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さようならと云えるまで5について

前回書きましたが、中禅寺は本当のことをすべて秀美には言わないと思います。
というか、そうあってほしい。
警察も「雫」のことを隠さなければいけないので、小百合の犯罪を立証もできないのでなかったことにして、ご両親も知らないままで、
というのを希望。

せめて、死後にまで罪に問われることがなかったらいい…という私の願いです。
罪は罪じゃないのかとか、たとえ澤井でも殺していいってことにはならないだろうとか
いろいろご意見はあると思いますが。

ただ、私は性犯罪者は一度でも捕まったら去勢したらいいと思ってる人間ではあります…。

ま、そんなわけで、真実を全部知らなかったら宏美のことを思い出すこともあろうと思ったわけです。
身近にいた職業婦人ということで。
でも宏美はきっと二度と秀美の前に顔を出すことはないでしょう。

何も知らずに秀美があんなこと思ってたら可哀想じゃないかという見方もあるんですが…。
やはり私だったら、全部知ったところで少しも気持ちが軽くなることはないだろうと思うのです。