十和田市サッカー協会 第3種委員会

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ロレックス 人気モデルのミルガウス 116400GV ディスコンモデルが新登場。

ロレックス 人気モデルのミルガウス 116400GV ディスコンモデルが新登場。

人気モデルの相場を追うシリーズから、今回は遂に生産終了となってしまったミルガウス 116400GV をチェックします。

ロレックス時計コピー 代引き前回のチェックは1ヶ月くらい前、Watches & Wonders 2023で「モデルチェンジ」があるだろうと事前に相場を確認していました。

グラフの動きからも、あまりミルガウスの「モデルチェンジ」には興味が無かったロレックスファンの皆さんの様子がわかります。

2022年に切り替わるかな?の雰囲気で高騰しましたが、あっさりとすかされ、更にはここ最近デザインが大きく変わらないモデルチェンジが増えていることから、どうせミルガウスもムーブメントが代わり「12****系(126400GV)」となって、ブラックとZブルーの2色展開にグリーンガラスも継続でしょ?的な、そんな感じでマーケットは全然反応しませんでした・・・

が、遂にディスコンになってしまったミルガウス。

そこまで大きな話題にはなりませんでしたが・・・さて、新作発表から3週間ちょっと経過した現在、ディスコンになったミルガウスの相場は動いたのか?

それでは見ていきましょう!

ミルガウス 116400GV ブラック

まずは、2007年から18年ほど続いた116400GV ロングセラーモデル 超耐磁機ミルガウス グリーンガラス ブラック文字盤 から。

1/1の価格改定で1,109,900円に上がりましたが、この価格で買えた方はそこまで多くなかったかな。


ミルガウスと言えば以前は超々プレミアムモデルだったのを覚えているでしょうか?ちょっと前の記事を引用します。

「限定モデル?」と世界的に釣られた熱狂したグリーンカラーのサファイアクリスタルが特徴の116400GV。

1019の生産終了からミルガウスシリーズは途絶えておりましたが、現代社会の磁気帯び故障への回答としてオイスタークォーツの新作ではなくミルガウス第3世代誕生と言う形でリリースされたのはもう10年前。

リーマンショック前で物凄く時計が高くなっていた時期でもあります。

「デカ厚ブーム」から時計の巨大化が進んでいたり、よりファッション性が高まり派手なダイヤルの時計がチヤホヤされたりと今思い返すとヘンテコな時代でした。

またiPhoneがリリースされた記念すべき年であり、携帯電話の普及が進み以前と比べ電化製品と腕時計との接触機会が増えてきています。

何十年も前には「技師」や「パイロット」と言った特殊な仕事に就く方向けのプロツールとして各社「耐磁性能」を腕時計に落とし込んでいましたが、今では普段の生活でも強力な磁気にさらされることが多くなっています。

事務仕事でのパソコン、女性のバッグのマグネット、エレベーターの内側に貼っているマグネット式のカーペット風な壁紙など、意識していない強力な磁気が身の周りにはあるのです。

気付くと数分単位で時間がずれていたりしませんか?

ポッコリしたケースバック。

中には磁気シールドがセットされています。

この116400GV。

誰が言ったか知らないけれど・・・「限定なんじゃない?」と言う根も葉もない噂。

ロレックス自体が流したのではないか?(笑)なんて穿った目で見ちゃうくらい、生産数も少なく出回らずグリーンガラスの取り合いと相成りました。

国内定価724,500円だったのですが、2次流通ショップでの販売価格は170万円!

とんでもないことが起きていましたね。

2007年当時、170~200万円ものプライスタグを付けたミルガウス116400GV。あの狂乱ぶりはなんだったんでしょう。

という事で、価格コムから現在の最安掲載価格は180万円。

先月が142.8万円でしたので、かなり上がりました!

時代が追いついた!2007年と同じくらいになったじゃない。相場が下がり悔しい思いをされた方がもしまだ使用されてたら、ガッツポーズですね!

発表後に2割以上プレ値が加わったので、3月に未使用で買ってた方はディスコンマジック成立ですね!

おめでとうございます?

私は昨年エアキング 116900で失敗しましたw

そう言えば、そんな事を以前記事にしたのですが、コメントの少ないこのブログに読者の方からメッセージコメントを頂けたんです。

グラフを見ますと一目瞭然、新作発表&ホームページ更新でミルガウスが無くなったことが知らされると、ガツンと相場が跳ね上がりました。

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ただ、2年のスパンで見ますと昨年の高騰期の方が高値は上。

もう少ししたら追いつくかしら?

今後もこの22年2月の価格が天井になるのかも知れませんねぇ・・・

保証書付き最安値は東京ぶらんどさんの129.8万円。2020年の旧タイプカードです。

定価付近ですし、もしこのデザインが好きだった方は今のうちに買っておいても良いのかも知れません。

ミルガウス 116400GV Zブルー

続いて、ミルガウスの人気カラー Zブルー文字盤。

2014年の追加ラインナップされた美しい文字盤です。まさかZブルーが無くなってしまうとは・・・

価格ドットコムの最安掲載価格は約208万円になっています。

3月は166万円くらいでしたので、こちらも当然「ディスコンマジック」炸裂です。

40万円もプレミアム価格が上乗せになるとは、凄いですね。

ミルガウスが200万円オーバーか~。

ブラックと同様にド~ンと坂を上がっています!

