]、おんぶ (R-n)
【賛】anvavahR
(= to lower (the ★shoulder) 肩を下げる S3a1n3khGr2.) おんぶ
大洲65 おとと 弟
大洲66 おとどい 兄弟
大洲67 おどれ お前(蔑称)
大洲69 おとみ 返礼品
大洲70 おのればえ 野生
同下
大洲71 のらばえ 野生
【民】maNaRRArA (= a species of ★wild duck or teal) のらーら、のら、おのれ (m 無音)
【賛】mArjAra
(= (f. {I}) & {-ka} m. cat, esp. ★wild cat.) のら
【賛】naivAra
(= a. consisting or made of ★wild rice.) のら
【賛】viruh
(= P. %{-rohati} , to ★grow out 生える, shoot forth , ★sprout 発芽する, bud つぼみ RV. : Caus. %{-rohayati} , or %{-ropayati} , to cause to grow RV. ;) ばえ
る、はえ
る
大洲72 おはずけ 野菜の漬物
大洲73 おまいそかく 媚びへつらう
【民】meccu-tal (= 01 1. to praise, extol; to ★flatter; 2. to esteem; 3. to admire greatly, wonder) まいそかく (c-s, c-k)
【賛】anuSTu
(= ( %{stu}) , to ★praise RV.) おまいそ
【賛】kav
(= cl. 1. A1. %{kavate} , to describe (as a poet) W. ; to ★praise T. ; to paint , picture W.: cl. %{kAvayati} , %{-te} , to compose (as a poet) W. ;) かく (v-k)
大洲74 およそまく 予想
【民】aritATpuLLi (= ★estimate of the produce of a field from the appearance of the stubble 切り株畑) およそまく (r-y, p-m, LL-k)
【民】pAkku (= 03 ★estimate, ★estimate of the crop) まく (p-m)
大洲75 けんとまく 予想
【民】karuttaLavu (= approximation, ★estimate (TLS)) けんとまく (r-n, L-m, v-k)
c. 見当(けんとう)を付ける。
大洲76 おら 私
大洲77 おぱち 尻尾
【土佐】 をば、をばち、をばて(鳥や獣の尾)
【賛】vAravat
(= (%{vA4ra-}) mfn. ★long-tailed (as a horse) 長い尻尾の RV.) をばち (r 無音)、をばて (r 無音)
大洲78 おりや 母屋
大洲79 おんごす 山の中
大洲80 おんごく 山の中
【民】Ogkal (= 1. height, elevation; 2. rising; 3. ★mountain; 4. mound, elevation; 5. ★mountain top; 6. tree; 7. bamboo; 8. chief, leader, superior, king; 9. strong man; 10. descendant; 11. boat, vessel; 12. elephant; 13. bird said to subsist on rain drops, cuculus melanoeucus ; 14. retching, heaving, vomiting) おんごくの (+ん)
【民】Ogku-tal (= 1. to grow, rise high, as a tree; to ascend, as a flame; to be lofty, as a building or a ★mountain; 2. to spread, extend, expand; 3. to grow, as a child; 4. to be exalted, dignified, eminent; 5. to increase in wealth, in renown, in learning; to flourish; 6. to depart, as the spirit; 7. to heave, retch, vomit; to life up, raise, as the arm or a weapon or a pestle) おんごく (+ん)
大洲81 おんぼ おんぶ
大洲82 おんぼやき 火葬人(差別的表現)
【出雲弁】
おんぼやき 火葬を取り扱う人 ex. おんぼやきね え具合ね焼いてまー ねは酒2本付けなえけん 【= 火葬を取り扱う人に 良い具合に焼いて貰う には酒を2本付けないといけない】
【賛】
anvAroha
NIya (= mfn. belonging to the Anva1rohan2a , or rite of ★
cremation 火葬儀式 ib. 隠坊・隠亡(おんぼう))
おんぼやき (r-y, h-k)
c.
隠亡 (wikipedia\)
大洲83 かいさま 裏返し
☑ [イヨ] かいさま
反対、あべこべ、裏返し。返様(カエザマ)の語がある。逆さま
大洲84 かがす すり鉢
【民】kaivETTu (= small ★mortars set on a pole and used in pyrotechny (TLS)) かがす (v-g)
大洲85 かざむ 嗅ぐ
大洲86 がいな 元気な
〒アンカー名 = o.87
大洲87 かじゅむ 足を広げてしゃがむ
cf.
HOME -> 愛媛の方言 -> かじゅむ
かじゅむ かごむ とも言います。
屈む、しゃがむ、膝を抱えて座り込む という意味です。
ex. 「ひんけつおこしたんか?ほしたらそこにかじゅんどけ」
(貧血を起こしたの?それならそこにしゃがんでいなさい)
また「かじゅむ」には「鼻をかむ」という意味もあります。
【民】
kUrmAtan2am (= 1. ★
squatting on the floor with the legs crossed; 2. wooden seat in the form of a tortoise or with the figure of tortoise on it, used for meditation)
かじゅむ (m 無音)
---
【賛】
samavaguh
(= A1. %{-gUhate} , to ★
crouch down , cower Hariv.)
