十和田市サッカー協会 シニア委員会

記事一覧

伝統と革新が交差する独立系ブランド、アンジェラスが「ラ ファブリック」コレクションに新たなモデルを加えた。

「クロノグラフ テレメーター」と名付けられた本作は、モノプッシャー機構とテレメータースケールを備えた本格機械式クロノグラフである。ケース径は37mmと控えめながら、ヴィンテージを想起させるディテールと現代の製造技術を融合させ、3つの異なるダイアルカラーで展開される限定モデルに仕上がっている。

アンジェラス、限定モデル「クロノグラフ テレメーター」を発表
アンジェラスは、直径37mmのケースとモノプッシャー機構を備えた「クロノグラフ テレメーター」を、ステンレススティール製25本、18Kイエローゴールド製15本という限定数で発表した。

クロノグラフ テレメーター
クラシカルな趣の文字盤であり、サブダイアル同士が寄っているのが特徴的である。
リシャールミル スーパーコピー代金引換を激安歴史あるタイムピース
アンジェラスは、栄えある伝統と高度なクロノグラフ製造技術を象徴するこのモデルを通じて、名門コレクション「ラ ファブリック」に新たな1章を加えた。1891年、ル・ロックルでシュトルツ兄弟によって創業された同社は、創業当初からミニッツリピーターやクロノグラフといった革新的なタイムピースを手がけてきた。本作は、そうした伝説的モデルに着想を得て、ブランドの象徴的なデザインコードを受け継いでいる。

距離を測る精密なスケール
モデル名にもなっている「テレメーター」とは、クロノグラフ針に連動し、音速を基準として距離を測定するためのスケールである。たとえば、稲妻が見えた瞬間にクロノグラフをスタートし、雷鳴が聞こえた時点でストップすると、音速(およそ時速1240km)に基づき、出来事までの距離を算出できる。

隅々に宿るクラフツマンシップ
クロノグラフ テレメーター
アンジェラス「クロノグラフ テレメーター」Ref.0CHC.QI01A.V010Q
手巻き(Cal.A5000)。23石。パワーリザーブ約42時間。2万1600振動/時。18KYGケース(直径37mm、厚さ9.25mm)。世界限定15本。627万円(税込み)。
直径37mmの本モデルは、現行アンジェラスコレクションの中で最もコンパクトだ。ケースは柔らかな曲線を描き、ファセット加工を施したラグは、落ち着いたケースサイドとコントラストを成す。

クロノグラフ テレメーター
アンジェラス「クロノグラフ テレメーター」Ref.0CHC.SP01A.V010S
手巻き(Cal.A5000)。23石。パワーリザーブ約42時間。2万1600振動/時。SSケース(直径37mm、厚さ9.25mm)。世界限定25本。352万円(税込み)。
ダイアルは3色展開で、ブロンズを帯びたピンク、チタングレー、そしてイエローゴールドモデル専用のニッケルホワイトが用意されている。サテン仕上げのフランジと、中心部のグレイン仕上げが奥行きを演出する。

クロノグラフ テレメーター
アンジェラス「クロノグラフ テレメーター」Ref.0CHC.SG01A.V010S
手巻き(Cal.A5000)。23石。パワーリザーブ約42時間。2万1600振動/時。SSケース(直径37mm、厚さ9.25mm)。世界限定25本。352万円(税込み)。
サブダイアルの針にはアジュラージュが施されたものだ。インデックスはブラックロジウム仕上げまたは3Nゴールドプレート製であり、全体にラグジュアリーな印象を与える。

機構美と伝統の融合

裏蓋はトランスパレント仕様であるため、Cal.A5000を鑑賞することができる。このムーブメントのブリッジは3Nゴールド仕上げだ。
心臓部には、自社製のCal.A5000を搭載。これは手巻きのモノプッシャー・クロノグラフムーブメントであり、プレートとブリッジには3Nゴールド仕上げ、クロノグラフ部品にはパラジウム仕上げが施されている。

パワーリザーブは約42時間、9時位置にスモールセコンド、3時位置に30分積算計を備える。機構はコラムホイールと水平クラッチによって駆動し、1940~70年代のクロノグラフを想起させる構造である。

