黒部ケーブルカーは日本でもここだけにしかない「全線地下式」のケーブルカーです。自然景観保護と豪雪による被害防止のため地下式が採用され、黒部ダムから黒部平までの標高差400mを上ります。
黒部平駅は、標高1828mでケーブルカーの駅として日本一標高が高い場所にあります。立山黒部アルペンルートの途中に位置し、黒部平庭園と呼ばれる庭園の中に駅があります。雄大な立山連峰が間近に広がります。土産品店やレストランもあります。
立山ロープウェイは、急斜面の岩場にある大観峰駅と黒部平間の標高差500mを、約7分で結ぶ80人乗りのロープウェイです。支柱のないワンスパーン方式としては日本一の長さがあります。まさに動く展望台で眼下に広がる眺望を満喫できます。
ロープウェイで上った大観峰駅は急斜面の岩峰に張り付くように立ち、屋上が展望台になっています。標高2316mからの展望はアルペンルート随一です。
はるか眼下に黒部湖、正面に北アルプスの後立山連峰、赤沢岳やスバリ岳、針ノ木岳をはじめ、燕岳、大天井岳、爺ケ岳、鹿島槍ケ岳、五龍岳といった名だたる山々の大パノラマを一望できます。
私たちは、ここで引き帰して扇沢に戻りましたが、大観峰からさらに立山連峰を立山トンネルトロリーバスで室堂まで行き、高原バス、立山ロープウェイと乗り継いで、欅平からは黒部渓谷鉄道の有名なトロッコ電車に乗って宇奈月温泉まで行き、さらに富山市まで出るというコースもあります。
今回のコースは、扇沢を11:00に出発して大観峰まで行って引き帰し、扇沢には16:00頃戻りました。混雑していたので途中の乗り物の待ち時間が多かったのですが、整理券を配って対応し、係員の誘導も丁寧でした。昼食は黒部平で天ぷらそばを食べました。
扇沢〜黒部ダム 往復2500円
黒部湖〜大観峰 往復3150円