しゃがむ (v-g, g-m)
【賛】
saMkucita
(= mfn. contracted , shrunk , shrivelled , narrowed , closed , shut R. ; ★
crouching , cowering MW. ; N. of a place g. %{takSazilA7di}. )
しゃがんだ (+ん)
【民】
patipOTu-tal (= 02 to ★
crouch)
うつぶせ、ふすふす(伏す)、俯向いた(うつむいた) (p-m)
【秋田弁203】
つつぐばる
【賛】
sad
(= , to cause to sit down or be seated , ; to put in distress , afflict , weary , exhaust , ruin , destroy )
つつ
------- ぐばる は不明。
別解
【賛】
SaDaGga
(= n. sg. the six principal parts of the body (viz. the two arms , two legs , head , and waist) L. ; )
つつぐ
【賛】
parimuc
(= , to ★
loosen or ★
free one's self , )
ばる
i.e. つつぐばる = 手足を楽にして、の意 (?)
【出雲弁】
つぐなる しゃがむ ex.
なげこと、つぐなっちょった 【= 長いこと、しゃがんでいた】
【賛】
samabhiguh
(= A1. %{-gUhate} , to ★
crouch down しゃがむ, cower Hariv.)
つぐ
50 点
c. 「つぐなる」ずばりはインド辞書には無い。上の samabhiguh は、「しゃがむ」に近い。 、また、「かがむ」は下記に近い。(【英】 squat も、「しゃがむ」似)
【民】
kukku-tal (= 02 to sit on one's legs, squat)
かが む、
かご む
c. 富山弁「つくなる」、「名古屋弁」つくなう、 【十津川弁】しゃごむ
【糸島弁】
つくぼむ しゃがむ 無い → 有った
【民】
togkupaRivu (= 1. hanging just redy誤字 ready to ★
fall or slip off; 2. being ready or waiting for a pretext to leave いつでも去れる様に待ち構えている)
つくぼむ (R-m)
c. 「つくぼむ」の feeling が判明した。 無いので fall をチェックしたら有った。
c. 【博消】
ツクバウ fall 【しゃがむ】
【賛】
saMkoca
(= m. contraction , shrinking together , compression MBh. ; shutting up , closing (of the eyes) Sa1h. ; ★
crouching down , cowering , humbling one's self , shyness , fear (acc. with %{kR} , `" to become shy or modest "') Hariv. ; abridgment , diminution , limitation , restriction S3am2k.; drying up (of a lake) Ka1v. ; binding , tying L. ; a sort of skate fish L. ; N. of an Asura MBh. ; n. saffron L. ;
%{-kArin}
mfn. making contraction , ★
crouching down ,)
しゃがむ (r-m)
c. 大分弁「しゃがむ」は、 【腰をおろす】」の意。
大洲88 かたぎ 樫
【民】camuttirakkaTampu (= seaside Indian ★oak) かンたぎタムプ
【民】kUcciram (= seaside Indin ★oak, barringtonia racemosa) カシらむ、樫(カシ)
大洲89 からすこべ カラスウリ
【民】kAkurAci (= ★snake-gourd) カラス
【民】cavari (= 03 bitter ★snake-gourd) こべ
大洲90 かたつら 片方・半分しかないこと
大洲91 かっこ 子供用の下駄
大洲92 かつえど 空腹な人
【賛】kSudhita
(= mfn. ★hungered Pa1n2. ; (g. %{tArakA7di}) hungry ChUp.) かつえど
大洲93 かつえる 空腹になる
【賛】kSutpara
(= mfn. very ★hungry MBh.) かつえる
大洲94 かぶと 切り株(木,稲)
【民】kavantam (= 1. headless body; 2. ★stump of a tree; 3. oil-press; 4. demon; 5. water) かヴぁんたむ → かぶと
--
【民】kuNTavaNTan2 (= short, ★stumpy person) かンたぶンつノ、堅物(かたぶつ)
大洲95 かまも 大きなカエル
【民】kAlUram (= ★frog) かまも (l-m)、がま
大洲96 どば(がえる) 大きなカエル
【民】tappaLai (= 1. ★frog; 2. big belly 大きな腹; 3. protruding biceps when struck; 4. a kind of fish) どばライ
【民】tavakkAy (= ★frog (TLS)) どばキャーイ
大洲97 から 背丈
大洲98 かんころもち サツマイモを干して作った団子
大洲99 きげんほーげ 勝手気まま