上質な素材と快適な装着感
ケースはステンレススティールまたは18Kイエローゴールドから選べ、風防には両面無反射コーティングを施した、ボックス型サファイアクリスタルを採用。裏蓋にもサファイアクリスタルが使われ、精緻なムーブメントを鑑賞できる。

ストラップは、スチールブルー、アンスラサイトグレー、セージグリーンの上質なカーフレザーがそろい、バックルはモデルにもよるがゴールドまたはスティール製のピンバックルが用意されている。

限定本数と価格
本モデルは、18Kゴールド製が15本、ステンレススティール製が各色25本の限定生産であり、高級時計愛好家にとって真のコレクターズアイテムであろう。

ミッドセンチュリースタイルのクロノグラフが登場。

ロルカを覚えているだろうか? 2023年初頭に登場したこの新しいブランドは、カナダ・スイス出身でニューヨーク在住のジェシー・マーチャント(Jesse Marchant)が設立したもので、その第1作目となるモデルNo.1で我々を大いに驚かせた。モデルNo.1は直径36mmのGMTウォッチで、その出来のよさは作家のゲイリー・シュタインガートも詩的な称賛を投げかけたほどだ。そして今、ロルカはモデルNo.2を引っ提げて帰ってきた。この新作は、初代モデルのプロポーションとミッドセンチュリーからインスピレーションを受けたデザインをクロノグラフに応用したものである。

lorca model no. 2 chronograph
ロルカのモデルNo.1 GMTが持っていた魅力は、その意外性であった(36mm径に? それともGMT機能に? もしくはヴィンテージインスピレーションに? いずれにせよ私も、そしてゲイリーも間違いなく心を奪われた)。モデルNo.2 クロノグラフにはそれとは異なる魅力がある。言うなれば洗練だ。モデルNo.1の多くの要素を引き継ぎながらも、明確に違いを持たせている。そしてGMTのときと同様に、特定のミッドセンチュリーやヴィンテージのインスピレーションを指摘するのは難しいものの、その要素は随所に感じられる。これこそが独自の伝統を持たないロルカのような新興ブランドが“ヘリテージ”デザインを成功させる秘訣だと私は考える。

まずはサイズから見ていこう。最信頼性の日本パネライスーパーコピー代引き専門店!モデルNo.2は直径37mmで厚さ14.1mmの316Lステンレススティール(SS)製ケースを採用している。ラグからラグまでの長さは46mmで、ベゼル部分の直径は38mm。そのケースの厚みの一部はドーム型のサファイアクリスタルによるもので、ケース自体の厚さは11.6mmである。ケースにはポリッシュ仕上げとヘアライン仕上げの両方が施されているが、特に注目すべきはベゼルだ。そのベゼルには1950年代を彷彿とさせる溝の入ったパターンがあり、まるでロレックスのデイトジャスト“サンダーバード”や、祖母宅にあるような豪華な銀食器のような趣を持っている。機能面では双方向に回転する120クリックの回転ベゼルを有しており、12時間表示がロルカ独自のフォントで刻まれている(開いた“6”の形状が特に素晴らしい)。この選択はクロノグラフとしては珍しいものだが、その理由についてはのちほど触れることにする。

lorca model no 2 wrist shot chronograph
私の16cmの手首のうえで。

モデルNo.2はGMTモデルで見られたのと近しい9連ブレスレットを備えている。その厚さはわずか2.6mmで、20mm幅のラグから16mm幅のクラスプへとしなやかにテーパーしている。そしてこのクラスプについても、ロルカを称賛すべきだろう。精密に加工されており、薄く洗練されていて、この価格帯で大手ブランドがしばしば量産するものに比べて明らかな質感の向上が見られる。またクラスプには工具不要のマイクロアジャスト機能が搭載されており、これはモデルNo.1のブレスレットからの改善点である。

lorca model no. 2 chronograph
Milled clasp.

lorca model no. 2 chronograph
Nine-row bracelet.