しかしZブルーでも昨年2月の高騰期を超えることはできませんでした。

まぁ今後に期待しましょう。

保証書付き最安値は、ウォッチニアンが2015年の個体(白ギャラ)で約165万円で掲載。

同じウォッチニアンさんが3月に掲載していた2014年の保証書(ミドリ)付き個体が142万円、

そしてトケマーでは3月に2023年の中古品が同じ約165万円でしたので、中古も相場を上げているのがわかります。

まとめ

いかがでしょうか?

「【生産終了】2025年4月 ロレックス 人気モデルの相場をチェック!ミルガウス 116400GV ディスコンモデル」でした。

いや、まさかまさかの生産終了ですよ、ディスコンティニュード。

ミルガウスシリーズが無くなってしまうとは・・・

耐磁性能を謳うミルガウスが消えた年に、IWCからは耐磁モデルのインヂュニアを復刻し、チューダーは15,000ガウス以上耐えられるマスタークロノメーターを取得した新作ブラックベイを発表しました。

今後耐磁性は、オメガに「数字」で対抗するのはチューダー、ロレックスは「常磁性合金」ブルーパラクロム・ヘアスプリングと、シロキシヒゲゼンマイで技術的に対処する流れになるのでしょう。

とか、いいつつ後半戦でミルガウスがド~ンと復活するかも知れませんね。昨年のディープシーチャレンジみたいに突然ド~ンと現れるかも。

60周年のデイトナ、70周年のエクスプローラーは新作が出ましたが、まだ70周年のサブマリーナーが静かなので、後半戦の新作はサブマリーナーにも期待しています。

さてさて、ミルガウス116400GV達の今後の動きはどうなるでしょうか?

もう少し相場が上がるのか、それとも静かに維持していくのか・・・上がるとしても後期の新デザインのカードギャラ付きでしょう。2020年8月以降のね。

ディスコンしても、シードゥエラー4000みたいにググっと上がって維持、GMTマスターII の116710LNみたいにググっと上がって維持、やっぱりねディスコンになる前に「人気があったのか?無かったのか?」ここが重要な気もします。

それではまた!

ゼニス デファイ スカイライン クロノグラフ 42mmが新登場。

今年のウォッチズ&ワンダーズの新作はどこも高級モデルが多く、私がご紹介できる比較的な安価なモデルがかなり少なめだと感じました。

そんな中、ゼニススーパーコピー代引き優良サイトは若向けなデファイ スカイラインに待望のクロノグラフを追加ラインナップ。

1,760,000円の定価が若向けなのかは別として、スティールモデルでラインナップを増やしてくれるのはありがたいですね。

アンバサダーでシンガポールの俳優デズモンド・タンさんもサラっと着用。

カラーバリエーションは3色。シルバー、ブラック、ブルーと既存のベーシックなデファイ スカイラインのカラーを採用、文字盤にはおなじみの鋲が打たれたようなサンバーストパターンとなっております。

エル・プリメロ 3600 ムーブメントを搭載、1/10を計測するゼニスならではのクロノグラフです。パワーリザーブは60時間、42mmのステンレススチールケースは10気圧防水と日常生活にフィットするタフな作りとなっています。

一体型風なラグスポタイプのデファイ スカイラインのクロノグラフは、ロイヤルオークっぽくも見えますね。クイックストラップチェンジ機構で付属のラバーストラップへの交換は容易。

03.9500.3600/21.I001 ブラック

デファイ スカイライン クロノグラフ
八角形の42mmスチールケースとファセットカットのベゼルが特徴のデファイ スカイライン クロノグラフ。サンバーストパターンのブラック文字盤に、ゼニスの象徴である4つの点を結んだ星があしらわれています。1/10秒精度を誇る初のインジケーターを備えた高振動エル・プリメロ 3600自動巻クロノグラフムーブメントを搭載。交換可能なスチールブレスレットとブラックラバーストラップが付属します。

ムーブメント El Primero
部品数 311
振動数 36,000 VpH (5 Hz)
パワーリザーブ approx. 60 hours
機能
中央に時針と分針
9時位置にスモールセコンド
4時半位置に日付表示
1/10秒計測のクロノグラフ:
– 中央に10秒で1回転するクロノグラフ針
– 6時位置に60分カウンター
– 3時位置に60秒カウンター
ケース
素材 ステンレススチール
直径 42
防水 10 ATM
文字盤 サンレイ装飾を施したブラック文字盤
ストラップ
ストラップ
INTERCHANGABLE STRAP
クラスプ

03.9500.3600/51.I001 ブルー

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デファイ スカイライン クロノグラフ
八角形の42mmスチールケースとファセットカットのベゼルが特徴のデファイ スカイライン クロノグラフ。サンバーストパターンのブルー文字盤に、ゼニスの象徴である4つの点を結んだ星があしらわれています。1/10秒精度を誇る初のインジケーターを備えた高振動エル・プリメロ 3600自動巻クロノグラフムーブメントを搭載。交換可能なスチールブレスレットとブルーラバーストラップが付属します。

ブルーが綺麗で良いですね。ケースの厚みが気になります。

03.9500.3600/01.I001 シルバー

デファイ スカイライン クロノグラフ
八角形の42mmスチールケースとファセットカットのベゼルが特徴のデファイ スカイライン クロノグラフ。サンバーストパターンのシルバー文字盤に、ゼニスの象徴である4つの点を結んだ星があしらわれています。1/10秒精度を誇る初のインジケーターを備えた高振動エル・プリメロ 3600自動巻クロノグラフムーブメントを搭載。交換可能なスチールブレスレットとグリーンラバーストラップが付属します。

爽やかなシルバー。高級感があります。

まとめ

いかがでしょうか?