大洲100 きじねこ まだら猫
大洲101 きにょー 昨日
大洲102 きびす 気味
大洲103 くいちろ(りん) 食いしん坊
大洲104 くじ 文句 ex. くじばっかり いってからに。 [文句ばっかり言って。]
c. 愚痴(ぐち)
【民】kEcu (= suit; ★complaint 不満、愚痴) くじ、ぐち (c-ch)、ぐだぐだ
【民】pazi (= 02 1. blame, censure, reproach, ridicule; 2. slander, calumny; 3. ★complaint, imputation, charge, disparagement;) ぶつぶつ
【民】pAzvAycci (= woman who ★complains without cause) ぶつぶつ
大洲105 きねり 柿
大洲106 くずし 練り物(かまぼこ,天ぷら,ちくわ)
【今治弁】くずし (かまぼこ)
【賛】kSata
(= mfn. wounded , hurt , injured S3Br. ; ★broken 壊れてる、ブロークン, torn , rent , destroyed , impaired MBh. ; diminished , trodden or ★broken down ; ) くずし
c. 富山弁「くずし 【かまぼこ】」と同一。
大洲107 くちじけ 口のできもの
大洲108 ぐつ 調子
大洲109 くびち 鳥をとる罠
大洲110 げ(え) 吐瀉物
c. 吐瀉物(としゃぶつ)は、嘔吐および下痢によって体外に排出された消化管の内容物。
嘔吐によって排出されたもののみを指して用いられることがあるが、「瀉」は一般的に下痢を表すことからこの用法は誤りであり、嘔吐によるもののみを指して用いる場合には嘔吐物(おうとぶつ)もしくは吐物(とぶつ)という語が用いられる。
c. げろ、げー
【民】kAl(lu)-tal (= to ★vomit 嘔吐する, disgorge) げろ、げー (l 無音)
大洲111 げっぽ 最後
【民】kaTaipO-tal (= 1. to ★end, terminate, conclude, be fulfilled; 2. to endure to the ★end) かたいぽー → げっぽ
【賛】gaNAvarA
(= f. `" ★last or lowest of her class "'N. of an Apsaras v.l. for %{guNA7v-}.) げなーヴぁらー → げっぽ
【賛】kvaha
(= see 2. %{ku} at ★end.) げっぽ (h-p)
大洲113 げんげ レンゲ
大洲114 けんたい 当たり前
大洲115 けつる 蹴る
大洲116 こあらい 子育て
大洲117 まごあらい 孫を育てること
大洲118 こーねんど 年功を積んだ人
大洲119 こずめる まとめる
大洲120 こぼんそ 子煩悩
大洲121 こぎる 値切る
大洲122 ござわた 着物に入れる綿
大洲123 こんこ はったい粉
大洲124 さいきょー お節介
大洲125 てがう ちょっかいをかける
大洲126 さいさい 何度も
大洲127 ぞぶる 雨や川や田んぼの中を歩く
☑ 【イヨ】ぞぶる 川の中を歩く 水位はひざくらいまで。 南予。
大洲128 じゅるたんぼ ぬかるんだところ
大洲129 おすいじん スイバ
大洲130 おなごし 女中(目下に見下す表現)
大洲131 しわく 暴力を振るう
【賛】savega
(= mfn. equal in speed or velocity to (comp.) R. ; ★violent , impetuous (%{am} ind.) Pan5cat.) しわく
【賛】sampravip
(= A1. %{-vepate} , to tremble 〔身体などを〕震えさせる ★violently MBh.) しわくっぺ (v-k)
大洲132 ほーしこ つくし
大洲133 ずんべのかわ 生意気
大洲134 すべた 不美人
【民】tuvASTram (= 1. useless, good-for-nothing person; 2. ★ugly, disgusting thing) すべたノ、しかめ/醜女(しこめ) (ST 無音, v-k)
--
【趣】suĝin, sumun, sun, šum4[BAD] (= : n., ★rot, decay; something ★rotten; the past (su, 'body',
+ ĝin, 'to go')
v., to decay; to ruin.
adj., old, ancient.) しこめ
【赤】surhkinu(m), sukkinum, sum/nginnu, su(k)kinnu,
su(g)ginnu (= ~ "★rot, decayed matter" Bab. of grain, wood, copper decay; < Sum.) しこめ
【賛】durhaNu
(= a. having ★ugly jaws. 醜い顎を所有) しこめ (h-k) [醜女]
c. 【英】ugly /アグリー/ 醜い(みにくい)。〜ly なのに副詞でなく、形容詞。hungry は、hungly で無い。英語って、メチャクチャ。
大洲135 すべる 煙る,燃えない
【賛】sovAla
(= mfn. blackish or ★smokecoloured , ★smoky L. ; m. ★smokiness ib.) すべる
【賛】niSparidAha
(= mfn. ★incombustible 不燃 L.) にすべりだーは → すべる
大洲136 すま(っこ) 隅
大洲137 せー やりがい
大洲138 せど 家と家の間の狭い通路
大洲140 せんち 便所
大洲141 せっちんずめ 便所