ロルカはモデルNo.2に、シルバーダイヤルとブラックダイヤル、シルバーのインダイヤルを持つウォームグレーの3つのバリエーションを用意している。後者のプロトタイプを実際に手に取ることができたが、グレーのインダイヤルに温かみのある色合いが加わったデザインが気に入った。3つのダイヤルすべてにロルカ独自のフォントが使用されており、ポリッシュインデックスには大きなドーフィン針と同様にスーパールミノバが塗布されている。

lorca model no. 2 chronograph dial colors
ロルカ モデルNo.2 クロノグラフのほかふたつのダイヤルオプション。

モデルNo.2には、手巻きのセリタ510Mが搭載されている。これは作動カム式のクロノグラフムーブメントで、63時間のパワーリザーブを持ち、2万8800振動/時で動作する。ロルカはセリタがスペシャルまたはエラボレと呼ぶグレードのものを選んでおり、これは標準仕様よりもやや厳密に調整されたもので、セリタが提供する4段階のうち上から2番目にあたるものだ。

ロルカ モデルNo.2は、10月1日午前10時(米東部時間、日本では2日の0時)から予約受付が開始される。これはロルカのパーマネントコレクションに加わる予定だが、初回生産分は300本限定で2025年5月に出荷される。

我々の考え
lorca model no. 2 chronograph
ロルカのモデルNo.2は、この若きブランドにとって次に進むための力強い1歩である。モデルNo.1が当時としては珍しい36mm径のGMTウォッチを提供してくれたのに対し、モデルNo.2は身につけやすいプロポーションを持つミッドセンチュリースタイルの機械式クロノグラフとして、小規模ながらも成長しつつあるリストに加わった。

モデルNo.1と同様に多くの要素が組み合わされているが、それが一体感のあるデザインを生み出している。余計な部分は何もない。まずは文字盤から始まる。ダイヤルには筆記体風のフォントで書かれた“Lorca”と、6時位置のインダイヤル上部に“Model No. 2”のみが記されている。3つのインダイヤルはクロノグラフとしては非常になじみのある配置だが、ベゼルはクロノフラフとしてはかなり異質である。

そのため、モデルNo.2において最も批評しやすい、または称賛しやすい部分がベゼルであるとも言える。実際ポリッシュされたタキメータースケール付きのベゼルを用意し、それで済ませることも容易だっただろう。だからこそ、異なるアプローチを採用したことを評価したい。しかしながら、このベゼルでなかった場合のデザインも見てみたかった、と思うのも事実だ。きっとそのレンダリングはどこかに存在するだろうし、最終的なモデルNo.2よりは魅力が少ないだろうとも思う。モデルNo.2を気に入るかどうかは、おそらくこのテクスチャーのあるベゼルについてどう感じるかにかかっているのだろう。

個人的にはこのベゼルが少しずつ気になってきている。結局のところラップタイムを測るためのタキメータースケールなら大手ブランドから多く提供されているし、それでゆで卵の時間を計るのに困ることもないだろう。ロルカのような新興ブランドはそれら大手と異なることを試みる必要があり、このベゼルはコンセプトと結果としての美観の両面でそれを際立たせている。

lorca model no. 2 chronograph bezel
競合と言うと、ファーラン・マリやオーク&オスカーなどから最近リリースされたクロノグラフが頭に浮かぶ。しかし、ロルカはこの薄さで100mの防水性能を実現した点で際立っている。ほかにこのようなクロノグラフがあるかは分からない(もし思いついたら教えて欲しい)。

ここで評価したいのは、ロルカが特定の仕様に対して真剣に取り組んでいることである。それは存在しなかったミッドセンチュリーデザインを具現化するという単純で抽象的な試みではなく、現代の生活に適した手巻き機械式クロノグラフを作ろうとする努力でもある。この言葉が一見して矛盾しているように思えるとしてもだ。

この時計を気に入った人は新しいロルカ モデルNo.2をつけて泳ぎ、そしてラップタイムの計測に勤しむのだろう。私も間違いなくそうするはずだ。

lorca model no. 2 chronograph wrist shot
内部には63時間パワーリザーブの手巻きクロノグラフムーブメント、セリタSW510Mが搭載されている。

基本情報
ブランド: ロルカ(Lorca)
モデル名: モデルNo.2 クロノグラフ(Model No. 2 Chronograph)
型番: 8501

直径: 37mm (ベゼルの直径は38mm、ラグからラグまでは46mm)
厚さ: 14.1mm (ケース分だけであれば11.6mm)
ケース素材: 316LSS
文字盤色: サテン仕上げのブラックとサンレイ仕上げのシルバー、シルバーのサブダイヤルを持つサンレイ仕上げのウォームグレー
インデックス: アプライド
夜光: インデックスと針にBGW9スーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: ダブルプッシュ式クラスプ付き316L SS製9連リンクブレスレット、20mm幅から16mm幅までテーパー

lorca model no. 2 chronograph
ムーブメント情報
キャリバー: セリタSW510M
機能: 時・分・秒表示、クロノグラフ
直径: 30mm
厚さ: 7mm
パワーリザーブ: 63時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 23
追加情報: エラボレグレードのセリタ、精度は±5秒/日程度