「【2024年新作】ゼニス デファイ スカイライン クロノグラフ 42mm ¥1,760,000-」でした。

176万円は安くありませんが、エルプリメロの高速クロノグラフが楽しめるラグスポだと思えば悪くないんじゃないでしょうか?ゼニスファンならありですよね。

しかしゼニスは有名なのにスイスウォッチの売り上げでは34位と低迷中。ヒットモデルが無くムーブメントばかりが話題になります。

SNSでもゼニスの時計を見掛けることは少なく、ここら辺でスマッシュヒットが欲しいところ。デファイもクロノスポーツも出た瞬間は話題になりましたが・・・

カルティエ サントス ドゥ カルティエ ウォッチ グラデーションブラウンが新登場。

ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブと言えば旧SIHHですので、もちろんリシュモングループも積極的に新作を投入しております。

カルティエスーパーコピー代引き優良サイトもトーチュ2針とモノプッシャークロノグラフを復刻させ勢いがあります。

私からは一般庶民でもギリ手が届くサントス ドゥ カルティエの新色をご紹介。

こちらがニューカラーのグラデーションブラウン サンレイブラッシュ ダイアルです。オシャレなブラウンカラーですね。

アイアイイスズさんの記事にはワンショット限定生産と記載があり、継続的に販売するモデルではないようです。気になった方は急いだ方が良さそうです。

デイト表示付き39.8mmのラージサイズWSSA0064 1,174,800円と、35.1mmのミディアムサイズWSSA0065 1,069,200円の2バリエーション。

スペックは既存モデルと同じ、自動巻ムーブメントキャリバー1847 MC を搭載、10気圧防水、交換レザーストラップが付いています。

Santos de Cartier watch
サントス ドゥ カルティエ ウォッチ
品番: WSSA0064

商品特性
サントス ドゥ カルティエ ウォッチ、ラージモデル、1847 MC 自動巻きムーブメント。ステンレススティール製ケース、七角形のリューズにファセットを施したシンセティックブルースピネル、サテン仕上げグラデーションブラウン サンレイブラッシュ ダイアル、蛍光仕上げロジウム加工ポリッシュスティール製剣型針、サファイアクリスタル。交換可能なステンレススティール製ブレスレットに「スマートリンク」サイズ調整システム、ブラウン アリゲーターレザーストラップにステンレススティール製インターチェンジャブル デプロワイヤントバックル。ブレスレットとストラップはどちらも「クイックスイッチ」交換可能システムを搭載。ケース幅:39.8mm、厚さ:9.38mm。10気圧(約100m)防水。

Santos de Cartier Watch
サントス ドゥ カルティエ ウォッチ
品番: WSSA0065

商品特性
サントス ドゥ カルティエ ウォッチ、ミディアムモデル、1847 MC 自動巻きムーブメント。ステンレススティール製ケース、七角形のリューズにファセットを施したブルー シンセティックスピネル、サテン仕上げグラデーションブラウン サンレイブラッシュ ダイアル、ポリッシュ仕上げスティール製剣型針、サファイアクリスタル。ステンレススティール製ブレスレットに「スマートリンク」サイズ調整システム、ブラウン アリゲーターレザーストラップにステンレススティール製 インターチェンジャブルデプロワイヤントバックル。ブレスレットとストラップはどちらも「クイックスイッチ」交換可能システムを搭載。ケース幅:35.1mm、厚さ:8.83mm。10気圧(約100m)防水。

コレクション紹介
有名なブラジル人飛行士アルベルト・サントス-デュモンは、飛行中に時刻を確認したいと考えていました。そして1904年、ルイ・カルティエがその願いを叶えます。2人のパイオニアの友情が、世界初の腕時計を生み出したのです。角に丸みを持たせたダイアル、調和のとれた曲線を描くラグ、ビス モチーフのアクセント。このデザインはカルティエ ウォッチのアイコンとなり、後にさまざまなバリエーションを生み出していきます。

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まとめ

いかがでしょうか?

「【2024年新作】カルティエ サントス ドゥ カルティエ ウォッチ グラデーションブラウン サンレイブラッシュ ダイアル」でした。

なかなか珍しいカラーでした。ピンクゴールドケースにチョコレート文字盤なんて組み合わせは多いですが、グラデーションの銅色からチョコレートカラーになるスティールモデルはあまり見かけません。

メタルブレスよりブラウンカラーのレザーストラップの方が私は好みです。

気になった方は是非。

グランドセイコーのGMTモデルを買うならこれ! おすすめ5選とGMT機能を解説

2カ国、または3カ国のタイムゾーンを同時表示する「GMT」は、人気の時計機構のひとつだ。さまざまなブランドが打ち出すGMTウォッチのうち、今回は国産高級時計ブランドであるグランドセイコーのおすすめモデルを5本、紹介する。

