相場を始めるまでの流れ


相場を始めるにはいろいろな準備が必要です。これから相場を始めてみたいとお思いの方のために私の経験の中から参考になりそうな 情報を掲示しておきます。

(1)資金
(2)口座開設
(3)パソコン
(4)実際に注文を出す
(5)証拠金

資金
スタート時の資金は、やる銘柄にもよりますが、証拠金4枚分 と考えればよいでしょう。 私の場合は白金をやろうと思ったので30万から始めました。(白金の証拠金は1枚6万、4枚分で24万を 切り上げて30万)

なぜ4枚分?
 なぜかといえば、最初に1枚注文する。それが裏目ることもあるわけです。そのときどうするか?しばらく自分の予想した方向と 反対に行きつづけるのではないか、でも最後は戻ってくるだろう。そんな予想が立ったときは 両建てにするのです。または ナンピンすることもあるでしょう。そんなときに予備の証拠金の 出番がくるのです。
 もちろんこれが絶対というわけではないので1枚分の証拠金だけを預託して始めても構いません。 でも、1回目の建玉で損を出したら次は注文できません。資金を引き上げるか、不足分を充填して再開するかししなければならないことを 理解しておいてください。



口座開設
私達は取引所に直接注文を出すことはできません。免許を保有している取引員に注文を委託しなければなりません。
そこで大事になるのが取引員選びです。
(1)手数料が安く
(2)親切で
(3)注文処理速度が速い
取引員に口座を開かなければなりません。
お勧め取引員
(1)日本ユニコム03(5623)5111 全銘柄で日計り500円、通常1,000円と安さではピカいち。
(2)山前商亊0120−181817 社員一人一人が本当に親切。iモードの調子が悪いときでもきめこまかく 対応してもらえる。T腰さん、M平さんお世話になってます。
(3)フジフューチャーズ03-3284-3675 注文の処理能力が高いので流れに乗り遅れることが少ない。
口座開設までの手続き
(1)自分が開設したい会社のホームページにアクセスする
(2)会社から必要書類が郵送されてくる
(3)必要事項を記入して送り返す
(4)年収、職業の有無、現住所の確認などの一連の審査を通過すれば、パスワード・IDなどが送られてくる
(5)預託金を振り込む
(6)取引開始


パソコン
パソコンは今や投資家達の必須アイテムとなりました。
(1)注文を出す。
(2)リアルタイムで価格を知る
(3)市場がクローズしてからチャート分析をする
(4) 今後の価格の動きに関する情報を収集する などの仕事を1台で出来るからです。きちんとインターネットが出来れば高機能でなくても構いません。用意しましょう。ない人は iモード携帯電話機でも注文できます。


実際に注文を出す
白金の場合
 6/1(金)の時点で2002年4月限り(2002年4月までに決済しなければならない商品のこと、例えば今日買いを建てたら2002年4月 までに売り注文を出して取引を終えなければならない)2,120円でした。
 今後の価格動向を調べた結果、価格は上昇しそうだと判断したらこの値段で買い注文を出します。 その後価格が上昇して2,150円になったので売り注文を出して取引を終えました。 30円の利ざやを稼いだわけです。

 白金の場合値段は1グラム単位で表示されます。上記では1グラムが2,150円ということです。 しかし取引は500グラムの延べ板で行われるので500グラム当たりでは30×500=15,000円の利益 ということになります。これは500gの延べ板を2,120×500=1,060,000円で買って、2,150×500=1,075,000円で売った時の 差額分15,000円ということになります。これを倍率「500倍」といいます。 買っている時に1円価格が上昇すれば500円の未確定利益が生じるし、逆に価格が下落すれば500円の未確定損失が生じる。これは 反対売買(=仕切注文)によって確定させることが出来る、というわけです。

 この延べ板を1枚買う取引を「1枚」と数えて、必要な証拠金を差入れます。 白金の場合は6万円です。最初の注文を「新規注文」と呼びます。 新規注文は「売り」からでも「買い」からでもできます。価格が上昇すると思えば、「買え」ばいいし、下落すると思えば 「売れ」ばいいのです。取引を終えたいときは手仕舞い注文を出します。これを「仕切注文」といいます。


以上簡単に取引開始までの流れを解説してみましたが、おわかりになったでしょうか?
質問等はメールで応えますので、気軽にご連絡下さい。

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