価格 & 発売時期
価格: 38万8100円(税込)
発売時期: 10月1日午前10時(米国東部時間、日本では2日の午前0時)から予約受付開始
限定: 初回生産は300本限定(2025年5月納品予定)、その後モデルNo.2はロルカのパーマネントコレクションに加わる

このドイツブランドは、クラシックモデルに大胆なアプローチを取り、

グーテンターク! ドイツのグラスヒュッテから報告だ。現在、ノモス グラスヒュッテ本社で開催されている第5回ノモスフォーラムに参加しており、今年の新作をプレビューしている。しかし今後のリリースはまだ秘密のままであるが、フォーラムと同時にノモスは新しい手巻きムーブメントDUW 4601と、個性的な新モデル、タンジェント 2デイトのふたつのバリエーションを発表した。

今日のグラスヒュッテは少し雨模様である。

そう、カルティエスーパーコピー代引き 口コミ第1位日付窓が苦手な人は要注意だ。ノモスはふたつの日付窓を備えたタンジェントを発表した。だがその話に入る前に、新しい手巻きムーブメントについて少し触れたい。ノモスのコレクターならこの“リングデイト”機構が、これまで自動巻きのネオマティックキャリバーを搭載したふたつのモデル、41mmのメトロとタンジェントにしか採用されていなかったことに気付いているかもしれない。

新しいCal.DUW 4601は、ノモス初のリングデイト機構をクイックセット機能付きで備えた手巻きムーブメントである。特筆すべき点はその厚さがわずか2.8mmであることだ。ノモスはほとんどのムーブメントが日付機構を上部に配置しているのに対し、キャリバー全体と同じ平面に日付機構を収めることで、この薄さを実現している。またパワーリザーブが約52時間に向上しており、ブランドとしてきわめて評価に値するムーブメントとなっている。

新しいDUW 4601。

今日発表されたふたつの時計、ホワイトとブルーのカラーバリエーションがあるタンジェント 2デイトに話を移そう。特に注目すべき点は、ノモスがこのモデルを37.5mmのタンジェントケースでリリースしたことである。これまでの大型モデルとは大きく異なり、“複雑”なバージョンであるタンジェントをよりクラシックなプロポーションに戻した形だ。

日付窓や日付表示盤に対する感じ方次第では、ユニークとも奇抜とも言えるが、ノモスはこれらの時計にリングデイトと従来の日付窓の両方を採用することで、日付というコンセプトを強調することにした。そう、これは大胆な選択だ。ブランドによると、日付窓は直接的な日付表示を提供し、リングデイトは月日の経過を視覚的に示すための補完的な役割を果たすという。この決定をどう評価するかは別として、この選択は意図的なものである。

台形の形をした日付窓は、リングデイトの外側のカットアウトと並べて配置されており、そのプロポーションや書体も調整された。セリフ体の数字は、月ごとの日付に合わせてカーニングや間隔がていねいに調整されており、2桁の日付になっても視覚的に同じバランスが保たれるよう配慮されている。すべてのモデルにおいて正確なデザインの重要性を強調するノモスにとってこの細部へのこだわりは非常に重要であり、多くのブランドが見過ごしがちな部分でもある。

一見すると、特に37.5mmのケースではダイヤルが詰まって窮屈に感じられるかもしれないが、実際に見てみるとそうは感じなかった。リングデイトのカットアウトデザインがダイヤル外周にある通常の秒目盛りの代わりを果たしているため、余分な要素がないように感じられる。確かに、ふたつのデイト表示は不要かもしれないがこのデザインの仕上がりは非常にうまくいっており、驚くほど調和している。