グランドセイコーのGMTモデルのすすめ
新型コロナウイルス禍が一段落し、海外への移動制限が緩和された。そんな中で、出張や海外旅行の予定が増えた読者も少なくないだろう。物理的に移動せずとも、インターネットを介して海外の企業や人とやり取りすることもある。このように、海外との心理的距離は近くなっているが、地域によって“時差”が存在する。時差の異なる地域に赴いたり、コミュニケーションを取ったりする際、第2時間帯をスマートに把握できるGMT機構搭載モデルが実用的だ。これからGMTウォッチを買うなら、国産高級ブランドを選択肢に入れてはいかがだろうか。今回は、グランドセイコーのGMTモデルを紹介するとともに、GMT機能の特徴や、グランドセイコーの魅力について触れていく。

GMT機能とは?
腕時計の便利な機能のひとつにGMT機能がある。これは特に、国際的な取引や海外旅行の多いユーザーに向く機能だ。GMT機能の概要と、グランドセイコーにおけるGMTモデルの操作方法を見ていこう。

もうひとつの時間帯を表示できる機能
SBGE201

赤い針が、第二時間帯を指すGMT針で、ベゼルの24時間表示を読み取る。
パネライスーパーコピー代引き 優良サイトGMT機能とは、通常の針のほかに、24時間で1回転するGMT針や24時間表示の回転ベゼルを用いることで、同時にふたつまたは3つの時間帯を表示する機能だ。

時分秒針は現在時刻を表し、GMT針や回転ベゼルは第2時間帯を表す。現地時間と同時に、母国やビジネス拠点などの時間を確認できるため、ビジネス・投資・旅行と、幅広いシーンで活躍する。

GMTの操作方法
グランドセイコーのGMT機能を組み込んだムーブメントには、機械式にCal.9S66とCal.9S86、クォーツ式にCal.9F86、スプリングドライブ式にCal.9R66とCal.9R86、そしてCal.9R96がある。

現在時刻・第2時間帯ともにリュウズを操作することで合わせる。

まずGMT針と分針とを調整する。秒針が0秒位置にあるときにリュウズを2段階引き出して時刻を合わせる。続いて、1段階引き出した状態で現在時刻の時針の時刻合わせを行う。

現在時刻の時差を修正する場合は、時計を止める必要はない。リュウズを1段階引き出して、右に回すと−1時間、左に回すと+1時間となる。

また、回転ベゼル付きのモデルであれば、第3時間帯の同時表示も可能だ。

第2時間帯に対して第3時間帯の時差が+6時間だとしたら、回転ベゼルの▽印(24時位置)を反時計回りに6目盛り分回転させる。すると、GMT針が示すインナーベゼルの時刻が第2時間帯、GMT針が示す回転ベゼルの時刻が第3時間帯となる。

GMT機能搭載のおすすめモデル5選
グランドセイコーが搭載する付加機構はクロノグラフとGMTがメインとなっており、ブランドの伝統を守る丁寧な設計が魅力だ。グランドセイコーの発展を予感させるGMTモデル5選を紹介しよう。

「エレガンス コレクション」Ref.SBGJ251

グランドセイコー「エレガンス コレクション」Ref.SBGJ251
2021年、“THE NATURE OF TIME”をテーマに、グランドセイコーは24節気にインスピレーションを得たモデルを4種発表した。本作は、その4種のうちのひとつ、「春分」を表現している。自動巻き(Cal.9S86)。37石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約55時間。SSケース(直径39.5mm、厚さ14.1mm)。3気圧防水。100万1000円(税込み)。
2020年に「エレガンス コレクション」に加わったRef.SBGJ251。グランドセイコー誕生60周年の節目に当たるこの年、同ブランドは“THE NATURE OF TIME”をテーマとした新作を送り出した。このテーマに沿った新作のうち、1年を24等分し、季節の移ろいの目安とした24節季からインスピレーションを得たモデルが4種発表された。今回おすすめのグランドセイコーのGMTウォッチとして紹介するのは、24節季のうち、「春分」を表したモデルだ。

人里離れた山奥で、ひっそりと咲く「山桜」をイメージしたダイアルが本作の見どころだ。独特のパターンがあしらわれたグリーンダイアルに浮かぶピンクゴールドカラーのGMT針が、山桜のほころびとともに訪れる春を思わせるとともに、GMT針のみカラーリングが異なることで、判読性の高さももたらしている。

「スポーツ コレクション」Ref.SBGJ237

グランドセイコー「スポーツ コレクション」Ref.SBGJ237
グランドセイコーというと、ビジネスシーンに合わせるシンプルなデザインをイメージするかもしれない。しかし、2017年以降、スポーツウォッチも意欲的にラインナップに加えてきた。本作も、力強くスポーティーな1本に仕上がっている。なお、ベゼルはサファイアクリスタル製だ。自動巻き(Cal.9S86)。37石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約55時間。SSケース(直径44.2mm、厚さ14.4mm)。20気圧防水。99万円(税込み)。
「スポーツ コレクション」の中でも、直径44.2mm、厚さ14.4mmと、大ぶりなケースを備えたRef.SBGJ237。4時位置にオフセットされたリュウズは着用中、手の甲に干渉しづらく、セイコーのダイバーズウォッチなどでも見られるスタイルだ。