大洲142 ぞーず 炊事の残り水
大洲143 ぞんじ 随分,結構
大洲144 そっぱ 出っ歯
大洲145 そらず(まめ) 空豆
大洲146 ただぼり 雨漏り
大洲147 そんで それで
大洲148 おーだば 高所の平地
大洲149 だだぼり 雨漏り,筒抜け
大洲150 だば 高く平坦な土地
大洲151 だましに 急に
大洲152 ひょいと 急に
大洲153 たころばち 竹でできた笠
大洲154 だや 牛や馬の小屋
大洲155 だる 泥
大洲157 ちか 近いところ
大洲158 ちちくさ ゴギョウ
大洲159 ちちくさ 乳腺炎
大洲161 ちゃのみとぎ 後妻
大洲162 ちゃのみとぎ 茶飲み友達
大洲163 あといりさん 後妻
大洲164 ちょーさいぼー 子ども扱い
大洲165 ちょげる 悪気なくいたずらで小さいものを盗む
大洲169 ちりげ 襟首
大洲170 ちりぞーり 藁の草履
大洲171 ちんち きれい,上等なもの
☑ cf. [イヨ] ちんちべべ ベベは共通語で幼児の着物。ちんちは新しい、珍しい。とっておきの晴れ着のこと。
大洲172 ちんちまんま 白米だけを炊いた上等なご飯
大洲173 ちんちまい 白米だけを炊いた上等なご飯
大洲174 ちんちばっぽ 餅米だけをついた上等な餅
大洲175 ばっぽ 餅
大洲176 ちんちべべ ☑ きれいな服
大洲177 ちんちくりん 小さいもの
大洲178 ちんちろ さいころを使った賭け事
【賛】durodara
(= m. player at ★dice or a die; n. game at ★dice.) ちんちろ (r-n)
大洲179 つい 同じ
【讃岐】つい 似ている、同じ。 似ている度合いは 「つい」<「まっつい」<「まっつくつい」
【賛】sarUpa
(= a. of ★the same shape or form with (gen. or ---); like, similar; shaped, formed, embodied; beautiful, handsome.) つひ
【賛】suhRd
(= ; very ★similar to 非常に似ている, closely resembling ib.) ついだ
【民】naTugku-tal (= ; 8. to be ★similar) まっつくだ
大洲180 つかみやい 取っ組み合い
大洲181 つぎ 穴を補修する布
【出雲弁】つぎ 布 ex. つぎをあてる 【= 布をあてがう(布を宛って繕う)】
【民】tukil (= 1. Fine ★cloth 立派な布, rich attire 〔儀式などの〕衣装、盛装; 2. ensign 〔部隊の〕軍旗) つぎ (l 無音)
--
【出雲弁】つぎこはぎこ つぎはぎだらけ、寄せ集めの状態 ex. むかしゃ、つぎこはぎこのきもんをきちょった。 【= 昔は、つぎはぎだらけ着物を着ていた。】
【民】takkai (= 02 1. roll of palm leaves or plug, put into a perforation of the ear-lobe to enlarge it; ; 8. dried stalk of great millet or castor plant, used as tinder; 9. ★patch on cloth 服の上のつぎはぎ;) つぎ
【民】pottu-tal (= 01 1. to bury; 2. to cover, close, as the mouth, eyes or ears, with the fingers or otherwise; 3. to close the fingers together; 4. to mend 繕う、修理する, ★patch, botch, as baskets or bags; 5. to stitch; 6. to hide, conceal 隠す; 7. to beat, flog; 8. to light, as a fire; 9. to tie, string together, as a wreath; 10. to invent, imagine; 1. to mix 混ぜる, unite 一体化; 2. to be fille) はっつ → はぎ
大洲182 つずめ 決着
【民】cittAntam (= 1. well-established ★conclusion, settled opinion or doctrine, received or admitted truth; 2. astronomical treatise; 3. saiva siddha1nta; 4. saiva agamas; 5. obstinacy) つずめ、とどのつまり (+り)
☑ [イヨ] つづまり 結論、決着、要約、結局の意。縮める、まとめる、短くするなど約まるの転。
大洲183 さきおり 布を継ぎ合わせて作った服
c. つぎおり takkai おり → さきおり (t-s, k-k)
【民】allu-tal (= to knit, build, ★weave to interlace closely) 織る(おる)
【民】vala-ttal (= 01 1. to encircle, surround; 2. to spin, as a spider its thread; to plait; to ★weave; 3. to string in a series; 4. to tie, bind; 5. to bend) 織る(おる)
大洲184 たわらもち 米が入った餅
大洲185 つべ 尻
☑ 【イヨ】 つべ お尻
大洲186 つべご 末っ子
大洲187 おとんぼ 末っ子
大洲188 つべのす 肛門
大洲189 つめくじる 爪を立ててつねる
大洲190 つわ 唾
【民】tuppu (= 09 ★spittle) つわ、つば
