[千曲市博物館めぐり] 蔵し館 (3)
<<<Back           Top>>>

■ 土蔵(資料館)

白土壁で塗り固めた典型的な「土蔵造」の建物です。
これは、江戸で発達した耐火建築様式を、弘化の大地震の後、いちはやく取り入れたものといわれます。

かつては商品の保存蔵で、南北に階段が設けられ、階段吹き抜け穴が広くとられています。二階吹き抜けの上には、大きな滑車が取り付けられ、商品の出し入れが頻繁におこなわれていたことを示しています。

二階は商品の保管室、遠来の客の接待、宿泊、宴会、時には経済・商法研究の場として用いられ、稲荷山の人々の心をつなぐサロンともなって、さまざまな機能をもったコミュニティホールとして使われていたと言います。

稲荷山の歴史や繁栄時代の商店の看板、生糸生産の機械や生業や生活の様子を物語る民族的資料を多数展示しています。








<<<Back         Top>>>