GMT機能に加えて20気圧防水と、実用性も十分である。なお、第3時間帯表示を実現する回転ベゼルはサファイアクリスタル製で、ブルーとホワイトのツートンカラーになることで、昼夜判別も瞬時に行いやすい。

「ヘリテージ コレクション」Ref.SBGN027
セイコー スポーツ コレクション SBGN027
グランドセイコー「スポーツ コレクション」Ref.SBGN027
クォーツ式GMTウォッチの中でもベーシックなデザインのモデル。搭載するCal.9F86は、9Fクォーツ誕生25周年を記念して新開発されたムーブメントである。シンプルかつ視認性の高いダイアルからは、グランドセイコーの実用を大切にするという、真髄を感じられる。クォーツ(Cal.9F86)。年差±10秒。SSケース(直径39mm、厚さ12.3mm)。47万3000円(税込み)。
ヘリテージコレクションの「SBGN027」は、黒ダイアルにシルバーの針やインデックスが映える、スタイリッシュなクォーツウォッチだ。第2時間帯表示をダイアルに組み込むことで、ダイアルの表示要素が無駄なくすっきりとまとまった。

「4軸独立ガイド構造」により4本の針は互いに干渉することなくなめらかに動き、時差の修正では時計を止めずに時針のみ独立して行える。

ケース径40mmというほどよいサイズ感で、ビジネスシーンはもちろんカジュアルシーンでも活躍する1本だ。

「エボリューション 9 コレクション スプリングドライブ GMT」Ref.SBGE283
グランドセイコー「エボリューション 9 コレクション スプリングドライブ GMT」
グランドセイコー「エボリューション 9 コレクション スプリングドライブ GMT」Ref.SBGE283
「エボリューション9 コレクション」から誕生した本格スポーツウォッチのうち、スプリングドライブ式ムーブメントCal.9R66を搭載したGMTだ。自動巻きスプリングドライブ(Cal.9R66)。30石。パワーリザーブ約72時間。SS(直径41mm、厚さ13.9mm)。10気圧。117万7000円(税込み)。
グランドセイコーは2020年、新たなデザイン文法を備えた「エボリューション9 コレクション」を打ち出した。このデザイン文法は、セイコースタイルを基調としつつ、腕時計の使いやすさや美しさを、いっそう追及するというものだ。本格スポーツウォッチである本作にも、エボリューション9 コレクションが大切にする優れた着用感や視認性、ザラツ研磨によって生み出される歪みのない面やシャープな稜線は健在である。

ブラックダイアルにメタリックなGMT針が映え、立体的なインデックスや力強い針は複雑な輝きを生む。

平均月差±15秒でパワーリザーブは最大約72時間、7時位置にパワーリザーブインジケーターも配し、あらゆるシーンで信頼性の高いGMTモデルとして活躍するだろう。

「スポーツ コレクション」Ref.SBGE248
SBGE248
グランドセイコー「スポーツ コレクション」Ref.SBGE248
水平線に昇る朝日を思わせるようなコントラストを効かせたGMT。深いブルーダイアルはサンレイ仕上げ、さらにベゼルにサファイアクリスタルを採用することで、艶感たっぷりに仕上げた。ジェットセッターの腕元に華やぎを与える1本。グランドセイコー「SBGE248」自動巻きスプリングドライブ(Cal.9R66)。30石。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径44mm、厚さ14.7mm)。183万7000円(税込み)。
「スポーツ コレクション」のRef.SBGE248は、ゴールドとブルーのコントラストが美しい、上品なスプリングドライブ式GMTだ。

ベゼルとリュウズには18Kイエローゴールドをあしらい、ベゼルにはリング状にくり抜いたブルーサファイアクリスタルを配した。

ケース径44mmと大ぶりだが、本作もまたリュウズは3時位置ではなく4時位置にあるため、手首を痛めにくい点にも注目したい。旅行はもちろん、ビジネスシーンにも映えるエレガントな仕上がりだ。

コラム①グランドセイコーの成り立ちと高度な技術力
2020年に60周年を迎えたグランドセイコーは、日本が誇る高級腕時計ブランドであり、世界市場でのプレゼンスも高めている。グランドセイコーの歩みと、抜群の性能を誇るムーブメントについて見ていこう。

グランドセイコーの歩み
1960年、スイス製高級腕時計に対抗できる国産最高級腕時計を目指してセイコーから初代グランドセイコーが発売された。

翌年には輸入関税の緩和によって競争は過熱化するが、高級腕時計に相応しい精度や機能を求め、グランドセイコーは進化を続けていく。

95GS
1988年に誕生した、高精度を誇るクォーツウォッチ「95GS」。グランドセイコーは75年以降に生産を休止していたが、この95GSで復活した。
1967年には「セイコースタイル」の基盤となる高精度な手巻きウォッチ「44GS」、88年には年差±10秒のクォーツウォッチ「95GS」、2004年には自動巻きかつパワーリザーブ最大約72時間のスプリングドライブを発表した。

世界で認められ海外市場での売上高を伸ばしていったグランドセイコーは、17年にはセイコーから独立し、高級腕時計に特化したブランドとしてさらなる高みを目指している。

独自技術を搭載した3タイプのムーブメント
グランドセイコーは「9Sメカニカル」「9Fクォーツ」「9Rスプリングドライブ」という3タイプの駆動方式を使い分け、いずれも徹底して高機能化を図っている。