大洲191 うすどり 餅つきで餅を回す人
大洲192 でこ 人形
大洲193 てしお 小皿
大洲194 てっき 囲炉裏に置く置物
大洲195 ごとく 囲炉裏に置く足のついた鉄の置物
大洲196 てねる 稲を束ねる
大洲197 でぶ 集落で持ち回りで担当する仕事
大洲198 てみ ざる
大洲199 てれる スイカが熟れる
大洲200 てんからぼし 暑い日,熱中症
大洲201 てんごのかわ 馬鹿馬鹿しいこと
☑ 【土佐】 てんごのかあ(悪ふざけ、駄目な事、余計な事)
c. 「悪ふざけ」で、英辞郎を引くと、deviltry or devilment 悪魔の仕業、があり、インド辞書を devil で引くと下記が有った。
【民】cuNagkai (= a kind of ★devil-dancing 悪魔のダンシング) てんごかい → てんごのかわ
大洲202 おでんち ちゃんちゃんこ
大洲203 はんこ ちゃんちゃんこ
大洲204 てんぷ ☑ cf. 【今治弁】てんぷな 危険な ex. てんぷな こと せられにょ。 [
危険なことをしないでよ。]
大洲205 おとーじん 怠け者
【賛】anudyogin
(= mfn. inactive , ★lazy , indifferent.) あぬとーじん → おとーじん
大洲206 どーずく 蹴り上げる,叩く
大洲207 ぼんのくぼ うなじ
大洲208 とぎ 友人
大洲209 つれ 友人
大洲211 とーちゃん お父さん
大洲212 かーちゃん お母さん
大洲213 とっぺん 頂上
大洲214 とっぺん 頭頂部
大洲215 どべた 地面
大洲216 どんがめ 足が遅い人の例え
【民】tAmacan2 (= ★slow, inactive person) どんがめ、鈍感(どんかん)
大洲217 どんじり 最後
☑ [イヨ] どべ びりけつ、最下位、どんじりのこと。ドゲともいう。
【民】tUvi (= 01 1. feather or down of birds; 2. peacock's ★tail 孔雀の尻尾; 3. swan's down; 4. swan; 5. quil-pen; 6. ★fin of a fish) どべ、どげ (v-g)
c. 【石見弁】「どべ、どんべ、どんけつ、どんじり 【ビリ、最下位、最後、最後尾、最終者】」、【熊本弁】「どべ,どべこす 【びり,最下位】」と同一。奈良弁、大分弁も「どべ」
【十津川弁】どんじり (→「どんけつ」に同じ)
【民】tan2iccIr (= detached foot at the ★end of the second line of ne1r-icai-ven3pa1 and kali-ven3pa1 二行詞の最後での分離した足, rhyming with initial foot of the fiirst two lines そしてそれは、二行詞の頭での初期の足に対し韻を踏でいる) どんじり
【十津川弁】どんけつ びり 一番最後
【民】talaikkaTTu (= 02 1. completion; 2. family taken as a unit; 3. turban; 4. ceremony of putting on the turban at the ★end of the period of mourning 喪服の期間の終わりにターバンを着る儀式;) どんけつ (l-n)
【京都弁】べべた 最後、びり 【類】べったこ
【民】paLLipaTai (= 1. performance of the ★last rites or burial or cremation 葬式や埋葬の最終儀式の演技, as of a deceased king 例えば、死亡した王様の;) べべた、びりべた
c.「ビリ」の語源も兼ねている。
大洲218 げっぽ 最後の人
大洲220 ながせ 梅雨
大洲221 なば 普段食べるきのこ類(椎茸,シメジ,ヒラタケ)
【琉球】■ナバー (名詞) 茸(きのこ)。
【賛】mallipattra
(= n. a ★mushroom or ★fungus L.) ナバー (ll 無音, tt 無音)
【民】nilappoTTu (= 1. a kind of medicinal ★fungus) ナバー (l 無音, TT 無音)
--
【賛】karaka
(= ; (%{am}) n. ★fungus , ★mushroom L. ; ) きのこ (r-n)
cf. 他県情報。
【熊本弁】なば (= とても,非常に/茸(きのこ)) ex. ナバキチー(とてもきつい) ナバンゴツも,とてもの意味は最近の若者言葉 「菜葉」と書くのか(?)
【博多弁】ナバ fungus 【キノコ】 c. 熊本弁と同じ。
【十津川弁】くさびら (= 毒菌 きのこ 雑茸) --- インド弁でした。
【出雲弁】さざんぼ〔1〕 (= キノコの総称) ex. なんと、山へえきたとこーめがざざんぼがごーぎ ね生えちょったわ。 【= なんと、山へ行ったところがキノコがたくさん 生えていたよ。】 --- インド弁でした。
c. 【英】fungus フンガス、(f-k) で、きのこ。【スペイン語】hongos ホンゴス (h-k)。【仏】champignon シャンピニオン (ch-k)
大洲222 なば (傘などが)裏返しになった状態
【民】niran2iRaivazu (= a defect in composition which consists in following one order at one place and the ★reverse order later on (TLS)) なば
【賛】vyatirekin
(= mfn. distinguishing , excluding , excepting , negative Tarkas. ; different , ★reverse W) おちょこノ
