[千曲市博物館めぐり] 森将軍塚古墳館 (1)
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    09.8.1 更新                        

■ 科野の里歴史公園  長野県千曲市屋代 清水

この一帯は古墳・古墳館・科野のムラ・歴史館からなる「科野の里歴史公園」であり、古代の歴史が凝縮された公園でその一角に森将軍塚古墳館がある。
県立 歴史館は前回探訪しています 未だの方は是非閲覧してください。

■ 森将軍塚  長野県千曲市 森

森将軍塚は、森地区にある一番偉い人の墓という意味で、今からおよそ1,600年ほど昔に造られた、全長 約100mの前方後円墳です。
発掘調査の結果に基づき正確に復原した ものです。古墳には石が積まれ、埴輪が並んでいます。
                                    古墳館右側の山頂に見る森将軍塚
全長 約100mの前方後円墳です。長野県の前身、信濃の国の原型の「科野のクニ」を治めていた王のお墓と考えられています。
この古墳の大きな特徴は、中国製の三角縁神獣鏡の出土と日本最大級の竪穴式石室で石室は、長さ7.6m、幅2m、高さ2.3mとじつに長大なもの。 将軍塚には古墳館前からシャトルバスが出ている 徒歩で20分

■ 千曲市立森将軍塚古墳館  長野県千曲市屋代 清水

発掘調査の結果に基づき正確に復原した古墳の構造、副葬品など外側からは見ることの出来ない物を空撮映像を正面の大型スクリーンで上映しています。
我が国最大の巨大な竪穴式石室の復元や、石室から出土された中国製の三角縁神獣鏡の破片や、墳丘の石棺や埴輪棺が発見されそれらの展示されています。
4世紀頃になると地方の豪族支配をするようになり大規模な墓を築くようになり、墓の埋蔵品から当時の様子が推測出来きその埋葬品から支配者の力が伺われた。

三角縁神獣鏡は数少ない大陸から伝わった鏡で石室からの出土と日本最大級の竪穴式石室を持つことから大和政権とつながりがあった権力の強い王様と考えられる。



古墳の埋葬施設には、竪穴式石室・粘土槨・横穴式石室などがあります。竪穴式石室は棺を納めた後、さらに側壁を積み上げ、大きな石などで蓋をして埋め戻す棺の保護施設です。古墳時代初めのころから、5世紀代まで用いられています。 森将軍塚古墳の竪穴式石室は、長さ 7.6m、幅 2m、高さ 2.3mの長大なもので、日本最大級の規模です。床面の幅が特に広いのが特徴です。
古墳は下から130mほどの山の中腹に築かれ、古墳からは善光寺平が一望でき、この古墳の足下には弥生時代からの集落や、条里制遺構の水田が残っている。



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