9Sメカニカルは、精密加工技術MEMS(メムス)製法によってヒゲゼンマイまで自社製造し、スイス・クロノメーター規格よりも高い精度基準「グランドセイコー規格」に準拠する平均日差+5秒〜−3秒の高精度を実現した。さらに、この規格すら超える高精度をかなえた、平均日差+4~-2秒の「グランドセイコースペシャル(GSS)規格」を満たすモデルも存在する。

9Fクォーツには3カ月のエイジングを行った水晶振動子のみを採用し、駆動中は毎日540回の検温も行って誤差修正を行う。トルクが弱いというクォーツウォッチの弱点を克服し、重く太い針を回す「ツインパルス制御モーター」や、秒針の動きを安定させる「バックラッシュオートアジャスト機構」なども秀逸だ。

9Rスプリングドライブは、機械式の主ゼンマイによる大きなトルクと、クォーツ式のIC・水晶振動子による精度制御とを兼ね備える。なめらかに秒針が動くスイープ運針もこの機構の見どころだ。

コラム②グランドセイコーの特徴
グランドセイコーの腕時計の意匠の本質は、独自の「セイコースタイル」によって確立している。また、結果的にデザイン上の差異は少ないが、2017年の独立以降はこれまでにない挑戦が見られる。

グランドセイコーを特徴付けるデザイン性・実用性・ブランドイメージを、主に伝統的な解釈から見ていこう。

デザイン性の高さ
グランドセイコーの意匠として特徴的なのは、1967年の「44GS」によって確立された「セイコースタイル」と呼ばれるデザインコードで、平面を基調とした見やすく美しいデザインとなっている。

ケースは「ザラツ研磨」によって丁寧な下地処理を施してから鏡面仕上げをし、派手ではないが上質な高級感を生む。

バンドはステンレススティール製ブレスレットやクロコダイルストラップが多く、総じてビジネスシーンに親和性の高い意匠である。

実用的な機能美
グランドセイコーが追求するのは、時計の本質。つまり実用性を伴った美である。

視認性の高いダイアルや、高精度なムーブメント、誤操作の起きづらいクロノグラフ機能などがそれに当たる。

パワーリザーブの延長にもこだわり、9Sメカニカルでは最大約80時間、9Rスプリングドライブでは最大約192時間(約8日間)にも達し、末長く安心して使っていける高級腕時計が目指されている。

国内有数のブランドイメージ
グランドセイコーは国産最高級時計を目指して誕生し、2017年には高級腕時計ブランドとして独立、20年には誕生60周年を迎えた。

ムーブメントの基本設計や部品から最高水準の品質を求めてきたグランドセイコーは、精度や機構に関してスイス高級腕時計以上の評価を受けることさえある。

ブランド独立後は海外市場をより強く意識し、数百万円以上のモデルを数多くリリースするなど、世界に通用する高級ブランドとして価値は高まっている状況だ。

GMT機能搭載モデルを着け世界へ
外国企業との取引やインターネット上のやり取りが一般的になり、海外との心理的距離は近くなったが時差は変わらない。世界で活躍するなら、日本が誇る高級腕時計のGMTモデルを身に着けてみてはいかがだろうか。

カシオ プロトレック「 PWR-35」の最新モデルは、機能や魅力はそのままにコンパクトかつ軽量化!

今回は、登山愛好家から厚く支持されるカシオ プロトレックの中でも、幅広い層にフィットするコンパクトなサイズ感を実現したRef.PRW-35TLD-7JFをインプレッションする。本作は、ケース径39.7mmとコンパクトでありながら、プロトレックの多機能さを継承しているモデルだ。また、カシオとして初となる蓄光LCDを採用しており、暗所でぼんやりと光る本作は視認性に優れ、使用感が良好であった。

カシオ「プロトレック」Ref.PRW-35TLD-7JF
クォーツ(光発電)。フル充電時22カ月稼働(パワーセーブ作動時)。バイオマスプラスチックケース(直径44.6mm、厚さ13.0mm)。10気圧防水。8万8000円(税込み)。

インプレッションの前に「プロトレック」をおさらい
今回は、カシオによるアウトドア用ウォッチブランドの「プロトレック」から、最新作のRef.PRW-35TLD-7JFをインプレッションする。スーパーコピー代引き 優良サイト1995年にスタートしたプロトレックは、初作Ref.DPX-500に「トリプルセンサー」を搭載して、登山愛好家から支持された歴史を持つ。このトリプルセンサーとは、方位センサー、気圧(高度)センサー、温度センサーの3つを指しており、これらは現在にも受け継がれ、プロトレックのアイコンとなっている。

スマートウォッチの無かった時代にこれらの機能を有し、タフなツールウォッチを得意とするカシオによるアウトドア用モデルとして独自の魅力を持っていたプロトレックは、登山愛好家やアウトドアを趣味とするユーザーから厚く支持され、そのイメージを確固たるものとしていった。これは、アウトドア用品店にもプロトレックが並んでいることがひとつの証拠と言えるだろう。

さらにプロトレックは、ホビーユースだけでなくプロのアルピニストからも支持され、それを反映して8000m峰のひとつ「マナスル」の名を冠して信頼性や機能性を高めたフラッグシップモデル「マナスル」をラインナップしている。