大洲223 なまじっか 中途半端 ex. なかじっか ざいさんが あるけん。 [
中途半端に財産があるので(身をダメにした)。]
【賛】mandoSNa
(= mfn. ★tepid , ★lukewarm L. ; n. and %{-tA} f. gentle heat , warmth L.) なまじっかナ (S-k)
【賛】niraGga
(= mf(%{A} or %{I})n. ★incomplete Sa1h. ; having no resources or expedients Hit.) なまじっか (r-m)
大洲224 なる 平地
大洲226 なるてん ナンテン
大洲227 なんちゃ 少しも
大洲228 にえる 内出血する ex. にえたん。 [(痣(アザ)を見て)内出血したの。]
【十津川弁】にえる 皮膚を打った時、血が内出血して痣[あざ]のようになること 「くろにえる」
【民】neri (= 03 1. crack, ★bruise 打撲(傷)、あざ, smash スマッシュ、強打; 2. close and short plaits of cloth in wearing; 3. roughness) にえ る
大洲229 あおにえ 青痣
大洲230 あかにえ 赤痣
大洲231 にかや 二階
大洲232 によい 匂い
大洲233 ぬいあげ 子どもが来ている寸法が合わない服の肩や腰を縫って,体格に合わせること
大洲234 かたにあげ 肩上げ
大洲235 こしにあげ 腰上げ
大洲236 ぬかす 言う ex. なに ぬかすか。 [何を言うのだ。]
☑ 【淡】ぬかす (動詞)(好ましくない言葉を)吐く。言いやがる。
大洲237 ぬすと 泥棒
cf. ナッシーの語源帳 【日】どろぼう(泥棒、ドロボー)、
盗人、おいはぎ、強盗、置き引き、かっぱらい、ペードー、ごっとん
f21#31
大洲238 ぬすっとぐさ イノコズチ
大洲239 どろぼーぐさ イノコズチ
大洲240 ねき 近所
☑ 【土佐】 ねき(近く、側)
大洲241 ねくじ 眠い子どものむずかり
大洲242 ねだ 床板
【民】mETai (= 1. platform, raised ★floor 上げ床; 2. artificial mound; 3. cf. me1t2a storey; terraced house or palace) ねたい → ねだ
【民】maccuppAvu-tal (= 1. to cover the ★floor of an upper storey with planks 板, bricks, etc.; 2. to make a board ceiling ボード天井) ねすっぱーヴ → ねだパブ
大洲243 ねたろー よく寝坊する人
【賛】nidrA
(= f. ★sleep , slumber , ★sleepiness , sloth RV.;; %{--lasya} (%{-drA7l-}) n. ★sleepiness , long ★sleeping MBh. ;) ねたろー
大洲244 ねぶか 白ネギ
【賛】
nRpAhvaya
(= m. a species of ★
onion L.)
ねぶかヤ (v-k)
【賛】
nRpakanda
(= m. a species of ★
onion L.)
ねぶかンダ
【賛】
nRpapriya
(= m. (only L.) `" dear to kings "' , a kind of parrot ; Bambusa Spinosa ; a species of Saccharum Sara ; rice ; a species of ★
onion ; the mango tree ; (%{A}) f. Pandanus Odoratissimus ; a species of date tree ; %{-phalA} f. Solanum Melongena L.)
ねぶきゃ (y-ki)
c. 「根深(ねぶか)」は、インド辞書に有る。日本語の歴史との整合性、有っていますか?。
ネギ (wikipedia)
cf. 【デジタル大辞泉】
ねぶか ねぎ
葱 長ネギのこと。近畿、中京、北陸、越後、羽後、中国四国、豊前、筑前での言い方。東国と九州では「ねぎ」、沖縄で「びらー」、宮古で「しぅむな」など。
【琉球】【民】
veLvegkAyam (= 1. ★
onion; 2. garlic)
ビラねぎやん (v-n)、にらねぎやん (v-n, v-n)、わけぎやん
【宮古口】【民】
cOcan2am (= white ★
onion 白いネギ)
すんな/すンな/すヴな、【宮古島キッズネット】
すむな
c. デジタル大辞泉「秋葱」の解説
あき‐き【秋×葱】
秋のネギ。一つの皮に2本の茎が包まれているところから、「ふたごもり」とともに用いる。
「―のいや双納ふたごもりを思惟おもふべし」〈仁賢紀〉
【民】
IraveNkAyam (= ★
onion)
あききヤム (v-k)
【民】
veLvegkAyam (= 1. ★
onion; 2. garlic)
あききヤム (v-k)、ねぎヤム (v-n)
【賛】
vizvagandha
(= (only L.) mfn. diffusing odour everywhere ; m. ★
an onion ; (%{A}) f. the earth ; n. myrrh.)
ふたごもった、ねぎがんだ (v-n)
【賛】
mukhadUSaNaka
(= m. (Bhpr.) `" mouth-defiler 口を汚す"' , an ★
onion.)
むこーだしゃねぎ、ながねぎ
【賛】
mukhagandhaka
(= m. `" mouth-scenting 口臭"' , an ★
onion L.)
