戸隠神社中社
戸隠神社は霊山・戸隠山の麓に、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社からなる、創建以来二千年余りに及ぶ歴史を刻む神社です。

戸隠

その起こりは遠い神世の昔、「天の岩戸」が飛来し、現在の姿になったといわれる戸隠山を中心に発達し、祭神は、「天の岩戸開きの神事」に功績のあった神々をお祀りしています。 平安時代末は修験道の道場として都にまで知られた霊場でした。

戸隠

神仏混淆のころは戸隠山顕光寺と称し、当時は「戸隠十三谷三千坊」と呼ばれ、比叡山、高野山と共に「三千坊三山」と言われるほどに栄えました。  江戸時代には徳川家康の手厚い保護を受け、一千石の朱印状を賜り、東比叡寛永寺の末寺となり、農業、水の神としての性格が強まってきました。山中は門前町として整備され、奥社参道に現在もその威厳を伝える杉並木も植えられ、広く信仰を集めました。

戸隠

明治になって戸隠は廃仏毀釈の対象になり、寺は切り離され、宗僧は還俗して神官となり、戸隠神社と名前を変えて現在に至ります。

戸隠

冷涼な気候に育つ風味豊かな「霧下そば」の産地であり、戸隠神社へ詣でる信者への振るまい料理として、古くからそばの食文化が伝わってきたのです。宝光社、中社周辺に30数件が味を競うそば店はもとより、宿ごと、家ごとに、そば打ち名人がいるのも、戸隠らしさです。

戸隠

秋そばの花が咲く秋分の頃に開催される「戸隠そば祭り」には、様々なイベントで戸隠そばの魅力を楽しめます。新そばを味わえるのは、10月下旬頃から。毎年11月には、そばの収穫を感謝して、「蕎麦献納祭」が古式豊かに行われます。

戸隠

野尻湖は長野県の北部、信濃町にある湖です。芙蓉(ふよう)湖の別名でも呼ばれる。ナウマンゾウが出土する湖としても知られており、発掘調査が行われています。天然湖で、妙高高原、黒姫高原とともに上信越高原国立公園に指定されています。