インプレッションするRef.PRW-35TLD-7JFの特徴
プロトレックはこのような出自から、一般的な腕時計には搭載されない3つのセンサーを備えると同時に、信頼性を高めるために大柄で頑強なデザインとなってきた。これはアウトドアに適するツールウォッチらしさにあふれ、タフさを象徴するスタイリングであり、人気の理由のひとつでもあったのだが、手首にジャストフィットしないユーザーを生んでいたことも事実である。特に、近年増加した女性の登山愛好家やキャンパーにはマッチしづらいサイズ感であったと言えるだろう。

このような背景の下リリースされたのが、本作のベースとなる「PRW-35」のラインナップである。PRW-35は、従来よりもコンパクトなケース径44.6mm、厚さ13mmのモデルで、幅広いユーザーにフィットするスタイリングが与えられている。軽量化も図られており、ラバーストラップ仕様で比較すると、従来のRef.PRW-30-1AJFは66gであったのに対して、Ref.PRW-35-7JFでは約30%減となる45gを実現している。

プロトレック クライマーライン

ラグ部にくびれがあり、メリハリのあるシルエットがコンパクトな印象を生む。上部のグラフは気圧の推移である。この日は、午前中が小雨で午後から晴れたので、それに伴って気圧が上昇しているのが分かる。
そして、今回インプレッションするRef.PRW-35TLD-7JFは、ラバーストラップに代わってチタン製ブレスレットが組み合わされており、ラバーやファブリック製ストラップの組み合わせの多いプロトレックに新たな魅力を加えているのが注目点だ。重量も76gと、ラバーストラップよりは重くなったものの、その着用感は軽快である。

なお、本作のケースや裏蓋といった樹脂パーツには、環境負荷低減への貢献が期待されるバイオマスプラスチックを使用している。チタン製ブレスレットにプラスチック製ケースというのは珍しい組み合わせとなるが、ベゼルが金属製でメタリックな質感であることとケース全体がシルバーに塗装されていることが効いているのか、デザインには一体感がある。

数値よりもコンパクトに感じるパッケージングの良さ
筆者はカシオ G-SHOCKのオリジンである「DW-5600」やアナログモデルの「GA-2100」を愛用している。これら2本はG-SHOCKの中でも比較的コンパクトなモデルで、本作のケース径44.6mm、厚さ13.mmという数値は、この2本に比べて明らかに小さいとは言えない。一方で、本作を着用した時には比較した2本よりもコンパクトさを感じる。これは、ケースシェイプに凹凸があってメリハリがあることが効いている。

プロトレック クライマーライン

手首周長約18cmの筆者によるリストショット。ラグ部の浮きが無くフィットしている。ブレスレット取り付け部の可動範囲が広いので、多くのユーザーにフィットするはずだ。また、袖への収まりも良好である。
また、ラグ部が短く、ブレスレット取り付け部の可動域が広いことから、ラグ裏付近で時計が浮いてしまうことが無く、フィット感が良好である。このことは時計全体をコンパクトに見せることにも大きく寄与しているはずだ。ラグ部のブレスレットの可動域には余裕があり、手首回りが周長約18cmの筆者よりも手首の細い方であっても、このフィット感の良さは維持されることだろう。

コンパクトで軽量な仕立てに加えて、フィット感の良さにより重量が分散されて、着用感は軽快である。インプレッション期間中、着用数分で手首になじんでくるのを感じ、数時間経てばその存在をほとんど意識しないようになっていた。袖への収まりも良く、その点も着用感の良さにつながっている。このような特性は、アウトドアで周囲の絶景を堪能しリラックスすること、あるいは目の前の険しい自然に集中することにつながってゆくだろう。

トリプルセンサーによる主要な機能を紹介
普段は存在感控えめな本作であるが、必要となれば豊富な機能があなたをサポートしてくれる。基本機能として、マルチバンド6の電波受信による自動時刻修正を備えて正確な時刻を指し示し、ストップウォッチ、タイマー、アラーム、ワールドタイム表示や日の出と日の入り時刻の表示を備える。これらを活用すれば、測時に関する要求は満たされることだろう。

2時位置に方位、3時位置に気圧と温度、4時位置には高度のそれぞれの機能を呼び出すプッシュボタンが配される。各機能はボタンを押せば直ちに呼び出され、ストレスは感じない。簡単であるが、各機能について順に述べてゆこう。

方位は、機能を有効にすると角度表示で方位角を直ちに指し示してくれる。いろいろなシーンで試してみたが、PCやテレビに囲まれた環境でも数値が大きく暴れることはなかった。いじわる試験として、磁石(アルニコ3)が埋め込まれたギター用ピックアップに近付いたところ、30cm程度の距離があれば正しい表示が維持された。多くの場合、異常なく方位を指し示してくれるのではないだろうか。

プロトレック クライマーライン

方位計測モードの表示。2時位置の3つのドットが北で、12時方向が西南西(WNW)を指していることを示す。中央の角度は方位角で、時計12時方向が北に対して293°の方向であることを示す。下部には時刻が表示され、“H”は充電状況の“High”を意味する。
気圧も表示が早く、継続して観測していると1日の中で予想以上に変動していることを確認できる。インプレッション期間中に小雨から晴れに移り変わる日があり、その際には気圧が上昇してゆく様子が見て取れた。天候が大きく変動し、その変化をいち早く察知する必要がある登山では、この気圧表示がサポートしてくれることだろう。また、気圧の変化が体調に影響を与えやすい方にはありがたい機能かもしれない。さらに、気圧の急変を知らせてくれる機能も搭載されているので、注視しなくても本作の恩恵にあずかることができる。