むこーがんだはか
大洲245 ねりべい 白壁
大洲246 ねんがける 狙う,当てにする
大洲247 ねんしゃ 丁寧だ
大洲248 のさく ぞんざいだ
大洲249 のちぞい 後妻
大洲250 ののさん 神様,仏様
【佐久弁】ののさん 月、仏、石碑 ex. ののさんの隣のうち
【賛】manodAhin
(= m. heart-inflamer 心が燃えているもの"' , the ★god of love 愛の神 L.) ののさん (d-s)
【沖縄弁】■トートーメー /oooomee/ /(名詞)/ 意味:/ お月様。/ 参考:/ 全国方言辞典「とーとさま 〈1〉月。ののさん。青森県三戸郡。とーとーさま 佐渡。〈2〉雷。岩手県九戸」/
関連標準語:/ おつきさま〔お月様〕,つき〔月〕
c. トートーメー /oooomee/ --- 「トートーメー」の発音記号表記が /oooomee/ なのか?。頭オカシイんじゃないの。
【賛】darzayAminI
(= f. the new ★moon night 新月の夜 L.) トートーメー
【賛】dazama
(= , f. {i} the tenth; n. adv. for the tenth time; f. {I} the tenth day of the half ★moon, the tenth decad of the life.) トートーメー
【民】tEvatATam (= 1. the ★moon's ascending node; 2. fire) とーとーさま
【賛】manasija
(= m. `" heart-born 心の誕生"' , love 愛 or the god of love 愛の神 Ka1v. ; the ★moon Ra1matUp. ; %{-taru} m. love conceived as a tree Ma1lav. ; %{-bRsI} f. the ★moon Alam2ka1rav.) ののさま (j-jn)
---
【賛】darzayAga
(= m. a new ★moon sacrifice 新月のお供え物.) つき
【賛】dArzika
(= mf(%{I})n. and mf(%{A})n. relating to the new ★moon or the new moon sacrifice Comm. on A1pS3r. ) つき
【賛】aSTaka
(= a. eightfold; m. a man's name; f. {A} the eighth day after full ★moon 満月から八日後の日 .) おつき
【民】arttacantiran2 (= * 1. ★half-moon crescent; 2. semi-circular impression of the finger nail; 3. figure of crescent painted on the forehead) おつきさん
大洲251 ののさん お月様
大洲252 のふぞ 野放図な ex. のふぞな こと せられん。 [
野放図なことをしないで。]
c. のほうず 【野放図】 《名・ダナ》
1. しまりがなく何をするか分からないこと。 ex. 「―なやつ」
2. 際限のないこと。 ex. 「―に広がる」
☑ [イヨ] のふぞう
大胆な、横着な、ずぶとい。「野太い」と同義。始末が悪い意にも。「ノサク」「ヨモダ」にも通じる。
大洲255 はからい 我慢
【民】poRaiyARRu-tal (= to ★bear with patience) はきゃらう (y-ki)
大洲256 ははじゃしと 母
大洲257 はぜのけ 仲間はずれ
大洲258 はちこる はびこる
大洲259 はちこる 足を広げる
大洲260 ぱっちん メンコ
大洲261 はつはつ ギリギリだ ex. はつはつに なった。 [ギリギリになった。]
【賛】vidhRti
(= (%{vi4-}) f. separation , division , partition , arrangement , regulation AV. ; keeping away Br. ; anything that separates or divides , a ★boundary-line , barrier TS. ; N. of two blades of grass which indicate a ★boundary-line between Barhis and Prastara TBr.; m. a partic. Sattra S3rS. ; N. of a partic. divine being BhP. ; of a king ib.) はつはつ
大洲262 ばっぽ 餅
大洲263 ばとこ 場所
大洲264 はなしば シキビ
大洲265 はなたれ 鼻水を出している子ども
大洲266 てばな 鼻水を野に出す
大洲267 はぶ 歯茎
大洲268 はめ マムシ
☑ 【讃岐】 はみ 【名】(1)まむし、毒蛇。(2)家畜のエサ。
c. 出雲弁「はみ 〔動〕蝮(まむし)」と同じ。
大洲269 はらぼて 太った腹
大洲270 どんばら 太った腹
大洲271 はりまーす ビンタする
大洲272 ねぶち 竹の根で作った棒
大洲273 ばんば おばあさん
大洲274 ばんばらけ 乱れている様子
【民】pARu-tal (= 01 1. to be destroyed, ruined; 2. to be ★scattered; 3. to run, flee; 4. to be torn into pieces; 5. to give way; to be uprooted; 6. to be in ★disorder; to be dishevelled; 7. to fight; to cross, pass over) ばーら、ばらばら、ばんばらけ (+ん)
【賛】paryAkula
(= mf(%{A})n. full of , filled with (comp.) MBh. ; ★disordered 無秩序, confused 混乱, excited 興奮, bewildered ろうばい MBh. ; turbid 混濁 (as water) MW.) ばらける
大洲275 はんぼ 寿司桶
大洲276 びーのこ 女の子
大洲277 ぼーのこ 男の子