2デイトのふたつのダイヤル仕上げは、ブランドにとって目新しいものではないが、今回の実装においては若干の変更が加えられている。ホワイトシルバーメッキのダイヤルは、41mmのネオマティック版に最も近いが、鮮やかな赤の日付表示が追加されたことで赤のアクセントが強調され、より遊び心のある印象を与えている。しかしより大きな変更は、ブルーダイヤルのバリエーションにある。41mmのネオマティック版では、リングデイトが明るいグリーンで表示されており、読みやすさはあるもののよりカジュアルな見た目になっていた。2デイトではそのカラフルなアクセントを白に変更し、ダイヤル上の白いプリントと調和させている。実際に手に取ってみると、リングデイトは時折読みづらいものの、より控えめな印象を与える。しかしブルーはふたつのバリエーションのなかでも特にカメレオン的な存在で、曇り空や室内の光の下では暗く平坦に見えるが、サンバーストメタリックブルーダイヤルを日光に当てると、輝きと質感が現れる。とはいえ私自身はホワイトダイヤルのほうが好みだ。というのも、この独特な機能をさらに強調したいと思うなら、赤がより鮮明に映えるからである。

さまざまな手首のサイズに美しくフィットしている様子を、今日多くの人が試着しているのを見て実感した。タンジェントデザインの特徴である長く細いラグは、このサイズだとまさに理想的だ。新しいキャリバーの薄さも好印象で、ケースの厚さは6.8mmしかない。両モデルともに、ノモスのシグネチャーであるブラックのホーウィン社製シェルコードバンストラップが付いているが、ホワイトダイヤルにはもう少しカジュアルなストラップが似合うと感じる。

時計を裏返すと新しいキャリバーが現れる。このキャリバーでまず目に留まるのは、新しい仕上げのスタイルだ。通常、ノモスはサンビームスタイルのリブ装飾を貴金属製のラムダモデルにのみ採用しているが、今回はスティールモデルで初めてグラスヒュッテ・ストライプをやめ、より動きのある装飾が施された。グラスヒュッテ・ストライプはこの地域の時計製造の歴史に由来するが、50万円前後の価格帯の時計にとって、この視覚的な変化は非常に新鮮だと感じる。時計自体はソリッドケースバックのモデルで47万5200円からスタートするが、新しい仕上げを楽しめる、52万3600円(ともに税込)のサファイアケースバックオプションのほうが個人的には魅力的に感じる。

タンジェント 2デイトは、2024年のノモスフォーラムで予想していたモデルではなかった。誰もが特に望んでいたわけではないデザインだと思うが、こういった奇抜な選択こそがノモスというブランドを愛する理由のひとつだ。またノモスがこの価格帯で自社製ムーブメントを搭載しながら、これほど薄い時計をつくれる能力について、十分に評価されていないとも感じている。ほかのブランドにとっても、今後の指針となるべき存在であることは間違いない。ノモスの風変わりな旧モデルと同様、この時計も10年後に振り返ったときに、熱烈なファンにとって魅力的なコレクターズアイテムになっているような気がする。そしてきっと、“日付窓がなければよかった”というコメントが出るのを楽しみにしている。

ノモス グラスヒュッテ タンジェント 2デイト。直径37.5mm、厚さ6.8mm、ラグからラグまで47.7mm。ステンレススティールケース、5気圧防水。ホワイトシルバーメッキまたはブルーのサンバーストダイヤル。時・分表示、スモールセコンド、日付窓、リングデイト機構搭載。手巻きCal.DUW 4601、クイックセット日付機能付き、パワーリザーブ約52時間。ブラックのホーウィン社製シェルコードバンレザーストラップ。価格はソリッドケースバック付きで47万5200円、サファイアケースバック付きで52万3600円(ともに税込)

国産初の腕時計にオマージュを捧げた、

オリジナルに敬意を払ったクラシックさとモダンさのバランスが取れた、上質なコラボレーションだ。

セイコー プレザージュから今年の11月9日(土)に、ポーター クラシックとのコラボレーションモデルが登場する。ポーター クラシックは「メイドインジャパンの価値を世界基準に」という理念を掲げ、日本の伝統技術を駆使しながら次世代に受け継がれるものづくりを行なっているジャパンブランドだ。寝具メーカーの昭和西川と協業して作り上げたバッグコレクションのNEWTONや、刺し子にインディゴ染め、かすりなどの技を落とし込んだプロダクトはご存じの方もいるだろう。そんなポーター クラシックと日本の美意識を体現し続けているセイコー プレザージュが手を組み、超人気のパテックフィリップスーパーコピー 代引きコラボレーションモデルを作成するにあたってキーコンセプトとなったのはずばり“クラシック”だった。