高度も、ビル内の移動や、坂道のある道路での移動で変化していた。追加操作を行えば、最高高度や積算の上昇高度などを保存可能で、登山のログを取ることが可能となっている。

カシオが用意するマニュアルを読むと、各機能が指し示す数値やインジケーターの意味、それぞれの補正方法、活用方法が詳しく述べられている。今回のインプレッションでは、それら多くの機能を網羅してテストするには至らなかったし、アウトドアでの評価もできなかったので、その実力値は実際に手にして確認いただきたい。

数多くの機能を無理なく表示するディスプレイ
多機能となると、複雑な表示が見にくくなったり、現在の表示が何を意味しているのか分かりにくくなったりする。この点に関しては全く問題を感じなかった。面積の広いLCDが採用され、メインとなる中央の表示は大きくて明確である。コントラストも高い。

プロトレック クライマーライン

アウトドア向けということでマウンテンパーカーと合わせた。カジュアルに限れば、幅広いファッションにマッチすると感じたし、ブルゾンを羽織った“現場スタイル”にも完璧にフィットする。個人的な感想として、本作のメリハリの効いたデザインがメカメカしくて好みだった。
機能が多いためそれらの全体像を把握していることが前提であるが、中央の表示とインジケーター(例えば気圧ならhPaの単位表示)の組み合わせによって表示の意味を読み取りやすい。また、外周部のドットを方位表示に用いたり、気圧の上昇下降傾向を表示したり、タイムゾーンを表示したりと使い分けが上手く、直感的に分かりやすかった。カシオによる液晶画面の扱いの上手さはトップクラスだと筆者は感じているので、カシオの使用経験があるユーザーは全く心配をしなくてよいだろう。

その他の使い勝手も良好で完成度の高さを感じる
その他、使っていて面白かったのが下部に蓄光シートを配したLCDである蓄光LCDだ。蓄光された状態で暗所に移動すると、ぼんやりとグリーンに光って視認性を助けるもので、カシオとしては初の採用となる。カシオによると、200ルーメンの登山用ヘッドライトを5cmの位置まで近づけて光を照射すると、最大約1時間発光を持続するとのことだ。

プロトレック クライマーライン
蓄光LCDが発光している様子。意識的に光を照射しなければこのようにくっきりとは発光しないが、わずかな発光量であっても視認性に大きく貢献する。
そこまで積極的に照射しなくても、明るいオフィスで蓄光されていれば薄暗い夜道でも薄っすらと光ってくれて視認性を助けてくれた。LCDは暗い環境ではほとんど見えないので、仄かな光ではあるが有ると無いでは大違いだ。なお、6時位置にはLEDバックライト用のスイッチを備え、腕の動きに反応する自動点灯機能も有しているので、それらを使い分ければ視認性の心配はなさそうだ。

裏技的な使い方だが、LEDバックライトを何度も点灯させることでわずかに蓄光されて視認性を助けてくれた。光発電で得たエネルギーを光に変換し、蓄光シートに蓄積させることで視認性を助けるのだ。なんともエコである。

使い勝手に関わる操作系は、各ボタンが大きく、滑り止めも施されていて押しやすい。また、各ボタンには下半分にだけガードが配されてボタンへのダメージを防ぎつつ、誤作動を防止している。このあたりの匙加減にカシオの上手さを感じ取ることができる。

プロトレック クライマーライン

ロレックススーパーコピー代引き 優良サイトケースはバイオマスプラスチック製で、ブレスレットはチタン製である。写真では素材感の違いが明確になっているが、肉眼ではもう少しなじんだ印象を受ける。一方、成型時のパーティングラインがラグ部に出ていて目につきやすいのは惜しい点。

本作は、フル充電状態からソーラー発電無し、かつパワーセービング状態で約22カ月間稼働する。また、晴れた日の窓際に置いておけば約24分で1日分の充電が可能である。一方、多機能を支えるために電池容量が大きいのか、充電ゼロ状態からだとフル充電まで最低でも18時間必要となる。とはいえ、電池残量のインジケーターを備えるため、充電量の管理は容易そうである。

多機能を実現しながらコンパクトにまとめた完成度の高さ
多機能を見やすく表示すること、多機能のためのセンサー類を搭載することを考えると、大柄な設計の方が有利である。一方、アクティビティーの最中や日常使いにはコンパクトな方が利点は多い。本作は、視認性の良さと多機能を実現しつつコンパクトにまとめたバランスの良さが魅力であった。マニュアルを熟読しなくても各機能の呼び出しはスムーズであったし、各機能を深く理解すればそれらがユーザーを手厚くサポートしてくれる。このあたりの熟成された操作感と機能性には、さすがプロトレック、さすがカシオと感心するものがあった。蓄光LCDの採用も地道な熟成の賜物であろう。

これらを総合して、プロトレック愛用者は安心して本作を選んで良いと言える完成度の高さを備える。また、プロトレック特有の大きさに躊躇していた方にも、その魅力を備えながらコンパクトにまとめられたものとして本作をお勧めできる。

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