大洲278 びーだま ラムネ瓶の玉
大洲279 ひうけ 日当たり
大洲280 ひがさら 一日中
大洲281 ひきさがす 散らかす
大洲282 ひきたれ だらしないこと
大洲283 まくわうり 小さなメロン
【賛】madhupA
(= mfn. = %{-pa4}. mfn. ; %{-tama} mfn. drinking sweetness excessively RV. %{-pAkA} f. sweet ★melon L. %{-pAni} (%{ma4dhu}.) mfn. having sweetness in the hand RV.) まくわ (h-k)
【民】maturavaLLi (= 1. a ★water-melon; 2. sweet potato) まとわうり
大洲284 びー 女の子
大洲285 ぼー 男の子
大洲286 やすむ 休む
大洲287 て ~て
大洲288 やる する
大洲289 おー ~しよう
大洲290 や ね
大洲291 お お
大洲292 しょーがつ 正月
【沖縄弁】そーぐゎち お正月
【民】samvatsarAti (= the ★new year day of the telugus and the kanarese) そーがち (v-g)
【民】cuttatin2am (= 1. ★new year's day;) がんたん(+ん; 元旦)
大洲293 に に
大洲294 かう 買う
大洲295 が が
大洲297 い 非過去
大洲298 あの あの
大洲299 ひと 人
大洲300 いう 言う
大洲301 られ れる・られる
大洲302 こまる 困る
大洲303 た 過去
大洲304 この この
大洲305 へや 部屋
大洲306 きゅー 急
大洲307 に COP.ADV
大洲308 こ 子
大洲309 じゃ だ
大洲310 けん から
大洲311 くる 来る
大洲312 こと こと
大洲313 ねぞー 寝相
大洲315 こども 子ども
大洲316 わ は
大洲317 おる 〜ている
大洲318 さつまいも サツマイモ
大洲319 いれる 入れる
大洲320 つるす 吊す
大洲322 くずれる 崩れる
大洲323 よごす 汚す
大洲324 られん 〜するな
大洲325 おちる 落ちる
大洲326 の の
大洲327 だし 出汁
大洲328 ほー 方
大洲330 あるく 歩く
大洲331 たら 〜たら
大洲333 しまう しまう
大洲334 を を
大洲335 おいこ 荷物
大洲336 みず 水
大洲337 くも ☑ 蜘蛛
大洲338 なる なる
大洲339 つくる 作る
大洲340 です です
大洲341 うち 私の家
大洲342 あげる あげる
大洲343 らし らしい
大洲344 できる できる
大洲345 ん 〜しない
大洲346 ん 〜するの
大洲347 か か
大洲348 なに 何
大洲349 も も
大洲350 な NEG
大洲351 うし 牛
大洲352 で で
大洲353 たたく 叩く
大洲354 すむ 住む
大洲355 そだつ 育つ
大洲356 い INF
大洲357 きる 着る
大洲358 みる みる
大洲360 やつ 奴
大洲361 やく 焼く
大洲362 ひもち 火持ち
大洲364 たべる 食べる
大洲365 つまずく 躓く
大洲366 こける 転ける
大洲367 ばっかり ばかり
大洲368 なる 〜である
大洲369 たろー 太郎
大洲370 てがみ 手紙
大洲371 かく 書く
大洲372 から から
大洲373 かける かける
大洲374 でる 出る
大洲375 わたし 私
大洲376 じゃった だった
大洲377 ちょーど 丁度
大洲378 こーずい 洪水
大洲379 とき 時
大洲380 あ IRR
大洲381 んと 〜しないで
大洲382 いけん だめ
大洲383 あれ 彼
大洲384 たけ 竹
大洲385 もえる 燃える
大洲386 とおる 通る
大洲387 いく 行く
大洲388 おく おく
大洲389 え 〜しろ
大洲390 あいだ 間
大洲391 まつ 待つ
大洲392 たまる たまる
大洲393 ある ある
大洲394 いっしょ 一緒
大洲395 くらす 暮らす
大洲396 おいで PROG.HON
大洲397 ちょっと 少し
大洲398 きる くる
大洲399 これ これ
大洲400 う U
大洲401 な 〜するな
大洲402 そる 剃る
大洲403 もらう もらう
大洲404 もつ 持つ
大洲405 はく 履く
大洲406 きょー 今日
大洲407 どこ どこ
大洲408 おまえ お前
大洲409 あてる 当てる
大洲410 つける つける
大洲411 だす 出す
大洲412 とぶ 飛ぶ
大洲413 さs せる
大洲413 させ させる
大洲414 すいか スイカ
大洲415 じょお よく
大洲416 ぼーし 帽子
大洲417 かぶる 被る
大洲418 さん TTL
大洲419 かける 走る
大洲420 すわる 座る
大洲421 こっち こちら
大洲422 ざいさん 財産
大洲423 あがる 上がる
大洲424 とれる 取れる
大洲425 えき 駅
大洲426 くさる 腐る
大洲427 あれ あれ
大洲428 なげる 投げる
大洲429 はいる 入る
大洲430 まいる 参詣する
大洲431 くさ 草
大洲432 すがた 姿
大洲433 つく つく
大洲434 はれる 腫れる
大洲436 おる いる
大洲437 あと 後
大洲438 すし 寿司
大洲439 まぜる 混ぜる
大洲440 あそぶ 遊ぶ
大洲441 しごと 仕事
大洲442 と と
大洲443 る う
大洲444 のー のー
大洲445 ぞ ぞ
大洲446 ぜ ぜ
大洲447 わい わい
大洲448 あい あい
大洲449 じょ よ
大洲450 する する
大洲451 い imp
大洲452 なあ なー
大洲453 ね ね
大洲454 なはる なさる
大洲455 とこ ところ
大洲456 とる 取る
大洲457 かって ~くて
大洲458 もん もん
大洲459 の が
大洲460 ん に
大洲461 かった かった
大洲462 で で
大洲463 するな 〜するな
大洲464 どがい どう
大洲465 ねこ ねこ
↑ 大洲頭
Link free. (C) 2017, 鳩摩羅童子. All Rights Reserved.