碌山美術館は日本の近代彫刻の扉を開いた萩原守衛(碌山)の作品と資料を保存し、公開する為に1958年(昭和33年)30万人の寄付と多くの支援によって誕生しました。

碌山

また碌山と関係の深い優れた一群の芸術家たちの作品を併せて蒐集保存し、近代彫刻の流れと展開を明らかにしようと努めています。

碌山

碌山館(本館)
昭和33年開館。キリスト教に傾倒した碌山を象徴する教会風建築。萩原守衛の彫刻全作品と資料を収蔵しています。

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第1展示棟
昭和57年開館。守衛の友人や系譜につながる高村光太郎、中原悌二郎、柳敬助、斎藤與里らの彫刻家や画家の作品を展示しています。

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第2展示棟
平成8年開館
入口に守衛の親友で彫刻家戸張孤雁の言葉が刻まれています。企画展示を主に、守衛につながる作家の作品を展示しています。

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グズベリーハウス
昭和42年、地元の教師、生徒などのボランティア作業で、枕木を使った校倉造に建築されました。ショップ、休憩室などがあります。

碌山

常に新たなこころみを続けていたロダンの彫刻「考える人」に出会い、その芸術性の高さに衝撃を受け、彫刻家になることを決心しました。姿形の細部にとらわれない生命感あふれる作品を製作し、真の芸術をめざす若者の心を捉えました。

日本の近代彫刻の最高傑作である絶作「女」(重要文化財)をはじめ、15点の珠玉の彫刻を残し30歳5ヶ月で急逝しました。