レッスン中よく曲の練習やフレーズの練習をしているとき私はギターを弾いています。ホントは鍵盤弾きたいのですが生徒さんに背を向ける事になるので自粛しています。まぁ2人でベース弾いちゃうと音域が近かったりで自分の音が不明確になるのも理由の一つなのですが、それ以上の理由は自分が他の楽器好きだからです。
自分は作編曲家の肩書きも持ってるのでギターもピアノもそれなりに弾けます。ドラムを叩くのは得意じゃないですが打ち込みは得意です。んで話題になる事は『ベース以外の楽器弾けた方がよい?』という事。もちろん出来た方が良い、というか”楽しい”。なんでもいいのだけれど和声(コード)的な事ならギターか鍵盤楽器が理想的。専攻のベースほど弾けなくてもよくて持ってるだけでも吉。
和音楽器に触れると言う事はベーシストにとってとても重要でベースで弾く和音では到底かなわないサウンドを意識できます。んで特におすすめなのが鍵盤楽器。和声とルートを音域的に離して弾けるのはベースしか弾かない人にとっては次のステップへ導いてきます。

↑は簡単なピアノ譜。これをバンドでとらえるとト音記号がギターやピアノの和音楽器、ヘ音記号はベースになります。1、2小節目の1拍目、1、2小節目の3拍目のト音記号の方の音はコードは違うのに全く一緒。違うのはヘ音記号の方のベースが弾くルート音。そう考えるとベースが弾くルート音の重要さがわかると思います。また、実際の演奏では和音楽器はルートをベースに任せて省いて弾くのが一般的(その分他の事が出来るから)。和音楽器はベースの存在を信頼した上でサウンドしてるのです。スラムダンクでいう三井寿です。(古)こうすると他楽器がベースに求める事が見えてきて、ベースを弾くとき何を重要にするかもわかってきます。色んな事をすればいいってもんじゃないのです。逆に和音楽器の領域に意識的に手を伸ばす事もできます。ルートの重要性とその上に乗るサウンド、この感覚があるかないかは良いベーシストの必要条件かもしれませんね。
ベースはサウンドを決定づける最も重要なパートです。さらにリズムの要でもあります。
はい、最強です。他の楽器に触れればそんな事も見えて自分の責任も感じます。
ちなみにギターも良いです。和声の中でルートを離す事は出来なかったりしますが同じ系統の楽器なので直接的にコード弾きとかエフェクターの技術をベースの奏法に取り入れられます。
ドラムの事は長くなるのでこれまた別の機会に。
結果ベース以外の楽器に触れる事によってよりベースの本質が見えてくるのでお勧めです。
前回のコラムで『次回は2本目購入編』とうってますがそれはまた次回に。(笑) |