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破籠の階について1

エノミユ人間にとって2人の再会がどのようなものであったのかということは避けて通れない問題である。(そうか?)
実際書く書かないは別にして、こうだったろうか、ああだったろうかといろんなパターンを思い巡らすのではないだろうか。
私は一つのこだわりとして、2人の再会を偶然のものとはしたくなかったんです。
原作でなら、また別の事件を通じて偶然ということもあるかもしれないけれど、
事件まで創れるほどの頭がないもんで(笑)。
それではどちらが会いに行くのかといったときに、榎さんはわざわざ美由紀の転校先を聞き出してまで行かないだろうと思ったわけです。
これまで、事件を通じて関わった人間に対して、榎さんはかなり淡泊ですよね。
過ぎてしまえばそれまでみたいな。
もっともそれは榎さん視点の記述がないためで、内心がどうかまでは伺い知れないのですが。
少なくとも積極的に関わろうという行動をしていないのは確かだと思います。
美由紀のほうならば、何か不安定になったときにあの探偵を思い出して会ってみたいと思うことはあるかもしれないと考えたわけです。
益田を益山に統一しちゃった時点で、美由紀はかなり榎さんに信頼を置いてると思います。
男なら下僕街道まっしぐら間違い無しです(笑)。

一応いったん切ります。