コラボモデルのベースとなったのは、国産初の腕時計であるローレルだ。その背景だけでなく、経年による変色にも強い琺瑯ダイヤルを持つこの時計はポーター クラシックのコンセプトにぴったりの“クラシック”なセレクトだと思うが、本作ではブランドの会長を務める吉田克幸氏をして「いい顔をしている」と評するシックな黒琺瑯がダイヤルに使用された。また、センターセコンドを備えたことで6時位置のサブダイヤルは24時間表示に変更。そのほかのディテール、すなわちインデックスのフォントや針、リューズの形状などは初代ローレルを踏襲しており、ケースサイズは直径35mm、厚さは12.3mmとなっている。

裏蓋はスクリューバックを採用しており、シリアルナンバーに加えてポーター クラシック創業当時のアイコンである克幸氏の立ち姿が刻印されている。また過去の復刻モデルにも見られた、懐中時計のボウ(チェーンや紐を取り付ける輪状のパーツ)に着想を得た可動式のかん足も特徴的だ。

ストラップには細身のコードバンを使用しており、ブラックとブラウンの2本が付属。替えストラップと時計本体が収められる黒く塗装されたボックスは、古来より日本で重用されてきた重箱型の桐製のものである。価格は31万200円(税込)を予定しており、世界限定500本で販売される。

ファースト・インプレッション
セイコーの長い歴史のなかにはローレルをモチーフとした時計がいくつかあったが、本作はそのなかでもオリジナルにかなりリスペクトを払ったモデルに見える。かん足(そしてもちろんムーブメントも)などには現代的な使用感を得るための改良が施されているが、アラビア数字のフォントや針の形状、リューズは初代ローレルのそれをほうふつとさせる。広報資料には「共に日本のクラシックを探究するなかで、克幸氏からは懐中時計やセイコーの名作へのリスペクトからさまざまなアイデアが生まれ、本作に結実」したとあるが、まさしくそのとおりだ。

サイズ感やディテールでクラシックさを担保したうえで、本作ではブラックダイヤルにより程よいモダンさを加えている。琺瑯独自の質感はこのコラボモデルでも存分に生かされており、オリジナルに敬意を払ったローレルらしい小振りなダイヤルながら、深みのある黒は従来のホワイトダイヤル以上の主張を見せる。また、オリジナルや従来のローレルモチーフモデルでは直線的だったレザーストラップも、ケースバックに当たる部分のみわずかに幅を持たせながら細身にアレンジが施された。コードバンならではの光沢と艶に加え、極力ステッチを排したデザインも高級感を演出している。これらの要素によってヒストリカルピースに忠実な意匠を備えながら、現代的なライフスタイルに合わせやすいバランスのとれたデザインを実現している。

従来のローレルモチーフモデルも、ノスタルジックな雰囲気があり好みだった。しかし潔いブラックダイヤルの選択により緊張感ある佇まいに仕上がった本作にはプロダクトとして強く引かれる。オリジナルのフォルムやディテールを損なわずにまったく新しいアレンジを可能としたところに、ポーター クラシックというブランドの力量を感じずにはいられない。ちなみに、2023年1月に登場したSARW065(セイコー腕時計110周年モデル)は世界限定2500本で展開されていた。しかしそれに対して本作はわずか500本しか製造されない。単純に人気の高いブラックカラーということもあり、争奪戦は必至だろう。

基本情報
ブランド: セイコー プレザージュ
モデル名: クラフツマンシップシリーズ ポータークラシック コラボレーション限定モデル
型番: SART005

直径: 35mm
厚さ: 12.3mm
ケース素材: SS
文字盤色: ブラックの琺瑯ダイヤル
インデックス: プリント
防水性能: 5気圧防水
ストラップ/ブレスレット: ブラックおよびブラウンのコードバン製引き通しストラップが付属

ムーブメント情報
キャリバー: 6R5H
機能: 時・分・秒表示
パワーリザーブ: 72時間
巻き上げ方式: 自動巻き(手巻き付き)
振動数: 2万1600振動/時
石数: 24

価格 & 発売時期
価格: 31万200円(税込)
発売時期: 2024年11月9日(土)
限定: 世界限定500本

シチズン『カンパノラ』コスモサイン、メタルバンドモデルに待望のブルーダイヤルが登場~

『カンパノラ』コスモサイン、メタルバンドモデルに待望のブルーダイヤルが登場~星空の動きを腕元で再現

シチズン時計株式会社は、時を愉しむためのウオッチブランド『CAMPANOLA(カンパノラ)』から、天体の運⾏を表⽰するシリーズ「コスモサイン」のメタルバンドモデル新作【希望⼩売価格 363,000 円(税抜価格 330,000 円)】を2023 年3 ⽉9 ⽇に発売します。*価格、発売⽇ともに予定です

パネライ スーパーコピー優良サイト『カンパノラ』コスモサインAO4010-51L
希望⼩売価格363,000 円(税抜価格330,000 円)

『カンパノラ』の「コスモサイン」は、細部まで精密にレイアウトした星座盤を搭載した⽂字板に時の起源である天体の運⾏を表⽰し、星空の動きを腕元で再現できるシリーズです。2001 年に初代モデルが登場して以来、その独⾃のデザインと機能で⽀持されています。

この度、「コスモサイン」メタルバンドモデルに初めてブルーダイヤルが登場します。まるで星空を封じ込めたような、精緻でロマンティックな時計です。
反時計まわりに回転する星座盤が、リアルタイムの星座を正確に表⽰します。北緯35 度の全天星座で⾒える4.8 等星以上の恒星1,027 個、星雲・星団166 個を、14 版を使⽤した精密な印刷により再現しています。

カンパノラを特徴づける⽴体的なドーム状のサファイアガラスの中に収められた星空を眺めれば、宇宙への憧れと知的好奇⼼がわきあがります。

【特⻑】
満天の星をリアルに再現した星座盤
北緯35 度において⾒ることのできる4.8 等星以上の恒星1,027個、アンドロメダ銀河やオリオン⼤星雲などの星雲・星団など166個を正確にレイアウト。14 版に及ぶ精密な印刷によって表⽰しています。さらにデュアル球⾯サファイアガラスにクラリティ・コーティング[※]を施すことで、星々をクリアに眺めることができます。

【仕様】
CAMPANOLA(カンパノラ)/コスモサイン
商品番号 AO4010-51L
発売⽇ 2023年3⽉9⽇
希望⼩売価格 363,000円(税抜価格330,000円)

ケース/バンド ステンレス
ガラス デュアル球⾯サファイアガラス(クラリティ・コーティング)
ケース径/厚み 45.0mm/14.1mm (設計値)

[主な機能]
■Cal. 4398 /⽉差±20 秒
星座位置早⾒機能
・北緯35 度全天星座表⽰/実視等級4.8 以上の明るさの恒星1027 個表⽰ /星雲星団166 個表⽰
・⽉盤による⽉齢の読取り
・⽇の出⽇の⼊り時刻の読取り
・⽉位置表⽰
・電池寿命約3 年
■⽇常⽣活⽤防⽔

[※]クラリティ・コーティング:サファイアガラスの表裏⾯にシリコン化合物を多層構造コーティングすることにより、光の反射を抑えて時計の⽂字板を⾒やすくしました。さらに⾼機能化を進め、表⾯に撥⽔膜を付加することで約99%の透過率※や、耐久性と防汚性の向上を実現しました。※透過率は許容差として約1%の差異が⽣じる場合があります。

【お問い合わせ】
シチズンお客様時計相談室
フリーダイヤル 0120-78-4807
(受付時間 9:30〜17:30 祝⽇除く⽉〜⾦)

[カンパノラ]
『カンパノラ』は、2000 年にデビューして以来、腕時計を単に時刻を知るだけのツールではなく、「時を愉しむ、⽇常を愉しむ、個性を愉しむ」をテーマに掲げ、先端技術や匠の技を活かした独創的なモデルを発表し、⾼い評価を得てきました。ガラスに遮られたわずかな空間に、無限の宇宙を閉じ込める「宙空の美」をデザインコンセプトに、サークル形状の五徳リングなど、パーツを組み合わせた多重構造を持ち、建築物のように⽴体的な表情を醸しだすデザインが特⻑です。